JPH10258122A - カテーテル挿入用補助具 - Google Patents
カテーテル挿入用補助具Info
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- JPH10258122A JPH10258122A JP9065989A JP6598997A JPH10258122A JP H10258122 A JPH10258122 A JP H10258122A JP 9065989 A JP9065989 A JP 9065989A JP 6598997 A JP6598997 A JP 6598997A JP H10258122 A JPH10258122 A JP H10258122A
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- catheter
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 腰が弱いカテーテルであっても穿刺器具のハ
ブ部のテーパ孔内でキンクするようなことがなく、カテ
ーテルのスムーズな挿入ができるようにしたカテーテル
挿入用補助具を提供すること。 【解決手段】 穿刺器具本体２とハブ部３とを有し、ハ
ブ部に注射器接続用のテーパ孔４が形成されている穿刺
器具１に着脱可能に取り付けられて、カテーテル５を該
穿刺器具をガイドとして生体内の目的部位まで挿入させ
るための補助具である。外面がハブ部３のテーパ孔４に
嵌合するテーパ形状に形成された先端側部分13と、該部
分より大径に形成された基端側部分14とよりなる補助具
本体12を具え、この補助具本体内に穿刺器具本体２のカ
テーテル挿入孔６とほぼ同径のカテーテル挿入孔17を形
成している。
ブ部のテーパ孔内でキンクするようなことがなく、カテ
ーテルのスムーズな挿入ができるようにしたカテーテル
挿入用補助具を提供すること。 【解決手段】 穿刺器具本体２とハブ部３とを有し、ハ
ブ部に注射器接続用のテーパ孔４が形成されている穿刺
器具１に着脱可能に取り付けられて、カテーテル５を該
穿刺器具をガイドとして生体内の目的部位まで挿入させ
るための補助具である。外面がハブ部３のテーパ孔４に
嵌合するテーパ形状に形成された先端側部分13と、該部
分より大径に形成された基端側部分14とよりなる補助具
本体12を具え、この補助具本体内に穿刺器具本体２のカ
テーテル挿入孔６とほぼ同径のカテーテル挿入孔17を形
成している。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、カテーテル挿入
用補助具、さらに詳しくは比較的細く、かつあまり腰の
強くないカテーテルであっても穿刺器具をガイドとして
該穿刺器具のハブ部内で屈折あるいは撓むことなく生体
内の目的部位までスムーズに挿入させることができる補
助具に関するものである。
用補助具、さらに詳しくは比較的細く、かつあまり腰の
強くないカテーテルであっても穿刺器具をガイドとして
該穿刺器具のハブ部内で屈折あるいは撓むことなく生体
内の目的部位までスムーズに挿入させることができる補
助具に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】カテーテルを生体内に挿入する治具とし
て、従来、図７に示すような穿刺器具が知られている。
この穿刺器具１は例えば腰椎穿刺針からなり、所定長さ
からなる金属製の本体２と手元側となる基端部に設けら
れたプラスチック製のハブ部３とからなっている。ハブ
部３には注射器接続用のテーパ孔４が設けられている。
テーパ孔４は注射器を接続する関係から一定規格のテー
パに成形されている。そして、腰椎にカテーテル５を挿
入するときに、ハブ部３側から穿刺器具１のカテーテル
挿入孔６へ前記カテーテルを入れてやる。このときカテ
ーテル５は流量確保のためにその内腔を大きくとる必要
上、穿刺器具１の本体２のカテーテル挿入孔６との間の
クリアランスがほとんどないようにほぼ同径程度の大き
さに形成されたうえ、カテーテル挿入孔６の内壁に摺接
しながら入れられる。７はテーパ孔４と連接してその開
口側に設けられた平行孔であり、この平行孔７を経てテ
ーパ孔４内へ注射器が嵌入されて接続されるようになっ
ている。
