JPH10258113A - オゾンを用いた滅菌方法 - Google Patents
オゾンを用いた滅菌方法Info
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- JPH10258113A JPH10258113A JP9085964A JP8596497A JPH10258113A JP H10258113 A JPH10258113 A JP H10258113A JP 9085964 A JP9085964 A JP 9085964A JP 8596497 A JP8596497 A JP 8596497A JP H10258113 A JPH10258113 A JP H10258113A
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- Japan
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- ozone
- sterilization
- sterilization container
- pressure
- sterilized
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 被滅菌物の内部までオゾンを浸透させ、確実
な滅菌を短時間で行う。 【解決手段】 被滅菌物を収容した滅菌容器1内にオゾ
ンを供給し、前記滅菌容器1内を大気圧以上の圧力まで
加圧してから減圧する操作により、滅菌を行う。さら
に、滅菌容器1の減圧を大気圧以下の圧力となるまで行
う。前記滅菌容器1内の加圧後、この圧力を一定時間保
持した後、減圧する。前記滅菌容器1内を大気圧以上の
圧力まで加圧してから減圧する操作を繰り返し行う。さ
らに、滅菌容器1内への最初のオゾンの供給の前に、前
記滅菌容器1内を真空吸引する操作を行う。滅菌容器1
内に被滅菌物を収容し、オゾンを供給して滅菌処理を行
う際に、前記滅菌容器1内を撹拌する操作を行う。さら
にまた、前記滅菌容器1に供給されたオゾンを加湿状態
とする。
な滅菌を短時間で行う。 【解決手段】 被滅菌物を収容した滅菌容器1内にオゾ
ンを供給し、前記滅菌容器1内を大気圧以上の圧力まで
加圧してから減圧する操作により、滅菌を行う。さら
に、滅菌容器1の減圧を大気圧以下の圧力となるまで行
う。前記滅菌容器1内の加圧後、この圧力を一定時間保
持した後、減圧する。前記滅菌容器1内を大気圧以上の
圧力まで加圧してから減圧する操作を繰り返し行う。さ
らに、滅菌容器1内への最初のオゾンの供給の前に、前
記滅菌容器1内を真空吸引する操作を行う。滅菌容器1
内に被滅菌物を収容し、オゾンを供給して滅菌処理を行
う際に、前記滅菌容器1内を撹拌する操作を行う。さら
にまた、前記滅菌容器1に供給されたオゾンを加湿状態
とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、オゾンを用いた
滅菌方法に関するものである。
滅菌方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、ガス滅菌方法では、エチレンオ
キサイドやホルムアルデヒドのような滅菌ガスを用いて
いる。このような滅菌ガスは、人体にとっても有害であ
り、大気中に漏れないようにする必要がある。また、被
滅菌物に残留する滅菌ガスの毒性も問題である。そこ
で、近年では、オゾンを滅菌ガスとして用いるガス滅菌
方法が注目されている。すなわち、オゾンは、殺菌力は
強いが分解しやすく、取り扱いや後処理が容易だからで
ある。しかし、オゾンは、前記のような滅菌ガスに比べ
て被滅菌物への浸透性が低いため、これまでのオゾンを
用いた殺菌方法では、手術衣や寝具のような通気性のあ
る被滅菌物を内部まで滅菌できなかった。
キサイドやホルムアルデヒドのような滅菌ガスを用いて
いる。このような滅菌ガスは、人体にとっても有害であ
り、大気中に漏れないようにする必要がある。また、被
滅菌物に残留する滅菌ガスの毒性も問題である。そこ
で、近年では、オゾンを滅菌ガスとして用いるガス滅菌
方法が注目されている。すなわち、オゾンは、殺菌力は
強いが分解しやすく、取り扱いや後処理が容易だからで
ある。しかし、オゾンは、前記のような滅菌ガスに比べ
て被滅菌物への浸透性が低いため、これまでのオゾンを
用いた殺菌方法では、手術衣や寝具のような通気性のあ
る被滅菌物を内部まで滅菌できなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この発明が解決しよう
とする課題は、オゾンを被滅菌物の内部まで浸透させて
短時間で確実に滅菌できるようにしたオゾンを用いた滅
菌方法を提供することである。
とする課題は、オゾンを被滅菌物の内部まで浸透させて
短時間で確実に滅菌できるようにしたオゾンを用いた滅
菌方法を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、前記課題を
解決するためになされたもので、請求項1に記載の発明
は、被滅菌物を収容した滅菌容器内にオゾンを供給し、
前記滅菌容器内を大気圧以上の圧力まで加圧してから減
圧する操作により、滅菌処理を行うことを特徴してお
り、請求項2に記載の発明は、前記滅菌容器内の減圧
が、大気圧以下の圧力となるまで行われることを特徴と
しており、請求項3に記載の発明は、前記滅菌容器内の
加圧後、この圧力を一定時間保持してから減圧すること
を特徴としており、請求項4に記載の発明は、前記滅菌
容器内を大気圧以上の圧力まで加圧してから減圧する操
作を繰り返し行うことを特徴しており、請求項5に記載
の発明は、滅菌容器内への最初のオゾンの供給の前に、
前記滅菌容器内を真空吸引することを特徴とする。
解決するためになされたもので、請求項1に記載の発明
は、被滅菌物を収容した滅菌容器内にオゾンを供給し、
前記滅菌容器内を大気圧以上の圧力まで加圧してから減
圧する操作により、滅菌処理を行うことを特徴してお
り、請求項2に記載の発明は、前記滅菌容器内の減圧
が、大気圧以下の圧力となるまで行われることを特徴と
しており、請求項3に記載の発明は、前記滅菌容器内の
加圧後、この圧力を一定時間保持してから減圧すること
を特徴としており、請求項4に記載の発明は、前記滅菌
容器内を大気圧以上の圧力まで加圧してから減圧する操
作を繰り返し行うことを特徴しており、請求項5に記載
