JPH10260057A - 振動性回転センサ、これを制御し読出すための方法、およびその方法を実行するための装置 - Google Patents
振動性回転センサ、これを制御し読出すための方法、およびその方法を実行するための装置Info
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Abstract
用してそのようなセンサの定在波の配向角度を読出すた
めの方法とを提供する。 【解決手段】 方法は、駆動電圧をハウジング電極に印
加し、ハウジング電極に極めて近接する1個または2個
以上の電極から共振器の単一の出力ポートに到達する共
振器信号に対して演算を行なうことで定在波の配向を定
める。強制駆動電圧は共振器に力を付与させ、それによ
って共振器のダイナミックスおよび定在波のパラメータ
に影響を及ぼす。ハウジング電極に印加される駆動電圧
は、ハウジング電極−共振器電極の容量を通して伝達さ
れる結果、1つの共振器信号にまとめられる。定在波の
配向角度を抽出するために、励起電圧および強制駆動電
圧は共振器信号に対して行なわれる適当な演算によって
分離可能なように設計される。
Description
(Kumar )およびフォスター(Foster)による「AC強
制駆動およびセンシング電子部品を備えた振動性回転セ
ンサ」(VibratoryRotation Sensor with AC Forcing a
nd Sensing Electronics )と、マシューズ(Matthew
s)、ダーリン(Darling )、およびバーティ(Varty
)による「振動性回転センサ、これを制御し読出すた
めの方法、およびその方法を実行するための装置」(Vi
bratory Rotation Sensor with Multiplex Electronic
s)と、リンチ(Lynch )による「振動性回転センサの
共振器に力を付与するための方法」(Vibratory Rotati
on Sensor with AC Forcing Voltages)との特許出願に
開示される発明によって共有される。
に関し、より特定的にはそのような回転センサに関連す
る電子部品に関する。
の振動性回転センサ(VRS)10は、外部部材12、
半球状の共振器14、および内部部材16からなり、こ
れらはすべて融解石英でできており、インジウムで共に
接合されている。慣性に敏感な素子は、壁の薄い5.8
cm直径の半球状の共振器14であり、これは外部部材
12と内部部材16との間に位置づけられ、軸26によ
って支持される。
個の強制駆動電極22は、外部部材12の内表面上に堆
積される。組立てたVRS10では、環状の強制駆動電
極20と16個の別個の強制駆動電極22とは半球状の
共振器14の外側の金属被覆された表面32に極めて近
接する。組立てたVRSでは、内部部材16上に堆積さ
れた8個のピックオフ電極24は、半球状の共振器14
の内側の金属被覆された表面30に極めて近接する。
20との間の適当な強制駆動電圧差によって容量性の力
を半球状の共振器14に働かせ、半球状の共振器を最下
位の不拡張な(または曲がる)モードで振動させること
ができる。円周のまわりの90度の間隔での4つの波腹
と、波腹から45度外れた4つの波節とを有する定在波
が確立される。0度および180度の波腹点は、90度
および270度の波腹点とは90度位相外れで発振す
る。定在波のため、半球状の共振器の縁の形は円形から
(0度/180度の波腹を通る半長径での)楕円形、さ
らに円形から(90度/270度)の波腹を通る半長径
での)楕円形へと変化する。
る軸についてVRS10が回転すると、定在波はVRS
に関して反対の方向へ、VRS10の回転の角度に比例
する角度だけ回転する。そのため、VRS10に関して
定在波の回転の角度を測定することによってVRS10
の回転の角度を判断することができる。
状の共振器14にDCバイアス電圧を与え、環状の強制
駆動電極20にAC電圧を与えることで励起される。A
C電圧の周波数は半球状の共振器14の共振周波数の2
倍である。
は、半球状の共振器14が振動し、半球状の共振器に関
するピックオフ電極24の容量が異なるにつれ、ピック
オフ電極24に流出入する電流を測定することで定めら
れる。x軸の信号Ix は、組合せI0 −I90+I180 −
I270 から得られ、ここで添字は電流が生じる電極のx
軸に対する角度配向を識別する。同様に、y軸の信号I
y は、組合せI45−I 135 +I225 −I315 から得られ
る。0度の(つまりx)軸に関する定在波パターンの角
度の2倍の正接は、Iy のIx に対する比によって与え
られる。
ため、第1の定在波が確立されると第2の定在波の発達
につながり、第2の定在波は、第1の定在波の波節と一
致する波腹と直角位相で発振する。適当な電圧を16個
の別個の強制駆動電極22に与えることで第2の定在波
の発達を抑えることができる。
駆動電極22に印加されるAC強制駆動電圧の大きさを
減じ、かつ共振器に働く力をAC駆動電圧の線形関数に
するために、DCバイアス電圧が典型的に半球状の共振
器14で維持される。DCバイアス電圧が存在する結
果、VRSの電気的特性がゆっくりと変化するが、この
ことは外部部材12および内部部材16においてまたは
その内部で起こる電荷移動現象によって生じる容量の変
