JPH10257739A - 電動送風機 - Google Patents
電動送風機Info
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- JPH10257739A JPH10257739A JP5894397A JP5894397A JPH10257739A JP H10257739 A JPH10257739 A JP H10257739A JP 5894397 A JP5894397 A JP 5894397A JP 5894397 A JP5894397 A JP 5894397A JP H10257739 A JPH10257739 A JP H10257739A
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- Motor Or Generator Cooling System (AREA)
- Motor Or Generator Current Collectors (AREA)
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Abstract
供することを目的とする。 【解決手段】 電気子巻線2に連結された銅子片3を複
数個有する整流子1を備えた電機子13と、前記整流子
1に接しながら電力を前記電機子13に供給する一対の
ブラシ7と、銅子片3間の溝に埋め込まれた、前記整流
子1とブラシ7が離れるときに発生するスパークを吸収
するスパーク抑制手段とを備えた電動送風機17によ
り、整流子1の銅子片3がブラシ7から離れる際のスパ
ークを抑制し、ブラシ7の減少を抑制し、ブラシ7の材
質を代えること無く、またブラシ7を長くすること無く
長寿命化を図れる。
Description
られる電動送風機に関するものである。
は、吸込仕事率のハイパワー化と長寿命化、及び小型化
が要求されている。
て説明する。電動送風機19は図7に示すように、一般
的には電動送風機19に電圧が供給されると、界磁1
8、ブラシ7、整流子1、ブラシ7、界磁18の順で電
流が流れ、これによって整流子1が回転し、ファン14
も同回転を行う。
の上部より、空気を吸引し放出する。この放出された空
気をエアガイド16で整流や、高くなっている気圧を徐
々に大気圧に戻しながら、界磁18の方向へ排出し、前
記界磁18や整流子1、ブラシ7は、電流が流れるため
の発熱を生じており、エアガイド16からの排出空気に
よって冷却させている。
るためにブラシ7の材質を検討し変更したりされていた
が、スパークは多少緩和されてきてはいるが、依然多く
発生するため、電源ラインにノイズが重畳していた。
シ7と銅子片3を通じて電流Iが流れ、電機子13が回
転する。電機子13が回転すると、電機子巻線2には誘
導起電力が発生し、この誘導起電力による誘導電流iが
電機子巻線2と銅子片3とブラシ7で構成される閉ルー
プを流れる。回転により、銅子片3がブラシ7から離れ
るとき、今まで電機子巻線2と銅子片3とブラシ7の閉
ループに流れていた誘導電流iは断ち切られるが、この
とき誘導電流iを流し続けようとする電機子巻線2のイ
ンダクタンスに蓄えられたエネルギーにより、銅子片3
と、ブラシ7の間にスパークが発生する。
送風機19では、整流子1とブラシ7が離れるときに発
生するスパークによって、ブラシ7の温度上昇や、ブラ
シの異常磨耗による短寿命、さらには性能低下等の要因
でもあった。
用いれば良いのだが、長いブラシ7は電動送風機19の
外形を大きくし、小型化に逆行する。また、長寿命化の
ために前記スパークの発生を抑制するためにブラシ7に
固有値抵抗の高い材質を用いて、磨耗を抑える方法で
は、電力供給時にブラシ7部分での発熱による損失が大
きくなり電動送風機の性能を低下させる。
送風機17において、整流子1の銅子片3がブラシ7か
ら離れる際のスパークを抑制し、ブラシ7の減少を抑制
し、ブラシ7の材質を代えること無く、また、ブラシ7
を長くすること無く、長寿命化を図り、小型で、高効率
で、長寿命の電動送風機17を提供することを目的とす
る。
の本発明は、電気子巻線に連結された銅子片を複数個有
する整流子を備えた電機子と、前記整流子に接しながら
電力を前記電機子に供給する一対のブラシと、銅子片間
に埋め込まれた前記整流子とブラシが離れるときに発生
するスパークを吸収するスパーク抑制手段とを備えて整
