JPH10258193A - パターン縫いミシン - Google Patents

パターン縫いミシン

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JPH10258193A
JPH10258193A JP8571297A JP8571297A JPH10258193A JP H10258193 A JPH10258193 A JP H10258193A JP 8571297 A JP8571297 A JP 8571297A JP 8571297 A JP8571297 A JP 8571297A JP H10258193 A JPH10258193 A JP H10258193A
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pattern
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史明 浅野
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義和 黒野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 図柄や刺繍模様などのパターンを布保持枠の
縫製可能領域の端に寄せて縫製するときの布保持枠の端
寄せ移動の簡単化を図ること。 【解決手段】 タブレットボード30のジョグキーと端
寄せキーとを同時に操作することで、布保持枠に設けた
座標系に基づいて求められた布保持枠28の縫製可能領
域Wの位置と、縫製可能領域Wに対する刺繍模様Mから
求められた矩形状縫製領域Hの位置とから、ジョグキー
で指定される移動方向におけるこれら両領域W,Hの座
標値の差が「0」となるように、つまり縫製領域Hを縫
製可能領域Wに含めた状態で縫製領域Hの一端を縫製可
能領域Wの一端に一致させるように、縫製可能領域Wに
対して縫製領域Hがジョグキーで指定した方向へ相対移
動されるので、端寄せ縫いの為の布保持枠28の縫製開
始位置への移動を容易にできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、布保持枠を支持す
る可動枠を直交するX方向とY方向とに移動させて、そ
の布保持枠にセットされた加工布にパターン模様を形成
するパターン縫いミシンに関し、特に縫製するパターン
を布保持枠の縫製可能領域の端に寄せて縫製する為の布
保持枠の端寄せ移動を簡単化するようにしたものに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、特開昭60─60893
号公報、特開昭62─72391号公報、特開平2─2
4944号公報などには、加工布を保持する布保持枠
を、X駆動機構及びY駆動機構で直交するX方向とY方
向とに夫々移動駆動可能に構成し、予め作成した図柄や
刺繍模様などの縫製データのパターンを形成可能な大き
さの布保持枠をこれら駆動機構の可動枠に装着するとと
もに、その布保持枠に加工布をセットし、縫製を開始し
たときに、そのパターンの縫製領域よりも布保持枠の縫
製可能領域の方が大きい場合に限って、制御装置により
その縫製データに基づいてこれらX駆動機構やY駆動機
構が夫々駆動制御され、各種の刺繍模様などを含むパタ
ーンを加工布の所定位置に形成するようにしたパターン
縫いミシンが記載されている。
【0003】即ち、図12(a)に示すように、縫製開
始に際しては、作成された縫製データに基づいて、所定
位置に原点Oを設けたX,Y座標における1針毎の針落
ちデータが求められ、その針落ちデータで形成されるパ
ターンMの外形を囲む矩形状の縫製領域Hが4つの基点
h1〜h4により求められる。この縫製領域Hについて
は、通常、所謂センターモードでX,Yの中央を座標原
点O(針落ち位置NP)に設定されている。そして、図1
2(b)に示すように、縫製開始時にX,Y両駆動機構
が初期設定されて、可動枠(図示略)に装着された布保
持枠128の縫製可能領域Wについては、布保持枠12
8に設けたX,Y座標系における4つの基点W1〜W4
からなる縫製可能領域Wの中央を座標原点Oに設定され
る一方、この原点位置に対応して縫針が位置している。
【0004】このとき、縫製領域Hの位置はその中央の
原点O(針落ち位置NP)を縫製可能領域Wの座標原点O
に合致させるようにして、布保持枠128に対して相対
的に移動可能な座標に基づいて基点H1〜H4により求
められる。そして、縫製領域Hが縫製可能領域W内に含
まれるとき、つまりはみ出していないときには、ジョグ
キーを操作して布保持枠128をX方向又は−X方向