化に帰するとされてきた。このゆっくりとした変化は、
時が経つと許容できないほどの大きな性能劣化につなが
り、この影響を補うため特殊な手段を提供しなければな
らない。
されるハウジングを含む振動性回転センサと、平均して
配向角度と等しく保たれるトラッキング角度を利用して
そのようなセンサの定在波の配向角度を読出すための方
法とである。共振器は、複数の定在波モードで振動させ
ることができる回転的に対称で壁の薄い物体である。定
在波の配向は、共振器上の固定された点に関する定在波
の特定の波腹軸の配向角度によって特定される。
上に堆積され、単一の出力ポートに電気的に接続され
る。ハウジングは、1個または2個以上の共振器電極に
極めて近接する複数の堆積された電極を有する。
法は、複数の励起電圧を発生するステップと、励起電圧
をハウジング電極に印加するステップと、共振器の出力
ポートに現われる共振器信号に対して演算を行なうこと
で、配向角度と合成されたトラッキング角度との差異を
定めるステップとを含む。
ハウジング電極と共振器電極との間に存在する容量によ
って共振器の出力ポートへ伝達される。駆動電圧は、1
対の励起電圧、または強制駆動電圧、またはその両方を
含む。励起電圧は共振器ダイナミックスに実質的に何の
影響も与えないが、共振器の出力ポートへ到達するとき
にはトラッキング角度および定在波のパラメータに関係
する情報を担持している。強制駆動電圧は共振器に力を
付与させ、それによって共振器のダイナミックスおよび
定在波のパラメータに影響を及ぼす。
ハウジング電極−共振器電極の容量を通して伝達される
結果、1つの共振器信号にまとめられる。定在波の配向
角度とトラッキング角度との差異を定めるために、励起
電圧と強制駆動電圧とは共振器信号に対して行なわれる
適当な演算によって分離可能なように設計される。
様で構成することができる。周波数分割多重化のアプロ
ーチでは、結果として、励起電圧は分離された周波数帯
域に制限され、強制駆動電圧の周波数スペクトルは励起
電圧に関連する周波数帯域から分離された周波数帯域に
制限される。
して、励起電圧は、周波数は同じであるが位相が4分の
1サイクルだけ異なる、時間の周期関数となり、強制駆
動電圧の周波数スペクトルは励起電圧の周波数から分離
された周波数帯域に制限される。
果として励起電圧は、0および1の値をとる独自の方形
波に比例し、各強制駆動電圧は、0および1の値をとる
方形波に比例する乗法的因子を含み、ここで、どの時点
においても、励起および強制駆動電圧に関連する方形波
のうち1つだけが1の値をとる。
果として各励起電圧は、予め定められた周波数および位
相を有する時間の周期関数と、0および1の値をとる独
自の方形波との積に比例し、各強制駆動電圧は、0およ
び1の値をとる方形波に比例する乗法的因子を含み、ど
の時点においても励起および強制駆動電圧に関連する方
形波のうち1つだけが1の値をとる。符号分割多重化の
アプローチでは、結果として励起電圧は、予め定められ
た擬似ランダムシーケンスに従って−1および1の値を
とる独自の方形波に比例し、強制駆動電圧の周波数スペ
クトルは、励起電圧に関連する周波数帯域から分離され
た周波数帯域に制限される。
プロセスは、まず共振器信号から少なくとも2つの成分
を抽出し、次にその2つの成分に対して演算を行なうこ
とによって配向角度とトラッキング角度との差異を定め
ることを含む。2つの成分が分離された周波数帯域を占
める周波数分割多重化の場合、各成分は、共振器信号に
対して、分離された周波数帯域を区別する演算を行なう
ことによって抽出される。
の1サイクルだけ異なる周期関数である位相分割多重化
の場合、各成分は、共振器信号に対して、2つの成分の
位相を区別する演算を行なうことによって抽出される。
号内に存在する時分割多重化の場合、各成分は、共振器
信号に対して、異なる時間を区別する演算を行なうこと
によって抽出される。
ーケンスであり擬似ランダムシーケンスの交差相関関係
が0である符号分割多重化の場合、各成分は、共振器信
号に対して、2つの擬似ランダムシーケンスを区別する
演算を行なうことによって抽出される。
向角度とトラッキング角度との差異が概してゼロで保た
れるようにする。配向角度は、配向角度とトラッキング
角度との差異にトラッキング角度を加算することによっ
て計算される。
が多重化信号によって実行される振動性回転センサであ
る。この発明の振動性回転センサは、共振器、共振器が
装着されるハウジング、および多重化電子部品を含む。
共振器は定在波振動モードを有する、回転的に対称で壁
の薄い、どんな物体であってもよい。先行技術では典型
的に、共振器の形は半球状であることが提案されてい
る。
ナミックスを制御するための簡略化された方法が図2に
示される。定在波は、共振器に関して固定されたx軸お
よびy軸に関して説明することができる。共振器に関す
る同相定在波の配向は、x軸から右回りに測定される同
相波腹軸の配向角度θによって特定できる。同相波腹軸
に沿った円からの共振器の縁の偏差は、cos(ωt+
φ)として変化すると仮定され、ここでωは振動周波
数、tは時間、φは任意位相角である。共振器に関する
直角位相定在波の配向は、x軸から右回りに測定される
直角位相波腹軸の配向角度θ+π/4によって特定され
る。直角位相波腹軸に沿った円からの共振器の縁の偏差
は、sin(ωt+φ)として変化すると仮定する。