流子とブラシ間のスパークを抑制し、ブラシの高寿命化
を図ったものである。
電気子巻線に連結された銅子片を複数個有する整流子を
備えた電機子と、前記整流子に接しながら電力を前記電
機子に供給する一対のブラシと、銅子片間に埋め込まれ
た、前記整流子とブラシが離れるときに発生するスパー
クを吸収するスパーク抑制手段とを備え、ブラシと整流
子の間で発生していたスパークを、抑えることができ
る。
抑制手段を比誘電率が4以上のセラミック等の誘電体で
形成したもので、ブラシと整流子との間で発生するスパ
ークを確実に吸収、抑制ができるものである。
ブラシが接する部分以外にスパーク抑制手段を位置させ
たことを特徴とし、ブラシと整流子の間で発生していた
スパークを、抑えることができる。
固定され銅子片を固定する固定手段を設け、この固定手
段をスパーク抑制手段と兼ねた事を特徴とし、発生する
スパークを吸収しつつ、整流子強度を維持するといった
2種の役割を兼ねており、これによって、ブラシと整流
子の間で発生していたスパークを、抑えることができ
る。
の少なくとも一方の端部に放熱手段を設け、前記放熱手
段を外部に露出させ、整流子の回転時の温度を放熱させ
るために、整流子の外郭に位置する部分に放熱手段を有
するため、整流子の温度上昇を抑制することができ、更
にブラシと整流子の間で発生していたスパークを抑える
ことができる。
2を参照しながら説明する。
機子巻線2の端部を接続した銅子片3が複数配されてお
り、この銅子片3は互いに隣接する他の銅子片3と電気
的絶縁を保ちながら樹脂4でモールドされている。ブラ
ケット5に固定された異形管6に挿入され、異形管6内
を摺動するブラシ7は、反整流子1側の端面に導電線8
が接続されており、異形管6の一部に連結されている。
導電線8の周囲にはバネ9があり、このバネ9の弾力
で、常にブラシ7の端部を銅子片3に密着させている。
すると、2は電気子巻線であり、3はこの電気子巻線2
に連結された銅子片、1は電機子巻線2、銅子片3を複
数個有する整流子、7は前記整流子1に接しながら電力
を前記電機子13に供給する一対のブラシ、10は、銅
子片3間の溝に埋め込まれた、前記整流子1とブラシ7
が離れるときに発生するスパークを吸収するスパーク抑
制手段であり、比誘電率が4以上のセラミック等の誘電
体で形成されている。
図8を用いて従来の例で説明したように、スパークは誘
導電流iを流し続けようとするなかで、閉ループから開
ループことによっておこるものである。そこで、銅子片
3間の同一円周上にスパーク抑制手段10をそれぞれ設
けることにより、開ループになった状態で前記スパーク
抑制手段10が、その急峻なスパーク(電流)を吸収す
ることによって、スパークの発生、又このスパークにと
って発生する電気的なノイズを抑えることができる。
3の外周にあった寸法になっており、ブラシ7と銅子片
3の摺動時に発生するバウンジング(銅子片3間に隙間
があるために微少なガタ発生)をなくし、スムーズな回
転を得ることができる。
れたスパーク制御手段10を介し閉ループが存在するた
めこの閉ループで蓄積されたエネルギーを放電させるこ
とで、スパークの発生を抑えられまた、スパークによる
ノイズ発生・摩耗をなくすことができる。
について、図3、4を参照しながら説明する。
同一符号を付して説明を省略する。銅子片3間の溝部a
でブラシ7が摺動する範囲外の部分にスパーク抑制手段
11を設けたものである。
例にも記したように、スパークは誘導電流iを流し続け
ようとするなかで、閉ループから開ループことによって
おこるものである。そこで、銅子片3間にスパーク抑制
手段11(ここでは仮にコンデンサとする)をそれぞれ
設け、開ループの発生を抑えることで、スパークをなく
すことができるわけであるが、さらに、このスパーク抑
制手段11はブラシ7の銅子片3との摺動部分以外(図
3では摺動部の上部に配置)に配することで銅子片3と
スパーク抑制手段11のブラシ7との摩擦による削れの
アンバランスをなくし、(スパーク抑制手段11をブラ
シ7の摺動部に設けると、スパーク抑制手段11の材料
が銅子片3の材料より柔らかい等、強度が異なる場合
に、微妙が摺動部の段差が生じる場合がある。また、図
3のように上部に位置させると、銅子片3とブラシ7の
摺動によるブラシ7の削れかすが下方に飛ばされる効果
もある)さらにスパークを抑えノイズの発生をなくすこ
