JPH10260458A - 閃光発光装置およびこれを備えたカメラ - Google Patents
閃光発光装置およびこれを備えたカメラInfo
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- JPH10260458A JPH10260458A JP6614897A JP6614897A JPH10260458A JP H10260458 A JPH10260458 A JP H10260458A JP 6614897 A JP6614897 A JP 6614897A JP 6614897 A JP6614897 A JP 6614897A JP H10260458 A JPH10260458 A JP H10260458A
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Abstract
押圧する構成では、カメラの小型化の妨げになる。 【解決手段】 閃光発光管2を、反射笠3に取り付けた
線状又は帯状等の押圧部材10によって反射笠に押圧す
るようにした上で、装置筐体1に、閃光発光管の端部電
極2a,2bを覆う電極収容部1a,1bを形成する。
Description
装置の発光不良防止に関するものである。
ストロボを内蔵したカメラが一般化している。ストロボ
発光部は、発光管としての細長い円柱状のXe(キセノ
ン)管と、Xe管から被写体側とは反対側に発光した光
線を被写体側に反射させるためにXe管の背面側を覆う
反射笠とを有して構成されている。反射笠は、表面が鏡
面処理されたAl(アルミ)の板材が使用されている。
Xe管は円柱状のガラス管の中にXeガスを満たして作
られ、ガラス管の両端にはプラスとマイナスの端子が形
成されている。Xe管のガラス表面には、両極近傍を除
いた中央部に透明の導電性のコーティングが施されてお
り、このコーティングはトリガ電極として用いられる。
約280〜330Vに充電された主コンデンサを接続す
るとともに、トリガ電極に数Kvのパルス電圧をかけて
Xe管内部のXeガスを励起させ、主コンデンサの充電
エネルギーをXe管を介して放電させて光エネルギーに
変換させる。
笠を金属部材(アルミ)で作り、反射笠とXe管のトリ
ガ電極部を接触させて反射笠に直接トリガ電圧を印加す
る手法が多用されている。この場合、反射笠とトリガ電
極とが確実に接触していないと、トリガ電圧を印加して
もXeガスが励起せず、Xe管が発光しない。従って、
Xe管を確実に発光させるためには、反射笠とトリガ電
極との接触状態が重要になり、具体的には、反射笠とト
リガ電極部の接触抵抗が数KΩ以下である必要がある。
ガ電極部を有するXe管に反射笠に対する引き寄せ力を
付与するようにしている。引き寄せ方法としては、例え
ば実公昭61―18503号公報に開示されているよう
に、両端に穴のあいた帯状の弾性部材をXe管の両端に
引っかけて反射笠の裏側を通し、弾性部材の弾性力によ
ってXe管を反射笠に引き寄せるものがある。
ボ装置が小型化されると、ストロボ装置の内部の空間が
減るので、内部の構成部品同士、例えば反射笠と他の導
電部材との距離が近づき、トリガ電極および反射笠と他
の導電部材までの沿面距離が小さくなる。このような状
態で、トリガ電極等に数kvの高圧パルスが印加される
と、内部空間の絶縁破壊を引き起こし、他の電気部に放
電してトリガーリークが起こり、Xe管が発光しないお
それがある。
めに、できるだけ上記沿面距離を長くする必要がある。
例えば、従来は、Xe管の両端から他の導電部材へのリ
ークを防止するため、上記帯状の弾性部材の両端の穴部
周りに壁を形成していた。
示している。この図において、11は、ストロボ発光部
を保持するストロボ筐体(装置筐体)である。12は、
被写体に光を発光するXe管である。13は、Xe管1
2が発光する光のうち後方に発光する光を被写体側に反
射させるための反射笠である。Xe管12の両端にはプ
ラス電極12aとマイナス電極12bとが形成されてい
る。Xe管12の表面には、前述の導電性コーティング
12cが施されている。導電コーティング12cと反射
笠13とが接触しているので、反射笠13がトリガ電極
になる。14は、Xe管12のプラス電極12aに繋が
るリード線であり、15は、Xe管12のマイナス電極
12aに繋がるリード線である。
12cと反射笠13とを接触させるための弾性材製の引
き寄せ部材である。図6に詳しく示すように、引き寄せ
部材16の両端にはフランジ部16a,16bが形成さ
れており、その穴部16c,16dには図に示すように
シール材17,18が封入されている。引き寄せ部材1
6は、前述のようにストロボ筐体11に組み込まれる。
この際、図6に示したL1の長さを有する部分が図5に
