JPH10258397A - 圧粉成形体製造装置 - Google Patents
圧粉成形体製造装置Info
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- JPH10258397A JPH10258397A JP6468497A JP6468497A JPH10258397A JP H10258397 A JPH10258397 A JP H10258397A JP 6468497 A JP6468497 A JP 6468497A JP 6468497 A JP6468497 A JP 6468497A JP H10258397 A JPH10258397 A JP H10258397A
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- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01F—MAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
- H01F41/00—Apparatus or processes specially adapted for manufacturing or assembling magnets, inductances or transformers; Apparatus or processes specially adapted for manufacturing materials characterised by their magnetic properties
- H01F41/02—Apparatus or processes specially adapted for manufacturing or assembling magnets, inductances or transformers; Apparatus or processes specially adapted for manufacturing materials characterised by their magnetic properties for manufacturing cores, coils, or magnets
- H01F41/0253—Apparatus or processes specially adapted for manufacturing or assembling magnets, inductances or transformers; Apparatus or processes specially adapted for manufacturing materials characterised by their magnetic properties for manufacturing cores, coils, or magnets for manufacturing permanent magnets
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- Powder Metallurgy (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 圧粉成形体の製造に当って、成形体の形状変
更、寸法変更に対応させる。 【解決手段】 給粉装置6および充填装置7でユニット
を構成して第1ステージS1に配置し、粉末配向装置8
と成形プレス9でユニットを構成して第2ステージS2
に配置し、清掃装置10と成形体取出装置11でユニッ
トを構成して第3ステージS3に配置し、前記第1〜3
ステージS1,S2,S3にゴムモールドを組み込んだ
金型Mを移動する金型搬送装置12を備えている。
更、寸法変更に対応させる。 【解決手段】 給粉装置6および充填装置7でユニット
を構成して第1ステージS1に配置し、粉末配向装置8
と成形プレス9でユニットを構成して第2ステージS2
に配置し、清掃装置10と成形体取出装置11でユニッ
トを構成して第3ステージS3に配置し、前記第1〜3
ステージS1,S2,S3にゴムモールドを組み込んだ
金型Mを移動する金型搬送装置12を備えている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、圧粉成形体製造装
置に係り、より具体的には、ゴム製容器(モールド)を
使用して該容器内に永久磁石、軟質磁性材料、誘電体材
料等の粉末(以下、粉末と略称する)を高密度充填し、
パンチによる加圧とゴムの変形力を利用して静水圧的に
圧縮成形して圧粉成形体を製造する装置(設備)、永久
磁石の製造では成形前に磁界中で粉末を配向させ、成形
後に脱磁処理を施す装置(設備)に関するものである。
置に係り、より具体的には、ゴム製容器(モールド)を
使用して該容器内に永久磁石、軟質磁性材料、誘電体材
料等の粉末(以下、粉末と略称する)を高密度充填し、
パンチによる加圧とゴムの変形力を利用して静水圧的に
圧縮成形して圧粉成形体を製造する装置(設備)、永久
磁石の製造では成形前に磁界中で粉末を配向させ、成形
後に脱磁処理を施す装置(設備)に関するものである。
【0002】
【従来の技術】圧粉成形体を製造する従来技術として特
公平7−44121号公報(従来例の1)及び特開平7
−132399号公報(従来例の2)が公知である。従
来例の1は、少なくとも側面部がゴムからなりかつ底を
有するゴムモールドを周回させる経路に沿って、永久磁
石粉末をゴムモールドに自然充填させるフィーダー、プ
ッシャーもしくは加振機、磁界発生器、ダイプレス、及
び圧粉成形体をゴムモールドからの取りだす治具を順次
配列したゴムモールドを搬送することを特徴とする永久
磁石の製造装置であり、それなりに有用ではあるもの
の、フィーダー、プッシャー等が個別とされ、ユニット
単位の構成になっていないことから、各ユニットを適宜
増設したり、ユニット単位の交換/取り換えなど容易に
対応できないものであった。
公平7−44121号公報(従来例の1)及び特開平7
−132399号公報(従来例の2)が公知である。従
来例の1は、少なくとも側面部がゴムからなりかつ底を
