JPH10256800A - 実装済プリント基板検査装置における判定基準自由設定方法 - Google Patents

実装済プリント基板検査装置における判定基準自由設定方法

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JPH10256800A
JPH10256800A JP9063217A JP6321797A JPH10256800A JP H10256800 A JPH10256800 A JP H10256800A JP 9063217 A JP9063217 A JP 9063217A JP 6321797 A JP6321797 A JP 6321797A JP H10256800 A JPH10256800 A JP H10256800A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プリント基板に電子部品を半田付けする企業
において、良品として判断するか、不良品として判断す
るかの判断基準は、各企業毎に異なることが多いが、従
来においては、検査装置における前記した判断基準は、
検査装置の製造メーカ側で標準のものを製作しているた
め、前記企業毎の要望に一致しないものとなっていて不
便であった。 【解決手段】 半田面に対してレーザ光を照射し、その
反射光の反射方向を受光手段で検知し、あるいは、カメ
ラによって半田面の輝度値や輝度面積を比較するなどに
よってプリント基板に実装された電子部品の半田付け状
態を検査する方法において、予め設定した自由設定判定
項目の一覧表によって複数の検査項目からなる判定式を
作成し、その判定式における前記各検査項目の論理との
一致を判断した後、前記判定式全体における判断を実施
し、半田付け状態が正常か否かを判定することを特徴と
する実装済プリント基板検査装置における判定基準自由
設定方法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はプリント基板に実装
された電子部品とプリント基板上のパッドとの半田付け
状態が正常か否かを検出する検査装置において、前記正
常か否かの判断基準をユーザーが自由に設定できるよう
にした実装済プリント基板検査装置における判定基準自
由設定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来における実装済プリント基板の半田
付け状態を検査する装置としてレーザ光を照射し、その
反射光を受光手段で受光して電子部品のリードがプリン
ト基板のパッドに対して正常な状態か、浮いている状態
か、あるいは、未半田の状態であるか否かを検査するも
のがあった。
【0003】例えば、図3に示す検査装置がある。以
下、この検査装置について説明する。1はレーザ光を放
射するHe-Ne レーザ銃等のレーザ光源、2はビームスポ
ットを十分に絞るため、前記レーザ光源1が放射するレ
ーザ光を一旦5mm径程度の平行ビームに拡張するための
エキスパンダである。
【0004】3はX−YステージS上に載置された被検
査用のプリント基板Pに実装された電子部品のリードを
横切る方向にビームスポットが掃引されるようにレーザ
光を走査するY軸回転ミラー3aと、前リードの長さ方
向にビームスポットが掃引されるようにレーザ光を走査
するX軸回転ミラー3bとを備えたガルバノメータにし
て、各回転ミラー3a,3bの可動範囲に基づく立体角
内でレーザ光が走査される。
【0005】また、各ミラー3a,3bは、組み込まれ
たエンコーダの信号によりサーボ制御されるが、この
時、プリント基板Pに照射されるビームBの位置はエン
コーダ信号により決定される。
【0006】4は前記ガルバノメータ3によって走査さ
れたレーザ光をミラー5、ハーフミラー6を介して印刷
配線板P上に集光する集光レンズ、7は後述する受光手
段9の孔9aから真上に抜けてくる半田面からの反射光
を受光する受光素子、8は前記孔9aから抜けてくる前
記反射光を前記受光素子7に集光するためのレンズであ
る。
【0007】受光手段9は下面が開放された箱状に形成
され、内側の上面および側面の全面に受光素子9b,9
cが取付けられ、かつ、上面の中央部にハーフミラー6
から反射されたレーザ光を通過させるためのレーザ光照
射孔9aが形成されると共に、上面における前記受光素
子9bは前記孔9aを均等な幅で包囲する受光領域で分
割され、また、側面における受光素子9cは上下方向が
均等な幅の受光領域で分割されている(図4を参照)。
【0008】なお、説明の便宜上、受光手段9における
上面と側面の受光素子を縦方向に分割したものを示した
が、実際には受光素子を横方向にも分割しており、ま
