JPH10256853A - 可変減衰器およびこれを用いた高周波増幅器 - Google Patents

可変減衰器およびこれを用いた高周波増幅器

Info

Publication number
JPH10256853A
JPH10256853A JP6103397A JP6103397A JPH10256853A JP H10256853 A JPH10256853 A JP H10256853A JP 6103397 A JP6103397 A JP 6103397A JP 6103397 A JP6103397 A JP 6103397A JP H10256853 A JPH10256853 A JP H10256853A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fet
resistor
variable
attenuation
frequency amplifier
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6103397A
Other languages
English (en)
Inventor
Masami Nagaoka
正見 長岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP6103397A priority Critical patent/JPH10256853A/ja
Publication of JPH10256853A publication Critical patent/JPH10256853A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Networks Using Active Elements (AREA)
  • Control Of Amplification And Gain Control (AREA)
  • Amplifiers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】線形性が良好でかつ構成が簡単な可変利得機能
を有する高周波増幅器を実現するのに適した可変減衰器
を提供する。 【解決手段】入力端子1と出力端子2の間に接続された
第1の抵抗11と、入力端子1に一端が接続され、他端
がバイアス電源14に接続された第2の抵抗12とから
なる減衰要素に、第1の抵抗11の両端にソースおよび
ドレインが接続され、ゲートが減衰量制御端子3に接続
された減衰量可変用FET13を付加した可変減衰器。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、GHz帯のような
超高周波帯域で使用される高周波増幅器に係り、特に利
得可変機能を有する高周波増幅器に関する。
【0002】
【従来の技術】移動通信の需要増第に伴い、携帯電話機
その他の移動通信機器の小型化、低価格化の要求が高ま
っている。この要求に対し、移動通信機器に用いられる
高周波増幅器などの高周波回路について、その機能をで
きるだけ集積してチップ数を減らす方向に研究開発が進
められている。
【0003】一般に、高周波増幅器は個体差や温度変動
などにより利得が変動する。また、高周波増幅器の信号
源側に位置する変調器などの出力振幅にも個体差があ
る。このような高周波増幅器自体の利得変動や入力信号
の振幅変動に対処するために、高周波増幅器に可変利得
増幅器や可変減衰器を用いて利得可変機能を持たせるこ
とが多く行われている。
【0004】高周波増幅器に利得可変機能を持たせる場
合、移動通信機器の仕様に合致した増幅器出力を維持す
るために、特にディジタル移動通信用の移動通信機器で
は、利得を変えても線形性が大きく変化しないことが要
求される。
【0005】高周波増幅器の利得可変機能を実現するた
めに、幾つかの方法が提案されている。第1は、カスケ
ード接続した二つのFETまたはデュアルゲートFET
により構成される可変利得増幅器を用いる方法である。
【0006】図5は前者の例を示したもので、FETQ
11,Q12はカスケード接続され、FETQ11のゲ
ートは高周波入力端子RFinに接続され、FETQ12
のドレインは高周波出力RFout に接続される。FET
Q11のゲートには抵抗R11を介して利得制御電源V
gが接続されており、またFETQ12のゲートには抵
抗R12を介してバイアス電源Vcが接続されている。
【0007】このような可変利得増幅器は、利得制御電
源Vgの電圧を制御することにより利得を変えることが
可能であるが、線形性に難がある。すなわち、携帯電話
機では電源の低電圧化が進み、例えば3V以下というよ
うな低電圧動作が要求されているが、カスケード接続ま
たはデュアルゲートFETの場合、実質的に2つのFE