て、従来、図７に示すような穿刺器具が知られている。
この穿刺器具１は例えば腰椎穿刺針からなり、所定長さ
からなる金属製の本体２と手元側となる基端部に設けら
れたプラスチック製のハブ部３とからなっている。ハブ
部３には注射器接続用のテーパ孔４が設けられている。
テーパ孔４は注射器を接続する関係から一定規格のテー
パに成形されている。そして、腰椎にカテーテル５を挿
入するときに、ハブ部３側から穿刺器具１のカテーテル
挿入孔６へ前記カテーテルを入れてやる。このときカテ
ーテル５は流量確保のためにその内腔を大きくとる必要
上、穿刺器具１の本体２のカテーテル挿入孔６との間の
クリアランスがほとんどないようにほぼ同径程度の大き
さに形成されたうえ、カテーテル挿入孔６の内壁に摺接
しながら入れられる。７はテーパ孔４と連接してその開
口側に設けられた平行孔であり、この平行孔７を経てテ
ーパ孔４内へ注射器が嵌入されて接続されるようになっ
ている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところで、生体適合性
などの面からカテーテル５の材質として、シリコーンゴ
ムが広く一般的に使用されているが、腰椎にカテーテル
５を挿入する際は、腰椎内の神経損傷防止のため、出来
るだけ柔らかい材質のものが必要とされている。また、
圧の差が少ない腰椎から髄液を持続吸引するために内腔
を大きくする必要があり、結果としてカテーテル５の肉
が薄くなる。この２つの理由から、カテーテル５の腰が
非常に弱くなってしまい、腰椎等にカテーテル５を挿入
する際に、穿刺器具１のカテーテル挿入孔６との摺動摩
擦によってこのカテーテル５が引っかかると、穿刺器具
１のハブ部３のテーパ孔４内でカテーテル５を挿入する
力が屈折あるいは撓みの力へと変化してしまい、スムー
ズな挿入ができないばかりか、図示のようにカテーテル
５がテーパ孔４内でキンクしてしまい、術者にとってス
トレスとなっており、更に患者にとって無理な姿勢が長
時間つづき苦痛となっていた。
などの面からカテーテル５の材質として、シリコーンゴ
ムが広く一般的に使用されているが、腰椎にカテーテル
５を挿入する際は、腰椎内の神経損傷防止のため、出来
るだけ柔らかい材質のものが必要とされている。また、
圧の差が少ない腰椎から髄液を持続吸引するために内腔
を大きくする必要があり、結果としてカテーテル５の肉
が薄くなる。この２つの理由から、カテーテル５の腰が
非常に弱くなってしまい、腰椎等にカテーテル５を挿入
する際に、穿刺器具１のカテーテル挿入孔６との摺動摩
擦によってこのカテーテル５が引っかかると、穿刺器具
１のハブ部３のテーパ孔４内でカテーテル５を挿入する
力が屈折あるいは撓みの力へと変化してしまい、スムー
ズな挿入ができないばかりか、図示のようにカテーテル
５がテーパ孔４内でキンクしてしまい、術者にとってス
トレスとなっており、更に患者にとって無理な姿勢が長
時間つづき苦痛となっていた。
【０００４】そこでこの発明は、前記のような従来の問
題点を解決し、腰が弱いカテーテルであっても穿刺器具
のハブ部のテーパ孔内でキンクするようなことがなく、
カテーテルのスムーズな挿入ができるようにしたカテー
テル挿入用補助具を提供することを目的とする。
題点を解決し、腰が弱いカテーテルであっても穿刺器具
のハブ部のテーパ孔内でキンクするようなことがなく、
カテーテルのスムーズな挿入ができるようにしたカテー
テル挿入用補助具を提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め、請求項１の発明のカテーテル挿入用補助具は、カテ
ーテル挿入孔が軸方向内部に形成された穿刺器具本体
と、この穿刺器具本体の手元側となる基端部に設けられ
たハブ部とを有し、このハブ部に注射器接続用のテーパ
孔が形成されている穿刺器具に着脱可能に取り付けられ
て、カテーテルを該穿刺器具をガイドとして生体内の目
的部位まで挿入させるためのものであって、外面がハブ
部のテーパ孔に嵌合するテーパ形状に形成された先端側
部分と、該部分より大径に形成された基端側部分とより
なる補助具本体を具え、この補助具本体内に穿刺器具本
体のカテーテル挿入孔とほぼ同径のカテーテル挿入孔を
形成したことを特徴とする。
め、請求項１の発明のカテーテル挿入用補助具は、カテ
