JPH10256898A - Cmosゲート回路 - Google Patents

Cmosゲート回路

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Publication number
JPH10256898A
JPH10256898A JP9054461A JP5446197A JPH10256898A JP H10256898 A JPH10256898 A JP H10256898A JP 9054461 A JP9054461 A JP 9054461A JP 5446197 A JP5446197 A JP 5446197A JP H10256898 A JPH10256898 A JP H10256898A
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JP
Japan
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pmos
series
input signals
power supply
terminal
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Pending
Application number
JP9054461A
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English (en)
Inventor
Masao Kamio
雅夫 神尾
Shinsuke Yamaoka
信介 山岡
Satoshi Yoshida
聡 吉田
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 入力信号の変化の順序にかかわらず遅延時間
が一定で、かつその遅延時間が短いCMOSゲート回路
を提供する。 【解決手段】 入力信号IN1,IN2がそれぞれ
“H”,“L”であると、ノードN11,N12はそれ
ぞれ接地電位GND、電源電位VDDである。ここで入
力信号IN1が“L”に変化すると、PMOS122,2
がオン状態になり、端子Xの出力信号OUTはPMOS
122,2 を通して直ちに電源電位VDDに変化する。一
方、入力信号IN1,IN2がそれぞれ“L”,“H”
であると、ノードN11,N12はそれぞれ電源電位V
DD、接地電位GNDである。ここで入力信号IN2が
“L”に変化すると、PMOS121,2 がオン状態にな
り、端子Xの出力信号OUTはPMOS121,2 を通し
て直ちに電源電位VDDに変化する。これにより、遅延
時間が一定かつ短いCMOSゲート回路が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、論理和(以下、
「OR」という)や論理積(以下、「AND」という)
等の論理回路を構成するCMOSゲート回路に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】図2は、従来のCMOSによる2入力の
ORの否定(以下、「NOR」という)ゲート回路の構
成図である。このNORゲート回路は、入力信号IN1
が入力される端子1と、入力信号IN2が入力される端
子2を有している。端子1,2は、それぞれPチャネル
MOSトランジスタ(以下、「PMOS」という)3,
4のゲートに接続されている。PMOS3のドレインは
電源電位VDDに接続され、ソースはノードN1に接続
されている。PMOS4のドレインはノードN1に接続
され、ソースは端子5に接続されている。端子5と接地
電位GNDの間には、NチャネルMOSトランジスタ
(以下、「NMOS」という)6,7が並列接続され、
これらのNMOS6,7のゲートは、それぞれ端子1,
2に接続されている。そして、端子5に出力信号OUT
が出力されるようになっている。
【0003】いま、入力信号IN1,IN2の内の少な
くとも1つのレベルが“H”であると、PMOS3,4
の直列回路はオフ状態となり、NMOS6,7の並列回
路はオン状態になる。これにより、端子5には、ほぼ接
地電位GNDに等しいレベル“L”の出力信号OUTが
出力される。一方、入力信号IN1,IN2がともに
“L”であると、PMOS3,4の直列回路はオン状態
となり、NMOS6,7の並列回路はオフ状態になる。
これにより、端子5には、ほぼ電源電位VDDに等しい
“H”の出力信号OUTが出力される。このように、C
