JPH10260103A - 圧力測定装置 - Google Patents

圧力測定装置

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Publication number
JPH10260103A
JPH10260103A JP6469697A JP6469697A JPH10260103A JP H10260103 A JPH10260103 A JP H10260103A JP 6469697 A JP6469697 A JP 6469697A JP 6469697 A JP6469697 A JP 6469697A JP H10260103 A JPH10260103 A JP H10260103A
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JP
Japan
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measurement
pressure sensor
pressure
semiconductor pressure
change
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Withdrawn
Application number
JP6469697A
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English (en)
Inventor
Keizo Yamamoto
慶三 山本
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Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単なスクリーニングに依って選出選出され
た半導体圧力センサを用いて簡便且つ高精度な温度補償
が可能な圧力測定を実現すること。 【解決手段】 測定用半導体圧力センサ161が設けら
れた圧力測定手段16と、測定用半導体圧力センサ16
1と静電容量の温度特性が略一致した基準用の半導体圧
力センサ121が設けられたレファレンス手段12と、
基準用半導体圧力センサ121の静電容量の変化を用い
て測定用半導体圧力センサ161の静電容量の変化を補
償する温度補償回路10を有し、測定用半導体圧力セン
サ161を用いて圧力を測定する場合に、基準用半導体
圧力センサ121を測定用半導体圧力センサ161と同一
の温度雰囲気内に設けた状態で温度補償回路10が同一
温度雰囲気における基準用半導体圧力センサ121の静
電容量の変化を用いて同一温度雰囲気における測定用半
導体圧力センサ161の静電容量の変化を補償する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、気体や液体の圧力
を測定する圧力測定装置に関し、特に、印加圧力の変化
に応じて静電容量が変化する半導体圧力センサを用いそ
の静電容量変化を用いて印加圧力の測定を行う圧力測定
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来この種の圧力測定装置としては、例
えば、図2に示すようなものがある。
【0003】すなわち、図2に示す圧力測定装置は、基
準用の水晶振動子X1、コンデンサ、抵抗素子及び論理
素子NOTで構成されている基準用の発振回路と測定用
の水晶振動子X2、コンデンサ、抵抗素子及び論理素子
NOTで構成されている測定用の発振回路とを有する発
振信号検出回路1、基準用の発振回路の出力信号(周波
数f1)を分周する分周器5、分周器5の出力8を用い
てトリガパルスCを生成するワンショットマルチバイブ
レータ6、トリガパルスCを用いてリセットパルスDを
生成するワンショットマルチバイブレータ7、基準用の
発振回路の出力信号をアップカウントし測定用の発振回
路の出力信号(周波数f2)をダウンカウントしリセッ
トパルスDに応じてカウント値のリセット動作を行うア
ップダウンカウンタ2、アップダウンカウンタ2から出
力される計数値をラッチするフリップフロップ3、フリ
ップフロップ3にラッチされている計数値に対して、水
晶振動子の2次係数特性を用いた温度補償を行って圧力
のデータに変換するデータ処理回路4を有していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の圧力測定装置では、基準用水晶振動子X1や