の発明は、滅菌容器内への最初のオゾンの供給の前に、
前記滅菌容器内を真空吸引することを特徴とする。
【0005】さらに、請求項6に記載の発明は、前記滅
菌容器内に被滅菌物を収容し、オゾンを供給して滅菌処
理を行う際に、前記滅菌容器内を撹拌する操作を行うこ
と特徴としており、請求項7に記載の発明は、前記請求
項1乃至請求項5のいずれかに記載の滅菌方法によって
滅菌処理を行う際に前記滅菌容器内を撹拌する操作を行
うことを特徴としている。さらに、請求項8に記載の発
明は、前記滅菌容器に供給されたオゾンが、加湿されて
いることを特徴とし、請求項9に記載の発明は、前記滅
菌容器に供給されたオゾンが、加温されていることを特
徴している。
菌容器内に被滅菌物を収容し、オゾンを供給して滅菌処
理を行う際に、前記滅菌容器内を撹拌する操作を行うこ
と特徴としており、請求項7に記載の発明は、前記請求
項1乃至請求項5のいずれかに記載の滅菌方法によって
滅菌処理を行う際に前記滅菌容器内を撹拌する操作を行
うことを特徴としている。さらに、請求項8に記載の発
明は、前記滅菌容器に供給されたオゾンが、加湿されて
いることを特徴とし、請求項9に記載の発明は、前記滅
菌容器に供給されたオゾンが、加温されていることを特
徴している。
【0006】
【発明の実施の形態】この発明は、滅菌容器内に被滅菌
物を収容し、この滅菌容器内に滅菌ガスを導入して滅菌
するガス滅菌器に適用して実施される。この発明は、そ
のような装置の滅菌容器に滅菌ガスとしてオゾンを供給
し、前記滅菌容器を大気圧以上の圧力まで加圧してから
減圧する操作を行う。このようにオゾンを滅菌容器内に
供給した後、滅菌容器内の圧力を大気圧以上の圧力まで
加圧することにより、被滅菌物の内部までオゾンが押し
込まれるようにして浸透する。そして、オゾンは、被滅
菌物の表面やその内部で分解して酸素となるが、この際
に発生する活性酸素が滅菌効果を発揮する。ついで、滅
菌容器内を減圧することにより、被滅菌物内で生成した
酸素(オゾンが分解したもの),残留するオゾンおよび
汚染された空気は、被滅菌物から吸い出される。
物を収容し、この滅菌容器内に滅菌ガスを導入して滅菌
するガス滅菌器に適用して実施される。この発明は、そ
のような装置の滅菌容器に滅菌ガスとしてオゾンを供給
し、前記滅菌容器を大気圧以上の圧力まで加圧してから
減圧する操作を行う。このようにオゾンを滅菌容器内に
供給した後、滅菌容器内の圧力を大気圧以上の圧力まで
加圧することにより、被滅菌物の内部までオゾンが押し
込まれるようにして浸透する。そして、オゾンは、被滅
菌物の表面やその内部で分解して酸素となるが、この際
に発生する活性酸素が滅菌効果を発揮する。ついで、滅
菌容器内を減圧することにより、被滅菌物内で生成した
酸素(オゾンが分解したもの),残留するオゾンおよび
汚染された空気は、被滅菌物から吸い出される。
【0007】ここで、オゾンは、無声放電法などを用い
て、酸素あるいは酸素を含む気体(たとえば空気)から
得ている。したがって、滅菌器に供給されるオゾンは、
オゾンを含むガスとして供給される。ここで、オゾンの
濃度とは、以下では、容積当りの重量を指すものとす
る。
て、酸素あるいは酸素を含む気体(たとえば空気)から
得ている。したがって、滅菌器に供給されるオゾンは、
オゾンを含むガスとして供給される。ここで、オゾンの
濃度とは、以下では、容積当りの重量を指すものとす
る。
【0008】前述の滅菌容器を加圧し減圧する操作は、
オゾンを加圧状態で滅菌容器内に供給した後、滅菌容器
から排気することで実現できる。そのほか、滅菌容器の
内部で膨張収縮可能な部材を作動させ、滅菌容器の内容
積を増減させることによっても実現できる。ここで、滅
菌容器の加圧をオゾンの供給によって行うと、滅菌容器
内のオゾン濃度が増加し、多くのオゾン分子を被滅菌物
に作用させることができるため、滅菌効果が向上する。
オゾンを加圧状態で滅菌容器内に供給した後、滅菌容器
から排気することで実現できる。そのほか、滅菌容器の
内部で膨張収縮可能な部材を作動させ、滅菌容器の内容
積を増減させることによっても実現できる。ここで、滅
菌容器の加圧をオゾンの供給によって行うと、滅菌容器
内のオゾン濃度が増加し、多くのオゾン分子を被滅菌物
に作用させることができるため、滅菌効果が向上する。
【0009】さらに、この発明においては、オゾンの導
入後、滅菌容器からの排気を大気圧以下まで行うことに
より、被滅菌物の内部からもオゾンや空気を吸い出すよ
うに排出することができる。そして、オゾンは分解しや
すいためもあって、被滅菌物内にほとんど残留しない。
さらに、この減圧する操作を加えることにより、つぎに
オゾンを滅菌容器内に導入するときには、被滅菌物の内
部も負圧状態になっているため、被滅菌物の内部に吸込
まれるように浸透する。
入後、滅菌容器からの排気を大気圧以下まで行うことに
より、被滅菌物の内部からもオゾンや空気を吸い出すよ
うに排出することができる。そして、オゾンは分解しや
すいためもあって、被滅菌物内にほとんど残留しない。
さらに、この減圧する操作を加えることにより、つぎに
オゾンを滅菌容器内に導入するときには、被滅菌物の内
部も負圧状態になっているため、被滅菌物の内部に吸込
まれるように浸透する。
【0010】さらに、この発明においては、前記滅菌容
器の加圧後、この圧力を一定時間保持してから減圧する
ようにしたから、圧力を保持している間に、滅菌容器内
のオゾンが被滅菌物内部に確実に浸透するとともに、被
滅菌物内部で滅菌作用を発揮する時間を長く取れるの
で、確実な滅菌効果を得ることができる。
器の加圧後、この圧力を一定時間保持してから減圧する
ようにしたから、圧力を保持している間に、滅菌容器内
のオゾンが被滅菌物内部に確実に浸透するとともに、被
滅菌物内部で滅菌作用を発揮する時間を長く取れるの
で、確実な滅菌効果を得ることができる。
【0011】さらに、この発明においては、前記滅菌容
器内を加圧し、減圧する操作を繰り返し行うことによ
り、被滅菌物の周囲や内部から分解したオゾンを取り除
くとともに、新たにオゾンを供給して、被滅菌物の周囲
のオゾン濃度を高く維持することができる。さらに、減
圧する操作の後に、加圧する操作を行うため、直前の減
圧操作によって、被滅菌物の内部の気体(空気のほか、
オゾン、オゾンが分解した酸素を含む)が吸い出されて
いるため、ふたたび加圧する操作を行うと、滅菌容器内