有するゴムモールドを周回させる経路に沿って、永久磁
石粉末をゴムモールドに自然充填させるフィーダー、プ
ッシャーもしくは加振機、磁界発生器、ダイプレス、及
び圧粉成形体をゴムモールドからの取りだす治具を順次
配列したゴムモールドを搬送することを特徴とする永久
磁石の製造装置であり、それなりに有用ではあるもの
の、フィーダー、プッシャー等が個別とされ、ユニット
単位の構成になっていないことから、各ユニットを適宜
増設したり、ユニット単位の交換/取り換えなど容易に
対応できないものであった。
【0003】高寸法精度の製品を得るには、ゴムモール
ド外周と金型内面との間にすき間を設けないことが要求
されるが、粉末充填させたゴムモールドを金型にすき間
なく挿入することは容易ではない。また、永久磁石の製
造において、挿入時に配向させた粉末が崩れると強力な
磁石が作れない問題がある。
ド外周と金型内面との間にすき間を設けないことが要求
されるが、粉末充填させたゴムモールドを金型にすき間
なく挿入することは容易ではない。また、永久磁石の製
造において、挿入時に配向させた粉末が崩れると強力な
磁石が作れない問題がある。
【0004】従来例の2は、金型部材に収容されたゴム
製容器に充填ガイドを介して粉末を充填し高密度化する
高密度化装置、高密度化された粉末を配向させる配向装
置、高密度化され配向された粉末を脱磁するとともに圧
縮するダイプレス装置、圧粉成形体をゴム製容器から取
り出す搬出装置及び圧粉成形体が取り出されたゴム製容
器を清掃する清掃装置が、それぞれ、配置されていてゴ
ムモールドを組み込んだ金型を搬送する圧粉成形体製造
装置であり、それなりに有用ではあるものの従来例の1
と同じくユニット単位の交換を考慮していないことか
ら、成形体の形状変更、寸法変更に対してユニット単位
の交換を考慮していないので、多品種の製品に対して本
装置での対応が困難であった。
製容器に充填ガイドを介して粉末を充填し高密度化する
高密度化装置、高密度化された粉末を配向させる配向装
置、高密度化され配向された粉末を脱磁するとともに圧
縮するダイプレス装置、圧粉成形体をゴム製容器から取
り出す搬出装置及び圧粉成形体が取り出されたゴム製容
器を清掃する清掃装置が、それぞれ、配置されていてゴ
ムモールドを組み込んだ金型を搬送する圧粉成形体製造
装置であり、それなりに有用ではあるものの従来例の1
と同じくユニット単位の交換を考慮していないことか
ら、成形体の形状変更、寸法変更に対してユニット単位
の交換を考慮していないので、多品種の製品に対して本
装置での対応が困難であった。
【0005】また、テーブル外周より各装置を取り付け
て駆動させる旋回機構が多く、位置決め精度、機械剛性
などの点で問題がある。
て駆動させる旋回機構が多く、位置決め精度、機械剛性
などの点で問題がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前掲した従来例1及び
2の第1の課題は、圧粉成形体製造装置における各ステ
ージ(例えば、秤量・給粉・充填/配向・プレス/取出
・清掃)が、多岐にわたっていることで(各々のステー
ジも多種類の機構より成る)装置自体の構成が複雑かつ
標準化対応しずらいものになっていることより、 ユニット単位の追加が困難なこと。
2の第1の課題は、圧粉成形体製造装置における各ステ
ージ(例えば、秤量・給粉・充填/配向・プレス/取出
・清掃)が、多岐にわたっていることで(各々のステー
ジも多種類の機構より成る)装置自体の構成が複雑かつ
標準化対応しずらいものになっていることより、 ユニット単位の追加が困難なこと。
【0007】 ステージ毎の交換(多種類の機構組み
替え)が困難であること。 ゴムモールドの金型への挿入が困難であること。 である。また、第2の課題は、圧粉成形体製造装置にお
いて、製造する成形体形状が変更になる際、 装置全体を変更する必要が生じること。(最低限ユ
ニット毎の交換/変更の必要がある) 多品種(形状・寸法)製品への対応が1台の装置で
は困難であること。
替え)が困難であること。 ゴムモールドの金型への挿入が困難であること。 である。また、第2の課題は、圧粉成形体製造装置にお
いて、製造する成形体形状が変更になる際、 装置全体を変更する必要が生じること。(最低限ユ
ニット毎の交換/変更の必要がある) 多品種(形状・寸法)製品への対応が1台の装置で
は困難であること。
【0008】 高寸法精度の製品を得ることが困難で
あること。 である。本発明は、前述した第1および2の課題を解決
した圧粉成形体製造装置を提供することが目的である。
あること。 である。本発明は、前述した第1および2の課題を解決
した圧粉成形体製造装置を提供することが目的である。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、給粉装置6お
よび充填装置7でユニットを構成して第1ステージS1
に配置し、粉末配向装置8と成形プレス9でユニットを
構成して第2ステージS2に配置し、清掃装置10と成
形体取出装置11でユニットを構成して第3ステージS
3に配置し、前記第1〜3ステージS1,S2,S3に
ゴムモールドMを組み込んだ金型Mを移動する金型搬送
装置12を備えていることを特徴とする構成を採用する
ことにより、第1及び2の課題を解決したのである。
よび充填装置7でユニットを構成して第1ステージS1
に配置し、粉末配向装置8と成形プレス9でユニットを
構成して第2ステージS2に配置し、清掃装置10と成
形体取出装置11でユニットを構成して第3ステージS
3に配置し、前記第1〜3ステージS1,S2,S3に
ゴムモールドMを組み込んだ金型Mを移動する金型搬送
装置12を備えていることを特徴とする構成を採用する
ことにより、第1及び2の課題を解決したのである。
【0010】すなわち、上述の構成によって、各ステー
ジ毎に各ユニット単位にしているためステージ毎の交換
が容易であるし、また、各ステージ中のユニット単位の
交換対応も可能となったのである。更に、配向が崩れな
く、機械精度が向上したことで、ネットシェープの強力
な磁石が製造可能となったのである。
ジ毎に各ユニット単位にしているためステージ毎の交換