ーテル挿入孔が軸方向内部に形成された穿刺器具本体
と、この穿刺器具本体の手元側となる基端部に設けられ
たハブ部とを有し、このハブ部に注射器接続用のテーパ
孔が形成されている穿刺器具に着脱可能に取り付けられ
て、カテーテルを該穿刺器具をガイドとして生体内の目
的部位まで挿入させるためのものであって、外面がハブ
部のテーパ孔に嵌合するテーパ形状に形成された先端側
部分と、該部分より大径に形成された基端側部分とより
なる補助具本体を具え、この補助具本体内に穿刺器具本
体のカテーテル挿入孔とほぼ同径のカテーテル挿入孔を
形成したことを特徴とする。
【０００６】請求項２の発明のカテーテル挿入用補助具
は、請求項１において、先端側部分が、ハブ部のテーパ
孔に嵌合したとき穿刺器具本体のカテーテル挿入孔の基
端と近接するようになっている。
は、請求項１において、先端側部分が、ハブ部のテーパ
孔に嵌合したとき穿刺器具本体のカテーテル挿入孔の基
端と近接するようになっている。
【０００７】請求項３の発明のカテーテル挿入用補助具
は、請求項１又は２において、補助具本体内に形成され
たカテーテル挿入孔が、基端側部分において先端側部分
と反対側の外方に向けて拡開状に形成された拡開部を有
している。
は、請求項１又は２において、補助具本体内に形成され
たカテーテル挿入孔が、基端側部分において先端側部分
と反対側の外方に向けて拡開状に形成された拡開部を有
している。
【０００８】請求項４の発明のカテーテル挿入用補助具
は、請求項１ないし３のいずれかにおいて、先端側部分
の外面との間で穿刺器具のハブ部を挾み付けるようにし
てロックする筒状のロックカバー部材が先端側を開口さ
せて補助具本体に設けられている。
は、請求項１ないし３のいずれかにおいて、先端側部分
の外面との間で穿刺器具のハブ部を挾み付けるようにし
てロックする筒状のロックカバー部材が先端側を開口さ
せて補助具本体に設けられている。
【０００９】請求項５の発明のカテーテル挿入用補助具
は、請求項４において、ロックカバー部材が、穿刺器具
のハブ部に設けた被係合部と係合する係合部を内面に有
して、補助具本体に一体に設けられている。
は、請求項４において、ロックカバー部材が、穿刺器具
のハブ部に設けた被係合部と係合する係合部を内面に有
して、補助具本体に一体に設けられている。
【００１０】請求項６の発明のカテーテル挿入用補助具
は、請求項１ないし４のいずれかにおいて、ロックカバ
ー部材が、補助具本体に対して回転可能に設けられてい
る。
は、請求項１ないし４のいずれかにおいて、ロックカバ
ー部材が、補助具本体に対して回転可能に設けられてい
る。
【００１１】請求項７の発明のカテーテル挿入用補助具
は、請求項１ないし３のいずれかにおいて、補助具本体
が、透明である。請求項８の発明のカテーテル挿入用補
助具は、請求項４ないし６のいずれかにおいて、ロック
カバー部材が、透明である。
は、請求項１ないし３のいずれかにおいて、補助具本体
が、透明である。請求項８の発明のカテーテル挿入用補
助具は、請求項４ないし６のいずれかにおいて、ロック
カバー部材が、透明である。
【００１２】
【発明の実施の形態】この発明の実施の形態を図面を参
照して説明する。この実施の形態において穿刺器具など
従来と同様な構成については記載の重複を避けるため同
一符号を付してその説明を簡略化することとする。図１
において11は穿刺器具１のハブ部３に着脱可能に装着さ
れる補助具で、この補助具11は透明なプラスチック製の
本体12を具えている。本体12は図２にも示すように先端
側部分13と基端側部分14とよりなっており、先端側部分
13の外面はハブ部３のテーパ孔４に嵌合する先細のテー
パ形状（略円錐形状）に形成されている。基端側部分14
は先端側部分13より大径に、この実施の形態ではハブ部
３とほぼ同径に形成され、その外面は平目状のローレッ
ト15に加工されている。先端側部分13と基端側部分14の
接続部分は所定長さａにわたり中心軸線Ｇと平行な平行
部分16に形成されている。平行部分16はハブ部３への装
着時に平行孔７に嵌合される。本体12内には穿刺器具１
のカテーテル挿入孔６とほぼ同径のカテーテル挿入孔17
が形成されている。
照して説明する。この実施の形態において穿刺器具など
従来と同様な構成については記載の重複を避けるため同
