JPH10256648A - レーザダイオード・モジュール - Google Patents
レーザダイオード・モジュールInfo
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- JPH10256648A JPH10256648A JP5865797A JP5865797A JPH10256648A JP H10256648 A JPH10256648 A JP H10256648A JP 5865797 A JP5865797 A JP 5865797A JP 5865797 A JP5865797 A JP 5865797A JP H10256648 A JPH10256648 A JP H10256648A
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- laser diode
- sealing body
- laser
- diode chip
- diode module
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 部品点数が少ないレーザダイオード・モジュ
ールの提供。 【解決手段】 レーザダイオード(LD)と、前記LD
を駆動する駆動回路と、前記LDの戻り光に起因する雑
音を抑止する高周波重畳回路とを単一の封止体に組み込
んでなるレーザダイオード・モジュールであって、前記
封止体は前記駆動回路および高周波重畳回路を組み込ん
だ封止本体と金属製の蓋体とからなり、前記封止本体に
は貫通状態に埋め込まれたヒートシンクを有し、前記ヒ
ートシンクにはレーザダイオードチップが固定され、前
記蓋体には前記LDチップから出射されたレーザ光を封
止体の外に案内する透明ガラス板が取り付けられ、前記
封止体の少なくとも下面には表面実装用の電極層が設け
られ、かつ前記蓋体はグランドに接地される構造になっ
ている。前記LDチップの一端側にはミラーが配置さ
れ、前記LDチップから出射されたレーザ光を前記透明
ガラス板に案内する。
ールの提供。 【解決手段】 レーザダイオード(LD)と、前記LD
を駆動する駆動回路と、前記LDの戻り光に起因する雑
音を抑止する高周波重畳回路とを単一の封止体に組み込
んでなるレーザダイオード・モジュールであって、前記
封止体は前記駆動回路および高周波重畳回路を組み込ん
だ封止本体と金属製の蓋体とからなり、前記封止本体に
は貫通状態に埋め込まれたヒートシンクを有し、前記ヒ
ートシンクにはレーザダイオードチップが固定され、前
記蓋体には前記LDチップから出射されたレーザ光を封
止体の外に案内する透明ガラス板が取り付けられ、前記
封止体の少なくとも下面には表面実装用の電極層が設け
られ、かつ前記蓋体はグランドに接地される構造になっ
ている。前記LDチップの一端側にはミラーが配置さ
れ、前記LDチップから出射されたレーザ光を前記透明
ガラス板に案内する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は表面実装型のレーザ
ダイオード・モジュールに関し、たとえばレーザダイオ
ード(LD:半導体レーザ)の反射戻り光による弊害を
高周波重畳(高周波重畳回路)によって解消するレーザ
ダイオード・モジュールに関する。
ダイオード・モジュールに関し、たとえばレーザダイオ
ード(LD:半導体レーザ)の反射戻り光による弊害を
高周波重畳(高周波重畳回路)によって解消するレーザ
ダイオード・モジュールに関する。
【0002】
【従来の技術】半導体レーザは、光通信や光ディスク,
レーザビームプリンタ等情報処理装置の光源として広く
使用されている。
レーザビームプリンタ等情報処理装置の光源として広く
使用されている。
【0003】半導体レーザから出射されたレーザ光の戻
り光は雑音の発生に繋がり、システム構成上好ましくな
い。たとえば、日経BP社発行「日経エレクトロニク
ス」1983年10月10日号、P173〜P194には、半導体レーザ
における反射戻り光はビデオ・ディスクにおいては画質
の劣化を引き起こすことが記載されている。
り光は雑音の発生に繋がり、システム構成上好ましくな
い。たとえば、日経BP社発行「日経エレクトロニク
ス」1983年10月10日号、P173〜P194には、半導体レーザ
における反射戻り光はビデオ・ディスクにおいては画質
の劣化を引き起こすことが記載されている。
【0004】また、この文献には、ビデオディスク用の
レーザとして、高周波モジュールを付加した半導体レー
ザ・パッケージ(レーザダイオード・モジュール)が記
載されている。この光電子装置は、高周波を重畳するこ
とによって戻り光の影響を解消し、安定したレーザ発振
を行っている。
レーザとして、高周波モジュールを付加した半導体レー
ザ・パッケージ(レーザダイオード・モジュール)が記
載されている。この光電子装置は、高周波を重畳するこ
とによって戻り光の影響を解消し、安定したレーザ発振
を行っている。
【0005】また、特願平6-153217号公報にも同様のL
Dモジュールについて記載されている。同文献に開示さ
れているLDモジュールは、その構成を要約すれば下記
のとおりである。
Dモジュールについて記載されている。同文献に開示さ
れているLDモジュールは、その構成を要約すれば下記
のとおりである。
【0006】すなわち、LDモジュールは、板状のヒー
トシンクの一面にLDを実装し、他面に高周波重畳回路
や駆動回路が組み込まれたハイブリッドICを実装した
構造になっている。LDはTO型キャンパッケージ構造
であり、前記ヒートシンクに設けた貫通穴に嵌合固定さ
れ、リード端子は前記ハイブリッドICに接続されてい
る。また、ハイブリッドICは、ケースの一端から4本
の外部接続用ピン端子を突出させる構造となるととも
に、前記ヒートシンク(モジュール基板)にリベットで
固定されるカバーによってヒートシンクに固定されるよ
うになっている。
トシンクの一面にLDを実装し、他面に高周波重畳回路
や駆動回路が組み込まれたハイブリッドICを実装した
構造になっている。LDはTO型キャンパッケージ構造
であり、前記ヒートシンクに設けた貫通穴に嵌合固定さ
れ、リード端子は前記ハイブリッドICに接続されてい
る。また、ハイブリッドICは、ケースの一端から4本
の外部接続用ピン端子を突出させる構造となるととも
に、前記ヒートシンク(モジュール基板)にリベットで
固定されるカバーによってヒートシンクに固定されるよ
うになっている。