Tが電源に対して直列に接続される構成となるため、F
ETのVds(ドレイン・ソース間電圧)を十分に確保
することが難しく、原理的に歪みやすい。このことか
ら、低電圧化の進むディジタル移動通信用の移動通信機
器に要求される線形性のスペックを満たすことは困難で
あった。
【0008】高周波増幅器の利得可変機能を実現する第
2の方法は、FETを用いた可変減衰器により高周波信
号をバイパスさせる方法である。図6はその一例を示し
たものであり、高周波入力端子RFinと高周波出力端子
RFout との間の主信号路にバイパス用FETQ21の
ドレインが接続され、FETQ21のソースはバイアス
電源Vdに接続されるとともに、キャパシタC21を介
して接地されている。また、FETQ21のドレイン・
ソース間に抵抗R21が接続されている。さらに、FE
TQ21のゲートには抵抗R22を介して利得制御電源
Vgが接続されている。利得制御電源Vgの電圧、すな
わちFETQ21のゲート電位を変えてFETQ21の
ドレイン・ソース間抵抗を変化させることにより、バイ
パス量が変化するので、高周波入力端子RFinと高周波
出力端子RFout 間の減衰量を変化させることができ
る。
【0009】この可変減衰器は、高周波増幅器における
増幅素子と出力整合回路の間、あるいは多段増幅器の段
間に配置される。しかし、この構成では増幅素子により
増幅された後の電圧振幅の大きい位置でバイパスを行う
ために、バイアス用FETQ21の非線形に基づく歪み
が出力に発生しやすいという問題と、減衰量が大きくな
った場合、バイパス用FETQ21のドレイン側から見
たインピーダンスが低くなるために、減衰量が小さい場
合に比較して増幅素子の負荷線が急傾斜となり、電流振
幅に起因する歪みが出力に発生しやすいという問題があ
る。
【0010】さらに、高周波増幅器の利得を可変させる
のに適した可変減衰器として、T型減衰器またはπ型減
衰器の入出力端子の抵抗と並列に第1のFETを接続
し、さらに接地側の抵抗と直列に第2のFETを接続し
て、これら第1、第2のFETを相補的にオン・オフさ
せることで、一定のインピーダンスを保ちつつ減衰量を
変えるようにしたものも提案されている。
【0011】しかし、この可変減衰器では素子数が多く
なるほか、複数のFETをオン・オフ制御する制御回路
が必要となるため、回路が複雑となり、チップ面積の増
大、消費電流の増大、および歩留まりの低下といった問
題がある。このような問題を緩和しようとすると、文
献:Miyatuji.k.,and Ueda,D.,“A Low Distortion GaA
s Variable Attenuator IC for Digital Mobile Commun
ication System”,ISSCCDigest.pp.42-43,Feb.,1995に
記載されたT型減衰器にみられるように Octal Gate F
ETやBSTキャパシタといった特殊なプロセスによる
素子を用いなければならない。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
の技術では高周波増幅器に利得可変機能を持たせようと
すると、線形性が劣化したり、回路構成が複雑化すると
いう問題があった。本発明は、線形性が良好でかつ構成
が簡単な可変利得機能を有する高周波増幅器を実現する
のに適した可変減衰器およびこれを用いた高周波増幅器
を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明に係る可変減衰器は入力端子と出力端子との
間に接続された第1の抵抗と、入力端子に一端が接続さ
れ、他端が電源に接続された第2の抵抗と、第1の抵抗
の両端にソースおよびドレインが接続され、ゲートが減
衰量制御端子に接続された減衰量可変用FETとを有す
ることを特徴とする。
【0014】減衰量制御端子に供給する電圧を変化させ
ると、減衰量可変用FETのソース・ドレイン間の抵抗
が変化することにより、入力端子と出力端子間の減衰量
が変化する。この可変減衰器では、入力端子と出力端子
間の主信号路に第1の抵抗と並列に減衰量可変用FET
が接続されていることから、このFETはソース・ドレ
イン間の電圧が低い状態で使用されるため、原理的に非
線形が生じにくく、これによる歪みの発生も少ない。
【0015】しかも、減衰量可変用FETは主信号路に
挿入された抵抗にのみ並列に接続されているため、制御
回路も単なる可変電圧源のような非常に単純なものでよ
く、チップ面積の縮小や消費電流の低減および歩留まり
の向上、さらに設計の容易さなどの点で有利となる。
【0016】また、本発明は少なくとも1段の増幅用F
ETを有する高周波増幅器の初段の増幅用FETの前に
上記可変減衰器を挿入することを特徴とする。すなわ
ち、本発明に係る高周波増幅器は、高周波入力端子と初
