JP2000187948A - 誤り訂正符号化/復号化方式及び誤り訂正符号化/復号化装置 - Google Patents

誤り訂正符号化/復号化方式及び誤り訂正符号化/復号化装置

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JP2000187948A
JP2000187948A JP10363171A JP36317198A JP2000187948A JP 2000187948 A JP2000187948 A JP 2000187948A JP 10363171 A JP10363171 A JP 10363171A JP 36317198 A JP36317198 A JP 36317198A JP 2000187948 A JP2000187948 A JP 2000187948A
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Takashi Moriyasu
隆 森安
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来と同じ冗長度をもつ誤り訂正符号と比較
して高い誤り訂正能力を有する誤り訂正符号化及び復号
化方式を提供する。 【解決手段】 記録系100では、記録符号変調前あるい
は後に、データ系列を誤り訂正能力の異なる誤り訂正符
号を少なくとも2つ含む複数の誤り訂正符号化器1〜N
に1ビットあるいは複数ビット単位で分配し、分配され
たビット列に対して各誤り訂正符号による誤り訂正符号
化を行う。再生系120では、系列を最も高い誤り訂正能
力を有する誤り訂正符号によって復号訂正したとき得ら
れる誤り位置情報を他の誤り訂正符号によるイレージャ
ー訂正に活用することでイレージャー訂正の精度を上げ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気記録媒体に対
してデータ系列を記録再生する際に用いられる誤り訂正
符号化/復号化方式及び誤り訂正符号化/復号化装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来の磁気記録再生装置の信号処理系に
関する誤り訂正符号化、復号化部の流れ図を図1に示
す。記録系100において、先ず2進データ系列101を誤り
訂正符号器102を用いて、冗長部を付加した誤り訂正符
号系列に変換する。変換された系列103は、磁気記録媒
体108等で生起することが予想される連続した誤り(バ
ースト誤り)をランダム化する意味で設けられているイ
ンターリーバー104により、インターリーブ化系列105に
変換される。この系列105をmビット毎に区切り、m/
n変調器106によって磁気記録チャネルに整合する様、
系列のゼロランレングスを制限して、mビットをnビッ
トにブロック変換する。そしてm/n変調器106を経た
系列107は磁気記録媒体108にディジタル記録情報として
記録される。
【0003】一方、再生系120においては磁気記録媒体1
08から読み出された系列109が最尤復号器110によって最
も確からしい系列111に復号された後、m/n復調器112
を用いることによって、nビットをmビットに逆ブロッ
ク変換を行う。その結果、得られた系列113に対しデイ
ンターリーバー114を作用させた後、符号語系列115を誤
り訂正復号器116にて訂正処理を行うことにより、復号
データ系列117が得られる。
【0004】図1において、最尤復号器110の直後にビッ
ト誤りが生起したと仮定すると、m/n復調器112で復
調した場合に誤りが拡張されることがある。例えば、図
2に示すように変調符号として、m=16、n=17を
考えた時、16/17復調前のビット誤りによって、16
/17復調後は2×Jバイト(但しJは任意の正整数)の
誤りが発生する可能性がある。特に最尤復号器のパスメ
モリの長さが20前後であるとすれば、2バイト及び4バ
イトのバースト誤りが支配的となる。それ故、16/1
7変換を使う際のインターリーブの深さは4以上である
ことが望ましい。以下にその理由を記述する。
【0005】図3に示される様に、情報部(1セクタ)
301及び冗長部302からなる、インターリーブの深さD=
3の誤り訂正符号の構成を考える。セクタ内に3つの誤
りイベント(X1,X2,X3,X4),(X5,X6,X7,X8),(X9,X1
0)が発生したと仮定する。誤り訂正符号の訂正能力が
3の時、行b及びcには3つの誤りが存在するのに対
し、行a上には(X3,X5,X8,X10)の4つの誤りが生起し
てしまうため、誤り訂正不能となる。すなわちD≦3で
あると、バースト誤りが各符号に均等に分散されず、誤
り訂正符号の性能が劣化してしまう。これに対して、情
報部(1セクタ)401及び冗長部402からなる、インター
リーブの深さD=4の誤り訂正符号の構成を図4に示
す。同図より、情報部(1セクタ)401に先ほどと同じ
誤りイベントが起こった場合、どのような起こり方をし
ても各行a〜dに対する誤りは必ず2つあるいは3つと
なるため、これらの誤りは訂正可能となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、単に誤
り訂正能力を増大させることは冗長部に、より多くの冗
長シンボルを付加することを意味し、これは結果的に磁
気媒体のフォーマット効率の低下を招いてしまう。この
ことはインターリーブの深さDが大きくなるにつれ、顕
著である。したがって、フォーマット効率を低下させず
に、訂正能力を高める誤り訂正符号化方式及び復号化方
式が求められる。本発明の目的は、高密度記録を実現す
るための要素技術として、従来と同じ冗長度をもつ誤り
訂正符号と比較して高い誤り訂正能力を有する誤り訂正
符号化及び復号化方式を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明では、記録符号変
調前あるいは記録符号変調後に誤り訂正能力の異なる複
数の誤り訂正符号に対し、1ビットもしくは複数ビット
