JPH10256579A - 光電変換素子 - Google Patents

光電変換素子

Info

Publication number
JPH10256579A
JPH10256579A JP9059529A JP5952997A JPH10256579A JP H10256579 A JPH10256579 A JP H10256579A JP 9059529 A JP9059529 A JP 9059529A JP 5952997 A JP5952997 A JP 5952997A JP H10256579 A JPH10256579 A JP H10256579A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electrode
photoelectric conversion
semiconductor layer
conversion element
type semiconductor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP9059529A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3435304B2 (ja
Inventor
Shiyuuichi Uchikoga
修一 内古閑
Tomomasa Ueda
知正 上田
Yujiro Hara
雄二郎 原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP05952997A priority Critical patent/JP3435304B2/ja
Publication of JPH10256579A publication Critical patent/JPH10256579A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3435304B2 publication Critical patent/JP3435304B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/50Photovoltaic [PV] energy

Abstract

(57)【要約】 【課題】 光電変換効率を改善するとともにロール・ツ
ー・ロールで製造できる生産性の高い光電変換素子を提
供する。 【解決手段】 本発明の光電変換素子10は、導電性線
材料を第1の電極11とし、光電効果を起こすPIN接
合を有する半導体層12、13、14が第1の電極11
を被覆するように形成され、半導体層12、13、14
を被覆する透明導電性膜からなる第2の電極15を有す
る。したがって、光の収集角度が大きくなり、実質的に
光電変換効率が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光電変換素子に関
し、特に太陽電池に適した構造の光電変換素子に関す
る。また本発明は液晶表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】光エネルギーを電気的エネルギーに変換
する太陽電池は、クリーンなエネルギー源であること、
化石エネルギーの枯渇が心配されていることなどから新
しいエネルギーとして注目されている。
【0003】太陽電池の幅広い実用化を進めるために
は、発電に要するコストを低減することが大きな課題で
ある。すなわち、太陽電池を製造するためのコストと、
光電変換効率とのバランスが問題である。アモルファス
シリコン(a−Si)を用いた太陽電池は結晶質シリコ
ンを用いた場合に比べ、製造コストを著しく低減するこ
とが可能であるという特徴を有しており、しかも、大面
積で製造が可能である。このような製造コス卜、生産性
の面で利点を有することから、現在ではa−Siを用い
た太陽電池が汎用されている。しかしながら、a−Si
を用いた太陽電池の光電変換効率は、結晶質シリコンを
用いた太陽電池に比べ、約50%程度と低いという問題
があり、光電変換効率の向上が望まれている。
【0004】図11は典型的な太陽電池の構造を概略的
に示す図である。この太陽電池は、基板91上に順次、
第1の電極92、p型半導体層93、i型半導体層9
4、n型半導体層95及び第2の電極96を積層成膜し
たものである。基板91には、ガラスやプラスチック等
の可視光に対して透明な絶縁性基板が用いられる。第1
の電極92には可視光を透過可能な、例えばITO(Ι
ndiulm Tin Oxide)などを用いた導電
性透明材料が用いられる。p型半導体層93としては、
例えばa−Siからなる半導体層にホウ素をドープして
用い、またΝ型半導体95としては例えばa−Siから
なる半導体層にリンをドープして用いる。i型半導体層
14にはドーピングをしないa−Si半導体層などが用
いられる。
【0005】基板91方向から光が入射すると、この入
射光によってpin接合部にキャリアが励起され、第1
の電極92と第2の電極96との間に電位差が発生す
る。すなわち、光が入射すると、この入射光によってp
in接合部の価電子帯の電子は光エネルギーにより励起
する。電子を励起して禁止帯幅を越えるのに十分な光エ
ネルギーが与えられれば電子は伝導帯に上がり、電子−
正孔対が生じる。接合部付近では、電子や正孔などのキ
ャリアが相手方の領域に拡散して空乏層が生じており、
