JPH10256921A - ディジタルデータの変調及び復調方法並びにディジタルデータの変調及び復調装置 - Google Patents

ディジタルデータの変調及び復調方法並びにディジタルデータの変調及び復調装置

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JPH10256921A
JPH10256921A JP9059321A JP5932197A JPH10256921A JP H10256921 A JPH10256921 A JP H10256921A JP 9059321 A JP9059321 A JP 9059321A JP 5932197 A JP5932197 A JP 5932197A JP H10256921 A JPH10256921 A JP H10256921A
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bit
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JP9059321A
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Hiroshi Sasaki
佐々木  寛
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    • G11B2020/14388 to 10 modulation

Abstract

(57)【要約】 【課題】強力なエラー訂正能力を併せ持ち、処理が簡単
なディジタルデータの変復調方式を提供すること。 【解決手段】N(例えば、8)ビットデータの伝送又は
記録に用いるディジタルデータの変調方法であって、N
ビットデータを、M(例えば、9)ビットデータ(但
し、N<M)にK(例えば、4)ビットのエラー訂正検
査記号を付加した2M 個からなるM+Kビットデータの
群の中から所定の規則に従って選択された一のM+Kビ
ットデータに変換する。復調においては、このようなM
+Kビットデータをエラー訂正又はエラー検出してか
ら、Nビットデータに復調する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディジタルデータ
の伝送又は記録に於ける変調及び復調方法、並びに、デ
ィジタルデータの変調及び復調装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ディジタルデータを記録媒体に記録する
場合、その記録媒体の特性に適した形でデータを変調し
記録する方式が種々開発されている。特に、磁気記録に
おいては、電磁変換特性を考慮して、個々の原データが
例えば8−10変調、8−14変調等、直流成分や、同
極性のビットの連続がなるべく少ないという規則に則っ
た変調コードに変換されて記録されている。
【0003】この変調方式の一例として、特開昭52−
11916号公報に、ビット数に冗長度を持たせること
で直流成分を持たないコードに変換する方式が提案され
ている。この方式では、一例として、6ビットの直流成
分を持たない20通りのコードから16通りのコードを
選択し、4ビットコードと1対1対応させる方式が開示
されている。
【0004】また、特開昭60−12840号公報に
も、4ビットを6ビットに変換する方式が提案されてい
る。この方式では、64種類の6ビットデータからビッ
ト“1”と“0”の連続数がそれぞれ2以下となる16
種類を選択するものであり、その具体例として、論理演
算回路により4ビットから6ビットへの変換を実現して
いる。特にこの方式においては、6ビット内のビット
“1”の総数が奇数となるような変換テーブルを採用し
ており、6ビット中最下位ビットは残り5ビットの奇数
パリティにより生成している。さらに、この奇数パリテ
ィは、変調コード連結時に発生するビット“1”、或い
は“0”が4つ連続した場合にビット反転することで、
この連続数を2つに低減させることを可能としている。
【0005】一方、本発明の出願人は、特開平6−23
1466号公報にて、紙面等の記録媒体上に記録した光
学的に読み取り可能なコードパターンとしてのドットコ
ードと、そのようなドットコードを走査して再生する装
置を提案している。この提案では、使用されるドットコ
ードは変調されて記録されており、この変調に対する規
則は、マーカ(紙面に於いては所定数の黒の連続)に無
いパターンにデータを変換するものである。この場合、
マーカが黒の連続で記録される場合、変換されたデータ
(ドットイメージパターン)に無制限の白の連続があっ
ても構わない。そこで、本発明の出願人は、特開平7−
302471号公報にて、ドットイメージパターンの白
の連続を考慮せず、黒の連続のみ所定連続数以下になる
変調方式を提案している。
【0006】これらの変調方式では、変調コードは全て
の入力データ列に対応した変調コードとしてテーブル化
されており、ROM(Read Only Memory)上に記憶され
ている。
【0007】これらの変調コードは、再生時に、磁気等
の記録媒体の場合は磁電変換系でのエラーにより、ま
た、紙面上へ記録されたドットの場合は撮像系(2値化
等を含む)でのエラーにより、変調ルールに違反した変
調コードが得られる。このようにエラーが発生した場合
のエラー低減策の一例が特開平5−129964号公報
に記述されている。この方式について、以下に簡単に説
明する。
【0008】即ち、違反変調コードは、復調テーブル内
の全ての変調コードを基準とした基準変調コードとの1
対1比較により、各基準変調コードとのハミング距離が
求められ、違反変調コードはこのハミング距離が最も近
い変調コードに復調される。但し、違反変調コードと等
ハミング距離にある2つ以上の基準変調コードが存在す
る場合のエラー訂正能力向上を図るために、変調コード
の各ビットにエラー発生確率に基づいた重みを付け、こ
の重みを考慮したハミング距離が最も近い変調コードに
復調するように改良されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この特開平5
−129964号公報に開示された方式では、違反変調
コードと等しい重み付きハミング距離の基準変調コード
が2つ以上ある場合には、依然としてエラー訂正はでき
ず、エラー検出のみに留まってしまう。また、全ての変
調コードとの間でハミング距離を算出する必要があるた
め、処理が重くなるという欠点がある。
【0010】また、上記特開昭52−11916号公報
には、変調コードが持っている冗長度から違反変調コー
ドを検出することが記載されている。しかしながら、こ
の方式では、違反変調コードの検出ができるのみで、違
反変調コードを訂正する能力は持たない。また、特開昭
60−12840号公報においても、奇数パリティを用
いてエラー検出を行なえるが、やはり違反変調コードを
訂正することまではできない。特に変調コード連結時に
発生するビット“1”あるいは“0”が4つ連続した場
合にパリティビットが反転してしまうと、エラー検出す
らできなくなってしまう。
【0011】本発明は、上記の点に鑑みてなされたもの
で、ディジタルデータの変復調方式において、強力なエ
ラー訂正能力を併せ持ち、処理が簡単なディジタルデー
タの変調及び復調方法並びにディジタルデータの変調及
び復調装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明によるディジタルデータの変調方法は、N
ビットデータの伝送又は記録に用いるディジタルデータ
の変調方法であって、Nビットデータを、Mビットデー
タ(但し、N<M)にKビットのエラー訂正検査記号を
付加した2M 個からなるM+Kビットデータの群の中か
ら所定の規則に従って選択された一のM+Kビットデー
タに変換することを特徴とする。
【0013】即ち、本発明のディジタルデータの変調方
法によれば、変調されたディジタルデータ(変調コー
ド)にはエラー訂正検査記号が付加され、伝送、記録特
性との適合性が保持できる所定の変調規則に則っている
ので、受信又は再生装置において伝送、記録された変調
データの抽出が確実に行え、変調コード読み取り時に発
生する所定数のエラーを簡単、確実な処理で訂正、検出
可能となる。これにより、受信又は再生装置の復調後に
行なうエラー訂正処理への入力データエラー率は低減
し、トータルでの訂正後エラー率を低減させることが可
能となるので、よりエラー発生率の多い伝送、記録媒体
を利用できるようになる。
【0014】また、本発明によるディジタルデータの復
調方法は、上記のような変調方法によって変換されたM
+KビットデータをNビットデータに復調するディジタ
ルデータの復調方法であって、上記M+Kビットデータ
をエラー訂正又はエラー検出してから、Nビットデータ
に復調することを特徴とする。
【0015】即ち、本発明のディジタルデータの復調方
法によれば、エラー訂正検査記号が付加されている変調
コードに対してエラー訂正、検出することで復調エラー
の低減、或いは検出が行える。検出した復調エラーは復
調後に行うエラー訂正に対して消失フラグとして利用で
き、これにより消失訂正が行えるので、上記復調エラー
の低減、及び検出は復調後エラー訂正の訂正能力を最大
限に引き出すことができる。
【0016】また、本発明によるディジタルデータの変
調装置は、Nビットデータの伝送又は記録に用いるディ
ジタルデータの変調装置であって、Nビットデータを、
Mビットデータ(但し、N<M)にKビットのエラー訂
正検査記号を付加した2M 個からなるM+Kビットデー
タの群の中から所定の規則に従って選択された一のM+
Kビットデータに変換する手段を具備することを特徴と
する。
【0017】即ち、本発明のディジタルデータの変調装
置によれば、変調されたディジタルデータ(変調コー
ド)にはエラー訂正検査記号が付加され、伝送、記録特
性との適合性が保持できる所定の変調規則に則っている
ので、受信又は再生装置において伝送、記録された変調
データの抽出が確実に行え、変調コード読み取り時に発
生する所定数のエラーを簡単、確実な処理で訂正、検出
可能となる。これにより、受信又は再生装置の復調後に
行なうエラー訂正処理への入力データエラー率は低減
し、トータルでの訂正後エラー率を低減させることが可
能となるので、よりエラー発生率の多い伝送、記録媒体
を利用できるようになる。
【0018】また、本発明によるディジタルデータの復
調装置は、上記のような変調装置によって変換されたM
+KビットデータをNビットデータに復調するディジタ
ルデータの復調装置であって、上記M+Kビットデータ
をエラー訂正又はエラー検出する手段と、該エラー訂正
又はエラー検出されたM+KビットデータをNビットデ
ータに復調する手段とを具備することを特徴とする。
【0019】即ち、本発明のディジタルデータの復調装
置によれば、エラー訂正検査記号が付加されている変調
コードに対してエラー訂正、検出することで復調エラー
の低減、或いは検出が行える。検出した復調エラーは復
調後に行うエラー訂正に対して消失フラグとして利用で
き、これにより消失訂正が行えるので、上記復調エラー
の低減、及び検出は復調後エラー訂正の訂正能力を最大
限に引き出すことができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0021】[第1の実施の形態]まず、本発明の第1
の実施の形態として、変調方法及び変調装置について説
明する。
【0022】図1の(A)は、本発明の第1の実施の形
態の変調方法及び変調装置の適用されたドットコード記
録装置のブロック構成図である。このドットコード記録
装置は、データ入力部10、データ圧縮部12、エラー
訂正符号生成部14、インターリーブ部16、変調部1
8、ブロックデータ生成部20、コードイメージ化部2
2、及び出力部24から構成されている。
【0023】データ入力部10は、音声,画像,テキス
ト等のマルチメディア情報を入力し、ディジタルデータ
に変換し、データ圧縮部12は、このデータ入力部10
で変換されたディジタルデータに対し、所定の圧縮を行
う。エラー訂正符号生成部14は、このデータ圧縮部1
2において圧縮されたデータに対し、エラー訂正検査記
号を付加し、エラー訂正符号を生成する。インターリー
ブ部16は、このエラー訂正符号生成部14で生成され
たエラー訂正符号に対し、インターリーブを行う。変調
部18は、このインターリーブ部16にてインターリー
ブされたデータに対し、変調コード(詳細は後述する)
に変換する。ブロックデータ生成部20は、この変調部
18で変換された変調コードを所定数分集めてブロック
とし、このブロックに対するヘッダを生成付加する。コ
ードイメージ化部22は、このブロックデータ生成部2
0にて生成されたブロックデータを、例えば図2に示し
たドットコードのコードパターン26のブロックヘッダ
28、及びブロックユーザデータ30領域内の白黒ドッ
トに変換し、マーカ32、パターンコード34と共にイ
メージデータとして生成する。そして、出力部24は、
このコードイメージ化部22で生成されたコードパター
ン26のイメージデータを印刷機等に出力する。