【0007】一方、本出願人においては、モジュール基
板に高周波重畳回路および駆動回路を組み込んだハイブ
リッドICを重ねて固定するとともに、TO形の半導体
レーザ装置を組み込み、さらに金属性のカバーで覆って
電磁遮蔽構造としたレーザダイオード・モジュールを提
案(特願平8-293537号公報)している。
板に高周波重畳回路および駆動回路を組み込んだハイブ
リッドICを重ねて固定するとともに、TO形の半導体
レーザ装置を組み込み、さらに金属性のカバーで覆って
電磁遮蔽構造としたレーザダイオード・モジュールを提
案(特願平8-293537号公報)している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】光磁気ディスクメモリ
システム用光源として使用されているレーザダイオード
・モジュールは、システム動作時の雑音(ノイズ)を抑
制するための高周波重畳回路が組み込まれている。
システム用光源として使用されているレーザダイオード
・モジュールは、システム動作時の雑音(ノイズ)を抑
制するための高周波重畳回路が組み込まれている。
【0009】この高周波重畳回路はシステム構築時にレ
ーザダイオードとは別に設定する場合もあるが、レーザ
ダイオード・モジュールとして、高周波重畳回路(ハイ
ブリッドIC)とレーザダイオードとの組み合わせによ
る複合製品とする場合もある。その場合、製品の組立構
造は窓ガラス付きパッケージに組み立てられたレーザダ
イオードを別部品の放熱板(ヒートシンク)に圧入等で
固定し、高周波重畳回路を別部品として取り付け、さら
に高周波重畳回路から発生する不要輻射を抑制のため製
品に金属性カバーで覆う構造になっている。
ーザダイオードとは別に設定する場合もあるが、レーザ
ダイオード・モジュールとして、高周波重畳回路(ハイ
ブリッドIC)とレーザダイオードとの組み合わせによ
る複合製品とする場合もある。その場合、製品の組立構
造は窓ガラス付きパッケージに組み立てられたレーザダ
イオードを別部品の放熱板(ヒートシンク)に圧入等で
固定し、高周波重畳回路を別部品として取り付け、さら
に高周波重畳回路から発生する不要輻射を抑制のため製
品に金属性カバーで覆う構造になっている。
【0010】しかし、このような従来のレーザダイオー
ド・モジュールは、モジュール基板に重なるハイブリッ
ドIC基板部分にTO形半導体レーザ装置のリードを挿
入する構造となり、半導体レーザ装置を形成する部品点
数が多い。
ド・モジュールは、モジュール基板に重なるハイブリッ
ドIC基板部分にTO形半導体レーザ装置のリードを挿
入する構造となり、半導体レーザ装置を形成する部品点
数が多い。
【0011】また、レーザダイオード・モジュールの実
装にあっては、モジュール基板を所定箇所に固定し、か
つハイブリッドIC基板から突出するリードを実装基板
の電極に電気的に接続する構成になっていることから、
実装部品点数が多いことと、実装がモジュール基板の固
定とリードの接続となり作業工数が多い。また、パッケ
ージ寸法が大きくなる。
装にあっては、モジュール基板を所定箇所に固定し、か
つハイブリッドIC基板から突出するリードを実装基板
の電極に電気的に接続する構成になっていることから、
実装部品点数が多いことと、実装がモジュール基板の固
定とリードの接続となり作業工数が多い。また、パッケ
ージ寸法が大きくなる。
【0012】本発明の目的は、部品点数の少ない高周波
重畳回路付きレーザダイオード・モジュールを提供する
ことにある。
重畳回路付きレーザダイオード・モジュールを提供する
ことにある。
【0013】本発明の他の目的は、実装が容易な高周波
重畳回路付きレーザダイオード・モジュールを提供する
ことにある。
重畳回路付きレーザダイオード・モジュールを提供する
ことにある。
【0014】本発明の前記ならびにそのほかの目的と新
規な特徴は、本明細書の記述および添付図面からあきら
かになるであろう。
規な特徴は、本明細書の記述および添付図面からあきら
かになるであろう。
【0015】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば、下
記のとおりである。
発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば、下
記のとおりである。
【0016】(1)レーザダイオードと、前記レーザダ
イオードを駆動する駆動回路と、前記レーザダイオード
の戻り光に起因する雑音を抑止する高周波重畳回路とを
単一の封止体に組み込んでなるレーザダイオード・モジ
ュールであって、前記封止体は前記駆動回路および高周
波重畳回路を組み込んだ封止本体と金属製の蓋体とから
なり、前記封止本体には貫通状態に埋め込まれたヒート
シンクを有し、前記ヒートシンクにはレーザダイオード
チップが固定され、前記蓋体には前記レーザダイオード
チップから出射されたレーザ光を封止体の外に案内する
光結合部品が取り付けられ、前記封止体の少なくとも下
面には表面実装用の電極層が設けられ、かつ前記蓋体は
グランドに接地される構造になっている。前記レーザダ
イオードチップの一端側にはミラーが配置され、前記レ
ーザダイオードチップから出射されたレーザ光を前記光
結合部品に案内する構造になっている。前記光結合部品
は前記蓋体に設けらた穴部分に取り付けられた透明ガラ
ス板で構成されている。
イオードを駆動する駆動回路と、前記レーザダイオード
の戻り光に起因する雑音を抑止する高周波重畳回路とを
単一の封止体に組み込んでなるレーザダイオード・モジ
ュールであって、前記封止体は前記駆動回路および高周
波重畳回路を組み込んだ封止本体と金属製の蓋体とから
なり、前記封止本体には貫通状態に埋め込まれたヒート
シンクを有し、前記ヒートシンクにはレーザダイオード
チップが固定され、前記蓋体には前記レーザダイオード
チップから出射されたレーザ光を封止体の外に案内する
光結合部品が取り付けられ、前記封止体の少なくとも下
面には表面実装用の電極層が設けられ、かつ前記蓋体は
グランドに接地される構造になっている。前記レーザダ
イオードチップの一端側にはミラーが配置され、前記レ
ーザダイオードチップから出射されたレーザ光を前記光
結合部品に案内する構造になっている。前記光結合部品
は前記蓋体に設けらた穴部分に取り付けられた透明ガラ
ス板で構成されている。
【0017】(2)前記手段(1)の構成において、前
記穴の周囲の蓋体部分にはリング状に屈曲形成した応力
緩和部が設けられている。
記穴の周囲の蓋体部分にはリング状に屈曲形成した応力