とができる。
れたスパーク制御手段11を介し閉ループが存在するた
めこの閉ループで蓄積されたエネルギーを放電させる。
このことがスパークの発生を抑えることになる。
について、図5を参照しながら説明する。
同一符号を付して説明を省略する。2は電気子巻線、3
は電機子巻線2に連結された銅子片、1は銅子片3を複
数個有する整流子、7は、前記銅子片3に接しながら電
力を前記電機子13に供給する一対のブラシ、12は、
前記整流子1の回転力が加わっても銅子片3を安定して
固定するために整流子1に内蔵され、整流子1とブラシ
7が離れるときに発生するスパークを吸収するスパーク
抑制手段である。
子1は回転を行うために銅子片3に遠心力(P)が働
く。樹脂4によって銅子片3は固定されているが、この
遠心力(P)によって銅子片3の固定が甘くなり、他の
銅子片3表面とのアンバランスが生じる。そこで、従来
銅子片3間に固定用の固定手段(ピン)が設けられてい
るわけであるが、このピンによって整流子1の外側への
力による銅子片3表面のアンバランスをなくしている。
12を従来のピンの形状と同じ形状にして、同じ場所に
配置させることで、前記銅子片3の固定と、隣接した銅
子片3間に接触させて第1及び第2の実施例に記したよ
うにスパーク抑制機能(たとえばコンデンサ)とするこ
とで、2つの効果を有することになる。
について、図6を参照しながら説明する。
同一符号を付して説明を省略する。上記構成において動
作を説明すると、2は電気子巻線、3は電機子巻線2に
連結された銅子片、1は銅子片3を複数個有する整流
子、7は前記整流子1に接しながら電力を前記電機子に
供給する一対のブラシ、20は前記整流子1の回転時の
温度を放熱させるために、整流子1の外郭に位置する部
分に放熱手段20aを有した固定手段(スパーク抑制手
段)で構成されている。
ける固定手段(スパーク抑制手段)12は上下を樹脂4
で覆われているが、本発明では固定手段(スパーク抑制
手段)20は上下面が樹脂4で覆われておらず、固定手
段(スパーク抑制手段)20の上下端面に位置している
放熱手段20aが樹脂4の表面に現れている。この放熱
手段20aは、前記銅子片3とブラシ7の摺動や、電流
による発熱を抑える働きを行う。つまり、ブラシ7の摺
動や電流の発熱が銅子片3及びブラシ7から伝わってき
て、これを銅子片3からこれに接している固定手段(ス
パーク抑制手段)20に伝わる。この伝わった熱を固定
手段(スパーク抑制手段)20から放熱手段20aを経
て雰囲気に放熱する。
温度が高い場合には、ブラシ7寿命の時間が短くなった
り、樹脂4の微妙な変形によるスパークの発生等、品質
面が非常に低下する。
段)20は隣接した銅子片3間に接触しているため、更
に銅子片3等の温度を抑制することで、寿命の安定やス
パークの発生要因をなくし、品質向上できる。
明の請求項1記載の発明によれば、ブラシと銅子片間で
発生するスパークを抑え、長寿命で高効率、高品質の電
動送風機を提供することができる。
ラシと銅子片でのスパークを確実に吸収でき、長寿命で
高効率、高品質の電動送風機を提供することができる。
ラシと銅子片の摺動を妨げず、発生するスパークを抑
え、長寿命で高効率、高品質の電動送風機を提供するこ
とができる。
子片の固定とスパーク抑制、さらにブラシと銅子片の摺
動を妨げずに発生するスパークを抑え、長寿命で高効
率、高品質の電動送風機を提供することができる。
に銅子片の温度上昇を抑え、銅子片の摺動を妨げずに発
生するスパークを抑え、長寿命で高効率、高品質の電動
送風機を提供することができる。
を示す図
子の構成図
す構成図
子とブラシの位置関係を示す構成図
子とブラシの位置関係を示す構成図
Claims (5)
- 【請求項1】 電気子巻線に連結された銅子片を複数個
有する整流子を備えた電機子と、前記整流子に接しなが
ら電力を前記電機子に供給する一対のブラシと、銅子片
間に埋め込まれた前記整流子とブラシが離れるときに発
生するスパークを吸収するスパーク抑制手段とを備えた
電動送風機。 - 【請求項2】 スパーク抑制手段を比誘電率が4以上の
セラミック等の誘電体で形成した請求項1記載の電動送
風機。 - 【請求項3】 整流子のブラシが接する部分以外にスパ
ーク抑制手段を位置させた請求項1又は2記載の電動送
風機。 - 【請求項4】 整流子に固定され銅子片を固定する固定