【0024】以降、上記入力データは音声として、エラ
ー訂正符号に関してはリードソロモン符号として、そし
て、出力コードイメージは図2に示したブロックヘッダ
28,複数のドットイメージからなるブロックユーザデ
ータ30,マーカ32,及びパターンコード34で構成
されたブロック36が1つ乃至複数で構成された光学的
に読み取り可能なコードパターン26のビットマップイ
メージとして記述するが、本発明はこの例に限定される
ものではない。
【0025】以下に、第1の実施の形態の詳細な動作に
ついて、図1の(B)及び図2も参照しながら説明す
る。
【0026】まず、データ入力部10で、マイク(不図
示)等から入力された音声情報がA/D変換され、ディ
ジタル音声に変換される。
【0027】この変換されたディジタル音声は、データ
圧縮部12で、ADPCM(Adaptive Differential Pu
lse Code Modulation )等の波形符号化、或いはCEL
P(Code Excited Linear Prediction)等の分析合成符
号化により、データ圧縮される。さらに、入力データ及
びデータ圧縮の識別データ(データ種別、圧縮率や方
式、データ量)等がヘッダとして付加された音声圧縮デ
ータがエラー訂正符号生成部14に入力される。
【0028】エラー訂正符号生成部14に入力された音
声圧縮データは、所定バイト単位でエラー訂正検査記号
が付加される。このエラー訂正検査記号は、リードソロ
モン符号の検査記号であり、例えば72バイト毎のデー
タに対し16バイトデータのエラー訂正検査記号が付加
される。ここで、本実施の形態のリードソロモン符号の
生成多項式は、ガロア体GF(28 )上の原始元αとし
て、αl ,αl+1 ,……,αl+d-2 を根として持つ。こ
こで、dは最小ハミング距離を表し、lは254−(d
−2)以下のゼロを含む正整数である。このような検査
記号が付加された88バイトのリードソロモン符号が、
複数、インターリーブ部16に入力される。
【0029】インターリーブ部16に入力された複数の
リードソロモン符号は、一旦、内部メモリ(図示せず)
に格納され、所定量分蓄えられた後、或いは蓄積量に応
じて、データの並べ替え(インターリーブ)が行われ、
バーストエラーへの対処が行われる。さらに、インター
リーブ方式や、訂正符号形態がヘッダ(本出願人が提案
した特開平7−325897号公報で記述されているマ
クロブロックヘッダ)中に記述される。上記ヘッダは上
記メモリ蓄積量に応じて分散してインターリーブ後のデ
ータに挿入、付加される。この分散挿入規則に関する情
報(マクロブロックヘッダ分散情報)は、ブロックデー
タ生成部20に入力され、以下で説明するブロックヘッ
ダ28内に記録される。このインターリーブされたデー
タ、及びヘッダは、前記エラー訂正に於けるバイト単位
(本実施の形態では、リードソロモン符号のバイト単位
が8ビットに対応しているが、特にバイトが8ビットで
ある必要はなく、変調するデータ単位(以下で説明)と
等しければ良い)毎に変調部18に入力される。
【0030】変調部18に入力された各バイトデータ
は、図示しない内蔵の変調テーブルROMのアドレスに
対応し、そのアドレス内容が変調コードとしてブロック
データ生成部20へ出力される。
【0031】この変調テーブルの内容の詳細を以下に説
明するが、特に変調規則は伝送、記録媒体の特性、及び
物理的なデータフォーマットの内容に依存するため、こ
こでは図2に示した紙面上に印刷された光学的に読み取
り可能なコードパターン26の変調規則を例にする。
【0032】まず、コードパターン26は、ブロック3
6で構成され、ブロック36は基準指標としてのマーカ
32、パターンコード34、ブロックヘッダ28、ブロ
ックユーザデータ30から構成されている。このコード
パターン26を光学的に読み取る手法については、本出
願人が提案した特開平8−171620号公報に詳細が
記述されているので、ここでは簡単に説明する。
【0033】コードパターン26が撮像部で撮像され、
2値化された2値画像からマーカ32の検出を行い、マ
ーカ間に挟まれたパターンコード34を用いてブロック
ヘッダ28、及びブロックユーザデータ30の読み取り
位置を高精度に算出し、算出読み取り位置の白黒で1ビ
ットのデータを得るという手法である。
【0034】この手法では、まず最初に撮像した2値画
像からマーカ32を検出する必要がある。特に、連続黒
領域でマーカ検出を行う場合、マーカ32の連続黒領域
と同じパターンが他の領域、特にブロックユーザデータ
30内に存在すると、誤マーカ検出となってしまい、そ
れ以降に検出されるべきパターンコード34の検出がで
きず、結局、ブロックヘッダ28及びブロックユーザデ
ータ30を読み取ることができなくなってしまう。
【0035】このような誤マーカ検出を回避するため、
ブロックユーザデータ30内には基準指標であるマーカ
32と同じパターンが発生しないようにデータ変調が施
されている。この変調規則は、本出願人が提案した特開
平7−302471号公報に詳細が記述されている通り
で、パターンコード34と平行な方向に黒ドットが3個
以上連続しないというものである。この連続数は、マー
カ32の大きさに依存するもので、固定値ではない。
【0036】図1の(B)は、本実施の形態に於ける変
調テーブル作成手順を示す図である。まず、バイト(本
実施の形態では8ビット(=N))よりビット数の多い
512個の9ビット(=M)データ38に対して、ビッ
トエラー訂正符号の4ビット(=K)エラー訂正検査記
号40を付加した13ビットデータ42を生成する。こ
のビットエラー訂正符号は、ガロア体GF(24 )の原
始元αを根として持つ生成多項式G(x)=x4 +x3
+1で形成されるBCH(Bose-Chaudhuri-Hocquenghe
m)符号である。この検査記号(4ビット)はビット反
転を行っても良いし、また生成多項式をG(x)=x4
+x+1としても良い。ビット反転を行うことで全ビッ
トが“0”のコードが何らかの原因で発生した場合、エ
ラーとして取り除くことができる。
【0037】このように生成された512個の13ビッ
トデータから、変調規則に則った256個の13ビット
データを変調コード44として選択する。変調規則は、
13ビット中にビット“1”の連続数を3つ以下とし、
且つ最上位、或いは最下位ビット端側に於ける“1”の
連続数を2つ以下とする。こうすることで、13ビット
変調コードが複数連結したデータ列では、“1”の連続
数を最大4つ以下に抑えることが可能となる。
【0038】さらに、この256個の選択された変調コ
ード44と変調前の前記バイトデータとは1対1に関係
付けられる。この関係付けは、特に論理演算回路で復調
処理する場合にコストに反映する。本実施の形態では、
ROMテーブルを用いた復調処理を前提に記述するの
で、上記関係付けに関する記述は省略する。
【0039】上記13ビット変調コードは、ブロックデ
ータ生成部20に入力され、図2で示したコードパター
ン26内のブロックユーザデータ30の記録可能変調コ
ード数分集めブロックユーザデータ情報を形成する。さ
らに、各ブロックユーザデータ情報には、ブロックアド
レス、及びインターリーブ部16からの前記マクロブロ
ックヘッダ分散情報とを所定ビット位置に配してエラー
訂正検査記号(BCH符号の検査記号)を付加し、ブロ
ックヘッダ情報が生成される。さらに、ブロックヘッダ
情報とユーザデータ情報を1つの単位とするブロックデ
ータが生成される。
【0040】上記ブロックデータは、コードイメージ化
部22に入力され、コードパターン26として記録され
る。記録方法は、ブロックヘッダ情報に対する各ビット
がブロックヘッダ28の各白黒ドットに対応して記録さ
れ、ブロックユーザデータ情報に関しては、前記13ビ
ットの各ビットがブロックユーザデータ30内の各白黒
ドットイメージに対応して記録される。ここで、ビット
が“1”の場合に黒ドットを、ビットが“0”の場合に
白ドットを記録する。但し、白ドットは空白とし、実際
には記録されない。
【0041】また、ブロックユーザデータ情報の記録方
向は、パターンコード34と平行な方向にブロック36
の左上から順番に記録する。さらに、コードイメージ化
部22で所定位置にマーカ32,パターンコード34が
記録され、ブロック36が形成される。このブロック3
6は、隣接ブロックとマーカ32,パターンコード3
4,ブロックヘッダ28の位置を共有するコードパター
ン26を形成する。
【0042】さらに、コードパターン26の物理フォー
マットを、図3の(A)にあるように、非変調部である
ブロックヘッダ28と変調部であるブロックユーザデー
タ30とが隣接する位置に、変調コードの区切りを対応
させることで、即ち、変調規則をそのように設定するこ
とで、パターンコード34と平行な方向でのブロック間
黒ドット連続数を所定数(本実施の形態では5ドット以
下)に抑えることが可能になる。
【0043】上記説明では、特にブロックヘッダ28及
びブロックユーザデータ30の論理構造については詳し
く触れなかったが、本出願人が提案した特開平7−32
5897号公報に記述された通りの構造を有していても
良い。
【0044】また、本実施例では、変調コード44を生
成した後にブロックデータ生成部20でブロックデータ
を作成しているが、ブロックデータを変調コード生成前
に作成し、コードイメージ化部22でブロックユーザー
データ情報を変調を行ないながらブロックユーザーデー
タ30内に記録してもよいのは言うまでもない。
【0045】生成されたコードパターン26のビットマ
ップイメージは、コードイメージ化部22から出力部2
4に入力され、印刷機やプリンタ等の出力装置が識別で
きる形態にデータを変換、出力する。
【0046】以上、上記説明した変調方式により生成さ
れた変調コードを光学的に読み取り可能なドットイメー
ジに記録することにより、誤マーカ検出を発生させるこ
となく、印刷時のドットのかすれや欠け、太り、及び印
刷後に付着する汚れ等により発生する復調エラーを、復
調時に強力且つ効率良く訂正し、復調後エラー率を大幅
に低減することが可能になる。
【0047】[第2の実施の形態]次に、本発明の第2
の実施の形態として、復調方法及び復調装置について説
明する。
【0048】図4の(A)は、本発明の第2の実施の形
態に係る復調方法及び復調装置の適用されたドットコー
ド再生装置のブロック構成図である。このドットコード
再生装置は、撮像部46、ブロック検出部48、変調コ
ード抽出部50、ビットエラー訂正部52、復調部5
4、デインターリーブ部56、バイトエラー訂正部5
8、データ圧縮復号部60、及びデータ再生部62から
構成されている。
【0049】撮像部46は、光学的に読み取り可能なコ
ードパターンを撮像し、ディジタル画像を生成する。ブ
ロック検出部48は、この撮像部46で生成されたディ
ジタル画像から前記ドットコードを構成するブロックを
検出し、ブロックヘッダを抽出する。変調コード抽出部
50は、このブロック中のブロックユーザデータから変
調コードを抽出し、ビットエラー訂正部52は、この抽
出された変調コードに対してビットエラー訂正を行う。
復調部54は、上記ビットエラー訂正部52によってビ
ットエラー訂正された前記変調コードに対して復調デー
タを生成する。デインターリーブ部56は、上記復調部
54にて生成された復調データを、図示しない内部メモ
リに一時的に蓄え、蓄えられた複数の復調データに対し
て順番を並び替える。バイトエラー訂正部58は、この
並び替えられた復調データに対してバイトエラー訂正を
行い、データ圧縮復号部60は、このバイトエラー訂正
された圧縮データに対してデータ圧縮復号し、音声,画
像,テキスト等のマルチメディアデータに復元する。そ
して、データ再生部62は、この復元されたマルチメデ
ィアデータを出力装置が認識可能なデータに変換し、出
力装置に出力する。以降、コードパターンは図2に示し
た構造とし、変調コードは前述の第1の実施の形態で用
いた13ビット変調コードとし、ビットエラー訂正では
BCH符号に対する訂正処理、バイトエラー訂正に関し
てはリードソロモン符号に対する訂正処理、出力データ
としては音声データとして記述するが、本発明はこの例
に限定されるものではない。
【0050】以下、第2の実施の形態の詳細な動作につ
いて説明する。
【0051】撮像部46では、コードパターン26をC
CDカメラ等により撮像し、2値化処理を施して、2値
画像を生成する。
【0052】生成された前記2値画像はブロック検出部
48に入力され、該ブロック検出部48に於いては、ブ
ロック36を検出し、ブロックヘッダ28及びブロック
ユーザデータ30の読み取り位置を算出すると共に、算
出された該読取位置から読み取ったブロックヘッダ28
に記述されているブロックアドレス,マクロブロックヘ
ッダ分散情報等がデインターリーブ部56に出力され
る。ブロックアドレス,マクロブロックヘッダ分散情報
等の詳細な論理構造については、本出願人が提案した特
開平7−325897号公報に詳細が記述されているの
で、ここではその説明を省略する。
【0053】変調コード抽出部50では、前記2値画像
からブロック検出部48で算出されたブロックユーザデ
