JPH10141929A - はんだ付け検査装置 - Google Patents

はんだ付け検査装置

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JPH10141929A
JPH10141929A JP8300467A JP30046796A JPH10141929A JP H10141929 A JPH10141929 A JP H10141929A JP 8300467 A JP8300467 A JP 8300467A JP 30046796 A JP30046796 A JP 30046796A JP H10141929 A JPH10141929 A JP H10141929A
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JP
Japan
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shape
inspection
lead
soldering
image processing
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Withdrawn
Application number
JP8300467A
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English (en)
Inventor
Toshifumi Honda
敏文 本田
Yukio Matsuyama
幸雄 松山
Dehmens Guenter
デーメンス ギュンテル
Mengel Peter
メンゲル ペーター
Ristour Ledwig
リストゥル ルードヴィッヒ
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Siemens AG
Hitachi Ltd
Original Assignee
Siemens AG
Hitachi Ltd
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Publication date
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    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R31/00Arrangements for testing electric properties; Arrangements for locating electric faults; Arrangements for electrical testing characterised by what is being tested not provided for elsewhere
    • G01R31/28Testing of electronic circuits, e.g. by signal tracer
    • G01R31/302Contactless testing
    • G01R31/308Contactless testing using non-ionising electromagnetic radiation, e.g. optical radiation
    • G01R31/309Contactless testing using non-ionising electromagnetic radiation, e.g. optical radiation of printed or hybrid circuits or circuit substrates
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R31/00Arrangements for testing electric properties; Arrangements for locating electric faults; Arrangements for electrical testing characterised by what is being tested not provided for elsewhere
    • G01R31/50Testing of electric apparatus, lines, cables or components for short-circuits, continuity, leakage current or incorrect line connections
    • G01R31/66Testing of connections, e.g. of plugs or non-disconnectable joints
    • G01R31/70Testing of connections between components and printed circuit boards
    • G01R31/71Testing of solder joints

Abstract

(57)【要約】 【課題】 プリント板の電子部品のリードとパッドの実
際の形状と寸法をもとに欠陥判定パラメータを設定する
ことにより、高信頼性の検査を実現する。 【解決手段】 はんだ付け部の外観画像に対して画像処
理を施し前記はんだ付け部の形状特徴量を特定する画像
処理手段111と、前記画像処理手段により得られたデ
ータと設計時の形状特徴量を格納した検査パラメータ格
納手段110からのデータとから前記はんだ付け部の良
否判定を行なう欠陥判定手段113と、を備えたはんだ
付け検査装置において、前記画像処理手段により特定さ
れたはんだ付け部の形状特徴量を統計処理することによ
って、はんだ付け部の良品の形状特徴量を抽出する検査
対象物標準形状推定手段115を有し、前記検査対象物