ここには空間電荷層ができている。光の照射により空乏
層中で生じた電子は空間電荷層による高い電界によりn
型領域にたまり、一方正孔はp型領域にたまり、したが
ってn型半導体層95とp型半導体層93との間に電位
差が発生する。
【0006】第1の電極92と第2の電極96との間に
生じる電位差を大きくするためには、入射光をいかに効
率よく接合部に収集できるかが問題となる。この観点か
ら考えると従来の太陽電池の構造は、平面的な接合面の
一方の側のみを用いて光の収集を行うものであり、光電
変換効率を低下させている大きな原因のひとつである。
【0007】一方、太陽電池は軽量な電源であることな
どから、多くの携帯用電子機器、情報端末など使用され
る。したがって、太陽電池の形状を多様に形成すること
は、適用製品の範囲を広げるためには重要な課題であ
る。太陽電池の軽量性、任意形状を実現するためにプラ
スチック基板を用いることがある。基板91として、プ
ラスチック基板などの弾性に富んだ材料を用いたとして
も、基板91の弾性の範囲でしか変形させることがで
ず、太陽電池の形状に任意性をもたせるためには問題が
ある。
【0008】また、プラスチック基板を用いる場合に
は、耐熱性が小さいため製造工程温度を低下させる必要
があり、半導体の膜質に悪影響を与えるだけでなく、製
造工程の自由度、生産性を低下させているという問題が
ある。また、半導体成膜プロセスだけでなく、透明導電
性膜の成膜温度に関しても制限を設ける必要がある。こ
のように、太陽電池の軽量性、任意形状を実現するため
には、製造工程温度を犠牲しなければならないという問
題がある。
【0009】さらに、大面積に製造可能であるというこ
とは、a−Siを用いた太陽電池の1つの特徴である
が、製造可能な面積はa−Siを成膜する成膜装置の大
きさに依存する。また、大面積を実現する上で重要なの
は、膜の均一性である。成膜装置が大型するに従って膜
の均一性を確保するのは困難となる。この意味から、太
陽電池の大面積化は成膜装置への依存性が高い。所望の
面積を得るためには、張り合わせを余儀なくされるが、
張り合わせによる抵抗成分が付け加わることにより、起
電力の損失が大きくなるという問題がある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような問
題点を解決するためになされたものである。すなわち、
本発明は光電変換効率の高い光電変換素子を提供するこ
とを目的とする。
【0011】また本発明は、軽量で多様な形状を取り得
る光電変換素子を提供することを目的とする。
【0012】さらに本発明は面積の大きな太陽電池を提
供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るために、本発明の光電変換素子は以下のような特徴を
有している。本発明の光電変換素子は、線状の導電性材
料からなる第1の電極と、光が照射されたとき内層と外
層との間に電位差を生じるように前記第1の電極を軸と
して同軸状に積層された半導体層と、この半導体層上の
前記第1の電極と対向する側に形成された第2の電極と
を具備したことを特徴とする。
【0014】また、本発明の光電変換素子の形態として
は、線状の導電性材料からなる第1の電極と、光が照射
されたとき内層と外層との間に電位差を生じるように第
1の電極を軸として同軸状に積層された複数の半導体層
からなるダイオードと、前記ダイオードの外層を構成す
る半導体層上に形成された第2の電極とを具備したもの
をあげることができる。
【0015】ここで、第1の電極は線状の導電性材料で
あればよく、その断面形状は円形に限ることなく、楕円
形、矩形など必要に応じて設計するようにすればよい。
また、この第1の電極上に同軸状に積層される半導体層
についても、断面形状は円形に限ることはない。
【0016】第2の電極は、透光性を有する導電性材料
により構成するようにしてもよい。透光性を有する導電
性材料としては例えばITO(Indium Tin
Oxide)などを用いるようにすればよい。また、第
2の電極は前記ダイオードの外層を構成する半導体層の
すべての部分を覆う必要はなく、半導体層に生じるキャ
リアが取り出せるならば、その一部を被覆するように形
成してもよい。この場合、第2の電極は透光性導電性材
料により構成するようにしてもよいし、例えばCu、A
l、W、Ta、Au、MoWなどの低抵抗で遮光性を有
する導電性材料により構成するようにしてもよい。
【0017】第2の電極を遮光性導電性材料により形成
する場合には、できるだけ多くの光がダイオードに入射
できるように、できるだけ被覆面積が少なくなるように
形成することが好適である。例えば、第2の電極は、ダ
イオードの外層を構成する半導体層上にスパイラル状に
形成するようにしてもよい。スパイラル状以外にも、例
えばメッシュ状に形成するようにしてもよい。
【0018】また、ダイオードを構成する最外層の半導
体層上、あるいは第2の電極上に反射損を低減するため
の酸化物薄膜などからなる反射防止膜を形成するように
してもよい。
【0019】ダイオードは、光が照射されたとき内層と
外層との間に電位差を生じるように、すなわち光起電力
効果を有するようなダイオードを、第1の電極を軸とし
て同軸状に積層して形成すればよい。例えば、pn接合
ダイオード、pin接合ダイオードなどを積層成膜する
ようにすればよい。例えばダイオードは、第1の電極を
被覆するように形成されたn型半導体層と、n型半導体