MOSによるNORゲート回路は、入力信号IN1,I
N2のレベルに応じてNORの信号を出力信号OUTと
して出力する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図2の
従来のNORゲート回路等のCMOSゲート回路では、
次のような課題があった。例えば、入力信号IN1,I
N2が、それぞれ“H”,“L”であると、PMOS3
はオフ状態、PMOS4はオン状態になっているので、
ノードN1の電位はほぼ接地電位GNDである。この状
態で入力信号IN1が“L”に変化すると、PMOS3
がオン状態になり、まず、ノードN1の電位がほぼ電源
電位VDDに変化する。次に、ノードN1の電位変化に
従って、端子5の電位は、オン状態のPMOS4を通し
てほぼ電源電位VDDに変化する。一方、入力信号IN
1,IN2が、それぞれ“L”,“H”であると、PM
OS3はオン状態、PMOS4はオフ状態になっている
ので、ノードN1の電位はほぼ電源電位VDDである。
この状態で入力信号IN2が“L”に変化すると、PM
OS4がオン状態になり、端子5の電位は、このPMO
S4を通してノードN1の電位にほぼ等しい電源電位V
DDに変化する。
【0005】このように、端子1,2に与えられる入力
信号IN1,IN2の変化の順序によって、出力信号O
UTが出力されるまでの遅延時間が異なっている。この
遅延時間の差は、PMOS3等の動作遅延時間によるも
のであり、一般的に数10ps程度である。このよう
に、入力信号IN1,IN2の変化の順序によって出力
されるパルス幅が異なることにより、高速動作を必要と
するクロック信号回路等において、誤動作を生じさせる
恐れがあった。また、回路構成によっては、遅延時間の
相違で生ずるひげ状のパルス(ハザードともいう)によ
る誤動作の恐れもあった。本発明は、前記従来技術が持
っていた課題を解決し、入力信号の変化の順序にかかわ
らず遅延時間が一定で、かつその遅延時間が短いCMO
Sゲート回路を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明は、CMOSゲート回路において、第1の電
源電位と出力ノードとの間に、相補的な第1と第2の導
電型のMOSトランジスタの内のn(但し、nは複数)
個の該第1の導電型のMOSトランジスタが直列接続さ
れた直列回路をn個並列に接続して構成され、そのi
(但し、i=1〜n)番目の直列回路におけるj(但
し、j=1〜n)番目のMOSトランジスタは、n個の
入力信号の内の(i+j)(mod n)+1番目の入
力信号によって導通状態が制御される直列部と、前記第
1の電源電位とは異なる第2の電源電位と前記出力ノー
ドとの間に接続され、前記n個の入力信号によってそれ
ぞれ導通状態が制御されるn個の前記第2の導電型のM
OSトランジスタを並列接続して構成される並列部とを
備えている。
【0007】このようにCMOSゲート回路を構成した
ので、次のような作用が行われる。n個の入力信号は、
直列部におけるn個の直列回路毎に、その直列回路を構
成するn個のMOSトランジスタの導通状態を制御す
る。この時、各直列回路のn個のMOSトランジスタを
制御する入力信号の順序が、それらの直列回路毎に1つ
ずつ、ずれるようになっている。このため、n個の直列
回路は、n個の入力信号の変化の順序に応じてそれぞれ
異なる遅延時間で応答してその導通状態が制御される。
これらのn個の直列回路は並列に接続されて直列部を構
成しているので、この直列部の遅延時間はn個の直列回
路の内の一番遅延時間の短いものによって決定される。
そして、相補的に動作する直列部と並列部との接続点で
ある出力ノードに、それらの導通状態の応じた出力信号
が出力される。
【0008】
【発明の実施の形態】第1の実施形態 図1は、本発明の第1の実施形態を示すCMOSによる
2入力のNORゲート回路の構成図である。このNOR
ゲート回路は、それぞれ入力信号IN1,IN2が入力
される端子a,bを備えている。端子a,bは、直列部
10における直列回路11のPMOS121,1 ,12
1,2 のそれぞれのゲートに接続されている。PMOS1
1, 1 のドレインは電源電位VDDに、ソースはノード
N11にそれぞれ接続されている。また、PMOS12
1,2 のドレインはノードN11に、ソースは出力信号O
UTを出力するための出力ノード(例えば、端子)Xに
それぞれ接続されている。直列部10は、更にPMOS
122,1 ,122,2 による直列回路11を有してお