ータ読み取り位置に於ける白黒ドットを判定し、ビット
データに変換することで、13ビット単位の変調コード
を抽出する。
【0054】以下、上記抽出した変調コードの復調手順
を示した図4の(B)も参照しながら説明する。
【0055】抽出された13ビット変調コード64は、
ビットエラー訂正部52に入力され、エラー訂正処理が
行われる。このエラー訂正処理は、BCH符号の復号処
理であり、簡単に説明すると次の通りである。
【0056】13ビット変調コード64をVとし、検査
行列Hとの掛け算により、シンドロームsを算出する。
【0057】s=H・Vここで、検査行列Hは次の通り
である。
【0058】H=(α12,α11,α10,α9 ,α8 ,α
7 ,α6 ,α5 ,α4 ,α3,α2 ,α,1);αはG
F(24 )の原始元。
【0059】上記変調コードVは、エラー無し変調コー
ドV0 とエラーベクトルεの足し算(=排他的論理和)
で表現されるので、シンドロームsは次の通りになる。
【0060】s=H・V=H・(V0 +ε)=H・V0
+H・ε=H・ε ここで、H・V0 =0 例えば、変調コードVの最下位ビットを第0ビットとし
た時の第7ビットにエラーがあった場合、エラーベクト
ルεは ε=(0,0,0,0,0,1,0,0,0,0,0,
0,0) となる。
【0061】この場合のシンドロームsは、 s=α7 となる。
【0062】従って、シンドロームsのべき数“7”の
ビット位置がエラー発生位置となり、このビット位置を
反転することで、1ビットエラー訂正が確実に行える。
【0063】本実施の形態で説明した13ビット変調コ
ードの最小ハミング距離は3であるため、1ビット訂正
しか行えない。よって、2ビット以上のエラーが変調コ
ード内に発生した場合は、誤訂正が頻繁に発生し、ビッ
トエラー数が増加する場合がある。一方、後述のバイト
エラー訂正部58で行なうバイトエラー訂正のエラー単
位はバイトであるので、1バイト中に複数ビットがエラ
ーした場合でも1バイトエラーである。よって、1変調
コード(復調データ)を1バイトに対応させることで、
上記誤訂正によるビットエラー増加をバイト内に留める
ことができる。従って、上記変調コードの誤訂正により
各復調データ内にビットエラーが増加したとしても、バ
イトエラー数には何ら影響を与えず、バイトエラー訂正
の訂正結果を悪化させることは無い。逆に、1ビットエ
ラーを起こした変調コードは、完全に訂正できるので、
バイトエラー訂正の直前のバイトエラー数が確実に低減
し、バイトエラー訂正終了時点での最終的なエラー率は
飛躍的に向上する。
【0064】訂正処理を行った変調コード66は、復調
部54に入力され、エラー訂正検査記号(4ビット)を
変調コードから削除して、アドレス9ビットの復調テー
ブル70のアドレス68とする。このアドレス68に対
応する復調テーブル70の8ビットデータの内容が、復
調データ72として、デインターリーブ部56に入力さ
れる。
【0065】上記復調部54の処理は、復調テーブルに
より変調コードを復調したが、この場合はできるだけ規
模の小さい復調テーブルとする必要があるために、上記
エラー訂正検査記号を削除して復調テーブルの参照アド
レス数を13ビットから9ビットに減らした。しかし、
上記テーブルを用いずに論理回路(AND,OR,NO
T等)で復調処理を行うことも可能であり、この場合
は、エラー訂正検査記号を削除すると論理演算処理で用
いる有効な情報まで削ってしまい、回路規模が逆に大き
くなる場合があるので、エラー訂正検査記号を削除せず
に13ビットのまま論理回路に入力し、8ビットを出力
するようにしても良い。
【0066】デインターリーブ部56に入力された復調
データ72は、図示しない内部メモリに蓄えられ、前記
マクロブロックヘッダ分散情報により決定される位置に
配置されたヘッダ内のインターリーブ構成情報に基づい
たデータ量に達した時点で、復調データ単位毎の順番を
入れ替え、バイトエラー訂正部58で訂正する訂正符号
(リードソロモン符号)を生成する。この入れ替え方法
は、コード生成時点で行ったインターリーブ処理と逆の
操作を行なう。
【0067】バイトエラー訂正部58で訂正される符号
は、前記の通り、復調データ72を1バイトとして扱う
リードソロモン符号であり、生成多項式はGF(28
の原始元αとして、α1 ,αl+1 ,……,αl+d-2 を根
に持つ。ここで、dは最小ハミング距離、lは254−
(d−2)以下で、ゼロを含む正整数である。
【0068】リードソロモン符号の復号手順は、本発明
の本質ではないので、簡単な説明に留める。
【0069】まず、検査行列HRSとリードソロモン符号
VRSとを乗ずることで、シンドロームSRSを算出する。
【0070】さらに、算出したシンドロームSRSからユ
ークリッドの互除法を用いて誤り位置多項式σ(x)と誤
りパターン多項式ω(x)を算出する。算出された誤り位
置多項式σ(x)の根をチェンサーチにより求め、誤り位
置を得る。さらに、この誤り位置多項式σ(x)の根と誤
りパターン多項式ω(x)により、誤りパターンを算出す
る。リードソロモン符号の訂正可能なエラー数Lと最小
ハミング距離dとの関係は、次の通りである。
【0071】2L≦d−1リードソロモン符号は、符号
内のバイトエラー数が上記関係式を満足しない場合に訂
正不能(誤訂正を含む)となるため、前記変調コード復
調時のビットエラー訂正により、リードソロモン符号訂
正前のバイトエラー数を低減し、リードソロモン符号に
おける訂正不能確率を大幅に減少させることを可能とし
ている。
【0072】上記リードソロモン符号の訂正処理後の音
声圧縮データは、データ圧縮復号部60に入力され、所
定圧縮方式に対する復号処理が行われ、音声データが復
元される。この復元された音声データは、データ再生部
62に入力され、N倍オーバーサンプリング及び、ロー
パスフィルタ処理が施され、D/A変換を行い、アンプ
に出力される。
【0073】以上、上記説明した変調方式により生成さ
れた変調コードが記録された光学的に読み取り可能なコ
ードパターンを読み取る場合、誤マーカ検出を発生させ
ることなくブロック内の変調コードを抽出でき、且つ復
調段階で変調コード内に発生した所定数のエラーを簡単
確実に訂正できるので、後段のエラー訂正能力を必要以
上に高める必要が無く、音声データ出力時のデータエラ
ー率を極めて小さい値に抑えることが可能になる。ま
た、エラー率の多い記録媒体(特に紙の種類が上質紙や
中質紙等ではインキ、或いはトナーの乗りが均一ではな
く、ドットのかすれや欠け、太り等によりドット単位で
のエラーが頻繁に発生する)への記録をも可能にする。
【0074】上記説明では変調コード復調時のエラー訂
正時にエラー検出を行うようには記述しなかったが、当
然エラー検出も行うことができ、この情報を消失情報
(復調エラー識別情報)として、上記バイトエラー訂正
部58へ入力し、消失訂正を行うことが可能である。さ
らに、変調コード復調時にエラー検出のみを行うこと
で、13ビット変調コード内のビットエラー数が2ビッ
トまで確実に検出可能となり、こうすることで消失情報
(復調エラー識別情報)をより確実に検出可能とし、消
失訂正の訂正能力を有効活用することもできる。
【0075】[第3の実施の形態]次に、本発明の第3
の実施の形態として、復調方法及び復調装置について説
明する。
【0076】図5の(A)は、本発明の第3の実施の形
態に係る復調方法及び復調装置の適用されたドットコー
ド再生装置のブロック構成図である。このドットコード
再生装置は、撮像部46、ブロック検出部48、変調コ
ード抽出部50、ビットエラー訂正検出部74、復調部
76、デインターリーブ部78、消失訂正部80、デー
タ圧縮復号部82、及びデータ再生部62から構成され
ている。
【0077】撮像部46は、光学的に読み取り可能なコ
ードパターンを撮像し、ディジタル画像を生成する。ブ
ロック検出部48は、この撮像部46で生成されたディ
ジタル画像から前記ドットコードを構成するブロックを
検出し、ブロックヘッダを抽出する。変調コード抽出部
50は、このブロック中のブロックユーザデータから変
調コードを抽出する。
【0078】ビットエラー訂正検出部74は、上記変調
コード抽出部50によって抽出された変調コードに対し
て複数種のビットエラー訂正を行う。復調部76は、上
記ビットエラー訂正検出部74によってビットエラー訂
正された複数変調コードに対して各々の復調データを生
成し、この中から1つの復調データを選択し、さらに該
復調データに対応した復調エラー識別情報を出力する。
デインターリーブ部78は、上記復調部76にて生成さ
れた復調データと復調エラー識別情報を、図示しない内
部メモリに一時的に蓄え、蓄えられた複数の復調データ
と復調エラー識別情報に対して同様に順番を並び替え
る。消失訂正部80は、この並び換えられた復調データ
に対して、並び替えられた復調エラー識別情報を基に消
失訂正を行い、データ圧縮復号部82は、この消失訂正
された圧縮データに対してデータ圧縮復号し、音声,画
像,テキスト等のマルチメディアデータに復元する。
【0079】そして、データ再生部62は、この復元さ
れたマルチメディアデータを出力装置が認識可能なデー
タに変換し、出力装置に出力する。
【0080】以降、コードパターンは図2に示した構造
とし、消失訂正に関してはリードソロモン符号に対する
訂正処理、出力データとしては音声データとして記述す
るが、本発明はこの例に限定されるものではない。
【0081】ここで、本第3の実施の形態の詳細な動作
について説明するが、コードパターン26を撮像し、変
調コードを抽出するまでは、前述の第2実施の形態と同
様であるので、その説明は省略する。
【0082】図6は、上記抽出した変調コードの変調規
則を示す図である。
【0083】本実施の形態の変調規則は、前述した第1
の実施の形態と同様に、8ビットを13ビットに変換す
るものであるが、以下の点で異なる。
【0084】512個の9ビットデータ84に対して4
ビットのエラー訂正検査記号を付加し、2系統の13ビ
ットBCH符号86,88を生成する。一方のBCH符
号86は、ガロア体GF(24 )の原始元αを根として
持つ生成多項式G1(x)=x4 +x3 +1で形成され
る。他方のBCH符号88は、ガロア体GF(24 )の
原始元βを根として持つ生成多項式G2(x)=x4
x+1で形成される。上記2系統の各BCH符号86,
88から、ビット“1”の連続数が3以下で、且つ最上
位ビット端側でのビット“1”の連続数が2以下で、且
つ最下位ビット端側でのビット“1”の連続数を1以下
とする(上位端、下位端は逆でも構わない)変調規則に
則った符号を選択し、第1変調テーブル90、及び第2
変調テーブル92を生成する。これら2つの変調テーブ
ル90,92は、変調コードをそれぞれ253個,25
2個有する。これらの変調コードをミックスし、256
個の変調コードを選択したものが、第3変調テーブル9
4である。この第3変調テーブル94は、ビット“1”
の連続数が3以下に保証される。
【0085】上記第1変調テーブル90と第2変調テー
ブル92はそれぞれ最小ハミング距離3を有した変調コ
ード群で構成されているが、これらの変調コードをミッ
クスすると、最小ハミング距離が短くなるので、互いの
変調コードのハミング距離ができるだけ離れる変調コー
ドを選択する必要がある。一例としては、第1変調テー
ブル90の253個ある変調コードを全て選択し、残り
3個を第2変調テーブル92から選択する。この3個の
変調コードは上記253個の第1変調テーブル90の変
調コードと最小ハミング距離が2となるものを選択す
る。
【0086】これにより、第3変調テーブル94は、最
小ハミング距離3のコード(第1変調テーブル90の2
53個の変調コードのみの場合)中に最小ハミング距離
2のコードがミックスされた変則的なテーブルとなる。
【0087】この変則変調テーブルでは、変調コード単
位で発生する1ビットエラーを確実に訂正できる訳では
無く、エラー変調コードがハミング距離2のコード同士
の中間位置に位置した場合、どちらの変調コードに訂正
して良いか判定がつかない場合が発生する。
【0088】図5の(B)は、このような変則変調テー
ブルに対するビットエラー訂正検出部74及び復調部7
6の構成を示す図である。
【0089】まず、ビットエラー訂正検出部74におい
て、変調コードVが第1エラー訂正検出部741 と第2
エラー訂正検出部742 に入力され、各々の検査行列H
1 ,H2 を基にシンドロームs1 ,s2 が算出される。
【0090】H1 =(α12,α11,α10,α9 ,α8
α7 ,α6 ,α5 ,α4 ,α3 ,α2 ,α,1);αは
GF(24 )の原始元 H2 =(β12,β11,β10,β9 ,β8 ,β7 ,β6
β5 ,β4 ,β3 ,β2 ,β,1);βはGF(24
の原始元 s1 =H1 ・V s2 =H2 ・V 各シンドロームs1 及びs2 はエラー位置を示している
ので、変調コードVをそれぞれ訂正して4ビットのエラ
ー訂正検査記号を削除した9ビットデータW1,W2 が
復調部76に入力される。
【0091】復調部76には、入力された9ビットデー