段の増幅用FETのゲートとの間に接続された第1の抵
抗と、高周波入力端子に直接またはキャパシタを介して
一端が接続され、他端が電源に接続された第2の抵抗
と、第1の抵抗の両端にソースおよびドレインが接続さ
れ、ゲートが減衰量制御端子に接続された減衰量可変用
FETとを有することを特徴とする。
【0017】さらに、この高周波増幅器における減衰量
可変用FETのドレインと初段の増幅用FETのゲート
との間に接続されたインピーダンス変換部をさらに有す
ることを特徴とする。このインピーダンス変換部は、初
段の増幅用FETのゲートバイアス回路の一部を兼ねて
いてもよい。
【0018】このように構成された高周波増幅器では、
可変減衰器自体が上記のようにもともと低歪みであるこ
とに加えて、初段の増幅用FETの前段、すなわち高周
波信号の電圧振幅が小さい位置に可変減衰器が配置され
ているため、高周波増幅器での可変減衰器による信号歪
みが従来の高周波増幅器に比較して小さくなる。
【0019】さらに、第1の抵抗の抵抗値を適切な値、
例えば高周波入力端子に接続される伝送線路の特性イン
ピーダンス(通常、50Ω)以上、かつ特性インピーダ
ンスの2倍以下の値に設定し、かつ可変減衰器から出力
側を見たインピーダンスをインピーダンス変換部により
適切に設定すれば、高周波増幅器の入力VSWR(電圧
定在波比)を高周波増幅器の利得(可変減衰器の減衰
量)によらず、通常要求される2未満の良好な値に保つ
ことができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。 (第1の実施形態)図1は、本発明の一実施形態に係る
可変減衰器の構成を示す図である。この可変減衰器10
は、二つの抵抗11,12と一つの減衰量可変用FET
(電界効果トランジスタ)13により構成されている。
【0021】まず、入力端子1と出力端子2の間に、第
1の抵抗11が接続されている。入力端子1には、さら
に第2の抵抗12の一端が接続され、この抵抗12の他
端は正の電源14に接続されている。一方、第1の抵抗
11に対して並列に減衰量可変用FET13が接続され
ている。すなわち、抵抗11の入力端子1側の一端に減
衰量可変用FET13のソースが接続され、抵抗12の
出力端子2側の一端にFET13のドレインが接続され
ている。
【0022】減衰量可変用FET13のゲートは、抵抗
15を介して減衰量制御端子3に接続されている。減衰
量制御端子3には、可変減衰器10の減衰量を可変する
ための制御電圧Vcが印加される。
【0023】このように構成された可変減衰器10で
は、減衰量制御端子3に印加する制御電圧Vcを変える
ことにより、減衰量可変用FET13のソース・ドレイ
ン間抵抗が変化し、これによって抵抗11とFET13
の並列合成抵抗が変化する。従って、この並列合成抵抗
と抵抗12とで決まる可変減衰器10の入力端子1と出
力端子2間の減衰量が変化することになる。
【0024】さらに具体的に説明すると、減衰量可変用
FET13としては、例えば−1V程度のしきい値電圧
を有するGaAsMESFETが用いられる。また、入
力端子に接続される伝送線路の特性インピーダンスが5
0Ωの場合を例にとると、第1の抵抗11の抵抗値は3
00〜400Ω程度、第2の抵抗12の抵抗値は50〜
100Ω程度とする。また、減衰量制御端子3に印加す
る制御電圧Vcは、例えば0〜3Vの範囲で変化する可
変電圧である。さらに、抵抗15の抵抗値は3k〜20
kΩ程度である。
【0025】本実施形態の可変減衰器10では、入力端
子1と出力端子2間の主信号路に直列に挿入された第1
の抵抗11と並列に、減衰量可変用FET13が接続さ
れている。従って、この減衰量可変用FET13はソー
ス・ドレイン間の電圧が低い状態で動作することから、
原理的に非線形が生じにくく、FET13の非線形に起
因する歪みの発生も少ない。
【0026】また、減衰量可変用FET13は主信号路
に挿入された1個のみであるため、制御回路としても減
衰量制御端子3に接続される可変電圧源のような単純な
ものを用意すればよいので、集積化する場合にチップ面
積を小さくでき、また消費電流の低減、歩留まりの向
上、さらに設計の容易化を図ることができるなど、種々
の点で有利となる。
【0027】(第2の実施形態)次に、図2を用いて本
実施形態の可変減衰器を用いた利得可変機能を有する高
周波増幅器の一実施形態について説明する。図2におい
て、高周波入力端子20には、例えば特性インピーダン
ス50Ωの伝送線路を介してGHz帯の高周波信号、具
体的には例えば1.9GHzのキャリア周波数を有する
変調信号が入力される。この高周波入力端子20に、直
流遮断用キャパシタ21を介して、図1に示した構成の
可変減衰器10の入力端子1が接続される。直流遮断用