り、このPMOS122,1 のドレインが電源電位VDD
に、ソースがノードN12に接続されている。また、P
MOS122,2 のドレインはノードN12に、ソースは
端子Xにそれぞれ接続されている。そして、端子aがP
MOS122, 2 のゲートに、端子bがPMOS122,1
のゲートにそれぞれ接続されている。端子Xと電源電位
(例えば、接地電位)GNDの間には、NMOS2
1 ,212 が並列に接続された並列部20が設けら
れ、これらのNMOS211 ,212 のゲートが、端子
a,bにそれぞれ接続されている。
【0009】次に、動作を説明する。いま、入力信号I
N1,IN2の内の少なくとも1つが“H”であると、
直列回路11及び直列回路11がともにオフ状態と
なるので、直列部10はオフ状態となる。これに対し、
並列部20はオン状態になる。これにより、端子Xに
は、ほぼ接地電位GNDに等しい“L”の出力信号OU
Tが出力される。一方、入力信号IN1,IN2がとも
に“L”であると、直列部10はオン状態となり、並列
部20はオフ状態になる。これにより、端子Xには、ほ
ぼ電源電位VDDに等しい“H”の出力信号OUTが出
力される。このようなNORゲート回路としての論理動
作は、図2の従来のNORゲート回路と同様である。し
かし、入力信号IN1,IN2が変化して、それに応じ
て出力信号OUTが変化するときの動作は、次のように
なる。例えば、入力信号IN1,IN2が、それぞれ
“H”,“L”であると、PMOS121,1 はオフ状
態、PMOS121,2 はオン状態になっているので、ノ
ードN11の電位はほぼ接地電位GNDである。これに
対し、PMOS122,1 はオン状態、PMOS122,2
はオフ状態になっているので、ノードN12の電位はほ
ぼ電源電位VDDである。この状態で、入力信号IN1
が“L”に変化すると、PMOS122,2 がオン状態に
なり、端子Xの出力信号OUTはPMOS122,2 を通
してノードN12の電位にほぼ等しい電源電位VDDに
変化する。
【0010】一方、入力信号IN1,IN2が、それぞ
れ“L”,“H”であると、PMOS121,1 はオン状
態、PMOS121,2 はオフ状態になっているので、ノ
ードN11の電位はほぼ電源電位VDDである。これに
対し、PMOS122,1 はオフ状態、PMOS122,2
はオン状態になっているので、ノードN12の電位はほ
ぼ接地電位GNDである。この状態で、入力信号IN2
が“L”に変化すると、PMOS121,2 がオン状態に
なり、端子Xの出力信号OUTはPMOS121,2 を通
してノードN11の電位にほぼ等しい電源電位VDDに
変化する。このように、本実施形態のNORゲート回路
は、2つの直列回路11,11を並列に接続した直
列部10を有し、これらの直列回路11,11を構
成するPMOS121,1 等の導通状態を制御する入力信
号IN1,IN2の接続順序を、これらの直列回路11
,11毎に入替えている。このため、入力信号IN
1,IN2の変化に対して出力信号OUTが出力される
までの遅延時間は、これらの入力信号IN1,IN2の
変化の順序にかかわらず、1つのPMOS122,2 等の
導通状態が変化するための遅延時間に等しくなる。従っ
て、遅延時間が一定で、かつその遅延時間が短いNOR
ゲート回路を構成することができる。第2の実施形態 図3は、本発明の第2の実施形態を示すCMOSによる
2入力のANDの否定(以下、「NAND」という)ゲ
ート回路の構成図である。
【0011】このNANDゲート回路は、それぞれ入力
信号IN1,IN2が入力される端子a,bを備えてい
る。端子a,bは、並列部30を構成するPMOS31
,31のそれぞれのゲートに接続されている。PM
OS31,31のドレインは電源電位VDDに、ソ
ースは出力信号OUTを出力するための端子Yに、それ
ぞれ接続されている。端子Yと接地電位GNDの間に
は、2つの直列回路41,41を有する直列部40
が接続されている。直列回路41は、NMOS42
1,1 ,421,2 で構成され、このNMOS421,1 のド
レインが端子Yに、ソースがノードN41にそれぞれ接
続されている。また、NMOS421,2 のドレインがノ
ードN41に、ソースが接地電位GNDにそれぞれ接続
されている。直列回路41は、NMOS422,1 ,4
2,2で構成され、このNMOS422,1 のドレインが
端子Yに、ソースがノードN42にそれぞれ接続されて
いる。また、NMOS422,2 のドレインがノードN4