示したLの長さよりも短くなるので、LとL1の差分に
対応する引っ張り力が生じてXe管12が反射笠13側
に引き寄せられ、導電コーティング12cと反射笠13
とが圧接する。
いて写真撮影を行った場合に、写真内の人の目が赤くな
る現象、すなわち赤目現象が問題となっている。この赤
目現象は、ストロボ発光部と撮影レンズの光軸とが近い
場合に、被写体である人物の目の正面から入ったストロ
ボ光が人物の目の網膜にとどき、網膜表面の血管を赤く
光らせ、その反射光である赤い光線が撮影レンズを通し
て撮影され、被写体の目が真っ赤に写ってしまう現象で
ある。
前にごく短時間のストロボパルス発光を何度か行い、被
写体である人物の瞳孔を少しでも閉じさせ、瞳孔が開く
前に撮影を行い、撮影時のストロボ光が瞳孔から網膜に
達する量を少なくする方法や、ストロボ発光部とは別
のランプの発光部を撮影前に発光させ、と同様に被写
体である人物の瞳孔を少しでも閉じさせ、瞳孔が開く前
に撮影を行う方法や、ストロボ発光部を撮影レンズ光
軸から離す(カメラの撮影レンズ光軸から固定ストロボ
を離れたところにレイアウトしたり、ストロボ発光部を
撮影時に撮影レンズから離れた位置に移動させたりす
る)方法がある。そして、上記の方法を採る場合に
は、図7に示すようにストロボ装置を構成する。この図
において、41は、ストロボ発光部を保持するストロボ
筐体である。42は、被写体に光を発するXe管であ
る。43は、Xe管42が発する光のうち後方に発する
光を被写体側に反射させるための反射笠である。44
は、赤目緩和用のランプである。45は、Xe管42を
反射笠43側に引き寄せる引き寄せ部材である。
44の端子44aが反射笠33に近接していると、端子
44aとトリガ電極となる反射笠43との間で絶縁破壊
が起こりトリガリークが発生してしまうおそれがある。
そこで、引き寄せ部材45にランプ44の周囲を覆うリ
ブ部44aを設けることにより、反射笠43からランプ
端子44aまでの沿面距離を長くし、トリガリークを防
止している。
図7に示すようなストロボ装置の構成を採ると、ストロ
ボ筐体11,41に引き寄せ部材16,45を組み込む
ための装置内スペースが必要となり、カメラの小型化の
妨げになるという問題がある。
めに、本発明では、閃光発光管を、反射笠に取り付けた
線状又は帯状等の押圧部材(弾性部材)によって反射笠
に押圧するようにした上で、装置筐体に、閃光発光管の
端部電極を覆う電極収容部を形成している。これによ
り、従来の引き寄せ部材を不要として装置の小型化を図
りつつ、閃光発光管の端部電極と他の導電部材との沿面
距離を長くして電気的リークの発生を防止している。
管とは異なる電気部品(例えば、赤目緩和用発光部品)
を覆う部品収容部を形成することにより、閃光発光管の
両端電極や反射笠から上記電気部品への電気的リークが
発生するのを防止している。そして、これらの閃光発光
装置を用いることにより、従来のように大きな引き寄せ
部材を用いない分、閃光発光装置自体の小型化とともに
これを用いたカメラの小型化も図れるようにしている。
るストロボ装置(閃光発光装置)を示している。この図
において、1は、ストロボ発光部を保持するストロボ筐
体(装置筐体)であり、非導電性の樹脂により形成され
ている。2は、被写体に光を発するXe管であり、この
Xe管2の両端にはプラス電極2aとマイナス電極2b
とが形成されている。プラス電極2aおよびマイナス電
極2bにはそれぞれリード線4,5が接続されている。
3は、Xe管2が後方に発する光を被写体側に反射させ
るための反射笠であり、表面が鏡面処理されたAl(ア
ルミ)の板材により形成されている。
導電性コーティング2cが施されている。導電コーティ
ング2cと反射笠3とが接触しているので、反射笠3が
Xe管2のトリガ電極になる。6は、トリガ電極である
反射笠3にトリガ電圧を印加するためのリード線であ
る。
両端が反射笠3の上下の穴部3a,3bに差し込まれる
ことにより反射笠3に取り付けられている。ワイヤ10
はXe管2が反射笠3の前面に組み込まれるとXe管2
の前面(被写体側の面)に当接してたわんで弾性力を生
じ、Xe管2を反射笠3に押圧する。ワイヤ10を用い
ることにより、図5等に示した引き寄せ部材は不要にな
り、その分ストロボ装置を小型化することができる。
2のプラス電極2aおよびマイナス電極2bを覆うリブ
部(電極収容部)1a,1bが形成されている。これに
より、プラス電極2aおよびマイナス電極2bとXe管
2の両端近傍にある他の金属部材(導電部材)9a,9
bとの沿面距離が長くとれ、各電極2a,2bから他の
金属部材9a,9bへの電気的リークを確実に防止する
ことができる。
3に示すようにカメラ本体20に取り付けられる。前述
したようにストロボ装置が小型化されるため、カメラ全
体も小型化を図ることができる。