一符号を付してその説明を簡略化することとする。図１
において11は穿刺器具１のハブ部３に着脱可能に装着さ
れる補助具で、この補助具11は透明なプラスチック製の
本体12を具えている。本体12は図２にも示すように先端
側部分13と基端側部分14とよりなっており、先端側部分
13の外面はハブ部３のテーパ孔４に嵌合する先細のテー
パ形状（略円錐形状）に形成されている。基端側部分14
は先端側部分13より大径に、この実施の形態ではハブ部
３とほぼ同径に形成され、その外面は平目状のローレッ
ト15に加工されている。先端側部分13と基端側部分14の
接続部分は所定長さａにわたり中心軸線Ｇと平行な平行
部分16に形成されている。平行部分16はハブ部３への装
着時に平行孔７に嵌合される。本体12内には穿刺器具１
のカテーテル挿入孔６とほぼ同径のカテーテル挿入孔17
が形成されている。
【００１３】前記のような補助具11においては、穿刺器
具１のハブ部３のテーパ孔４に先端側部分13を嵌合させ
て取り付けた後、補助具本体12のカテーテル挿入孔17か
ら穿刺器具１のカテーテル挿入孔６へカテーテル５を入
れてやることとなるので、スムーズに挿入することがで
きる。しかも、カテーテル５の腰が弱くとも、従来のよ
うにテーパ孔４内でキンクすることない。また補助具本
体12が透明に形成されているので、カテーテル５の先端
開口部やカテーテル５に設けた挿入量メモリを外側から
目視して、カテーテル５の挿入状態を常時把握すること
ができる。
具１のハブ部３のテーパ孔４に先端側部分13を嵌合させ
て取り付けた後、補助具本体12のカテーテル挿入孔17か
ら穿刺器具１のカテーテル挿入孔６へカテーテル５を入
れてやることとなるので、スムーズに挿入することがで
きる。しかも、カテーテル５の腰が弱くとも、従来のよ
うにテーパ孔４内でキンクすることない。また補助具本
体12が透明に形成されているので、カテーテル５の先端
開口部やカテーテル５に設けた挿入量メモリを外側から
目視して、カテーテル５の挿入状態を常時把握すること
ができる。
【００１４】この実施の形態においては、先端側部分13
が図１に示すようにハブ部３のテーパ孔４に嵌合したと
き、カテーテル挿入孔15の先端がカテーテル挿入孔６の
基端と近接した位置となるように構成されているが、必
ずしもこのような構成としなくともよく、例えばカテー
テル挿入孔15の先端がカテーテル挿入孔６の基端からあ
る程度離れた位置となるように、先端側部分13の長さを
実施の形態のものより短くしてもよい。
が図１に示すようにハブ部３のテーパ孔４に嵌合したと
き、カテーテル挿入孔15の先端がカテーテル挿入孔６の
基端と近接した位置となるように構成されているが、必
ずしもこのような構成としなくともよく、例えばカテー
テル挿入孔15の先端がカテーテル挿入孔６の基端からあ
る程度離れた位置となるように、先端側部分13の長さを
実施の形態のものより短くしてもよい。
【００１５】図３は別の実施の形態を示し、この補助具
21は補助具本体22内に形成されたカテーテル挿入孔27
が、基端側部分24において先端側部分23と反対側の外方
に向けて拡開状に形成された拡開部27ａを有している。
このような構成にするとカテーテル挿入孔27へのカテー
テル５の挿入がよりスムーズにできる。
21は補助具本体22内に形成されたカテーテル挿入孔27
が、基端側部分24において先端側部分23と反対側の外方
に向けて拡開状に形成された拡開部27ａを有している。
このような構成にするとカテーテル挿入孔27へのカテー
テル５の挿入がよりスムーズにできる。
【００１６】図４はまた別の実施の形態を示し、この補
助具31は筒状のロックカバー部材35が先端側を開口させ
て補助具本体32に一体に設けられている。ロックカバー
部材35の内面には穿刺器具１のハブ部３の基端に設けた
被係合部39と係合するねじ状の係合部36が２条形成され
ている。被係合部39はハブ部３の基端面における円周方
向の一端部及びこれと反対側の他端部の２個所に設けら
れている。このような補助具31においては、ロックカバ
ー部材35の係合部36とハブ部３の被係合部39が螺合する
ようにロックカバー部材35を補助具本体32とともに回転
させて取り付ける。そして、図５に取付状態を示すよう
にその挿入終了により先端側部分33の外面との間で穿刺
