JPH10258447A - エジェクタ装置 - Google Patents

エジェクタ装置

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JPH10258447A
JPH10258447A JP6804897A JP6804897A JPH10258447A JP H10258447 A JPH10258447 A JP H10258447A JP 6804897 A JP6804897 A JP 6804897A JP 6804897 A JP6804897 A JP 6804897A JP H10258447 A JPH10258447 A JP H10258447A
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rotation
servo motor
ball screw
fixed
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Norihito Okada
則人 岡田
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    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/40Removing or ejecting moulded articles
    • B29C45/4005Ejector constructions; Ejector operating mechanisms
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B29C2045/4036Ejector constructions; Ejector operating mechanisms driven by a screw and nut mechanism

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  • Mechanical Engineering (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】耐久性を向上させ、射出成形機の周囲を汚すこ
とがないようにし、エジェクタ装置を小型化する。 【解決手段】前面を固定プラテンと対向させ、タイバー
12に沿って進退自在に配設された可動プラテン11
と、該可動プラテン11の背面に固定されたサーボモー
タ216と、該サーボモータ216に連結され、サーボ
モータ216の回転を互いに交差する2軸間で伝達する
回転伝達手段と、該回転伝達手段によって伝達された回
転の回転運動を直線運動に変換する運動方向変換手段
と、該運動方向変換手段によって発生させられた直線運
動をエジェクタピンに伝達するエジェクタロッド215
とを有する。サーボモータ216の回転は、回転伝達手
段を介して運動方向変換手段に伝達され、該運動方向変
換手段によって回転運動が直線運動に変換させられ、エ
ジェクタピンが進退させられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エジェクタ装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、射出成形機においては、加熱シリ
ンダ内において加熱され溶融させられた樹脂を高圧で金
型装置のキャビティ空間に充填(てん)し、該キャビテ
ィ空間内において冷却し、固化させることによって成形
品を得るようにしている。前記金型装置は、固定金型及
び可動金型から成り、トグル機構によって前記可動金型
を進退させ、前記固定金型に対して接離させることによ
って、型閉じ、型締め及び型開きを行うことができるよ
うになっている。そして、型開きにおいて、可動金型は
成形品を残した状態で後退させられ、続いて、エジェク
タ装置によってエジェクタピンが前進させられ、前記成
形品が突き出され、離型が行われるようになっている。
【0003】そのために、前記エジェクタピンは、前端
を前記キャビティ空間に臨ませて配設され、後端はエジ
ェクタプレートに固定される。また、該エジェクタプレ
ートの後端には、エジェクタロッドを介してエジェクタ
ピン送り装置が連結される。そして、該エジェクタピン
送り装置を作動させ、エジェクタロッドを介してエジェ
クタプレートを前進させると、該エジェクタプレートに
固定されたエジェクタピンが前進させられるようになっ
ている。
【0004】ところで、電動式射出成形機においては、
通常、前記エジェクタピン送り装置を電動機によって作
動させるようになっている。図2は従来の1軸式のエジ
ェクタ装置の正面図、図3は従来の1軸式のエジェクタ
装置の側面図である。図において、11は可動プラテン
であり、該可動プラテン11の前端 (図2における右
端) に図示しない可動金型が取り付けられる。前記可動
プラテン11は、トグル機構14によって、図示しない