測定用水晶振動子X2の2次係数特性を用いて温度補償
を行っているが、基準用水晶振動子X1や測定用水晶振
動子X2は、機械的なカットの仕方に大きく依存してそ
の発振周波数や2次係数特性が変化してしまうため、同
じ発振周波数や2次係数特性を有する水晶振動子をスク
リーニングすることは、技術的に困難であると考えら
れ、又スクリーニングに多くの労力や作業コストを要し
てしまうという技術的課題があった。
【0005】また、基準用水晶振動子X1や測定用水晶
振動子X2の2次係数特性を用いた複雑な温度補償を行
うために、回路規模が大きくなる可能性があるという技
術的課題もあった。
【0006】本発明は、このような従来の問題点を解決
することを課題としており、特に、印加圧力の変化に応
じて静電容量が変化する半導体圧力センサを用いて圧力
の測定を行う圧力測定装置において、測定用半導体圧力
センサが設けられた圧力測定手段と、測定用半導体圧力
センサと静電容量の温度特性が略一致した基準用の半導
体圧力センサが設けられたレファレンス手段と、基準用
半導体圧力センサの静電容量の変化を用いて測定用半導
体圧力センサの静電容量の変化を補償する温度補償回路
を有し、測定用半導体圧力センサを用いて圧力を測定す
る場合に、基準用半導体圧力センサを測定用半導体圧力
センサと同一の温度雰囲気内に設けた状態で温度補償回
路が同一温度雰囲気における基準用半導体圧力センサの
静電容量の変化を用いて同一温度雰囲気における測定用
半導体圧力センサの静電容量の変化を補償する圧力測定
装置に依り、同一ウェハー上に同一の半導体プロセスを
用いて同時に作成される半導体圧力センサの中から略一
致した静電容量の温度特性を有する基準用半導体圧力セ
ンサ及び測定用半導体圧力センサを簡単なスクリーニン
グに依って選出でき、又この様にして選出された基準用
半導体圧力センサ及び測定用半導体圧力センサを用い
て、簡便且つ高精度な温度補償が可能な圧力測定を実現
することを課題としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、印加圧力の変化に応じて静電容量が変化する半導体
圧力センサを用いて圧力の測定を行う圧力測定装置にお
いて、前記測定用半導体圧力センサ161が設けられた
圧力測定手段16と、前記測定用半導体圧力センサ16
1と静電容量の温度特性が略一致した基準用の半導体圧
力センサ121が設けられたレファレンス手段12が設
けられ、前記基準用半導体圧力センサ121の静電容量
の変化を用いて前記測定用半導体圧力センサ161の静
電容量の変化を補償する温度補償回路10を有し、前記
測定用半導体圧力センサ161を用いて圧力を測定する
場合に、前記基準用半導体圧力センサ121を前記測定
用半導体圧力センサ161と同一の温度雰囲気内に設け
た状態で前記温度補償回路10が当該同一温度雰囲気に
おける基準用半導体圧力センサ121の静電容量の変化
を用いて当該同一温度雰囲気における測定用半導体圧力
センサ161の静電容量の変化を補償する、ことを特徴
とする圧力測定装置30である。
【0008】請求項1に記載の発明に依れば、略一致し
た静電容量の温度特性を有する基準用半導体圧力センサ
121及び測定用半導体圧力センサ161は、同一ウェハ
ー上に同一の半導体プロセスを用いて同時に作成される
半導体圧力センサの中から同一ウェハー上に隣接する半
導体圧力センサを選択すれば、簡単なスクリーニングに
依って選出できるといった効果を奏する。
【0009】更に、この様にして選出された基準用半導
体圧力センサ121及び測定用半導体圧力センサ161を
同一の温度雰囲気内に設けることに依り、測定用半導体
圧力センサ161と略一致した静電容量の温度特性を有
する基準用半導体圧力センサ121を用いて簡便且つ高
精度な温度補償が可能な圧力測定ができるようになると
いった効果を奏する。
【0010】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の圧力測定装置30において、前記温度補償回路10
は、前記測定用半導体圧力センサ161の静電容量の変
化から前記基準用半導体圧力センサ121の静電容量の
変化を差し引くことに依り前記補償を行うように構成さ
れている、ことを特徴とする圧力測定装置30である。
【0011】請求項2に記載の発明に依れば、請求項1