タW1 をアドレスとし、8ビット復調データを出力する
第1ROMテーブル761 と、W2 をアドレスとし、8
ビット復調データを出力する第2ROMテーブル762
を備えている。ROMテーブル761 ,762 はそれぞ
れ512個の8ビット復調データを保持している。
【0092】第1ROMテーブル761 の内容は、前記
第1変調テーブル90の253種類変調コードに対応す
る復調データ値が、対応するアドレス位置に格納されて
おり、残り259個のアドレス位置には、第1変調テー
ブル90に割り当てられていない3種類の復調データ値
の1つ(この復調データは、復調エラー検出に用いるダ
ミー復調データである)が格納されている。一方、第2
ROMテーブル762の内容は、前記第2変調テーブル
92から選択された3種類の変調コードに対応した復調
データ値が、対応するアドレス位置に格納されており、
残り509個のアドレス位置には、第2変調テーブル9
2から選択された3種類の変調コードに対応した復調デ
ータ以外の253種類の復調データ値の1つ(この復調
データは、復調エラー検出に用いるダミー復調データで
ある)が格納されている。
【0093】第1エラー訂正検出部741 ,第2エラー
訂正検出部742 から出力された9ビットデータW1 ,
W2 は、上記2つの復調テーブル761 ,762 を用い
たテーブル参照により各々復調処理が行われ、復調デー
タF1 とF2 が生成される。この2つの復調データF1
,F2 と共に、第1エラー訂正検出部741 からのエ
ラー検出フラグC1 と第2エラー訂正検出部742 から
のエラー検出フラグC2が判定部763 に入力され、次
の条件により、1つの復調データF及びこの復調データ
に対応した復調エラー識別情報Cを出力する。
【0094】
【数1】
【0095】ここで、U1 は上記第1変調テーブル90
から選択された253種類の変調コードに対応する復調
データの集合を、U2 は上記第2変調テーブル92から
選択された3種類の変調コードに対応する復調データの
集合を示し、1 はU1 の補集合を、2 はU2 の補集
合を示す。さらに、C1 ,C2 が“1”の時はエラー検
出された場合で、“0”の時はエラー検出されなかった
場合であり、またCが“1”の時は復調エラーとし、
“0”の時は復調エラー無しとした。
【0096】復調データF及び復調エラー識別情報Cの
算出方法は、上記方法に限定されるものではなく、また
復調データFの候補が二つある場合に所定記録媒体に対
して予め求めた各復調コードのエラー発生確率で重み付
けすることで、復調データFを決定することも可能であ
る。
【0097】上記復調部76の処理は、復調テーブルに
より変調コードを復調したが、この場合はできるだけ規
模の小さい復調テーブルとする必要があるために、上記
エラー訂正検査記号を削除して復調テーブルの参照アド
レス数を13ビットから9ビットに減らした。しかし、
上記テーブルを用いずに論理回路(AND,OR,NO
T等)で復調処理を行うことも可能であり、この場合
は、エラー訂正検査記号を削除すると論理演算処理で用
いる有効な情報まで削ってしまうので、エラー訂正検査
記号を削除せずに13ビットのまま論理回路に入力し、
8ビットを出力するようにしても良い。
【0098】復調データF及び復調エラー識別情報C
は、デインターリーブ部78に入力され、それぞれメモ
リ内(不図示)に一時蓄積される。前記マクロブロック
ヘッダ分散情報により決定される位置に配置されたヘッ
ダ内のインターリーブ構成情報に基づいたデータ量に達
した時点で、復調データF、及びそれに対応した復調エ
ラー識別情報Cが同様に並べ替えられ、エラー訂正符号
と消失位置を示すフラグ列が構成される。
【0099】このエラー訂正符号と消失位置フラグ列
は、消失訂正部80に入力される。エラー訂正符号は、
リードソロモン符号であり、生成多項式は、GF
(28 )の原始元αに対して、αl ,αl+1 ,……,α
l+d-2 を根として持つ。
【0100】消失訂正の処理方法に関しては、本発明の
本質ではないので簡単に説明すると、次の通りである。
【0101】まず、検査行列HRSとエラー訂正符号VRS
を乗ずることで、シンドロームSRSを算出し、シンドロ
ームSRSを多項式表現しシンドローム多項式SRS(x)と
する。
【0102】さらに、消失位置フラグ列から消失位置多
項式λ(x)を求め、TRS(x)=SRS(x)λ(x)を生成す
る。このTRS(x)からユークリッドの互除法を用いて誤
り位置多項式σ(x)、及び誤りパターン多項式ω(x)を
算出する。誤り位置多項式σ(x)の根はチェンサーチで
算出し、エラー位置を得る。この誤り位置多項式σ(x)
の根と、消失位置多項式λ(x)の根、及び誤りパターン
多項式ω(x)とからエラー位置、及び消失位置に対する
エラーパターン、及び消失パターンを算出する。
【0103】このような消失訂正では、エラー訂正符号
の最小ハミング距離dと訂正可能なエラー数L、及び消
失数Pの関係は、次の通りになる。
【0104】2L+P≦d−1 消失訂正を用いると、消失を用いない場合に比べエラー
訂正能力は向上する。特に、訂正符号内の誤りが全て消
失である場合には、誤り位置が全て不定のエラーである
場合に比べて、2倍の訂正能力向上となる。
【0105】消失訂正処理後の圧縮データは、データ圧
縮復号部82に入力され、所定圧縮方式に対する復号処
理が行われ、音声データに復元される。この復元された
音声データは、データ再生部62に入力され、N倍オー
バーサンプリング及び、ローパスフィルタ処理が施さ
れ、D/A変換を行い、アンプに出力される。
【0106】以上、上記説明した変調方式により生成さ
れた変調コードが記録された光学的に読み取り可能なコ
ードパターンを読み取る場合、誤マーカ検出をより発生
させることなくブロック内の変調コードを抽出可能な、
より厳しい変調規則(即ち、最大黒ドット連続数を極力
小さくする)を採用することが可能であり、且つ復調段
階で変調コード内に発生した所定数のエラーを訂正、も
しくは検出でき、復調エラー検出に留まった復調データ
に対しても後段にて消失訂正を用いることが可能とな
り、最終的なデータエラー率を極めて小さい値に抑える
ことが可能になる。またこれにより、エラー率の多い記
録媒体への記録をも可能にする。
【0107】[第4の実施の形態]次に、本発明の第4
の実施の形態として、変調方法及び変調装置について説
明する。
【0108】図7の(A)は、本発明の第4の実施の形
態の変調方法及び変調装置の適用されたドットコード記
録装置のブロック構成図である。このドットコード記録
装置は、データ入力部10、データ圧縮部12、エラー
訂正符号生成部14、インターリーブ部16、選択部9
6、第1変調部100、第2変調部102、ブロックデ
ータ生成部104、コードイメージ化部22、及び出力
部24から構成されている。
【0109】データ入力部10は、音声,画像,テキス
ト等のマルチメディア情報を入力し、ディジタルデータ
に変換し、データ圧縮部12は、このデータ入力部10
で変換されたディジタルデータに対し、所定の圧縮を行
う。エラー訂正符号生成部14は、このデータ圧縮部1
2において圧縮されたデータに対し、エラー訂正検査記
号を付加し、エラー訂正符号を生成する。インターリー
ブ部16は、このエラー訂正符号生成部14で生成され
たエラー訂正符号に対し、インターリーブを行う。
【0110】選択部96は、上記インターリーブ部16
でインターリーブされたデータを、変調切替情報106
に応じて第1変調部100と第2変調部102とに切替
供給する。第1変調部100及び第2変調部102は、
選択的に供給されたインターリーブされたデータを変調
コード(詳細は後述する)に変換する。ブロックデータ
生成部104は、前記変調切替情報106と所定数分の
前記変調コードとからブロック、及びこのブロックに対
するヘッダを生成して、ブロックデータを生成する。
【0111】コードイメージ化部22は、このブロック
データ生成部104にて生成されたブロックデータを、
例えば図2に示したドットコードのコードパターン26
のブロックヘッダ28、及びブロックユーザデータ30
領域内の白黒ドットに変換し、マーカ32、パターンコ
ード34と共にイメージデータとして生成する。そし
て、出力部24は、このコードイメージ化部22で生成
されたコードパターン26のイメージデータを印刷機等
に出力する。
【0112】以降、入力データは音声、エラー訂正符号
に関してはリードソロモン符号、出力コードイメージと
しては図2に示したマーカ,パターンコード,ブロック
ヘッダで1つのブロックが構成された光学的に読み取り
可能なコードパターンイメージとして記述するが、本発
明はこれに限定されるものではない。
【0113】以下に本第4の実施の形態の詳細な動作に
ついて、図8の(A)も参照しながら説明する。
【0114】データ入力部10で、マイク(不図示)等
から入力された音声情報は、A/D変換されて、ディジ
タル音声に変換される。
【0115】変換されたディジタル音声は、データ圧縮
部12でADPCM等の波形符号化、或いはCELP等
の分析合成符号化によりデータ圧縮される。さらに、入
力データ及びデータ圧縮の識別データ(データ種別、圧
縮率や方式、データ量)等がヘッダとして付加された音
声圧縮データがエラー訂正符号生成部14に入力され
る。
【0116】エラー訂正符号生成部14に入力された音
声圧縮データは、所定バイト単位でエラー訂正検査記号
が付加される。このエラー訂正検査記号は、リードソロ
モン符号の検査記号であり、例えば72バイト毎のデー
タに対し16バイトデータのエラー訂正検査記号が付加
される。ここで、本実施の形態のリードソロモン符号の
生成多項式は、ガロア体GF(28 )上の原始元αとし
て、αl ,αl+1 ,……,αl+d-2 を根として持つ。こ
こで、dは最小ハミング距離を表し、lは254−(d
−2)以下のゼロを含む正整数である。
【0117】検査記号が付加された88バイトのリード
ソロモン符号が、複数、インターリーブ部16に入力さ
れる。
【0118】インターリーブ部16に入力された複数の
リードソロモン符号は、一旦、図示しない内部メモリに
格納され、所定量分蓄えられた後、或いは蓄積量に応じ
てデータの並べ替え(インターリーブ)が行われ、バー
ストエラーへの対処が行われる。さらに、インターリー
ブ方式や、訂正符号形態がヘッダ(本出願人が提案した
特開平7−325897号公報で記述されているマクロ
ブロックヘッダ)中に記述される。上記ヘッダは、上記
メモリ蓄積量に応じて分散して、インターリーブ後のデ
ータに挿入、付加される。この分散挿入規則に関する情
報(マクロブロックヘッダ分散情報)は、ブロックデー
タ生成部104に入力され、以下で説明するブロックヘ
ッダ28内に記録される。このインターリーブされたデ
ータ、及びヘッダは、前記エラー訂正に於けるバイト単
位(本実施の形態ではリードソロモンのバイト単位が8
ビットに対応しているが、特にバイトが8ビットである
必要はなく、変調するデータ単位(以下で説明)と等し
ければ良い)毎に選択部96に入力される。
【0119】選択部96に入力された各バイトデータ
は、変調切替情報106により、第1変調部100或い
は第2変調部102のどちらか一方に出力される。ここ
で、変調切替情報106は、コードパターン作成者が記
録したい媒体の種類に応じて選択、或いは記録媒体を選
定した時点で自動的に決定(記録媒体と変調の種類とが
対応したテーブルを保持することで実現)、もしくは手
動で決定される。
【0120】特に変調の種類を切り替える理由は、記録
媒体の発生エラー率の違いによるものである。発生エラ
ー率が多い場合は、前述した第1の実施の形態で示した
変調コードの選択により訂正能力最優先とし、発生エラ
ー率が少ない場合は、訂正能力を持たないがコード長の
短い変調コードの選択によりコードサイズ最優先とす
る。
【0121】選択部96から出力されるバイトデータ
は、第1変調部100、或いは第2変調部102がそれ
ぞれ備える図示しない変調テーブルROMのアドレスに
対応し、そのアドレス内容が変調コードとしてブロック
データ生成部104へ出力される。上記第1変調部10
0は、記録媒体の発生エラー率が少ない場合に使用する
変調テーブルを持ち、第2変調部102は記録媒体の発
生エラー率が多い場合に使用する変調テーブルを持つ。
【0122】この変調テーブルの内容の詳細を、前述の
第1の実施の形態と同様に、図2に示した紙面上に印刷
された光学的に読み取り可能なコードパターン26の変
調ルールを例にして説明する。
【0123】第1変調部100の変調テーブルは、マー
カ32の誤検出を回避するため、ブロックユーザデータ
30内にマーカ32と同じパターンを発生させない変調
コード群である。この変調ルールは、本出願人が提案し
た特開平7−302471号公報に詳細が記述されてい
る通りで、パターンコード34と平行な方向の黒ドット
連続数が2個以下というものである。この連続数は、基
準指標としてのマーカ32の大きさに依存するもので、
固定値ではない。また、この変調例では1バイトデータ
(8ビット=N)が10ビット変調コード(=M0 +K
