JP2005088359A - 圧縮成形機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 成形品の高温取り出しを冷却装置により防止する。下部熱盤による金型の押上げにより圧縮効率を改善する。圧縮成形機による金型の予備加熱も可能なゴムなどの圧縮成形機を提供する。
【解決手段】 機台上に往復移動自在に設けた移送台と、その移送台に設けた開口に昇降自在に載置した圧縮成形用の金型と、その金型の上下型間の成形材料を、上下熱盤により成形品に加熱圧縮する圧縮成形装置と、上下型間の成形品を冷却する金型冷却装置と、金型の上型を上方に型開して成形品の取出しと成形材料の供給とを可能となす金型開閉装置とからなる。それら装置を圧縮成形装置と金型開閉装置とを隣り合わせにして金型の移動経路にそれぞれ設置する。その設置位置に金型を停止して圧縮成形、金型冷却、金型開閉の各作業を順に行う。
【選択図】 図1

Description

この発明は、ゴム、合成ゴム等の成形材料を金型と共に上下熱盤により圧縮して成形品に成形する圧縮成形機に関するものである。
従来のゴムの真空プレス成形機では、上熱盤の下方に設けたテーブルの上面に下熱盤を取付け、その下熱盤の上にセットした金型を、テーブルの引き出しにより下熱盤と共に装置外に引き出して、ゴム生地の充填や分解等の操作を行い、充填後にテーブルを元の位置に戻して、金型と下熱盤を上熱盤の下に位置させ、テーブルと共に金型と下熱盤とを上熱盤まで押し上げてプレス成形を行う構造からなる。
実公平6−5857号公報。
このようなプレス成形機では、200℃程度の上下熱盤によりゴム生地をプレス成形することから、装置外に引き出して金型から取り出される成形品は冷却されておらず、高温の成形品を取り出すことになるので作業に危険を伴い。またプレス成形もテーブルごと押し上げて行うので、プレス効率にも課題を有するものであった。
この発明は、上記従来の課題を解決するために考えられたものであって、その目的は、冷却装置を備えることによって成形品の高温取り出しが防止でき、また下部熱盤による金型の押上げにより圧縮効率が改善され、圧縮成形機による金型の予備加熱も可能な新たな圧縮成形機を提供することにある。
上記目的によるこの発明は、機台上に往復移動自在に設けた移送台と、その移送台に設けた開口に昇降自在に載置した圧縮成形用の金型と、その金型の上下型間の成形材料を、上下熱盤により成形品に加熱圧縮する圧縮成形装置と、上下型間の成形品を冷却する金型冷却装置と、金型の上型を上方に型開して成形品の取出しと成形材料の供給とを可能となす金型開閉装置とからなり、それら装置を圧縮成形装置と金型開閉装置とを隣り合わせにして金型の移動経路にそれぞれ設置し、その設置位置に金型を停止して圧縮成形、金型冷却、金型開閉の各作業を順に行う構成からなる、というものである。
この発明の上記移送台は、機台中央の回転駆動手段に後端部を連結して、機台上に往復回動自在に設けた台板からなり、その先端部に設けた開口に上記金型を上下動自在に載置してなるというものであり、また機台上面に敷設した軌道に載置して往復移動自在に設けた台盤からなり、その面内に設けた開口上に上記金型を上下動自在に載置してなる、というものである。
この発明の上記金型は、座板に載置固定した下型と、座板両側に立設した複数の開閉シリンダのピストンロッドにより下型と開閉自在に支持した上型とからなり、その金型を座板と共に上記移送台の開口に上下動自在に載置してなる、というものである。
この発明の上記圧縮成形装置は、上記移送台の開口下側の機台に昇降自在に設けた下部熱盤と、その下部熱盤と成形作業スペースを設けて対設した機台上方の上部熱盤と、上部熱盤の上側から下向きに上記座板に対して昇降自在に設けた真空カップと、下部熱盤を移送台の開口を通して座板に当接し、上記金型を座板と共に押し上げて上部熱盤に押圧する機台内の加圧装置とからなる、というものである。