の濃度の高いオゾンが、新たに被滅菌物の内部に押し込
まれるようにして浸透する。したがって、前述のよう
に、前記滅菌容器内を加圧し、減圧する操作を繰り返す
ことにより、さらに確実な滅菌効果を短時間で得ること
ができる。
器内を加圧し、減圧する操作を繰り返し行うことによ
り、被滅菌物の周囲や内部から分解したオゾンを取り除
くとともに、新たにオゾンを供給して、被滅菌物の周囲
のオゾン濃度を高く維持することができる。さらに、減
圧する操作の後に、加圧する操作を行うため、直前の減
圧操作によって、被滅菌物の内部の気体(空気のほか、
オゾン、オゾンが分解した酸素を含む)が吸い出されて
いるため、ふたたび加圧する操作を行うと、滅菌容器内
の濃度の高いオゾンが、新たに被滅菌物の内部に押し込
まれるようにして浸透する。したがって、前述のよう
に、前記滅菌容器内を加圧し、減圧する操作を繰り返す
ことにより、さらに確実な滅菌効果を短時間で得ること
ができる。
【0012】加えて、滅菌容器の加圧後あるいは減圧後
に、すぐに減圧あるいは加圧を行うと、同じ時間内での
加圧と減圧の繰り返し操作の回数を増加することがで
き、この点においても滅菌効果を高める。さらに、滅菌
容器内を減圧した後、この減圧状態を一定時間維持して
から加圧を開始すると、この間に被滅菌物に残存するオ
ゾンや空気を確実に吸い出すことができるため、つぎに
オゾンを導入したときにこのオゾンを確実に被滅菌物内
に浸透させることができる。
に、すぐに減圧あるいは加圧を行うと、同じ時間内での
加圧と減圧の繰り返し操作の回数を増加することがで
き、この点においても滅菌効果を高める。さらに、滅菌
容器内を減圧した後、この減圧状態を一定時間維持して
から加圧を開始すると、この間に被滅菌物に残存するオ
ゾンや空気を確実に吸い出すことができるため、つぎに
オゾンを導入したときにこのオゾンを確実に被滅菌物内
に浸透させることができる。
【0013】さらに、この発明においては、オゾンの最
初の供給を行う前に、滅菌容器内を大気圧以下に減圧す
る操作を行う。この操作により、滅菌容器内の空気が排
除されるため、供給されるオゾンがこの空気によって薄
められることが無くなる。また、被滅菌物の内部が減圧
された状態となっているため、オゾンを供給する最初の
段階から高い滅菌効果を得ることができる。
初の供給を行う前に、滅菌容器内を大気圧以下に減圧す
る操作を行う。この操作により、滅菌容器内の空気が排
除されるため、供給されるオゾンがこの空気によって薄
められることが無くなる。また、被滅菌物の内部が減圧
された状態となっているため、オゾンを供給する最初の
段階から高い滅菌効果を得ることができる。
【0014】さらに、この発明においては、前記滅菌容
器内にオゾンを供給して滅菌処理を行う際に、前記滅菌
容器内を撹拌する操作を行う。この撹拌により、被滅菌
物に接触して分解したオゾン(酸素)を被滅菌物の周囲
から取り除き、被滅菌物の周囲のオゾン濃度の低下を防
止でき、滅菌容器内の濃度の高いオゾンを被滅菌物の周
囲に送り込むことができるため、滅菌効果を高めること
ができる。また、オゾンの供給時においては、前記被滅
菌物の周囲のオゾン濃度の増加は、前述のオゾンの分解
のため、滅菌容器内全体におけるオゾン濃度の増加に比
べて遅くなりがちであるが、この際に滅菌容器内を撹拌
することにより、被滅菌物の周囲のオゾン濃度の増加を
促進するができ、滅菌効果を高めることができる。この
撹拌の操作は、滅菌容器内に撹拌用の旋回羽根や、内部
空気を循環させるファンを設け、これらを作動させるこ
とによって実現できる。また、この撹拌の操作は、前記
滅菌容器にポンプあるいはファンを備えた循環流路を接
続し、この循環流路を利用して滅菌容器内のオゾンある
いはオゾンを含む空気を循環させることによっても実現
できる。さらに、この撹拌の操作は、滅菌容器内にオゾ
ンやオゾンを含んだ空気をノズルなどを用いて噴流とし
て供給し、この噴流によって滅菌容器内を積極的に撹拌
することによっても実現できる。
器内にオゾンを供給して滅菌処理を行う際に、前記滅菌
容器内を撹拌する操作を行う。この撹拌により、被滅菌
物に接触して分解したオゾン(酸素)を被滅菌物の周囲
から取り除き、被滅菌物の周囲のオゾン濃度の低下を防
止でき、滅菌容器内の濃度の高いオゾンを被滅菌物の周
囲に送り込むことができるため、滅菌効果を高めること
ができる。また、オゾンの供給時においては、前記被滅
菌物の周囲のオゾン濃度の増加は、前述のオゾンの分解
のため、滅菌容器内全体におけるオゾン濃度の増加に比
べて遅くなりがちであるが、この際に滅菌容器内を撹拌
することにより、被滅菌物の周囲のオゾン濃度の増加を
促進するができ、滅菌効果を高めることができる。この
撹拌の操作は、滅菌容器内に撹拌用の旋回羽根や、内部
空気を循環させるファンを設け、これらを作動させるこ
とによって実現できる。また、この撹拌の操作は、前記
滅菌容器にポンプあるいはファンを備えた循環流路を接
続し、この循環流路を利用して滅菌容器内のオゾンある
いはオゾンを含む空気を循環させることによっても実現
できる。さらに、この撹拌の操作は、滅菌容器内にオゾ
ンやオゾンを含んだ空気をノズルなどを用いて噴流とし
て供給し、この噴流によって滅菌容器内を積極的に撹拌
することによっても実現できる。
【0015】さらに、この発明においては、被滅菌物を
収容した滅菌容器内にオゾンを供給し、前記滅菌容器内
を大気圧以上の圧力まで加圧してから減圧する操作によ
り、滅菌処理を行う際に、前記滅菌容器内を撹拌する操
作を行う。この構成によると、前記滅菌容器内の加圧と
減圧による滅菌効果の向上と滅菌容器内の撹拌操作によ
る滅菌効果の向上が相乗的に作用し、一層滅菌効果を高
めることができる。
収容した滅菌容器内にオゾンを供給し、前記滅菌容器内
を大気圧以上の圧力まで加圧してから減圧する操作によ
り、滅菌処理を行う際に、前記滅菌容器内を撹拌する操
作を行う。この構成によると、前記滅菌容器内の加圧と
減圧による滅菌効果の向上と滅菌容器内の撹拌操作によ
る滅菌効果の向上が相乗的に作用し、一層滅菌効果を高
めることができる。
【0016】さらに、この発明においては、滅菌容器内
に供給されたオゾンが加湿されているようにしている。
オゾンを加湿すると、オゾンが酸素に分解する過程にお
いて活性酸素が発生し易くなる。この活性酸素は、滅菌
に関与しているため、滅菌効果が向上する。また、オゾ
ンを加湿すると、この湿気が被滅菌物に付着した細菌な