2に、ソースが接地電位GNDにそれぞれ接続されてい
る。そして、NMOS421,1 ,422,2 のゲートに端
子aが接続され、NMOS421,2 ,422,1 のゲート
に端子bが接続されている。
【0012】次に、動作を説明する。いま、入力信号I
N1,IN2の内の少なくとも1つが“L”であると、
直列回路41及び直列回路41がともにオフ状態と
なるので、直列部40はオフ状態となる。これに対し、
並列部30はオン状態になる。これにより、端子Yに
は、ほぼ電源電位VDDに等しい“H”の出力信号OU
Tが出力される。一方、入力信号IN1,IN2がとも
に“H”であると、直列部40はオン状態となり、並列
部30はオフ状態になる。これにより、端子Yには、ほ
ぼ接地電位GNDに等しい“L”の出力信号OUTが出
力される。このように、NANDゲート回路としての論
理動作は、通常のNANDゲート回路と同様である。し
かし、入力信号IN1,IN2が変化して、それに応じ
て出力信号OUTが変化するときの動作は、次のように
なる。例えば、入力信号IN1,IN2が、それぞれ
“L”,“H”であると、NMOS421,1 はオフ状
態、NMOS421,2 はオン状態になっているので、ノ
ードN41の電位はほぼ接地電位GNDである。これに
対し、NMOS422,1 はオン状態、NMOS422,2
はオフ状態になっているので、ノードN42の電位はほ
ぼ電源電位VDDである。この状態で、入力信号IN1
が“H”に変化すると、NMOS421,1 がオン状態に
なり、端子Yの出力信号OUTはNMOS421,1 を通
してノードN41の電位にほぼ等しい接地電位GNDに
変化する。
【0013】一方、入力信号IN1,IN2が、それぞ
れ“H”,“L”であると、NMOS421,1 はオン状
態、NMOS421,2 はオフ状態になっているので、ノ
ードN41の電位はほぼ電源電位VDDである。これに
対し、NMOS422,1 はオフ状態、NMOS422,2
はオン状態になっているので、ノードN42の電位はほ
ぼ接地電位GNDである。この状態で、入力信号IN2
が“H”に変化すると、NMOS422,1 がオン状態に
なり、端子Yの出力信号OUTはNMOS422,1 を通
してノードN42の電位にほぼ等しい接地電位GNDに
変化する。このように、本実施形態のNANDゲート回
路は、2つの直列回路41,41を並列に接続した
直列部40を有し、これらの直列回路41,41
構成するNMOS421,1 等の導通状態を制御する入力
信号IN1,IN2の接続順序を、これらの直列回路4
,41毎に入替えている。このため、入力信号I
N1,IN2の変化に対して出力信号OUTが出力され
るまでの遅延時間は、これらの入力信号IN1,IN2
の変化の順序にかかわらず、1つのNMOS421,1
の導通状態が変化するための遅延時間に等しくなる。従
って、遅延時間が一定で、かつその遅延時間が短いNA
NDゲート回路を構成することができる。
【0014】第3の実施形態 図4は、本発明の第3の実施形態を示すCMOSによる
n入力のNORゲート回路の構成図である。このNOR
ゲート回路は、それぞれ入力信号IN1,IN2,…,
INnが入力される端子a,b,…,nを備えている。
端子a〜nは、直列部50における直列回路51のP
MOS521,1 ,521,2 ,…,521,n のそれぞれの
ゲートに接続されている。PMOS521,1 〜521,n
は、この順序で直列に接続されており、このPMOS5
1,1 のドレインが電源電位VDDに、PMOS52
1,n のソースが出力信号OUTを出力するための端子Z
に接続されている。直列部50は、更に、PMOS52
2,1 〜522,n による直列回路51、PMOS52
3,1 〜523,n による直列回路51、…、及びPMO
S52n,1 〜52n,n による直列回路51を有してい
る。これらのn個の直列回路51〜51は、電源電
位VDDと端子Zとの間に並列に接続されている。
【0015】直列回路51のPMOS522,1 ,52
2,2 ,…,522,n-1 ,522,n のそれぞれのゲートに
は、端子b,c,…,n,aが順次接続されており、そ
れぞれ入力信号IN2,IN3,…,INn,IN1が
与えられるようになっている。即ち、i(但し、i=1
〜n)番目の直列回路51におけるj(但し、j=1
〜n)番目のPMOS52i,j のゲートは、(i+j)
をnで割ったときの剰余(i+j)(mod n)(=