器具１のハブ部３を挾み付けるようにしてロックする。
そのため、取付後における補助具31の穿刺器具１のハブ
部３からの外れがなくなる。この実施の形態の場合、補
助具本体32とロックカバー部材35が透明となっている。
カテーテル挿入孔37の構成は図３と同様となっている。
助具31は筒状のロックカバー部材35が先端側を開口させ
て補助具本体32に一体に設けられている。ロックカバー
部材35の内面には穿刺器具１のハブ部３の基端に設けた
被係合部39と係合するねじ状の係合部36が２条形成され
ている。被係合部39はハブ部３の基端面における円周方
向の一端部及びこれと反対側の他端部の２個所に設けら
れている。このような補助具31においては、ロックカバ
ー部材35の係合部36とハブ部３の被係合部39が螺合する
ようにロックカバー部材35を補助具本体32とともに回転
させて取り付ける。そして、図５に取付状態を示すよう
にその挿入終了により先端側部分33の外面との間で穿刺
器具１のハブ部３を挾み付けるようにしてロックする。
そのため、取付後における補助具31の穿刺器具１のハブ
部３からの外れがなくなる。この実施の形態の場合、補
助具本体32とロックカバー部材35が透明となっている。
カテーテル挿入孔37の構成は図３と同様となっている。
【００１７】図６はさらに別の実施の形態を示し、この
補助具41はロックカバー部材45が、補助具本体42と別体
に形成され、補助具本体42に対して回転可能に設けられ
ている。このような構成にすると図５の一体の場合のよ
うに補助具本体32を回転させなくともよく、補助具本体
42はそのままハブ３のテーパ孔４に嵌合させればよいか
ら、ロック操作が容易となる。また穿刺器具本体２の先
端開口部８（図１）の開口向きと補助具本体42に設けた
図示しないマーキング部を一致させて補助具41を取り付
けることができ、その後におけるカテーテル５の挿入に
おいてカテーテル５の先端開口５ａをマーキング部を介
して先端開口部８に合わせ易い。そのため、穿刺器具１
を穿刺した後にカテーテル５をその先端開口５ａを先端
開口部８に合わせて挿入することができる。この実施の
形態の場合、本体42とロックカバー部材45が透明となっ
ている。46はねじ状の係合部である。カテーテル挿入孔
47の構成は図３と同様となっている。
補助具41はロックカバー部材45が、補助具本体42と別体
に形成され、補助具本体42に対して回転可能に設けられ
ている。このような構成にすると図５の一体の場合のよ
うに補助具本体32を回転させなくともよく、補助具本体
42はそのままハブ３のテーパ孔４に嵌合させればよいか
ら、ロック操作が容易となる。また穿刺器具本体２の先
端開口部８（図１）の開口向きと補助具本体42に設けた
図示しないマーキング部を一致させて補助具41を取り付
けることができ、その後におけるカテーテル５の挿入に
おいてカテーテル５の先端開口５ａをマーキング部を介
して先端開口部８に合わせ易い。そのため、穿刺器具１
を穿刺した後にカテーテル５をその先端開口５ａを先端
開口部８に合わせて挿入することができる。この実施の
形態の場合、本体42とロックカバー部材45が透明となっ
ている。46はねじ状の係合部である。カテーテル挿入孔
47の構成は図３と同様となっている。
【００１８】前記の各実施の形態はそれぞれ好ましい一
例を示し、この発明はこれらの形態を含むこれ以外の形
態も実施することが可能である。例えば補助具本体12の
基端側部分14を着色してカテーテル挿入孔17の位置をは
っきりとわからせるようにして、カテーテル５の挿入が
よりスムーズとなるようにしたりすることは任意に行う
ことができる。先端側部分13の形状も穿刺器具１のテー
パ孔４の形状に合わせて任意に変更したり修正したりす
ることが可能である。またロックカバー部材35,45の構
成も図示したもの以外のものにしてもよい。
例を示し、この発明はこれらの形態を含むこれ以外の形
態も実施することが可能である。例えば補助具本体12の
基端側部分14を着色してカテーテル挿入孔17の位置をは
っきりとわからせるようにして、カテーテル５の挿入が
よりスムーズとなるようにしたりすることは任意に行う
ことができる。先端側部分13の形状も穿刺器具１のテー
パ孔４の形状に合わせて任意に変更したり修正したりす