する共振器電極42は、DC電圧V B にバイアスされ、
DCブロッキングキャパシタ43を通して増幅器デマル
チプレクサ44に接続される。VRSハウジングに装着
される8個の電極46は、円周のまわりに等間隔に置か
れ共振器電極42に極めて近接し、一番上のxp電極は
x軸上に中心づけられている。8個の電極46にはマル
チプレクサ48からの駆動電圧Vxp(t)、V
xn(t)、Vyp(t)、およびVyn(t)が供給され、
ここでは下の式(2)のとおりである。励起電圧Vmxr
(t)cos(ωxrt+ψxr)およびVmyr (t)co
s(ωyrt+ψyr)は、(添字のrによって示される)
図2のxr −yr トラッキング角度座標系内の成分であ
る。励起電圧の好ましい実施例は正弦曲線cos(ωxr
t+ψxr)およびcos(ωyrt+ψyr)を含む。正弦
曲線の代わりに、普通の方形波を含むさまざまな周期関
数F(ωxrt+ψxr)を利用してもよい。
度θr だけ回転している。励起電圧は共振器上の定在波
のパラメータに影響を及ぼさないように設計される。角
周波数ωxrおよびωyrならびに位相ψxrおよびψyrは、
用いられている多重化のタイプに依存する。強制駆動電
圧Vcx(t)Uxp(t)、Vcx(t)Uxn(t)、V cy
(t)Uyp(t)、およびVcy(t)Uyn(t)(x−
y座標系内の成分として表わされる)は、共振器上の1
つまたは2つ以上の定在波のパラメータを制御する目的
で共振器に力を付与させる。関数Uxp(t)、U
xn(t)、Uyp(t)、およびUyn(t)は制御装置5
0によって生じ、マルチプレクサ48に供給される。電
圧Vcx(t)およびVcy(t)は、強制駆動電圧を励起
電圧から分離するのに用いられる予め定められた関数で
ある。
サ44へ流れ込む電流I(t)は下の式(3)によって
与えられ、ここでは下の式(4)が当てはまる。容量C
xp、Cxn、Cyp、およびCynは、共振器電極42に関す
るxp、xn、yp、およびyn電極46の容量であ
る。角周波数ωUxp 、ωUxn 、ωUyp 、およびωUyn は
対応するUに関連するものであり、典型的には2ω以下
であり、ここでωは共振器振動周波数である。記号KI
は定数を示す。駆動電圧と結果生じる電流との位相差は
重要ではなく、下の等式(3)、(4)では無視してい
る。容量は下の式(5)で与えられ、ここでdi および
dq の高位を含む項は省略されている。高位の項の影響
は後続の処理演算において考慮されている。数量C
o は、共振器が励起されていない際の電極対の容量であ
り、di およびdq はそれぞれ、共振器が励起されてい
ない際の共振器電極42と電極46との間の間隙によっ
て除算される同相および直角位相モードの最大曲げ振幅
であり、θは同相の定在波の波腹とx軸との間の角度で
あり、ωは共振器の振動の角周波数であり、φは任意位
相角である。
し、合計してIを得ると下の式(6)が得られる。電流
I(t)は増幅器デマルチプレクサ44によって電圧V
(t)に変換され、これは下の式(7)のとおりであ
り、ここでKV およびKF は定数であり、さらに下の式
(8)および式(9)のとおりである。信号Rx (t)
およびRy (t)は、V(t)に適用される別個の演算
からなるデマルチプレクシングプロセスからの望ましい
出力である。なぜなら、それらの信号は定在波パラメー
タdi 、dq 、θ−θr 、ω、およびφを含むからであ
る。
号Sx (t)およびSy (t)は、Sx (t)に対して
演算Ox を、Sy (t)に対して演算Oy を行なうこと
で増幅器デマルチプレクサ44によって抽出される。増
幅器デマルチプレクサ44のデマルチプレクサ部分の動
作原理は、電圧Vmxr (t)、Vmyr (t)、V
cx(t)、およびVcy(t)の形ならびにωxr、ωyr、
ψxr、およびψyrの値に依存する。
myr (t)、Vcx(t)、およびV cy(t)はすべて定
数に等しく、ωxr、ωyr、および|ωxr−ωyr|は、ほ
ぼ6ωより大きく、ψxrおよびψyrは任意定数である。
定在波パラメータを含む信号Rx (t)およびR
y (t)は、V(t)の2つの積復調を行なうことによ
って得られ、一方はcos(ωxrt+ψxr)に関して行
ない、他方はcos(ωyrt+ψyr)に関して行なわれ
る。正弦曲線以外の周期関数が用いられる場合は、復調
は周期関数の複製を用いて行なわれる。積復調は、入力
電圧を基準正弦曲線(または複製)で乗算し、その積を
低域フィルタ処理することからなり、低域フィルタの遮
断周波数は、ほぼ3ωである。上記のプロセスの結果は
信号SFDMx(t)およびSFDMy(t)であり、これは下
の式(10)のとおりであり、ここでK FDM は定数であ
る。Fx (t)およびFy (t)の周波数スペクトルの
上限は、ほぼ3ωであるため、これらの数量はデマルチ
プレクシングプロセスによって消去される。
じ値ωo を有し、ωo は、ほぼ6ωより大きく、ψxr−
ψyrはπ/2ラジアンに等しい。信号SPDMx(t)およ
びS PDMy(t)は、cos(ω0 t+ψx )に関して、
およびcos(ω0 t+ψy)に関して(または用いら
れている周期関数の複製に関して)V(t)の積復調を
行なうことによって得られる。これは下の式(11)の
とおりであり、ここでKPDM は定数である。