単位のインターリーブを考慮した誤り訂正符号化を施
し、最も高い訂正能力を有する誤り訂正符号の復号訂正
で得られた誤り位置情報を他の誤り訂正符号の復号時に
活用することにより、媒体のフォーマット効率を保ちつ
つ、誤り訂正能力を向上させ、高い訂正能力を有する誤
り訂正符号化及び復号化方式を実現する。
【0008】すなわち、本発明による誤り訂正符号化/
復号化方式は、磁気記録媒体に対してデータ系列を記録
再生する際に用いられる誤り訂正符号化/復号化方式に
おいて、記録系では、データ系列を誤り訂正能力の異な
る誤り訂正符号を少なくとも2つ含む複数の誤り訂正符
号に1ビットあるいは複数ビット単位で分配し、分配さ
れたビット列に対して各誤り訂正符号による誤り訂正符
号化を行い、前記誤り訂正符号化された系列を記録符号
変調し、再生系では、記録符号復調後の系列を最も高い
誤り訂正能力を有する誤り訂正符号によって復号訂正し
たとき得られる誤り位置情報を他の誤り訂正符号による
復号時に活用することを特徴とする。
【0009】本発明による誤り訂正符号化/復号化方式
は、また、磁気記録媒体に対してデータ系列を記録再生
する際に用いられる誤り訂正符号化/復号化方式におい
て、記録系では、記録符号変調した後のデータ系列を誤
り訂正能力の異なる誤り訂正符号を少なくとも2つ含む
複数の誤り訂正符号に1ビットあるいは複数ビット単位
で分配し、分配されたビット列に対して各誤り訂正符号
による誤り訂正符号化を行い、再生系では、最も高い誤
り訂正能力を有する誤り訂正符号によって復号訂正した
とき得られる誤り位置情報を他の誤り訂正符号による復
号時に活用して誤り訂正処理を行い、誤り訂正された系
列を記録符号復調することを特徴とする。
【0010】前記誤り訂正能力が高い方の誤り訂正符号
による誤り訂正処理で得られた誤りの位置情報を、対応
する誤り訂正能力が低い方の誤り訂正符号の誤りの位置
情報と見做して該誤り訂正能力が低い方の誤り訂正符号
をイレージャー訂正することができる。また、誤り訂正
能力が高い方の誤り訂正符号による誤り訂正処理で誤り
の存在が確認されなかった際には、誤り訂正能力が低い
方の誤り訂正符号に対して該誤り訂正能力が低い方の誤
り訂正符号本来の誤り訂正処理を行うようにすることが
できる。
【0011】記録変調符号としてMTR(Maximum Tran
sition Runlength)符号、誤り訂正符号として誤り訂正
能力の異なる2種類のリードソロモン符号を用い、誤り
訂正能力が高い方のリードソロモン符号による誤り訂正
処理で得られた誤りの位置情報を用いて誤り訂正能力が
低い方のリードソロモン符号に対してイレージャー訂正
を施し、誤り訂正能力が高い方のリードソロモン符号に
よる誤り訂正処理で誤りが認められないときは、誤り訂
正能力が低い方のリードソロモン符号に対して通常の誤
り訂正処理を施すように構成することができる。
【0012】また、誤り位置情報からイレージャー値を
求める際に、ゼフ対数を1回以上使用することにより、
割り算演算を用いることなく、イレージャー値を算出す
ることができる。本発明による誤り訂正符号化/復号化
装置は、磁気記録媒体に対してデータ系列を記録再生す
るための誤り訂正符号化/復号化装置において、少なく
とも2つは異なる誤り訂正能力を有する複数の誤り訂正
符号化器と、データ系列を前記複数の誤り訂正符号化器
に1ビットあるいは複数ビット単位で分配する第1のビ
ット分配器と、前記複数の誤り訂正符号化器の出力を1
つの系列にまとめて出力する第1のビット収集器とを備
え、記録符号変調器の前に配置された誤り訂正符号化部
と、記録符号復調器の後に配置され、前記複数の誤り訂
正符号器に各々対応する複数の誤り訂正復号化器と、記
録符号復調後の系列を前記複数の誤り訂正復号化器に1
ビットあるいは複数ビット単位で分配する第2のビット
分配器と、前記複数の誤り訂正復号化器の出力を1つの
系列にまとめて出力する第2のビット収集器とを備える
誤り訂正復号化部と、を含むことを特徴とする。
【0013】本発明による誤り訂正符号化/復号化装置
は、また、磁気記録媒体に対してデータ系列を記録再生
するための誤り訂正符号化/復号化装置において、記録
符号変調器の後に配置され、少なくとも2つは異なる誤
り訂正能力を有する複数の誤り訂正符号化器と、データ
系列を記録符号変調した系列を前記複数の誤り訂正符号
化器に1ビットあるいは複数ビット単位で分配する第1
のビット分配器と、前記複数の誤り訂正符号化器の出力
を1つの系列にまとめて出力する第1のビット収集器と
を備える誤り訂正符号化部と、前記複数の誤り訂正符号
器に各々対応する複数の誤り訂正復号化器と、磁気記録
媒体から再生された系列を前記複数の誤り訂正復号化器
に1ビットあるいは複数ビット単位で分配する第2のビ
ット分配器と、前記複数の誤り訂正復号化器の出力を1
つの系列にまとめて出力する第2のビット収集器とを備
え、記録符号復調器の前に配置された誤り訂正復号化部
と、を含むことを特徴とする。
【0014】ここで、誤り訂正復号化部は、誤り訂正能
力が高い方の誤り訂正符号による誤り訂正処理で得られ
た誤りの位置情報を、対応する誤り訂正能力が低い方の
誤り訂正符号の誤りの位置情報と見做して該誤り訂正能
力が低い方の誤り訂正符号をイレージャー訂正する機能
を有することができる。また、誤り訂正能力が高い方の
誤り訂正符号による誤り訂正処理で誤りの存在が確認さ
れなかった際には、誤り訂正能力が低い方の誤り訂正符
号に対して該誤り訂正能力が低い方の誤り訂正符号本来
の誤り訂正処理を行う機能を有することができる。
【0015】記録変調符号としてMTR符号、誤り訂正
符号として誤り訂正能力の異なる2種類のリードソロモ
ン符号を用い、誤り訂正能力が高い方のリードソロモン
符号による誤り訂正処理で得られた誤りの位置情報を用
いて誤り訂正能力が低い方のリードソロモン符号に対し
てイレージャー訂正を施し、誤り訂正能力が高い方のリ
ードソロモン符号による誤り訂正処理で誤りが認められ
ないときは、誤り訂正能力が低い方のリードソロモン符
号に対して通常の誤り訂正処理を施す機能を有すること