この発明の上記金型開閉装置は、上記移送台の開口下側の機台に設けた上記金型の昇降板と、その昇降板と開閉作業スペースを設けて対設した機台上方の型受板と、その型受板を上下に揺動自在に軸承した機台上部の支持部材と、その支持部材にシリンダを斜設してピストンロッドを型受板に連結した型開閉シリンダと、型受板上の伸縮駆動装置に取付けて型受板両側に進退自在に突設した上型の抱持部材と、昇降板を移送台の開口を通して座板に当接し、金型を座板と共に押し上げて型受板に当接する機台内の昇降装置とからなる、というものである。
この発明の上記金型冷却装置は、上記移送台の開口下側の機台上に昇降自在に設けた上記金型の下部冷却盤と、その下部冷却盤と冷却作業スペースを設けて対設した機台上方の上部冷却盤と、下部冷却盤を移送台の開口を通して座板に当接し、金型を座板と共に押し上げて上部冷却盤に当接する機台内の昇降装置とからなる、というものである。
上記構成では、圧縮成形後の金型を金型冷却装置に移送して、圧縮成形された成形品を冷却してから取り出すことができるので、成形品の取り出しに加熱による危険が伴うことがなく、安全作業を実施することができる。また圧縮成形は下部熱盤により金型を上部熱盤まで押し上げて行うので、テーブルと共に押し上げて圧縮成形する場合よりも圧縮効率がよく、加圧装置の小型化を図ることができる。さらにまた圧縮成形装置と金型開閉装置とを隣り合わせに設置したことによって、冷却された金型の予備加熱を圧縮成形装置により行うことができ、これにより成形品を金型と共に冷却するものであっても、材料供給後の金型の昇温時間が短縮され、圧縮成形に要する時間を速めることができる。
図中1は機台、2は機台上の移送台、3は移送台2の先端部に座板4と共に載置した圧縮成形用の金型である。5は圧縮成形装置、6は金型開閉装置、7は金型冷却装置で、それら装置は金型開閉装置6を中央に、その両側に圧縮成形装置5と金型冷却装置7を配して金型3の移動経路にそれぞれ設置してある。
上記移送台2は、先端部の板面に四辺形の開口9を穿設した板体からなり、その後端部を機台中央に設置した回転駆動手段8の歯車8aの上に重ねて連結して、歯車8aにより機台1の両端部に設置した圧縮成形装置5と金型冷却装置7の間を水平に往復回動(180°)し、かつ回転駆動手段8の制御により、各装置の設置位置に金型3を停止して、圧縮成形、金型冷却、金型開閉の各工程を順に行うにしてある。また移送台2を隣り合う圧縮成形装置5と金型開閉装置6との間を往復移動させて、成形品取出し後の金型3を圧縮成形装置5により予備加熱し、それから材料供給を行うこともできるようにしてある。
上記金型3は、複数のキャビティを上面に凹設した下型31と、キャビティと対応する複数のコアを下面に突設した上型32とを備え、下型31を座板4に載置固定し、上型32を座板両側に立設した複数の開閉シリンダ33のピストンロッド34により支持して、下型31の上に開閉自在に重合したものからなり、座板4を移送台2の開口周縁のガイドピン35に挿通して、座板4と共に上下動自在に開口9の上に載置してある。
上記座板4は、開口9よりも広面積で厚肉の鋼製板体からなり、その板体の開口内に位置する部分の両側に上記開閉シリンダ33が立設してある。この開閉シリンダ33は、シリンダを板体下面に取付けてピストンロッド34を板体上に突出しており、そのピストンロッド34の上端を下型31の上に重ね設けた上型32の両側の受縁に当接して、該上型32を支持すると共に開閉シリンダ33の作動により上型32を上方へ開放して、下型31との間に脱気スペースを確保し、また上型32の荷重による上下型間の成形材料の押圧変形を防止できるようにしてある。また座板4の周囲には上記真空カップ55の開口縁が当接される受縁41が突設してあり、この受縁41内に下型31が収まっている。