0 ; M0 =10、K0 =0)に変換される。
【0124】第2変調部102の変調テーブルは、前述
の第1の実施の形態で説明したビットエラー訂正能力を
持った変調コードとし、この場合のパターンコード34
と平行な方向の黒ドット連続数は4個以下である。或い
は、第2変調部102の変調テーブルは、前述の第3の
実施の形態で説明したビットエラー訂正能力を持った変
調コードでも良く、この場合は、黒ドット連続数は3個
以下となる。この変調例では、1バイトデータ(8ビッ
ト=N)が13ビット変調コード(=M1 +K1 ; M
1 =9、K1 =4)に変換される。
【0125】第1変調部100或いは第2変調部102
で変調された変調コードは、ブロックデータ生成部10
4に入力され、図2で示したコードパターン26内のブ
ロックユーザデータ30の記録可能変調コード数分集め
ブロックユーザデータ情報を形成する。さらに、各ブロ
ックユーザデータ情報に対してブロックアドレス、イン
ターリーブ部16からの前記マクロブロックヘッダ分散
情報、及び変調切替情報106とを所定ビット位置に配
して、エラー訂正検査記号(BCH符号の検査記号)を
付加し、ブロックヘッダ情報が生成される。さらに、ブ
ロックヘッダ情報とユーザデータ情報を1つの単位とす
るブロックデータが生成される。
【0126】上記ブロックデータは、コードイメージ化
部22に入力され、コードパターン26として記録され
る。記録方法は、ブロックヘッダ情報に対する各ビット
がブロックヘッダ28の各白黒ドットに対応して記録さ
れ、ブロックユーザデータ情報に関しては、前記変調切
替情報106に対応した10ビット、或いは13ビット
の各ビットがブロックユーザデータ内の各白黒ドットイ
メージに対応して記録される。ここでビットが“1”の
場合に黒ドットを、ビットが“0”の場合に白ドットを
記録する。但し、白ドットは空白とし、実際には記録さ
れない。
【0127】またブロックユーザデータ情報の記録方向
は、パターンコード34と平行な方向にブロック36の
左上から順番に記録する。さらに、コードイメージ化部
22で、所定位置にマーカ32、パターンコード34が
記録され、ブロック36が形成される。このブロック3
6は隣接ブロックとマーカ32、パターンコード34、
ブロックヘッダ28の位置を共有するコードパターン2
6を形成する。
【0128】特に、ブロックヘッダ28には、変調切替
情報106に対応する変調切替フラグ108が設けられ
ており、ブロックユーザデータ30内の変調方式の識別
に使用される。この識別用の変調切替フラグ108をブ
ロックヘッダ28に設ける理由は、ブロックヘッダ28
が変調を施す必要の無い位置に配置されている点と、ブ
ロックユーザデータ30より先に読み取り処理がなされ
るためである。
【0129】また、本実施の形態で説明した2種類(=
R)の変調コードのビット数は、前にも示した通り、1
0ビット(=M0 +K0 ; M0 =10、K0 =0)と
13ビット(=M1 +K1 ; M1 =9、K1 =4)で
あるが、ブロックユーザデータ領域のドット数はそれぞ
れの変調コードビット数で割り切れる数が望ましい。ど
ちらかが割り切れない場合は、ブロックユーザデータ領
域の最後にダミーデータを挿入し、必ずブロックユーザ
データの先頭と変調コードの区切りが一致するようにす
る。こうすることで、ブロック構造を有したコードパタ
ーン26の利点であるブロック単位でのランダム読み取
り能力が保持される。
【0130】さらに、図8の(B)にあるように、ブロ
ックヘッダ28とブロックユーザデータ30との間に、
1ドット分のドット記録禁止領域110を設けること
で、2つの変調コードどちらについてもブロックヘッダ
28とブロックユーザデータ30との隣接境界を、図3
の(A)にあるような変調コードの区切りとしなくて
も、ブロック間での黒ドット連続数を所定数に抑えるこ
とが可能となる。このドット禁止領域110は、本実施
の形態でのみ有効であるのでは無く、変調コードの切換
が無く1種類の場合や、3種類以上ある場合でも有効で
あるのは言うまでもない。
【0131】上記説明では、特にブロックユーザデータ
30及びブロックヘッダ28の論理構造については詳細
には触れなかったが、本出願人が提案した特開平7−3
25897号公報に記述された通りの構造を有していて
も良い。
【0132】生成されたコードパターン26のビットマ
ップイメージは、出力部24に入力され、印刷機やプリ
ンタ等の出力装置が識別できる形態にデータを変換、出
力する。
【0133】以上、上記説明した2種類の変調方式によ
り生成するどちらか一方の変調コードを光学的に読み取
り可能なコードパターンに記録することにより、誤マー
カ検出を発生させることなく、記録媒体のエラー発生率
に応じて、訂正能力、或いはコードパターン占有面積の
大小が選択でき、効率の良い記録が可能となる。
【0134】[第5の実施の形態]次に、本発明の第5
の実施の形態として、復調方法及び復調装置について説
明する。
【0135】図7の(B)は、本発明の第5の実施の形
態に係る復調方法及び復調装置の適用されたドットコー
ド再生装置のブロック構成図である。このドットコード
再生装置は、撮像部46、ブロック検出部112、変調
コード抽出部114、選択部116、第1復調部11
8、ビットエラー訂正部120、第2復調部122、デ
インターリーブ部56、バイトエラー訂正部58、デー
タ圧縮復号部60、及びデータ再生部62から構成され
ている。
【0136】撮像部46は、光学的に読み取り可能なコ
ードパターンを撮像し、ディジタル画像を生成する。ブ
ロック検出部112は、この撮像部46で生成されたデ
ィジタル画像から前記ドットコードパターンを構成する
ブロックを検出し、ブロックヘッダを抽出して、該ブロ
ックヘッダの変調切替情報を変調コード抽出部114及
び選択部116に供給する。
【0137】変調コード抽出部114は、ブロック検出
部112にて抽出されたブロックヘッダの変調切替情報
に基づいて、前記ブロック中のブロックユーザデータか
ら変調コードを抽出する。選択部116は、上記変調切
替情報に応じて、この変調コード抽出部114で抽出し
た変調コードを、第1復調部118、或いはビットエラ
ー訂正部120に振り分ける。第1復調部118は、こ
の選択部116から振り分けられた変調コードに対して
復調データを生成する。また、ビットエラー訂正部12
0は、上記選択部116から振り分けられた変調コード
に対してビットエラー訂正を行い、第2復調部122
は、このビットエラー訂正された変調コードに対して復
調データを生成する。
【0138】デインターリーブ部56は、上記第1復調
部118又は第2復調部122にて生成された復調デー
タを、図示しない内部メモリに一時的に蓄え、蓄えられ
た複数の復調データに対して順番を並び替える。バイト
エラー訂正部58は、この並び替えられた復調データに
対してバイトエラー訂正を行い、データ圧縮復号部60
は、このバイトエラー訂正された圧縮データに対してデ
ータ圧縮復号し、音声,画像,テキスト等のマルチメデ
ィアデータに復元する。そして、データ再生部62は、
この復元されたマルチメディアデータを出力装置が認識
可能なデータに変換し、出力装置に出力する。
【0139】以降、コードパターンは図2に示した構造
とし、バイトエラー訂正に関してはリードソロモン符号
に対する訂正処理、出力データとしては音声データとし
て記述するが、本発明はこの例に限定されるものではな
い。
【0140】以下、本第5の実施の形態の詳細な動作に
ついて説明する。
【0141】撮像部46では、コードパターン26をC
CDカメラ等により撮像し、2値化処理を施して、2値
画像を生成する。
【0142】生成された前記2値画像は、ブロック検出
部112に入力され、ブロック36を検出し、ブロック
ヘッダ28、及びブロックユーザデータ30の読み取り
位置を算出すると共に、算出された該読み取り位置から
読み取ったブロックヘッダ28に記述されているブロッ
クアドレス、マクロブロックヘッダ分散情報がデインタ
ーリーブ部56に、変調切替情報が変調コード抽出部1
14及び選択部116に出力される。ブロックアドレ
ス、マクロブロックヘッダ分散情報等の詳細な論理構造
については、本出願人が提案した特開平7−32589
7号公報に詳細が記述されているので説明を省略する。
【0143】変調コード抽出部114では、前記2値画
像からブロック検出部112で算出されたブロックユー
ザデータ読み取り位置に於ける白黒ドットを判定し、ビ
ットデータに変換することで、前記変調切替情報で決定
される10ビット、或いは13ビット単位の変調コード
を抽出する。
【0144】10ビット変調コードの復調手段は本出願
人が提案した特開平7−302471号公報に記述され
ているので、ここでは説明を省く。また、13ビット変
調コードの復調手段は、前述の第2の実施の形態で説明
した通りである。
【0145】選択部116には、ブロック検出部112
から上記変調切替情報、及び変調コード抽出部114か
ら変調コードが入力される。該選択部116は、入力さ
れた、予め一義的に決定された変調切替情報が、10ビ
ット変調コードを表している場合(フラグ“0”)は、
第1復調部118に、また変調切替情報が13ビット変
調コードを表している場合(フラグ“1”)は、ビット
エラー訂正部120に、変調コードを供給する。
【0146】ビットエラー訂正部120でビットエラー
訂正が行われた13ビット変調コードは、第2復調部1
22に入力される。
【0147】第1変調部118では、10ビット変調コ
ードが8ビット復調データに復調され、また第2復調部
122では、13ビット変調コードが8ビット復調デー
タに復調されて、デインターリーブ部56に入力され
る。
【0148】デインターリーブ部56以降の処理は、前
述した第2の実施の形態の通りであり、ここでは説明を
省く。
【0149】以上、上記説明した2種類の変調方式によ
り生成された変調コードが記録された光学的に読み取り
可能なコードパターンを読み取る場合、誤マーカ検出を
発生させることなく、記録媒体のエラー発生率に応じた
複数種の変調コードを識別し、抽出することが可能であ
り、且つエラー発生率の多い記録媒体に使用する変調コ
ードの場合には復調段階で変調コード内に発生した所定
数のエラーを訂正でき、後段におけるバイトエラー訂正
と組み合わせることで、最終的なデータエラー率を極め
て小さい値に抑えることが可能になる。
【0150】最後に、本発明の第1乃至第5の実施の形
態に対して、変調規則を、基準指標であるマーカ32と
の識別を目的としたため、黒ドットの連続数のみで規定
したが、例えば、図3の(B)の場合のような基準指標
としてのマーカ124に対して、同じ白黒パターンが発
生しない変調規則を採用することも可能であり、さらに
は、上記例以外の基準指標である読み取り基準パターン
(矩形、及び直線上のパターンや点線上の同期クロック
パターン等)との識別を目的に変調規則を規定すること
も可能である。
【0151】また、変調規則は、上記マーカに対する黒
ドットの連続数制限や白黒ドットの特定パターンを除く
規則に限定するものではなく、より一般的な磁気記録等
で使われる直流成分除去を目的とした規則にすることも
可能であるのは言うまでもない。
【0152】以上実施の形態に基づいて本発明を説明し
たが、本発明は上述した実施の形態に限定されるもので
はなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形や応用が可
能である。ここで、本発明の要旨をまとめると以下のよ
うになる。
【0153】(1) Nビットデータの伝送又は記録に
用いるディジタルデータの変調方法において、Nビット
データを、Mビットデータ(但し、N<M)にKビット
のエラー訂正検査記号を付加した2M 個からなるM+K
ビットデータの群の中から所定の規則に従って選択され
た一のM+Kビットデータに変換することを特徴とする
ディジタルデータの変調方法。
【0154】即ち、変調されたディジタルデータ(変調
コード)にはエラー訂正検査記号が付加され、伝送、記
録特性との適合性が保持できる所定の変調規則に則って
いるので、受信又は再生装置において伝送、記録された
変調データの抽出が確実に行え、変調コード読み取り時
に発生する所定数のエラーを簡単、確実な処理で訂正、
検出可能となる。これにより、受信又は再生装置の復調
後に行なうエラー訂正処理への入力データエラー率は低
減し、トータルでの訂正後エラー率を低減させることが
可能となるので、よりエラー発生率の多い伝送、記録媒
体を利用できるようになる。
【0155】(2) Nビットデータの伝送又は記録に
用いるディジタルデータの変調方法において、Nビット
データを、Mビットデータ(但し、N<M)にL個のエ
ラー訂正生成多項式に基づく各々Kビットのエラー訂正
検査記号を付加したL×2M 個からなるM+Kビットデ
ータの群の中から所定の規則に従って選択されると共
に、ハミング距離が互いに所定値以上離れたもののみ選
択された一のM+Kビットデータに変換することを特徴
とするディジタルデータの変調方法。
【0156】即ち、生成多項式が異なるエラー訂正検査
記号が付加されたビットデータ群の中から変調コードを