層を被覆するように形成された真性半導体層と、真性半
導体層を被覆するように形成されたp型半導体層とから
形成するようにしてもよい。このようなpin接合ダイ
オードは、例えばn型半導体層としてn型a−Siを、
真性半導体層としてa−Siを、そしてp型半導体層と
してはp型a−SiをプラズマCVD法などにより成
膜、積層するようにして形成することができる。この他
にも、例えば結晶質シリコンによりp(i)n接合を形
成するようにしてもよいし、また、GaAsやCdTe
などの化合物半導体によりp(i)n接合を形成するよ
うにしてもよい。
【0020】すなわち本発明は、導電性の線状材料の上
に、光起電力効果を生じるような膜を積層することに堆
積した光電変換素子である。
【0021】前述したように、a−Siを用いた太陽電
池などの光電変換素子の問題点は光電変換効率の向上で
ある。光電変換効率を改善する方法として、材料の光電
変換効率を改善する方法と、光電変換素子の構造を改善
する方法とがある。光電変換効率の改善という意味で
は、材料自身の性質に由来する光電変換効率の改良は本
質的であり、a−Siの物性に関して多くの研究がなさ
れてきているために、多くのことが理解されている。し
かし、物性的な理解が直接効率の良い材料を製造するこ
とには必ずしも直結するとは限らず、材料の光電変換効
率を改善していく方法は必ずしも効果的であるとは言え
ない。
【0022】光電変換素子の構造を変えることにより出
力電力を大きくすることができれば、光電変換効率を向
上させたことと同じであり、本発明は従来の材料を用い
ながら、実質的に光電変換効率を向上することができ
る。
【0023】さらに本発明の光電変換素子はケーブル状
である。したがって、その形状をよりフレキシブルに形
成することができる。また、ケーブル状の光電変換素子
を複数配列して平面状の光電変換面を形成することも可
能である。このように本発明のケーブル状光電変換素子
を複数配列して太陽電池を構成すれば、より大面積の太
陽電池を得ることができる。さらに、複数配列する光電
変換素子を直列に接続して太陽電池を構成することによ
り、より大きな起電力を得ることができる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下に本発明についてさらに詳細
に説明する。
【0025】(実施形態1)図1は本発明の光電変換素
子の構造を概略的に示す図であり、図2はこの光電変換
素子の断面構造を概略的に示す図である。第1の電極で
ある電極11を中心軸としてn型半導体12、i型半導
体13、p型半導体14が順次積層され、さらに第2の
電極である透明電極15が外周部に形成されている。こ
の光電変換素子10に光が照射されると、電極11と透
明電極15の間に電位差が生じる。電極11を線状材料
で形成することによって、太陽電池などに用いることが
できる光電変換素子10を線状(ケーブル状)に形成す
ることができる。
【0026】本発明の光電変換素子10の断面構造は例
えば図2に例示したように、電極11を中心として同心
円状に形成する必要はなく、楕円形状でもよく、さらに
不規則な閉曲線でもよい。電極11を中心軸として各々
の半導体膜が他の膜を被覆していればよい。
【0027】例えば、n型半導体12は電極11を被覆
するように形成されるが、このとき、電極11の中心に
対してn型半導体12を同心円状に形成する必要はな
い。同様に、i型半導体13がn型半導体12を被覆す
る場合も、p型半導体14がi型半導体13を被覆する
場合にも、電極11の中心に対して同心円状に形成する
必要はない。重要なのは、図1、図2に示すように、各
々の半導体膜が内層側の他の半導体膜、あるいは電極を
被覆することである。また、各半導体層、第2の電極層
の厚さは、必要に応じて成膜するようにすればよい。図
1の例では、n型半導体12の厚さは約10〜100n
m、i型半導体13の厚さは約0.1〜1μm、p型半
導体14の厚さは約10〜100nmであり、ITOか
らなる第2の電極15の厚さは約75nm〜1μmであ
る。
【0028】このような構成を有する本発明の光電変換
素子10は、受光面が全周にわたって形成されており、
光を効率的に収集することができ、第1の電極11と第
2の電極15との間に光電効果により電位差Vout が発
生することができる。図3は本発明の光電変換素子を太
陽電池に適用した例を示す図である。また第1に電極3
1を、本発明の光電変換素子を応用する製品の形状にあ
わせて所望の形状に加工することができる。図11で示
した従来型の太陽電池に比べ、第1の電極31の中心に
対して、360°にわたる広い角度からの入射光を利用
することが可能になり、実質的に光電変換効率を向上さ
せることができる。また本発明の光電変換素子は大面積
化を容易に行うことができるから、例えば第面積の太陽
電池などを容易に製造することができる。また、金属な
どの導体材料からなる線材の周囲に形成することができ
るから、よりフレキシブルに形成することができる。ま
た製造にあたっても、従来のガラスやプラスチック基板
上に半導体層を形成する場合に比べて、製造プロセスの
温度条件の制約が非常に小さくなり、生産性も向上する
ことができる。
【0029】(実施形態2)図4は本発明の光電変換素
子の構造の別の例を示す図である。図1、図2に例示し
た本発明の光電変換素子と同様に、第1の電極である電
極11を中心軸としてn型半導体層12、i型半導体層