上記圧縮成形装置5は、図2に示すように、機台内に縦設した加圧装置51の加圧ラム52に取付けて、移送台2の開口下側の機台上に昇降自在に設けた下部熱盤53と、その下部熱盤53と成形作業スペースを設けて対設した機台上方の上部熱盤54と、上部熱盤54の上側から下向きに上記座板4の受縁41に対して昇降自在に設けた真空カップ55とからなる。
上部熱盤54と真空カップ55は、機台上面の基盤11に立設した複数本のタイバー12に連結して、基盤11の上方に並設した支持盤13に取付けてある。上部熱盤54は支持盤下側の支軸56の下端に連結してあり、その支軸56に真空カップ55が昇降自在に気密に嵌挿してある。また真空カップ55は支持盤13の上側に立設した昇降装置57の一対の昇降ロッド58に連結して、支軸56をガイドに昇降移動するようにしてある。
上記金型開閉装置6は、図3及び図4に示すように、移送台2の開口9下側の機台上に設けた金型3の昇降板61と、上記支持盤13の機台中央に位置する後端側面に取付けた縦長の支持部材63に上下に揺動自在に軸承して、昇降板61と開閉作業スペースを設けて対設した機台上方の型受板62と、支持部材63の上端部にシリンダを下向き斜めに設けて、ピストンロッド64を型受板62に連結した型開閉シリンダ65と、型受板62の上面に横向きに取付けたシリンダ66aの両側にピストンロッド66bを備えた伸縮駆動装置66と、各ピストンロッド66bに取付けて、型受板62の両側に内向きに進退自在に突設した上型32の抱持部材68と、シリンダ69aを機台内に縦設してピストンロッド69bに上記昇降板61を連結し、その昇降板61を移送台2の開口9を通して座板4に当接し、金型3を座板4と共に押し上げて型受板62に当接する昇降装置69とからなる。
上記金型冷却装置7は、移送台2の開口9の下側の機台上に設けた金型3の下部冷却盤71と、複数本のタイバー12aに連結して機台上方に固定した支持板13aの下側に取付けて、下部冷却盤71と冷却作業スペースを設けて対設した機台上方の上部冷却盤72と、シリンダ73aを機台内に縦設してピストンロッド73bに下部冷却盤71を連結し、金型開閉装置6の昇降装置69と同様に、図では省略するが、下部冷却盤71を移送台2の開口9を通して座板4に当接し、金型3を座板4と共に押し上げて上部冷却盤72に当接する昇降装置73とからなる。
上記構成の回動式圧縮成形機では、機台正面の中央部に位置する金型開閉装置6にて、金型3への成形材料10の供給と成形品20の取出しとが行われる。
金型開閉装置6では、図2及び図3に示すように、昇降板61が移送台2よりも下側の降下位置に待機して、上方の型受板62との間に開閉作業スペースを形成しており、その開閉作業スペースに金型3が移送台2の左回動(90°)により金型冷却装置7から送られて停止し、開口9が昇降板61の真上に位置すると、昇降装置69のピストンロッド69bが油圧により伸長作動して昇降板61を上昇する。
昇降板61は移送台2の開口9から、座板4を金型3と共に押し上げて、図5に示すように、上型32を型受板62に当接する。この当接動作に引き続いて伸縮駆動装置66がエア又は油圧により縮小作動して、型受板62の両側に抱持片を内向きに突設した抱持部材68を引き寄せ、上型32の両側の受縁を型受板62の縁辺とにより挟持して、上型32を型受板62の下面に緩みなく両側から抱持する。
この上型62の抱持作業が終了すると、型開閉シリンダ65がエア又は油圧により縮小作動して、型受板62を伸長支持していたピストンロッド64を縮小する。これにより型受板62は図4及び図6に示すように、支持部材63との軸承部を支点として上型32を抱えたまま上方に回動し、下型31から蓋が開くように除かれてそのまま型開閉シリンダ65により縦に保持される。
上型32の除去により下型31の上は無蓋の状態となるので、成形品20の取出しが容易に行えるようになる。したがつて、人手以外にもロボットなどによる取出機を採用して、成形品20の自動取出しをも行うことができる。