緩和部が設けられている。
【0018】(3)前記手段(1)の構成において、前
記穴部分は一段低くなっている。
記穴部分は一段低くなっている。
【0019】(4)前記手段(1)の構成において、前
記穴の下部の封止本体上には、前記穴を囲むような電磁
遮蔽板が設けられている。
記穴の下部の封止本体上には、前記穴を囲むような電磁
遮蔽板が設けられている。
【0020】(5)前記手段(1)の構成において、前
記封止本体の側壁に透明ガラス板等の光結合部品が配置
され、前記レーザダイオードチップから出射されたレー
ザ光は直接前記透明ガラス板に向かうように構成されて
いる。
記封止本体の側壁に透明ガラス板等の光結合部品が配置
され、前記レーザダイオードチップから出射されたレー
ザ光は直接前記透明ガラス板に向かうように構成されて
いる。
【0021】(6)前記手段(1)乃至(5)の構成に
おいて、前記封止本体の一辺を張り出させて、この張出
部分の上下面と側面に前記電極層を設けた構造になって
いる。
おいて、前記封止本体の一辺を張り出させて、この張出
部分の上下面と側面に前記電極層を設けた構造になって
いる。
【0022】前記(1)の手段によれば、(a)封止体
の蓋体に透明ガラス板を取り付け、レーザダイオードチ
ップは封止本体に設けたヒートシンクに直接固定した構
造になり、従来のようにTO形の半導体レーザ装置をモ
ジュール基板に取り付ける構成とは異なり、部品点数が
少なくなる。
の蓋体に透明ガラス板を取り付け、レーザダイオードチ
ップは封止本体に設けたヒートシンクに直接固定した構
造になり、従来のようにTO形の半導体レーザ装置をモ
ジュール基板に取り付ける構成とは異なり、部品点数が
少なくなる。
【0023】(b)レーザダイオード,駆動回路,高周
波重畳回路の電極は、封止体の下面に電極層として設け
られていることからこれらの電極層を実装基板に固定す
ることによって回路の接続とレーザダイオード・モジュ
ールの固定が同時に行える。
波重畳回路の電極は、封止体の下面に電極層として設け
られていることからこれらの電極層を実装基板に固定す
ることによって回路の接続とレーザダイオード・モジュ
ールの固定が同時に行える。
【0024】したがって、モジュール基板の固定により
レーザダイオード・モジュールを固定し、リードの実装
基板との接続によって回路の接続を図る従来の構造に比
較して、実装工数の低減が達成できる。
レーザダイオード・モジュールを固定し、リードの実装
基板との接続によって回路の接続を図る従来の構造に比
較して、実装工数の低減が達成できる。
【0025】(c)レーザダイオードチップの一端側に
はミラーが配置され、前記レーザダイオードチップから
出射されたレーザ光を前記蓋体の透明ガラス板に案内す
る構造になっていることから、封止体の薄型化が達成で
きる。
はミラーが配置され、前記レーザダイオードチップから
出射されたレーザ光を前記蓋体の透明ガラス板に案内す
る構造になっていることから、封止体の薄型化が達成で
きる。
【0026】(d)金属製の蓋体は封止本体全体を被
い、かつグランドに接地されることから、高周波重畳回
路から発振される不要輻射はシールドされ、レーザダイ
オード・モジュールを組み込んだシステムの電波雑音干
渉が防止できることになる。
い、かつグランドに接地されることから、高周波重畳回
路から発振される不要輻射はシールドされ、レーザダイ
オード・モジュールを組み込んだシステムの電波雑音干
渉が防止できることになる。
【0027】前記(2)の手段によれば、前記手段
(1)の構成による効果に加え、前記穴の周囲の蓋体部
分にはリング状に屈曲形成した応力緩和部が設けられて
いることから、透明ガラス板を支持する穴周囲部分が変
形し難くなり、透明ガラス板が傾いたり位置ずれを起こ
さなくなり、光結合効率の低下を引き起こさなくなる。
(1)の構成による効果に加え、前記穴の周囲の蓋体部
分にはリング状に屈曲形成した応力緩和部が設けられて
いることから、透明ガラス板を支持する穴周囲部分が変
形し難くなり、透明ガラス板が傾いたり位置ずれを起こ
さなくなり、光結合効率の低下を引き起こさなくなる。
【0028】前記(3)の手段によれば、前記手段
(1)の構成による効果に加え、前記穴部分は一段低く
なっていることから、高周波重畳回路から発振される不
要輻射が透明ガラス板部分から外方に漏れ難くなるとと
もに、外部からの電波の進入も起き難くなり、レーザダ
イオード・モジュールを組み込んだシステムの電波雑音
干渉が防止できることになる。
(1)の構成による効果に加え、前記穴部分は一段低く
なっていることから、高周波重畳回路から発振される不
要輻射が透明ガラス板部分から外方に漏れ難くなるとと
もに、外部からの電波の進入も起き難くなり、レーザダ
イオード・モジュールを組み込んだシステムの電波雑音
干渉が防止できることになる。
【0029】前記(4)の手段によれば、前記手段
(3)の構成による効果に加え、前記穴の下部の封止本
体上には、前記穴を囲むような電磁遮蔽板が設けられて
いることから、この電磁遮蔽板により不要輻射がカット
されるため、透明ガラス板部分から外方に不要輻射が漏
れ難くなるとともに、外部からの電波の進入も起き難く
なり、レーザダイオード・モジュールを組み込んだシス
テムの電波雑音干渉が防止できることになる。
(3)の構成による効果に加え、前記穴の下部の封止本
体上には、前記穴を囲むような電磁遮蔽板が設けられて
いることから、この電磁遮蔽板により不要輻射がカット
されるため、透明ガラス板部分から外方に不要輻射が漏
れ難くなるとともに、外部からの電波の進入も起き難く
なり、レーザダイオード・モジュールを組み込んだシス
テムの電波雑音干渉が防止できることになる。
【0030】前記(5)の手段によれば、前記手段
(1)の構成による効果に加え、前記封止本体の側壁に
光結合部品が配置され、前記レーザダイオードチップか
ら出射されたレーザ光は直接前記光結合部品に向かうよ
うに構成されているため、レーザ光を封止体の側方に発
光させることができる。また、この構造は封止体の薄型
化も可能となる。
(1)の構成による効果に加え、前記封止本体の側壁に
光結合部品が配置され、前記レーザダイオードチップか
ら出射されたレーザ光は直接前記光結合部品に向かうよ
うに構成されているため、レーザ光を封止体の側方に発
光させることができる。また、この構造は封止体の薄型
化も可能となる。
【0031】前記(6)の手段によれば、前記手段
(1)乃至手段(5)の構成による効果に加え、前記封