に、或いはY方向又は−Y方向に所定量だけ移動させ
て、その縫製領域Hを縫製可能領域W内で移動させるこ
とで、パターンMの縫製可能領域Wにおける縫製位置を
任意に設定できるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述したように、パタ
ーンMの縫製開始に際して、ジョグキーを操作して布保
持枠128をX方向又は−X方向に、或いはY方向又は
−Y方向に移動させることで、パターンMの縫製可能領
域Wにおける縫製位置を任意に設定するときに、縫製途
中の加工布に印した基準マークに基づいて布保持枠をセ
ットするようになっていたり、或いは複数のパターンM
を縫製する場合、縫製毎に布保持枠を取り外して縫製領
域Hが縫製可能領域Wの略中央に位置するように加工布
をセットし直すのは、縫製サイクルタイムが長期化して
生産性が低下することから、図12(b)に2点鎖線で
示すように、最初に縫製するパターンMを縫製可能領域
Wの端に寄せて縫製する場合がある。
【0006】その場合には、縫製領域Hの一端を縫製可
能領域Wの一端にはみ出さないで一致させるように、ジ
ョグキーを操作して布保持枠128を移動させるとき
に、ジョグキーをいくら微小時間だけ操作しても、布保
持枠128を微小距離だけ移動させることが難しく、縫
製領域Hの一端が縫製可能領域Wを行き過ぎる場合が多
く、端寄せの為の布保持枠移動操作が複雑化するという
問題がある。本発明の目的は、刺繍模様や図柄などの各
種のパターンを布保持枠の縫製可能領域の端に寄せて縫
製するときの布保持枠の端寄せ移動の簡単化を図れるよ
うなパターン縫いミシンを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1のパターン縫い
ミシンは、加工布を保持する布保持枠を支持して縫針と
直交する平面内を移動可能な可動枠と、この可動枠を駆
動する駆動機構と、加工布に縫製を施す為の縫製機構
と、縫製データに基づいて駆動機構と縫製機構とを制御
する制御手段とを備えたパターン縫いミシンにおいて、
制御手段に布保持枠の縫製可能領域を入力設定する領域
設定手段と、駆動機構の所定の設定された位置に関連す
るデータと縫製データと縫製可能領域データとに基づい
て縫製可能領域に対する縫製領域の位置を演算する領域
演算手段と、縫製可能領域に対して縫製領域を指定した
方向へ相対移動させ且つ縫製領域を縫製可能領域に含め
た状態で縫製領域の一端を縫製可能領域の一端に一致さ
せるように制御手段に指令する端寄せ移動指令手段とを
備えたものである。
【0008】領域設定手段により、縫製可能領域が制御
手段に対して入力設定されると、領域演算手段は、布保
持枠の縫製可能領域の、例えば中央位置を布保持枠に設
けた座標系の原点、つまり針落ち位置に一致させるよう
に、駆動機構を所定の設定された位置に関連するデータ
で移動させた状態において、縫製可能領域をその座標系
における位置で求めるとともに、縫製データで縫製され
る刺繍模様や図柄などのパターンの外形を囲む矩形状の
縫製領域を求め、その縫製領域の、例えば中央位置を針
落ち位置に設定する。更に、縫製領域の中央の針落ち位
置を縫製可能領域の座標原点に合致させることで、縫製
可能領域に対する縫製領域の位置を求める。
【0009】一方、端寄せ移動指令手段は、縫製可能領
域に対して縫製領域を指定した方向へ相対移動させると
ともに、縫製領域を縫製可能領域に含めた状態で縫製領
域の一端を縫製可能領域の一端に一致させるように制御
手段に指令する。これにより、駆動機構が制御手段によ
り駆動されて、布保持枠が可動枠とともに移動されて布
保持枠の縫製開始位置が設定され、縫製機構により縫製
データに基づいてパターン縫いが実行された結果、最初
のパターンが縫製可能領域の端に寄せて形成される。
【0010】請求項2のパターン縫いミシンは、請求項
1の発明において、前記領域演算手段の演算結果を受け
て、縫製可能領域から縫製領域がはみ出しているか否か
判定するはみ出し判定手段を備えたものである。この場
合、はみ出し判定手段は、領域演算手段の演算結果を受
けて、縫製可能領域から縫製領域がはみ出しているか否
か判定するので、縫製領域の縫製可能領域からのはみ出
しを簡単に判定することができる。その他、請求項1と
同様の作用を奏する。
【0011】請求項3のパターン縫いミシンは、請求項
2の発明において、前記はみ出し判定手段がはみ出しで
あると判定したとき、そのはみ出し量がなくなるように
縫製可能領域に対して縫製領域を相対移動させる指令を
制御手段に出力するはみ出し解消制御手段を備えたもの
である。この場合には、はみ出し判定手段によりはみ出