た、形状としては箱型のものを示したが、ドーム状であ
ってもよく、さらに、受光素子を内面に張り付ける以外
に、本出願人会社が出願した特願平8−99621号に
開示した水平方向に複数段取付けるようにしてもよい。
【0009】次に、本装置における制御系を図5のブロ
ック図と共に説明する。なお、前記した符号と同一符号
は同一部材を示し、説明は省略する。10は処理装置を
示し、図示を省略した記憶装置に記録されたデータやデ
ィスプレイ等の端末装置11および操作部12から入力
されるデータに基づいて実装済プリント基板Pのリード
浮き検査等の制御を行い、受光手段9、受光素子7の入
力に基づいて各種検査の結果を判定する。13は前記レ
ーザ光による検査結果を印刷するプリンタである。
【0010】14はサーボ制御部を示し、ガルバノメー
タ3を駆動制御するサーボ制御回路14aとガルバノ駆
動回路14bとで構成されている。15はX−Yステー
ジSを制御するX−Yステージ制御部を示し、処理装置
10から出力される位置座標に基づいてX−Yステージ
Sを駆動し、プリント基板Pを所定の位置に移動させる
ものである。
【0011】すなわち、X−YステージSの図示を省略
したプリント基板設置部にはX方向とY方向の2次元座
標系が設定されており、処理装置10の出力する2次元
座標系上の点が、ビームスポットの初期設定位置などの
固定点に一致するようにX−YステージSを駆動する。
【0012】次に、動作を説明するに、先ず、検査を開
始する前に被検査用プリント基板Pの種類などを識別す
る基板名などの検査用データが予め記憶装置などに登録
され、検査を行なう時には、被検査用プリント基板Pを
X−YステージSに載置して基板名などを操作部12か
ら入力すると予め記録された検査箇所の位置情報などの
検査用データに基づいて自動的に検査が行なわれるよう
になっている。
【0013】そして、1枚の被検査用プリント基板Pは
X−YステージS上にコンベア等で送られストッパ等に
よって所定の位置で停止しロックされる。この状態でX
−YステージSは、被検査用プリント基板Pに実装され
ている電子部品のリード部が受光手段9における孔9a
の真下に位置するように制御される。
【0014】次いで、ビームスポットを照射する位置情
報が処理装置10からサーボ制御回路14aに出力され
ると、該サーボ制御回路14aはガルバノ駆動回路14
bにX制御信号とY制御信号を出力するので、該ガルバ
ノ駆動回路14bはX軸回転ミラー3b、Y軸回転ミラ
ー3aを制御して、前記位置情報に基づいた正確な位置
にビームBの照射および掃引を行う。
【0015】従って、ビームBは図4,7に示すよう
に、被検査用プリント基板Pに実装された電子部品Eに
おけるリードE1 および該リードE1 が半田付けされる
パッドP1 の先端部分に対して掃引を行い、その反射光
を受光手段9によって受光するが、受光する受光手段9
における受光素子の位置、すなわち、受光手段9の開口
部から天井に向かう受光素子に対して一定のルールで記
号化し、受光結果による前記記号の並びがどのようにな
っているかで、半田の形状、すなわち、半田付け状態を
判断する。
【0016】例えば、パッドP1 に対するリードE1
半田付け状態の例としては、半田付けが全く行われない
未半田状態(図8a)と、半田付けは行われているがリ
ードE1 がパッドP1 に対して浮いているリード浮き状
態(図8b)および正常な半田付け状態(図8c)の3
つがある。そして、図8aの未半田にあっては反射光は
受光手段9の真上で受光し、また、図8bのリード浮き
にあっては反射光は受光手段9の斜め上方と真上で受光
し、さらに、図8cの正常な半田状態にあっては受光手
段9の下側から斜め上方および真上で受光することとな
る。従って、反射光が受光手段9のどの受光位置で受光
するかを判断することで半田付けが正常か否かを判断で
きる。
【0017】図8のような未半田か、浮きか、正常かな
どの半田付け状態の外、図9に示すフィレット高さ、フ
ィレット長さ、半田高さ、半田長さ等について順次判断
を行う。すなわち、図6に示すように、半田付け状態が
正常か(ステップS1)、フィレット高さがしきい値よ
り大きいか等しいか(ステップS2)、フィレット長さ
がしきい値より大きいか等しいか(ステップS3)、半
田高さがしきい値より大きいか等しいか(ステップS
4)および半田長さがしきい値より大きいか等しいか
(ステップS5)をそれぞれ判断し、全てが大きいか等
しかった場合に正常(良品)と、また、何れか1つでも
小さい場合に異常(不良品)と判断するものであった。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記した判