止本体の一辺を張り出させて、この張出部分の上下面と
側面に前記電極層を設けた構造になっていることから、
レーザダイオード・モジュールの実装において、表面実
装以外に張出部分をコネクタ等に差し込んで実装した
り、あるいはワイヤボンディング等による実装も可能に
なる。
(1)乃至手段(5)の構成による効果に加え、前記封
止本体の一辺を張り出させて、この張出部分の上下面と
側面に前記電極層を設けた構造になっていることから、
レーザダイオード・モジュールの実装において、表面実
装以外に張出部分をコネクタ等に差し込んで実装した
り、あるいはワイヤボンディング等による実装も可能に
なる。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。なお、発明の実施の形態を
説明するための全図において、同一機能を有するものは
同一符号を付け、その繰り返しの説明は省略する。
施の形態を詳細に説明する。なお、発明の実施の形態を
説明するための全図において、同一機能を有するものは
同一符号を付け、その繰り返しの説明は省略する。
【0033】(実施形態1)本実施形態1では光磁気デ
ィスクメモリシステム用光源としてのレーザダイオード
・モジュール、すなわち高周波重畳回路を組み込んだレ
ーザダイオード・モジュールについて説明する。
ィスクメモリシステム用光源としてのレーザダイオード
・モジュール、すなわち高周波重畳回路を組み込んだレ
ーザダイオード・モジュールについて説明する。
【0034】図1乃至図5は本発明の実施形態1のレー
ザダイオード・モジュールに係わる図である。
ザダイオード・モジュールに係わる図である。
【0035】図1および図2に示すように、本実施形態
1のレーザダイオード・モジュール1は、周囲に側壁2
を有する矩形板状の封止本体3と、この封止本体3の上
面にシームウエルドによって重ねて固定された金属製の
蓋体4とからなっている。
1のレーザダイオード・モジュール1は、周囲に側壁2
を有する矩形板状の封止本体3と、この封止本体3の上
面にシームウエルドによって重ねて固定された金属製の
蓋体4とからなっている。
【0036】また、前記蓋体4の中心部分には穴5が設
けられている。前記穴5は、図3に示すように、前記蓋
体4の内側に接合材8を介して固定される透明ガラス板
6によって気密的に塞がれている。たとえば、前記蓋体
4はコバールからなり、前記接合材8は低融点ガラスと
なっている。
けられている。前記穴5は、図3に示すように、前記蓋
体4の内側に接合材8を介して固定される透明ガラス板
6によって気密的に塞がれている。たとえば、前記蓋体
4はコバールからなり、前記接合材8は低融点ガラスと
なっている。
【0037】一方、前記封止本体3の略中央部分にはレ
ーザダイオードチップ7が固定されているとともに、こ
のレーザダイオードチップ7の一端側にはミラー10が
配置され、前記レーザダイオードチップ7の一端側から
出射したレーザ光11を反射させ、その上方に位置する
透明ガラス板6に向けて案内するようになっている。レ
ーザ光11は前記透明ガラス板6から封止本体3と蓋体
4とからなる封止体(パッケージ)12の外側に発光さ
れる。
ーザダイオードチップ7が固定されているとともに、こ
のレーザダイオードチップ7の一端側にはミラー10が
配置され、前記レーザダイオードチップ7の一端側から
出射したレーザ光11を反射させ、その上方に位置する
透明ガラス板6に向けて案内するようになっている。レ
ーザ光11は前記透明ガラス板6から封止本体3と蓋体
4とからなる封止体(パッケージ)12の外側に発光さ
れる。
【0038】また、前記封止本体3は、図1乃至図3に
示すように、積層構造のハイブリッドIC基板ともな
り、封止本体3の下面周縁側から側面下部に亘ってそれ
ぞれ電極(電極層)13が設けられている。これらの電
極13は、グランド(GND)電極層,レーザダイオー
ド(LD)に所定の電圧を印加するLD電極層,電源電
圧Vcc電極層である。
示すように、積層構造のハイブリッドIC基板ともな
り、封止本体3の下面周縁側から側面下部に亘ってそれ
ぞれ電極(電極層)13が設けられている。これらの電
極13は、グランド(GND)電極層,レーザダイオー
ド(LD)に所定の電圧を印加するLD電極層,電源電
圧Vcc電極層である。
【0039】本実施形態1では、前記封止本体3は側壁
2をも含み、3層の積層構造となり、必要箇所に配線1
7を有している。また、側壁2の上面には、銀ロウ付け
(図示せず)による矩形枠状のコバール等からなる厚さ
0.3mm程度の金属板25が取り付けられている。前
記蓋体4は前記金属板25との間でシームウエルドで気
密的に固定されている。
2をも含み、3層の積層構造となり、必要箇所に配線1
7を有している。また、側壁2の上面には、銀ロウ付け
(図示せず)による矩形枠状のコバール等からなる厚さ
0.3mm程度の金属板25が取り付けられている。前
記蓋体4は前記金属板25との間でシームウエルドで気
密的に固定されている。
【0040】前記蓋体4は封止本体3の側面の電極13
を介して封止本体3の下面の電極13に電気的に接続さ
れ、蓋体4によって電磁遮蔽を行える構造になってい
る。
を介して封止本体3の下面の電極13に電気的に接続さ
れ、蓋体4によって電磁遮蔽を行える構造になってい
る。
【0041】前記レーザダイオードチップ7は、図3に
示すように、サブマウント15を介して封止本体3に貫
通状態で埋め込まれたヒートシンク16に固定されてい
る。レーザダイオードチップ7やサブマウント15の固
定は、それぞれ所定の接合材20,21により固定され
る。また、ミラー10は特に限定はされないが、ヒート
シンク16に接合材22によって固定されている。前記
ヒートシンク16は熱伝導性の良好な金属板、たとえば
銅板で形成され、封止本体3にロウ付けで固定されてい
る。前記接合材20,21,22はたとえばPbSnが
使用される。
示すように、サブマウント15を介して封止本体3に貫
通状態で埋め込まれたヒートシンク16に固定されてい
る。レーザダイオードチップ7やサブマウント15の固
定は、それぞれ所定の接合材20,21により固定され
る。また、ミラー10は特に限定はされないが、ヒート
シンク16に接合材22によって固定されている。前記
ヒートシンク16は熱伝導性の良好な金属板、たとえば
銅板で形成され、封止本体3にロウ付けで固定されてい
る。前記接合材20,21,22はたとえばPbSnが
使用される。
【0042】前記サブマウント15は、熱伝導性の良好