13、p型半導体層14が順次積層されている。
【0030】図1に例示した本発明の光電変換素子は、
外周部を被覆する第2の電極15はITOなどの透明導
電性膜を成膜していたが、図4に例示した光電変換素子
では、線状の導電性材料をスパイラル状に巻き付けるこ
とにより第2の電極15bを形成している。
【0031】このような構成では、第2の電極15bと
して必ずしも透光性材料を用いる必要がなく、例えば不
透明な金属材料により第2の電極15bを形成してもよ
い。また、第2の電極15bを成膜プロセスを用いずに
形成することもできるから、生産性も大幅に向上し、光
電変換素子の製造コストを低減することができる。この
ことは、例えば太陽電池など、発電に要するコストの低
減が課題となっているときに特に効果的である。
【0032】(実施形態3)図5は本発明の光電変換素
子の構造の別の1例を概略的に示す断面図である。この
光電変換素子は、最外層の半導体層(ここではp型半導
体層14)とITOからなる第2の電極15との間に、
反射防止膜として薄いシリコン酸化膜16が形成されて
いる。このような反射防止膜16は、例えばプラズマC
VD法などにより、n型半導体層12、i型半導体層1
3、p型半導体層14と同様に成膜することができる、
また半導体層と連続的に成膜するようにしてもよい。
【0033】このような反射防止膜16を備えることに
より、いわゆる反射損を低減して、光電変換効率をさら
に高めることができる。
【0034】さらに反射防止膜16を、例えば図4に例
示した本発明の光電変換素子に適用すれば、例えばp型
半導体層14など外層の半導体層の保護膜としても機能
させることができる。図4に例示した構造では、半導体
層が第2の電極15により完全に被覆されていないの
で、アルカリなどの拡散によって光電変換素子に機能が
損なわれることを防止することができる。このような反
射防止膜16をシリコン窒化膜により形成すれば保護膜
としての性能はさらに向上し、例えば水分などの阻止能
をさらに向上することができる。 (実施形態4)図6は本発明の光電変換素子の構造のさ
らに別の1例を概略的に示す図である。この光電変換素
子は、第2の電極としてITOからなる透明電極15a
と金属材料からなるスパイラル状電極15bとを備えて
いる。
【0035】ITOは導電性材料ではあるが、通常の導
体配線などに用いられる金属材料と比べるとその抵抗は
若干高めである。したがってITOからなる透明電極1
5aと金属材料からなるスパイラル状電極15bとを組
み合わせた第2の電極を採用することにより、光電変換
素子の接合面への入射光の低減を最小限に抑制しなが
ら、半導体層外周部に形成される第2の電極の抵抗を小
さくすることができる。
【0036】このような光電変換素子は、例えばp型半
導体層14など外層の半導体層を形成したあとに、Cu
などの導体配線を巻き付けて、その上にITOを堆積す
るようにしてもよいし、p型半導体層14など外層の半
導体層上にさらにITOを成膜し、その上からCuなど
の導体配線をの巻き付けるようにしてもよい。
【0037】(実施形態5)次に、本発明の光電変換素
子の製造方法の例について説明する。図7は本発明の光
電変換素子の製造方法の例について説明するための図で
ある。
【0038】本発明の光電変換素子は、第1の電極11
となる線状の導電性材料を中心軸として、この周囲に複
数の半導体層をダイオードを構成するように積層成膜し
て形成する。
【0039】第1の電極11として用いる線状の導電性
材料は、例えば、低抵抗なCu、Al、W、Ta、Au
等を用いるようにすればよい。これらは1例であり、他
の金属材料、合金などを用いるようにしてもよい。ま
た、この時点で例えば太陽電池の形状など、本発明の光
電変換素子を適用する製品の形状に合わせて変形しても
よい。例えば太陽電池を大きく屈曲させた形状で使用し
たい場合には、この時点で所望の形状に整えておくよう
にすればよい(図7(a))。
【0040】次に、第1の電極11に対して、図1、図
2に例示したように、n型半導体層12、i型半導体層
13、p型半導体層14、透明導電性材料からなる第2
の電極15を順次積層して被覆してゆく(図7(b)〜
図7(e))。n型半導体12、i型半導体13、及び
p型半導体14としては、例えばa−Si(アモルファ
スシリコン)を基本とした半導体層を用いるようにして
もよい。a−Siを堆積する方法としては、例えばプラ
ズマ励起による化学気相堆積法(PECVD法)を用い
るようにしてもよい。そしてn型半導体層12としては
例えばリンをドープしたa−Si半導体層を用い、p型
半導体層14としては例えばホウ素をドープしたa−S
i半導体層を用いるようにすればよい。また、第2の電
極15としてはΙTOなどの可視光に対して透過性のあ
る透明導電性膜を用いるようにしてもよい。したがっ
て、従来の半導体、薄膜トランジスタなどの製造方法を
大きく変更することなく、本発明の光電変換素子を製造
することができる。また、本発明は従来のようにガラス
やプラスティックなどの基板上に半導体層を積層成膜す
る構成ではないから、製造プロセスの温度条件の制約が
非常に小さくなり、生産性を向上することができる。
【0041】(実施形態6)つぎに本発明の光電変換素
子を複数組み合わせて構成した太陽電池について説明す
る。
【0042】図8は上述した本発明の光電変換素子10
を単位要素として大面積化し、より大きな起電力が得ら