しであると判定されると、はみ出し解消制御手段は、そ
のはみ出し量がなくなるように縫製可能領域に対して縫
製領域を相対移動させる指令を制御手段に出力するの
で、布保持枠が駆動機構により所定の開始位置に移動さ
れることで、パターンが縫製可能領域の端に寄せて、し
かもはみ出さないように形成される。その他、請求項2
と同様の作用を奏する。
【0012】請求項4のパターン縫いミシンは、加工布
を保持する布保持枠を支持して縫針と直交する平面内を
移動可能な可動枠と、この可動枠を駆動する駆動機構
と、加工布に縫製を施す為の縫製機構と、縫製データに
基づいて駆動機構と縫製機構とを制御する制御手段とを
備えたパターン縫いミシンにおいて、制御手段に布保持
枠の縫製可能領域を入力設定する領域設定手段と、駆動
機構の所定の設定された位置に関連するデータと縫製デ
ータと縫製可能領域データとに基づいて縫製可能領域に
対する縫製領域の位置を演算する領域演算手段と、所定
の確認指令を受けたとき、領域演算手段の演算結果に基
づいて縫製可能領域から縫製領域がはみ出しているか否
か判定するはみ出し判定手段と、はみ出し判定手段がは
み出しでないと判定したときには、縫製機構を停止させ
たまま縫製可能領域に対して縫製領域を相対移動させて
縫製領域の外形に沿って縫製機構の縫針をトレースさせ
るように制御手段に指令するトレース指令手段とを備え
たものである。
【0013】領域設定手段と領域演算手段とは前記請求
項1と同様に作用する。そして、所定の確認指令を受け
たとき、はみ出し判定手段は、領域演算手段の演算結果
に基づいて、布保持枠の縫製可能領域から縫製領域がは
み出しているか否か判定する。また、トレース指令手段
は、はみ出し判定手段によりはみ出しでないと判定され
たときには、縫製機構を停止させたままで、縫製可能領
域に対して縫製領域を相対移動させて縫製領域の外形に
沿って縫製機構の縫針をトレースさせるように制御手段
に指令する。これにより、駆動機構が移動駆動されて、
縫針が布保持枠に衝突しないことが確認される。
【0014】請求項5のパターン縫いミシンは、請求項
4の発明において、前記はみ出し判定手段がはみ出しで
あると判定したとき、そのはみ出し量がなくなるように
縫製可能領域に対して縫製領域を相対移動させる指令を
制御手段に出力するはみ出し解消制御手段を備えたもの
である。この場合、はみ出し解消制御手段により請求項
3と同様に作用し、その他、請求項4と同様の作用を奏
する。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面に基いて説明する。本実施形態は、布保持枠に保
持する加工布に各種の刺繍模様を縫製する刺繍縫いミシ
ンに本発明を適用した場合のものである。刺繍縫いミシ
ン1(パターン縫いミシンに相当する)について説明す
ると、図1に示すように、ミシンテーブル2上には、ベ
ッド部4とアーム部5とを備えた縫製ミシン3(縫製機
構に相当する)が設置され、そのベッド部4には針板6
が取付けられ、その針板6には針穴6aが形成されてい
る。アーム部5の基端部には、ミシン主軸(図示略)を
回転駆動するミシンモータ7が装着されている。
【0016】また、アーム部5の先端部には、下端に縫
針8を取付けた針棒9が上下動可能に支持され、その針
棒9はミシン主軸の回転により針穴6aを挿通するよう
に上下駆動される。一方、ベッド部4には、縫針8と協
働して加工布に縫目を形成する糸輪捕捉器(図示略)が
設けられている。次に、布保持枠28をX方向(右方
向)と−X方向(左方向)とに移動駆動するX駆動機構
10について説明する。縫製ミシン3よりも左側のミシ
ンテーブル2には、左右1対の支持ブロック11,12
が夫々固定され、これら支持ブロック11,12には、
左右方向に延びるスクリューシャフト13と断面矩形状
又は多角形状の回転伝達シャフト14の端部が夫々回転
可能に支持されている。
【0017】左側の支持ブロック11には、スクリュー
シャフト13を回転駆動するX方向駆動モータ15が取
付けられ、スクリューシャフト13と回転伝達シャフト
14には、これらを挿通させたX軸移動ブロック16が
ブッシュなどを介して夫々支持されている。次に、布保
持枠28をY方向(前方向)と−Y方向(後方向)とに
移動駆動するY駆動機構20について説明する。右側の
支持ブロック12には、回転伝達シャフト14を回転駆
動するY方向駆動モータ21が取付けられている。その
X軸移動ブロック16には、前後方向に延びる1対の支
持パイプ22の後端部が固着されるとともに、これら支
持パイプ22には、Y軸移動ブロック23が前後方向移
動可能に支持されている。
【0018】更に、そのY軸移動ブロック23には、X