どを膨潤させるため、細菌などへのオゾンの滅菌作用が
高まり、効果的に滅菌できる。さらに、オゾンを加湿す
ることにより、湿気とともにオゾンが被滅菌物に浸透し
易くなる。このオゾンの加湿は、滅菌容器へのオゾンを
一旦水中を通過させることで実現でき、また、滅菌容器
への供給するオゾンに水を噴霧したり、水蒸気を添加す
ることによっても実現できる。このオゾンの加湿は、滅
菌容器に供給するまでに行うほか、滅菌容器内で行うこ
ともできる。
に供給されたオゾンが加湿されているようにしている。
オゾンを加湿すると、オゾンが酸素に分解する過程にお
いて活性酸素が発生し易くなる。この活性酸素は、滅菌
に関与しているため、滅菌効果が向上する。また、オゾ
ンを加湿すると、この湿気が被滅菌物に付着した細菌な
どを膨潤させるため、細菌などへのオゾンの滅菌作用が
高まり、効果的に滅菌できる。さらに、オゾンを加湿す
ることにより、湿気とともにオゾンが被滅菌物に浸透し
易くなる。このオゾンの加湿は、滅菌容器へのオゾンを
一旦水中を通過させることで実現でき、また、滅菌容器
への供給するオゾンに水を噴霧したり、水蒸気を添加す
ることによっても実現できる。このオゾンの加湿は、滅
菌容器に供給するまでに行うほか、滅菌容器内で行うこ
ともできる。
【0017】さらに、この発明においては、前記滅菌容
器内に供給されたオゾンが加温されているようにしてい
る。オゾンを加温すると、前述の活性酸素の発生がさら
に促進される。また、オゾンを加温することにより、飽
和水蒸気量が増加するため、前述の加湿の効果が促進さ
れる。そのため、オゾンの加温により、滅菌効果が一層
高まる。このオゾンの加温は、適宜の加熱手段によって
行うが、この加温は、オゾンを滅菌容器に供給するまで
に行うほか、滅菌容器内で行うこともできる。滅菌容器
内で行う場合には、滅菌容器内に加熱手段を配置するほ
か、滅菌容器の外に加熱手段を設け、滅菌容器ごと加温
する。ここで、オゾンの加湿も行う場合には、前述の飽
和蒸気量を高める点からすれば、この加湿の前に加温す
るのが好ましい。さらに、オゾンの加温は、20〜60
℃程度が好ましく、より好ましくは、45〜55℃程度
である。このオゾンの加温は、高温とするほど滅菌効果
が向上するが、オゾンによる滅菌処理を低温ガス滅菌方
法としてとらえると、耐熱性の低い被滅菌物を対象とす
るものであるため、あまり高温とすることはできない。
通常、上限は60℃程度である。
器内に供給されたオゾンが加温されているようにしてい
る。オゾンを加温すると、前述の活性酸素の発生がさら
に促進される。また、オゾンを加温することにより、飽
和水蒸気量が増加するため、前述の加湿の効果が促進さ
れる。そのため、オゾンの加温により、滅菌効果が一層
高まる。このオゾンの加温は、適宜の加熱手段によって
行うが、この加温は、オゾンを滅菌容器に供給するまで
に行うほか、滅菌容器内で行うこともできる。滅菌容器
内で行う場合には、滅菌容器内に加熱手段を配置するほ
か、滅菌容器の外に加熱手段を設け、滅菌容器ごと加温
する。ここで、オゾンの加湿も行う場合には、前述の飽
和蒸気量を高める点からすれば、この加湿の前に加温す
るのが好ましい。さらに、オゾンの加温は、20〜60
℃程度が好ましく、より好ましくは、45〜55℃程度
である。このオゾンの加温は、高温とするほど滅菌効果
が向上するが、オゾンによる滅菌処理を低温ガス滅菌方
法としてとらえると、耐熱性の低い被滅菌物を対象とす
るものであるため、あまり高温とすることはできない。
通常、上限は60℃程度である。
【0018】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面を参照しなが
ら説明する。図1は、この発明の第一実施例における滅
菌容器の加圧と減圧のパターンを示す説明図、図2は、
この発明を適用する滅菌器の概略構成の説明図である。
ら説明する。図1は、この発明の第一実施例における滅
菌容器の加圧と減圧のパターンを示す説明図、図2は、
この発明を適用する滅菌器の概略構成の説明図である。
【0019】まず、この発明を適用する滅菌器の一例に
ついて、図2を参照しながら説明する。図2において、
被滅菌物を収容するための滅菌容器1は、扉(図示省
略)を備えた被滅菌物の出入口があり、この扉を閉じる
ことで滅菌容器1内を密閉する構成である。この滅菌容
器1には、オゾン発生器2とコンプレッサ3を備えたオ
ゾン供給ライン4を接続してある。前記オゾン発生器2
の下流側には、コンプレッサ3を取り付けてある。前記
オゾン供給ライン4の上流端の供給口5からは、酸素あ
るいは空気が供給される。また前記コンプレッサ3と滅
菌容器1との間には第一制御弁6を接続してある。さら
に、前記オゾン供給ライン4には、コンプレッサ3と第
一制御弁6との間に加温器7と加湿器8を接続してあ
る。この加温器7は、図2に例示する滅菌器では、電気
ヒータとしてあるが、蒸気などの熱源を用いた加温器と
することもできる。この加湿器8は、図2に例示する滅
菌器では、水を満たした容器であって、この水にオゾン
供給ライン4中のオゾンを通過させることによって、オ
ゾンを加湿する。この加湿器8としては、オゾンに直接
蒸気を添加する構成のものなども用いることができる。
ついて、図2を参照しながら説明する。図2において、
被滅菌物を収容するための滅菌容器1は、扉(図示省
略)を備えた被滅菌物の出入口があり、この扉を閉じる
ことで滅菌容器1内を密閉する構成である。この滅菌容
器1には、オゾン発生器2とコンプレッサ3を備えたオ
ゾン供給ライン4を接続してある。前記オゾン発生器2
の下流側には、コンプレッサ3を取り付けてある。前記
オゾン供給ライン4の上流端の供給口5からは、酸素あ
るいは空気が供給される。また前記コンプレッサ3と滅
菌容器1との間には第一制御弁6を接続してある。さら
に、前記オゾン供給ライン4には、コンプレッサ3と第
一制御弁6との間に加温器7と加湿器8を接続してあ
る。この加温器7は、図2に例示する滅菌器では、電気
ヒータとしてあるが、蒸気などの熱源を用いた加温器と
することもできる。この加湿器8は、図2に例示する滅
菌器では、水を満たした容器であって、この水にオゾン
供給ライン4中のオゾンを通過させることによって、オ
ゾンを加湿する。この加湿器8としては、オゾンに直接
蒸気を添加する構成のものなども用いることができる。
【0020】さらに、この滅菌容器1には、真空ポンプ