yrは同じ値ωo を有し、ωo は、ほぼ6ωより大きく、
ψxrおよびψyrは任意の数ψo に等しい。電圧V
mxr (t)およびVmyr (t)は0および1の値をとる
方形波に比例し、どの時点においてもこのうちの1つだ
けが1に等しく、「1」の値の持続時間は2π/ωの整
数倍に等しい。電圧Vcx(t)およびVcy(t)ととも
に定数に等しい。信号STDMx(t)およびSTDMy(t)
は、cos(ω0 t+ψ0 )(または複製)に関してV
(t)の積復調を行ない、その後にVmxr (t)および
Vmyr (t)で並列乗算を行なうことによって得られ
る。これは下の式(12)のとおりであり、ここでK
TDM は定数である。Rx (t)およびRy (t)はV
mxr (t)およびVmy r (t)がゼロではない場合のみ
利用可能であることに注目されたい。
を除く)、同じ結果が得られる。すなわち、V
mxr (t)、Vmyr (t)、Vcx(t)、およびV
cy(t)が、0および1の値をとる方形波に比例し、ど
の時点においても方形波のうちの1つだけが1に等し
く、「1」の値の持続時間は2π/ωの整数倍に等しい
場合である。この動作モードは、強制駆動電圧V
cx(t)Uxp(t)、Vcx(t)Uxn(t)、V
cy(t)Uyp(t)、およびVcy(t)Uyn(t)を完
全に互いに分離し、かつ励起電圧Vmxr (t)cos
(ω0 t+ψ0 )およびVmyr (t)cos(ω0 t+
ψ0 )からも完全に分離するという点で望ましいかもし
れない。
等しく、Vmxr (t)、Vmyr (t)、Vcx(t)、お
よびVcy(t)は、0および1の値をとる方形波に比例
し、どの時点においても方形波のうちの1つだけが1に
等しく、「1」の値の持続時間は2π/ωの整数倍に等
しい。Vmxr (t)およびVmyr (t)にV(t)を並
列演算で乗算すると、第1の形態の時分割多重化におい
て得られた結果と同じものが得られる。
およびψyrはすべて0に等しく、V cx(t)およびVcy
(t)は定数であり、Vmxr (t)およびVmyr (t)
は、−1/Tおよび1/Tの値の擬似ランダムシーケン
スをとり下の式(13)の条件を満たす方形波に比例す
る。下の式(13)では、添字iおよびjは添字mx
r、myr、cx、およびcyのいずれかを表わす。積
分時間間隔Tは2π/3ωより小さくなければならな
い。信号SCDMx(t)およびSCDMy(t)は、V
mx r (t)およびVmyr (t)に別々にV(t)を乗算
し、次にTにわたって積分することで得られ、これは下
の式(14)のとおりであり、ここでKTDM は定数であ
り、nは整数である。信号SCDMx(t)およびS
CDMy(t)が、Tの間隔における定在波パラメータに関
する情報を提供することに注目されたい。
に3つの成分を含んでおり、これは下の式(15)のと
おりであり、ここで添字a、q、およびrは振幅、直角
位相、および速度制御電圧を表わす。すべての適用例に
おいてこれらの成分を互いに分離する必要はない。しか
しながら、分離することが望ましい場合、下の式におい
て下の式(16)に示される代入をすることができる。
このように代入することで、Vcx(t)およびV
cy(t)に強いられるいかなる制約も、またV
cax (t)、Vcqx (t)、Vcrx (t)、V
cay (t)、Vcqy (t)、およびVcr y (t)にあて
はまる。たとえば、等式(2)は下の式(17)とな
る。
のたわみ速度と同期させた持続時間32π/ωの16個
のスロットのフレームである。多重化制御電圧は図3に
示されるとおりである。θr がθに等しい場合、xr 軸
は波腹軸と一致し、yr 軸は波節軸と一致する。yr 信
号成分を読出すのに8個のスロットが割当てられ、xr
信号成分を読出すのに4個のスロットが割当てられ、共
振器に振幅力、直角位相力、および速度力を与えるのに
それぞれ1個ずつのスロットが割当てられる。4kHz
の振動周波数では、xr およびyr 信号成分の読出はそ
れぞれ2kHzおよび1kHzの速度で利用可能とな
る。制御電圧は0.25kHzの速度で印加されること
になる。
ら出る信号Sx (t)およびSy (t)は、下の式(1
8)の形を有し、ここで、KVxがKV Vmx(t)に等し
くK VyがKV Vmy(t)に等しい時分割多重化の場合を
除いて、KVxおよびKVyは各々KV に等しい。
波パラメータを抽出するために、共振器の振動信号co
s(ωt+φ)の安定した正確な複製が必要である。複
製は、複製発生器52の電圧制御発振器から得られ、電
圧制御発振器は同相定在波波腹信号に位相同期させられ
ている。プロセスの第1のステップは、Sx (t)およ
びSy (t)を、まず複製信号cos(ωr t+φr )
で乗算し、この結果を低域フィルタ処理し、次に移相し
た複製sin(ωr t+φr )で乗算し、その結果を低
域フィルタ処理することである。このプロセスの結果は
下の式(19)に示され、ここでKは定数である。
iy(t)、Sqx(t)、およびSqy(t)の積の下の式
(20)に示される組合せを形成することである。Li
(t)をエラー信号として、フェイズロックドループは
複製位相に固定することとなり、φrはφに等しく、ω
r はωに等しい。
異θ−θr は下の等式(21)とS ix(t)およびSiy
(t)の符号とから定めることができる。数量S(t)