に記載の効果に加えて、温度変化に対して略一致した温
度特性を有する基準用半導体圧力センサ121及び測定
用半導体圧力センサ161の静電容量の差を求めること
に依り、簡便且つ高精度な温度補償が可能な圧力測定が
できるようになるといった効果を奏する。
【0012】請求項3に記載の発明は、印加圧力の変化
に応じて静電容量が変化する半導体圧力センサを用いて
圧力の測定を行う圧力測定装置において、前記測定用半
導体圧力センサ161と、当該測定用半導体圧力センサ
161の静電容量に応じた周波数の測定圧発振信号16
aを生成する発振回路が設けられた圧力測定手段16
と、前記測定用半導体圧力センサ161と静電容量の温
度特性が略一致した基準用の半導体圧力センサ121
と、当該基準用半導体圧力センサ121の静電容量に応
じた周波数の基準発振信号12aを生成する発振回路が
設けられたレファレンス手段12が設けられ、前記基準
発振信号12aの変化を用いて前記測定圧発振信号16
aの変化を補償する温度補償回路10を有し、前記測定
用半導体圧力センサ161を用いて圧力を測定する場合
に、前記基準用半導体圧力センサ121を前記測定用半
導体圧力センサ161と同一の温度雰囲気内に設けた状
態で前記温度補償回路10が当該同一温度雰囲気におけ
る前記基準発振信号12aの変化を用いて当該同一温度
雰囲気における測定圧発振信号16aの変化を補償す
る、ことを特徴とする圧力測定装置30である。
【0013】請求項3に記載の発明に依れば、略一致し
た静電容量に対して相関関係にある発振周波数の温度特
性を有する基準用半導体圧力センサ121及び測定用半
導体圧力センサ161は、同一ウェハー上に同一の半導
体プロセスを用いて同時に作成される半導体圧力センサ
の中から同一ウェハー上に隣接する半導体圧力センサを
選択すれば、簡単なスクリーニングに依って選出できる
といった効果を奏する。
【0014】更に、この様にして選出された基準用半導
体圧力センサ121及び測定用半導体圧力センサ161を
同一の温度雰囲気内に設けることに依り、測定用半導体
圧力センサ161と略一致した静電容量に対して相関関
係にある発振周波数の温度特性を有する基準用半導体圧
力センサ121を用いて簡便且つ高精度な温度補償が可
能な圧力測定ができるようになるといった効果を奏す
る。
【0015】請求項4に記載の発明は、請求項3に記載
の圧力測定装置30において、前記温度補償回路10
は、前記測定圧発振信号16aの変化から前記基準発振
信号12aの変化を差し引くことに依り前記補償を行う
ように構成されている、ことを特徴とする圧力測定装置
30である。
【0016】請求項4に記載の発明に依れば、請求項3
に記載の効果に加えて、温度変化に対して略一致した温
度特性を有する基準用半導体圧力センサ121及び測定
用半導体圧力センサ161の静電容量に対して相関関係
にある発振周波数の差を求めることに依り、簡便且つ高
精度な温度補償が可能な圧力測定ができるようになると
いった効果を奏する。
【0017】請求項5に記載の発明は、請求項4に記載
の圧力測定装置30において、前記温度補償回路10
は、前記基準発振信号12aのパルス数を計数すると共
に、所定のパルス数に応じた時間幅を有するゲートパル
ス142aを当該基準発振信号12aの発振周波数に応じ
た周期で生成するゲート回路142と、前記ゲートパル
ス142aにかかるゲート時間内における前記測定圧発振
信号16aのパルス数を計数して測定パルス数データ1
8aを生成する測定側パルス計数回路18を有する、こ
とを特徴とする圧力測定装置30である。
【0018】請求項5に記載の発明に依れば、請求項4
に記載の効果に加えて、ゲートパルス142aを用いてゲ
ート時間内における測定圧発振信号16aのパルス数を
計数することに依り、測定用半導体圧力センサ161の
発振周波数と基準用半導体圧力センサ121の発振周波
数の差を求めることができ、その結果、簡便且つ高精度
な温度補償が可能な圧力測定ができるようになるといっ
た効果を奏する。
【0019】請求項6に記載の発明は、請求項5に記載
の圧力測定装置30において、前記ゲート幅設定回路1
4は、前記基準発振信号12aのパルス数を計数して基
準パルス計数信号141aを生成する基準側パルス計数回
路141と、前記基準パルス計数信号141aの計数値が
所定のパルス数に達する毎に前記ゲートパルス142aを
生成するゲート回路142を有する、ことを特徴とする
圧力測定装置30である。