れるようにした太陽電池の構成を概略的に示す図であ
る。
【0043】光電変換素子10を複数本並べることで、
容易に大面積化を実現することができる。図4のように
束ねた場合、各光電変換素子の外周部に形成された第2
の電極15(透明電極)が相互に接続されることになる
ので並列接続になる。そこで、図8に示したような、本
発明の光電変換素子を複数本並列接続した構成のユニッ
ト20をさらに直列に接続することで、より大きな電位
差を発生させることができる。
【0044】図9はこのような構成を有する太陽電池の
構成を概略的に示す図である。光電変換素子10を複数
本並列接続したユニット20を、さらに複数個直列接続
して太陽電池を構成している。ユニットを構成する光電
変換素子10の第1の電極11は共通接続され、隣接す
るユニットの第2の電極と接続する。このような構造を
採用することにより容易に直列接続を実現でき、より大
きな出力Vout を得ることができる。
【0045】図9では光電変換素子4本により1個のユ
ニット20を構成し、このユニット20をさらに5個直
列接続した構成であるが、ユニット20を構成する光電
変換素子10の本数、太陽電池を構成するユニット20
の個数は必要に応じて定めるようにすればよい。例えば
同様の接続を繰り返すことにより、さらに大きな面積を
持つ太陽電池を構成することができる。太陽電池の面積
は図9に示すLとWの積で決定されるが、Lは図3の第
1の電極31の長さで決定し、Wは接続する光電変換素
子の数で決定される。このような太陽電池は、面積、形
状ともに所望のものを得ることができる。さらに、図9
に例示したような構成を透光性を有する導電性樹脂材料
などで固定するようにしてもよい。
【0046】図9に示すLは第1の電極31の長さに依
存するが、半導体層12乃至14、第2の電極15を成
膜する成膜膜置は長さLに制限されることはない。例え
ば、第1の電極11の長さLが成膜装置の長さに比べ大
きい場合には、ロール・ツー・ロールの成膜を行うよう
にすればよい。熱化学気相反応成膜(熱CVD法)を用
いれば、真空に関する配慮は不要であり、原理的には無
限長のLに対する成膜が連続的に行うことができる。ま
た、本発明では2次元的な成膜の均一性を気にする必要
がないから、大型成膜装置で問題となる成膜の均一性に
配慮する必要もない。したがって本発明では、光電変換
素子、太陽電池の要素をロール・ツー・ロールで作成す
ることができ、生産性を大きく向上することができる。
【0047】また図11に示したように、従来の技術で
は基板11として用いる材料によって製造工程の最高温
度が制限されていた。これに対して本発明では、第1の
電極11に金属線などの線状の導電性材料を採用するこ
とによって、従来のようにガラス基板、プラスチック基
板を使用する場合に比べて、製造工程の最高温度をより
自由に選択することができるから、膜質の向上を図るこ
とができると同時に、生産性も大きく向上する。
【0048】(実施形態7)実施形態6では、本発明の
光電変換素子を用いて大面積の太陽電池を構成した例に
ついて説明したが(図9参照)、これ以外にもケーブル
状であることを利用して応用することができる。
【0049】図10は本発明の光電変換素子を適用した
透過型液晶表示装置の断面構造を概略的に示す図であ
る。この液晶表示装置30は、画素電極31が形成され
たアレイ基板32と、対向電極33が形成された対向基
板34との間に液晶層35を挟持したものである。液晶
層35は画素電極31と対向電極33との間に形成され
る電界に応答して、その配向、層状態などが変化し、光
の透過率が制御される。一方アレイ基板32の背面には
バックライト36が配設されており、このバックライト
36からの光を液晶層35をライトバルブとして変調す
ることにより表示が行われる。したがって画素電極31
が形成されていない領域は表示に寄与してない。
【0050】そこで、表示に寄与しない、隣接する画素
電極31の隙間の部分に、本発明の太陽電池を配設す
る。具体的には、例えばアレイ基板の図示しない走査
線、信号線が形成された領域の背面に配設するようにす
ればよい。
【0051】このような液晶表示装置30では、表示に
寄与しない領域に照射される照射光を有効に用いて、発
電することができる。したがって、液晶表示装置の電源
消費を低減するとともに、使用時間の長い時間化、バッ
テリの小形化などを行うことができる。
【0052】光電変換素子は、画素電極と画素電極とを
間隔が許す限り、束ねて配設してより大きな起電力を得
るようにすればよい。また、光電変換素子の配設に起因
して表示画素内部の電界を乱さないため、また、アレイ
基板の製造工程を複雑化させないために、光電変換素子
はアレイ基板のバックライト側に設置することが好適で
ある。
【0053】(実施形態8)近年、ノート型のパーソナ
ルコンピュータや携帯表示端末などの表示素子としての
液晶表示装置(LCD)の研究開発が盛んに行われてい
る。ガラスの基板の上に非晶質シリコン(a−Si)膜
を用いた薄膜トランジスタ(TFT)からなるスイッチ
ング素子を形成したアクティブマトリクス型液晶表示装
置により、安価で大面積、高精細、高画質で低消費電力
なフラットパネルディスプレイが実現されているからで
ある。
【0054】この種の液晶表示装置は、透明絶縁性材料
からなるアレイ基板と、アレイ基板と平行に配置された
透明絶縁性材料からなる対向基板と、アレイ基板と対向