断において不良品と判断されたものにおいて、例えば、
リードの先端側の半田が不十分であっても、リードの側
面側に半田が十分付着している場合や、リードがパッド
からずれていても半田が十分付着していれば半田付けの
品質として支障がないものであり、過剰な品質管理とい
うことになる。
【0019】また、プリント基板に電子部品を半田付け
する企業において、良品として判断するか、不良品とし
て判断するかの判断基準は、各企業毎に異なることが多
いが、従来においては、検査装置における前記した判断
基準は、検査装置の製造メーカ側で標準のものを製作し
ているため、前記企業毎の要望に一致しないものとなっ
ているか、もしくは、各検査項目毎の判定しかできない
ものであった。
【0020】本発明は前記した問題点を解決せんとする
もので、その目的とするところは、電子部品を半田付け
する各企業が、自社に適した判断基準を容易に設定で
き、過剰検査を防止して、正確で適切な良品を選別でき
るようにした実装済プリント基板検査装置における判定
基準自由設定方法を提供せんとするにある。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明の実装済プリント
基板検査装置における判定基準自由設定方法は前記した
目的を達成せんとするもので、その手段は、半田面に対
してレーザ光を照射し、その反射光の反射方向を受光手
段で検知し、あるいは、カメラによって半田面の輝度値
や輝度面積を比較するなどによってプリント基板に実装
された電子部品の半田付け状態を検査する方法におい
て、予め設定した自由設定判定項目の一覧表によって複
数の検査項目からなる判定式を作成し、その判定式にお
ける前記各検査項目の論理との一致を判断した後、前記
判定式全体における判断を実施し、半田付け状態が正常
か否かを判定することを特徴とする。
【0022】また、前記判定式を複数個作成し、信頼の
高い検査項目の論理からなる判定式から順次検査を実行
し、条件を満足した段階で前記検査を中止するようにす
ることが望ましい。例えば、ユーザーの希望する最低基
準の内の信頼性の高い測定データが得られる検査項目の
論理を含む判定式から順に検査を実行する。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る実装済プリン
ト基板検査装置における判定基準自由設定方法の実施の
形態について説明する。先ず、判定式の作成方法につい
て説明するに、半田状態を検出する場合の判定式は、例
えば、以下の判定式のように設定する。 P1,α1<250&α2<50&α10<60&α1
1>50$NG(Ub);
【0024】ここで、 「P1」 判定フローの最初に挿入する判定式。 「P2」 前記P1の判定式において不一致の場合に、
別の角度からの判定を行うための論理から構成された判
定式、例えば、図7に示すレーザ光の照射をリードの幅
方向ではなく、リードの長さ方向に行うことで同じ検査
を別の検査項目からなる判定式によって評価する。 「Pn」 前記と別の判定を行うための論理から構成さ
れた判定式。 「&」 論理和である。 「α」の後は判定項目一覧表〔表1〕の位置情報を入力
する。 なお、P2,Pnについての判定式は前記P1の検査項
目とは異なる論理によって判定式を作成したものであ
り、例示は省略する。
【0025】また、自由判定項目の一覧は表1に示す如
くであり、例えば、半田高さの場合は、α1であり、半
田ボリュームの場合はα10である。 「$」 結果 「;」 終了 とする。また、NG論理にする場合は、「NG(U
n)」と入力し、OK論理にする場合は、「OK(U
n)」と入力し、nにa〜zまでの任意の値を入力す
る。なお、前記a〜zの値とは検査項目を表示するもの
であり、例えば、欠品、1回目のトライにおける浮きや
未半田、リトライにおける浮きや未半田、面データによ
る浮きや未半田をa〜zの文字を用いて表示する。
【0026】
【表1】
【0027】すなわち、前記した判定式P1の意味は、
α1とは、前記表1における縦欄の0と横欄1とが交差
する「半田高さ」を示し、その高さが250未満で、ま
た、α2は同じく縦欄の0と横欄2とが交差する「断面
指数」を示し、その断面指数が50未満で、さらに、α
10は同じく横欄の10と縦欄0とが交差する「半田ボ
リューム」を示し、その半田ボリュームが60未満で、
また、α11は同じく横欄の10と縦欄1とが交差する
「パッド上の6%」を示し、そのパッド上の6%が50
%を越えて、全ての条件が一致した場合にNGというこ
とを表している。
【0028】なお、前記した判定は、反射方向を記号
(0,1,2,──,A,B,C,──等)で表した測
定データ中の特定の記号の個数や%および所定の演算結