成形品20を取り出した後の下型31には、図では省略するが、予め所要温度(ゴムでは90℃)に加熱したシート状(または塊状)のゴム等の成形材料10が任意の手段をもって供給される。この材料供給に際して金型温度を上げておく必要がある場合には、材料供給前に下記型閉により上型32を一旦戻して、金型3を圧縮成形装置5に移送し、上下熱盤により金型3を予備加熱してから、再び金型開閉装置6に移送して型開を行い、成形材料10の供給を行う。成形材料10が熱硬化性の場合には上記往復移動による金型3の予備加熱は行わず、上記金型冷却装置7により冷却された金型3に材料供給を行う。
成形材料10が下型61の上面に載せられると、型開閉シリンダ65が伸長作動してピストンロッド64により型受板62が、上型32を抱持したまま元の位置まで回動して水平に戻される。下型31の上方に上型62が並行に位置すると、開閉シリンダ33がエア又は油圧により伸長作動して、ピストンロッド34による上型32の支持が行われる。
上型32の支持が終わると、伸縮駆動装置66が伸長作動して抱持部材68を型受板62の両側から外方に押し出して上型32の受縁から外し、上型32を型受板62から離す。これにより上型32はピストンロッド34により下型31から離れた上方に支持され、上下型間に脱気スペースを形成するとともに、上下型間に上型32の荷重による成形材料10の加圧変形を防止して、圧縮成形が行われるまで下型31のキャビティと成形材料10との間に脱気間隙を確保する。
抱持部材68が元の位置まで押し戻されると、昇降装置69が縮小作動して伸長していたピストンロッド69bが縮小し、昇降板61が移送台2より下側の待機位置まで降下する。昇降板61により押し上げられていた金型3は、座板4と共に移送台2まで降りて開口9の上に再び載置される。この金型3の載置後に移送台2は上記回転駆動装置8の作動により、圧縮成形装置5の所まで90°左回動して停止する。
圧縮成形装置5では真空カップ55が上昇位置に、下部熱盤53が移送台2よりも下側の降下位置にそれぞれ待機している。金型3は上型32を下型31から離した状態で、圧縮成形装置5の所要温度(ゴムでは180℃)に加熱されている下部熱盤53と上部熱盤54との間の成形作業スペースに、図2に示すように、移送台2と共に停止して開口9が下部熱盤61の真上に位置する。
移送台2の停止後、油圧により昇降装置57が伸長作動して、図7に示すように、真空カップ55を開口縁が座板4の受縁41に当接するまで降下し、座板上の金型3及び上部熱盤54の周囲を閉ざす。真空カップ55の支軸56との嵌合周縁と受縁41の受面には、Oリングなどの密閉部材が設けてあることから、真空カップ内は気密に閉ざされる。この真空カップ55による金型3の閉鎖は、開閉シリンダ33により上型32を下型31から離したまま行う。
次に真空カップ内が真空に減圧(−96KPa)される。金型3では上下型間が脱気スペースとなって、下型31に凹設したキャビティの真空脱気が行われる。またピストンロッド34による上型32の支持により、上型32の荷重による成形材料20の押圧変形が防止さることから、キャビティと成形材料10との間に、キャビティ内を真空脱気するのに充分な隙間が確保され、キャビティ内の真空脱気が効率よく行われる。
真空脱気作業が終了すると、開閉シリンダ33がオープンとなって上型32が自由状態となる。この状態で加圧装置51を油圧により伸長作動する。加圧ラム52は伸長により下部熱盤53を移送台2の開口9から、受縁41に真空カップ9が当接された座板4に接する。この際、昇降装置57の圧力を加圧装置51の圧力により真空カップ55が上昇後退する圧力に制御する。
さらに加圧ラム52は座板4を金型3と共に押し上げ、また座板4が受縁41を介して真空カップ9を閉鎖状態のまま押上げて、上型32を上部熱盤54に当接する。金型温度が成形温度に達すると、加圧装置51が下部熱盤53を強圧して、成形材料10を上型32の下面のコアによりキャビティに圧入し、図8に示すように圧縮成形する。このコアによる圧縮成形に際して、キャビティ内は完全に真空脱気されているので、成形材料10による空気の封じ込みが皆無となり、表面に空気の痕跡がない成形品20を圧縮成形することができる。