手段を設け、この固定手段をスパーク抑制手段と兼ねた
請求項1〜3のいずれか1項記載の電動送風機。 - 【請求項5】 固定手段の少なくとも一方の端部に放熱
手段を設け、前記放熱手段を外部に露出させた請求項4
記載の電動送風機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05894397A JP3728853B2 (ja) | 1997-03-13 | 1997-03-13 | 電動送風機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05894397A JP3728853B2 (ja) | 1997-03-13 | 1997-03-13 | 電動送風機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10257739A true JPH10257739A (ja) | 1998-09-25 |
JP3728853B2 JP3728853B2 (ja) | 2005-12-21 |
Family
ID=13098923
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP05894397A Expired - Fee Related JP3728853B2 (ja) | 1997-03-13 | 1997-03-13 | 電動送風機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3728853B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008154368A (ja) * | 2006-12-18 | 2008-07-03 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 整流子 |
WO2008139681A1 (ja) | 2007-05-07 | 2008-11-20 | Panasonic Corporation | モールド整流子、及びそれを組込んだ整流子モータ |
JP2016208644A (ja) * | 2015-04-21 | 2016-12-08 | 株式会社日本自動車部品総合研究所 | ブラシ付き回転電機 |
CN110957864A (zh) * | 2019-12-12 | 2020-04-03 | 深圳市凯中精密技术股份有限公司 | 一种换向器及生产方法 |
-
1997
- 1997-03-13 JP JP05894397A patent/JP3728853B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008154368A (ja) * | 2006-12-18 | 2008-07-03 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 整流子 |
WO2008139681A1 (ja) | 2007-05-07 | 2008-11-20 | Panasonic Corporation | モールド整流子、及びそれを組込んだ整流子モータ |
US8242659B2 (en) | 2007-05-07 | 2012-08-14 | Panasonic Corporation | Mold commutator and commutator motor using the same |
JP5136549B2 (ja) * | 2007-05-07 | 2013-02-06 | パナソニック株式会社 | モールド整流子、及びそれを組込んだ整流子モータ |
JP2016208644A (ja) * | 2015-04-21 | 2016-12-08 | 株式会社日本自動車部品総合研究所 | ブラシ付き回転電機 |
CN110957864A (zh) * | 2019-12-12 | 2020-04-03 | 深圳市凯中精密技术股份有限公司 | 一种换向器及生产方法 |
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---|---|
JP3728853B2 (ja) | 2005-12-21 |
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