9を備えた排気ライン10を接続してある。前記排気ラ
イン10は、前記真空ポンプ9の下流側にオゾン分解器
11を備えている。このオゾン分解器11は、たとえば
二酸化マンガン(MnO2 )などの触媒を容器に充填し
たものである。前記排気ライン10の下流端の排気口1
2は、フィルタ(図示省略)で濾過した後の空気を排出
する。また前記真空ポンプ9と滅菌容器1との間には第
二制御弁13を接続してある。さらに、前記滅菌容器1
の内部には、撹拌用の旋回羽根14を取り付けてある。
9を備えた排気ライン10を接続してある。前記排気ラ
イン10は、前記真空ポンプ9の下流側にオゾン分解器
11を備えている。このオゾン分解器11は、たとえば
二酸化マンガン(MnO2 )などの触媒を容器に充填し
たものである。前記排気ライン10の下流端の排気口1
2は、フィルタ(図示省略)で濾過した後の空気を排出
する。また前記真空ポンプ9と滅菌容器1との間には第
二制御弁13を接続してある。さらに、前記滅菌容器1
の内部には、撹拌用の旋回羽根14を取り付けてある。
【0021】以上の構成の滅菌器において、この発明の
第一実施例を、図1および図2を参照しながら説明す
る。まず、手術衣や寝具のような通気性のある被滅菌物
を滅菌容器1内に収容し、扉を閉じて密閉する。つぎ
に、前記第一制御弁6を閉じたまま前記真空ポンプ9を
作動し、第二制御弁13を開く。すると、前記滅菌容器
1内の空気は、排気ライン10を介して排気口12から
排出される。そして、滅菌容器1内を所定の圧力(たと
えば100torr)まで減圧したら、前記第二制御弁13
を閉じ、真空ポンプ9を停止する。この状態では、前記
被滅菌物の内部を含めて、滅菌容器1内の空気が排除さ
れている。
第一実施例を、図1および図2を参照しながら説明す
る。まず、手術衣や寝具のような通気性のある被滅菌物
を滅菌容器1内に収容し、扉を閉じて密閉する。つぎ
に、前記第一制御弁6を閉じたまま前記真空ポンプ9を
作動し、第二制御弁13を開く。すると、前記滅菌容器
1内の空気は、排気ライン10を介して排気口12から
排出される。そして、滅菌容器1内を所定の圧力(たと
えば100torr)まで減圧したら、前記第二制御弁13
を閉じ、真空ポンプ9を停止する。この状態では、前記
被滅菌物の内部を含めて、滅菌容器1内の空気が排除さ
れている。
【0022】つぎに、前記オゾン発生器2およびコンプ
レッサ3を作動させるとともに、前記第一制御弁6を開
き、前記供給口5から酸素を供給する。この酸素は、前
記オゾン発生器2でオゾンを発生させる。このオゾンは
前記コンプレッサ3によって加圧され、加温器7で加熱
されるとともに加湿器8で加湿された状態で、滅菌容器
1に供給される。この加圧中の状態では、オゾンが、被
滅菌物の内部に押し込まれるように浸透しながら被滅菌
物の滅菌を行う。この際に、前記旋回羽根14を作動さ
せ、滅菌容器1内を撹拌することにより、被滅菌物の周
囲から分解したオゾンを取り除き、新規に導入したオゾ
ンで前記被滅菌物を取り囲むようにすることにより滅菌
効果を高める。また、このとき、滅菌用器1内に導入す
るオゾンを、ノズルなどを用いて高速の噴流とすること
により滅菌容器1内を撹拌できるため、同様に滅菌効果
を高める。
レッサ3を作動させるとともに、前記第一制御弁6を開
き、前記供給口5から酸素を供給する。この酸素は、前
記オゾン発生器2でオゾンを発生させる。このオゾンは
前記コンプレッサ3によって加圧され、加温器7で加熱
されるとともに加湿器8で加湿された状態で、滅菌容器
1に供給される。この加圧中の状態では、オゾンが、被
滅菌物の内部に押し込まれるように浸透しながら被滅菌
物の滅菌を行う。この際に、前記旋回羽根14を作動さ
せ、滅菌容器1内を撹拌することにより、被滅菌物の周
囲から分解したオゾンを取り除き、新規に導入したオゾ
ンで前記被滅菌物を取り囲むようにすることにより滅菌
効果を高める。また、このとき、滅菌用器1内に導入す
るオゾンを、ノズルなどを用いて高速の噴流とすること
により滅菌容器1内を撹拌できるため、同様に滅菌効果
を高める。
【0023】前記滅菌容器1の圧力が、所定の圧力に達
すると、この時点で第一制御弁6を閉じるとともに、オ
ゾン発生器2およびコンプレッサ3を停止して、この状
態を所定時間(たとえば1分間)保持する。この際の滅
菌容器1内の圧力は、前記滅菌容器1が小形圧力容器の
場合には、上限は1 kgf/cm2 Gとなる。この間、被滅
菌物は、オゾンが浸透した状態が保持されるため、被滅
菌物は、このオゾンによって内部まで滅菌される。この
際にも、前記旋回羽根14を作動させ、滅菌容器1内を
撹拌することにより、被滅菌物の周囲から分解したオゾ
ンを取り除き、新規に導入したオゾンで前記被滅菌物を
取り囲むようにすることにより滅菌効果を高める。
すると、この時点で第一制御弁6を閉じるとともに、オ
ゾン発生器2およびコンプレッサ3を停止して、この状
態を所定時間(たとえば1分間)保持する。この際の滅
菌容器1内の圧力は、前記滅菌容器1が小形圧力容器の
場合には、上限は1 kgf/cm2 Gとなる。この間、被滅
菌物は、オゾンが浸透した状態が保持されるため、被滅
菌物は、このオゾンによって内部まで滅菌される。この
際にも、前記旋回羽根14を作動させ、滅菌容器1内を
撹拌することにより、被滅菌物の周囲から分解したオゾ
ンを取り除き、新規に導入したオゾンで前記被滅菌物を
取り囲むようにすることにより滅菌効果を高める。
【0024】所定時間経過後、真空ポンプ9を作動させ
るとともに第二制御弁13を開いて滅菌容器1内の空気
を排気ライン10から排出する。このとき、滅菌容器1
からの排気中に残存するオゾンは、オゾン分解器11で
酸素に分解された後、排気口12から排出される。この
状態では、被滅菌物内の未反応のオゾンや空気が被滅菌
物から滅菌容器1内に吸い出され、排気ライン10から
排出される。そして、前記滅菌容器1の圧力が前記所定
の圧力(たとえば100torr)まで低下した時点で、第
二制御弁13を閉じ、真空ポンプ9を停止させる。ここ
で、前記真空ポンプ9の作動の時期は、滅菌容器1内の
圧力がほぼ大気圧に近付いた時点で開始することもでき
る。
るとともに第二制御弁13を開いて滅菌容器1内の空気
を排気ライン10から排出する。このとき、滅菌容器1
からの排気中に残存するオゾンは、オゾン分解器11で
酸素に分解された後、排気口12から排出される。この