が容易であるし、また、各ステージ中のユニット単位の
交換対応も可能となったのである。更に、配向が崩れな
く、機械精度が向上したことで、ネットシェープの強力
な磁石が製造可能となったのである。
【0011】また、本発明、前記モールド搬送装置12
が縦軸心廻りで回転するロータリテーブル35を有し、
該ロータリテーブル35上の放射位置に前記第1〜3ス
テージS1,S2,S3が配置されていることを特徴と
する構成を採用することによって、各ステージを放射配
置できてコンパクトで剛性に富んだ設備にできるに至っ
たのである。
が縦軸心廻りで回転するロータリテーブル35を有し、
該ロータリテーブル35上の放射位置に前記第1〜3ス
テージS1,S2,S3が配置されていることを特徴と
する構成を採用することによって、各ステージを放射配
置できてコンパクトで剛性に富んだ設備にできるに至っ
たのである。
【0012】すなわち、各ステージを直線上で直列に配
置する(請求項1ではこれをも含む)こともできるが、
これでは横長配置又は縦長配置となって設備据付スペー
スに制約を受けるのを解消しているとともに、金型移動
の無駄が少なくなるのである。更に、本発明では、隣接
する第1〜3ステージS1,S2,S3間に、別のユニ
ットが取付可能なスペース及び取付部分を備えているこ
とを特徴とする構成を採用することにより、ユニット単
位はもちろんのことステージ単位の追加対応が容易にで
きることとなり、製造する成形体形状(寸法を含む)を
変更して多品種製品への対応が1台の設備で可能となる
のである。
置する(請求項1ではこれをも含む)こともできるが、
これでは横長配置又は縦長配置となって設備据付スペー
スに制約を受けるのを解消しているとともに、金型移動
の無駄が少なくなるのである。更に、本発明では、隣接
する第1〜3ステージS1,S2,S3間に、別のユニ
ットが取付可能なスペース及び取付部分を備えているこ
とを特徴とする構成を採用することにより、ユニット単
位はもちろんのことステージ単位の追加対応が容易にで
きることとなり、製造する成形体形状(寸法を含む)を
変更して多品種製品への対応が1台の設備で可能となる
のである。
【0013】また、本発明では、第1ステージS1及び
/又は第3ステージS3若しくは隣接する第1〜3ステ
ージS1,S2,S3間に金型Mの冷却装置75を備え
ている構成を採用することにより、配向・成形体プレス
を有する第3ステージでの磁場配向時に発生するうず電
流に起因する発熱により温度上昇した金型温度を適宜冷
却することが可能であるとともに、金型温度を50度C
以下に制御して材料固有の発火温度より充分低くして安
全面及び成形体特性の安定をはかり得るものである。
/又は第3ステージS3若しくは隣接する第1〜3ステ
ージS1,S2,S3間に金型Mの冷却装置75を備え
ている構成を採用することにより、配向・成形体プレス
を有する第3ステージでの磁場配向時に発生するうず電
流に起因する発熱により温度上昇した金型温度を適宜冷
却することが可能であるとともに、金型温度を50度C
以下に制御して材料固有の発火温度より充分低くして安
全面及び成形体特性の安定をはかり得るものである。
【0014】なお、第2ステージの構成部材を上下の板
(プラテン)とこれらを互いに連結する3本の支柱によ
る剛性の高い枠構成とすることによって、構成部材が簡
便な構造となって、ユニット取付スペースが充分確保さ
れるし、支柱3本を磁場発生用コイルの昇降及び保持用
に利用可能となるし、一番前の支柱が各ユニットの取付
部分を兼ねることによって、省スペース対応が可能であ
る。
(プラテン)とこれらを互いに連結する3本の支柱によ
る剛性の高い枠構成とすることによって、構成部材が簡
便な構造となって、ユニット取付スペースが充分確保さ
れるし、支柱3本を磁場発生用コイルの昇降及び保持用
に利用可能となるし、一番前の支柱が各ユニットの取付
部分を兼ねることによって、省スペース対応が可能であ
る。
【0015】また、各ユニットの構成部材を可能な限り
共通部品化することによって、多品種製品への対応が一
部部品の交換のみで対応可能となったのである。
共通部品化することによって、多品種製品への対応が一
部部品の交換のみで対応可能となったのである。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施の形
態について図を参照して説明すると、本発明に係る製造
装置1とその周辺装置である磁界を発生させる電源装置
2,制御盤3および油圧装置4の全体レイアウトを平面
的に示している図1において、本発明に係る製造装置1
は、給粉装置6及び充填装置7でユニットを構成して第
1ステージS1に配置し、粉末配向装置8と成形プレス
9でユニットを構成して第2ステージS2に配置し、清
掃装置10と成形取出装置11でユニットを構成して第
3ステージS3に配置し、前記第1〜3ステージS1,
S2,S3にゴムモールドを組み込んだ金型Mを移動す
る金型搬送装置12を備えており、第3ステージS3に
は成形体を次工程に送る搬送体13が備えられている。
態について図を参照して説明すると、本発明に係る製造
装置1とその周辺装置である磁界を発生させる電源装置
2,制御盤3および油圧装置4の全体レイアウトを平面
的に示している図1において、本発明に係る製造装置1
は、給粉装置6及び充填装置7でユニットを構成して第
1ステージS1に配置し、粉末配向装置8と成形プレス
9でユニットを構成して第2ステージS2に配置し、清
掃装置10と成形取出装置11でユニットを構成して第
3ステージS3に配置し、前記第1〜3ステージS1,
S2,S3にゴムモールドを組み込んだ金型Mを移動す
る金型搬送装置12を備えており、第3ステージS3に
は成形体を次工程に送る搬送体13が備えられている。
【0017】図2を参照すると、第1ステージS1に配
置されるユニットの詳細が示してあり、該ユニットは給
粉装置6および充填装置7で主構成されている。シュー
タ18には、図1に示す秤量器台14上の秤量器15か
らの粉末を受け入れ、該シュータ18を介して給粉装置
6を構成するフィードボックス19に粉末を一旦貯留可
能である。