基板の間に挟持された液晶層とを備えており、液晶層に
電圧を加えて液晶分子の配向、相状態を変えることによ
り表示を行っている。アレイ基板の上にはTFTなどの
スイッチング素子がマトリクス状に形成されており、ス
イッチング素子には走査線、信号線及び画素電極が電気
的に接続されている。
【0055】従来のアクティブマトリックス型液晶表示
装置に関して、図12、図13、図14を用いて説明す
る。図12はアレイ基板の構成を概略的に示す図、図1
3は単位画素の平面構造を概略的に示す図、図14は単
位画素の断面構造を概略的に示す図である。
【0056】アレイ基板121上の表示領域122に
は、画素電極123と画素電位を制御する薄膜トランジ
スタ124が形成されている。薄膜トランジスタはゲー
ト電極125a、ソース電極126a、ドレイン電極1
26bからなる電界効果型トランジスタである。ゲート
電極125aを透明絶縁性材料からなるアレイ基板12
1上に形成した後、ゲート絶縁膜127、半導体層12
8を順次形成して薄膜トランジスタ124を構成する膜
を堆積する。表示領域122の外側には、アレイ基板1
21上の走査線125b及び信号線126bと接続配線
を介して接続する接続パッド130a、130bが形成
されている。また、アレイ基板121の周辺には樹脂フ
ィルムなどからなる周辺基板131が配置され、周辺基
板上には周辺回路32が配置され、異方性導電膜(An
isometric Conducting Film
またはAnisotropic Conductive
Film:ACF)を介してTape Automa
ted Bonding(TAB)により周辺基板13
1と接続パッド130a、130bとの間の電気的接続
が取られれている。
【0057】これに対し、上記の薄膜トランジスタを有
する液晶表示装置とは全く構造が異なる薄膜トランジス
タを有する液晶表示装置が提案されている。この薄膜ト
ランジスタは線状の導電性材料の上に半導体膜、絶縁膜
などを積層成膜したものである。
【0058】図15はこのようなケーブル状の薄膜トラ
ンジスタを備えた液晶表示装置のアレイ基板の構成を概
略的に示す図である。また図16、図17はこのような
ケーブル状の薄膜トランジスタの構造を概略的に示す図
である。図16は導体線の中心と平行な面での断面図、
図17はこの中心軸と直交する面での断面図である。
【0059】線状の導電性材料からなるゲート電極14
5aと、このゲート電極表面に形成されたゲート絶縁膜
147と、このゲート絶縁膜上に形成された半導体層1
48と、この半導体層上に離間して形成されたソース・
ドレイン電極146aとを有し、ゲート絶縁膜147、
半導体層148、ソース・ドレイン電極146aは、ゲ
ート電極をなす金属線材料145bの中心と同軸上に形
成されている。
【0060】このような薄膜トランジスタ144が形成
された金属線145bを、溝を設けたアレイ基板141
上に埋め込み、さらに画素電極143、信号線146b
をそれぞれ形成することによりアレイ基板を作成する。
金属線145bは表示領域142の外側まで延在して形
成されており、外側にある金属からなる第1の接続パッ
ド150aにおいて外周部と電気的接続がなされてい
る。
【0061】また、アレイ基板141の周辺には樹脂フ
ィルムなどからなる周辺基板151が配置され、周辺基
板上には周辺回路152が配置され、周辺回路152と
第2の接続パッド150bとの間は異方性導電膜(AC
F)を介してTABにより電気的接続が形成されてい
る。
【0062】この種の薄膜トランジスタは、使用する基
板とは独立したロールとして金属線上に作成できるため
に、基板の耐熱温度に制限されることがなく、高温プロ
セスにより良好な特性を得ることができる。従って、比
重が小さく、対衝撃性があるものの耐熱性が低い問題が
あったプラスチックなどを基板に用いることも可能とな
る。また、規定以上の薄膜トランジスタが不良となった
場合、図12のような従来の液晶表示装置では基板すべ
てを破棄する必要があるのに対し、この構造では薄膜ト
ランジスタを形成後に良好な特性を示す薄膜トランジス
タを選択して基板に組み台わせて表示装置を作成ことが
可能であり、生産性が高く、コストが低減されるという
メリットがある。
【0063】その一方で、図15のような金属線の上に
形成した薄膜トランジスタを有する液晶表示装置におい
ては、図12のような液晶表示装置に比べて接続パッド
を介しての電気的接続部分の数が増えるために、接続部
分での不良が増えることによる生産性の低下が発生する
という問題が生じる。
【0064】さらには、接続パッドの数が増えるため
に、表示領域の外周部の面積が大きくなるため、有効表
示面積の割合が小さくなる、という問題も生じる。
【0065】このように金属線の上に形成した薄膜トラ
ンジスタを有し、金属線は表示領域の外側まで延びてお
り、外側にある金属からなる第1の接続パッドにおいて
外周部の金属配線と電気的接続がなされており、さらに
第2の接続パッドにおいて外周部の金属配線と周辺回路
の電気的接続が取られているような液晶表示装置におい
ては、接続パッドを介しての電気的接続が増えるため
に、接続部分での不良が増えることによる生産性の低下
が発生するという問題や、接続パッドの数が増えるため
に、表示領域の外周部の面積が大きくなるため、有効表
示面積の割合が小さくなるという問題を解決することが
望まれている。
【0066】このような課題を解決するためには、例え