軸移動ブロック16の左右両側に周回され且つ回転伝達
シャフト14に連係された1対の駆動ワイヤ24の両端
部が固着されている。前記Y軸移動ブロック23の上面
には、矩形状の可動枠25がツマミ付きビス26で取付
けられ、その可動枠25には、外枠と内枠とからなる布
保持枠28がその1対の取付け部を介して固定されてい
る。ここで、これらX駆動機構10とY駆動機構20と
で駆動機構が構成されている。これにより、X方向駆動
モータ15が駆動されると、スクリューシャフト13が
回転されてX軸移動ブロック16が右方(X方向)又は
左方(−X方向)とに移動するので、このX軸移動ブロ
ック16に連結されたY軸移動ブロック23を介して布
保持枠28が左方又は右方に移動する。
【0019】また、Y方向駆動モータ21が駆動される
と、回転伝達シャフト14が回転されてY軸移動ブロッ
ク23が前方(Y方向)と後方(−Y方向)とに移動す
るので、このY軸移動ブロック23に連結された布保持
枠28が前方又は後方に移動する。即ち、縫製ミシン3
が駆動されているときに、布保持枠28が縫製データに
基づいて前後方向と左右方向とに夫々移動するので、布
保持枠28にセットされた加工布(図示略)に所望の刺
繍模様Mが形成される。一方、ミシンテーブル2の縫製
ミシン3よりも前側には、タブレットボード30と入力
ペン32とが配設されるとともに、CRTディスプレイ
33が設けられている。
【0020】前記タブレットボード30には、縫製位置
設定キー、縫製開始キー、端寄せキーを含む複数の機能
キー、数値入力の為のテンキーなどが設けられ、また、
布保持枠28を手動操作でX方向、−X方向、Y方向、
−Y方向に夫々移動させる為の4つのジョグキー31が
設けられている。また、ミシンテーブル2内には、外部
記憶装置であるフロッピィーディスクドライブ装置34
が設けられている。これにより、フロッピィーディスク
ドライブ装置34にセットされたフロッピィーディスク
に格納されている縫製データを読み込んで、その縫製デ
ータに基づいて刺繍縫いする際には、これら4つのジョ
グキー31を操作して、布保持枠28を所望の開始位置
に移動させておき、縫製開始キーを操作して、加工布に
刺繍模様Mの縫製することができる。
【0021】次に、刺繍縫いミシン1の制御系は、図2
のブロック図に示すように構成されている。制御装置4
0(制御手段に相当する)は、CPU41と、このCP
U41に接続されたROM42及びRAM43と、入力
インターフェース44及び出力インターフェース45と
からなり、入力インターフェース44には、タブレット
ボード30と入力ペン32とが接続されるとともに、出
力インターフェース45には、X方向駆動モータ15の
為の駆動回路46と、Y方向駆動モータ21の為の駆動
回路47と、ミシンモータ7の為の駆動回路48と、C
RTディスプレイ33の為のコントローラ49と、フロ
ッピィーディスクドライブ装置(FDD)34の為のフ
ロッピィーディスクコントローラ(FDC)50とが夫
々接続されている。
【0022】前記ROM42には、縫製データに基づい
て各モータ7,14,15を駆動する縫製制御の制御プ
ログラム、刺繍縫製に先立って縫製位置を設定する本願
特有の縫製位置設定制御の制御プログラムなどが格納さ
れている。また、RAM43には、読み込んだ縫製デー
タを記憶するデータメモリ43a、設定された布保持枠
28のサイズを記憶するサイズメモリ43b、刺繍縫製
に際して行なう演算の演算結果を一時的に記憶する各種
メモリやバッファなどが設けられている。次に、刺繍縫
いミシン1の制御装置40で実行される縫製位置設定制
御のルーチンについて、図3〜図5のフローチャートに
基づいて、図6〜図9を参照しながら説明する。但し、
図中符号Si(i=10、11、12・・・)は各ステ
ップである。
【0023】前記タブレットボード30の縫製位置設定
キーが操作されるとこの制御が開始され、先ずCRTデ
ィスプレイ33に表示された、布保持枠サイズを設定す
る旨のメッセージに基づいて、可動枠25に装着した布
保持枠28の縫製可能領域Wのサイズをタブレットボー
ド30のテンキー操作により入力設定するサイズ設定処
理が実行され、RAM43のサイズメモリ43bに記憶
される(S10)。ここで、縫製可能領域Wが円形のとき
には、その円形の半径をサイズとして入力するようにし
てもよい。即ち、図6に示すように、大きさが異なる布
保持枠28に取り変えられたことから、新規に装着され
た布保持枠28のサイズに基づいて、縫製可能領域Wの
中央に縫針8の針落ち位置NPが一致するように、X方向
駆動モータ15とY方向駆動モータ21とを夫々駆動す