選択するので、より伝送、記録特性との適合性が保持で
きる所定の変調規則を採用する自由度が増すと同時に、
受信又は再生装置において変調データの抽出が確実に行
え、さらに、変調コード読み取り時に発生する所定数の
エラーを簡単、確実な処理で訂正、検出可能になる。こ
れにより、受信又は再生装置の復調後に行われるエラー
訂正処理への入力データエラー率は低減し、トータルで
の訂正後エラー率を低減させることが可能となるので、
よりエラー発生率の多い伝送、記録媒体を利用できるよ
うになる。
【0157】(3) Nビットデータの伝送又は記録に
用いるディジタルデータの変調方法において、Nビット
データを、R種類の変換方法の中から選択された一の変
換方法によって、Mi ビットデータ(但し、N<Mi
i=0,1,2,3,……,R−1)にKi ビット(但
し、Ki は0を含む正の整数)のエラー訂正検査記号を
付加した2Mi個からなるMi +Ki ビットデータの群の
中から所定の規則に従って選択された一のMi +Ki
ットデータに変換し、上記選択された変換方法を示す情
報データを該Mi +Ki ビットデータと共に伝送又は記
録することを特徴とするディジタルデータの変調方法。
【0158】即ち、エラー訂正能力の異なるエラー訂正
検査記号が付加され、且つ所定の変調規則に則った変調
コード群を複数用意しているので、エラー発生率を考慮
しつつ、伝送、記録特性との適合性が保持できる所定の
変調規則に則った変調コードが選択可能である。そし
て、伝送、記録媒体のエラー発生率に応じて上記選択を
適応的に行うことで、より伝送、記録効率が向上すると
共に、受信又は再生装置において変調コードの抽出が確
実に行え、更に変調コード読み取り時に発生する所定数
のエラーを簡単、確実な処理で訂正、検出可能になる。
これにより、受信又は再生装置の復調後に行われるエラ
ー訂正処理への入力データエラー率は低減し、トータル
での訂正後エラー率を低減させることが可能となる。
【0159】(4) 上記所定の規則は、変調後のディ
ジタルデータにおける“1”又は“0”の少なくとも何
れかのビット値の連続数が、当該伝送又は記録対象のデ
ィジタルデータに含まれる基準指標を構成する“1”又
は“0”の少なくとも何れかのビット値の最大の連続数
を含まないようにした規則、もしくは、変調後のディジ
タルデータにおける“1”及び“0”の組み合わせから
なる所定パターンが、当該伝送又は記録対象のディジタ
ルデータに含まれる基準指標を構成する“1”及び
“0”の組み合わせからなる所定パターンを含まないよ
うにした規則のうちの何れかの規則であることを特徴と
する上記(1),(2)又は(3)の何れか一に記載の
ディジタルデータの変調方法。
【0160】即ち、変調規則を、基準指標(マーカ)と
の明確な判別のみとすることで、直流成分除去を目的と
する変調コードに比べ、選択できる変調コード数の制限
が緩和されると共に、受信又は再生時において変調デー
タの抽出がより確実に行え、更に変調コード読み取り時
の発生エラー数を低減できる。
【0161】(5) 上記伝送又は記録の対象となるデ
ィジタルデータが、互いに隣接する変調部と非変調部と
から構成されるとき、上記所定の規則は、上記変調部と
非変調部との隣接する部分でのディジタルデータにおけ
る“1”又は“0”の少なくとも何れかのビット値の連
続数が、当該伝送又は記録対象のディジタルデータに含
まれる基準指標を構成する“1”又は“0”の少なくと
も何れかのビット値の最大の連続数を含まないようにし
た規則、もしくは、上記変調部と非変調部との隣接する
部分でのディジタルデータにおける“1”及び“0”の
組み合わせからなる所定パターンが、当該伝送又は記録
対象のディジタルデータに含まれる基準指標を構成する
“1”及び“0”の組み合わせからなる所定パターンを
含まないようにした規則のうちの何れかの規則であるこ
とを特徴とする上記(1),(2)又は(3)の何れか
一に記載のディジタルデータの変調方法。
【0162】即ち、変調部に隣接する非変調部をも考慮
して変調規則を、基準指標(マーカ)との明確な判別の
みとすることで、直流成分除去を目的する変調コードに
比べ、選択できる変調コード数の制限が緩和されると共
に、受信又は再生時において基準指標と変調データとの
識別能力がより向上し、変調データの抽出がより確実に
行え、更に変調コード読み取り時の発生エラー数を低減
できる。
【0163】(6) 上記Nビットデータは、当該変調
前で行われるバイトエラー訂正符号化時の1バイトに相
当するデータであることを特徴とする上記(1),
(2),(3),(4)又は(5)の何れか一に記載の
ディジタルデータの変調方法。
【0164】即ち、バイトエラー訂正符号のバイト単位
を1変調コードに対応させることで、受信又は再生時で
の復調エラー訂正処理(変調コードのエラー訂正処理)
で発生する誤訂正に対してバイトエラーを増加させるこ
とがない。これにより、復調エラー訂正処理でバイトエ
ラー率は確実に低減でき、復調後のバイトエラー訂正処
理がより効果的に機能する様になる。
【0165】(7) 上記(1)に記載の変調方法によ
って変換されたM+KビットデータをNビットデータに
復調するディジタルデータの復調方法であって、上記M
+Kビットデータをエラー訂正又はエラー検出してか
ら、Nビットデータに復調することを特徴とするディジ
タルデータの復調方法。
【0166】即ち、エラー訂正検査記号が付加されてい
る変調コードに対してエラー訂正、検出することで、復
調エラーの低減、或いは検出が行える。検出した復調エ
ラーは、復調後に行うエラー訂正に対して消失フラグと
して利用でき、これにより消失訂正が行えるので、上記
復調エラーの低減、及び検出は復調後エラー訂正の訂正
能力を最大限に引き出すことができる。
【0167】(8) 上記(1)に記載の変調方法によ
って変換されたM+KビットデータをNビットデータに
復調するディジタルデータの復調方法であって、上記M
+Kビットデータをエラー訂正又はエラー検出し、この
エラー訂正又はエラー検出された該M+Kビットデータ
からKビットのエラー訂正検査記号を削除してMビット
データのみを抽出し、この抽出されたMビットデータを
Nビットデータに復調することを特徴とするディジタル
データの復調方法。
【0168】即ち、エラー訂正検査記号が付加されてい
る変調コードに対してエラー訂正、検出することで、復
調エラーを低減、及び検出できる。さらに、エラー訂
正、検出後の変調コードからエラー訂正検査記号を削除
した後に復調処理を行うので、復調テーブルを小さくす
ることが可能である。また、上記検出した復調エラー
は、復調後に行うエラー訂正に対して消失フラグとして
利用でき、これにより消失訂正が行えるので、上記復調
エラーの低減及び検出は、復調後エラー訂正の訂正能力
を最大限に引き出すことができる。
【0169】(9) 上記(2)に記載の変調方法によ
って変換されたM+KビットデータをNビットデータに
復調するディジタルデータの復調方法であって、上記M
+Kビットデータを上記L個のエラー訂正生成多項式に
対応してそれぞれエラー訂正又はエラー検出を行い、こ
のエラー訂正又はエラー検出されたL個のM+Kビット
データをL個のNビットデータに復調して、この復調さ
れたL個のNビットデータのうち尤度の高い一のNビッ
トデータを選択して出力するとともに、その選択された
Nビットデータに対応した復調エラー識別情報を出力す
ることを特徴とするディジタルデータの復調方法。
【0170】即ち、エラー訂正検査記号が付加されてい
る変調コードに対してエラー訂正、検出することで復調
エラーの低減、及び検出が行える。検出した復調エラー
は、復調後に行うエラー訂正に対して消失フラグとして
利用でき、これにより消失訂正が行えるので、上記復調
エラーの低減及び検出は、復調後エラー訂正の訂正能力
を最大限に引き出すことができる。
【0171】(10) 上記(2)に記載の変調方法に
よって変換されたM+KビットデータをNビットデータ
に復調するディジタルデータの復調方法であって、上記
M+Kビットデータを上記L個のエラー訂正生成多項式
に対応してそれぞれエラー訂正又はエラー検出を行い、
このエラー訂正又はエラー検出されたL個のM+Kビッ
トデータからそれぞれKビットのエラー訂正検査記号を
削除してL個のMビットデータのみを抽出し、この抽出
されたL個のMビットデータをL個のNビットデータに
復調して、この復調されたL個のNビットデータのうち
尤度の高い一のNビットデータを選択して出力するとと
もに、その選択されたNビットデータに対応した復調エ
ラー識別情報を出力することを特徴とするディジタルデ
ータの復調方法。
【0172】即ち、エラー訂正検査記号が付加されてい
る変調コードに対してエラー訂正、検出することで、復
調エラーを低減、及び検出できる。さらにエラー訂正、
検出後の変調コードからエラー訂正検査記号を削除した
後に復調処理を行うので、復調テーブルを小さくするこ
とが可能である。また、上記検出した復調エラーは、復
調後に行うエラー訂正に対して消失フラグとして利用で
き、これにより消失訂正が行えるので、上記復調エラー
の低減及び検出は、復調後エラー訂正の訂正能力を最大
限に引き出すことができる。
【0173】(11) 上記(3)に記載の変調方法に
よって変換されたMi +Ki ビットデータをNビットデ
ータに復調するディジタルデータの復調方法であって、
上記変換方法を示す情報データを抽出した後、この抽出
された情報データに基づいて上記Mi +Ki ビットデー
タを抽出し、さらに、上記情報データに基づいて、該M
i +Ki ビットデータをNビットデータに復調すること
を特徴とするディジタルデータの復調方法。
【0174】即ち、伝送、記録媒体の特性に応じて選択
された変調コードの種別情報を復調処理の前に抽出する
ことで、複雑な処理を行うことなしに変調コードの種別
を判定でき、この種別に応じて変調コードの抽出、復調
が確実に行える。
【0175】(12) 上記情報データから一義的に決
定される上記Ki が0以外の値のとき、上記Mi +Ki
ビットデータに対してエラー訂正又はエラー検出を行
い、このエラー訂正又はエラー検出されたMi +Ki
ットデータをNビットデータに復調することを特徴とす
る上記(11)に記載のディジタルデータの復調方法。
【0176】即ち、エラー訂正検査記号が付加されてい
る複数種の変調コードに対してエラー訂正、検出するこ
とで、復調エラーを低減、及び検出できる。検出した復
調エラーは、復調後に行うエラー訂正に対して消失フラ
グとして利用でき、これにより消失訂正が行えるので、
上記復調エラーの低減及び検出は、復調後エラー訂正の
訂正能力を最大限に引き出すことができる。
【0177】(13) 上記情報データから一義的に決
定される上記Ki が0以外の値のとき、上記Mi +Ki
ビットデータに対してエラー訂正又はエラー検出を行
い、このエラー訂正又はエラー検出されたMi +Ki
ットデータからKi ビットのエラー訂正検査記号を削除
してMi ビットデータのみを抽出し、この抽出されたM
i ビットデータをNビットデータに復調することを特徴
とする上記(11)に記載のディジタルデータの復調方
法。
【0178】即ち、エラー訂正検査記号が付加されてい
る複数種の変調コードに対してエラー訂正、検出するこ
とで復調エラーを低減、及び検出できる。さらに、エラ
ー訂正、検出後の変調コードからエラー訂正検査記号を
削除した後に復調処理を行うので、復調テーブルを小さ
くすることが可能である。また、上記検出した復調エラ
ーは、復調後に行うエラー訂正に対して消失フラグとし
て利用でき、これにより消失訂正を行えるので、上記復
調エラーの低減及び検出は、復調後エラー訂正の訂正能
力を最大限に引き出すことができる。
【0179】(14) 上記Nビットデータは、当該復
調後に行われるバイトエラー訂正復号化時の1バイトに
相当するデータであることを特徴とする上記(7),
(8),(9),(10),(11),(12)又は
(13)の何れか一に記載のディジタルデータの復調方
法。
【0180】即ち、バイトエラー訂正符号のバイト単位
を1変調コードに対応させることで、受信又は再生装置
側での復調エラー訂正処理で発生する誤訂正に対してバ
イトエラーを増加させることがない。これにより、復調
エラー訂正処理でバイトエラー率は確実に低減でき、復
調後のバイトエラー訂正処理がより効果的に機能するよ
うになる。
【0181】(15) Nビットデータの伝送又は記録
に用いるディジタルデータの変調装置において、Nビッ
トデータを、Mビットデータ(但し、N<M)にKビッ
トのエラー訂正検査記号を付加した2M 個からなるM+
Kビットデータの群の中から所定の規則に従って選択さ
れた一のM+Kビットデータに変換する手段を具備する
ことを特徴とするディジタルデータの変調装置。
【0182】即ち、変調されたディジタルデータ(変調
コード)にはエラー訂正検査記号が付加され、伝送、記
録特性との適合性が保持できる所定の変調規則に則って
いるので、受信又は再生装置において伝送、記録された
変調データの抽出が確実に行え、変調コード読み取り時
に発生する所定数のエラーを簡単、確実な処理で訂正、
