JP2001183216A - 静電容量式液面レベル計 - Google Patents

静電容量式液面レベル計

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JP2001183216A
JP2001183216A JP36508699A JP36508699A JP2001183216A JP 2001183216 A JP2001183216 A JP 2001183216A JP 36508699 A JP36508699 A JP 36508699A JP 36508699 A JP36508699 A JP 36508699A JP 2001183216 A JP2001183216 A JP 2001183216A
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JP
Japan
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capacitance
circuit
liquid level
frequency
latch
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JP36508699A
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English (en)
Inventor
Eiji Nagatomo
英治 長友
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Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被測定物の液面が振動などにより変動しても
安定して液面レベルを検出できると共に、被測定物の誘
電率が温度に依存して変化しても精度良く液面レベルを
検出することができる静電容量式液面レベル計を提供す
ることを目的とする。 【解決手段】 被測定対象の液面レベルの変化に応じて
静電容量値が変化する静電容量センサSCと、静電容量
センサをCRマルチバイブレータの静電容量成分として
含むように構成された容量検出用発振回路15と、容量
検出用発振回路が発生する信号の周波数を計数する周波
数計測回路21と、周波数計測回路の計数値を保持する
ラッチ回路23と、所定の時間間隔毎にラッチ回路への
ラッチ指令と周波数計測回路への初期化指令とを発する
基準用発振回路17とを備えて構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被測定対象の液面
レベルの変化に応じてその静電容量値が変化する静電容
量センサを用いた静電容量式液面レベル計に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の静電容量式液面レベル計
では、静電容量センサで検出した静電容量値をブリッジ
回路やアナログ増幅回路を通してアナログ出力に変換し
ている。この場合、ブリッジ回路部や増幅回路部での温
度変化や設置条件等の外的要因に起因して出力に誤差が
生じがちであり、そのためレベル計の設置時やメインテ
ナンス時などにゼロ点調節を行なう必要があった。
【0003】こうした調整の煩雑さを避けるため、例え
ば特開平6−258127号公報では、マルチバイブレ
ータ式の発振回路によってデジタル的に液面レベルを検
出するようにしており、アナログ的な誤差の発生を防止
するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが上述の従来技
術では、ガソリン・軽油・灯油などといった燃料の液面
レベルを検出しようとした場合、かかる被測定物の誘電
率は一般に温度に依存して変化することから、マルチバ
イブレータの発振周波数が変化したとき、それが液面レ
ベルの変化によるものなのか温度変化によるものなの
か、を区別できないという問題点があった。
【0005】また上述の従来技術の液面レベル計は、例
えば生コンクリート製造プラントのような固定設備に取
付ける場合には良好に動作するものの、例えば車両のよ
うな移動体の燃料タンクの液面レベル計として用いる場
合には、車両の振動に伴って液面が上下するため、検出
指針も小刻みに振動して、正確な液面レベルを知ること
が難しかった。
【0006】本発明は上記従来技術の問題点に鑑みてな
されたもので、被測定物の液面が振動などにより変動し
ても安定して液面レベルを検出できると共に、被測定物
の誘電率が温度に依存して変化しても精度良く液面レベ
ルを検出することができる静電容量式液面レベル計を提
供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1に係る本発明の静電容量式液面レベル計は、
被測定対象の液面レベルの変化に応じてその静電容量値