置されるユニットの詳細が示してあり、該ユニットは給
粉装置6および充填装置7で主構成されている。シュー
タ18には、図1に示す秤量器台14上の秤量器15か
らの粉末を受け入れ、該シュータ18を介して給粉装置
6を構成するフィードボックス19に粉末を一旦貯留可
能である。
【0018】フィードボックス19は円筒体であってそ
の底部にはシリンダ等の駆動体20Aによって開閉自在
な底蓋(プラグ)20を有し、該フィードボックス19
は、シュータ18の直下位置Xと充填装置7の直下位置
Yとの相互間において水平面上で往復動自在であり、こ
のため、伸縮シリンダで示す駆動体21にシュブロック
22を介して備えられ、シュブロック22はガイド23
に沿って摺動可能である。
の底部にはシリンダ等の駆動体20Aによって開閉自在
な底蓋(プラグ)20を有し、該フィードボックス19
は、シュータ18の直下位置Xと充填装置7の直下位置
Yとの相互間において水平面上で往復動自在であり、こ
のため、伸縮シリンダで示す駆動体21にシュブロック
22を介して備えられ、シュブロック22はガイド23
に沿って摺動可能である。
【0019】充填装置7は、支柱24にブラケット25
が着脱自在に備えられ、該ブラケット25に昇降シリン
ダ26が縦向として備えられていて、該シリンダ26の
エンドプレート27にプッシャシリンダ28が縦向とし
て備えられており、該プッシャシリンダ28には上下の
対向プレート29A,29Bをタイロッド29Cで連結
した枠組みの下部、すなわち、下プレート29Bに円筒
形のガイドボックス30が備えられていて、プッシャシ
リンダ28のピストンロッドエンドにはガイドボックス
30に挿通可能なプッシャ31が備えられている。
が着脱自在に備えられ、該ブラケット25に昇降シリン
ダ26が縦向として備えられていて、該シリンダ26の
エンドプレート27にプッシャシリンダ28が縦向とし
て備えられており、該プッシャシリンダ28には上下の
対向プレート29A,29Bをタイロッド29Cで連結
した枠組みの下部、すなわち、下プレート29Bに円筒
形のガイドボックス30が備えられていて、プッシャシ
リンダ28のピストンロッドエンドにはガイドボックス
30に挿通可能なプッシャ31が備えられている。
【0020】なお、ブラケット25の立壁にはマイクロ
スイッチ等の検出器32が高さ位置調整自在に備えられ
ており、エンドプレート27には前記検出器32の跳り
棒33が備えられていて、昇降シリンダ26の昇降スト
ロークを制御調整可能としている。支柱24には軸受体
34を介してロータリテーブル35が支柱24を中心と
する縦軸心廻りに回転自在として備えられており、該ロ
ータリテーブル35が金型搬送装置12であって、該テ
ーブル35の放射位置に図1で示す如く第1〜3ステー
ジS1〜S3が配置されている。
スイッチ等の検出器32が高さ位置調整自在に備えられ
ており、エンドプレート27には前記検出器32の跳り
棒33が備えられていて、昇降シリンダ26の昇降スト
ロークを制御調整可能としている。支柱24には軸受体
34を介してロータリテーブル35が支柱24を中心と
する縦軸心廻りに回転自在として備えられており、該ロ
ータリテーブル35が金型搬送装置12であって、該テ
ーブル35の放射位置に図1で示す如く第1〜3ステー
ジS1〜S3が配置されている。
【0021】ここで、第1ステージS1における作用を
説明すると、第1ステージS1にゴムモールドを組み込
んだ金型Mを位置付けし、該金型M上にガイドボックス
30を位置させ、プッシャ31を金型Mの直上に待機さ
せておき、フィードボックス19をシュータ18の直下
において粉末を受け入れ、駆動体21の伸長動作によっ
てフィードボックス19をガイドボックス30の直上に
移動してから底蓋20を開くことによってガイドボック
ス30を介して金型Mに粉末を充填する。
説明すると、第1ステージS1にゴムモールドを組み込
んだ金型Mを位置付けし、該金型M上にガイドボックス
30を位置させ、プッシャ31を金型Mの直上に待機さ
せておき、フィードボックス19をシュータ18の直下
において粉末を受け入れ、駆動体21の伸長動作によっ
てフィードボックス19をガイドボックス30の直上に
移動してから底蓋20を開くことによってガイドボック
ス30を介して金型Mに粉末を充填する。
【0022】その後、フィードボックス19は位置Xに
後退しているとき(後退動作中を含む)、プッシャ31
をシリンダ28の伸長動作により降下して粉末を金型M
に高密度に充填し、粉末を高密度に充填した金型Mは次
のステーションである第2ステージS2にロータリテー
ブル35を介して搬送される。この充填中に、待機して
いるフィードボックス19には次回供給用粉末を秤量器
から受けて所要時間を短縮している。
後退しているとき(後退動作中を含む)、プッシャ31
をシリンダ28の伸長動作により降下して粉末を金型M
に高密度に充填し、粉末を高密度に充填した金型Mは次
のステーションである第2ステージS2にロータリテー
ブル35を介して搬送される。この充填中に、待機して
いるフィードボックス19には次回供給用粉末を秤量器
から受けて所要時間を短縮している。
【0023】図1および図3を参照すると、粉末配向位
置8と成形プレス9でユニットを主構成して第2ステー
ジS2に配置した実施の形態が示してあり、特に、図1
において、支柱24,37,38の3本を平面視にて三
角配置で立設して上下プラテン(上下板体)39,40
を図3に示す如く連結しており、上プラテン39上には
プレス9の駆動シリンダ41が備えられており、該シリ
ンダ41によって加圧ラム42によって上蓋43を介し
て金型M内の粉末を圧縮成形可能としている。
置8と成形プレス9でユニットを主構成して第2ステー
ジS2に配置した実施の形態が示してあり、特に、図1
において、支柱24,37,38の3本を平面視にて三
角配置で立設して上下プラテン(上下板体)39,40
を図3に示す如く連結しており、上プラテン39上には
プレス9の駆動シリンダ41が備えられており、該シリ
ンダ41によって加圧ラム42によって上蓋43を介し
て金型M内の粉末を圧縮成形可能としている。
【0024】粉末配向装置8は、ラム42を取囲んでか