ることが可能である。またロックカバー部材35,45の構
成も図示したもの以外のものにしてもよい。
【００１９】
【発明の効果】請求項１ないし２の発明は前記のような
構成からなるので、腰が弱いカテーテルであっても穿刺
器具のハブ部のテーパ孔内で屈折あるいは撓むようなこ
とがなく、カテーテルのスムーズな挿入ができる。請求
項３の発明は補助具本体のカテーテル挿入孔へのカテー
テルの挿入が寄りスムーズにできる。請求項４，５の発
明は取付後における補助具のロックが確実に行うことが
でき穿刺器具のハブ部からの外れがなくなる。請求項６
の発明はロックカバー部材が本体と別体であるので、一
体のものに比し、ロックする操作が容易となるととも
に、穿刺器具を穿刺した後にカテーテルをその先端開口
を穿刺器具の先端開口部に合わせて挿入することができ
る。請求項７，８の発明はカテーテルの先端開口部やカ
テーテルに設けた挿入量メモリを外側から目視して、カ
テーテルの挿入状態を常時把握することができる。
構成からなるので、腰が弱いカテーテルであっても穿刺
器具のハブ部のテーパ孔内で屈折あるいは撓むようなこ
とがなく、カテーテルのスムーズな挿入ができる。請求
項３の発明は補助具本体のカテーテル挿入孔へのカテー
テルの挿入が寄りスムーズにできる。請求項４，５の発
明は取付後における補助具のロックが確実に行うことが
でき穿刺器具のハブ部からの外れがなくなる。請求項６
の発明はロックカバー部材が本体と別体であるので、一
体のものに比し、ロックする操作が容易となるととも
に、穿刺器具を穿刺した後にカテーテルをその先端開口
を穿刺器具の先端開口部に合わせて挿入することができ
る。請求項７，８の発明はカテーテルの先端開口部やカ
テーテルに設けた挿入量メモリを外側から目視して、カ
テーテルの挿入状態を常時把握することができる。
【図１】この発明の一実施の形態を示すカテーテル挿入
用補助具の使用状態の一部破断の正面図である。
用補助具の使用状態の一部破断の正面図である。
【図２】同上の補助具を示し、(Ａ)は左側面図、(Ｂ)は
正面図、(Ｃ)は右側面図である。
正面図、(Ｃ)は右側面図である。
【図３】補助具の別の実施の形態を示す正断面図であ
る。
る。
【図４】補助具の別の実施の形態を示す正断面図であ
る。
る。
【図５】図４の補助具の取付状態を示す正断面図であ
る。
る。
【図６】補助具の別の実施の形態を示す正断面図であ
る。
る。
【図７】従来の補助具の使用状態の一部破断の正面図で
ある。
ある。
１ 穿刺器具 ２ 穿刺器具本体 ３ ハブ部 ４ テーパ孔 ５ カテーテル ６ カテーテル挿入孔 ７ 平行孔 11，21，31 補助具 12，22，32 補助具本体 13，23 先端側部分 14，24 基端側部分 17，27 カテーテル挿入孔 35，45 ロックカバー部材
Claims (8)
- 【請求項１】 カテーテル挿入孔が軸方向内部に形成さ
れた穿刺器具本体と、この穿刺器具本体の手元側となる
基端部に設けられたハブ部とを有し、このハブ部に注射
器接続用のテーパ孔が形成されている穿刺器具に着脱可
能に取り付けられて、カテーテルを該穿刺器具をガイド
として生体内の目的部位まで挿入させるための補助具で
あって、 外面がハブ部のテーパ孔に嵌合するテーパ形状に形成さ
れた先端側部分と、該部分より大径に形成された基端側
部分とよりなる補助具本体を具え、この補助具本体内に
穿刺器具本体のカテーテル挿入孔とほぼ同径のカテーテ
ル挿入孔を形成したことを特徴とするカテーテル挿入用
補助具。 - 【請求項２】 先端側部分が、ハブ部のテーパ孔に嵌合
したとき穿刺器具本体のカテーテル挿入孔の基端と近接
するようになっている請求項１記載のカテーテル挿入用
補助具。 - 【請求項３】 補助具本体内に形成されたカテーテル挿
入孔が、基端側部分において先端側部分と反対側の外方
に向けて拡開状に形成された拡開部を有している請求項
１又は２記載のカテーテル挿入用補助具。 - 【請求項４】 先端側部分の外面との間で穿刺器具のハ
ブ部を挾み付けるようにしてロックする筒状のロックカ
バー部材が先端側を開口させて補助具本体に設けられて
いる請求項１ないし３のいずれかに記載のカテーテル挿
入用補助具。 - 【請求項５】 ロックカバー部材が、穿刺器具のハブ部
に設けた被係合部と係合するねじ状の係合部を内面に有