ができる。
【0016】前記誤り訂正符号化/復号化装置は、誤り
訂正能力の最も高い符号に対する復号結果から得られた
誤り位置情報を元に演算を行う第1の論理回路と、第1
の論理回路の演算結果に対し商の剰余を与える第1のM
OD演算回路と、第1のMOD演算回路の演算結果に対
しゼフ対数変換表を用いてゼフ対数変換を行うためのゼ
フ対数変換手段と、第1の論理回路の演算結果の一部と
ゼフ対数変換手段の出力を元に演算を行う第2の論理回
路と、第2の論理回路の演算結果に対し商の剰余を与え
る第2のMOD演算回路と、第2のMOD演算回路の演
算結果に対しべき数をベクトル表現に変換するためのG
F(2m)変換手段と、GF(2m)変換手段から得られ
た値と先に得られているシンドローム値とを演算してイ
レージャ値を算出する第3の論理回路とを備えるものと
することができる。ここでmは、1以上の正の整数であ
る。また、第1のMOD演算回路と第2のMOD演算回
路は、ハードウエハ的に共用する構成をとることもでき
る。第2の論理演算回路の演算結果を第1のMOD演算
回路に戻す経路を有することもできる。これはイレージ
ャーの値が4以上の時に有効である。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。本発明による誤り訂正符号化の記録系及び再生系
における信号の流れの一例の概略を、先ず誤り訂正符号
を記録変調及び復調外に用いた場合に関して図5に示
す。
【0018】記録系100において、2進データ系列500は
コントローラー505によって制御される誤り訂正符号化
部504に入力される。誤り訂正符号化部504は、ビット分
配器501、複数の誤り訂正符号化器1〜Nからなる誤り
訂正符号化手段502、及びビット収集器503を備える。ビ
ット分配器501はコントローラー505の制御のもとに2進
データ系列500を1ビットあるいは複数ビット毎に分割
して予め定められた順序で複数の誤り訂正符号化器1〜
Nに入力し、誤り訂正符号化器1〜Nでは各々入力され
た系列に対して誤り訂正符号化を施す。ここで、誤り訂
正符号化器手段502で生成される誤り訂正符号は各々異
なる誤り訂正能力を有するものとする。誤り訂正符号化
された誤り訂正符号系列は、コントローラー505によっ
て制御されるビット収集器503によって、1ビットある
いは複数ビット毎に収集され、系列化される。
【0019】この時、ビット分配器501によるビット分
配方法には色々なケースが考えられる。例として、図
7,8及び9に示す様に、データ系列の各ビットは1→
2→3→…の順序で配置される。またビット収集器503
は、ビット分配器501で配置した系列ならびに誤り訂正
符号化器による符号化で付加された冗長部分に対し、各
ビットを再び1→2→3→…の順序で系列化し、出力す
る。
【0020】ビット収集器503の出力はプリコーダー506
を経て、m/n変調器507へ入力される。m/n変調器5
07では入力系列をmビット毎に区切り、当該m/n変調
器507によって磁気記録チャネルに整合するように系列
のゼロのランレングスを制限し、mビットをnビットに
変換する。m/n変調された系列は0、1のビット情報
をそれぞれ磁化反転しない及び磁化反転すると定義さ
れ、磁気記録媒体508上に記録される。
【0021】一方、再生系120において、磁気記録媒体5
08から読み出された信号は最尤復号器509によって最も
確からしい系列に最尤復号される。最尤復号された系列
はポストコーダー510を通過後、nビット毎にmビット
に復調、すなわちm/n変調の逆変換を施すm/n復調
器511に入力される。m/n復調器511から出力された系
列は、コントローラー516によって制御される誤り訂正
復号化部515に入力される。誤り訂正復号化部515は、ビ
ット分配器512、複数の誤り訂正復号化器1〜Nからな
る誤り訂正復号化手段513、及びビット収集器514を備え
る。ビット分配器512はコントローラー516の制御のもと
に、m/n復調された系列を1ビットあるいは複数ビッ
ト毎に分割して予め定められた順序で複数の誤り訂正復
号化器1〜Nに入力する。誤り訂正復号化器1〜Nは、
記録系100の誤り訂正符号化器1〜Nに各々対応してい
る。
【0022】誤り訂正復号化手段513においては、誤り
訂正能力の最も高い符号から復号される。その際に得ら
れた誤り位置情報をもとに他の誤り訂正符号に対してイ
レージャー訂正を行う。この動作処理はコントローラー
516によって司られている。各々の誤り訂正及びイレー
ジャー訂正で得られた結果は、コントローラー516の制
御下にあるビット収集器514により1ビットあるいは複
数ビット単位で収集され、系列化されて、復号データ系
列517が得られる。
【0023】以下に、実施例を記述する。用いる誤り訂
正符号は2種類で、その訂正能力は異なるものとし、訂
正能力の高い誤り訂正符号をS符号、訂正能力の低い誤
り訂正符号をW符号とする。本実施例では、理解し易い
ように、誤り訂正符号としてリード・ソロモン符号を考
えることにする。この時、S符号及びW符号は同じ原始
多項式から生成されるGF(28)上のリード・ソロモ
ン符号であることに注意する。
【0024】4インターリーブを仮定すれば、符号構成
としては図6の様になる。情報シンボル数kに対し、S
(強)符号及びW(弱)符号の冗長シンボル数は各々、
Rs,Rw(<Rs)であるとすると、各符号の最大訂
正能力は夫々Ts=[Rs/2],Tw=[Rw/2]
である。但し、[X]はXを超えない最大の整数を意味
する。同図において(S1符号,W1符号)ならびに
(S2符号,W2符号)が復号する際のペアとなる。図
6に示す符号構成の場合、例えば図5に示した記録系10
0において、S1符号の誤り訂正符号化処理は誤り訂正
符号化器1で、W1符号の誤り訂正符号化処理は誤り訂
正符号化器2で、S2符号の誤り訂正符号化処理は誤り
訂正符号化器3で、W2符号の誤り訂正符号化処理は誤
り訂正符号化器4でそれぞれ行われる。また、再生系12
0において、S1符号の誤り訂正復号化処理は誤り訂正