標準形状推定手段からの標準形状値に基づいて前記検査
パラメータ格納手段に格納された欠陥判定パラメータを
更新すること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はプリント板上に実装
された電子部品のはんだ付け状態の検査装置に関し、特
に同一の電気特性を持つ電子部品を複数のメーカが供給
している場合など、プリント板上の電子部品の正確な形
番が一般的には特定できない製造プロセスに適用するは
んだ付け検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】プリント板上に実装された電子部品のは
んだ付け状態の検査装置に関しては、例えばElect
ronic Package Technology、
Vol.9、No.2、1993、に記載の高速はんだ
付け外観検査装置VS2000にあるようにプロセスに
変動が生じたとき、または新たに初めての基板を検査す
るときはロットから4〜5枚良品と思われる基板を抜き
出して装置にかけ、この特徴量から平均値および分散を
求め、検査時に検査対象より検出した特徴量が先に求め
ておいた良品基板で求めた特徴量の平均値から一定以上
離れていた場合に不良とする技術があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の技
術では検査時にプロセスの変動や搭載される部品が頻繁
に変わる場合には対応することが困難であった。一般に
同一品種の検査対象プリント板においても、同一の電気
的特性は持つが、その外観は多少異なっている可能性の
ある複数の形番の電子部品が同一の部品として扱われて
実装されていることが多い。複数の部品メーカが同一の
電気的特性を持つ電子部品を製造していた場合、異なっ
たメーカの製造した電子部品の外観、例えばリード厚や
リード幅は多少異なってきてしまう。
【0004】通常、プリント板実装に用いる電子部品は
入手しようとしている時点における価格や納期などを考
慮し、同一の電気的特性をもつ部品の中で最も有利であ
るメーカの製品が用いられる。このため、同一品種のプ
リント板においても製造時期によっては異なるメーカの
部品が実装される場合が発生する。従来技術においては
検査時にプロセスの変動があった場合のみ新たに良品基
板から検査データを作成していたが一般には検査工程で
は使われている電子部品やプロセスの変更の情報は入手
できない。
【0005】このため、従来は電極(リード)の設計寸
法が多少異なっている複数の部品形番に対して同一の画
像処理パラメータ、欠陥判定パラメータを用いて検査を
行わざるを得なかった。また、従来技術では平均値を基
準にして欠陥判定を行っているがこの方式では製造現場
で用いられている検査仕様を基準にして検査することは
困難であった。一般に製造現場では例えばパッドからリ
ードがリードの幅の33%以上ずれていた場合にずれ不
良とする等、検査仕様はリードやパッドの形状をもとに
決定されていることが多いが従来技術ではこれらの形状
を画像からは求めていないため信頼性の高い検査が実現
できなかった。
【0006】本発明の課題は、検査対象プリント板に実
装されている電子部品の電極部(リード)とパッドの実
際の形状と寸法をもとに、画像処理パラメータおよび欠
陥判定パラメータを設定することにより、高い信頼性を
もつ検査を実現することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題は、次のような
構成によって実現される。
【0008】プリント板上のパッドに検査対象電子部品
のリードをはんだ付けして実装する電子部品のはんだ付
け部の外観画像を検出する画像検出手段と、前記外観画
像に対して画像処理を施し前記はんだ付け部の形状特徴
量を特定する画像処理手段と、前記パッドとリードの設
計時における形状諸元を格納しておく検査パラメータ格
納手段と、前記画像処理手段により得られたデータと前
記検査パラメータ格納手段からのデータとから前記はん
だ付け部の良否判定を行なう欠陥判定手段と、を備えた
はんだ付け検査装置において、前記画像処理手段は、各
はんだ付け部毎に、リードとパッドの形状諸元、および
/または、はんだフィレットの形状諸元を、はんだ付け
部の形状特徴量として特定し、前記画像処理手段により
特定されたはんだ付け部の形状特徴量を蓄積しておく検
査対象物形状蓄積手段を有し、前記検査対象物形状蓄積
手段に蓄積されたはんだ付け部の形状特徴量を同一種類
毎に統計処理することによって、前記蓄積されたはんだ
付け部の形状特徴量の中から、検出頻度上小となるある
いは構造上論理的に正常では有り得ないリードとパッド
の形状諸元と不良品のはんだフィレットの形状諸元とに
対応する形状特徴量を不要形状特徴量と特定し、検出頻
度上大となるリードとパッドの形状諸元、および/また
は、良品のはんだフィレットの形状諸元とに対応する形
状特徴量を標準形状特徴量と特定し、前記蓄積されたは
んだ付け部の形状特徴量から前記標準形状特徴量を抽出
する検査対象物標準形状推定手段を有し、前記標準形状
特徴量に基づいて前記検査パラメータ格納手段に格納さ
れた画像処理パラメータと欠陥判定パラメータを更新す
る検査パラメータ更新手段を有するはんだ付け検査装
置。
【0009】はんだ付け検査装置に備えられている検出
光学系は、検査対象はんだ付け部の画像を検出し、この
画像は画像処理手段によって処理される。画像処理手段
は電子部品のリードおよびパッドの形状と寸法を画像よ
り検出し、この検出結果を検査対象物形状蓄積手段に蓄
積する。基板1枚あるいは複数枚の検出が終了した時点
で、検査対象物標準形状推定手段において各リードある
いはパッドの種類毎に、検出した形状のヒストグラムを
求め、最大頻度をとる値を実際のリードあるいはパッド
の形状とはんだフィレットの標準形状特徴量であるとす
る。
【0010】前記標準形状特徴量をもとに画像処理およ