る初期設定処理が実行される(S11)。
【0024】ここで、S10やタブレットボード30など
で領域設定手段が構成され、また縫製可能領域Wのサイ
ズに基づいてこれら駆動機構10,20を初期設定する
為の駆動データが所定の設定された位置に関連するデー
タに相当する。次に、その初期設定移動された布保持枠
28に設けたX,Y座標系における4つの基点W1〜W
4からなる縫製可能領域Wの位置として、図6に示すよ
うに、縫製可能領域Wの中央位置を座標原点Oに設定す
ることで求める縫製可能領域演算が実行される(S1
2)。次に、FDD34に装着されたフロッピィーディ
スクから所望の縫製データが読み込まれ(S13)、その
縫製データに対して回転処理や拡大/縮小処理などの編
集処理が実行される(S14)。
【0025】そして、編集処理が施された縫製データか
ら1針毎の針落ち位置のデータに展開する針落ちデータ
展開処理が実行される(S15)。ここで、その針落ち位
置のデータは、刺繍模様Mの内側又は外側の所定の基準
位置を縫製開始位置として相対位置のデータで求められ
る。次に、その縫製データで形成される刺繍模様Mの外
形を囲む矩形状の縫製領域Hのサイズが求められる(S
16)。即ち、図12(a)で説明したように、刺繍模様
Mの外形を囲む矩形状の縫製領域Hのサイズが、所謂セ
ンターモードでX,Yの中央に座標原点O(針落ち位置
NP)を設定することで、4つの基点h1〜h4により求
められる。次に、縫製領域Hの縫製可能領域Wに対する
位置が求められる(S17)。
【0026】即ち、図6に示すように、布保持枠28が
初期設定移動されてその縫製可能領域Wの中央に座標原
点Oが設定されており、その座標原点Oに縫製領域Hの
座標原点O(針落ち位置NP)を一致させることで、縫製
領域Hの位置は、布保持枠28に対して相対的に移動可
能な座標に基づいて基点H1〜H4により求められる。
ここで、S16やS17などで領域演算手段が構成されてい
る。次に、初期設定状態における縫製可能領域Wから縫
製領域Hがはみ出しているか否か判定する判定処理が実
行され、はみ出しているときには、そのはみ出し方向の
フラグがセットされる(S18)。
【0027】この場合、縫製領域Hの2つの基点H2,
H4のX座標値と、2つの基点H1,H3の−X座標値
とが、縫製可能領域Wの2つの基点W2,W4のX座標
値と、2つの基点W1,W3の−X座標値とからはみ出
していないか、また縫製領域Hの2つの基点H3,H4
のY座標値と、2つの基点H1,H2の−Y座標値と
が、縫製可能領域Wの2つの基点W3,W4のY座標値
と、2つの基点W1,W2の−Y座標値とからはみ出し
ていないか夫々演算で求められる。
【0028】次に、セットされているはみ出しフラグが
存在しないとき、つまり縫製領域Hが縫製可能領域Wか
らはみ出していないときには(S19:No)、次のよう
に、タブレットボード30の各種のキーが操作されて、
布保持枠28を移動させたり、縫製が開始される。ここ
で、S19がはみ出し判定手段に相当する。即ち、4つの
ジョグキー31の何れかが操作されたときには(S22:
Yes )、その操作されたジョグキー31で指定される方
向へ、操作されている時間だけ布保持枠28が移動され
(S29)、S17〜S19により、その移動量に基づいて変
更された縫製領域Hの位置が再度演算されるとともに、
はみ出しフラグの設定が実行される。
【0029】ここで、ジョグキー31と端寄せキーとが
同時に操作されたときには(S21:Yes )、図7に示す
ように、そのジョグキー31で指定される移動方向(−
Y方向)の座標値の差が「0」となるように、つまり縫
製領域Hの2つの基点H1,H2の−Y座標値を、縫製
可能領域Wの2つの基点W1,W2で結ばれる線上に一
致させてはみ出し量が「0」となるように布保持枠28
がY方向に移動され(S28)、同様にS17〜S19が実行
される。これにより、縫製領域Hの縫製可能領域Wに対
する端寄せを行なう場合に、縫製領域Hの一端が縫製可
能領域Wを行き過ぎることがなく、縫製領域Hの縫製可
能領域Wに対する端寄せを簡単化することができる。こ
こで、ジョグキー31と端寄せキーとから端寄せ移動指
令手段が構成されている。
【0030】次に、編集キーが操作されたときには(S
23:Yes )、S14に戻って、再度編集処理が実行される
(S14)。そして、縫製開始に先立って、確認キーが操
作されたときには(S24:Yes )、ミシンモータ7を駆
動させることなく、縫製可能領域Wに対して縫製領域H
を相対移動させて、縫製領域Hの外形に沿って縫針8を
トレースさせるトレース処理が実行され(S30)、S20