復号化器1で、W1符号の誤り訂正復号化処理は誤り訂
正復号化器2で、S2符号の誤り訂正復号化処理は誤り
訂正復号化器3で、W2符号の誤り訂正復号化処理は誤
り訂正復号化器4でそれぞれ行われる。
【0025】次に、S符号及びW符号のシンボル間にお
ける関係について説明する。仮定より1シンボル=8ビ
ットであり、ここではビット分配器501が1ビット毎の
分配を行う場合を例にして説明する。図7は、符号のシ
ンボル位置J及びその近傍におけるS1符号,W1符号
間ならびにS2符号,W2符号間の系列の流れを表わし
ている。
【0026】図7に示すビット配列例の場合、S1符号
及びW1符号のシンボルにはビットが交互に配置され、
17ビット目からはS2符号及びW2符号に移り、同様
にその間でビットが交互に配置される。このビット配置
により、S1符号とW1符号の間、及びS2符号とW2
符号の間に相関を持たせることができる。換言すれば、
S符号で誤りが有る時には同じシンボル位置でW符号も
誤る確率が高くなるということを利用して、W符号に対
してイレージャー訂正を行う。イレージャー訂正とは誤
り位置が分かっている時に行う訂正であり、例えば位置
JでS1符号が誤りを訂正したとすれば、W1符号に対
し、同じ位置Jでイレージャー訂正を行う。W符号に関
しては最大2Twに対するイレージャー訂正が可能であ
る。ここで、S符号及びW符号にTw=Ts/2なる関
係があるならば、S符号とW符号のペア全体として最大
Tsの誤りを訂正する能力が得られる。
【0027】記録系100のビット分配器501は、図7に示
すようなビット配列となるように2進データ系列500の
各ビットを誤り訂正符号化手段502の各誤り訂正符号化
器1〜4に分配する。すなわち、S1符号を構成するビ
ット列1,3,5,…を誤り訂正符号化器1に、W1符
号を構成するビット列2,4,6,…を誤り訂正符号化
器2に、S2符号を構成するビット列17,19,2
1,…を誤り訂正符号化器2に、W2符号を構成するビ
ット列18,20,22,…を誤り訂正符号化器4に分
配する。ビット収集器503は、各誤り訂正符号化器1〜
4で冗長部が付加された誤り訂正符号を、もとの2進デ
ータ系列500のビット順1,2,3,4,…に収集して
プリコーダ506に出力する。ここで、S1符号、S2符
号の冗長部の冗長数Rsと、W1符号、W2符号の冗長
部の冗長数Rwとは異なっているが、これらの冗長部の
シンボル数は既知の固定値である。よってビット収集器
503では、Rwまでは予め決められたビット配置に従っ
て系列化を行い、Rwのシンボル長を超えた部分に対し
ては、W符号の冗長部分をスキップすることにより系列
化して、プリコーダ506に出力する。
【0028】再生系120のビット分配器512は、コントロ
ーラー516の制御のもとに、m/n復調された系列を再
び図7に示すようなビット配列が再現されるように、S
1符号を構成するビット列1,3,5,…を誤り訂正復
号化器1に、W1符号を構成するビット列2,4,6,
…を誤り訂正復号化器2に、S2符号を構成するビット
列17,19,21,…を誤り訂正復号化器2に、W2
符号を構成するビット列18,20,22,…を誤り訂
正復号化器4に分配する。各誤り訂正復号化器1〜4
は、以下に説明するように、S1符号とW1符号をペア
にし、S2符号とW2符号をペアにして効率よく誤り訂
正処理を行う。
【0029】図8、図9、図10は、ビット分配器によ
って実現されるビット配列の他の例を示す図である。図
8に示したビット配列は、図7に示したビット配列と同
様に1ビットずつ分配して構成されるビット配列の例で
ある。ただし、図7に示したビット配列はS1符号とW
1符号、S2符号とW2符号が各々ペアで強い相関を有
する配列であったが、図8に示したビット配列の場合、
S1符号はビット列1,5,9,…、W1符号はビット
列2,6,10,…、S2符号はビット列3,7,1
1,…、W2符号はビット列4,8,12,…からな
り、全ての符号S1,W1,S2,W2が強い相関を有
するビット配列となっている。図9及び図10は、各符
号に複数ビット(図示した例では2ビット)ずつ分配し
て構成されるビット配列の例を示すものである。図9に
示したビット配列はS1符号とW1符号、S2符号とW
2符号に強い相関を持たせた例であり、図10に示した
ビット配列は全ての符号S1,W1,S2,W2に強い
相関を持たせた例である。
【0030】図11は、コントローラー516で制御され
る誤り訂正復号化部515における処理の一例のアルゴリ
ズムを表わすフローチャートである。図11に示したア
ルゴリズムに従い、(S1符号,W1符号)のペアに対
し訂正処理を施した後、(S2符号,W2符号)のペア
に対して訂正処理を行う。
【0031】(1)S符号及びW符号のシンドローム値
を各々計算し、S符号のシンドローム値s(S)及びW符
号のシンドローム値s(W)が夫々0であれば、誤りがな
かったと判断し、ステップ11→ステップ12→ステッ
プ13のルートで訂正処理は終了される。 (2)S符号のシンドローム値s(S)≠0かつW符号の
シンドローム値s(W)=0の時は、ステップ11→ステ
ップ14→ステップ15のルートをたどり、S符号のみ
の訂正処理を行う。次に、ステップ16で再びs(S)を
計算し、s(S)=0ならばステップ13に進んで訂正処
理終了、s(S)≠0ならばステップ17に進んで訂正不
能となる。
【0032】(3)S符号のシンドローム値s(S)=0
かつW符号のシンドローム値s(W)≠0の時は、W符号
のみに誤りがあると判断し、ステップ11→ステップ1
2→ステップ18の経路を経て、W符号に対し訂正処理
を施す。その後、ステップ19において再度s(W)を計
算し、s(W)=0ならば訂正処理を終了し、s(W)≠0
ならば訂正不能と判断される。
【0033】(4)S符号のシンドローム値s(S)≠0
かつW符号のシンドローム値s(W)≠0の場合は、S符
号及びW符号に誤りがあると判断され、ステップ11→
ステップ14→ステップ20のルートをたどり、先ずS
符号に対して誤り訂正処理がなされる。その後、再びス