【0020】請求項6に記載の発明に依れば、請求項5
に記載の効果と同様の効果を奏する。
【0021】請求項7に記載の発明は、請求項5又は6
に記載の圧力測定装置30において、前記温度補償回路
10は、前記ゲート時間内の前記測定圧発振信号16a
のパルス数を計数することに依り前記測定圧発振信号1
6aの変化から前記基準発振信号12aの変化を差し引
いて前記補償を行うように構成されている、ことを特徴
とする圧力測定装置30である。
【0022】請求項7に記載の発明に依れば、請求項5
に記載の効果と同様の効果を奏する。
【0023】請求項8に記載の発明は、請求項7に記載
の圧力測定装置30において、前記温度補償回路10
は、前記ゲートパルス142aをラッチして保持するラッ
チ回路143を有する、ことを特徴とする圧力測定装置
30である。
【0024】請求項8に記載の発明に依れば、請求項7
に記載の効果に加えて、特別な同期回路を用いることな
く温度補償に関する論理演算が簡便且つ高精度に実行で
きるようになるといった効果を奏する。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明の一実
施形態を説明する。
【0026】図1は、本発明の圧力測定装置30の一実
施形態を説明するための回路図である。
【0027】図1に示す圧力測定装置30は、印加圧力
(単位は[Pa])の変化に応じて静電容量(単位は
[pF])が変化する半導体圧力センサを用い、その静
電容量変化を用いて印加圧力の測定を行う機能を有し、
温度補償回路10、圧力測定手段16、D/Aコンバー
タ20、バッファアンプ22、ゲインオフセット調整ア
ンプ24を中心にして構成されている。
【0028】温度補償回路10は、測定圧発振信号16
aの変化から基準発振信号12aの変化を差し引くこと
に依り温度補償を行う機能を有し、図1に示すように、
レファレンス手段12、ゲート幅設定回路14、測定側
パルス計数回路18を中心にして構成されている。
【0029】以下、各回路の説明をする。
【0030】レファレンス手段12には、基準用半導体
圧力センサ121の静電容量(単位は[pF])に応じ
た数MHz程度の周波数の基準発振信号12aを生成す
るために、抵抗素子122、シュミットトリガ素子12
3、基準用半導体圧力センサ121から構成される発振回
路が設けられている。
【0031】基準用半導体圧力センサ121の静電容量
は、雰囲気温度の上昇に対して正の温度特性を示し、基
準発振信号12aの周波数も、雰囲気温度の上昇に対し
て正の温度特性を示す。
【0032】又、シュミットトリガ素子123の出力端
と基準側パルス計数回路141の入力端の間には、基準
発振信号12aを後段の論理レベル(即ち、論理値H及
び論理値L)に適合した信号レベルに変換するための波
形成型用のシュミットトリガ素子124が設けられてい
ることが望ましい。
【0033】ここで、基準用の半導体圧力センサ121
は、同一ウェハー上に同一の半導体プロセスを用いて同
時に作成される同一ウェハー上の測定用半導体圧力セン
サ161に隣接する半導体圧力センサの中から選択され
るので、測定用半導体圧力センサ161と静電容量の温
度特性が実質的に同一の温度特性を有することになる。
【0034】圧力測定手段16には、測定用半導体圧力
センサ161と、測定用半導体圧力センサ161の静電容
量に応じた数MHz程度の周波数の測定圧発振信号16
aを生成するために、抵抗素子162、シュミットトリ
ガ素子163、測定用半導体圧力センサ161から構成さ
れる発振回路が設けられている。
【0035】測定用半導体圧力センサ161の静電容量
は、雰囲気温度の上昇に対して正の温度特性を示し、測
定圧発振信号16aの周波数も、雰囲気温度の上昇に対
して正の温度特性を示す。
【0036】又、シュミットトリガ素子163の出力端
と測定側パルス計数回路18の入力端の間には、測定圧
発振信号16aを後段の論理レベルに適合した信号レベ
ルに変換するための波形成型用波形成型用のシュミット
トリガ素子164が設けられていることが望ましい。
【0037】ゲート幅設定回路14は、ゲート時間内の
測定圧発振信号16aのパルス数を計数することに依り
測定圧発振信号16aの変化から基準発振信号12aの
変化を差し引いて補償を行う機能を有し、図1に示すよ
うに、基準側パルス計数回路141、ゲート回路142、
ラッチ回路143を有している。