なSiCやAlNによって形成されている。
なSiCやAlNによって形成されている。
【0043】また、前記サブマウント15はグランド
(GND)となっている。なお、図5ではヒートシンク
16は省略してあり、各電子部品と、これらの電子部品
を回路的に接続する配線17を主として示してある。
(GND)となっている。なお、図5ではヒートシンク
16は省略してあり、各電子部品と、これらの電子部品
を回路的に接続する配線17を主として示してある。
【0044】図1の斜線部分は所定の電子部品等を組み
込んだ配線領域14である。
込んだ配線領域14である。
【0045】ここで、本実施形態1のレーザダイオード
・モジュール1の等価回路(図4)と、電子部品の配線
領域14における搭載レイアウト(図5)について説明
する。
・モジュール1の等価回路(図4)と、電子部品の配線
領域14における搭載レイアウト(図5)について説明
する。
【0046】図4に示すように、レーザダイオード・モ
ジュール1はレーザダイオードチップ(レーザダイオー
ド)7を駆動する駆動回路と、発振を防止する高周波重
畳回路を有する回路構成になっている。すなわち、高周
波重畳を加える発振回路としてはトランジスタ(Q1)
一石のコルピッツ回路を組み込んである。
ジュール1はレーザダイオードチップ(レーザダイオー
ド)7を駆動する駆動回路と、発振を防止する高周波重
畳回路を有する回路構成になっている。すなわち、高周
波重畳を加える発振回路としてはトランジスタ(Q1)
一石のコルピッツ回路を組み込んである。
【0047】コルピッツ回路は、トランジスタのコレク
タCとエミッタE間およびエミッタとベースB間にそれ
ぞれ容量Cを組み込むとともに、コレクタとベース間に
コイルLを組み込む構造となっている。
タCとエミッタE間およびエミッタとベースB間にそれ
ぞれ容量Cを組み込むとともに、コレクタとベース間に
コイルLを組み込む構造となっている。
【0048】そこで、本実施形態1のレーザダイオード
・モジュール1では、図5に示すようにトランジスタ
(Q1)のコレクタCとエミッタE間にC1,C3を組
み込むとともに、エミッタEとベースB間に容量C2を
組み込み、かつコレクタCとベースB間にコイルL1を
組み込んでコルピッツ回路を構成している。
・モジュール1では、図5に示すようにトランジスタ
(Q1)のコレクタCとエミッタE間にC1,C3を組
み込むとともに、エミッタEとベースB間に容量C2を
組み込み、かつコレクタCとベースB間にコイルL1を
組み込んでコルピッツ回路を構成している。
【0049】また、外部端子はVcc, LD,GNDの3
端子となっている。C1〜C7はコンデンサ、R1〜R
3は抵抗、L1はインダクタである。容量や抵抗は、両
端にそれぞれ電極を有する面実装構造となり、たとえ
ば、長さ1.0mm幅および高さがそれぞれ0.5mm
のチップ部品となっている。
端子となっている。C1〜C7はコンデンサ、R1〜R
3は抵抗、L1はインダクタである。容量や抵抗は、両
端にそれぞれ電極を有する面実装構造となり、たとえ
ば、長さ1.0mm幅および高さがそれぞれ0.5mm
のチップ部品となっている。
【0050】配線17は、たとえばAg/PdやCu等
からなる導体ペーストによって形成される。
からなる導体ペーストによって形成される。
【0051】また、前記レーザダイオードチップ7の上
部の電極と、所定の配線17部分が導電性のワイヤ18
で接続されている。他の電子部品は半田リフローによっ
て表面実装で封止本体3に搭載されている。
部の電極と、所定の配線17部分が導電性のワイヤ18
で接続されている。他の電子部品は半田リフローによっ
て表面実装で封止本体3に搭載されている。
【0052】前記穴5は直径1.6mm程度であり、前
記封止本体3の上面と蓋体4との間隔は1mm前後であ
り、パッケージ12は薄い構造となっている。また、前
記ヒートシンク16は1.5mmである。また、封止本
体3の側面および下面に形成される電極(配線)は、た
とえばMo/MnにNi/Auをメッキした構造になっ
ている。
記封止本体3の上面と蓋体4との間隔は1mm前後であ
り、パッケージ12は薄い構造となっている。また、前
記ヒートシンク16は1.5mmである。また、封止本
体3の側面および下面に形成される電極(配線)は、た
とえばMo/MnにNi/Auをメッキした構造になっ
ている。
【0053】図4に示す回路においては、2端子(Vcc
,GND)間に適度のDC電圧(V CC)を加えると、電
源投入時の擾乱や熱による電流の不規則な振動を種と
し、このうちの容量CとコイルLで形成される共振回路
に選択された成分が増幅され、正帰還を繰り返して発振
を開始し継続する。この結果、レーザダイオード(L
D)には高周波が重畳され、レーザダイオードチップ7
から出射されるレーザ光11の発振はマルチモードとな
り、レーザ光11の戻り光による発振の乱れは発生し難
くなる。
,GND)間に適度のDC電圧(V CC)を加えると、電
源投入時の擾乱や熱による電流の不規則な振動を種と
し、このうちの容量CとコイルLで形成される共振回路
に選択された成分が増幅され、正帰還を繰り返して発振
を開始し継続する。この結果、レーザダイオード(L
D)には高周波が重畳され、レーザダイオードチップ7
から出射されるレーザ光11の発振はマルチモードとな
り、レーザ光11の戻り光による発振の乱れは発生し難
くなる。
【0054】本実施形態1のレーザダイオード・モジュ
ール1は、以下の効果を奏する。
ール1は、以下の効果を奏する。
【0055】(1)封止体12の蓋体4に透明ガラス板
6を取り付け、レーザダイオードチップ7は封止本体3
に設けたヒートシンク16に直接固定した構造になり、
従来のようにTO形の半導体レーザ装置をモジュール基
板に取り付ける構成とは異なり、部品点数が少なくな
る。この結果、材料費の低減が達成できるとともに、組
立工数の低減が可能になり、レーザダイオード・モジュ
ール1の製造コストの低減が達成できる。
6を取り付け、レーザダイオードチップ7は封止本体3
に設けたヒートシンク16に直接固定した構造になり、
従来のようにTO形の半導体レーザ装置をモジュール基
板に取り付ける構成とは異なり、部品点数が少なくな
る。この結果、材料費の低減が達成できるとともに、組
立工数の低減が可能になり、レーザダイオード・モジュ
ール1の製造コストの低減が達成できる。
【0056】(2)レーザダイオードチップ7,駆動回
路,高周波重畳回路の電極は、封止本体3の下面に電極