テップ21にてs(S)を計算し、s(S)≠0であれば誤
り訂正不能とし、s(S)=0であれば、ステップ22に
進み、その誤り位置情報をもとにW符号に対してイレー
ジャー訂正を行う。その後、再度ステップ23にてs
(W)を計算し、s(W)=0であれば誤り訂正処理を終
え、s(W)≠0であれば、ステップ18に進んでW符号
で誤り訂正処理を施す。その後、ステップ19でもう一
度s(W)を算出して、s(W)=0ならば訂正処理を終了
し、s(W)≠0ならば誤り訂正不能と判断する。
【0034】次に、イレージャー訂正の部分に関し、ゼ
フ対数を用いることにより、割り算演算を用いることな
く、イレージャー値が算出できることを以下に説明す
る。なおゼフ対数に関しては、例えば「符号理論」(今
井秀樹著、電子情報通信学会編)に記述されている。こ
こでは例として、3シンボルのイレージャー誤りを訂正
する場合を考える。誤り位置をi0,i1,i2(但し
i0<i1<i2)とすると、各々の位置に対するイレ
ージャー値E0,E1及びE2は、次の〔数1〕のよう
に書き表すことができる。
【0035】
【数1】E0=[αi1+i2s0+(αi1i2)s1+s2]/
i0i1)(αi0i2) E1=[αi0+i2s0+(αi0i2)s1+s2]/(αi1
i0)(αi1i2) E2=[αi0+i1s0+(αi0i1)s1+s2]/(αi2
i0)(αi2i1
【0036】なお、上式において、α∈GF(2)は
原始多項式の根すなわち原始根、s0,s1及びs2は
W符号で得られるシンドローム値すなわちs(W)=(s
0,s1,s2)である。しかし、イレージャー値を算
出するためには、割り算演算を最低1度は行わなければ
ならず、回路規模や演算時間の負担をもたらす。本発明
では、上記の負担を軽減させるために、ゼフ対数の考え
方を導入する。
【0037】αx+αy=αvでxとy(>x)の値から
vを求める時、αx+αy=αx(1+αy-x)=αxα
Z(y-x)とおけば、v=x+Z(y−x) mod255として計
算できる。但し、Z(m)はαZ(m)=1+αmを表わすゼ
フ対数であり、原始多項式が決まっていれば、Z(m)も
一意に決定される。しかもROMの記憶容量も8×25
6ビット分で済むため、回路規模的な負担もかからない
程度である。上述したイレージャー値の分子及び分母部
分に着目すると、次の〔数2〕のようになる。
【0038】
【数2】αi0+αi1=α[i0+Z(i1-i0)]mod255 αi0+αi2=α[i0+Z(i2-i0)]mod255 αi1+αi2=α[i1+Z(i2-i1)]mod255
【0039】したがって、イレージャー値E0,E1及
びE2はそれぞれ次の〔数3〕のように表され、割り算
演算を用いることなく、イレージャー値を算出すること
が可能となる。また求めるイレージャー値が多くとも、
ゼフ対数の中にゼフ対数を入れ子にした構造にすること
により、同様にαのべき乗とシンドローム値の積和の形
で表わされるため、割り算演算を行う必要はない。
【0040】
【数3】E0=α
[i1+i2-2i0-Z(i1-i0)-Z(i2-i0)]mod255s0+α
[i1-2i0-Z(i1-i0)-Z(i2-i0)]mod255s1+α
[-2i0-Z(i1-i0)-Z(i2-i0)]mod255s2 E1=α[i2-i1-Z(i1-i0)-Z(i2-i1)]mod255s0+α
[Z(i2-i0)-Z(i2-i1)-Z(i1-i0)-i1]mod255s1+α
[-i0-i1-Z(i1-i0)-Z(i2-i1)]mod255s2 E2=α[-Z(i2-i0)-Z(i2-i1)]mod255s0+α
[Z(i1-i0)-Z(i2-i0)-Z(i2-i1)-i1]mod255s1+α
[-i0-i1-Z(i2-i0)-Z(i2-i1)]mod255s2
【0041】図12は、位置情報とシンドローム値が入
力として与えられたとき、ゼフ対数を用いてイレージャ
ー値を算出する装置の機能ブロック図である。同図にお
いて、最も訂正能力のある符号語の復号結果から得られ
た誤り位置情報1200は位置情報の個数に応じた論理演算
回路1201によって演算された後、商の剰余を与えるMO
D演算回路1202に入力される。MOD演算回路1202から
出力された値は、ゼフ対数変換表1203で適切な値に変換
され、論理演算回路1204を通じた後、再びMOD演算回
路1206に入力される。なお、イレージャーの値が4以上
の時にはゼフ対数がネスト(入れ子)される形態を取る
ため、フィードバックループ1205を適切な回数経た後に
MOD演算回路1206に入る。MOD演算回路1206を通過
後、原始元の指数部をmビットの2元情報に変換するG
F(2m)変換表1207によって得られる値と既知のシン
ドローム値1209との積和を論理演算回路1208で取ること
により、所望のイレージャー値1210が得られる。
【0042】図13は、r=3のとき図12に示した機
能ブロック図に相当する回路の一例を示す図である。最
も訂正能力のある符号語の復号結果から得られた誤り位
置情報1300がi0,i1,i2であったとすると、同図
は、〔数3〕の各s0〜s2に対する係数αの指数部に
対する演算を示している。すなわち当該誤り位置情報に
対し、第1論理演算回路1311にて和あるいは乗算器演算
を施した後に、MOD演算回路1301ならびにゼフ対数変
換表1302を作用させ、再び第2論理演算回路1312にて論
理演算を行う。そして、再びMOD演算回路1303で剰余
を求め、GF(28)変換表1304によって、αのべき数
を8ビットの2元情報に変換した後、第3論理演算回路
(積和回路)1313にて既知情報であるシンドローム値13
05、すなわちs0〜s2により、イレージャー値1306、
すなわちE0〜E2を算出する。図中で、+を□で囲っ
た部分は、通常の足し算を行う加算器を表す。また、図
には、2つのMOD演算回路1301,1303を別個に備える
回路構成を示したが、2つのMOD演算回路1301,1303