圧縮成形後、真空カップ55は昇降装置57の上昇作動により元の位置に戻されて移送台上が開放され、また開放作動に並行して加圧装置51が作動し、加圧ラム52の縮小による下部熱盤53の降下により、座板4と共に金型3が型閉状態で移送台上まで降下して開口部上に載置される。成形終了後、移送台2は回転駆動装置8により上記金型開閉装置6を通過して、金型冷却装置7の所まで180°右回動して停止する
金型冷却装置7では、図2に示すように、下部冷却盤71が移送台2よりも下側の降下位置に待機している。金型3は上型32を閉じた状態で、通水により所要温度(ゴムでは40°〜60℃)に冷却されている下部冷却盤71と上部冷却盤72との間の成形作業スペースに、移送台2と共に停止して開口9が下部冷却盤71の真上に位置する。
移送台2が停止すると、昇降装置73のピストンロッド73が油圧により伸長作動して下部冷却盤71を上昇する。下部冷却盤71は移送台2の開口9から、座板4を金型3と共に押し上げて、図では省略するが、上型32を上部冷却盤72当接する。金型3は下部冷却盤71と上部冷却盤72とに挟まれて、上下から金型内の成形品20の冷却が行われる。
冷却作業が終了すると、ピストンロッド73が縮小作動して下部冷却盤71の降下し、金型3が座板4と共に移送台2上まで戻されて開口部上に再び載置される。また下部冷却盤71が開口9の下側の元の降下位置に戻ると、回転駆動装置8が作動して、移送台2を上記金型開閉装置6の所まで90°左回動して停止する。そして上記手段による成形品20の取出しと成形材料10の供給が行われたのち、再び圧縮成形装置5に移送されてゆく。
図9及び図10は、移送台2を直線移動する圧縮成形機を示すもので、移送台2を面内が開口9となった枠状の台盤により構成し、その移送台2を機台1の上面両側に敷設した軌条21に、下面両側のガイド22を摺動自在に嵌合して載置し、その移送台2を電動サーボモータ81により駆動する構成からなる。ガイド22の軌条21との嵌合部分には、図では省略するが、移動を円滑となすボールベアリングなどが施される。
このような圧縮成形機においても、圧縮成形用の金型3は、上記回動式と同様に移送台2の開口9に上記座板4と共に上下動自在に載置され、その金型3の移動経路に圧縮成形装置5、金型開閉装置6、金型冷却装置7の各装置が、圧縮成形装置5と金型開閉装置6とを隣り合わせにして設置している。また下部熱盤53、昇降盤61、下部冷却盤71のそれぞれは、機台1の上面に穿設した開口内に位置して、移送台2による金型3の移動障害とならないようにしてある。
移送台2の駆動は、台盤側部に固定したボールナット部材82と螺合して、軌条21と並行に機台上に回転自在に軸承したボールねじ軸83を、機台端部に設置した上記電動サーボモータ81により回転して行い、その電動サーボモータ81によるボールねじ軸83の回転制御により、移送台2を上記各装置の設置に停止して、上記回転式と同様に金型3を金型開閉装置6から圧縮成形装置5に移送し、圧縮成形後に金型冷却装置7に移送して冷却を行った後、金型開閉装置6に移送して戻し、成形品の取出しと材料供給とを行うことができる。また金型3の予備加熱も行い得る。
なお、上記実施形態では何れも金型開閉装置6を機台1の中央に設置しているが、圧縮成形装置5を機台1の中央部に設置してもよく、両装置を隣り合わせに設置してあれば、金型3の往復動による予備加熱を短い移送距離で行うことができる。
この発明に係わる圧縮成形機の一部を切断した略示平面図である。 同上の圧縮成形機の一部を縦断した略示正面図である。 同じく一部を縦断して示す略示側面図である。 同じく上型開放時を一部を縦断して示す略示側面図である。 金型開閉装置の上型開放前の部分縦断説明図である。 金型開閉装置の上型開放時の部分縦断説明図である。 圧縮成形装置の圧縮成形前の部分縦断説明図である。 圧縮成形装置の圧縮成形時の部分縦断説明図である。 移送台が軌条により直線移動する圧縮成形機の上部を切除した略示平面図である。 同上の圧縮成形機の一部を金型と共に縦断して示す説明図である。