キャパシタ21は、高周波増幅器の動作周波数において
出力短絡インピーダンスが数Ω以下である。従って、動
作周波数においては高周波入力端子20と可変減衰器1
0の入力端子1との間は、実質的に導通状態となる。
【0028】可変減衰器10の出力端子2は、インピー
ダンス変換回路22を介して初段の増幅用FET26の
ゲートに接続される。インピーダンス変換回路22は、
可変減衰器10の出力端子2と増幅用FET26のゲー
トとの間の主信号路に挿入された直流遮断用キャパシタ
23と、このキャパシタ23と増幅用FET26のゲー
トとの接続点に一端が接続され、他端がゲートバイアス
電源25に接続されたインピーダンス素子24からな
る。インピーダンス素子24は増幅用FET26のゲー
トバイアス回路を兼ねるものであり、抵抗、インダク
タ、分布定数線路のいずれかが用いられる。
【0029】増幅用FET26のソースは接地され、ド
レインはインピーダンス素子27を介してソースバイア
ス電源28に接続されるとともに、高周波出力端子29
に接続される。インピーダンス素子27は増幅用FET
26のソースバイアス回路を構成するものであり、イン
ダクタまたは分布定数線路が用いられる。
【0030】本実施形態の高周波増幅器は、1段または
多段増幅器のいずれでもよく、1段の場合は高周波出力
端子29が最終出力端子となる。多段増幅器の場合は、
高周波出力端子29が直流遮断用キャパシタを介して次
段の増幅用FET(いずれも図示せず)のゲートに接続
される。
【0031】このように構成された本実施形態による高
周波増幅器では、減衰量制御端子3に印加される制御電
圧Vcを変えることにより、減衰量可変用FET13の
ドレイン・ソース間抵抗が変化し、可変減衰器1の減衰
量が変化するため、高周波増幅器の利得が変化すること
になる。具体的には、0〜3Vの範囲の制御電圧Vcの
変化に対し、高周波増幅器の利得変化として、10〜1
5dBの変化量が得られた。
【0032】また、高周波増幅器の入力VSWRは上記
の利得可変範囲全域で2以下の良好な値を示した。一般
に、VSWRは次式で与えられる。 VSWR=(1+|Γ|)/(1−|Γ|) (1) ここで、Γは反射係数であり、図2の構成の場合、高周
波入力端子20に接続される伝送線路の特性インピーダ
ンスをZo 、可変減衰器10の入力インピーダンスをZ
とすれば、次式で表される。 Γ=(Z−Zo )/(Z+Zo ) (2) 従って、第1の抵抗11の抵抗値を特定インピーダンス
Zo 以上で、かつ2・Zo 以下、例えば300〜400
Ω程度の値として、Zを適切な値に設定することによ
り、VSWRを通信機器の分野で一般的に要求されてい
る2以下の値に抑えることができる。
【0033】また、本実施形態では可変減衰器10の出
力端子2からインピーダンス変換回路22の入力側を見
たときの1.9GHzでの反射係数は、0.33以下の
範囲であり、この位置でのVSWRも非常に小さな値と
することができる。
【0034】さらに、この高周波増幅器は初段の増幅用
FET26の入力側、すなわち高周波信号の電圧振幅の
小さい位置に可変減衰器10が配置されているため、線
形性はさらに良好となる。
【0035】(第3の実施形態)図3に、本発明の他の
実施形態に係る可変減衰器の構成を示す。この可変減衰
器30は、二つの減衰量可変用FET31,32を用い
た点が第1の実施形態の可変減衰器10と異なってい
る。すなわち、FET31,32はカスケード接続さ
れ、かつカスケード接続の両端が第1の抵抗11に並列
に接続されている。また、FET31,32のゲート
は、抵抗33,34をそれぞれ介して減衰量制御端子3
に共通に接続されている。
【0036】このように二つの減衰量可変用FET3
1,32をカスケード接続することによって、減衰量の
可変範囲をより広くすることができる。 (第4の実施形態)図4に、本発明のさらに別の実施形
態に係る可変減衰器の構成を示す。この可変減衰器40
は、減衰量可変用FET41として図3のカスケード接
続された二つの減衰量可変用FET31,32に代え
て、デュアルゲートFETを用いた例である。このFE
T41の二つのゲートは、抵抗42,43をそれぞれ介
して減衰量制御端子3に共通に接続されている。
【0037】このように減衰量可変用FET41として
デュアルゲートFETを用いても、第3の実施形態と同
様の効果が得られる。その他、本発明は上述した実施形
態に限られるものでなく、種々変形して実施することが
可能である。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば入
力端子と出力端子との間に接続された第1の抵抗と、入
力端子に一端が接続され、他端が電源に接続された第2
の抵抗とからなる減衰部に、第1の抵抗の両端にソース