の機能を1つのMOD演算回路で果たすことができるよ
うなハードウエア構成も可能である。
【0043】なお、イレージャー値の一般形は、次の
〔数4〕に示す行列Mの逆行列が〔数5〕と記述できる
ことより、誤り位置情報I={i0,i1,…,ir−
1}に対応するイレージャー値をE={e0,e1,
…,er−1}とした時のイレージャー値ejは、下記
の〔数6〕で表わされる。但し、集合Ij:=I\[i
j]とし、Φu(Ij)は集合Ijの中から任意にu個の要素
を選び出す関数である。
【0044】
【数4】
【0045】
【数5】
【0046】
【数6】
【0047】上記〔数6〕の分子及び分母にゼフ対数を
適用することにより、一般的なイレージャ値に対し、図
12にブロック図で示したようなゼフ対数を用いてイレ
ージャー値を算出する装置を実現することが可能であ
る。図14は、誤り訂正符号を記録変調及び復調内に用
いた本発明による誤り訂正符号化/復号化方式の一例の
ブロック図である。記録系100において、2進データ系
列900はm/n変調器901へ入力される。m/n変調器90
1では入力系列をmビット毎に区切り、磁気記録チャネ
ルに整合するように系列のゼロランレングスを制限し
て、mビットをnビットに変換する。変換されたnビッ
ト毎の系列は、コントローラー907で制御される誤り訂
正符号化部906に入力される。誤り訂正復号化部906は、
ビット分配器902、複数の誤り訂正符号化器1〜Nから
なる誤り訂正符号化手段903、ビット収集器904、及びゼ
ロランレングス補正回路905を備える。ビット分配器90
2、複数の誤り訂正符号化器1〜Nからなる誤り訂正符
号化手段903、ビット収集器904は、図5にて説明した誤
り訂正符号化/復号化方式におけるのと同様の機能を有
する。
【0048】誤り訂正復号化部906内で、ビット分配器9
02はコントローラー907の制御下に、m/n変調器901で
変調された系列を1ビットあるいは複数ビット毎に分割
して複数の誤り訂正符号化器1〜Nに入力し、誤り訂正
符号化器1〜Nは各々入力された系列に対して誤り訂正
符号化を施す。誤り訂正符号化器1〜Nから得られた誤
り訂正符号は、コントローラー907で制御されるビット
収集器904によって一本の系列にまとめられ、ゼロラン
レングス補正回路905に入力される。ゼロランレングス
補正回路905は、誤り訂正符号化を行った時に、冗長部
分が対してゼロランレングスの条件を満たすように補正
するための回路である。誤り訂正復号化部906からの出
力はプリコーダ908でプリコードされた後、0,1のビ
ット情報をそれぞれ磁化反転しない及び磁化反転すると
定義し、磁気記録媒体909上に記録される。
【0049】一方、再生系120において、磁気記録媒体9
09から読み出された信号は最尤復号器910によって最も
確からしい系列に最尤復号される。最尤復号された系列
は、ポストコーダー911を経た後、コントローラー917で
制御される誤り訂正復号化部916に入力される。誤り訂
正復号化部916はゼロランレングス補正回路912、ビット
分配器913、複数の誤り訂正復号化器1〜Nからなる誤
り訂正復号化手段914、ビット収集器915を備える。再生
系120のゼロランレングス補正回路912、ビット分配器91
3、複数の誤り訂正復号化器1〜Nからなる誤り訂正復
号化手段914、ビット収集器915は、記録系100のゼロラ
ンレングス補正回路905、ビット分配器902、複数の誤り
訂正符号化器1〜Nからなる誤り訂正符号化手段903、
ビット収集器904にそれぞれ対応し、図5にて説明した
誤り訂正符号化/復号化方式におけるのと同様の機能を
有する。ゼロランレングス補正回路912は、誤り訂正符
号化部906中のゼロランレングス補正回路905の逆変換を
行う。
【0050】ゼロランレングス補正回路912からの出力
は、コントローラー917の制御のもとにビット分配器913
によって、1ビットあるいは複数ビット単位で複数の誤
り訂正復号化器1〜Nに入力される。誤り訂正復号化器
1〜Nにおいては、誤り訂正能力の最も高い符号から復
号される。その際に得られた誤り位置情報をもとに、他
の誤り訂正符号に対してイレージャー訂正を行う。この
動作処理はコントローラー912によって司られている。
各々の誤り訂正及びイレージャー訂正で得られた結果
は、1ビットあるいは複数ビット単位でビット収集器91
5によって収集されて1つの系列とされた後、m/n変
調の逆変換を施すm/n復調器918に入力され、nビッ
ト毎にmビットに復調することによって復号データ919
を得る。
【0051】特にm/n変調として、MTR(Maximum
Transition Runlength)符号を用いると、誤りパターン
は数例に限られるので、その誤りパターンに対して最適
なビット配置を行うことにより、精度の良いイレージャ
ー訂正が実現可能となる。コントローラー917による処
理のアルゴリズムあるいはイレージャー値の演算方法
は、先の実施例と同様とすることができる。
【0052】
【発明の効果】本発明を用いることにより、訂正能力の
異なる誤り訂正符号を組み合わせ、最も訂正能力の高い
誤り訂正符号から得られた誤り位置情報をもとに他の符
号に関してイレージャー訂正の精度を上げることが可能
となる。これによりオーバーヘッドが緩和され、磁気記
録媒体のフォーマット効率が向上し、高記録密度が達成
される。またイレージャー値を求める際に、ゼフ対数の
考えを用いることにより、割り算演算を行う必要がな
く、これにより回路規模あるいは演算時間の負担が低減
される。
【図面の簡単な説明】
【図1】誤り訂正符号に関する記録再生系の信号系統
図。
【図2】16/17復調後における誤り伝播図。
【図3】インターリーブの深さが3の誤り訂正符号の構
成図。
【図4】インターリーブの深さが4の誤り訂正符号の構
成図。
【図5】本発明による記録符号変調・復調外での誤り訂
正符号に関する記録系及び再生系の信号系統図。
【図6】本発明による誤り訂正符号構成例を示す図。
【図7】誤り訂正符号の符号シンボル間におけるビット
配列の一例を示す図。