び欠陥判定パラメータを検査データ更新手段において更
新する。以上のようにして、実際の検出画像より求めた
リードおよびパッドの形状と寸法とはんだフィレットの
標準形状特徴量をもとに検査データを検査前、あるいは
検査中によらず更新していくため、複数枚の同一品種の
基板を連続して検査している時に、実装されている部品
形番が途中で変わっていても、その検査対象部品に最も
適切な検査データを用いて検査を行うことが可能にな
る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図1から図13に
より説明する。ここにおいて、101はプリント板、1
02は検査対象電子部品、103はXYステージ、10
4は画像検出器、105はスリット光投光器、106は
ガルバノミラー、107は画像入力手段、108は光切
断線抽出手段、109は光切断線蓄積手段、110は検
査パラメータ格納手段、111は画像処理・検査対象物
形状検出手段、113は欠陥判定手段、114は検査対
象物形状蓄積手段、115は検査対象物設計寸法推定手
段、116は検査パラメータ更新手段、201,30
1,401はリード、202,302,402はパッ
ド、203,403ははんだフィレット、204,40
4は画像処理ウインドウ、をそれぞれ表わす。
【0012】図1は本発明の全体構成の一例を示したも
のである。101は検査対象プリント板である。102
はプリント板に実装された電子部品である。プリント板
はXYテーブル103に固定されている。104は画像
検出器である。XYテーブル103はX,Y方向に移動
させることが可能であるため、プリント板上のあらゆる
位置の画像が画像検出器104により検出できるように
なっている。
【0013】105はスリット光投光器であり、ガルバ
ノミラー106を介して検査対象に照射することが可能
である。検査対象に照射されたスリット光は104の画
像検出器で検出され、107の画像入力手段においてデ
ジタル画像に変換される。107においてデジタル画像
に変換された後、108の光切断線抽出手段において2
次元画像はスリット光照射位置における高さを示す1次
元波形データに変換される。即ち、公知の光切断法によ
り検査対象物の高さを求めることができるのである。
【0014】106のガルバノミラーの角度を変化させ
ることにより、スリット光の照射位置をスキャンさせな
がら以上の処理を行い、多数の1次元高さ波形データを
検出し、これを109の光切断線蓄積手段に格納する。
各光切断線抽出位置におけるスリット光の明るさもあわ
せて109に格納する。111の画像処理・検査対象物
形状検出手段では、検査パラメータ格納手段110に格
納されたパッドの設計位置データをもとに画像処理ウイ
ンドウを設定し、各光切断線に対し、画像処理ウインド
ウ内にて画像処理を行い、検査対象物の形状を検出す
る。
【0015】すなわち、図2においてリード201の先
端のはんだ付け部を検査する画像処理ウインドウ204
を設定し、204内の光切断線波形のうち、リード20
1で検出した光切断線Aを110の検査パラメータ格納
手段(予めユーザにより入力される検査対象物のリード
厚、リード幅、パッド幅を格納しておくもの、また、検
査対象物のそれらの実測により推定されたリード厚、リ
ード幅、パッド幅を格納、更新しておくもの)に格納さ
れた高さしきい値によって2値化し、この2値化波形の
エッジをリードのサイドエッジとし、このエッジ間の光
切断線の示す高さをもとにリードの上面高さを求める。
次に、パッド部202で検出した光切断線207よりパ
ッドもしくは基板の表面高さを求める。
【0016】次に、はんだフィレット203で検出した
光切断線206より、207の光切断線より求めたパッ
ド高さよりも高い光切断線部分をはんだフィレットとす
る。また、207の光切断線抽出位置におけるスリット
光の明るさデータを図2に示す方向に投影し、208に
示す投影波形を求め、このエッジ位置をパッドのサイド
エッジとする。これらの検出結果は、検査対象物形状蓄
積手段114に蓄積する。
【0017】以上の処理を行った後、画像処理・検査対
象物形状検出手段111において、光切断線の照射され
なかった位置における高さ形状、即ち、検査対象物の全
体の高さ形状を、その位置に最も接近した2つの光切断
線の示す高さの内挿をもとに決定する。
【0018】次に欠陥判定手段113において、そのは
んだ付け部が不良かどうかを判定する。リード浮きであ
るかどうかは、画像処理・検査対象物形状検出手段11
1で求めたリードの上面高さhlとパッドの表面高さh
pより求める。検査パラメータ格納手段に格納されてい
るリードの設計厚をthickとおくと、リードのパッ
ドからの浮き量liftは次のようにもとまる。
【0019】lift=hl−hp−thick liftが一定しきい値以上であった場合は浮き不良と
して検出する。また、リードずれmisplaceme
ntは、111で求めたリードのサイドエッジleとパ
ッドのサイドエッジpeとをもとに次のように求める。
【0020】 misplacement=|le−pe| ここで、リードがパッドの外側にずれており、かつmi
splacementが、検査パラメータに格納されて
いるリードの設計幅lwに対してある一定比率以上であ
った場合にはずれ不良として検出する。
【0021】以上のように浮き不良、ずれ不良は検査パ
ラメータとして与えられるリードの設計厚、設計幅を用
いて判定しているため、高信頼な検査を実現するために
は正確なリードの設計厚、設計幅が必要となる。しかし
ながら、実際の電子基板実装現場においては、複数のメ
ーカから同一の電気的特性を持つ部品を入手することが
一般的であり、しかも同一の電気的特性を持っている部
品はどのメーカからの部品であっても完全に同一に取り
扱われている。ところが、これらの部品の実際の形状は
多少異なっている場合が多いため、予め正確な部品寸法