が変化する静電容量センサと、前記静電容量センサでの
検出静電容量をCRマルチバイブレータの静電容量成分
として含むように構成された容量検出用発振回路と、前
記容量検出用発振回路が発生する信号の周波数を計数す
る周波数計測回路と、前記周波数計測回路の計数値を保
持するラッチ回路と、所定の時間間隔毎に前記ラッチ回
路へのラッチ指令と前記周波数計測回路への初期化指令
とを発する基準用発振回路とを備えて構成されることを
特徴としている。
【0008】請求項1に記載の静電容量式液面レベル計
によれば、静電容量センサでの検出静電容量によりCR
マルチバイブレータを動作させてその発振周波数をもと
に液面レベルを検出するので、アナログ的な誤差を無く
することができ、高精度でメインテナンスが容易であ
る。また、所定の時間間隔毎に周波数を計数すること
で、実質的に積分動作をしたのと同様になり、短時間の
周期での液面の変化が平滑化され、振動による液面変化
の影響を受けにくくなる。
【0009】さらに請求項2に記載の静電容量式液面レ
ベル計は、請求項1に記載の静電容量式液面レベル計に
おいて、前記容量検出用発振回路を構成するCRマルチ
バイブレータの抵抗成分としてサーミスタを含むことを
特徴としている。
【0010】請求項2に記載の静電容量式液面レベル計
によれば、被測定物の誘電率が温度に依存して変化した
場合であっても、サーミスタの抵抗値の変化により、こ
の影響を打消して液面レベルを高い精度で測定すること
ができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
に係る静電容量式液面レベル計の実施形態を説明する。
【0012】図1は静電容量式液面レベル計の構成を示
すブロック図、図2は具体的な回路図、図3は本発明の
動作説明図、図4は本発明に係る静電容量センサの電極
を説明する図である。
【0013】図1に示す静電容量式液面レベル計11
は、被測定対象の液面レベルの変化に応じてその静電容
量値C1が変化する静電容量センサSCと、静電容量セ
ンサSCでの検出静電容量C1をCRマルチバイブレー
タの静電容量成分として含むように構成された容量検出
用発振回路15と、容量検出用発振回路15が発生する
信号の周波数を計数する周波数計測回路21と、周波数
計測回路21の計数値を保持するラッチ回路23と、所
定の時間間隔毎にラッチ回路23へのラッチ指令と周波
数計測回路21への初期化指令とを発する基準用発振回
路17とを備えて構成される。
【0014】本発明に係る静電容量センサの電極は、図
4に示すように、底部が開口した円筒形状の外側電極1
と、外側電極1よりも細い直径を有し、底部が封止3b
された円筒形状の中間電極3と、この中間電極3よりも
細い直径を有し、円筒形状又は丸棒形状の中心電極5
と、を備え、これら3つの電極が同軸に配置されてい
る。外側電極1と中間電極3との間には被測定物(例え
ば燃料)が自由に流入して充満するので、両電極1,3
間の静電容量値C1は液面のレベルに応じて変化する。
また、中間電極3の底部は封止3bされており、これと
中心電極5との間には被測定物が流入することはないの
で、両電極3,5間の静電容量成分は基準静電容量C2
として利用する。
【0015】図2において、基準電位発生回路13は、
容量検出用発振回路15と基準用発振回路17との各々
に備えられたオペアンプを単電源で動作させるために必
要なもので、VccをR4とR5とで分圧して(なおR
4=R5)、Vcc/2の電圧を出力している。
【0016】容量検出用発振回路15は、静電容量セン
サSCとサーミスタR3とから構成されるCRマルチバ
イブレータであって、その発振周期Tは、 T=2・R3・C1・log(1+R2/R1) である。
【0017】ここで、 C1=ε・ε・S/d ただし、εは真空の誘電率、εは比誘電率、Sは電
極面積、dは電極間距離であるから、被測定物がガソリ
ン・灯油・軽油などの場合には、温度が上昇すると比誘
電率ε も増加することから、C1が増加して発振周
期Tも大きくなる。そこで、この影響を打消すために、
温度が上昇すると抵抗値が下がる傾向のサーミスタR3
を組入れることにより、温度が変化しても発振周期Tが
変化しないようにする。なお、被測定物の温度特性と完
全に一致するサーミスタが入手できない場合でも、サー
ミスタと並列または直列に抵抗を接続して組合わせたも
のをR3として使用することにより、被測定物の温度変
化に近似させることが可能である。
【0018】容量検出用発振回路15の出力側にはバッ
ファとしてのボルテージフォロアが備えられており、そ
の出力は周波数計測回路21へ接続されている。周波数
計測回路21はデジタルカウンタであって、CLKへの
入力を2進数として計数し、OA〜OHの出力端子に0
0h〜FFhの値として出力する。また、その計数値は
CLRへの入力によってクリアされる。
【0019】ラッチ回路23は、CLKへ入力があった