つ昇降自在な磁場コイル44を備え、支柱24に備えて
いる昇降ガイド45上を摺動するスライダ46及び支柱
37をガイドとして磁場コイル44が備えられ、昇降シ
リンダ47の伸縮動作によって粉末配向8は昇降自在と
されている。磁場コイル44は昇降シリンダ47のピス
トンロッドエンドに備えた取付台48に備えられてお
り、該取付第48の下面には、横行シリンダ49によっ
て水平面上を往復動する上蓋清掃用ブラシ50が備えら
れている。
つ昇降自在な磁場コイル44を備え、支柱24に備えて
いる昇降ガイド45上を摺動するスライダ46及び支柱
37をガイドとして磁場コイル44が備えられ、昇降シ
リンダ47の伸縮動作によって粉末配向8は昇降自在と
されている。磁場コイル44は昇降シリンダ47のピス
トンロッドエンドに備えた取付台48に備えられてお
り、該取付第48の下面には、横行シリンダ49によっ
て水平面上を往復動する上蓋清掃用ブラシ50が備えら
れている。
【0025】ロータリテーブル35は減速機付の駆動体
51によってギヤ伝導体52を介して軸受体34を支柱
24の軸心廻りで回転されるものであり、加圧ラム42
の同軸直下には受台53が下プラテン40上に立設され
ている。ここで、第2ステージS2での作用を説明する
と、前述した第1ステージS1によって粉末が高密度充
填された金型Mがロータリテーブル35の回転(図1に
示す矢示A方向の回転)によって受台53上、すなわ
ち、加圧ラム42の直下に位置付けされると、昇降シリ
ンダ47の縮少動作を介して磁場コイル44が降下して
金型Mを取囲み、加圧ラム42の降下動作によって粉末
の配向がなされ、その後金型M内において圧縮形成さ
れ、加圧終了後に脱磁処理をして、磁場コイル44が上
昇し、上蓋43の下面に付着した粉末はブラシ50によ
って清掃され、成形体を有する金型Mはロータリテーブ
ル35の回転動作によって次の第3ステージS3に搬送
される。
51によってギヤ伝導体52を介して軸受体34を支柱
24の軸心廻りで回転されるものであり、加圧ラム42
の同軸直下には受台53が下プラテン40上に立設され
ている。ここで、第2ステージS2での作用を説明する
と、前述した第1ステージS1によって粉末が高密度充
填された金型Mがロータリテーブル35の回転(図1に
示す矢示A方向の回転)によって受台53上、すなわ
ち、加圧ラム42の直下に位置付けされると、昇降シリ
ンダ47の縮少動作を介して磁場コイル44が降下して
金型Mを取囲み、加圧ラム42の降下動作によって粉末
の配向がなされ、その後金型M内において圧縮形成さ
れ、加圧終了後に脱磁処理をして、磁場コイル44が上
昇し、上蓋43の下面に付着した粉末はブラシ50によ
って清掃され、成形体を有する金型Mはロータリテーブ
ル35の回転動作によって次の第3ステージS3に搬送
される。
【0026】図1および図4を参照すると、清掃装置1
0と成形体取出装置11でユニットを主構成して第3ス
テージS3に備えた詳細が示してある。特に、図4
(A)(B)(C)において、支柱24と架台に立設し
た受台55とにわたって水平方向に上下4本の横行ガイ
ド56が架設されており、この横行ガイド56に沿って
スライダ57を有する取付台58が横行自在に備えられ
ている。
0と成形体取出装置11でユニットを主構成して第3ス
テージS3に備えた詳細が示してある。特に、図4
(A)(B)(C)において、支柱24と架台に立設し
た受台55とにわたって水平方向に上下4本の横行ガイ
ド56が架設されており、この横行ガイド56に沿って
スライダ57を有する取付台58が横行自在に備えられ
ている。
【0027】取付台58は横行ガイド56に装着した横
行シリンダ59によって横行自在であり、取付台58に
はアーム60を有する昇降シリンダ61が備えられてい
る。アーム60は昇降シリンダ61のエンドに備えら
れ、該アーム60にはブラケット62を介して取出装置
11が又、ブラケット63を介して清掃装置10が備え
られている。
行シリンダ59によって横行自在であり、取付台58に
はアーム60を有する昇降シリンダ61が備えられてい
る。アーム60は昇降シリンダ61のエンドに備えら
れ、該アーム60にはブラケット62を介して取出装置
11が又、ブラケット63を介して清掃装置10が備え
られている。
【0028】清掃装置10は、図4(C)で示すように
ブラケット63に締結して並設した筒軸64とこの筒軸
64の下部に装着された樹脂等の非磁性製の筒体65
と、この筒体65に摺同自在として嵌挿されている磁石
66に吊り棒67を筒軸64に挿通して備え、吊り棒6
7の上端には係合突起67Aを有する。取出装置11
は、図4(B)で示すように、ブラケット62に2本の
吸引管68を締着して備え、吸引管68の下部に弾性パ
ッド69を有し、該パッド69を成形体70に接触して
吸引管68を介して減圧(真空)させることによって該
パッド69で成形体70を吸着可能である。
ブラケット63に締結して並設した筒軸64とこの筒軸
64の下部に装着された樹脂等の非磁性製の筒体65
と、この筒体65に摺同自在として嵌挿されている磁石
66に吊り棒67を筒軸64に挿通して備え、吊り棒6
7の上端には係合突起67Aを有する。取出装置11
は、図4(B)で示すように、ブラケット62に2本の
吸引管68を締着して備え、吸引管68の下部に弾性パ
ッド69を有し、該パッド69を成形体70に接触して
吸引管68を介して減圧(真空)させることによって該
パッド69で成形体70を吸着可能である。
【0029】ここで、第3ステージS3の作用を説明す
ると、前述した第2ステージS2で成形された金型Mが
第3ステージS3に搬送されてくると、該金型Mの真上
に取出装置11が位置すべく横行シリンダ59を作動さ
せ、その後、昇降シリンダ61の伸張動作でパッド69
を金型M内の成形体70上面に押付け、吸引することに
よってパッド69で成形体70を吸着し、この吸着状態
で昇降シリンダ61の縮少動作で金型Mから成形体70
を取出し、次いで横行シリンダ59の縮少動作で成形体
70を搬送体13上に移送してから該搬送体13上に成
形体70を移載して次工程へ搬出するのである。
ると、前述した第2ステージS2で成形された金型Mが