に戻る。次に、縫製を開始する為に、縫製開始キーが操
作されたときには(S25:Yes )、縫製制御の起動が指
令され(S26)、この制御を終了して、メインルーチン
にリターンする。これにより、縫製制御プログラムが起
動されて、図7に示すように、布保持枠28にセットさ
れた加工布の所定の端寄せ位置に所望の刺繍模様Mが形
成される。
【0031】一方、はみ出し判定処理の結果、図8に示
すように、縫製可能領域Wに対して縫製領域Hがはみ出
しているときには(S19:Yes )、はみ出し解消処理制
御(図5参照)が実行される(S27)。ここで、S27が
はみ出し解消制御手段に相当する。この制御が開始され
ると、先ずディスプレイ33に、エラーメッセージ「警
告はみ出し!!」と、はみ出し方向とが表示される(S
40)。次に、そのはみ出し方向に基づいて、4つのジョ
グキー31の何れかが操作されたときには(S42:Yes
)、その警告表示が中止され(S46)、S29によりそ
の操作されたジョグキー31で指定される方向へ、操作
されている時間だけ布保持枠28が移動される。
【0032】ところで、端寄せキーが単独で操作された
ときには(S43:Yes )、その警告表示が中止され(S
47)、図9に示すように、はみ出しフラグで指示される
はみ出し方向のはみ出し量が、縫製領域Hの基点H1の
−X座標値と縫製可能領域Wの基点W1の−X座標値と
から求められ、そのはみ出し量が「0」となるように、
つまり縫製領域Hの2つの基点H1,H3を縫製可能領
域Wの基点W1,W3で結ばれる線上に一致するように
布保持枠28が−X方向に移動され(S48)、S17以降
が実行される。また、編集キーが操作されたときには
(S44:Yes )、その警告表示が中止され(S45)、S
14以降が実行される。
【0033】このように、加工布を保持する布保持枠2
8を移動可能な可動枠25と、この可動枠25をX,Y
方向に独立に駆動するX駆動機構10及びY駆動機構2
0と、縫製ミシン2と、縫製データに基づいてこれら駆
動機構10,20と縫製ミシン2とを制御する制御装置
40とを備えた刺繍縫いミシン1において、布保持枠2
8に設けた座標系に基づいて求められた布保持枠28の
縫製可能領域Wの位置と、縫製可能領域Wに対する刺繍
模様Mの縫製領域Hの位置とから、縫製領域Hを縫製可
能領域Wに含めた状態で縫製領域Hの一端を縫製可能領
域Wの一端に一致させるように、縫製可能領域Wに対し
て縫製領域Hをジョグキー31で指定した方向へ相対移
動されて布保持枠28の縫製開始位置を容易に設定で
き、縫製ミシン2により縫製データに基づいて刺繍縫い
が実行された結果、刺繍模様Mを縫製可能領域Wの端に
確実に寄せて形成できる。
【0034】また、縫製可能領域Wの位置と縫製領域H
の位置とに基づいて、布保持枠28の縫製可能領域Wか
ら縫製領域Hがはみ出しているか否か判定するようにし
たので、縫製領域Hの縫製可能領域Wからのはみ出しを
簡単に判定することができる。また、縫製領域Hが縫製
可能領域Wからはみ出しているときには、そのはみ出し
量が零となるように縫製可能領域Wに対して縫製領域H
を相対移動させるようにしたので、はみ出しの場合に
は、そのはみ出しを解消するように布保持枠28をX駆
動機構10及びY駆動機構20により所定の開始位置に
移動でき、刺繍模様Mを縫製可能領域Wの端に寄せて且
つはみ出さないように形成できる。
【0035】ところで、前記縫製位置設定制御のS19以
降を、図10、図11に示すように部分的に変更し、確
認キーが操作されたときにはみ出しが生じているときに
は、そのはみ出しを解消するようにしてもよい。但し、
図3、図4に示す縫製位置設定制御に含まれるステップ
と同様のステップについては、そのステップ番号を印す
ものとする。即ち、はみ出し判定処理の結果、図8に示
すように、縫製可能領域Wに対して縫製領域Hがはみ出
しているときには(S19:Yes )、ディスプレイ33に
警告表示されるので(S40)、ジョグキー31が操作さ
れたときに(S22:Yes )、警告表示中のときにはその
警告表示が中止され(S51)、S29が実行される。
【0036】また、編集キーが操作されたときにも(S
23:Yes )、同様に、警告表示中のときにはその警告表
示が中止され(S52)、S14以降が実行される。そし
て、確認キーが操作されたときには(S50:Yes )、確
認処理制御(図11参照)が実行される(S53)。この
制御が開始されたときに、警告表示されていないとき、
つまり縫製可能領域Wに対して縫製領域Hがはみ出して
いないときには(S60:No)、前述のS30と同様に、縫
製領域Hのトレース処理が実行され、この制御を終了し