実施形態であるストロボ装置を示している。この図にお
いて、31は、ストロボ発光部を保持するストロボ筐体
である。32は、被写体に光を発するXe管である。3
3は、Xe管32が発する光のうち後方に発する光を被
写体側に反射させるための反射笠である。35は、第1
実施形態のワイヤ10と同様に反射笠33に取り付けら
れ、Xe管32を反射笠33に押圧するワイヤ(押圧部
材)である。
ボ筐体31の端部近傍(第1実施形態にて説明したリブ
部1a,1bに相当する部分の内側)にランプ34の発
光部と端子34aの基端部とを覆うリブ部31aが形成
されている。このため、ランプ34は反射笠33に近接
しているが、ランプ端子34aのうち反射笠33に近接
する基端部がリブ部31aにより覆われているため、反
射笠33からランプ端子34aまでの沿面距離が長くな
り、反射笠33からランプ端子34aへのトリガー電圧
のリークが確実に防止される。
実施形態の素津路簿装置と同様に、カメラ本体に取り付
けられ、カメラの小型化に寄与する。
て線状のワイヤ10を用いたが、Xe管2の発光に影響
を与えない程度の幅を有する帯状の部材を用いてもよ
い。
反射笠に取り付けた押圧部材によって閃光発光管を反射
笠に押圧するようにするとともに、装置筐体に、閃光発
光管の端部電極を覆う電極収容部を形成しているので、
装置の小型化ひいてはこれを備えるカメラの小型化を図
りつつ、閃光発光管の端部電極から他の導電部材への電
気的リークの発生を確実に防止することができる。
気部品(例えば、赤目緩和用発光部品)を覆う部品収容
部を形成すれば、閃光発光管の両端電極や反射笠から電
気部品への電気的リークを確実に防止することができ
る。
面断面図である。
面断面図である。
ある。
Claims (5)
- 【請求項1】 閃光発光管と、反射笠と、前記反射笠に
取り付けられて前記閃光発光管を反射笠に押圧する押圧
部材とを有し、 装置筐体に、前記閃光発光管の端部電極を覆う電極収容
部を形成したことを特徴とする閃光発光装置。 - 【請求項2】 前記押圧部材が、前記閃光発光管の前面
に当接する線状又は帯状の弾性部材であることを特徴と
する請求項1に記載の閃光発光装置。 - 【請求項3】 前記装置筐体に、前記閃光発光管とは異
なる電気部品を覆う部品収容部を形成したことを特徴と
する請求項1又は2に記載の閃光発光装置。 - 【請求項4】 前記電気部品が、赤目緩和用発光部品で
あることを特徴とする請求項3に記載の閃光発光装置。 - 【請求項5】 請求項1から4のいずれかに記載の閃光
発光装置を備えたことを特徴とするカメラ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6614897A JPH10260458A (ja) | 1997-03-19 | 1997-03-19 | 閃光発光装置およびこれを備えたカメラ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6614897A JPH10260458A (ja) | 1997-03-19 | 1997-03-19 | 閃光発光装置およびこれを備えたカメラ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10260458A true JPH10260458A (ja) | 1998-09-29 |
Family
ID=13307502
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6614897A Ceased JPH10260458A (ja) | 1997-03-19 | 1997-03-19 | 閃光発光装置およびこれを備えたカメラ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10260458A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015092230A (ja) * | 2013-10-04 | 2015-05-14 | キヤノン株式会社 | 静電気からの保護機能を有する発光装置及び撮像装置 |
-
1997
- 1997-03-19 JP JP6614897A patent/JPH10260458A/ja not_active Ceased
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015092230A (ja) * | 2013-10-04 | 2015-05-14 | キヤノン株式会社 | 静電気からの保護機能を有する発光装置及び撮像装置 |
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