が記述されている検査データを作成しておくことは困難
である。
【0022】また、リードの寸法、特にリード厚は設計
寸法の許容誤差が大きく、作業現場においては例え部品
メーカが特定できた場合でも正確な寸法を全ての部品に
対して独自に計測することは困難である。このため、本
発明では、画像処理・検査対象物形状検出手段111に
おいて求めた電極(リード)およびパッドの検出形状と
寸法をもとに検査パラメータを更新する。
【0023】検査対象物設計寸法推定手段115は、画
像処理・検査対象物形状検出手段111で求めた検査対
象物の形状をもとに部品寸法を推定する。まず、リード
厚の推定方法について図3を用いて説明する。図1の検
出光学系を用いた場合、検出される高さは、パッド30
2を基準としたリード上面301の高さとなる。303
は正常なリード、304は浮き不良のリード、305は
位置ずれ不良のリードを示している。
【0024】検出高さは、304では浮きが発生してい
るため、リード厚よりも高く、305では位置ずれを起
こし、リードがパッドからずり落ちてしまっているため
リード厚よりも低くなっている。306はプリント板全
てに実装された同一の部品種において検出したリード高
さのヒストグラムを示している。304や305のよう
に不良が発生した場合には検出高さはリード厚よりも高
くなったり、低くなったりするが、実際の製造現場にお
いては不良の発生率は悪い場合においても1%以下であ
ることが一般的であるため、ヒストグラム306のピー
クがリード厚となる。また、ピークのヒストグラムの代
りに、リード厚の平均値でもよい。
【0025】新規のリフロー炉の導入等によりプリント
板の製造プロセスが変更された場合には、プロセスが安
定せず不良が大量に発生する場合が考えられ、必ずしも
最大のピークがリード厚になるとは限らない。
【0026】この場合には、まず、ずれ不良検出を行な
い、その結果、ずれ不良を起こさなかったと判定された
リードについて、リード高さのみからヒストグラムを算
出し、ヒストグラムのピーク中の最も低いピークを正常
のリード厚とすることにより正確なリード高さを検出す
ることができる。というのも、図3において示したよう
に、リード高さはパッドからずれてしまった場合にはリ
ード厚より低く検出されるが、それ以外の場合ではリー
ド厚と同じかそれよりも高く検出される。よって、ずれ
不良を起こさなかったリードについてリード高さのヒス
トグラムを算出した場合、その最も低いピークはリード
厚と等しくなる。
【0027】リード幅の推定方法は図4を用いて説明す
る。405はリードずれ不良を示した図であり、リード
401がパッド402に対してずれている。このとき、
処理ウインドウ404のなかで検出した光切断線データ
を図で示す方向に投影した場合に得られる投影波形が4
06である。405でははんだフィレット403がリー
ドずれのために、リードのサイドに多く付着してしま
い、投影波形406からはリード部とはんだサイドフィ
レット部との区別が付きにくくなっている。
【0028】このような場合、しばしば画像処理・検査
対象物形状検出手段111ではリード幅をサイドフィレ
ットを含んで検出してしまう。しかしながら、前述の通
り実際の製造現場においては不良の発生率は低いため、
基板1枚分の検出リード幅のヒストグラム407をとれ
ば、その実際のリード幅はヒストグラムの最大ピークと
して検出できる。
【0029】リード幅を推定する場合にも、製造プロセ
スの変更によりプロセスが安定していなかった場合には
リードずれが多発してしまい、最大の検出頻度がリード
幅になるとは限らない。前述のようにリードずれの場合
にはリード幅としてサイドフィレットを含んで検出され
てしまうため、リード幅は広く検出されてしまい、狭く
は検出されない。よって、検出リード幅のヒストグラム
のピークで、最も狭いものをリード幅とすればよい。
【0030】パッド幅も同様の方法により、画像処理・
検査対象物形状検出手段111で求めたパッドサイドエ
ッジより求めることが可能である。
【0031】以上のようにして、検査対象物の形状と寸
法を推定した後、検査パラメータ更新手段116にて検
査パラメータを更新する。すなわち、検査パラメータ格
納手段110には検査対象のリード厚、リード幅、パッ
ド幅として、予めユーザが入力しておいたものと、実際
に検査に用いられるものとの両方が記述されている。画
像より求めたリード厚、リード幅、パッド幅はユーザが
予め入力しておいたそれぞれの値と比較され、画像より
求めた値とユーザにより入力された値とが極端に異なっ
ていた場合には、画像からの形状と寸法の検出に誤りが
あったとして更新を行わない。
【0032】これ以外の場合には画像より求めたリード
厚、リード幅、パッド幅を実際に検査に用いられる値と
して格納される。たとえば、前述のように画像処理・検
査対象物形状検出手段111においてはリードのサイド
エッジを検出するために図2の光切断線A、205を2
値化するが、このためのしきい値としてはリード厚の半
分程度の値が妥当である。よって、リード厚に0.5を
乗じた値を画像処理パラメータとして格納する。
【0033】また、欠陥判定手段113においては、前
述のように欠陥を判定する欠陥判定パラメータとしてリ
ードの設計幅、設計厚が必要となるため、検査対象物設
計寸法推定手段115で求めたリード(電極)の設計
幅、設計厚をそれぞれ欠陥判定手段における欠陥判定パ
ラメータとして格納する。また、前記検査対象物設計寸
法推定手段で求めた値は、欠陥判定パラメータとしてば
かりではなくて、検査パラメータ格納手段を介して、画
像処理・検査対象物形状検出手段における画像処理パラ
メータとして用いられる。
【0034】次に、検査パラメータの更新タイミングに
ついて図5を用いて説明する。画像を検出した後、次の
画像の検出が終了するまでに、図1における画像処理・