状態では、被滅菌物内の未反応のオゾンや空気が被滅菌
物から滅菌容器1内に吸い出され、排気ライン10から
排出される。そして、前記滅菌容器1の圧力が前記所定
の圧力(たとえば100torr)まで低下した時点で、第
二制御弁13を閉じ、真空ポンプ9を停止させる。ここ
で、前記真空ポンプ9の作動の時期は、滅菌容器1内の
圧力がほぼ大気圧に近付いた時点で開始することもでき
る。
【0025】つぎに、前記オゾン発生器2およびコンプ
レッサ3を再び作動し、第一制御弁6を開いて、滅菌容
器1内にオゾンを加圧して供給する。以下、前記したオ
ゾンの導入と排気を所定回数繰り返して滅菌容器1内を
加圧し減圧した後、滅菌容器1内のオゾンを排出して大
気圧に戻してから扉を開け、被滅菌物を取り出して滅菌
作業を終了する。
レッサ3を再び作動し、第一制御弁6を開いて、滅菌容
器1内にオゾンを加圧して供給する。以下、前記したオ
ゾンの導入と排気を所定回数繰り返して滅菌容器1内を
加圧し減圧した後、滅菌容器1内のオゾンを排出して大
気圧に戻してから扉を開け、被滅菌物を取り出して滅菌
作業を終了する。
【0026】このように、オゾンの供給と排気によっ
て、滅菌容器1内の圧力を大気圧以上の圧力に加圧し、
大気圧以下の圧力まで減圧することにより、滅菌容器1
内のオゾンを被滅菌物の内部まで浸透させることができ
るため、被滅菌物を確実に殺菌できる。このとき、旋回
羽根14などによって、滅菌容器1内を撹拌することに
より、被滅菌物の周囲のオゾン濃度を高く維持できる点
においても、滅菌効果を高めることができる。さらに、
前記加湿器8によってオゾンを加湿することにより、活
性酸素の発生が促進され、またこの湿気によって被滅菌
物に付着した細菌などが膨潤してオゾンの作用を受けや
すくなるため、滅菌効果が高まる。加えて、オゾンを加
湿することにより、この湿気とともにオゾンが被滅菌物
に浸透し易くなるため、被滅菌物を内部まで確実に殺菌
できる。
て、滅菌容器1内の圧力を大気圧以上の圧力に加圧し、
大気圧以下の圧力まで減圧することにより、滅菌容器1
内のオゾンを被滅菌物の内部まで浸透させることができ
るため、被滅菌物を確実に殺菌できる。このとき、旋回
羽根14などによって、滅菌容器1内を撹拌することに
より、被滅菌物の周囲のオゾン濃度を高く維持できる点
においても、滅菌効果を高めることができる。さらに、
前記加湿器8によってオゾンを加湿することにより、活
性酸素の発生が促進され、またこの湿気によって被滅菌
物に付着した細菌などが膨潤してオゾンの作用を受けや
すくなるため、滅菌効果が高まる。加えて、オゾンを加
湿することにより、この湿気とともにオゾンが被滅菌物
に浸透し易くなるため、被滅菌物を内部まで確実に殺菌
できる。
【0027】さて、以下では、滅菌容器1内の加圧と減
圧を行う操作に際しての他のパターンについて、図3お
よび図4を参照しながら説明する。まず、図3に示す第
二実施例では、第一実施例同様に、滅菌容器1内にオゾ
ンを導入することによって滅菌容器1を大気圧以上に加
圧し、排気に際しては滅菌容器1内がほぼ大気圧となる
まで行うようにしたものである。この第二実施例におい
ては、オゾンの供給の前には、前記第一実施例同様に、
真空ポンプ9を作動させ、滅菌容器1内を減圧して空気
を排除している。この第二実施例では、前記滅菌容器1
内にオゾンを加圧して導入した後は真空ポンプ9を用い
なくても、滅菌容器1内と外気との圧力差によって滅菌
容器1からの排気を行って滅菌容器1を減圧できる。そ
のため、真空ポンプ9は、オゾンの供給を行う前にだけ
使用するようにすれば、真空ポンプ9を容量の小さい小
型のものとすることができる。また、前述の減圧する操
作を行う際には、時間を要する大気圧以下の真空吸引を
行わないので、加圧と減圧の繰り返し回数を増加させる
ことができるため、この回数増加による滅菌効果の向上
が図れる。
圧を行う操作に際しての他のパターンについて、図3お
よび図4を参照しながら説明する。まず、図3に示す第
二実施例では、第一実施例同様に、滅菌容器1内にオゾ
ンを導入することによって滅菌容器1を大気圧以上に加
圧し、排気に際しては滅菌容器1内がほぼ大気圧となる
まで行うようにしたものである。この第二実施例におい
ては、オゾンの供給の前には、前記第一実施例同様に、
真空ポンプ9を作動させ、滅菌容器1内を減圧して空気
を排除している。この第二実施例では、前記滅菌容器1
内にオゾンを加圧して導入した後は真空ポンプ9を用い
なくても、滅菌容器1内と外気との圧力差によって滅菌
容器1からの排気を行って滅菌容器1を減圧できる。そ
のため、真空ポンプ9は、オゾンの供給を行う前にだけ
使用するようにすれば、真空ポンプ9を容量の小さい小
型のものとすることができる。また、前述の減圧する操
作を行う際には、時間を要する大気圧以下の真空吸引を
行わないので、加圧と減圧の繰り返し回数を増加させる
ことができるため、この回数増加による滅菌効果の向上
が図れる。
【0028】つぎに、図4に示す第三実施例では、滅菌
容器1内にオゾンを導入することによって滅菌容器1内
を大気圧以上に加圧し、排気に際しては滅菌容器1内が
ほぼ大気圧となるまで行うようにしたものである。この
第三実施例では、前記滅菌容器1に被滅菌物を収容した
後は、前記滅菌容器1内を真空ポンプ9によって真空吸
引することなく、オゾンをコンプレッサ3によって加圧
して前記滅菌容器1内に供給している。この第三実施例
では、前記滅菌容器1内にオゾンを加圧して導入した後
は真空ポンプ9を用いなくても、滅菌容器1内と外気と
の圧力差によって滅菌容器1から排気を行って滅菌容器
1を減圧できる。また、滅菌容器1内の減圧は、ほぼ大
気圧までであるため、真空ポンプ9は不要となり、コス
トを低減する。
容器1内にオゾンを導入することによって滅菌容器1内
を大気圧以上に加圧し、排気に際しては滅菌容器1内が
ほぼ大気圧となるまで行うようにしたものである。この
第三実施例では、前記滅菌容器1に被滅菌物を収容した
後は、前記滅菌容器1内を真空ポンプ9によって真空吸
引することなく、オゾンをコンプレッサ3によって加圧
して前記滅菌容器1内に供給している。この第三実施例
では、前記滅菌容器1内にオゾンを加圧して導入した後
は真空ポンプ9を用いなくても、滅菌容器1内と外気と
の圧力差によって滅菌容器1から排気を行って滅菌容器
1を減圧できる。また、滅菌容器1内の減圧は、ほぼ大