【図8】誤り訂正符号の符号シンボル間におけるビット
配列の他の例を示す図。
【図9】誤り訂正符号の符号シンボル間におけるビット
配列の他の例を示す図。
【図10】誤り訂正符号の符号シンボル間におけるビッ
ト配列の他の例を示す図。
【図11】本発明による誤り訂正復号部分に関する処理
の流れの一例を示したフローチャート。
【図12】位置情報とシンドローム値が入力として与え
られたとき、ゼフ対数を用いてイレージャー値を算出す
る装置の機能ブロック図。
【図13】図12に示した機能ブロック図に相当する回
路の一例を示す図。
【図14】本発明による記録符号変調・復調内での誤り
訂正符号に関する記録系及び再生系の信号系統図。
【符号の説明】
100…記録系、101…2進データ系列、102…誤り訂正符
号器、104…インターリーバー、105…インターリーブ化
系列、106…m/n変調器、108…磁気記録媒体、110…
最尤復号器、112…m/n復調器、114…デインターリー
バー、116…誤り訂正復号器、117…復号データ系列、12
0…再生系、301…情報部、302…冗長部、401…情報部、
402…冗長部、500…2進データ系列、501…ビット分配
器、502…誤り訂正符号化手段、503…ビット収集器、50
4…誤り訂正符号化部、505…コントローラー、506…プ
リコーダー、507…m/n復調器、508…磁気記録媒体、
509…最尤復号器、510…ポストコーダー、511…m/n
復調器、512…ビット分配器、513…誤り訂正復号化手
段、514…ビット収集器、515…誤り訂正復号化部、516
…コントローラー、517…復号データ系列、900…2進デ
ータ系列、901…m/n変調器、902…ビット分配器、90
3…誤り訂正符号化手段、904…ビット収集器、905…零
ランレングス補正回路、906…誤り訂正符号化部、907…
コントローラー、908…プリコーダー、909…磁気記録媒
体、910…最尤復号器、911…ポスココーダー、912…零
ランレングス補正回路、913…ビット分配器、914…誤り
訂正復号化手段、915…ビット収集器、916…誤り訂正復
号化部、917…コントローラー、918…m/n復調器、91
9…復号データ、1200…誤り位置情報、1201…論理演算
回路、1202…MOD演算回路、1203…ゼフ対数変換表、
1204…論理演算回路、1205…フィードバックループ、12
06…MOD演算回路、1207…GF(2m)変換表、1208
…論理演算回路、1209…シンドローム値、1210…イレー
ジャー値、1300…誤り位置情報、1301…MOD演算回
路、1302…ゼフ対数変換表、1303…MOD演算回路、13
04…GF(28)変換表、1305…シンドローム値、1306
…イレージャー値、1311…第1論理演算回路、1312…第
2論理演算回路、1313…第3論理演算回路

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気記録媒体に対してデータ系列を記録
    再生する際に用いられる誤り訂正符号化/復号化方式に
    おいて、 記録系では、データ系列を誤り訂正能力の異なる誤り訂
    正符号を少なくとも2つ含む複数の誤り訂正符号に1ビ
    ットあるいは複数ビット単位で分配し、分配されたビッ
    ト列に対して各誤り訂正符号による誤り訂正符号化を行
    い、前記誤り訂正符号化された系列を記録符号変調し、 再生系では、記録符号復調後の系列を最も高い誤り訂正
    能力を有する誤り訂正符号によって復号訂正したとき得
    られる誤り位置情報を他の誤り訂正符号による復号時に
    活用することを特徴とする誤り訂正符号化/復号化方
    式。
  2. 【請求項2】 磁気記録媒体に対してデータ系列を記録
    再生する際に用いられる誤り訂正符号化/復号化方式に
    おいて、 記録系では、記録符号変調した後のデータ系列を誤り訂
    正能力の異なる誤り訂正符号を少なくとも2つ含む複数
    の誤り訂正符号に1ビットあるいは複数ビット単位で分
    配し、分配されたビット列に対して各誤り訂正符号によ
    る誤り訂正符号化を行い、 再生系では、最も高い誤り訂正能力を有する誤り訂正符
    号によって復号訂正したとき得られる誤り位置情報を他
    の誤り訂正符号による復号時に活用して誤り訂正処理を
    行い、誤り訂正された系列を記録符号復調することを特
    徴とする誤り訂正符号化/復号化方式。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の誤り訂正符号化/
    復号化方式において、誤り訂正能力が高い方の誤り訂正
    符号による誤り訂正処理で得られた誤りの位置情報を、
    対応する誤り訂正能力が低い方の誤り訂正符号の誤りの
    位置情報と見做して該誤り訂正能力が低い方の誤り訂正
    符号をイレージャー訂正することを特徴とする誤り訂正
    符号化/復号化方式。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の誤り訂正符号化/復号化
    方式において、誤り訂正能力が高い方の誤り訂正符号に
    よる誤り訂正処理で誤りの存在が確認されなかった際に
    は、誤り訂正能力が低い方の誤り訂正符号に対して該誤
    り訂正能力が低い方の誤り訂正符号本来の誤り訂正処理
    を行うことを特徴とする誤り訂正符号化/復号化方式。
  5. 【請求項5】 請求項2記載の誤り訂正符号化/復号化
    方式において、記録変調符号としてMTR(Maximum Tr
    ansition Runlength)符号、誤り訂正符号として誤り訂
    正能力の異なる2種類のリードソロモン符号を用い、誤
    り訂正能力が高い方のリードソロモン符号による誤り訂
    正処理で得られた誤りの位置情報を用いて誤り訂正能力
    が低い方のリードソロモン符号に対してイレージャー訂
    正を施し、誤り訂正能力が高い方のリードソロモン符号