はエラー信号として制御ループ内で用いることができ、
これはθr を生成し、平均してθをθr に等しくさせ、
d/dt(θ−θr )を0に等しくさせる。デジタル的
に合成されたトラッキング角度θr はsinθr および
cosθr を生成するのに用いられ、sinθr および
cosθr はマルチプレクサ48に供給される。どの時
点においてもθの実際の値は下の式(22)によって与
えられる。
制御ループにおいてエラー信号として用いられ、このこ
とは、di 2 +dq 2 に比例する、組合わされた同相お
よび直角位相定在波の総エネルギが特定の数に等しくな
るようにする。
てエラー信号として用いられ、この結果、直角位相定在
波振幅dq はゼロとなる。このループが閉鎖されると、
振幅制御ループは同相振幅di を特定された値に保つ。
明できる。当業者には、次善ではあるが実際的である制
御変数の選択肢が数多く存在することが明らかになるで
あろう。
余弦を伴う関数Uxp(t)、Uxn(t)、Uyp(t)、
およびUyn(t)であり、これらはすべてマルチプレク
サ48に供給される。
は、ここに引用により援用される1990年8月28日
付のローパー・Jr(Loper, Jr.)他による米国特許第
4,951,508号に含まれる。
ある。
ロック図である。
号を示す図である。
Claims (46)
- 【請求項1】 振動性回転センサであって、 共振器を含み、前記共振器は回転的に対称で壁の薄い物
体であり、前記共振器は複数の定在波モードのうちの少
なくとも1つで振動することが可能であり、共振器上の
基準点に関する定在波の配向は配向角度によって特定さ
れ、1個または2個以上の電極が共振器の表面に装着さ
れ、前記1個または2個以上の電極は単一の出力ポート
に電気的に接続されており、前記振動性回転センサはさ
らに共振器の出力ポートに接続される入力ポートを有す
るセンシング電子部品を含み、前記センシング電子部品
は、共振器の出力ポートにおいて利用可能な共振器信号
から定在波の配向角度とトラッキング角度との差異の基
準を得、前記トラッキング角度は共振器上の基準点に関
してである、振動性回転センサ。 - 【請求項2】 信号和Vx (t)Rx (t)+V
y (t)Ry (t)は、共振器信号に存在する信号間に
おける和であり、Vx (t)およびVy (t)は時間t
の予め定められた関数であり、Rx (t)およびR
y (t)は、時間と、定在波の配向角度とトラッキング
角度との差異Δθと、1つまたは2つ以上の定在波の他
のパラメータとの関数であり、センシング電子部品は、
共振器信号に対して演算Ox およびOy を別個に行な
い、それぞれRx (t)およびRy (t)のスケーリン
グされたものを得る、請求項1に記載の振動性回転セン
サ。 - 【請求項3】 Ox は、角周波数ωx および位相ψx の
周期関数の複製に共振器信号を乗算するステップと、そ
の後に低域フィルタ処理するステップとを含み、O
y は、角周波数ωy および位相ψy の周期関数の複製に
共振器信号を乗算するステップと、その後低域フィルタ
処理するステップとを含み、ωx 、ψx 、ωy 、および
ψy の値は予め定められている、請求項2に記載の振動
性回転センサ。 - 【請求項4】 Ox は、角周波数ωo および位相ψo の
周期関数の複製に共振器信号を乗算するステップと、そ
の後に低域フィルタ処理するステップとを含み、O
y は、位相(ψ0 +π/2)の周期関数の複製に共振器
信号を乗算するステップと、その後に低域フィルタ処理
するステップとを含み、ωo およびψo の値は予め定め
られている、請求項2に記載の振動性回転センサ。 - 【請求項5】 Ox は、Vmxr (t)に共振器信号を乗
算するステップを含み、Oy は、Vmyr (t)に共振器
信号を乗算するステップを含み、Vmxr (t)およびV
myr (t)は、0および1の値をとる、予め定められた
方形波の時間の関数に比例し、前記方形波の関数は同時
に1に等しくはない、請求項2に記載の振動性回転セン
サ。 - 【請求項6】 (1)Ox は、(a)周期関数の複製に
共振器信号を乗算するステップと、その後に低域フィル
タ処理するステップと、(b)Vmxr (t)で乗算する
ステップとを含み、(2)Oy は、(a)周期関数の複
製に共振器信号を乗算するステップと、その後に低域フ
ィルタ処理するステップと、(b)V myr (t)で乗算
するステップとを含み、周期信号の複製はωo の角周波
数および位相ψo を有し、ωo およびψo の値は予め定
められており、Vmxr (t)およびVmyr (t)は、0
および1の値をとる、予め定められた方形波の時間の関
数に比例し、前記方形波の関数は同時に1に等しくはな
い、請求項2に記載の振動性回転センサ。 - 【請求項7】 Ox は、共振器信号をVmxr (t)で乗
算して、その後に予め定められた時間Tにわたって積分
するステップとを含み、Oy は、共振器信号をV
myr (t)で乗算して、その後に時間Tにわたって積分
するステップとを含み、Vmxr (t)およびV
myr (t)は、時間Tの間、−1および1の値のシーケ
ンスをとる、方形波の時間の関数に比例する、請求項2
に記載の振動性回転センサ。 - 【請求項8】 Rx (t)およびRy (t)は下の等式
(1)によって得られ、ここでdi およびdq はそれぞ