層13として設けられていることから、これらの電極層
13を実装基板に固定することによって回路の接続とレ
ーザダイオード・モジュールの固定が同時に行える。し
たがって、モジュール基板の固定によりレーザダイオー
ド・モジュールを固定し、リードの実装基板との接続に
よって回路の接続を図る従来の構造に比較して、実装工
数の低減が達成できる。
路,高周波重畳回路の電極は、封止本体3の下面に電極
層13として設けられていることから、これらの電極層
13を実装基板に固定することによって回路の接続とレ
ーザダイオード・モジュールの固定が同時に行える。し
たがって、モジュール基板の固定によりレーザダイオー
ド・モジュールを固定し、リードの実装基板との接続に
よって回路の接続を図る従来の構造に比較して、実装工
数の低減が達成できる。
【0057】(3)レーザダイオードチップ7の一端側
にはミラー10が配置され、前記レーザダイオードチッ
プ7から出射されたレーザ光11を前記蓋体4の透明ガ
ラス板6に案内する構造になっていることから、封止体
12の薄型化が達成できる。
にはミラー10が配置され、前記レーザダイオードチッ
プ7から出射されたレーザ光11を前記蓋体4の透明ガ
ラス板6に案内する構造になっていることから、封止体
12の薄型化が達成できる。
【0058】(4)金属製の蓋体4は封止本体3全体を
被い、かつグランドに接地されることから、高周波重畳
回路から発振される不要輻射はシールドされ、レーザダ
イオード・モジュール1を組み込んだシステムの電波雑
音干渉が防止できることになる。
被い、かつグランドに接地されることから、高周波重畳
回路から発振される不要輻射はシールドされ、レーザダ
イオード・モジュール1を組み込んだシステムの電波雑
音干渉が防止できることになる。
【0059】図6は本実施形態1の変形例である。この
例では、前記実施形態1の構成において、前記穴5の周
囲の蓋体部分にはリング状に屈曲形成した応力緩和部3
0が設けられている。応力緩和部30は、リング状に窪
ませた構造になっている。この結果、蓋体4の内面に接
合材8を介して透明ガラス板6を固定した際の熱によっ
ても穴5の縁部分の変形を防止できるため、固定された
透明ガラス板6の姿勢等が変化せず、安定したレーザ光
11の発光が達成できる。
例では、前記実施形態1の構成において、前記穴5の周
囲の蓋体部分にはリング状に屈曲形成した応力緩和部3
0が設けられている。応力緩和部30は、リング状に窪
ませた構造になっている。この結果、蓋体4の内面に接
合材8を介して透明ガラス板6を固定した際の熱によっ
ても穴5の縁部分の変形を防止できるため、固定された
透明ガラス板6の姿勢等が変化せず、安定したレーザ光
11の発光が達成できる。
【0060】(実施形態2)図7は本発明の実施形態2
であるレーザダイオード・モジュールに係わる図であ
る。本実施形態2は穴5部分の蓋体4を一段低くした構
造になっている。
であるレーザダイオード・モジュールに係わる図であ
る。本実施形態2は穴5部分の蓋体4を一段低くした構
造になっている。
【0061】一方、前記穴5の下部の封止本体3上に
は、前記穴5を囲むような電磁遮蔽板37が設けられて
いる。
は、前記穴5を囲むような電磁遮蔽板37が設けられて
いる。
【0062】本実施形態2のレーザダイオード・モジュ
ール1は、前記実施形態1による効果に加え下記の効果
を奏する。
ール1は、前記実施形態1による効果に加え下記の効果
を奏する。
【0063】穴5部分の蓋体4を一段低くした構造にな
っていることから、(1)蓋体4に接合材8を介して透
明ガラス板6を固定した場合、垂直壁35で支持される
ガラス板支持部36の封止本体3に対する平行性が維持
でき、良好なレーザ光11の発光が可能になる。
っていることから、(1)蓋体4に接合材8を介して透
明ガラス板6を固定した場合、垂直壁35で支持される
ガラス板支持部36の封止本体3に対する平行性が維持
でき、良好なレーザ光11の発光が可能になる。
【0064】(2)封止本体3の上面と穴5との間隔が
短くなり、封止本体3の上面部分に形成した高周波重畳
回路による不要輻射が穴5から外に漏れ難くなる。
短くなり、封止本体3の上面部分に形成した高周波重畳
回路による不要輻射が穴5から外に漏れ難くなる。
【0065】また、電磁遮蔽板37を設けることによっ
て、前記電磁遮蔽板37により不要輻射がカットされる
ため、透明ガラス板部分から外方に不要輻射が漏れ難く
なるとともに、外部からの電波の進入も起き難くなり、
レーザダイオード・モジュール1を組み込んだシステム
の電波雑音干渉が防止できることになる。
て、前記電磁遮蔽板37により不要輻射がカットされる
ため、透明ガラス板部分から外方に不要輻射が漏れ難く
なるとともに、外部からの電波の進入も起き難くなり、
レーザダイオード・モジュール1を組み込んだシステム
の電波雑音干渉が防止できることになる。
【0066】(実施形態3)図8および図9は本発明の
実施形態3であるレーザダイオード・モジュール1に係
わる図であり、図8はレーザダイオード・モジュール1
の斜視図、図9は封止本体3の上面の電子部品および配
線等を示すレイアウト図である。
実施形態3であるレーザダイオード・モジュール1に係
わる図であり、図8はレーザダイオード・モジュール1
の斜視図、図9は封止本体3の上面の電子部品および配
線等を示すレイアウト図である。
【0067】本実施形態3では、ミラー10を使用せ
ず、封止本体3の上面に平行に進むレーザ光11を封止
本体3の側壁2に設けた穴5から外部に発光させる構造
である。前記穴5は側壁2の内面に固定された透明ガラ
ス板6によって気密的に塞がれている。
ず、封止本体3の上面に平行に進むレーザ光11を封止
本体3の側壁2に設けた穴5から外部に発光させる構造
である。前記穴5は側壁2の内面に固定された透明ガラ
ス板6によって気密的に塞がれている。
【0068】本実施形態3によるレーザダイオード・モ
ジュール1は、前記実施形態1のレーザダイオード・モ
ジュール1が奏する効果に加えて、レーザ光11を封止
体12の側方に発光させることができる。また、この構
造は封止体12の内部にミラー10を配置する必要もな
く、封止体12の薄型化がより進められる。
ジュール1は、前記実施形態1のレーザダイオード・モ
ジュール1が奏する効果に加えて、レーザ光11を封止
体12の側方に発光させることができる。また、この構
造は封止体12の内部にミラー10を配置する必要もな
く、封止体12の薄型化がより進められる。