気圧までであるため、真空ポンプ9は不要となり、コス
トを低減する。
【0029】以上の説明において、この発明を適用する
滅菌器は、滅菌容器1の外に設けたオゾン発生器2によ
ってオゾンを発生させ、このオゾンを滅菌容器1内に供
給する構成しているが、滅菌容器1内に放電電極や紫外
線ランプなどを設けて滅菌容器1内でオゾンを発生させ
る構成とすることもできる。滅菌容器1内でオゾンを発
生させる場合、滅菌容器1の加圧と減圧は、滅菌容器1
の外から空気を加圧して供給する構成とする。さらに、
この場合、滅菌容器1の減圧は、滅菌容器1の内外の圧
力差を利用するほか、前述の説明のように真空ポンプ9
を利用することもできる。
滅菌器は、滅菌容器1の外に設けたオゾン発生器2によ
ってオゾンを発生させ、このオゾンを滅菌容器1内に供
給する構成しているが、滅菌容器1内に放電電極や紫外
線ランプなどを設けて滅菌容器1内でオゾンを発生させ
る構成とすることもできる。滅菌容器1内でオゾンを発
生させる場合、滅菌容器1の加圧と減圧は、滅菌容器1
の外から空気を加圧して供給する構成とする。さらに、
この場合、滅菌容器1の減圧は、滅菌容器1の内外の圧
力差を利用するほか、前述の説明のように真空ポンプ9
を利用することもできる。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の滅菌方
法によれば、滅菌容器内にオゾンを供給し、前記滅菌容
器内を大気圧以上の圧力まで加圧してから減圧する操作
により滅菌処理を行うので、被滅菌物の内外で気体の吸
い出しと押し込みを行えるために、被滅菌物へのオゾン
の浸透性を高め、被滅菌物の内部まで確実に短時間で滅
菌することができる。さらに、滅菌容器の減圧を大気圧
以下となるまで行うことにより、前記圧力差を大きくと
り、被滅菌物の内外で気体の吸い出しと押し込みを強力
に押し進め、滅菌効果を高めることができる。さらに、
この発明は、滅菌容器内を大気圧以上の圧力まで加圧し
た後、一定時間この加圧状態を維持してから減圧を開始
すると、この間にオゾンを確実に被滅菌物内部に浸透さ
せることができ、短時間で確実な滅菌効果を得ることが
できる。
法によれば、滅菌容器内にオゾンを供給し、前記滅菌容
器内を大気圧以上の圧力まで加圧してから減圧する操作
により滅菌処理を行うので、被滅菌物の内外で気体の吸
い出しと押し込みを行えるために、被滅菌物へのオゾン
の浸透性を高め、被滅菌物の内部まで確実に短時間で滅
菌することができる。さらに、滅菌容器の減圧を大気圧
以下となるまで行うことにより、前記圧力差を大きくと
り、被滅菌物の内外で気体の吸い出しと押し込みを強力
に押し進め、滅菌効果を高めることができる。さらに、
この発明は、滅菌容器内を大気圧以上の圧力まで加圧し
た後、一定時間この加圧状態を維持してから減圧を開始
すると、この間にオゾンを確実に被滅菌物内部に浸透さ
せることができ、短時間で確実な滅菌効果を得ることが
できる。
【0031】加えて、この発明においては、前記滅菌容
器内を加圧し、減圧する操作を繰り返し行うことによ
り、被滅菌物の周囲のオゾン濃度を高く維持することが
でき、さらに、直前の減圧操作によって被滅菌物の内部
の気体が吸い出されているため、つぎの加圧操作によっ
て滅菌容器内の濃度の高いオゾンを被滅菌物の内部に押
し込まれるようにして浸透させることができるため、さ
らに確実な滅菌効果を短時間で得ることができる。
器内を加圧し、減圧する操作を繰り返し行うことによ
り、被滅菌物の周囲のオゾン濃度を高く維持することが
でき、さらに、直前の減圧操作によって被滅菌物の内部
の気体が吸い出されているため、つぎの加圧操作によっ
て滅菌容器内の濃度の高いオゾンを被滅菌物の内部に押
し込まれるようにして浸透させることができるため、さ
らに確実な滅菌効果を短時間で得ることができる。
【0032】さらに、前記滅菌容器に最初にオゾンを供
給する前に、滅菌容器を真空吸引することにより、滅菌
容器内に供給するオゾンの量が増加するため、滅菌効果
が高まる。
給する前に、滅菌容器を真空吸引することにより、滅菌
容器内に供給するオゾンの量が増加するため、滅菌効果
が高まる。
【0033】さらに、この発明においては、前記滅菌容
器内にオゾンを供給して滅菌処理を行う際に、前記滅菌
容器内を撹拌する操作を行うことにより、被滅菌物に接
触して分解したオゾンを取り除き、新たに供給される濃
度の濃いオゾン(あるいはオゾンを含むガスを被滅菌物
に接触させ、滅菌効果を高める。とくに、この発明にお
いては、被滅菌物を収容した滅菌容器内にオゾンを供給
し、前記滅菌容器内を大気圧以上の圧力まで加圧してか
ら減圧する操作により、滅菌処理を行う際に、前記滅菌
容器内を撹拌する操作を行う。この構成によると、前記
滅菌容器内の加圧と減圧による滅菌効果の向上と滅菌容
器内の撹拌操作による滅菌効果の向上が相乗的に作用
し、一層滅菌効果を高めることができる。
器内にオゾンを供給して滅菌処理を行う際に、前記滅菌
容器内を撹拌する操作を行うことにより、被滅菌物に接
触して分解したオゾンを取り除き、新たに供給される濃
度の濃いオゾン(あるいはオゾンを含むガスを被滅菌物
に接触させ、滅菌効果を高める。とくに、この発明にお
いては、被滅菌物を収容した滅菌容器内にオゾンを供給
し、前記滅菌容器内を大気圧以上の圧力まで加圧してか
ら減圧する操作により、滅菌処理を行う際に、前記滅菌
容器内を撹拌する操作を行う。この構成によると、前記
滅菌容器内の加圧と減圧による滅菌効果の向上と滅菌容
器内の撹拌操作による滅菌効果の向上が相乗的に作用
し、一層滅菌効果を高めることができる。
【0034】さらに、前記滅菌容器に供給されたオゾン
を加湿状態とすることにより、前述の活性酸素の発生を
促進するとともに、この湿気が被滅菌物に付着した細菌
などを膨潤させるため、細菌などへのオゾンの滅菌作用
が高まり、効果的に滅菌できる。加えて、オゾンを加湿
することにより、オゾンは湿気とともに被滅菌物に深く
浸透するため、被滅菌物の内部まで確実に滅菌できる。
を加湿状態とすることにより、前述の活性酸素の発生を
促進するとともに、この湿気が被滅菌物に付着した細菌
などを膨潤させるため、細菌などへのオゾンの滅菌作用
が高まり、効果的に滅菌できる。加えて、オゾンを加湿
することにより、オゾンは湿気とともに被滅菌物に深く
浸透するため、被滅菌物の内部まで確実に滅菌できる。
【0035】さらに、この発明においては、前記滅菌容