およびドレインが接続され、ゲートが減衰量制御端子に
接続された減衰量可変用FETを付加することにより、
非線形歪みが小さく、しかも複雑な制御回路を必要とせ
ず、チップ面積、消費電流、歩留まり、設計面などの点
で優れた利点を有する可変減衰器を提供することができ
る。
【0039】また、本発明によれば少なくとも1段の増
幅用FETを有する高周波増幅器の初段の増幅用FET
の前に上記可変減衰器を挿入することにより、構成の複
雑化を伴うことなく、高周波増幅器での可変減衰器によ
る信号歪みを従来の高周波増幅器に比較して小さくでき
る。
【0040】さらに、第1の抵抗の抵抗値を高周波入力
端子に接続される伝送線路の特性インピーダンス以上、
かつ特性インピーダンスの2倍以下の値に設定し、加え
て可変減衰器から出力側を見たインピーダンスをインピ
ーダンス変換部により適切に設定することによって、高
周波増幅器の入力VSWRを利得によらず2未満という
良好な値に保つことも容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る可変減衰器の一実施形態の構成を
示す図
【図2】本発明に係る高周波増幅器の一実施形態の構成
を示す図
【図3】本発明に係る可変減衰器の他の実施形態の構成
を示す図
【図4】本発明に係る可変減衰器のさらに別の実施形態
の構成を示す図
【図5】従来の可変利得増幅器の構成を示す図
【図6】従来の可変減衰器の構成を示す図
【符号の説明】
1…入力端子 2…出力端子 3…減衰量制御端子 10,30,40…可変減衰器 11…第1の抵抗 12…第2の抵抗 13,31,32,41…減衰量可変用FET 20…高周波入力端子 21…直流遮断用キャパシタ 22…インピーダンス変換回路 26…増幅用FET 29…高周波出力端子

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力端子と出力端子との間に接続された第
    1の抵抗と、 前記入力端子に一端が接続され、他端が電源に接続され
    た第2の抵抗と、 前記第1の抵抗の両端にソースおよびドレインが接続さ
    れ、ゲートが減衰量制御端子に接続された減衰量可変用
    FETとを有することを特徴とする可変減衰器。
  2. 【請求項2】少なくとも1段の増幅用FETを有する高
    周波増幅器において、 高周波入力端子と初段の増幅用FETのゲートとの間に
    接続された第1の抵抗と、 前記高周波入力端子に直接またはキャパシタを介して一
    端が接続され、他端が電源に接続された第2の抵抗と、 前記第1の抵抗の両端にソースおよびドレインが接続さ
    れ、ゲートが減衰量制御端子に接続された減衰量可変用
    FETとを有することを特徴とする高周波増幅器。
  3. 【請求項3】少なくとも1段の増幅用FETを有する高
    周波増幅器において、 高周波入力端子と初段の増幅用FETのゲートとの間に
    接続された第1の抵抗と、 前記高周波入力端子に直接またはキャパシタを介して一
    端が接続され、他端が電源に接続された第2の抵抗と、 前記第1の抵抗の両端にソースおよびドレインが接続さ
    れ、ゲートが減衰量制御端子に接続された減衰量可変用
    FETと、 前記減衰量可変用FETのドレインと前記初段の増幅用
    FETのゲートとの間に接続されたインピーダンス変換
    部とを有することを特徴とする高周波増幅器。
JP6103397A 1997-03-14 1997-03-14 可変減衰器およびこれを用いた高周波増幅器 Pending JPH10256853A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6103397A JPH10256853A (ja) 1997-03-14 1997-03-14 可変減衰器およびこれを用いた高周波増幅器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6103397A JPH10256853A (ja) 1997-03-14 1997-03-14 可変減衰器およびこれを用いた高周波増幅器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10256853A true JPH10256853A (ja) 1998-09-25

Family

ID=13159580