符号の説明
1 機台
2 移送台
3 金型
4 座板
5 圧縮成形装置
6 金型開閉装置
7 金型冷却装置
8 回転駆動装置
9 開口
10 成形材料
20 成形品
21 軌条
22 ガイド
31 下型
32 上型
33 開閉シリンダ
51 加圧装置
53 下部熱盤
54 上部熱盤
55 真空カップ
61 昇降盤
62 型受盤
63 支持部材
65 型開閉シリンダ
66 伸縮駆動装置
68 抱持部材
69 昇降装置
71 下部冷却盤
72 上部冷却盤
73 昇降装置
81 電動サーボモータ
82 ボールナット部材
83 ボールねじ軸

Claims (7)

  1. 機台上に往復移動自在に設けた移送台と、
    その移送台に設けた開口に昇降自在に載置した圧縮成形用の金型と、
    その金型の上下型間の成形材料を、上下熱盤により成形品に加熱圧縮する圧縮成形装置と、
    上下型間の成形品を冷却する金型冷却装置と、
    金型の上型を上方に型開して成形品の取出しと成形材料の供給とを可能となす金型開閉装置とからなり、
    それら装置を圧縮成形装置と金型開閉装置とを隣り合わせにして金型の移動経路にそれぞれ設置し、その設置位置に金型を停止して圧縮成形、金型冷却、金型開閉の各作業を順に行う構成からなることを特徴とする圧縮成形機。
  2. 上記移送台は、機台中央の回転駆動手段に後端部を連結して、機台上に往復回動自在に設けた台板からなり、その先端部に設けた開口に上記金型を上下動自在に載置してなることを特徴とする請求項1記載の圧縮成形機。
  3. 上記移送台は、機台上面に敷設した軌道に載置して往復移動自在に設けた台盤からなり、その面内に設けた開口上に上記金型を上下動自在に載置してなることを特徴とする請求項1記載の圧縮成形機。
  4. 上記金型は、座板に載置固定した下型と、座板両側に立設した複数の開閉シリンダのピストンロッドにより下型と開閉自在に支持した上型とからなり、その金型を座板と共に上記移送台の開口に上下動自在に載置してなることを特徴とする請求項1記載の圧縮成形機。
  5. 上記圧縮成形装置は、上記移送台の開口下側の機台に昇降自在に設けた下部熱盤と、その下部熱盤と成形作業スペースを設けて対設した機台上方の上部熱盤と、上部熱盤の上側から下向きに上記座板に対して昇降自在に設けた真空カップと、下部熱盤を移送台の開口を通して座板に当接し、上記金型を座板と共に押し上げて上部熱盤に押圧する機台内の加圧装置とからなることを特徴とする請求項1記載の圧縮成形機。
  6. 上記金型開閉装置は、上記移送台の開口下側の機台に設けた上記金型の昇降板と、その昇降板と開閉作業スペースを設けて対設した機台上方の型受板と、その型受板を上下に揺動自在に軸承した機台上部の支持部材と、その支持部材にシリンダを斜設してピストンロッドを型受板に連結した型開閉シリンダと、型受板上の伸縮駆動装置に取付けて型受板両側に進退自在に突設した上型の抱持部材と、昇降板を移送台の開口を通して座板に当接し、金型を座板と共に押し上げて型受板に当接する機台内の昇降装置とからなることを特徴とする請求項1記載の圧縮成形機。
  7. 上記金型冷却装置は、上記移送台の開口下側の機台上に昇降自在に設けた上記金型の下部冷却盤と、その下部冷却盤と冷却作業スペースを設けて対設した機台上方の上部冷却盤と、下部冷却盤を移送台の開口を通して座板に当接し、金型を座板と共に押し上げて上部冷却盤に当接する機台内の昇降装置とからなることを特徴とする請求項1記載の圧縮成形機。
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