れ同相および直角位相振動モードの曲げ振幅であり、ω
は共振器の振動の角周波数であり、φは振動の位相であ
る、請求項2に記載の振動性回転センサ。 【数1】 - 【請求項9】 振動性回転センサであって、 前記共振器が装着されるハウジングをさらに含み、前記
ハウジングは前記1個または2個以上の共振器電極に極
めて近接する複数の装着された電極を有し、前記振動性
回転センサはさらに電圧Vx1(t)を第1のハウジング
電極に供給し、電圧Vy2(t)を第2のハウジング電極
に供給する駆動電子部品を含み、Vx1(t)は電圧成分
Vmxr (t)cos(2θr )F(ωxrt+ψxr)およ
びVmyr (t)sin(2θr )F(ωyrt+ψyr)を
含み、Vy2(t)は電圧成分Vmxr (t)sin(2θ
r )F(ωxrt+ψxr)およびVmyr (t)cos(2
θr )F(ωyrt+ψyr)を含み、Vmxr (t)および
Vmyr (t)は時間tの予め定められた関数であるか、
または定数であり、θr はトラッキング角度であり、F
(ωt+ψ)は、周波数がωであり位相がψである、時
間tの周期関数であり、ωxr、ψxr、ωyr、およびψyr
の値は予め定められており、Vmxr (t)F(ωxrt+
ψxr)およびV myr (t)F(ωyrt+ψyr)は共振器
の定在波ダイナミックスに何ら重要な影響を及ぼさな
い、請求項1に記載の振動性回転センサ。 - 【請求項10】 Vmxr (t)およびVmyr (t)は定
数であり、ωxr、ω yr、および|ωxr−ωyr|は、ほぼ
6ωより大きく、ωは共振器の振動の角周波数である、
請求項9に記載の振動性回転センサ。 - 【請求項11】 Vmxr (t)およびVmyr (t)は定
数であり、ωxrおよびωyrは予め定められた値ωo に等
しく、ψxr−ψyrはπ/2ラジアンに等しく、ωo は、
ほぼ6ωより大きく、ωは共振器の振動の角周波数であ
る、請求項9に記載の振動性回転センサ。 - 【請求項12】 ωxr、ωyr、ψxr、およびψyrは0に
等しく、Vmxr (t)およびVmyr (t)は、0および
1の値をとる、第1および第2の方形波の時間の関数に
それぞれ比例し、前記第1および第2の方形波の関数は
同時に1に等しくはない、請求項9に記載の振動性回転
センサ。 - 【請求項13】 ωxrおよびωyrは予め定められた値ω
o に等しく、ψxrおよびψyrは予め定められた値ψo に
等しく、Vmxr (t)およびVmyr (t)は、0および
1の値をとる、第1および第2の方形波の関数にそれぞ
れ比例し、ω o は、ほぼ6ωより大きく、ωは共振器の
振動の角周波数であり、前記第1および第2の方形波の
関数は同時に1に等しくはない、請求項9に記載の振動
性回転センサ。 - 【請求項14】 ωxr、ωyr、ψxr、およびψyrは0に
等しく、Vmxr (t)およびVmyr (t)は、−1およ
び1の値の擬似ランダムシーケンスをとる、第1および
第2の方形波の関数にそれぞれ比例する、請求項9に記
載の振動性回転センサ。 - 【請求項15】 Vx1(t)およびVy2(t)はまた、
電圧成分Vcx(t)Ux1(t)およびVcy(t)U
y2(t)をそれぞれ含み、数量Vcx(t)およびV
cy(t)は、時間tの関数であるか、または定数であ
り、前記電圧成分Vcx(t)Ux1(t)およびV
cy(t)Uy2(t)は、共振器上に力が付与されること
につながる、請求項9に記載の振動性回転センサ。 - 【請求項16】 Vmxr (t)、Vmyr (t)、V
cx(t)、およびVcy(t)は定数であり、ωxr、
ωyr、および|ωxr−ωyr|は、ほぼ6ωより大きく、
ωは共振器の振動の角周波数である、請求項15に記載
の振動性回転センサ。 - 【請求項17】 Vmxr (t)、Vmyr (t)、V
cx(t)、およびVcy(t)は定数であり、ωxrおよび
ωyrは予め定められた数ωo に等しく、ψxr−ψ yrはπ
/2ラジアンに等しく、ωo は、ほぼ6ωより大きく、
ωは共振器の振動の角周波数である、請求項15に記載
の振動性回転センサ。 - 【請求項18】 ωxr、ωyr、ψxr、およびψyrは0に
等しく、Vmxr (t)、Vmyr (t)、Vcx(t)、お
よびVcy(t)は、0および1の値をとる、第1、第
2、第3、および第4の方形波の時間の関数にそれぞれ
比例し、前記第1、第2、第3、および第4の方形波の
関数は同時に1に等しくはない、請求項15に記載の振
動性回転センサ。 - 【請求項19】 ωxrおよびωyrは予め定められた値ω
o に等しく、ψxrおよびψyrは予め定められた値ψo に
等しく、Vmxr (t)、Vmyr (t)、Vcx(t)、お
よびVcy(t)は、0および1の値をとる、第1、第
2、第3、および第4の方形波の時間の関数にそれぞれ
比例し、ωo は、ほぼ6ωより大きく、ωは共振器の振
動の角周波数であり、前記第1、第2、第3、および第
4の方形波の関数は同時に1に等しくはない、請求項1
5に記載の振動性回転センサ。 - 【請求項20】 Vx1(t)はまた、電圧成分V
cax (t)Uax1 (t)、Vcqx (t)Uqx1 (t)、
およびVcrx (t)Urx1 (t)を含み、Vy2(t)は
また、電圧成分Vcay (t)Uay2 (t)、V
cqy (t)Uqy2 (t)、およびVcry (t)U