固定プラテンと図示しないトグルサポートとの間に架設
されたタイバー12に沿って進退させられる。
【0005】また、前記可動プラテン11の後端 (図2
における左端) には、エジェクタピン送り装置16が配
設される。該エジェクタピン送り装置16においては、
前記可動プラテン11にガイドポスト18の前端が固定
され、該ガイドポスト18の後端に支持体19が固定さ
れる。該支持体19は、ベアリング20を介してボール
ナット22を回転自在に支持する。
【0006】そして、該ボールナット22は内周におい
てボールねじ軸24と螺(ら)合させられ、該ボールね
じ軸24の前端にクロスヘッド25が固定され、さら
に、該クロスヘッド25の前端にエジェクタロッド27
が固定される。したがって、前記ボールナット22を回
転させることによって、前記ボールねじ軸24を矢印A
方向に進退させ、エジェクタロッド27を同じ方向に進
退させることができる。
【0007】また、前記エジェクタピン送り装置16は
サーボモータ28によって作動させられるようになって
いて、該サーボモータ28と前記ボールナット22との
間に、ベルト伝動機構31が配設される。該ベルト伝動
機構31は、前記サーボモータ28の出力軸に配設され
たプーリ32、前記ボールナット22の後端に配設され
たプーリ33、及び両プーリ32、33間に張設された
タイミングベルト34から成る。
【0008】したがって、サーボモータ28を駆動する
と、該サーボモータ28の回転がベルト伝動機構31を
介してボールナット22に伝達される。そして、該ボー
ルナット22及びボールねじ軸24によって回転運動が
直線運動に変換され、図示しないエジェクタピンが進退
させられる。次に、2軸式のエジェクタ装置について説
明する。
【0009】図4は従来の2軸式のエジェクタ装置の正
面図、図5は従来の2軸式のエジェクタ装置の側面図で
ある。図において、11は可動プラテンであり、該可動
プラテン11の前端 (図4における右端) に図示しない
可動金型が取り付けられる。前記可動プラテン11は、
トグル機構14によって、図示しない固定プラテンと図
示しないトグルサポートとの間に架設されたタイバー1
2に沿って進退させられる。
【0010】また、前記可動プラテン11の後端 (図4
における左端) には、エジェクタピン送り装置16が配
設される。該エジェクタピン送り装置16においては、
前記可動プラテン11にガイドポスト18の前端が固定
され、該ガイドポスト18の後端にクロスヘッド41が
固定される。そして、該クロスヘッド41にボールナッ
ト42が固定される。
【0011】さらに、該ボールナット42は内周におい
てボールねじ軸43と螺合させられ、該ボールねじ軸4
3は、前端において図示しないベアリングによって可動
プラテン11に対して回転自在に支持される。そして、
前記クロスヘッド41の前端にエジェクタロッド27が
固定される。したがって、前記ボールねじ軸43を回転
させることによって、前記クロスヘッド41を進退さ
せ、エジェクタロッド27を同じ方向に進退させること
ができる。
【0012】また、前記エジェクタピン送り装置16は
サーボモータ28によって作動させられるようになって
いて、該サーボモータ28と前記ボールねじ軸43との
間に、ベルト伝動機構46が配設される。該ベルト伝動
機構46は、前記サーボモータ28の出力軸に配設され
たプーリ32、前記ボールねじ軸43の前端に配設され
た2個のプーリ33、及び各プーリ32、33間に張設
されたタイミングベルト34から成る。
【0013】したがって、サーボモータ28を駆動する
と、該サーボモータ28の回転がベルト伝動機構46を
介してボールねじ軸43に伝達される。そして、該ボー
ルねじ軸43及びボールナット42によって回転運動が
直線運動に変換され、図示しないエジェクタピンが進退
させられる。ところが、前記エジェクタ装置において
は、図示しない成形品を可動金型から突き出して完全に
離型を行うために、タイミングベルト34を強力に張る
必要があるだけでなく、エジェクタピンを繰り返し進退
させる必要があるので、過酷な条件下に置かれ、エジェ
クタ装置の耐久性が低下してしまう。
【0014】すなわち、タイミングベルト34を強力に
張る必要があるので、ボールねじ軸24(図2)、43
に偏心荷重が加わり、該ボールねじ軸24、43の伝動
効率が低くなり、サーボモータ28の負荷を大きくして
しまうだけでなく、ボールねじ軸24、43の寿命を短
くしてしまう。また、タイミングベルト34に伸びが発
生してエジェクタ装置の制御精度を低くしたり、破断、
摩耗等が発生したりするので、タイミングベルト34を
比較的短時間で交換する必要が生じる。
【0015】さらに、前記タイミングベルト34の摩耗
によって摩耗粉が発生し、射出成形機の周囲を汚してし
まう。そこで、サーボモータによって直接ボールナット
を回転させ、ボールナットの回転に伴ってボールねじ軸
を進退させ、さらに、エジェクタピンを進退させるよう