検出可能となる。これにより、受信又は再生装置の復調
後に行なうエラー訂正処理への入力データエラー率は低
減し、トータルでの訂正後エラー率を低減させることが
可能となるので、よりエラー発生率の多い伝送、記録媒
体を利用できるようになる。
【0183】(16) Nビットデータの伝送又は記録
に用いるディジタルデータの変調装置において、Nビッ
トデータを、Mビットデータ(但し、N<M)にL個の
エラー訂正生成多項式に基づく各々Kビットのエラー訂
正検査記号を付加したL×2M 個からなるM+Kビット
データの群の中から所定の規則に従って選択されると共
に、ハミング距離が互いに所定値以上離れたもののみ選
択された一のM+Kビットデータに変換する手段を具備
することを特徴とするディジタルデータの変調装置。
【0184】即ち、生成多項式が異なるエラー訂正検査
記号が付加されたビットデータ群の中から変調コードを
選択するので、より伝送、記録特性との適合性が保持で
きる所定の変調規則を採用する自由度が増すと同時に、
受信又は再生装置において変調データの抽出が確実に行
え、更に変調コード読み取り時に発生する所定数のエラ
ーを簡単、確実な処理で訂正、検出可能になる。これに
より、受信又は再生装置の復調後に行われるエラー訂正
処理への入力データエラー率は低減し、トータルでの訂
正後エラー率を低減させることが可能となるので、より
エラー発生率の多い伝送、記録媒体を利用できるように
なる。
【0185】(17) Nビットデータの伝送又は記録
に用いるディジタルデータの変調装置において、Nビッ
トデータを、R種類の変換方法の中から選択された一の
変換方法によって、Mi ビットデータ(但し、N<
;i=0,1,2,3,……,R−1)にKi ビッ
ト(但し、K=0,1,2,3,……)のエラー訂正
検査記号を付加した2Mi個からなるMi +Ki ビットデ
ータの群の中から所定の規則に従って選択された一のM
i +Ki ビットデータに変換し、上記選択された変換方
法を示す情報データを該Mi +Ki ビットデータと共に
伝送又は記録する手段を具備することを特徴とするディ
ジタルデータの変調装置。
【0186】即ち、エラー訂正能力の異なるエラー訂正
検査記号が付加され、且つ所定の変調規則に則った変調
コード群を複数用意しているので、エラー発生率を考慮
しつつ、伝送、記録特性との適合性が保持できる所定の
変調規則に則った変調コードが選択可能である。そし
て、伝送、記録媒体のエラー発生率に応じて上記選択を
適応的に行うことでより伝送、記録効率が向上すると共
に、受信又は再生装置において変調コードの抽出が確実
に行え、更に変調コード読み取り時に発生する所定数の
エラーを簡単、確実な処理で訂正、検出可能になる。こ
れにより、受信又は再生装置の復調後に行われるエラー
訂正処理への入力データエラー率は低減し、トータルで
の訂正後エラー率を低減させることが可能となる。
【0187】(18) 上記所定の規則は、変調後のデ
ィジタルデータにおける“1”又は“0”の少なくとも
何れかのビット値の連続数が、当該伝送又は記録対象の
ディジタルデータに含まれる基準指標を構成する“1”
又は“0”の少なくとも何れかのビット値の最大の連続
数を含まないようにした規則、もしくは、変調後のディ
ジタルデータにおける“1”及び“0”の組み合わせか
らなる所定パターンが、当該伝送又は記録対象のディジ
タルデータに含まれる基準指標を構成する“1”及び
“0”の組み合わせからなる所定パターンを含まないよ
うにした規則のうちの何れかの規則であることを特徴と
する上記(15),(16)又は(17)の何れか一に
記載のディジタルデータの変調装置。
【0188】即ち、変調規則を、基準指標(マーカ)と
の明確な判別のみとすることで、直流成分除去を目的す
る変調コードに比べ、選択できる変調コード数の制限が
緩和されると共に、受信又は再生時において変調データ
の抽出がより確実に行え、更に変調コード読み取り時の
発生エラー数を低減できる。
【0189】(19) 上記伝送又は記録の対象となる
ディジタルデータが、互いに隣接する変調部と非変調部
とから構成されるとき、上記所定の規則は、上記変調部
と非変調部との隣接する部分でのディジタルデータにお
ける“1”又は“0”の少なくとも何れかのビット値の
連続数が、当該伝送又は記録対象のディジタルデータに
含まれる基準指標を構成する“1”又は“0”の少なく
とも何れかのビット値の最大の連続数を含まないように
した規則、もしくは、上記変調部と非変調部との隣接す
る部分でのディジタルデータにおける“1”及び“0”
の組み合わせからなる所定パターンが、当該伝送又は記
録対象のディジタルデータに含まれる基準指標を構成す
る“1”及び“0”の組み合わせからなる所定パターン
を含まないようにした規則のうちの何れかの規則である
ことを特徴とする上記(15),(16)又は(17)
の何れか一に記載のディジタルデータの変調装置。
【0190】即ち、変調部に隣接する非変調部をも考慮
して変調規則を、基準指標(マーカ)との明確な判別の
みとすることで、直流成分除去を目的する変調コードに
比べ、選択できる変調コード数の制限が緩和されると共
に、受信又は再生時において基準指標と変調データとの
識別能力がより向上し、変調データの抽出がより確実に
行え、更に変調コード読み取り時の発生エラー数を低減
できる。
【0191】(20) 上記Nビットデータは、当該変
調前で行われるバイトエラー訂正符号化時の1バイトに
相当するデータであることを特徴とする上記(15),
(16),(17),(18)又は(19)の何れか一
に記載のディジタルデータの変調装置。
【0192】即ち、バイトエラー訂正符号のバイト単位
を1変調コードに対応させることで、受信又は再生時で
の復調エラー訂正処理(変調コードのエラー訂正処理)
で発生する誤訂正に対してバイトエラーを増加させるこ
とがない。これにより、復調エラー訂正処理でバイトエ
ラー率は確実に低減でき、復調後のバイトエラー訂正処
理がより効果的に機能する様になる。
【0193】(21) 上記(15)に記載の変調装置
によって変換されたM+KビットデータをNビットデー
タに復調するディジタルデータの復調装置であって、上
記M+Kビットデータをエラー訂正又はエラー検出する
手段と、該エラー訂正又はエラー検出されたM+Kビッ
トデータをNビットデータに復調する手段と、を具備す
ることを特徴とするディジタルデータの復調装置。
【0194】即ち、エラー訂正検査記号が付加されてい
る変調コードに対してエラー訂正、検出することで復調
エラーの低減、或いは検出が行える。検出した復調エラ
ーは、復調後に行うエラー訂正に対して消失フラグとし
て利用でき、これにより消失訂正が行えるので、上記復
調エラーの低減、及び検出は復調後エラー訂正の訂正能
力を最大限に引き出すことができる。
【0195】(22) 上記(15)に記載の変調装置
によって変換されたM+KビットデータをNビットデー
タに復調するディジタルデータの復調装置であって、上
記M+Kビットデータをエラー訂正又はエラー検出する
手段と、該エラー訂正又はエラー検出されたM+Kビッ
トデータからKビットのエラー訂正検査記号を削除して
Mビットデータのみを抽出する手段と、該抽出されたM
ビットデータをNビットデータに復調する手段と、を具
備することを特徴とするディジタルデータの復調装置。
【0196】即ち、エラー訂正検査記号が付加されてい
る変調コードに対してエラー訂正、検出することで復調
エラーを低減、及び検出できる。さらに、エラー訂正、
検出後の変調コードからエラー訂正検査記号を削除した
後に復調処理を行うので、復調テーブルを小さくするこ
とが可能である。また、上記検出した復調エラーは復調
後に行うエラー訂正に対して消失フラグとして利用で
き、これにより消失訂正が行えるので、上記復調エラー
の低減及び検出は、復調後エラー訂正の訂正能力を最大
限に引き出すことができる。
【0197】(23) 上記(16)に記載の変調装置
によって変換されたM+KビットデータをNビットデー
タに復調するディジタルデータの復調装置であって、上
記M+Kビットデータを上記L個のエラー訂正生成多項
式に対応してそれぞれエラー訂正又はエラー検出を行う
手段と、該エラー訂正又はエラー検出されたL個のM+
KビットデータをL個のNビットデータに復調する手段
と、該復調されたL個のNビットデータのうち尤度の高
い一のNビットデータを選択して出力するとともに、そ
の選択されたNビットデータに対応した復調エラー識別
情報を出力する手段と、を具備することを特徴とするデ
ィジタルデータの復調装置。
【0198】即ち、エラー訂正検査記号が付加されてい
る変調コードに対してエラー訂正、検出することで復調
エラーの低減、及び検出が行える。検出した復調エラー
は、復調後に行うエラー訂正に対して消失フラグとして
利用でき、これにより消失訂正が行えるので、上記復調
エラーの低減、及び検出は復調後エラー訂正の訂正能力
を最大限に引き出すことができる。
【0199】(24) 上記(16)に記載の変調装置
によって変換されたM+KビットデータをNビットデー
タに復調するディジタルデータの復調装置であって、上
記M+Kビットデータを上記L個のエラー訂正生成多項
式に対応してそれぞれエラー訂正又はエラー検出を行う
手段と、該エラー訂正又はエラー検出されたL個のM+
KビットデータからそれぞれKビットのエラー訂正検査
記号を削除してL個のMビットデータのみを抽出する手
段と、該抽出されたL個のMビットデータをL個のNビ
ットデータに復調する手段と、該復調されたL個のNビ
ットデータのうち尤度の高い一のNビットデータを選択
して出力するとともに、その選択されたNビットデータ
に対応した復調エラー識別情報を出力する手段と、を具
備することを特徴とするディジタルデータの復調装置。
【0200】即ち、エラー訂正検査記号が付加されてい
る変調コードに対してエラー訂正、検出することで復調
エラーを低減、及び検出できる。さらに、エラー訂正、
検出後の変調コードからエラー訂正検査記号を削除した
後に復調処理を行うので、復調テーブルを小さくするこ
とが可能である。また、上記検出した復調エラーは復調
後に行うエラー訂正に対して消失フラグとして利用で
き、これにより消失訂正が行えるので、上記復調エラー
の低減及び検出は、復調後エラー訂正の訂正能力を最大
限に引き出すことができる。
【0201】(25) 上記(17)に記載の変調装置
によって変換されたMi +Ki ビットデータをNビット
データに復調するディジタルデータの復調装置であっ
て、上記変換方法を示す情報データを抽出する手段と、
該抽出された情報データに基づいて上記Mi +Ki ビッ
トデータを抽出する手段と、上記情報データに基づいて
該Mi +Ki ビットデータをNビットデータに復調する
手段と、を具備することを特徴とするディジタルデータ
の復調装置。
【0202】即ち、伝送、記録媒体の特性に応じて選択
された変調コードの種別情報を復調処理の前に抽出する
ことで、複雑な処理を行うことなしに変調コードの種別
を判定でき、この種別に応じて変調コードの抽出、復調
が確実に行える。
【0203】(26) 上記Mi +Ki ビットデータを
Nビットデータに復調する手段は、上記情報データから
一義的に決定される上記Ki が0以外の値のとき上記M
i+Ki ビットデータに対してエラー訂正又はエラー検
出を行う手段と、該エラー訂正又はエラー検出されたM
i +Ki ビットデータをNビットデータに復調する手段
と、を含むことを特徴とする上記(25)に記載のディ
ジタルデータの復調装置。即ち、エラー訂正検査記号が
付加されている複数種の変調コードに対してエラー訂
正、検出することで、復調エラーを低減、及び検出でき
る。検出した復調エラーは復調後に行うエラー訂正に対
して消失フラグとして利用でき、これにより消失訂正が
行えるので、上記復調エラーの低減及び検出は、復調後
エラー訂正の訂正能力を最大限に引き出すことができ
る。
【0204】(27) 上記Mi +Ki ビットデータを
Nビットデータに復調する手段は、上記情報データから
一義的に決定される上記Ki が0以外の値のとき上記M
i+Ki ビットデータに対してエラー訂正又はエラー検
出を行う手段と、該エラー訂正又はエラー検出されたM
i +Ki ビットデータからKi ビットのエラー訂正検査
記号を削除してMi ビットデータのみを抽出する手段
と、該抽出されたMi ビットデータをNビットデータに
復調する手段と、を含むことを特徴とする上記(25)
に記載のディジタルデータの復調装置。即ち、エラー訂
正検査記号が付加されている複数種の変調コードに対し
てエラー訂正、検出することで、復調エラーを低減、及
び検出できる。さらに、エラー訂正、検出後の変調コー
ドからエラー訂正検査記号を削除した後に復調処理を行
うので、復調テーブルを小さくすることが可能である。
また、上記検出した復調エラーは復調後に行うエラー訂
正に対して消失フラグとして利用でき、これにより消失
訂正を行えるので、上記復調エラーの低減及び検出は、
復調後エラー訂正の訂正能力を最大限に引き出すことが
できる。
【0205】(28) 上記Nビットデータは、当該復