検査対象物形状検出手段111、欠陥検出手段113の
処理を実行する。これをプリント板1枚の画像検出が全
て終了するまで行う。画像の検出および画像処理が終了
した後、検査装置が次の検査対象プリント板のローディ
ングを行っている間に検査対象物設計寸法推定手段11
5において、検査対象物の寸法を推定し、この後に検査
パラメータを更新する。
【0035】図5においてはプリント板1枚分の検出結
果のみをもとに電極部およびパッド部の形状と寸法を推
定する方法について説明したが、プリント板に実装され
ている部品の中には実装されている個数が極めて少ない
ものがあり、この場合には図3あるいは図4で示したヒ
ストグラムが良好に算出できないものがある。この場合
には複数枚のプリント板より検出した電極部およびパッ
ド部の検出結果をもとに形状と寸法を推定する。このタ
イミングチャートを図6に示す。
【0036】しかしながら、1枚のプリント板に多数搭
載されている電極の種類に対して複数枚の検出結果を蓄
積する必要はなく、これを行った場合には図1の検査対
象物形状蓄積手段114の蓄積領域を大きくとっておく
必要が発生してしまう。これを防ぐためには、電極の種
類毎に異なった枚数のプリント板からの検出結果を用い
ればよい。
【0037】図5に示したタイミングチャートを用いた
場合、部品の品種が変わった後、初めて検査を行うプリ
ント板に対しては、正確でない電極(リード)およびパ
ッドの寸法を用いて検査を行ってしまうという問題があ
る。これを防いだタイミングチャートが図7である。図
7では画像の検出を行う度に図1における画像処理・検
査対象物形状検出手段111の処理をおこない、検査対
象物の形状を求め、114の検査対象物形状蓄積手段に
検出結果、すなわちリードサイドエッジの位置、パッド
サイドエッジの位置、リード上面高さを蓄積する。この
処理をプリント板全面について行った後、図1における
検査対象物設計寸法推定手段115において特徴量を推
定し、この後に検査対象物形状蓄積手段114にプリン
ト板1枚分蓄積した検査対象物の形状をもとに欠陥判定
を行うことによって正確な電極およびパッドの寸法を用
いた欠陥判定を実現可能である。
【0038】ここまでは、プリント板1枚分の画像が全
て検出された後に検査パラメータを更新すること前提に
説明したが、一つの部品に極めて多くの電極が備わって
いる場合、例えば0.5mmピッチのQFP(クワッド
フラットパッケージ)のような場合には、例えば図1に
示した構成例の画像検出器104の1視野内に多数のは
んだ付け部が検出される。この場合には、1視野毎に電
極およびパッドの形状と寸法を推定することが可能であ
る。このときのタイミングチャートは図8のようにな
る。この利点は検査対象物形状蓄積手段114の蓄積領
域を小さくすることが可能なことである。
【0039】予め実装されている部品の形番がわかって
いる場合等では、以前にその形番の部品が用いられてい
たときの検査パラメータを再度用いた方が信頼性の高い
検査が実現できる場合がある。一般に部品の形番は一日
に何度も変更されることは少ないため、日付別に検査パ
ラメータをバックアップとして記憶装置に自動的に保存
できるようにする。以前その形番の部品が用いられてい
た日付の検査パラメータを再度用いることにより、再び
検査画像をもとに検査パラメータを更新する手間を省く
ことが可能となる。
【0040】図1ではTVカメラとスリット光投光器と
で構成された光学系で画像を検出し、プリント板に実装
された検査装置について述べたが、3次元形状を検出す
る如何なる方法に対しても本方式は有効である。例え
ば、レーザスポットとPSD(ポジションセンシングデ
ィテクタ)とを組み合わせた光切断法等に対しても本手
法は適用可能である。
【0041】また、図9に示すように3次元形状を検出
しない光学系で画像を検出する装置に対しても本発明は
適用することが可能である。901,902,903は
それぞれプリント板、検査対象電子部品、XYステージ
であり、図1と同様である。904は画像検出器であ
り、リング照明905によって照明された検査対象電子
部品902の画像を検出する。905のリング照明の径
は小さく設定されており、902に対して明視野照明を
行うことが可能となっている。
【0042】906,907はそれぞれ画像入力手段、
検査パラメータ格納手段であり、図1の画像入力手段1
07,検査パラメータ格納手段110と同様のものであ
る。908は画像処理手段であり、リードの位置および
パッドの位置を検出する。明視野照明を行った場合、リ
ードおよびパッドは、その表面の反射率が高いため、反
射率の低い周囲のレジスト部よりも明るく検出される。
即ち、反射率の違いに基づいて検出される明るさに差異
が生じることによって検査対象物の位置を求める手法で
ある。
【0043】図10に示されるようにリード先端の設計
位置より同図上側に処理ウインドウ1004を設定す
る。処理ウインドウ1、1004内の画像を同図垂直方
向に投影し、明るさ投影波形1006を求め、この波形
よりエッジを検出してリード位置を求める。
【0044】また、リード先端の設計位置データの同図
下側に、はんだフィレットが含まれないように処理ウイ
ンドウ2を設定する。リードのエッジを求めたのと同様
の処理を処理ウインドウ2内の画像に対して行い、パッ
ドエッジを求める。
【0045】以上のようにして画像処理手段908にお
いて求めたリードエッジとパッドエッジをもとに、欠陥
判定手段909はリードのずれ量を求め、リードの設計
幅に対するずれ量の比率がある一定しきい値以上であっ
た場合にはずれ不良として検出する。
【0046】910は検査対象物形状蓄積手段であり、
画像処理手段908において求めたリードエッジとパッ
ドエッジの位置を記録する。911と912はそれぞれ
検査対象物設計寸法推定手段、検査パラメータ更新手段
である。図1の検査対象物設計寸法推定手段115では