【0069】(実施形態4)図10は本発明の実施形態
4であるレーザダイオード・モジュール1を示す斜視図
である。
4であるレーザダイオード・モジュール1を示す斜視図
である。
【0070】本実施形態4は、封止本体3の一辺を張り
出させて、この張出部分40の上下面と側面に電極13
を設けた例である。
出させて、この張出部分40の上下面と側面に電極13
を設けた例である。
【0071】本実施形態4のレーザダイオード・モジュ
ール1は前記各実施形態が奏する効果に加え、前記封止
本体3の一辺を張り出させて、この張出部分の上下面と
側面に前記電極層13を設けた構造になっていることか
ら、レーザダイオード・モジュールの実装において、表
面実装以外に張出部分をコネクタ等に差し込んで実装し
たり、あるいはワイヤボンディング等による実装も可能
になる。
ール1は前記各実施形態が奏する効果に加え、前記封止
本体3の一辺を張り出させて、この張出部分の上下面と
側面に前記電極層13を設けた構造になっていることか
ら、レーザダイオード・モジュールの実装において、表
面実装以外に張出部分をコネクタ等に差し込んで実装し
たり、あるいはワイヤボンディング等による実装も可能
になる。
【0072】以上本発明者によってなされた発明を実施
形態に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施形
態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範
囲で種々変更可能であることはいうまでもない。たとえ
ば、光結合部品として光ファイバ等であってもよい。
形態に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施形
態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範
囲で種々変更可能であることはいうまでもない。たとえ
ば、光結合部品として光ファイバ等であってもよい。
【0073】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下
記のとおりである。
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下
記のとおりである。
【0074】(1)封止体の蓋体に透明ガラス板を取り
付け、レーザダイオードチップは封止本体に設けたヒー
トシンクに直接固定し、前記レーザダイオードチップか
ら出射したレーザ光をミラーで反射させて前記透明ガラ
ス板に向かわせる構造になり、従来のようにTO形の半
導体レーザ装置をモジュール基板に取り付ける構成とは
異なり、部品点数が少なくなる。この結果、材料費の低
減が達成できるとともに、組立工数の低減が可能にな
り、レーザダイオード・モジュールの製造コストの低減
が達成できる。
付け、レーザダイオードチップは封止本体に設けたヒー
トシンクに直接固定し、前記レーザダイオードチップか
ら出射したレーザ光をミラーで反射させて前記透明ガラ
ス板に向かわせる構造になり、従来のようにTO形の半
導体レーザ装置をモジュール基板に取り付ける構成とは
異なり、部品点数が少なくなる。この結果、材料費の低
減が達成できるとともに、組立工数の低減が可能にな
り、レーザダイオード・モジュールの製造コストの低減
が達成できる。
【0075】(2)レーザダイオードチップ,駆動回
路,高周波重畳回路の電極は、封止本体の下面に電極層
として設けられていることから、これらの電極層を実装
基板に固定することによって回路の接続とレーザダイオ
ード・モジュールの固定が同時に行える。したがって、
モジュール基板の固定によりレーザダイオード・モジュ
ールを固定し、リードの実装基板との接続によって回路
の接続を図る従来の構造に比較して、実装工数の低減が
達成できる。
路,高周波重畳回路の電極は、封止本体の下面に電極層
として設けられていることから、これらの電極層を実装
基板に固定することによって回路の接続とレーザダイオ
ード・モジュールの固定が同時に行える。したがって、
モジュール基板の固定によりレーザダイオード・モジュ
ールを固定し、リードの実装基板との接続によって回路
の接続を図る従来の構造に比較して、実装工数の低減が
達成できる。
【0076】(3)レーザダイオードチップの一端側に
はミラーが配置され、前記レーザダイオードチップから
出射されたレーザ光を前記蓋体の透明ガラス板に案内す
る構造になっていることから、従来のようにTO形の半
導体レーザ装置を組み込む構造に比較して封止体の薄型
化が達成できる。
はミラーが配置され、前記レーザダイオードチップから
出射されたレーザ光を前記蓋体の透明ガラス板に案内す
る構造になっていることから、従来のようにTO形の半
導体レーザ装置を組み込む構造に比較して封止体の薄型
化が達成できる。
【0077】(4)金属製の蓋体は封止本体全体を被
い、かつグランドに接地されることから、高周波重畳回
路から発振される不要輻射はシールドされ、レーザダイ
オード・モジュールを組み込んだシステムの電波雑音干
渉が防止できることになる。
い、かつグランドに接地されることから、高周波重畳回
路から発振される不要輻射はシールドされ、レーザダイ
オード・モジュールを組み込んだシステムの電波雑音干
渉が防止できることになる。
【図1】本発明の実施形態1であるレーザダイオード・
モジュールの分解斜視図である。
モジュールの分解斜視図である。
【図2】本実施形態1のレーザダイオード・モジュール
の斜視図である。
の斜視図である。
【図3】本実施形態1のレーザダイオード・モジュール
の一部を示す断面図である。
の一部を示す断面図である。
【図4】本実施形態1のレーザダイオード・モジュール
の等価回路図である。
の等価回路図である。
【図5】本実施形態1のレーザダイオード・モジュール
のハイブリッドIC基板に搭載された電子部品を示す模
式的平面図である。
のハイブリッドIC基板に搭載された電子部品を示す模
式的平面図である。
【図6】本実施形態1の変形例によるレーザダイオード
・モジュールの一部の断面図である。
・モジュールの一部の断面図である。
【図7】本発明の実施形態2であるレーザダイオード・
モジュールの一部の断面図である。
モジュールの一部の断面図である。
【図8】本発明の実施形態3であるレーザダイオード・
モジュールの斜視図である。
モジュールの斜視図である。
【図9】本実施形態3のレーザダイオード・モジュール
のハイブリッドIC基板に搭載された電子部品を示す模