ry2 (t)を含み、ωx 、ωy 、ψx 、およびψy は0
に等しく、Vmxr (t)、Vmyr (t)、V
cax (t)、Vcqx (t)、Vcrx (t)、V
cay (t)、Vcqy (t)、およびVcry (t)は、0
および1の値をとる、第1、第2、第3、第4、第5、
第6、第7、および第8の方形波の時間の関数にそれぞ
れ比例し、前記第1、第2、第3、第4、第5、第6、
第7、および第8の方形波の関数は同時に1に等しくは
ない、請求項15に記載の振動性回転センサ。 - 【請求項21】 Vx1(t)はまた、電圧成分V
cax (t)Uax1 (t)、Vcqx (t)Uqx1 (t)、
およびVcrx (t)Urx1 (t)を含み、Vy2(t)は
また、電圧成分Vcay (t)Uay2 (t)、V
cqy (t)Uqy2 (t)、およびVcry (t)U
ry2 (t)を含み、ωx およびωy は予め定められた値
ωoに等しく、ψx およびψy は予め定められた値ψo
に等しく、ωo は、ほぼ6ωより大きく、ωは共振器の
振動の角周波数であり、Vmxr (t)、Vmyr (t)、
Vcax (t)、Vcqx (t)、Vcrx (t)、V
cay (t)、Vcqy (t)、およびVcry (t)は、0
および1の値をとる、第1、第2、第3、第4、第5、
第6、第7、および第8の方形波の時間の関数にそれぞ
れ比例し、前記第1、第2、第3、第4、第5、第6、
第7、および第8の方形波の関数は同時に1に等しくは
ない、請求項15に記載の振動性回転センサ。 - 【請求項22】 ωxr、ωyr、ψxr、およびψyrは0に
等しく、Vmxr (t)およびVmyr (t)は、−1およ
び1の値の擬似ランダムシーケンスをとる、第1および
第2の方形波の時間の関数にそれぞれ比例し、V
cx(t)およびVcy(t)は定数である、請求項15に
記載の振動性回転センサ。 - 【請求項23】 振動性回転センサであって、 前記共振器が装着されるハウジングをさらに含み、前記
ハウジングは前記1個または2個以上の共振器電極に極
めて近接する複数の装着された電極を有し、前記振動性
回転センサはさらに1個または2個以上のハウジング電
極に制御電圧を供給する駆動電子部品を含み、前記駆動
電子部品はトラッキング角度を生じ、前記駆動電子部品
は、トラッキング角度が定数に等しくなるか、または複
数の変数のうちの1つまたは2つ以上の変数の関数に等
しくなるようにさせ、前記複数の変数は、時間、定在波
の配向、および外部から得られる変数を含む、請求項1
に記載の振動性回転センサ。 - 【請求項24】 振動性回転センサであって、 前記共振器が装着されるハウジングをさらに含み、前記
ハウジングは前記1個または2個以上の共振器電極に極
めて近接する複数の装着された電極を有し、前記振動性
回転センサはさらに1個または2個以上のハウジング電
極に制御電圧を供給する駆動電子部品を含み、前記駆動
電子部品はトラッキング角度を生じ、前記駆動電子部品
は、トラッキング角度を配向角度とトラッキング角度と
の差異に加算することによって定在波の配向角度を定め
る、請求項1に記載の振動性回転センサ。 - 【請求項25】 単一の出力ポートに接続される1個ま
たは2個以上の電極を有する共振器と、前記共振器電極
に極めて近接する複数の電極を有するハウジングとを含
む振動性回転センサを制御しかつ読出すための方法であ
って、前記共振器は1つまたは2つ以上の定在波モード
において振動することが可能であり、各定在波モードは
複数のパラメータによって規定され、共振器上の基準点
に関する定在波の配向は配向角度によって特定され、前
記方法は (a) 共振器上の基準点に関してトラッキング角度を
特定するステップと、 (b) 前記トラッキング角度の関数である複数の駆動
電圧を発生するステップと、 (c) 駆動電圧を複数のハウジング電極の各々に印加
するステップと、 (d) 定在波の配向角度とトラッキング角度との差異
を、共振器の出力ポートに現われる共振器信号に対して
演算を行なうことによって定めるステップとを含む、方
法。 - 【請求項26】 各駆動電圧は第1の励起電圧および第
2の励起電圧を含み、前記第1および第2の励起電圧の
周波数スペクトルは分離された周波数帯域に制限され
る、請求項25に記載の方法。 - 【請求項27】 異なる駆動電圧の数は2つであり、各
駆動電圧は第1の励起電圧および第2の励起電圧を含
み、各励起電圧は予め定められた周波数および予め定め
られた位相を有する、時間の周期関数であり、前記第1
および第2の励起電圧の周波数は同じであり、位相は4
分の1サイクルだけ異なる、請求項25に記載の方法。 - 【請求項28】 各駆動電圧は第1の励起電圧および第
2の励起電圧を含み、前記第1および第2の励起電圧の
各々は、0および1の値をとる独自の方形波に比例し、
どの時点においても方形波のうちの1つだけが1の値を
とる、請求項25に記載の方法。 - 【請求項29】 各駆動電圧は第1の励起電圧および第
2の励起電圧を含み、前記第1および第2の励起電圧の
各々は、予め定められた周波数および位相を有する周期
関数と、0および1の値をとる独自の方形波との積に比
例し、どの時点においても方形波のうちの1つだけが1
の値をとる、請求項25に記載の方法。 - 【請求項30】 各駆動電圧は第1の励起電圧および第