リード厚、リード幅、およびパッド幅を求めているが、
検査対象物設計寸法推定手段911ではリード幅とパッ
ド幅のみを求めている。ここでリード幅とパッド幅の推
定アルゴリズムは検査対象物設計寸法推定手段115の
それと同様のものを用いることができる。検査パラメー
タ更新手段912は検査パラメータ更新手段116と全
く同様の処理を行い、検査パラメータ格納手段907に
格納されている検査パラメータを更新する。
【0047】図1および図9では、それぞれ115、9
11の検査対象物設計寸法推定手段において、画像処理
手段で得られた検査対象物の形状をもとにリードとパッ
ドの設計寸法を推定していたが、設計寸法のみに限定さ
れずにはんだ付け部の特徴量の標準値を推定し、この特
徴量の標準値をもとに良否判定を行うことも可能であ
る。
【0048】はんだ付け部の特徴量の説明図を図11に
示す。はんだ付け状態の良否を判定するためには、リー
ドと接触している部分のはんだフィレットの最大の高さ
を示すフィレット高さ1101、リードトウ位置からフ
ィレット先端までの長さであるフィレット長さ110
2、リードトウ位置におけるフィレット幅1103、フ
ィレットの体積、フィレットとパッドあるいはリードと
の接触面積、フィレットのリードへの濡れ角度1104
が特徴量として用いられる。
【0049】フィレット高さは各タイプ毎に決まってい
る高さ以上あること、フィレット幅はリードの幅に対し
て一定以上の割合であること、フィレットの体積、パッ
ドあるいはリードとの接触面積は一定しきい値以上であ
ること、フィレットのリードへの濡れ角度は一定角度以
上であることが良品の基準として多く用いられている。
なお、フィレット高さとぬれ角度は密接に関係してい
る。一般にフィレット高さが十分高い場合には表面張力
の関係でぬれ角度は小さいが、この場合にもはんだ量が
多いためリードとパッドは良好に接続される。このた
め、この2つの特徴量は組合わせて一つの判定項目とす
ると虚報を小さくすることが可能である。すなわち、ぬ
れ角度が小さく、かつフィレット高さが低い場合に不良
と判定し、それ以外の組合わせでは良品と判定する。
【0050】通常、はんだ付け部の外観検査は目視によ
って行われており、これらの特徴量の計測を厳密に行う
ことは困難であるため、はんだ付け部の特徴量に対する
検査基準が厳密に決定されていることは少ない。
【0051】このような場合、装置が検出した特徴量を
もとに検査基準を自動設定できれば、検査パラメータの
設定時間を短縮させることができる。先に述べたように
一般にはプリント板において不良の発生する頻度は悪い
場合でも1%以下である。このため、多数の検査対象は
んだ付け部より算出したはんだ付け部の特徴量検出値の
ヒストグラムで発生頻度が大きい部分は良品を示してい
る特徴であると特定することができる。
【0052】逆に、ヒストグラムの発生頻度が大きい部
分を良品、少ない部分を不良品として判定することがで
きる。例えば図12ははんだフィレット長さのヒストグ
ラムである。一般にはんだフィレットはある一定長さ以
上であることが必要である。このため、1201の発生
頻度が低い領域は不良に、1202の発生頻度が高い領
域は良品に、1203の領域は発生頻度は低いもののは
んだフィレットが短すぎることはないために良品に分類
できる。
【0053】次に、フィレットを側面から見たフィレッ
ト高さの例を図13に示す。1301ははんだフィレッ
トを示している。図1に示す検出光学系でプリント板上
面の画像を検出した場合、プリント板の反りにより傾い
てプリント板上面が検出される場合がある。プリント板
上面はレジストや配線パターンの有無により局所的に段
差が発生するため、プリント板上面の傾きを正確に検出
することは困難である。このような場合にはフィレット
高さとフィレットとの位置との相関を最小2乗法等を用
いて1302に示すように線形近似を行い、この近似直
線との距離が大きいものを不良とする。プリント板の上
面の傾きは近似直線の傾きと平行になり、プリント板の
反りに影響を受けることなくフィレット高さの良否判定
を行うことができる。
【0054】以上説明したように、検査パラメータとし
て、リードとパッドの形状諸元とはんだフィレットの形
状諸元の内の一方の形状諸元を対象としていたが、はん
だ付け検査装置が両方の形状諸元を蓄積して片一方の形
状諸元をもとに検査を行なうことも当然できるのであ
り、更に、両方の形状諸元を蓄積して両方の形状諸元を
もとに精密に検査を行なうこともできるのである。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、同一の電
気的特性を持つ複数の形番の電子部品が同一の部品とし
て実装されている場合においても、検出画像を元にその
形状と寸法とを測定し、検査パラメータを設定すること
によって、信頼性の高い検査を実現することができる効
果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるはんだ付け検査装置の1実施例を
示す主要部簡略構成図である。
【図2】本発明によるはんだ付け検査装置の検査アルゴ
リズムの1実施例である。
【図3】本発明によるはんだ付け検査装置のリード厚検
出アルゴリズムの1実施例である。
【図4】本発明によるはんだ付け検査装置のリード幅お
よびパッド幅検出アルゴリズムの1実施例である。
【図5】本発明によるはんだ付け検査装置の検査シーケ
ンスの1実施例である。
【図6】本発明によるはんだ付け検査装置の検査シーケ
ンスの1実施例である。
【図7】本発明によるはんだ付け検査装置の検査シーケ
ンスの1実施例である。
【図8】本発明によるはんだ付け検査装置の検査シーケ
ンスの1実施例である。
【図9】本発明によるはんだ付け検査装置の1実施例を
示す主要部簡略構成図である。
【図10】本発明によるはんだ付け検査装置の検査アル
ゴリズムの1実施例である。