式的平面図である。
のハイブリッドIC基板に搭載された電子部品を示す模
式的平面図である。
【図10】本発明の実施形態4であるレーザダイオード
・モジュールの斜視図である。
・モジュールの斜視図である。
1…レーザダイオード・モジュール、2…側壁、3…封
止本体、4…蓋体、5…穴、6…透明ガラス板、7…レ
ーザダイオードチップ、8…接合材、10…ミラー、1
1…レーザ光、12…封止体、13…電極層(電極)、
14…配線領域、15…サブマウント、16…ヒートシ
ンク、17…配線、18…ワイヤ、20,21,22…
接合材、25…金属板、30…応力緩和部、35…垂直
壁、36…ガラス板支持部、37…電磁遮蔽板、40…
張出部分。
止本体、4…蓋体、5…穴、6…透明ガラス板、7…レ
ーザダイオードチップ、8…接合材、10…ミラー、1
1…レーザ光、12…封止体、13…電極層(電極)、
14…配線領域、15…サブマウント、16…ヒートシ
ンク、17…配線、18…ワイヤ、20,21,22…
接合材、25…金属板、30…応力緩和部、35…垂直
壁、36…ガラス板支持部、37…電磁遮蔽板、40…
張出部分。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高橋 健夫 埼玉県入間郡毛呂山町大字旭台15番地 日 立東部セミコンダクタ株式会社内 (72)発明者 ▲吉▼田 政雄 東京都千代田区神田駿河台四丁目6番地 株式会社日立製作所内
Claims (8)
- 【請求項1】 レーザダイオードと、前記レーザダイオ
ードを駆動する駆動回路と、前記レーザダイオードの戻
り光に起因する雑音を抑止する高周波重畳回路とを単一
の封止体に組み込んでなるレーザダイオード・モジュー
ルであって、前記封止体は前記駆動回路および高周波重
畳回路を組み込んだ封止本体と金属製の蓋体とからな
り、前記封止本体には貫通状態に埋め込まれたヒートシ
ンクを有し、前記ヒートシンクにはレーザダイオードチ
ップが固定され、前記蓋体には前記レーザダイオードチ
ップから出射されたレーザ光を封止体の外に案内する光
結合部品が取り付けられ、前記封止体の少なくとも下面
には表面実装用の電極層が設けられ、かつ前記蓋体はグ
ランドに接地される構造になっていることを特徴とする
レーザダイオード・モジュール。 - 【請求項2】 前記レーザダイオードチップの一端側に
はミラーが配置され、前記レーザダイオードチップから
出射されたレーザ光を前記光結合部品に案内する構造に
なっていることを特徴とする請求項1に記載のレーザダ
イオード・モジュール。 - 【請求項3】 前記光結合部品は前記蓋体に設けらた穴
部分に取り付けられた透明ガラス板で構成されているこ
とを特徴とする請求項1または請求項2に記載のレーザ
ダイオード・モジュール。 - 【請求項4】 前記穴の周囲の蓋体部分にはリング状に
屈曲形成した応力緩和部が設けられていることを特徴と
する請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のレー
ザダイオード・モジュール。 - 【請求項5】 前記穴部分は一段低くなっていることを
特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載
のレーザダイオード・モジュール。 - 【請求項6】 前記穴の下部の封止本体上には、前記穴
を囲むような電磁遮蔽板が設けられていることを特徴と
する請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載のレー
ザダイオード・モジュール。 - 【請求項7】 前記封止本体の側壁に光結合部品が配置
され、前記レーザダイオードチップから出射されたレー
ザ光は直接前記光結合部品に向かうように構成されてい
ることを特徴とする請求項1に記載のレーザダイオード
・モジュール。 - 【請求項8】 前記封止本体の一辺を張り出させて、こ
の張出部分の上下面と側面に前記電極層を設けた構造に
なっていることを特徴とする請求項1乃至請求項7のい
ずれか1項に記載のレーザダイオード・モジュール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5865797A JPH10256648A (ja) | 1997-03-13 | 1997-03-13 | レーザダイオード・モジュール |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5865797A JPH10256648A (ja) | 1997-03-13 | 1997-03-13 | レーザダイオード・モジュール |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10256648A true JPH10256648A (ja) | 1998-09-25 |
Family
ID=13090672
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5865797A Pending JPH10256648A (ja) | 1997-03-13 | 1997-03-13 | レーザダイオード・モジュール |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10256648A (ja) |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100492534B1 (ko) * | 2002-11-29 | 2005-06-02 | 엘지전자 주식회사 | 광 발생기 모듈, 광 검출기 모듈, 그들을 결합한 광픽업장치 및 그들의 제조방법 |
JP2006032454A (ja) * | 2004-07-13 | 2006-02-02 | Nichia Chem Ind Ltd | 半導体レーザパッケージおよび半導体レーザパッケージの製造方法 |
JP2013509699A (ja) * | 2009-10-29 | 2013-03-14 | シーメンス アクチエンゲゼルシヤフト | 光学的センサのための光発信器および光受信器 |
JP2017139444A (ja) * | 2016-01-29 | 2017-08-10 | セイコーエプソン株式会社 | 光源装置、光源装置の製造方法およびプロジェクター |
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