して補助具本体に一体に設けられている請求項４記載の
カテーテル挿入用補助具。 - 【請求項６】 ロックカバー部材が、補助具本体に対し
て回転可能に設けられている請求項１ないし４のいずれ
かに記載のカテーテル挿入用補助具。 - 【請求項７】 補助具本体が、透明である請求項１ない
し３のいずれかに記載のカテーテル挿入用補助具。 - 【請求項８】 ロックカバー部材が、透明である請求項
４ないし６のいずれかに記載のカテーテル挿入用補助
具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9065989A JPH10258122A (ja) | 1997-03-19 | 1997-03-19 | カテーテル挿入用補助具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9065989A JPH10258122A (ja) | 1997-03-19 | 1997-03-19 | カテーテル挿入用補助具 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10258122A true JPH10258122A (ja) | 1998-09-29 |
Family
ID=13302937
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9065989A Pending JPH10258122A (ja) | 1997-03-19 | 1997-03-19 | カテーテル挿入用補助具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10258122A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011092397A (ja) * | 2009-10-29 | 2011-05-12 | Top Corp | 管状部材 |
Citations (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5987840U (ja) * | 1982-12-07 | 1984-06-14 | 住友ベークライト株式会社 | ルア−ロツクコネクタ− |
| JPS60129941U (ja) * | 1984-02-09 | 1985-08-31 | テルモ株式会社 | 医療用器具 |
| JPH04193182A (ja) * | 1990-11-26 | 1992-07-13 | Medo Kuraisu:Kk | カテーテル導入装置 |
| JPH07163666A (ja) * | 1993-12-16 | 1995-06-27 | Terumo Corp | コネクタ |
| JPH07303704A (ja) * | 1994-05-11 | 1995-11-21 | Nippon Sherwood Kk | ガイドワイヤー挿入具 |
| JP2532698Y2 (ja) * | 1992-07-03 | 1997-04-16 | 株式会社八光電機製作所 | 穿刺針セット |
-
1997
- 1997-03-19 JP JP9065989A patent/JPH10258122A/ja active Pending
Patent Citations (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| JP2532698Y2 (ja) * | 1992-07-03 | 1997-04-16 | 株式会社八光電機製作所 | 穿刺針セット |
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| JP2011092397A (ja) * | 2009-10-29 | 2011-05-12 | Top Corp | 管状部材 |
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| Date | Code | Title | Description |
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