にしたダイレクトドライブ式のエジェクタ装置が提供さ
れている。
【0016】図6は従来のダイレクトドライブ式のエジ
ェクタ装置の要部断面図である。図において、11は可
動プラテンであり、該可動プラテン11の前端 (図にお
ける右端) に図示しない可動金型が取り付けられ、後端
(図における左端) にエジェクタピン送り装置16が配
設される。該エジェクタピン送り装置16においては、
前記可動プラテン11にガイドポスト18の前端が固定
され、該ガイドポスト18の後端にサーボモータ102
が固定される。
【0017】該サーボモータ102は、モータフレーム
104に固定されたステータ105、コイル106及び
ロータ107から成り、該ロータ107の内側に中空軸
110が固定され、該中空軸110の両端がベアリング
111、112によってモータフレーム104に対して
回転自在に支持される。そして、前記中空軸110の内
側にボールナット120が固定される。
【0018】また、該ボールナット120と螺合させて
ボールねじ軸121が配設され、該ボールねじ軸121
の前端にクロスヘッド25が固定され、該クロスヘッド
25にエジェクタロッド27が固定される。そして、前
記クロスヘッド25は前記ガイドポスト18によって回
り止めされる。したがって、前記サーボモータ102を
駆動し、ロータ107を回転させることによって、前記
ボールナット120を矢印F方向に回転させ、該ボール
ナット120及びボールねじ軸121によって回転運動
を直線運動に変換し、クロスヘッド25をガイドポスト
18に沿って矢印A方向に進退させることができる。そ
の結果、エジェクタロッド27及び図示しないエジェク
タピンを同じ方向に進退させることができる。
【0019】この場合、タイミングベルトを使用する必
要がないので、エジェクタ装置の耐久性を向上させるこ
とができるとともに、射出成形機の周囲を汚すことがな
くなる。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来のエジェクタ装置においては、サーボモータ102内
をボールねじ軸121が貫通するようになっているの
で、大型化してしまう。したがって、小型の射出成形機
にこの種のエジェクタ装置を配設するのが困難になって
しまう。
【0021】本発明は、前記従来のエジェクタ装置の問
題点を解決して、耐久性を向上させることができ、射出
成形機の周囲を汚すことがなく、小型化することができ
るエジェクタ装置を提供することを目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明のエ
ジェクタ装置においては、前面を固定プラテンと対向さ
せ、タイバーに沿って進退自在に配設された可動プラテ
ンと、該可動プラテンの背面に固定されたサーボモータ
と、該サーボモータに連結され、サーボモータの回転を
互いに交差する2軸間で伝達する回転伝達手段と、該回
転伝達手段によって伝達された回転の回転運動を直線運
動に変換する運動方向変換手段と、該運動方向変換手段
によって発生させられた直線運動をエジェクタピンに伝
達するエジェクタロッドとを有する。
【0023】本発明の他のエジェクタ装置においては、
さらに、前記回転伝達手段は、駆動側傘歯車及び従動側
傘歯車から成り、前記サーボモータの回転を中空軸に伝
達する。本発明の更に他のエジェクタ装置においては、
さらに、前記運動方向変換手段は、ボールナット及びボ
ールねじ軸から成り、中空軸の回転運動を直線運動に変
換してエジェクタロッドに伝達する。
【0024】本発明の更に他のエジェクタ装置において
は、さらに、前記サーボモータはフレームに取り付けら
れ、該フレーム内に供給されたグリースによって、回転
伝達手段、運動方向変換手段、前記中空軸の支持手段、
及びボールねじ軸の回転規制手段が潤滑される。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら詳細に説明する。図1は本発明の
実施の形態におけるエジェクタ装置の要部断面図であ
る。図において、11は可動プラテンであり、該可動プ
ラテン11の前端 (図における右端) に図示しない可動
金型が取り付けられる。前記可動プラテン11は、前面
を図示しない固定プラテンと対向させて配設され、該固
定プラテンと図示しないトグルサポートとの間に架設さ
れたタイバー12に沿って進退させられる。
【0026】また、前記可動プラテン11の後端 (図に
おける左端) には、エジェクタピン送り装置16が配設
される。該エジェクタピン送り装置16においては、前
記可動プラテン11における前記トグルサポートと対向
する面に環状のフランジ201が固定され、該フランジ
201の後端に筒状のフレーム202を介して環状のス
プラインナット203が固定される。
【0027】そして、前記フランジ201の内方に中空
軸206が配設され、該中空軸206は、一対の支持手
段としてのベアリング204、205によって前記フラ
ンジ201に対して回転自在に支持される。また、前記