2の励起電圧を含み、前記第1および第2の励起電圧の
各々は、予め定められた擬似ランダムシーケンスに従っ
て−1および1の値をとる独自の方形波に比例する、請
求項25に記載の方法。 - 【請求項31】 各駆動電圧は第1の励起電圧および第
2の励起電圧を含み、前記第1の励起電圧はトラッキン
グ角度の2倍の余弦に等しい乗法的因子を含み、前記第
2の励起電圧はトラッキング角度の2倍の正弦に等しい
乗法的因子を含む、請求項25に記載の方法。 - 【請求項32】 少なくとも2つの駆動電圧の各々は、
第1の励起電圧、第2の励起電圧、および強制駆動電圧
を含み、前記第1および第2の励起電圧の周波数スペク
トルは分離された周波数帯域に制限され、前記強制駆動
電圧の周波数スペクトルは、前記第1および第2の励起
電圧に関連する周波数帯域から分離された周波数帯域に
制限される、請求項25に記載の方法。 - 【請求項33】 異なる駆動電圧の数は2つであり、各
駆動電圧は第1の励起電圧、第2の励起電圧、および強
制駆動電圧を含み、前記第1および第2の励起電圧の各
々は、予め定められた周波数および予め定められた位相
を有する周期関数であり、前記第1および第2の励起電
圧の周波数は同じであり、位相は4分の1サイクルだけ
異なり、前記強制駆動電圧の周波数スペクトルは、前記
第1および第2の励起電圧の周波数から分離された周波
数帯域に制限される、請求項25に記載の方法。 - 【請求項34】 少なくとも2つの駆動電圧の各々は、
第1の励起電圧、第2の励起電圧、および強制駆動電圧
を含み、前記第1および第2の励起電圧の各々は、0お
よび1の値をとる独自の方形波に比例し、各強制駆動電
圧は、0および1の値をとる方形波に比例する乗法的因
子を含み、どの時点においても、前記励起電圧および強
制駆動電圧に関連する方形波のうちの1つだけが1の値
をとる、請求項25に記載の方法。 - 【請求項35】 少なくとも2つの駆動電圧の各々は、
第1の励起電圧、第2の励起電圧、および強制駆動電圧
を含み、前記第1および第2の励起電圧の各々は、予め
定められた周波数および予め定められた位相を有する周
期関数と、0および1の値をとる独自の方形波との積に
比例し、各強制駆動電圧は、0および1の値をとる方形
波に比例する乗法的因子を含み、どの時点においても、
前記励起電圧および強制駆動電圧に関連する方形波のう
ちの1つだけが1の値をとる、請求項25に記載の方
法。 - 【請求項36】 少なくとも2つの駆動電圧の各々は、
第1の励起電圧、第2の励起電圧、および強制駆動電圧
を含み、前記第1および第2の励起電圧の各々は、予め
定められた擬似ランダムシーケンスに従って−1および
1の値をとる独自の方形波に比例し、前記強制駆動電圧
の周波数スペクトルは、前記励起電圧に関連する周波数
帯域から分離された周波数帯域に制限される、請求項2
5に記載の方法。 - 【請求項37】 共振器信号は、定在波のパラメータお
よびトラッキング角度の関数である2つの成分の和であ
り、ステップ(d)は (d1) 前記共振器信号から2つの成分の各々を抽出
するステップと、 (d2) 1つの定在波の配向角度とトラッキング角度
との差異を、前記2つの成分に対して演算を行なうこと
によって定めるステップとを含む、請求項25に記載の
方法。 - 【請求項38】 前記2つの成分は分離された周波数帯
域を占め、 各成分は、共振器信号に対して、前記分離された周波数
帯域を区別する演算を行なうことによって抽出される、
請求項37に記載の方法。 - 【請求項39】 前記2つの成分は、周波数が同じで位
相が4分の1サイクルだけ異なる、時間の周期関数であ
り、各成分は、共振器信号に対して、前記2つの成分の
位相を区別する演算を行なうことによって抽出される、
請求項37に記載の方法。 - 【請求項40】 前記2つの成分は異なる時間において
共振器信号に存在し、各成分は、共振器信号に対して、
前記異なる時間を区別する演算を行なうことによって抽
出される、請求項37に記載の方法。 - 【請求項41】 前記2つの成分は0および1の擬似ラ
ンダムシーケンスであり、2つの擬似ランダムシーケン
スの交差相関関係は0に等しく、各成分は、共振器信号
に対して、前記2つの擬似ランダムシーケンスを区別す
る演算を行なうことによって抽出される、請求項37に
記載の方法。 - 【請求項42】 前記2つの成分の各々は、2つの項の
和であり、一方の項は配向角度とトラッキング角度との
差異の正弦を含み、他方の項は配向角度とトラッキング
角度との差異の余弦を含む、請求項37に記載の方法。 - 【請求項43】 方法であって (e) トラッキング角度が定数に等しくなるか、また
は複数の変数のうちの1つまたは2つ以上の変数の関数
に等しくなるようにさせるステップをさらに含み、前記
複数の変数は、時間、定在波の配向、および外部から得
られる変数を含む、請求項37に記載の方法。 - 【請求項44】 方法であって (f) トラッキング角度を配向角度とトラッキング角
度との測定された差異に加算することによって配向角度
を計算するステップをさらに含む、請求項43に記載の
方法。 - 【請求項45】 請求項25に記載の方法を実行するた
めの装置。 - 【請求項46】 請求項37に記載の方法を実行するた
めの装置。
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