器内に供給されたオゾンを加温状態とすることにより、
前述の活性酸素の発生をさらに促進し、滅菌効果を高め
る。とくに、前述の加湿とともに加温を行うことによ
り、飽和水蒸気量が増加するため、前述の加湿の効果が
促進され、滅菌効果が一層高まる。
器内に供給されたオゾンを加温状態とすることにより、
前述の活性酸素の発生をさらに促進し、滅菌効果を高め
る。とくに、前述の加湿とともに加温を行うことによ
り、飽和水蒸気量が増加するため、前述の加湿の効果が
促進され、滅菌効果が一層高まる。
【図1】この発明の第一実施例における滅菌容器の加圧
と減圧のパターンを示す説明図である。
と減圧のパターンを示す説明図である。
【図2】この発明を適用する滅菌器の概略構成の説明図
である。
である。
【図3】この発明の第二実施例における滅菌容器の加圧
と減圧のパターンを示す説明図である。
と減圧のパターンを示す説明図である。
【図4】この発明の第三実施例における滅菌容器の加圧
と減圧のパターンを示す説明図である。
と減圧のパターンを示す説明図である。
1 滅菌容器 2 オゾン発生器 3 コンプレッサ 7 加温器 8 加湿器 9 真空ポンプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 若名 健一郎 愛媛県松山市堀江町7番地 株式会社三浦 研究所内
Claims (9)
- 【請求項1】 被滅菌物を収容した滅菌容器1内にオゾ
ンを供給し、前記滅菌容器1内を大気圧以上の圧力まで
加圧してから減圧する操作により、滅菌処理を行うこと
を特徴とするオゾンを用いた滅菌方法。 - 【請求項2】 前記滅菌容器1内の減圧が、大気圧以下
の圧力となるまで行われることを特徴とする請求項1に
記載のオゾンを用いた滅菌方法。 - 【請求項3】 前記滅菌容器1内の加圧後、この圧力を
一定時間保持してから減圧することを特徴とする請求項
1または請求項2に記載のオゾンを用いた滅菌方法。 - 【請求項4】 前記滅菌容器1内を大気圧以上の圧力ま
で加圧してから減圧する操作を繰り返し行うことを特徴
とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のオゾン
を用いた滅菌方法。 - 【請求項5】 前記滅菌容器1内への最初のオゾンの供
給の前に、前記滅菌容器1内を真空吸引することを特徴
とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のオゾン
を用いた滅菌方法。 - 【請求項6】 前記滅菌容器1内に被滅菌物を収容し、
オゾンを供給して滅菌処理を行う際に、前記滅菌容器1
内を撹拌する操作を行うこと特徴とするオゾンを用いた
滅菌方法。 - 【請求項7】 前記請求項1乃至請求項5のいずれかに
記載の滅菌方法によって滅菌処理を行う際に、前記滅菌
容器1内を撹拌する操作を行うことを特徴とするオゾン
を用いた滅菌方法。 - 【請求項8】 前記滅菌容器1内に供給されたオゾン
が、加湿されていることを特徴とする請求項1乃至請求
項7のいずれかに記載のオゾンを用いた滅菌方法。 - 【請求項9】 前記滅菌容器1内に供給されたオゾン
が、加温されていることを特徴とする請求項1乃至請求
項8のいずれかに記載のオゾンを用いた滅菌方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9085964A JPH10258113A (ja) | 1997-03-18 | 1997-03-18 | オゾンを用いた滅菌方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9085964A JPH10258113A (ja) | 1997-03-18 | 1997-03-18 | オゾンを用いた滅菌方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10258113A true JPH10258113A (ja) | 1998-09-29 |
Family
ID=13873431
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9085964A Pending JPH10258113A (ja) | 1997-03-18 | 1997-03-18 | オゾンを用いた滅菌方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10258113A (ja) |
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002272341A (ja) * | 2001-03-21 | 2002-09-24 | Yuukou Yakuhin Kogyo Kk | 展示物の害虫駆除方法 |
JP2004275330A (ja) * | 2003-03-14 | 2004-10-07 | Iwasaki Electric Co Ltd | 活性酸素殺菌装置 |
JP2008178479A (ja) * | 2007-01-23 | 2008-08-07 | Ihi Shibaura Machinery Corp | 殺菌ガス浸透装置 |
JP2008188043A (ja) * | 2007-01-31 | 2008-08-21 | Ihi Shibaura Machinery Corp | 殺菌ガス浸透装置 |
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JP2012065677A (ja) * | 2012-01-11 | 2012-04-05 | Sumika Enviro-Science Co Ltd | 展示方法 |
CN103520748A (zh) * | 2013-10-18 | 2014-01-22 | 淄博康元医疗器械有限公司 | 三氧低温灭菌器的多级抽真空装置及方法 |
JP2017018267A (ja) * | 2015-07-09 | 2017-01-26 | 株式会社増井厨房製作所 | 除菌方法、除菌装置 |
-
1997
- 1997-03-18 JP JP9085964A patent/JPH10258113A/ja active Pending
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