中空軸206は、前方(図における右方)に形成された
大径部207及び後方(図における左方)に形成された
小径部208から成り、前記大径部207の外方に前記
ベアリング204、205が配設されるとともに、前記
大径部207の内方にボールナット211が嵌(かん)
入される。
【0028】そして、前記中空軸206及びボールナッ
ト211を貫通してボールねじ軸212が配設され、該
ボールねじ軸212は、前方部にボールねじ213が、
後方部にスプライン214がそれぞれ形成され、前記ボ
ールねじ213によって前記ボールナット211と螺合
させられて運動方向変換手段を構成するとともに、前記
スプライン214によってスプラインナット203とス
プライン係合させられて回転規制手段を構成する。
【0029】また、前記ボールねじ軸212の前方には
エジェクタロッド215が配設され、該エジェクタロッ
ド215の更に前方には、図示しないエジェクタプレー
トが配設され、該エジェクタプレートに図示しないエジ
ェクタピンが固定されるようになっている。ところで、
該エジェクタピンを進退 (図における左右方向に移動)
させるために、前記可動プラテン11の背面にサーボモ
ータ216が、シャフト217を前記ボールねじ軸21
2に対して直角の方向に置いて配設される。そして、前
記シャフト217に駆動側傘歯車221が、前記小径部
208に従動側傘歯車222がそれぞれ取り付けられ、
サーボモータ216を駆動することによって発生させら
れた回転を、シャフト217、駆動側傘歯車221、従
動側傘歯車222及び中空軸206を順に介してボール
ナット211に伝達することができる。なお、前記駆動
側傘歯車221及び従動側傘歯車222によって回転伝
達手段が構成される。
【0030】この場合、図示しない成形品をエジェクタ
ピンによって突き出すのに必要なストロークだけボール
ねじ軸212を進退させる必要があり、そのために、前
記スプラインナット203には、ストロークに対応する
深さの凹部226が形成される。なお、223は前記シ
ャフト217と駆動側傘歯車221との相対的な回転を
阻止するためのキー、224は前記従動側傘歯車222
を中空軸206に対して締め付けるためのナット、22
5は前記スプライン214におけるスプラインナット2
03より後方に突出した部分を覆うためのカバーであ
る。
【0031】次に、前記構成のエジェクタ装置の動作に
ついて説明する。まず、前記サーボモータ216を駆動
してシャフト217を回転させると、駆動側傘歯車22
1及び従動側傘歯車222によって互いに直交する2軸
間で回転が伝達され、中空軸206とボールナット21
1とが一体に回転させられる。そして、前記スプライン
214によってボールねじ軸212とスプラインナット
203とがスプライン係合させられるので、ボールねじ
軸212の回転が規制され、該ボールねじ軸212及び
ボールナット211によって回転運動が直線運動に変換
され、ボールねじ軸212は進退させられる。その結
果、エジェクタロッド215及びエジェクタピンを進退
させることができる。
【0032】このように、本実施の形態においては、サ
ーボモータ216を駆動することによって発生させられ
た回転運動を直線運動に変換し、エジェクタピン送り装
置16を直接作動させるようになっているので、タイミ
ングベルトを使用する必要がなくなる。したがって、エ
ジェクタ装置の耐久性を向上させることができるととも
に、射出成形機の周囲を汚すことがなくなる。
【0033】そして、サーボモータ216が、シャフト
217を前記ボールねじ軸212に対して直角の方向に
置いて配設されるので、可動プラテン11と前記トグル
サポートとの間に形成される空間にエジェクタピン送り
装置16を収容することができる。したがって、エジェ
クタ装置を小型化することができるので、小型の射出成
形機にこの種のエジェクタ装置を配設するのが容易にな
る。
【0034】なお、ボールナット211とボールねじ軸
212との間、スプラインナット203とボールねじ軸
212との間、ベアリング204、205、駆動側傘歯
車221と従動側傘歯車222との間等を潤滑するため
に、前記フレーム202内にグリースが供給され充満さ
せられる。この場合、給脂口数をまとめることができる
ので、エジェクタ装置のコストを低くすることができる
だけでなく、保守・管理が容易になる。
【0035】また、図示しない回転数検出器によって検
出された駆動側傘歯車221の回転数、駆動側傘歯車2
21と従動側傘歯車222との間の減速比、及びボール
ねじ213のリードに基づいて、前記エジェクタロッド
215の位置を検出することができる。なお、前記ボー
ルねじ213又はスプライン214の移動量を直接検出
することによって、前記前記エジェクタロッド215の
位置を検出することもできる。
【0036】本実施の形態においては、前記成形品を一
つのエジェクタロッド215で突き出すようにした一点
突きのエジェクタ装置を示しているが、前記成形品を複