【0038】具体的には、雰囲気温度が上昇すると基準
発振信号12aの周波数が大きくなる結果、ゲート時間
が短くなる。これに依り、雰囲気温度が上昇に伴って測
定圧発振信号16aの周波数が大きくなった場合であっ
ても、ゲート時間が短くなることに依り、温度補償がで
きるようになる。
【0039】同様の主旨で、雰囲気温度が下降すると基
準発振信号12aの周波数が小さくなる結果、ゲート時
間が長くなる。これに依り、雰囲気温度が下降に伴って
測定圧発振信号16aの周波数が小さくなった場合であ
っても、ゲート時間が長くなることに依り、温度補償が
できるようになる。
【0040】基準側パルス計数回路141は、基準発振
信号12aのパルス数を計数して基準パルス計数信号1
41aを生成する機能を有し、8〜32ビット程度のアッ
プカウンタを用いることが望ましい。
【0041】ゲート回路142は、基準発振信号12a
のパルス数を計数すると同時に、所定のパルス数(具体
的には、50パルス)に応じた時間幅を有するゲートパ
ルス142aを基準発振信号12aの発振周波数に応じた
周期で生成する機能を有し、図1に示すように、基準側
パルス計数回路141の出力ビットB1,B2,B3の
AND論理演算を実行するための論理素子ANDを用い
ることが望ましい。なお、本実施形態では、出力ビット
をB1,B2,B3としているが、これに限定されるも
のではなく、作成したいゲートパルス142aのパルス幅
に応じて、基準側パルス計数回路141の出力ビットの
中から任意の出力ビットを選択してゲート回路142を
用いてAND論理演算することができる。
【0042】ラッチ回路143は、ゲートパルス142a
をラッチして保持する機能を有し、本実施形態では、D
フリップフロップを用いることが望ましい。
【0043】これに依り、特別な同期回路を用いること
なく温度補償に関する論理演算が簡便且つ高精度に実行
できるようになるといった効果を奏する。
【0044】測定側パルス計数回路18は、ゲートパル
ス142aのパルス幅であるゲート時間内における測定圧
発振信号16aのパルス数を計数して測定パルス数デー
タ18aを生成する機能を有し、図1に示すように、8
〜32ビット程度のアップカウンタを用いることが望ま
しい。
【0045】この様に、ゲートパルス142aを用いてゲ
ート時間内における測定圧発振信号16aのパルス数を
計数することに依り、測定用半導体圧力センサ161の
発振周波数と基準用半導体圧力センサ121の発振周波
数の差を求めることができ、その結果、簡便且つ高精度
な温度補償が可能な圧力測定ができるようになるといっ
た効果を奏する。
【0046】このような回路構成において、温度補償回
路10は、測定用半導体圧力センサ161を用いて圧力
を測定する場合に、基準用半導体圧力センサ121を測
定用半導体圧力センサ161と同一の温度雰囲気内に設
けた状態で同一温度雰囲気における基準発振信号12a
の変化を用いて同一温度雰囲気における測定圧発振信号
16aの変化を補償することができる。
【0047】D/Aコンバータ20は、測定側パルス計
数回路18の測定パルス数データ18a(ディジタル信
号)に対応するアナログ信号20aを生成する機能を有
している。
【0048】ゲインオフセット調整アンプ24は、アナ
ログ信号20aを所定の倍率に増幅して増幅信号22a
を生成する機能を有し、本実施形態では、オペアンプを
用いることが望ましい。
【0049】バッファアンプ22は、D/Aコンバータ
20がオペアンプ24を負荷として駆動することが難し
い様な場合に増幅信号22aを受けてバッファ信号24
aを生成するときに用いられることが望ましい。
【0050】以上説明したように、圧力測定装置30に
依れば、実質的に同一の静電容量に対して相関関係にあ
る発振周波数の温度特性を有する基準用半導体圧力セン
サ121及び測定用半導体圧力センサ161は、同一ウェ
ハー上に同一の半導体プロセスを用いて同時に作成され
る半導体圧力センサの中から同一ウェハー上に隣接する
半導体圧力センサを選択すれば、簡単なスクリーニング
に依って選出できるといった効果を奏する。
【0051】更に、この様にして選出された基準用半導
体圧力センサ121及び測定用半導体圧力センサ161を
同一の温度雰囲気内に設けることに依り、測定用半導体
圧力センサ161と実質的に同一の静電容量に対して相
関関係にある発振周波数の温度特性を有する基準用半導