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6103397A Pending JPH10256853A (ja) 1997-03-14 1997-03-14 可変減衰器およびこれを用いた高周波増幅器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10256853A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7340229B2 (en) 2004-08-20 2008-03-04 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. High frequency amplification circuit and mobile communication terminal using the same
KR100851702B1 (ko) * 2001-03-27 2008-08-11 마츠시타 덴끼 산교 가부시키가이샤 고주파 가변이득 증폭장치

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100851702B1 (ko) * 2001-03-27 2008-08-11 마츠시타 덴끼 산교 가부시키가이샤 고주파 가변이득 증폭장치
US7340229B2 (en) 2004-08-20 2008-03-04 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. High frequency amplification circuit and mobile communication terminal using the same
JP2008206208A (ja) * 2004-08-20 2008-09-04 Matsushita Electric Ind Co Ltd 高周波増幅回路およびこれを用いた移動体通信端末

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6075414A (en) High frequency amplifier having a variable attenuator connected to the base of an amplifier FET
US5745857A (en) Gaas power amplifier for analog/digital dual-mode cellular phones
US6472941B2 (en) Distributed amplifier with terminating circuit capable of improving gain flatness at low frequencies
US6353360B1 (en) Linearized power amplifier based on active feedforward-type predistortion
US20060097783A1 (en) Amplifier
US5408198A (en) Semiconductor power amplifier integrated circuit
US20070046377A1 (en) Power distribution and biasing in RF switch-mode power amplifiers
JP3405401B2 (ja) 前置補償型線形化器および線形化増幅器
CN111327277A (zh) S波段GaN MMIC低噪声放大器
US6188279B1 (en) Low cost miniature broadband linearizer
KR20200052696A (ko) 낮은 위상 변화를 갖는 광대역 가변 이득 증폭기
JPH0846440A (ja) プレディストーション線形化回路
JP3439344B2 (ja) 半導体増幅器
JPH1155047A (ja) 低雑音増幅器
US6104247A (en) Power amplifier for mobile communication system
US6400222B1 (en) Linearizer
JPH0851318A (ja) 利得可変回路とその集積回路
JPH10256853A (ja) 可変減衰器およびこれを用いた高周波増幅器
US20090079489A1 (en) Constant phase digital attenuator with on-chip matching circuitry
JP2003168937A (ja) 可変利得型差動増幅回路および乗算回路
JPH0669731A (ja) 低歪半導体増幅器
JP3886642B2 (ja) 高周波利得可変増幅回路
JPH11298269A (ja) 増幅器および半導体装置
JP2000040922A (ja) マイクロ波増幅器
Sowlati et al. Linearized high efficiency Class E power amplifier for wireless communications