ば、絶縁性透明材料からなるアレイ基板と、このアレイ
基板に対向して配置され、対向する面に共通電極が形成
された対向基板と、前記アレイ基板および対向基板間に
介在して形成された液晶層とを具備する液晶表示装置に
おいて、前記アレイ基板の周辺領域に配置され、可視領
域の光を遮光するとともに前記アレイ基板よりも融点の
高い材料からなる周辺基板と、前記アレイ基板上から前
記周辺基板まで伸延して配設された、導電性材料からな
る線状配線とを具備するようにしてもよい。
【0067】また、前記線状の配線上には同軸上に薄膜
トランジスタが形成されており、この薄膜トランジスタ
を駆動するための駆動素子は前記周辺基板上に形成され
ており、前記線状の配線と前記駆動素子とは前記周辺基
板上に形成された導体薄膜配線を介して接続するように
してもよい。
【0068】例えば前記周辺基板はシリコンなどの半導
体材料から形成するようにしてもよい。
【0069】すなわち本発明の液晶表示装置は、絶縁性
透明材料からなるアレイ基板と、このアレイ基板に対向
して配置され対向する面に共通電極が形成された対向基
板と、前記アレイ基板および対向基板間に介在して形成
された液晶層とを具備する液晶表示装置において、前記
アレイ基板の周辺に配置され、このアレイ基板よりも融
点の高い材料からなる、可視領域の光を透過しない周辺
基板と、このアレイ基板上に配置され、この周辺基板ま
で伸延した、導電性材料からなる線状の配線とを具備し
ている。
【0070】このような問題点を解決するために本発明
の液晶表示装置は、絶縁性透明材料からなるアレイ基板
と、アレイ基板よりも融点の高い材料からなる、可視領
域の光を透過しない周辺基板を有し、アレイ基板上に配
置された導電性材料からなる線状の配線は周辺基板上ま
で延びており、周辺基板上の接続パッドによって周辺回
路と電気的接続がなされることにより、接続部の数を少
なくすることが可能である。
【0071】さらには、周辺基板として、シリコンなど
の半導体基板を用いることにより、半導体の微細加工工
程を用いた周辺回路を形成することが可能となる。上記
のような液晶表示装置においては、接続部の数を少なく
することができるために、接続部分での手良を抑えるこ
とができ、生産性が向上する。さらには、接続パッドの
数が減少するとともに、微細な周辺回路を形成すること
が可能となるために、表示領域の外周部の面積が小さく
なるため、有効表示面積の割合を大きくすることができ
る。
【0072】図18を用いて、このような液晶表示装置
の実施形態を説明する。
【0073】導電性の金属線105bとしては低抵抗な
Cu、Al、W、Τa、Αu線などを使用する。金属線
105b上に順次ゲート絶縁膜107、半導体層10
8、コンタクト層109とソース・ドレイン電極材料1
06aを金属線105bを覆うように形成する。ゲート
絶縁膜107としてはシリコン酸化膜、シリコン窒化膜
などを、半導体層108としてはa−Si:Η膜やポリ
シリコン膜などを用いればよい。
【0074】また、コンタクト層109としては例えば
P(リン)をドープしたa−Si:Hを用いればよい。
これらをエッチングすることにより、図19に示したよ
うな薄膜トランジスタ104を形成することができる。
【0075】上記のような方法で形成した薄膜トランジ
スタ104を複数個形成した金属線105bを溝付きの
アレイ基板101に行方向に埋め込む。この際、金属線
105b上の薄膜トランジスタ104の数は作成しよう
とする液晶表示装置の行方向の画素の数と等しく、また
画素電極103のピッチに適合するように等間隔で形成
されている必要がある。また、薄膜トランジスタ104
が等間隔に形成されている部分の外側は金属線105b
上に絶縁膜107や半導体層108、コンタクト層10
9が残らないようにエッチングしておく必要がある。埋
め込んだ薄膜トランジスタに表示用の画素電極103を
形成し、埋め込んだ金属線105bに対して列方向にソ
ース・ドレイン電極106aを形成し、アクティブマト
リクス型のアレイ基板101を形成する。金属線105
bはゲート電極の役割を果たし、薄膜トランジスタ10
4のオン・オフを制御する。そして、この薄膜トランジ
スタ104は、画素電極に電圧を印可するスイッチング
トランジスタの役割を果たす。ソース・ドレイン電極1
06aを形成する際に、同時に信号線106bと周辺回
路112を接続するための信号線側の接続パッド110
bを形成する。アレイ基板101の周辺に配固したSi
などの耐熱性の高い不透明な材料からなる周辺基板11
2の上にゲート線側の接続パッド110aを配置し、接
続パッド110a上において金属線105bと周辺回路
111との電気的接続を取る。周辺回路111と接続パ
ッド110aは同一工程によって形成することも可能で
ある。
【0076】
【発明の効果】以上説明したように、光が照射されたと
き内層と外層との間に電位差を生じるように線状の導電
性線材料を中心軸として同軸状に積層された複数の半導
体層を積層して光電変換素子を形成することにより、導
電性の線状材料に対して、光収集を360゜にすること
が可能になる。さらに、線状であるために任意の形状を
取ることができる。線状材料上に太陽電池を形成するた
めに光電変換素子、太陽電池のロール・ツー・ロールで
の製造を実現し、大面積を容易に実現することができ
る。
【0077】したがって、太陽電池をはじめとして、光
電変換素子の利用分野を大きく拡大することができる。