第3ステージS3に搬送されてくると、該金型Mの真上
に取出装置11が位置すべく横行シリンダ59を作動さ
せ、その後、昇降シリンダ61の伸張動作でパッド69
を金型M内の成形体70上面に押付け、吸引することに
よってパッド69で成形体70を吸着し、この吸着状態
で昇降シリンダ61の縮少動作で金型Mから成形体70
を取出し、次いで横行シリンダ59の縮少動作で成形体
70を搬送体13上に移送してから該搬送体13上に成
形体70を移載して次工程へ搬出するのである。
【0030】一方、金型Mの清掃は、搬送体13上に成
形体70を移載する動作を平行して金型M内に清掃装置
10である筒体65を挿入すると、金型M内のゴムモー
ルド中の残粉、欠け等は磁石66の磁力によって筒体6
5の外周面に付着され、この付着状態で金型Mから抜き
出してから、横行シリンダ59の伸張動作でダストボッ
クス71の真上まで横移動させ、次いで昇降シリンダ6
1の伸張動作により筒体65をダストボックス71に挿
入するのである。
形体70を移載する動作を平行して金型M内に清掃装置
10である筒体65を挿入すると、金型M内のゴムモー
ルド中の残粉、欠け等は磁石66の磁力によって筒体6
5の外周面に付着され、この付着状態で金型Mから抜き
出してから、横行シリンダ59の伸張動作でダストボッ
クス71の真上まで横移動させ、次いで昇降シリンダ6
1の伸張動作により筒体65をダストボックス71に挿
入するのである。
【0031】そして、この挿入動作の過程で吊り棒67
の係合突起67Aを被係合体72に係合させることによ
り、磁石66を筒体65内で相対的に上昇することによ
って筒体65の表面に付着した残粉等はダストボックス
71に回収される。なお、本実施態様ではダストボック
ス71の取付台73に、水平面上で往復摺動するブラシ
74を具備させることによって、モールドMの上面に残
っている残粉等をダストボックス71に回収可能として
いる。
の係合突起67Aを被係合体72に係合させることによ
り、磁石66を筒体65内で相対的に上昇することによ
って筒体65の表面に付着した残粉等はダストボックス
71に回収される。なお、本実施態様ではダストボック
ス71の取付台73に、水平面上で往復摺動するブラシ
74を具備させることによって、モールドMの上面に残
っている残粉等をダストボックス71に回収可能として
いる。
【0032】更に、第1ステージS1及び/又は第3ス
テージS3若しくは隣接する第1〜3ステージS1,S
2,S3に、金型Mの冷却装置75を具備させることに
より、金型温度を50℃以下に制御して金型内の粉末の
発火温度より充分に低くして安全面及び成形体特性の安
定を図っている。図2に冷却装置75の第1実施例を示
しており、該冷却装置75は流体シリンダで例示する伸
縮駆動体75Aのエンドに冷却ボックス75Bを具備し
たものであり、金型Mが第1ステージS1で制止(停
止)しているとき、伸縮駆動体75Aを伸長させて冷却
ボックス75Bを金型Mの外周面に接触させ、該冷却ボ
ックス75B内に冷媒(水)を導入することで金型Mを
冷却するものである。
テージS3若しくは隣接する第1〜3ステージS1,S
2,S3に、金型Mの冷却装置75を具備させることに
より、金型温度を50℃以下に制御して金型内の粉末の
発火温度より充分に低くして安全面及び成形体特性の安
定を図っている。図2に冷却装置75の第1実施例を示
しており、該冷却装置75は流体シリンダで例示する伸
縮駆動体75Aのエンドに冷却ボックス75Bを具備し
たものであり、金型Mが第1ステージS1で制止(停
止)しているとき、伸縮駆動体75Aを伸長させて冷却
ボックス75Bを金型Mの外周面に接触させ、該冷却ボ
ックス75B内に冷媒(水)を導入することで金型Mを
冷却するものである。
【0033】図5および図6を参照すると冷却装置75
の第2実施例が示してある。図5および図6において、
前記伸縮駆動体75Aの一対が前後又は左右に並設さ
れ、かつ、上下に位相をずらしてブラケット75Cを介
して駆動自在として具備されており、該駆動体75Aの
エンドに共通支軸75Dを中心に揺動自在な一対のホル
ダ75Eを備え、該対のホルダ75Eの対向面に冷却ボ
ックス75Bが2ッ割として金型Mを取囲みかつ開放自
在として備えられている。
の第2実施例が示してある。図5および図6において、
前記伸縮駆動体75Aの一対が前後又は左右に並設さ
れ、かつ、上下に位相をずらしてブラケット75Cを介
して駆動自在として具備されており、該駆動体75Aの
エンドに共通支軸75Dを中心に揺動自在な一対のホル
ダ75Eを備え、該対のホルダ75Eの対向面に冷却ボ
ックス75Bが2ッ割として金型Mを取囲みかつ開放自
在として備えられている。
【0034】この第5・第6図の実施例では対の伸縮駆
動体75Aを縮少しておくことで冷却ボックス75Bを
開放しておき、ロータリテーブル35の旋回で金型Mが
ステージに移動し停止した後、伸縮駆動体75Aを伸長
することで金型Mの外周に冷却ボックス75Bを押し当
ててそのほぼ全周を取囲んだ状態で冷却ボックス75B
に備えている通路に冷媒を導通することによって金型M
を50℃以下に冷却できるのである。
動体75Aを縮少しておくことで冷却ボックス75Bを
開放しておき、ロータリテーブル35の旋回で金型Mが
ステージに移動し停止した後、伸縮駆動体75Aを伸長
することで金型Mの外周に冷却ボックス75Bを押し当
ててそのほぼ全周を取囲んだ状態で冷却ボックス75B
に備えている通路に冷媒を導通することによって金型M
を50℃以下に冷却できるのである。
【0035】なお、この第2実施例では対の伸縮駆動体
75Aを押引(伸縮)動作することで金型Mの位置決め
を確実にできるものである。この第2実施例における割
型構成の冷却装置75は第1ステージS1に具備させる
こともできるし、図4(A)で示すように第3ステージ
S3に具備させることができる。
75Aを押引(伸縮)動作することで金型Mの位置決め
を確実にできるものである。この第2実施例における割
型構成の冷却装置75は第1ステージS1に具備させる
こともできるし、図4(A)で示すように第3ステージ
S3に具備させることができる。