【図11】本発明によるはんだ付け検査装置の検査対象
より検出する検出特徴量の1例である。
【図12】本発明によるはんだ付け検査装置で検出した
はんだフィレットの長さの分布と欠陥判定しきい値との
相関の一例である。
【図13】本発明によるはんだ付け検査装置で検出した
はんだフィレットの高さをもとにした欠陥判定方法の一
例である。
【符合の説明】
101 プリント板 102 検査対象電子部品 103 XYステージ 104 画像検出器 105 スリット光投光器 106 ガルバノミラー 107 画像入力手段 108 光切断線抽出手段 109 光切断線蓄積手段 110 検査パラメータ格納手段 111 画像処理手段 112 検査対象物形状検出手段 113 欠陥判定手段 114 検査対象物形状蓄積手段 115 検査対象物設計寸法推定手段 116 検査パラメータ更新手段 201,301,401はリード 202,302,402はパッド 203,403ははんだフィレット 204,404は画像処理ウインドウ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松山 幸雄 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所生産技術研究所内 (72)発明者 ギュンテル デーメンス ドイツ国 ミュンヘン市 D−81739 オ ットーハーンリング6 シーメンス アク チェンゲゼルシャフト内 (72)発明者 ペーター メンゲル ドイツ国 ミュンヘン市 D−81739 オ ットーハーンリング6 シーメンス アク チェンゲゼルシャフト内 (72)発明者 ルードヴィッヒ リストゥル ドイツ国 ミュンヘン市 D−81739 オ ットーハーンリング6 シーメンス アク チェンゲゼルシャフト内

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プリント板上のパッドに検査対象電子部
    品のリードをはんだ付けして実装する電子部品のはんだ
    付け部の外観画像を検出する画像検出手段と、前記外観
    画像に対して画像処理を施し前記はんだ付け部の形状特
    徴量を特定する画像処理手段と、前記画像処理手段にお
    いて用いる画像処理パラメータと前記はんだ付け部の良
    否を判定するために用いる欠陥判定パラメータを格納し
    ておく検査パラメータ格納手段と、前記画像処理手段に
    より得られたデータと前記検査パラメータ格納手段に格
    納される欠陥判定パラメータとから前記はんだ付け部の
    良否判定を行なう欠陥判定手段と、を備えたはんだ付け
    検査装置において、 前記画像処理手段は、各はんだ付け部毎に、リードとパ
    ッドの形状諸元をはんだ付け部の形状特徴量として算出
    し、 前記画像処理手段により特定されたはんだ付け部の形状
    特徴量を格納しておく検査対象物形状蓄積手段を有し、 リードとパッドの設計形状諸元を標準形状特徴量と特定
    し、前記検査対象物形状蓄積手段に蓄積されたはんだ付
    け部の形状特徴量をもとに、前記蓄積されたはんだ付け
    部の形状特徴量から前記標準形状特徴量を抽出する検査
    対象物標準形状推定手段を有し、 前記標準形状特徴量に基づいて前記検査パラメータ格納
    手段に格納された画像処理パラメータと欠陥判定パラメ
    ータを更新する検査パラメータ更新手段を有することを
    特徴とするはんだ付け検査装置。
  2. 【請求項2】 プリント板上のパッドに検査対象電子部
    品のリードをはんだ付けして実装する電子部品のはんだ
    付け部の外観画像を検出する画像検出手段と、前記外観
    画像に対して画像処理を施し前記はんだ付け部の形状特
    徴量を特定する画像処理手段と、前記画像処理手段にお
    いて用いる画像処理パラメータと前記はんだ付け部の良
    否を判定するために用いる欠陥判定パラメータを格納し
    ておく検査パラメータ格納手段と、前記画像処理手段に
    より得られたデータと前記検査パラメータ格納手段に格
    納される欠陥判定パラメータとから前記はんだ付け部の
    良否判定を行なう欠陥判定手段と、を備えたはんだ付け
    検査装置において、 前記画像処理手段は、各はんだ付け部毎に、リードとパ
    ッドの形状諸元をはんだ付け部の形状特徴量として算出
    し、 前記画像処理手段により特定されたはんだ付け部の形状
    特徴量を格納しておく検査対象物形状蓄積手段を有し、 前記検査対象物形状蓄積手段に蓄積されたはんだ付け部
    の形状特徴量を同一種類毎に統計処理することによっ
    て、前記格納されたはんだ付け部の形状特徴量の中か
    ら、検出頻度上小となるあるいは構造上論理的に正常で
    は有り得ないリードとパッドの形状緒元を不要形状特徴
    量と特定し、検出頻度上大となるリードとパッドの形状
    諸元を標準形状特徴量と特定し、前記蓄積されたはんだ
    付け部の形状特徴量から前記標準形状特徴量を抽出する
    検査対象物標準形状推定手段を有し、 前記標準形状特徴量に基づいて前記検査パラメータ格納
    手段に格納された画像処理パラメータと欠陥判定パラメ
    ータを更新する検査パラメータ更新手段を有することを
    特徴とするはんだ付け検査装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載のはんだ付け検
    査装置において、 前記画像処理手段は、各はんだ付け部毎に、リードとパ
    ッドの形状諸元とともにはんだフィレットの形状諸元を
    はんだ付け部の形状特徴量として特定し、 前記検査対象物標準形状推定手段は前記検査対象物形状
    蓄積手段に格納されたはんだ付け部の形状特徴量を同一
    種類毎に統計処理することによって、前記蓄積されたは