体圧力センサ121を用いて簡便且つ高精度な温度補償
が可能な圧力測定ができるようになるといった効果を奏
する。
【0052】
【発明の効果】請求項1に記載の発明に依れば、略一致
した静電容量の温度特性を有する基準用半導体圧力セン
サ及び測定用半導体圧力センサは、同一ウェハー上に同
一の半導体プロセスを用いて同時に作成される半導体圧
力センサの中から同一ウェハー上に隣接する半導体圧力
センサを選択すれば、簡単なスクリーニングに依って選
出できるといった効果を奏する。
【0053】更に、この様にして選出された基準用半導
体圧力センサ及び測定用半導体圧力センサを同一の温度
雰囲気内に設けることに依り、測定用半導体圧力センサ
と略一致した静電容量の温度特性を有する基準用半導体
圧力センサを用いて簡便且つ高精度な温度補償が可能な
圧力測定ができるようになるといった効果を奏する。
【0054】請求項2に記載の発明に依れば、請求項1
に記載の効果に加えて、温度変化に対して略一致した温
度特性を有する基準用半導体圧力センサ及び測定用半導
体圧力センサの静電容量の差を求めることに依り、簡便
且つ高精度な温度補償が可能な圧力測定ができるように
なるといった効果を奏する。
【0055】請求項3に記載の発明に依れば、略一致し
た静電容量に対して相関関係にある発振周波数の温度特
性を有する基準用半導体圧力センサ及び測定用半導体圧
力センサは、同一ウェハー上に同一の半導体プロセスを
用いて同時に作成される半導体圧力センサの中から同一
ウェハー上に隣接する半導体圧力センサを選択すれば、
簡単なスクリーニングに依って選出できるといった効果
を奏する。
【0056】更に、この様にして選出された基準用半導
体圧力センサ及び測定用半導体圧力センサを同一の温度
雰囲気内に設けることに依り、測定用半導体圧力センサ
と略一致した静電容量に対して相関関係にある発振周波
数の温度特性を有する基準用半導体圧力センサを用いて
簡便且つ高精度な温度補償が可能な圧力測定ができるよ
うになるといった効果を奏する。
【0057】請求項4に記載の発明に依れば、請求項3
に記載の効果に加えて、温度変化に対して略一致した温
度特性を有する基準用半導体圧力センサ及び測定用半導
体圧力センサの静電容量に対して相関関係にある発振周
波数の差を求めることに依り、簡便且つ高精度な温度補
償が可能な圧力測定ができるようになるといった効果を
奏する。
【0058】請求項5に記載の発明に依れば、請求項4
に記載の効果に加えて、ゲートパルスを用いてゲート時
間内における測定圧発振信号のパルス数を計数すること
に依り、測定用半導体圧力センサの発振周波数と基準用
半導体圧力センサの発振周波数の差を求めることがで
き、その結果、簡便且つ高精度な温度補償が可能な圧力
測定ができるようになるといった効果を奏する。
【0059】請求項6に記載の発明に依れば、請求項5
に記載の効果と同様の効果を奏する。
【0060】請求項7に記載の発明に依れば、請求項5
に記載の効果と同様の効果を奏する。
【0061】請求項8に記載の発明に依れば、請求項7
に記載の効果に加えて、特別な同期回路を用いることな
く温度補償に関する論理演算が簡便且つ高精度に実行で
きるようになるといった効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の圧力測定装置の一実施形態を説明する
ための回路図である。
【図2】従来の圧力測定装置を説明するための回路図で
ある。
【符号の説明】
10 温度補償回路 12 レファレンス手段 12a 基準発振信号 121 基準用半導体圧力センサ 14 ゲート幅設定回路 141 基準側パルス計数回路 141a 基準パルス計数信号 142 ゲート回路 142a ゲートパルス 143 ラッチ回路 16 圧力測定手段 16a 測定圧発振信号 161 測定用半導体圧力センサ 18 測定側パルス計数回路 18a 測定パルス数データ 30 圧力測定装置

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印加圧力の変化に応じて静電容量が変化
    する半導体圧力センサを用いて圧力の測定を行う圧力測
    定装置において、 前記測定用半導体圧力センサが設けられた圧力測定手段
    と、前記測定用半導体圧力センサと静電容量の温度特性
    が略一致した基準用の半導体圧力センサが設けられたレ
    ファレンス手段が設けられ、前記基準用半導体圧力セン