果などによって実行されるものであるが、検査項目およ
び判定基準の設定は任意なため、本判定式の各論理の詳
細については説明を省略する。
【0029】次に、前記した判定式による自由設定の検
査判定を図1、図2のフローチャートと共に説明する。
図1はユーザが書いた前記判定式を解析し、中間ファイ
ルに落とすフローチャートであり、図2は前記中間ファ
イルを元に、実際の測定データとの大小比較を実行し、
条件に合っているか否かを判断し結果を出力するフロー
チャートである。
【0030】以下、図1の中間ファイルのフローチャー
トについて説明する。先ず、前記判定式の1行を指示し
(ステップS1)、判定式が有るか否かを判断し(ステ
ップS2)、判定式が有る場合には第1番目の論理(前
記した判定式中のα1<250)を指示する(ステップ
S3)。次いで、論理が無しか否かを判定し(ステップ
S4)、無しの場合は判定結果をメモリする(ステップ
S5)。
【0031】また、有りの場合には前記第1番目の論理
の第1項(α1)、大小指示部(<)第2項(250)
に分けて指示エリアにメモリする(ステップS6)。次
いで、最終の論理か否かの判定を行い(ステップS
7)、最終の論理でない場合には次のエリアを確保し
(ステップS8)、前記したステップS3に戻り、第2
番目の論理について前記ステップS7までの判定を行
い、ステップS7において最終の論理と判断するとステ
ップS5において判定結果をメモリし、さらに、前記し
た判定式P1以外の判定式P2,P3が無しか否かを判
断し(ステップS9)、無しの場合には終了し、P2,
P3の判定式が有る場合にはステップS1に戻って前記
したと同じ動作を繰り返し行い、判定式P2,P3につ
いての判断を行う。
【0032】前記した中間ファイルを基に実際のデータ
とを大小比較する判断について、図2と共に説明する。
先ず、図2における実際の測定データを読み込み前記し
た判定式P1についての判断を行う。すなわち、判定式
P1における第1論理分の判定を行い、その結果を順次
確保する(ステップS110)。
【0033】ここで、前記1論理分の判定とは、前記図
1においてメモリされた1論理分の検査項目に対する判
定データと、検査プリント基板で測定した該当検査項目
のデータとを比較し、その結果をメモリすることであ
る。そして、判定式P1の全ての論理の判定が終了した
か否かを判断し、次の論理が有る場合には、ステップS
110に戻って2番目以降の論理の判定を行う(ステッ
プS120)。
【0034】そして、判定式P1の全ての論理における
判定が終了したなら、全ての論理が合致しているか否か
の判断を行い(ステップS130)、合致していると判
断したならばOKかNGを判断してコードを出力する
(ステップS140)。
【0035】一方、前記ステップS130における判断
において、合致していないと判断すると、判定式がP1
のみか、P2,P3が有るか否かの判断を行い(ステッ
プS150)、他の判定式が有ると判断した場合には、
次の判定式であるP2を選択して(ステップS16
0)、ステップS110に戻って前記したと同様に各論
理における判定を行う。
【0036】そして、判定式P2の全ての論理が合致し
ていると判断するとOKかNGを判断してコードを出力
し(ステップS140)、判定式P2の全ての論理が合
致していない場合には判定式P3を選択して前記したと
同じ判断を行い、それでも、全ての論理が合致しない場
合には、判定を終了するものである。
【0037】このように、必要な検査項目からなる判定
式を先に実行し、不明またはNGの場合には、別の判定
式による救済判定を実行することで、従来の見すぎによ
る検査を改善することができる。
【0038】なお、前記した実施の形態は、集積回路の
リードの半田付け状態を判定する方法について説明した
が、抵抗等のチップ部品の半田付け状態についても、自
由設定判定項目の前記した表1のような一覧表を作成
し、かつ、判定式を自由に作成することにより半田付け
検査を行うことができる。
【0039】また、本実施の形態にあっては、レーザ光
をプリント基板面に垂直に照射し、リードや半田等から
の反射光を受光手段で受光して反射方向の集計データか
ら半田形状を求める方法について説明したが、段差照明
として知られるところの多段のリングライトとその中心
に配置したカメラによって照射角度の異なるリングライ
トによる半田面からの反射光をカメラで受光し、その輝
度データから検出する方法(例えば、特開平7−275
31号公報)や、色相パターンから半田不足を検出する
方法(例えば、特開平5−358949号)等の多段照
明とカラーカメラを利用した半田検出方法にも応用でき
る。
【0040】すなわち、輝度データから検出する方法に