    んだ付け部の形状特徴量の中から、検出頻度上小となる
    あるいは構造上論理的に正常では有り得ない、リードと
    パッドの形状諸元と不良品のはんだフィレットの形状諸
    元とに対応する形状特徴量を不要形状特徴量と特定し、
    検出頻度上大となるリードとパッドの形状諸元、および
    良品のはんだフィレットの形状諸元とに対応する形状特
    徴量を標準形状特徴量と特定し、前記蓄積されたはんだ
    付け部の形状特徴量から前記標準形状特徴量を抽出す
    る、 ことを特徴とするはんだ付け検査装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のはんだ付け検査装置に
    おいて、 前記画像処理手段におけるはんだフィレットの形状諸元
    が、フィレットの高さ、フィレットの幅、フィレットと
    リードとの接触面積、フィレットの長さ、フィレットの
    体積、フィレットのリードと接触する部分における濡れ
    角度、の少なくとも1つから成ることを特徴とするはん
    だ付け検査装置。
  5. 【請求項5】 請求項1、2または3に記載のはんだ付
    け検査装置において、 前記検査対象物標準形状推定手段は、リードの種類毎に
    適宜の枚数のプリント板からのはんだ付け部の形状特徴
    量に基づいて良品の形状特徴量を抽出することを特徴と
    するはんだ付け検査装置。
  6. 【請求項6】 請求項1、2または3に記載のはんだ付
    け検査装置において、 前記検査パラメータ更新手段によって更新される画像処
    理パラメータと欠陥判定パラメータは、一定時間毎に、
    電子部品の形番、日付けおよび時間と共に、記憶装置に
    記録させることを特徴とするはんだ付け検査装置。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載のはんだ付け検査装置に
    おいて 前記一定時間毎に記録された画像処理パラメータと欠陥
    判定パラメータは、一定回数分の記録を自動的にバック
    アップとして保存しておくことを特徴とするはんだ付け
    検査装置。
  8. 【請求項8】 請求項1、2または3に記載のはんだ付
    け検査装置において、 前記検査対象物標準形状推定手段は、リードの種類毎ま
    たはリードをいくつかのグループに分割した場合の各グ
    ループ毎に、前記検出対象物形状蓄積手段に蓄積された
    形状特徴量のヒストグラムまたは平均値を求め、前記ヒ
    ストグラムのピーク位置もしくは前記平均値をもとに、
    前記標準形状特徴量を抽出することを特徴とするはんだ
    付け検査装置。
  9. 【請求項9】 請求項1、2または3に記載のはんだ付
    け検査装置において、 前記検査対象物標準形状推定手段は、前記検査対象物形
    状蓄積手段に蓄積された形状特徴量の標準形状値を1次
    直線で近似し、 前記欠陥判定手段は、画像処理手段により求めたはんだ
    付け部の形状特徴量と前記1次直線とを比較してはんだ
    付け部の良否判定を行なうことを特徴とするはんだ付け
    検査装置。
  10. 【請求項10】 請求項1、2または3に記載のはんだ
    付け検査装置において、 前記画像検出手段は、前記検査対象物の表面高さ画像を
    検出可能であり、 前記画像処理手段は、前記表面高さ画像からリードの上
    面高さとパッドの表面高さを検出し、 前記検査対象物形状蓄積手段は、リード厚さとしてリー
    ド上面高さからパッド表面高さを差し引いた値を蓄積
    し、 前記検査対象物標準形状推定手段は、前記検査対象物形
    状蓄積手段に蓄積されたリード厚さのヒストグラムのピ
    ークのうち、最も薄いリード厚さのものを、実際のリー
    ド厚さであると推定することを特徴とするはんだ付け検
    査装置。
  11. 【請求項11】 請求項1、2または3に記載のはんだ
    付け検査装置において、 前記画像検出手段は、前記検査対象物の明るさ画像を検
    出可能であり、 前記画像処理手段は、前記明るさ画像よりリード幅を検
    出し、 前記検査対象物形状蓄積手段は、前記リード幅を蓄積
    し、 前記検査対象物標準形状推定手段は、前記検査対象物形
    状蓄積手段に蓄積されたリード幅のヒストグラムのピー
    クのうち、最も狭いものを、実際のリード幅であると推
    定することを特徴とするはんだ付け検査装置。
  12. 【請求項12】 請求項1、2または3に記載のはんだ
    付け検査装置において、 前記検査パラメータ格納手段には、ユーザが入力したリ
    ードとパッドの設計時の形状諸元が格納され、 前記検査対象物標準形状推定手段は、前記ユーザの入力
    した形状諸元と、前記検査対象物形状蓄積手段に格納さ
    れた形状特徴量に基づいて推定された良品のはんだ付け
    部の形状特徴量とを比較して、その比較差が設定したし
    きい値よりも大きかった場合には誤った推定がされたと
    判定し、検査パラメータの更新を行なわないことを特徴
    とするはんだ付け検査装置。
  13. 【請求項13】 請求項4に記載のはんだ付け検査装置
    において、 前記欠陥判定手段は前記フィレット高さと前記フィレッ
    トのリードと接触する部分における濡れ角度を組合わせ
    て良否判定を行い、前記外観画像より求めた前記フィレ
    ット高さが該フィレット高さに対応して設定したしきい
    値よりも低く、かつ前記外観画像より求めた前記濡れ角
    度が該濡れ角度に対応して設定したしきい値よりも小さ
    かった場合に不良とすることを特徴とするはんだ付け検
    査装置。
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