ときに入力D1〜D8の値をラッチしてQ1〜Q8に出
力するデジタル回路であって、入力D1〜D8は前記し
た周波数計測回路21の出力OA〜OHに出力されてお
り、出力Q1〜Q8は梯子状のD/A変換回路25へと
接続されている。
【0020】基準用発振回路17は、CRマルチバイブ
レータとして構成されているが、基準静電容量C2は固
定値であり、また、抵抗R8も固定値である。従って、
基準用発振回路17は一定の周波数で発振する。
【0021】このように構成された静電容量式液面レベ
ル計11では、基準用発振回路17が所定の周波数で発
振している。そして、基準用発振回路17がパルスを発
生したとき、そのパルスはラッチ回路23のCLKへ入
力され周波数計測回路21の計数値OA〜OHをラッチ
してラッチ回路23の出力Q1〜Q8に保持出力され
る。また、前記パルスはバッファ19を通って若干の時
間遅れを生じた後に周波数計測回路21のCLRへも入
力され、周波数計測回路21の出力OA〜OHをクリア
する。よって、バッファ19での時間遅れがあるため
に、ラッチ回路23の出力Q1〜Q8には、クリアされ
る直前の周波数計測回路21の計数値が常時保持される
ことになる。
【0022】ここで、容量検出用発振回路15の発振周
波数は、図3に示すように、液面レベルの上下に応じた
検出静電容量C1の値に対応して変化するから、ラッチ
回路23のデジタル出力とD/A変換回路25からのア
ナログ出力は共に液面レベルに対応したものとなる。し
かも、得られる計数値は、基準用発振回路17が発生す
るパルスの周期の間にわたって、容量検出用発振回路1
5の発振をカウントしたものであるから、いわば積分が
なされたものと同等であり、液面の振動などによる短周
期の変動の影響が平滑化されたものとなる。
【0023】なお、上述した実施の形態は、本発明の理
解を容易にするために例示的に記載したものであって、
本発明の技術的範囲を限定するために記載したものでは
ない。したがって、本発明は、その技術的範囲に属する
全ての実施の形態を含むことは当然として、そのいかな
る均等物をも含む趣旨である。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
静電容量式液面レベル計によれば、静電容量センサでの
検出静電容量によりCRマルチバイブレータを動作させ
てその発振周波数をもとに液面レベルを検出するので、
アナログ的な誤差を無くすることができ、高精度でメイ
ンテナンスが容易である。また、所定の時間間隔毎に周
波数を計数することで、実質的に積分動作をしたのと同
様になり、短時間の周期での液面の変化が平滑化され、
振動による液面変化の影響を受けにくくなる。
【0025】請求項2に記載の静電容量式液面レベル計
によれば、被測定物の誘電率が温度に依存して変化した
場合であっても、サーミスタの抵抗値の変化により、こ
の影響を打消して液面レベルを高い精度で測定すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態による静電容量式液面レベル
計の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施形態による静電容量式液面レベル
計の具体的な構成を示す回路図である。
【図3】本発明の動作を説明する図である。
【図4】本発明に係る静電容量センサの電極を説明する
図である。
【符号の説明】
11 静電容量式液面レベル計 13 基準電位発生回路 15 容量検出用発振回路 17 基準用発振回路 19 遅延回路 21 周波数計測回路 23 ラッチ回路 25 D/A変換回路 SC 静電容量センサ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被測定対象の液面レベルの変化に応じて
    その静電容量値が変化する静電容量センサと、 前記静電容量センサでの検出静電容量をCRマルチバイ
    ブレータの静電容量成分として含むように構成された容
    量検出用発振回路と、 前記容量検出用発振回路が発生する信号の周波数を計数
    する周波数計測回路と、 前記周波数計測回路の計数値を保持するラッチ回路と、 所定の時間間隔毎に前記ラッチ回路へのラッチ指令と前
    記周波数計測回路への初期化指令とを発する基準用発振
    回路と、を備えて構成されることを特徴とする静電容量
    式液面レベル計。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の静電容量式液面レベル
    計において、 前記容量検出用発振回路を構成するCRマルチバイブレ
    ータの抵抗成分としてサーミスタを含むことを特徴とす
    る静電容量式液面レベル計。
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