    サの静電容量の変化を用いて前記測定用半導体圧力セン
    サの静電容量の変化を補償する温度補償回路を有し、 前記測定用半導体圧力センサを用いて圧力を測定する場
    合に、前記基準用半導体圧力センサを前記測定用半導体
    圧力センサと同一の温度雰囲気内に設けた状態で前記温
    度補償回路が当該同一温度雰囲気における基準用半導体
    圧力センサの静電容量の変化を用いて当該同一温度雰囲
    気における測定用半導体圧力センサの静電容量の変化を
    補償する、 ことを特徴とする圧力測定装置。
  2. 【請求項2】 前記温度補償回路は、前記測定用半導体
    圧力センサの静電容量の変化から前記基準用半導体圧力
    センサの静電容量の変化を差し引くことに依り前記補償
    を行うように構成されている、 ことを特徴とする請求項1に記載の圧力測定装置。
  3. 【請求項3】 印加圧力の変化に応じて静電容量が変化
    する半導体圧力センサを用いて圧力の測定を行う圧力測
    定装置において、 前記測定用半導体圧力センサと、当該測定用半導体圧力
    センサの静電容量に応じた周波数の測定圧発振信号を生
    成する発振回路が設けられた圧力測定手段と、前記測定
    用半導体圧力センサと静電容量の温度特性が略一致した
    基準用の半導体圧力センサと、当該基準用半導体圧力セ
    ンサの静電容量に応じた周波数の基準発振信号を生成す
    る発振回路が設けられたレファレンス手段が設けられ、
    前記基準発振信号の変化を用いて前記測定圧発振信号の
    変化を補償する温度補償回路を有し、 前記測定用半導体圧力センサを用いて圧力を測定する場
    合に、前記基準用半導体圧力センサを前記測定用半導体
    圧力センサと同一の温度雰囲気内に設けた状態で前記温
    度補償回路が当該同一温度雰囲気における前記基準発振
    信号の変化を用いて当該同一温度雰囲気における測定圧
    発振信号の変化を補償する、 ことを特徴とする圧力測定装置。
  4. 【請求項4】 前記温度補償回路は、前記測定圧発振信
    号の変化から前記基準発振信号の変化を差し引くことに
    依り前記補償を行うように構成されている、 ことを特徴とする請求項3に記載の圧力測定装置。
  5. 【請求項5】 前記温度補償回路は、前記基準発振信号
    のパルス数を計数すると共に、所定のパルス数に応じた
    時間幅を有するゲートパルスを当該基準発振信号の発振
    周波数に応じた周期で生成するゲート回路と、 前記ゲートパルスにかかるゲート時間内における前記測
    定圧発振信号のパルス数を計数して測定パルス数データ
    を生成する測定側パルス計数回路を有する、 ことを特徴とする請求項4に記載の圧力測定装置。
  6. 【請求項6】 前記ゲート幅設定回路は、前記基準発振
    信号のパルス数を計数して基準パルス計数信号を生成す
    る基準側パルス計数回路と、前記基準パルス計数信号の
    計数値が所定のパルス数に達する毎に前記ゲートパルス
    を生成するゲート回路を有する、 ことを特徴とする請求項5に記載の圧力測定装置。
  7. 【請求項7】 前記温度補償回路は、前記ゲート時間内
    の前記測定圧発振信号のパルス数を計数することに依り
    前記測定圧発振信号の変化から前記基準発振信号の変化
    を差し引いて前記補償を行うように構成されている、 ことを特徴とする請求項5又は6に記載の圧力測定装
    置。
  8. 【請求項8】 前記温度補償回路は、前記ゲートパルス
    をラッチして保持するラッチ回路を有する、 ことを特徴とする請求項7に記載の圧力測定装置。
JP6469697A 1997-03-18 1997-03-18 圧力測定装置 Withdrawn JPH10260103A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100433329C (zh) * 2005-11-14 2008-11-12 旺玖科技股份有限公司 电容不匹配自动校正电路
CN112838023A (zh) * 2019-11-25 2021-05-25 中芯国际集成电路制造(天津)有限公司 一种半导体制造设备的补偿调节方法、装置及系统

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