あっては、輝度データから求められたユーザーが任意の
半田長さやフィレット長さを判定式に置き換えることに
より、また、高さのような3次元形状についても斜光角
度に対する反射面積の変化から判定することが可能であ
る。さらに、高さの測定にはレーザ光やスリット光を半
田面に照射し、その断面形状をカメラで検出する手法を
用いてもよい。また、本発明にあっては、従来の1検査
項目毎に判定を行い、OKかNGかの出力を送出して検
査を終了する検査方法と組み合わせて利用する、すなわ
ち、従来の方法においてNGと判断された時に、本発明
の手法によってさらに検査を行うようにすることも勿論
可能である。
【0041】また、色相パターンから検出する方法にあ
っては、ユーザーが任意のパターンを設定し判定式に置
き換えることにより、本発明による方法で判定すること
が可能である。以上のように、本発明の提案するテーブ
ルの形式を用いてユーザーが任意の判定理論を構築する
手法は、レーザ光の方法に限定されるものではなく、画
像処理を含む各種の半田形状検査方法に応用することが
可能である。さらに、本発明の手法は、従来の1件さ項
目毎に判定を行う従来の検査方法と組み合わせて利用す
ることも勿論可能である。
【0042】
【発明の効果】本発明は前記したように、ユーザ側にお
いて半田付け状態の判定基準を自由に設定することがで
きると共に、ユーザーの希望する複数の判定基準からな
る任意の半田付け検査を行うことができるので、従来の
1つの検査基準の不一致によって不良品でないものを不
良品と判定するようなことがなくなり、また、請求項2
の方法を用いることによって検査時間の短縮を図ること
ができる等の効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】ユーザが書いた前記判定式を解析し、中間ファ
イルに落とすフローチャートである。
【図2】同上の中間ファイルを元に、実際の測定データ
とを大小比較をし、条件に合っているか否かを判断し結
果を出力するフローチャートである。
【図3】半田付け検査方法に用いる光学系の斜視図であ
る。
【図4】受光手段の斜視図である。
【図5】半田付け検査方法に用いる装置全体の構成を示
すブロック図である。
【図6】従来の半田付け(未半田、リード浮き)検査を
行うためのフローチャートである。
【図7】リードとパッドの平面図である。
【図8】リードとパッドとの半田付け状態を示すリード
側から見た正面図である。
【図9】リードとパッドの側面図である。
【符号の説明】
P プリント基板 P1 パッド E 電子部品 E1 リード 1 レーザ銃 9 受光手段 10 処理装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半田面に対してレーザ光を照射し、その
    反射光の反射方向を受光手段で検知し、あるいは、カメ
    ラによって半田面の輝度値や輝度面積を比較するなどに
    よってプリント基板に実装された電子部品の半田付け状
    態を検査する方法において、 予め設定した自由設定判定項目の一覧表によって複数の
    検査項目からなる判定式を作成し、その判定式における
    前記各検査項目の論理との一致を判断した後、前記判定
    式全体における判断を実施し、半田付け状態が正常か否
    かを判定することを特徴とする実装済プリント基板検査
    装置における判定基準自由設定方法。
  2. 【請求項2】 前記判定式を複数個作成し、信頼の高い
    検査項目の論理からなる判定式から順次検査を実行し、
    条件を満足した段階で前記検査を中止するようにしたこ
    とを特徴とする請求項1記載の実装済プリント基板検査
    装置における判定基準自由設定方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008070147A (ja) * 2006-09-12 2008-03-27 Hitachi Ltd 製造品の仕分け方法、この方法を実行する装置、及び製造品の仕分けプログラム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008070147A (ja) * 2006-09-12 2008-03-27 Hitachi Ltd 製造品の仕分け方法、この方法を実行する装置、及び製造品の仕分けプログラム
JP4674192B2 (ja) * 2006-09-12 2011-04-20 株式会社日立製作所 製造品の仕分け方法、この方法を実行する装置、及び製造品の仕分けプログラム

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