    による誤り訂正処理で誤りが認められないときは、誤り
    訂正能力が低い方のリードソロモン符号に対して通常の
    誤り訂正処理を施すことを特徴とする誤り訂正符号化/
    復号化方式。
  6. 【請求項6】 請求項3記載の誤り訂正符号化/復号化
    方式において、誤り位置情報からイレージャー値を求め
    る際に、ゼフ対数を1回以上使用することにより、割り
    算演算を用いることなく、イレージャー値を算出するこ
    とを特徴とする誤り訂正符号化/復号化方式。
  7. 【請求項7】 磁気記録媒体に対してデータ系列を記録
    再生するための誤り訂正符号化/復号化装置において、 少なくとも2つは異なる誤り訂正能力を有する複数の誤
    り訂正符号化器と、データ系列を前記複数の誤り訂正符
    号化器に1ビットあるいは複数ビット単位で分配する第
    1のビット分配器と、前記複数の誤り訂正符号化器の出
    力を1つの系列にまとめて出力する第1のビット収集器
    とを備え、記録符号変調器の前に配置された誤り訂正符
    号化部と、 記録符号復調器の後に配置され、前記複数の誤り訂正符
    号器に各々対応する複数の誤り訂正復号化器と、記録符
    号復調後の系列を前記複数の誤り訂正復号化器に1ビッ
    トあるいは複数ビット単位で分配する第2のビット分配
    器と、前記複数の誤り訂正復号化器の出力を1つの系列
    にまとめて出力する第2のビット収集器とを備える誤り
    訂正復号化部と、 を含むことを特徴とする誤り訂正符号化/復号化装置。
  8. 【請求項8】 磁気記録媒体に対してデータ系列を記録
    再生するための誤り訂正符号化/復号化装置において、 記録符号変調器の後に配置され、少なくとも2つは異な
    る誤り訂正能力を有する複数の誤り訂正符号化器と、デ
    ータ系列を記録符号変調した系列を前記複数の誤り訂正
    符号化器に1ビットあるいは複数ビット単位で分配する
    第1のビット分配器と、前記複数の誤り訂正符号化器の
    出力を1つの系列にまとめて出力する第1のビット収集
    器とを備える誤り訂正符号化部と、 前記複数の誤り訂正符号器に各々対応する複数の誤り訂
    正復号化器と、磁気記録媒体から再生された系列を前記
    複数の誤り訂正復号化器に1ビットあるいは複数ビット
    単位で分配する第2のビット分配器と、前記複数の誤り
    訂正復号化器の出力を1つの系列にまとめて出力する第
    2のビット収集器とを備え、記録符号復調器の前に配置
    された誤り訂正復号化部と、 を含むことを特徴とする
    誤り訂正符号化/復号化装置。
  9. 【請求項9】 請求項7又は8記載の誤り訂正符号化/
    復号化装置において、前記誤り訂正復号化部は、誤り訂
    正能力が高い方の誤り訂正符号による誤り訂正処理で得
    られた誤りの位置情報を、対応する誤り訂正能力が低い
    方の誤り訂正符号の誤りの位置情報と見做して該誤り訂
    正能力が低い方の誤り訂正符号をイレージャー訂正する
    機能を有することを特徴とする誤り訂正符号化/復号化
    装置。
  10. 【請求項10】 請求項9記載の誤り訂正符号化/復号
    化装置において、誤り訂正能力が高い方の誤り訂正符号
    による誤り訂正処理で誤りの存在が確認されなかった際
    には、誤り訂正能力が低い方の誤り訂正符号に対して該
    誤り訂正能力が低い方の誤り訂正符号本来の誤り訂正処
    理を行う機能を有することを特徴とする誤り訂正符号化
    /復号化装置。
  11. 【請求項11】 請求項8記載の誤り訂正符号化/復号
    化装置において、記録変調符号としてMTR符号、誤り
    訂正符号として誤り訂正能力の異なる2種類のリードソ
    ロモン符号を用い、誤り訂正能力が高い方のリードソロ
    モン符号による誤り訂正処理で得られた誤りの位置情報
    を用いて誤り訂正能力が低い方のリードソロモン符号に
    対してイレージャー訂正を施し、誤り訂正能力が高い方
    のリードソロモン符号による誤り訂正処理で誤りが認め
    られないときは、誤り訂正能力が低い方のリードソロモ
    ン符号に対して通常の誤り訂正処理を施す機能を有する
    ことを特徴とする誤り訂正符号化/復号化装置。
  12. 【請求項12】 請求項9記載の誤り訂正符号化/復号
    化装置において、誤り訂正能力の最も高い符号に対する
    復号結果から得られた誤り位置情報を元に演算を行う第
    1の論理回路と、前記第1の論理回路の演算結果に対し
    商の剰余を与える第1のMOD演算回路と、前記第1の
    MOD演算回路の演算結果に対しゼフ対数変換表を用い
    てゼフ対数変換を行うためのゼフ対数変換手段と、前記
    第1の論理回路の演算結果の一部と前記ゼフ対数変換手
    段の出力を元に演算を行う第2の論理回路と、前記第2
    の論理回路の演算結果に対し商の剰余を与える第2のM
    OD演算回路と、前記第2のMOD演算回路の演算結果
    に対しべき数をベクトル表現に変換するためのGF(2
    m)変換手段と、前記GF(2m)変換手段から得られた
    値と先に得られているシンドローム値とを演算してイレ
    ージャ値を算出する第3の論理回路とを備えることを特
    徴とする誤り訂正符号化/復号化装置。
  13. 【請求項13】 請求項12記載の誤り訂正符号化/復
    号化装置において、前記第2の論理演算回路の演算結果
    を前記第1のMOD演算回路に戻す経路を有することを
    特徴とする誤り訂正符号化/復号化装置。
JP10363171A 1998-12-21 1998-12-21 誤り訂正符号化/復号化方式及び誤り訂正符号化/復号化装置 Pending JP2000187948A (ja)

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