てS20にリターンする。ここで、S60におけるNoの判定
がトレース指令手段に相当する。
【0037】しかし、警告表示されているときで、縫製
領域Hがはみ出しているときには(S60:Yes )、その
警告表示が中止され(S61)、前述したS48と同様に、
はみ出しフラグで指示されるはみ出し方向のはみ出し量
が求められ、そのはみ出し量が「0」となるように布保
持枠28が−X方向に移動され、S17以降が実行され
る。このように、縫製領域Hが縫製可能領域Wからはみ
出していないときには、縫製領域Hの外形に沿って縫製
ミシン2の縫針8がトレースされ、縫針8が布保持枠2
8に衝突しないことを容易に確認できる。
【0038】更に、縫製領域Hが縫製可能領域Wからは
み出しているときには、そのはみ出し量が「0」となる
ように、つまりはみ出しを解消するように布保持枠28
を駆動機構10,20により所定の開始位置に移動し
て、縫製可能領域Wに対して縫製領域Hを相対移動させ
るので、刺繍模様Mを縫製可能領域Wの端に寄せて且つ
はみ出さないように形成できる。
【0039】ここで、前記実施形態の変更態様として、
布保持枠28の移動方向を指示する4つの端寄せキーを
タブレットボード30に設け、ジョグキーと端寄せキー
とを同時に操作するのに代えて、これら移動方向を指示
する4つの端寄せキーを操作するようにしてもよい。ま
た、複数種類の布保持枠28の番号とそのサイズとを対
応させて制御装置40のROM42に予め記憶させてお
き、縫製位置設定制御のS10において、布保持枠番号だ
けを設定するようにしてもよい。また、縫製領域Hがは
み出しているときには、そのはみ出し量がなくなるよう
に縫製領域Hを端寄せするようにしてもよい。更に、複
数の縫製ミシンを備えた多頭形刺繍ミシンや各種のパタ
ーンを縫製する種々のパターン縫いミシンに本発明を適
用し得ることは勿論である。更に、本発明は前記実施形
態に限定して解釈されるべきではなく、本発明の技術的
思想を逸脱しない範囲において、前記実施形態の各部の
制御に、既存の技術や当業者に自明の技術に基いて種々
の変更を加えることもあり得る。
【0040】
【発明の効果】請求項1のパターン縫いミシンによれ
ば、加工布を保持する布保持枠を移動可能な可動枠と、
この可動枠を駆動する駆動機構と、縫製機構と、縫製デ
ータに基づいて駆動機構と縫製機構とを制御する制御手
段とを備えたパターン縫いミシンにおいて、領域設定手
段と、領域演算手段と、端寄せ移動指令手段とを備えた
ので、布保持枠に設けた座標系に基づいて求められた布
保持枠の縫製可能領域の位置と、縫製可能領域に対する
図柄や刺繍模様などのパターンの縫製領域の位置とか
ら、縫製領域を縫製可能領域に含めた状態で縫製領域の
一端を縫製可能領域の一端に一致させるように、縫製可
能領域に対して縫製領域を指定した方向へ相対移動され
ることから、端寄せ縫いの為の布保持枠の縫製開始位置
への移動を容易にできる。
【0041】請求項2のパターン縫いミシンによれば、
請求項1と同様の効果を奏するが、前記領域演算手段の
演算結果を受けて、縫製可能領域から縫製領域がはみ出
しているか否か判定するはみ出し判定手段を備えたの
で、縫製領域の縫製可能領域からのはみ出しを簡単に判
定することができる。
【0042】請求項3のパターン縫いミシンによれば、
請求項2と同様の効果を奏するが、前記はみ出し判定手
段がはみ出しであると判定したとき、そのはみ出し量が
なくなるように縫製可能領域に対して縫製領域を相対移
動させる指令を制御手段に出力するはみ出し解消制御手
段を備えたので、はみ出しの場合には、そのはみ出しを
解消するように布保持枠が駆動機構により所定の開始位
置に移動されることで、パターンが縫製可能領域の端に
寄せて且つはみ出さないように形成できる。
【0043】請求項4のパターン縫いミシンによれば、
加工布を保持する布保持枠を移動可能な可動枠と、この
可動枠を駆動する駆動機構と、縫製機構と、縫製データ
に基づいて駆動機構と縫製機構とを制御する制御手段と
を備えたパターン縫いミシンにおいて、領域設定手段
と、領域演算手段と、はみ出し判定手段と、トレース指
令手段と、はみ出し解消制御手段とを備えたので、縫製
領域が縫製可能領域からはみ出していないときには、縫
製領域の外形に沿って縫製機構の縫針がトレースされ、
縫針が布保持枠に衝突しないことを容易に確認できる。
【0044】請求項5のパターン縫いミシンによれば、
請求項4と同様の効果を奏するが、前記はみ出し判定手
段がはみ出しであると判定したときには、そのはみ出し
量がなくなるように縫製可能領域に対して縫製領域を相
対移動させる指令を制御手段に出力するはみ出し解消制