調後に行われるバイトエラー訂正復号化時の1バイトに
相当するデータであることを特徴とする上記(21),
(22),(23),(24),(25),(26)又
は(27)の何れか一に記載のディジタルデータの復調
装置。
【0206】即ち、バイトエラー訂正符号のバイト単位
を1変調コードに対応させることで、受信又は再生装置
側での復調エラー訂正処理で発生する誤訂正に対してバ
イトエラーを増加させることがない。これにより、復調
エラー訂正処理でバイトエラー率は確実に低減でき、復
調後のバイトエラー訂正処理がより効果的に機能するよ
うになる。
【0207】(29) Nビットデータを、光学的に読
み取り可能なコードパターンとして所定の媒体に印刷記
録するときに用いるディジタルデータの変調方法におい
て、上記コードパターンは、所定のデータ量を保持し得
る所定面積のブロックを複数個配列して構成されたもの
であり、上記ブロックは、該保持されるデータに対応し
て配置された複数個のドットイメージよりなるパターン
と、該ドットイメージパターンに関して所定の位置関係
で配置される該ドットイメージパターン読み取り基準位
置決定のためのマーカと、当該コードパターンにおける
各ブロックの位置を表すためのブロックアドレスパター
ンとから少なくとも構成され、Nビットデータを、2M
個からなるMビットデータ(但し、N<M)の群の中か
ら所定の規則に従って選択されたMビットデータに変換
して該Mビットデータにおける各データ値を所定の色の
上記ドットイメージに各対応させるとき、上記各ブロッ
クに含まれるドットイメージの総数を上記Mの値の整数
倍に設定することを特徴とするディジタルデータの変調
方法。
【0208】即ち、ブロック構造を有したコードパター
ンに変調コードを記録する場合、各ブロックの記録可能
ドットイメージ数を変調コードビット数の整数倍とする
ことで、変調コードが2ブロックにまたがって記録され
ることがなく、ブロック単位でのランダムな読み取りを
可能にし、特に手動スキャンによるコードパターン読み
取り操作の自由度が増大する。
【0209】(30) 上記少なくとも一のブロック
は、ダミーデータによるドットイメージを所定数含むこ
とにより、当該ブロックに含まれるドットイメージの総
数を上記Mの値の整数倍に設定するものであることを特
徴とする上記(29)に記載のディジタルデータの変調
方法。
【0210】即ち、ブロック構造を有したコードパター
ンに変調コードを記録する場合、各ブロックの記録可能
ドットイメージ数を変調コードビット数の整数倍とする
ようにダミーデータを付加することで、変調コードが2
ブロックにまたがって記録されることがなく、ブロック
単位でのランダムな読み取りを可能にし、特に手動スキ
ャンによるコードパターン読み取り操作の自由度が増大
する。
【0211】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
ディジタルデータの変復調方式において、強力なエラー
訂正能力を併せ持ち、処理が簡単なディジタルデータの
変調及び復調方法並びにディジタルデータの変調及び復
調装置を提供することができる。
【0212】即ち、所定の変調規則に則った変調コード
はエラー訂正検査記号を有しているため、復調時の変調
コード内に発生するエラーを訂正することが可能にな
り、ディジタル伝送、及び記録に於いてデータ信頼性を
格段に向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は本発明の第1の実施の形態の全体の構
成を示すブロック図であり、(B)は本発明の第1の実
施の形態の変調処理手順を示す図である。
【図2】本発明の実施の形態で用いた光学的に読み取り
可能なコードパターンを示す図である。
【図3】(A)は本発明の第1の実施の形態のコードパ
ターンを構成するブロックの物理フォーマットに関する
図であり、(B)は本発明の別のコードパターンを構成
するブロックの物理フォーマットに関する図である。
【図4】(A)は本発明の第2の実施の形態の全体の構
成を示すブロック図であり、(B)は本発明の第2の実
施の形態の変調コードのエラー訂正及び復調処理手順を
示す図である。
【図5】(A)は本発明の第3の実施の形態の全体の構
成を示すブロック図であり、(B)は本発明の第3の実
施の形態の変調コードのエラー訂正及び復調処理の詳細
ブロック図である。
【図6】本発明の第3の実施の形態の変調処理手順を示
す図である。
【図7】(A)は本発明の第4の実施の形態の全体の構
成を示すブロック図であり、(B)は本発明の第5の実
施の形態の全体の構成を示すブロック図である。
【図8】(A)は本発明の第4及び第5の実施の形態の
変調切換フラグのコードパターン記録位置を示す図であ
り、(B)は本発明の第4の実施の形態のコードパター
ンを構成するブロックの物理フォーマットに関する図で
ある。
【符号の説明】
10 データ入力部 12 データ圧縮部 14 エラー訂正符号生成部 16 インターリーブ部 18 変調部 20,104 ブロックデータ生成部 22 コードイメージ化部 24 出力部 46 撮像部 48,112 ブロック検出部 50,114 変調コード抽出部 52,120 ビットエラー訂正部 54,76 復調部 56,78 デインターリーブ部 58 バイトエラー訂正部 60,82 データ圧縮復号部 62 データ再生部 74 ビットエラー訂正検出部 741 第1エラー訂正検出部 742 第2エラー訂正検出部 761 第1ROMテーブル 762 第2ROMテーブル 763 判定部 80 消失訂正部 96,116 選択部 100 第1変調部 102 第2変調部 106 変調切替情報 108 変調切替フラグ 110 ドット記録禁止領域 118 第1復調部 122 第2復調部

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 Nビットデータの伝送又は記録に用いる
    ディジタルデータの変調方法において、 Nビットデータを、Mビットデータ(但し、N<M)に
    Kビットのエラー訂正検査記号を付加した2M 個からな
    るM+Kビットデータの群の中から所定の規則に従って
    選択された一のM+Kビットデータに変換することを特
    徴とするディジタルデータの変調方法。
  2. 【請求項2】 上記所定の規則は、変調後のディジタル
    データにおける“1”又は“0”の少なくとも何れかの
    ビット値の連続数が、当該伝送又は記録対象のディジタ
    ルデータに含まれる基準指標を構成する“1”又は
    “0”の少なくとも何れかのビット値の最大の連続数を
    含まないようにした規則、もしくは、変調後のディジタ
    ルデータにおける“1”及び“0”の組み合わせからな
    る所定パターンが、当該伝送又は記録対象のディジタル
    データに含まれる基準指標を構成する“1”及び“0”
    の組み合わせからなる所定パターンを含まないようにし
    た規則のうちの何れかの規則であることを特徴とする請
    求項1に記載のディジタルデータの変調方法。
  3. 【請求項3】 上記伝送又は記録の対象となるディジタ
    ルデータが、互いに隣接する変調部と非変調部とから構
    成されるとき、上記所定の規則は、上記変調部と非変調
    部との隣接する部分でのディジタルデータにおける
    “1”又は“0”の少なくとも何れかのビット値の連続
    数が、当該伝送又は記録対象のディジタルデータに含ま
    れる基準指標を構成する“1”又は“0”の少なくとも
    何れかのビット値の最大の連続数を含まないようにした
    規則、もしくは、上記変調部と非変調部との隣接する部
    分でのディジタルデータにおける“1”及び“0”の組
    み合わせからなる所定パターンが、当該伝送又は記録対
    象のディジタルデータに含まれる基準指標を構成する
    “1”及び“0”の組み合わせからなる所定パターンを
    含まないようにした規則のうちの何れかの規則であるこ
    とを特徴とする請求項1に記載のディジタルデータの変
    調方法。
  4. 【請求項4】 上記Nビットデータは、当該変調前で行
    われるバイトエラー訂正符号化時の1バイトに相当する
    データであることを特徴とする請求項1乃至3の何れか
    一に記載のディジタルデータの変調方法。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の変調方法によって変換
    されたM+KビットデータをNビットデータに復調する
    ディジタルデータの復調方法であって、 上記M+Kビットデータをエラー訂正又はエラー検出し
    てから、Nビットデータに復調することを特徴とするデ
    ィジタルデータの復調方法。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載の変調方法によって変換
    されたM+KビットデータをNビットデータに復調する
    ディジタルデータの復調方法であって、 上記M+Kビットデータをエラー訂正又はエラー検出
    し、 このエラー訂正又はエラー検出された該M+Kビットデ
    ータからKビットのエラー訂正検査記号を削除してMビ
    ットデータのみを抽出し、 この抽出されたMビットデータをNビットデータに復調
    することを特徴とするディジタルデータの復調方法。
  7. 【請求項7】 Nビットデータの伝送又は記録に用いる
    ディジタルデータの変調装置において、 Nビットデータを、Mビットデータ(但し、N<M)に
    Kビットのエラー訂正検査記号を付加した2M 個からな
    るM+Kビットデータの群の中から所定の規則に従って
    選択された一のM+Kビットデータに変換する手段を具
    備することを特徴とするディジタルデータの変調装置。
  8. 【請求項8】 上記所定の規則は、変調後のディジタル
    データにおける“1”又は“0”の少なくとも何れかの
    ビット値の連続数が、当該伝送又は記録対象のディジタ
    ルデータに含まれる基準指標を構成する“1”又は
    “0”の少なくとも何れかのビット値の最大の連続数を
    含まないようにした規則、もしくは、変調後のディジタ
    ルデータにおける“1”及び“0”の組み合わせからな
    る所定パターンが、当該伝送又は記録対象のディジタル
    データに含まれる基準指標を構成する“1”及び“0”
    の組み合わせからなる所定パターンを含まないようにし
    た規則のうちの何れかの規則であることを特徴とする請
    求項7に記載のディジタルデータの変調装置。
  9. 【請求項9】 上記伝送又は記録の対象となるディジタ
    ルデータが、互いに隣接する変調部と非変調部とから構
    成されるとき、上記所定の規則は、上記変調部と非変調
    部との隣接する部分でのディジタルデータにおける
    “1”又は“0”の少なくとも何れかのビット値の連続
    数が、当該伝送又は記録対象のディジタルデータに含ま
    れる基準指標を構成する“1”又は“0”の少なくとも
    何れかのビット値の最大の連続数を含まないようにした
    規則、もしくは、上記変調部と非変調部との隣接する部
    分でのディジタルデータにおける“1”及び“0”の組
    み合わせからなる所定パターンが、当該伝送又は記録対
    象のディジタルデータに含まれる基準指標を構成する
    “1”及び“0”の組み合わせからなる所定パターンを
    含まないようにした規則のうちの何れかの規則であるこ
    とを特徴とする請求項7に記載のディジタルデータの変
    調装置。
  10. 【請求項10】 上記Nビットデータは、当該変調前で
    行われるバイトエラー訂正符号化時の1バイトに相当す
    るデータであることを特徴とする請求項7乃至9の何れ
    か一に記載のディジタルデータの変調装置。
  11. 【請求項11】 請求項7に記載の変調装置によって変
    換されたM+KビットデータをNビットデータに復調す
    るディジタルデータの復調装置であって、 上記M+Kビットデータをエラー訂正又はエラー検出す
    る手段と、 該エラー訂正又はエラー検出されたM+Kビットデータ
    をNビットデータに復調する手段と、 を具備することを特徴とするディジタルデータの復調装
    置。
  12. 【請求項12】 請求項7に記載の変調装置によって変
    換されたM+KビットデータをNビットデータに復調す
    るディジタルデータの復調装置であって、 上記M+Kビットデータをエラー訂正又はエラー検出す
    る手段と、 該エラー訂正又はエラー検出されたM+Kビットデータ
    からKビットのエラー訂正検査記号を削除してMビット
    データのみを抽出する手段と、 該抽出されたMビットデータをNビットデータに復調す
    る手段と、 を具備することを特徴とするディジタルデータの復調装
    置。
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