k)に1を加えた(k+1)番目の入力信号INk+1 が
与えられるように、それぞれ対応する端子a〜nに接続
されている。端子Zと接地電位GNDの間には、NMO
S611 ,612 ,…,61n が並列に接続された並列
部60が設けられ、これらのNMOS611 〜61n
ゲートが端子a〜nにそれぞれ接続されている。このよ
うな構成のNORゲートにおける論理動作は、通常のn
入力のNORゲート回路と同様である。しかし、入力信
号IN1〜INnの変化に伴って出力信号OUTが変化
するまでの遅延時間は、図1の2入力のNORゲート回
路と同様であり、これらの入力信号IN1〜INnの変
化の順序にかかわらず、1つのPMOS521,1 等の導
通状態が変化するための時間に等しくなる。従って、遅
延時間が一定で、かつその遅延時間が短いNORゲート
回路を構成することができる。
【0016】なお、本発明は、上記実施形態に限定され
ず、種々の変形が可能である。この変形例としては、例
えば、次のようなものがある。 (a) 2入力に限らずn入力のNANDゲート回路
を、図3及び図4に準じて構成することができる。 (b) 図1のNANDゲート回路や、図3のNORゲ
ート回路等の出力側に、その出力信号を反転させるイン
バータ回路を接続することにより、ANDゲート回路や
ORゲート回路を構成することができる。 (c) AND,NAND,OR,NOR等の基本的な
ゲート回路に限定されず、これらの基本的なゲート回路
を組み合わせて、排他的論理和(EOR)、フリップフ
ロップ、セレクタ等の各種のゲート回路や論理回路を構
成することができる。
【0017】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、第1の導電型のMOSトランジスタで構成される
直列部と、第2の導電型のMOSトランジスタで構成さ
れる並列部から成るn入力のCMOSゲート回路におい
て、直列部を直列回路をn個並列に接続した構成にして
いる。そして、i番目の直列回路のj番目のMOSトラ
ンジスタの導通状態を(i+j)(mod n)+1番
目の入力信号によって制御するようにしている。これに
より、n個の入力信号のレベルが順次変化したときに、
n個の直列回路のうちのいずれか1つの直列回路が最初
にオン状態またはオフ状態に変化する。この最初に変化
した直列回路によって、CMOSゲート回路の出力信号
が変化することになるので、遅延時間が短く、かつ一定
の遅延時間を有するCMOSゲート回路が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示すCMOSによる
2入力のNORゲート回路の構成図である。
【図2】従来のCMOSによる2入力のNORゲート回
路の構成図である。
【図3】本発明の第2の実施形態を示すCMOSによる
2入力のNANDゲート回路の構成図である。
【図4】本発明の第3の実施形態を示すCMOSによる
n入力のNORゲート回路の構成図である。
【符号の説明】
10,40,50 直列部 11,41,51 直列回路 12i,j ,31,52i,j PMOS 20,30,60 並列部 21,42i,j ,60 NMOS IN1,IN2,… 入力信号 X,Y,Z 端子

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の電源電位と出力ノードとの間に、
    相補的な第1と第2の導電型のMOSトランジスタの内
    のn(但し、nは複数)個の該第1の導電型のMOSト
    ランジスタが直列接続された直列回路をn個並列に接続
    して構成され、そのi(但し、i=1〜n)番目の直列
    回路におけるj(但し、j=1〜n)番目のMOSトラ
    ンジスタは、n個の入力信号の内の(i+j)(mod
    n)+1番目の入力信号によって導通状態が制御され
    る直列部と、 前記第1の電源電位とは異なる第2の電源電位と前記出
    力ノードとの間に接続され、前記n個の入力信号によっ
    てそれぞれ導通状態が制御されるn個の前記第2の導電
    型のMOSトランジスタを並列接続して構成される並列
    部とを、備えたことを特徴とするCMOSゲート回路。
JP9054461A 1997-03-10 1997-03-10 Cmosゲート回路 Pending JPH10256898A (ja)

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