【0036】図7を参照すると隣接する第1〜3ステー
ジ間に具備させるのに好適な冷却装置75の実施例が示
してある。図7において、図示省略した伸縮駆動体によ
ってホルダ75Eを昇降自在として金型Mの上方に備
え、該ホルダ75Eには中空リング状で内径が金型外径
より大きなゴム等の弾性材よりなるジャケット75Bが
内装されており、該ジャケット75Bには注入口75F
から冷媒を導通し、出口75Eから排出するようにされ
ている。
ジ間に具備させるのに好適な冷却装置75の実施例が示
してある。図7において、図示省略した伸縮駆動体によ
ってホルダ75Eを昇降自在として金型Mの上方に備
え、該ホルダ75Eには中空リング状で内径が金型外径
より大きなゴム等の弾性材よりなるジャケット75Bが
内装されており、該ジャケット75Bには注入口75F
から冷媒を導通し、出口75Eから排出するようにされ
ている。
【0037】この図7に示した冷却装置75はロータリ
テーブル35上の金型Mがジャケット75Bの下で停止
した後、該ジャケット75Bは下降し、金型Mを囲む位
置で停止する。その後、ジャケット75Bの中空部には
冷媒が注入口75Fから注入されることにより、冷媒の
水圧で、ジャケット75Bの中空部を膨張させ、中心方
向に膨れ、金型外周部にジャケット75Bの内周部が接
触する。冷媒はジャケット75Bのゴムを通して金型M
から熱を奪い、出口75Gから排出される。
テーブル35上の金型Mがジャケット75Bの下で停止
した後、該ジャケット75Bは下降し、金型Mを囲む位
置で停止する。その後、ジャケット75Bの中空部には
冷媒が注入口75Fから注入されることにより、冷媒の
水圧で、ジャケット75Bの中空部を膨張させ、中心方
向に膨れ、金型外周部にジャケット75Bの内周部が接
触する。冷媒はジャケット75Bのゴムを通して金型M
から熱を奪い、出口75Gから排出される。
【0038】所定時間経過後、冷媒の通水を停止するこ
とにより、ジャケット75Bの内部圧力は低下し、該ジ
ャケット75Bが自己の弾性で縮んで(内径が拡大)、
金型との接触は離れる。ジャケット75Bが金型Mと接
触しない位置まで上昇した後、金型Mが移動し次の金型
がジャケット75Bの下で停止する。
とにより、ジャケット75Bの内部圧力は低下し、該ジ
ャケット75Bが自己の弾性で縮んで(内径が拡大)、
金型との接触は離れる。ジャケット75Bが金型Mと接
触しない位置まで上昇した後、金型Mが移動し次の金型
がジャケット75Bの下で停止する。
【0039】この実施例において、ゴムは一般に熱伝動
率が小さいため、冷却効率を高めるために、金型との接
触部のゴム厚みは極力薄くする必要がある。また、ゴム
の充填剤に熱伝動率の高いものを使用して、冷却効率を
高めることが可能である。その他、冷却装置75として
は、金型Mの外周に薄い肉厚の冷却ジャケットを常設す
ることができる。この場合、磁場コイルの内径を大き目
にする必要がある。
率が小さいため、冷却効率を高めるために、金型との接
触部のゴム厚みは極力薄くする必要がある。また、ゴム
の充填剤に熱伝動率の高いものを使用して、冷却効率を
高めることが可能である。その他、冷却装置75として
は、金型Mの外周に薄い肉厚の冷却ジャケットを常設す
ることができる。この場合、磁場コイルの内径を大き目
にする必要がある。
【0040】また、図1において、第1〜3ステージS
1,S2,S3の隣接ステージ間に別のユニットが取付
可能なスペース76及び取付部分77,78を備えるこ
とが望ましく、図示例ではスペース76は平面視で扇型
空間とされ、取付部分77,78は支柱24の外周面
(支柱に套嵌される筒体、板体等を含む)を多角形に形
成してその平坦面を取付部分としている。
1,S2,S3の隣接ステージ間に別のユニットが取付
可能なスペース76及び取付部分77,78を備えるこ
とが望ましく、図示例ではスペース76は平面視で扇型
空間とされ、取付部分77,78は支柱24の外周面
(支柱に套嵌される筒体、板体等を含む)を多角形に形
成してその平坦面を取付部分としている。
【0041】なお、上記において、金型Mは第1〜3ス
テージS1,S2,S3ごとに放射状配置としてロータ
リテーブル35上に備えることによって、粉末の充填、
成形、取出を並行して行なうことができて効率が向上で
きるし、清掃装置10は永久磁石利用の他に例えばバキ
ューム形式取出装置11を磁石吸着式等にすることもで
きる。
テージS1,S2,S3ごとに放射状配置としてロータ
リテーブル35上に備えることによって、粉末の充填、
成形、取出を並行して行なうことができて効率が向上で
きるし、清掃装置10は永久磁石利用の他に例えばバキ
ューム形式取出装置11を磁石吸着式等にすることもで
きる。
【0042】また、ロータリテーブル上に金型を6個配
置してスペース76,77,78では金型を待機させる
ことで冷却時間を長くすることもできる。また、給粉充
填に時間を要する場合には、スペース77を給粉充填S
1ステージ2ヶ所にすることが可能である。また、配向
とプレスを別ステージにする場合にはスペース76にコ
イルを設けて配向させることができる。
置してスペース76,77,78では金型を待機させる
ことで冷却時間を長くすることもできる。また、給粉充
填に時間を要する場合には、スペース77を給粉充填S
1ステージ2ヶ所にすることが可能である。また、配向
とプレスを別ステージにする場合にはスペース76にコ
イルを設けて配向させることができる。
【0043】また、取出と清掃を別ステージで行うこと
も可能である。
も可能である。
【0044】
【発明の効果】以上詳述した通り本発明によれば、粉末
の充填、成形、取出を各ステージで行いユニットにする
ことにより、成形体の形状変更、寸法変更に対応できて
圧粉成形体の製造に当たって生産性を向上できる。
の充填、成形、取出を各ステージで行いユニットにする
ことにより、成形体の形状変更、寸法変更に対応できて
圧粉成形体の製造に当たって生産性を向上できる。
【図1】本発明装置とその周辺装置のレイアウトを示す
平面図である。
平面図である。
【図2】本発明装置の一部である給粉装置および充填装
置からなるユニットの第1態様を示す立面図である。