御手段を備えたので、請求項3と同様の効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る刺繍縫いミシンの概略
斜視図である。
【図2】刺繍縫いミシンの制御系のブロック図である。
【図3】縫製位置設定制御のルーチンのフローチャート
の一部である。
【図4】縫製位置設定制御のルーチンのフローチャート
の一部である。
【図5】はみ出し解消処理制御のルーチンのフローチャ
ートである。
【図6】布保持枠の初期設定状態における縫製領域と縫
製可能領域との位置関係を説明する説明図である。
【図7】縫製領域を縫製可能領域に対して端寄せしたと
きの図6相当図である。
【図8】縫製領域が縫製可能領域からはみ出した状態の
図6相当図である。
【図9】縫製領域のはみ出しを解消した状態の図6相当
図である。
【図10】変更形態に係る図4相当図である。
【図11】確認処理制御のルーチンのフローチャートで
ある。
【図12】(a)は縫製データに基づいて縫製領域を求
める説明図であり、(b)は布保持枠が初期設定状態の
ときの縫製可能領域に対する縫製領域の位置関係を説明
する説明図である。
【符号の説明】
1 刺繍縫いミシン 2 縫製ミシン 10 X駆動機構 20 Y駆動機構 25 可動枠 28 布保持枠 30 タブレットボード 31 ジョグキー 40 制御装置

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加工布を保持する布保持枠を支持して縫
    針と直交する平面内を移動可能な可動枠と、この可動枠
    を駆動する駆動機構と、加工布に縫製を施す為の縫製機
    構と、縫製データに基づいて駆動機構と縫製機構とを制
    御する制御手段とを備えたパターン縫いミシンにおい
    て、 前記制御手段に布保持枠の縫製可能領域を入力設定する
    領域設定手段と、 前記駆動機構の所定の設定された位置に関連するデータ
    と縫製データと縫製可能領域データとに基づいて縫製可
    能領域に対する縫製領域の位置を演算する領域演算手段
    と、 前記縫製可能領域に対して縫製領域を指定した方向へ相
    対移動させ且つ縫製領域を縫製可能領域に含めた状態で
    縫製領域の一端を縫製可能領域の一端に一致させるよう
    に前記制御手段に指令する端寄せ移動指令手段と、 を備えたことを特徴とするパターン縫いミシン。
  2. 【請求項2】 前記領域演算手段の演算結果を受けて、
    縫製可能領域から縫製領域がはみ出しているか否か判定
    するはみ出し判定手段を備えたことを特徴とする請求項
    1に記載のパターン縫いミシン。
  3. 【請求項3】 前記はみ出し判定手段がはみ出しである
    と判定したとき、そのはみ出し量がなくなるように縫製
    可能領域に対して縫製領域を相対移動させる指令を前記
    制御手段に出力するはみ出し解消制御手段を備えたこと
    を特徴とする請求項2に記載のパターン縫いミシン。
  4. 【請求項4】 加工布を保持する布保持枠を支持して縫
    針と直交する平面内を移動可能な可動枠と、この可動枠
    を駆動する駆動機構と、加工布に縫製を施す為の縫製機
    構と、縫製データに基づいて駆動機構と縫製機構とを制
    御する制御手段とを備えたパターン縫いミシンにおい
    て、 前記制御手段に布保持枠の縫製可能領域を入力設定する
    領域設定手段と、 前記駆動機構の所定の設定された位置に関連するデータ
    と縫製データと縫製可能領域データとに基づいて縫製可
    能領域に対する縫製領域の位置を演算する領域演算手段
    と、 所定の確認指令を受けたとき、領域演算手段の演算結果
    に基づいて縫製可能領域から縫製領域がはみ出している
    か否か判定するはみ出し判定手段と、 前記はみ出し判定手段がはみ出しでないと判定したとき
    には、縫製機構を停止させたまま縫製可能領域に対して
    縫製領域を相対移動させて縫製領域の外形に沿って縫製
    機構の縫針をトレースさせるように前記制御手段に指令
    するトレース指令手段と、 を備えたことを特徴とするパターン縫いミシン。
  5. 【請求項5】 前記はみ出し判定手段がはみ出しである
    と判定したとき、そのはみ出し量がなくなるように縫製
    可能領域に対して縫製領域を相対移動させる指令を前記
    制御手段に出力するはみ出し解消制御手段を備えたこと
    を特徴とする請求項4に記載のパターン縫いミシン。
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