数のエジェクタロッド215で突き出すようにした多点
突きのエジェクタ装置の場合は、ボールねじ軸212と
エジェクタロッド215との間に図示しないクロスヘッ
ドを配設し、該クロスヘッドに複数のエジェクタロッド
215を取り付けるようにする。
【0037】なお、本発明は前記実施の形態に限定され
るものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させ
ることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除す
るものではない。
【0038】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、エジェクタ装置においては、前面を固定プラテン
と対向させ、タイバーに沿って進退自在に配設された可
動プラテンと、該可動プラテンの背面に固定されたサー
ボモータと、該サーボモータに連結され、サーボモータ
の回転を互いに交差する2軸間で伝達する回転伝達手段
と、該回転伝達手段によって伝達された回転の回転運動
を直線運動に変換する運動方向変換手段と、該運動方向
変換手段によって発生させられた直線運動をエジェクタ
ピンに伝達するエジェクタロッドとを有する。
【0039】この場合、前記サーボモータを駆動して回
転を発生させると、該回転は、回転伝達手段を介して運
動方向変換手段に伝達される。そして、該運動方向変換
手段によって回転運動が直線運動に変換させられ、エジ
ェクタピンが進退させられる。したがって、タイミング
ベルトを使用する必要がなくなるので、エジェクタ装置
の耐久性を向上させることができるとともに、射出成形
機の周囲を汚すことがなくなる。
【0040】そして、回転伝達手段は、サーボモータの
回転を互いに交差する2軸間で伝達するようになってい
るので、サーボモータの回転軸と運動方向変換手段の回
転軸とを交差させることができる。したがって、エジェ
クタ装置を小型化することができるので、小型の射出成
形機にこの種のエジェクタ装置を配設するのが容易にな
る。
【0041】本発明の他のエジェクタ装置においては、
さらに、前記サーボモータはフレームに取り付けられ、
該フレーム内に供給されたグリースによって、回転伝達
手段、運動方向変換手段、前記中空軸の支持手段、及び
ボールねじ軸の回転規制手段が潤滑される。この場合、
給脂口数をまとめることができるので、エジェクタ装置
のコストを低くすることができるだけでなく、保守・管
理が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態におけるエジェクタ装置の
要部断面図である。
【図2】従来の1軸式のエジェクタ装置の正面図であ
る。
【図3】従来の1軸式のエジェクタ装置の側面図であ
る。
【図4】従来の2軸式のエジェクタ装置の正面図であ
る。
【図5】従来の2軸式のエジェクタ装置の側面図であ
る。
【図6】従来のダイレクトドライブ式のエジェクタ装置
の要部断面図である。
【符号の説明】
11 可動プラテン 12 タイバー 202 フレーム 203 スプラインナット 204、205 ベアリング 206 中空軸 211 ボールナット 212 ボールねじ軸 213 ボールねじ 214 スプライン 215 エジェクタロッド 216 サーボモータ 221 駆動側傘歯車 222 従動側傘歯車

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)前面を固定プラテンと対向させ、
    タイバーに沿って進退自在に配設された可動プラテン
    と、(b)該可動プラテンの背面に固定されたサーボモ
    ータと、(c)該サーボモータに連結され、サーボモー
    タの回転を互いに交差する2軸間で伝達する回転伝達手
    段と、(d)該回転伝達手段によって伝達された回転の
    回転運動を直線運動に変換する運動方向変換手段と、
    (e)該運動方向変換手段によって発生させられた直線
    運動をエジェクタピンに伝達するエジェクタロッドとを
    有することを特徴とするエジェクタ装置。
  2. 【請求項2】 前記回転伝達手段は、駆動側傘歯車及び
    従動側傘歯車から成り、前記サーボモータの回転を中空
    軸に伝達する請求項1に記載のエジェクタ装置。
  3. 【請求項3】 前記運動方向変換手段は、ボールナット
    及びボールねじ軸から成り、中空軸の回転運動を直線運
    動に変換してエジェクタロッドに伝達する請求項2に記
    載のエジェクタ装置。
  4. 【請求項4】 (a)前記サーボモータはフレームに取
    り付けられ、(b)該フレーム内に供給されたグリース
    によって、回転伝達手段、運動方向変換手段、前記中空
    軸の支持手段、及びボールねじ軸の回転規制手段が潤滑
    される請求項3に記載のエジェクタ装置。
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