置からなるユニットの第1態様を示す立面図である。
【図3】本発明装置の一部である配向装置、成形プレス
からなるユニットの立面図である。
からなるユニットの立面図である。
【図4】本発明装置の一部である清掃装置、取出装置か
らなるユニットを示し、(A)は立面図、(B)は取出
装置の正面図、(C)は清掃装置の立断面図である。
らなるユニットを示し、(A)は立面図、(B)は取出
装置の正面図、(C)は清掃装置の立断面図である。
【図5】金型冷却装置の第1例を示す平面図である。
【図6】図5の立面図である。
【図7】金型冷却装置の他の例を示す正面図である。
6 給粉装置 7 充填装置 8 粉末配向装置 9 成形プレス 10 清掃装置 11 取出装置 12 金型搬送装置 S1 第1ステージ S2 第2ステージ S3 第3ステージ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H01F 41/02 B30B 5/02 B // B30B 5/02 B22F 3/02 F (72)発明者 真鍋 康夫 兵庫県高砂市荒井町新浜2丁目3番1号 株式会社神戸製鋼所高砂製作所内 (72)発明者 米田 慎 兵庫県高砂市荒井町新浜2丁目3番1号 株式会社神戸製鋼所高砂製作所内
Claims (4)
- 【請求項1】 給粉装置(6)および充填装置(7)で
ユニットを構成して第1ステージ(S1)に配置し、粉
末配向装置(8)と成形プレス(9)でユニットを構成
して第2ステージ(S2)に配置し、清掃装置(10)
と成形体取出装置(11)でユニットを構成して第3ス
テージ(S3)に配置し、前記第1〜3ステージ(S
1)(S2)(S3)にゴムモールドを組み込んだ金型
(M)を移動する金型搬送装置(12)を備えているこ
とを特徴とする圧粉成形体製造装置。 - 【請求項2】 金型搬送装置(12)が縦軸心廻りで回
転するロータリテーブル(35)を有し、該ロータリテ
ーブル(35)上の放射位置に前記第1〜3ステージ
(S1)(S2)(S3)が配置されていることを特徴
とする請求項1記載の圧粉成形体製造装置。 - 【請求項3】 隣接する第1〜3ステージ(S1)(S
2)(S3)間に、別のユニットが取付可能なスペース
及び取付部分を備えていることを特徴とする請求項1又
は2記載の圧粉成形体製造装置。 - 【請求項4】 第1ステージ(S1)及び/又は第3ス
テージ(S3)若しくは隣接する第1〜3ステージ(S
1)(S2)(S3)間に、金型(M)の冷却装置(7
5)を備えていることを特徴とする請求項1〜3のいず
れかに記載の圧粉成形体製造装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6468497A JPH10258397A (ja) | 1997-03-18 | 1997-03-18 | 圧粉成形体製造装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6468497A JPH10258397A (ja) | 1997-03-18 | 1997-03-18 | 圧粉成形体製造装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10258397A true JPH10258397A (ja) | 1998-09-29 |
Family
ID=13265240
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6468497A Pending JPH10258397A (ja) | 1997-03-18 | 1997-03-18 | 圧粉成形体製造装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10258397A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005108948A (ja) * | 2003-09-29 | 2005-04-21 | Mitsubishi Electric Corp | 永久磁石成形装置 |
US7018194B2 (en) | 2000-12-04 | 2006-03-28 | Murata Manufacturing Co., Ltd. | Powder supplying apparatus and powder molding apparatus |
JP2014512968A (ja) * | 2011-05-10 | 2014-05-29 | フェッテ・コンパクティング・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンタク・ハフツング | 回転プレス機および回転プレス機を作動させる方法 |
-
1997
- 1997-03-18 JP JP6468497A patent/JPH10258397A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7018194B2 (en) | 2000-12-04 | 2006-03-28 | Murata Manufacturing Co., Ltd. | Powder supplying apparatus and powder molding apparatus |
CN1297389C (zh) * | 2000-12-04 | 2007-01-31 | 株式会社村田制作所 | 粉末成型装置 |
JP2005108948A (ja) * | 2003-09-29 | 2005-04-21 | Mitsubishi Electric Corp | 永久磁石成形装置 |
JP2014512968A (ja) * | 2011-05-10 | 2014-05-29 | フェッテ・コンパクティング・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンタク・ハフツング | 回転プレス機および回転プレス機を作動させる方法 |
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