また、従来の光電変換素子と比べて集光可能な光の角度
が増加し、実質的に光電変換効率を向上することができ
る。
【0078】また、本発明の光電変換素子を複数並列配
置することによって大面積の光電変換素子を容易に得る
ことができる。また、直列接続することによってより大
きな起電力を得ることができる。
【0079】さらに本発明の光電変換素子は、従来のよ
うにガラスやプラスティックなどの基板上に半導体層を
積層成膜する構成ではないから、例えば製造プロセスの
最高温度を自由に設定できるなど、製造プロセスの温度
条件の制約が非常に小さくなり、生産性を向上すること
ができる。また、製造装置についても大型化する必要が
なく、ロール・ツー・ロールで製造することができる。
したがって製造コストを低減することができる。
【0080】また、上述したような構成を備えた液晶表
示装置によれば、金属配線と周辺回路の電気的接続部の
数を少なくすることができるために、接続部分での不良
を抑えることができ、生産性を向上することができる。
【0081】さらには、接続パッドの数が減少するとと
もに、微細な周辺回路を形成することが可能となるため
に、表示領域の外周部の面積が小さくなるため、有効表
示面積の割合を大きくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光電変換素子の構造の例を概略的に示
す図。
【図2】図1の光電変換素子の断面構造を概略的に示す
図。
【図3】本発明の光電変換素子を太陽電池に適用した例
を示す図。
【図4】本発明の光電変換素子の構造の別の例を概略的
に示す図。
【図5】本発明の光電変換素子の構造のさらに別の例を
概略的に示す断面図。
【図6】本発明の光電変換素子の構造のさらに別の例を
概略的に示す図。
【図7】本発明の光電変換素子の製造方法の例を説明す
るための図。
【図8】本発明の光電変換素子を用いた太陽電池の構成
の例を概略的に示す図。
【図9】本発明の光電変換素子を用いた太陽電池の構成
の別の例を概略的に示す図。
【図10】図10は本発明の光電変換素子を適用した透
過型液晶表示装置の断面構造を概略的に示す図。
【図11】従来の光電変換素子の構造を概略的に示す
図。
【図12】従来の液晶表示装置のアレイ基板の構成を概
略的に示す図、
【図13】従来の液晶表示装置の部分拡大図。
【図14】従来の液晶表示装置の薄膜トランジスタの断
面図。
【図15】従来の液晶表示装置の概略構成を示す図。
【図16】従来の液晶表示装置の薄膜トランジスタの断
面図。
【図17】従来の液晶表示装置の薄膜トランジスタの断
面図。
【図18】本発明の液晶表示装置の構成を概略的に示す
図。
【図19】本発明の液晶表示装置に適用される薄膜トラ
ンジスタの断面図。
【符号の説明】
11………第1の電極 12………n型半導体層 13………i型半導体層 14………p型半導体層 15………第2の電極 15b……第2の電極(スパイラル状) 16………反射防止膜 101、121、141………アレイ基板 102、122、142………表示領域 103、123、143………画素電極 104、124、144………薄膜トランジスタ 105a、125a、145a………ゲート電極 105b、125b、145b………ゲート配線 106a、126a、146a………ソース・ドレイン
電極 106b、126b、146b………信号線 107、127、147………ゲート絶縁膜 108、128、148………半導体層 109、129、149………コンタクト層 110a、130a、150a………第一の接続パッド 110b、130b、150b………第二の接続パッド 111、131、151………周辺基板 112、132、152………周辺回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 線状の導電性材料からなる第1の電極
    と、 光が照射されたとき内層と外層との間に電位差を生じる
    ように前記第1の電極を軸として同軸状に積層された半
    導体層と、 この半導体層上の前記第1の電極と対向する側に形成さ
    れた第2の電極とを具備したことを特徴とする光電変換
    素子。
JP05952997A 1997-03-13 1997-03-13 液晶表示装置 Expired - Fee Related JP3435304B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP05952997A JP3435304B2 (ja) 1997-03-13 1997-03-13 液晶表示装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP05952997A JP3435304B2 (ja) 1997-03-13 1997-03-13 液晶表示装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10256579A true JPH10256579A (ja) 1998-09-25
JP3435304B2 JP3435304B2 (ja) 2003-08-11

Family

ID=13115903

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP05952997A Expired - Fee Related JP3435304B2 (ja) 1997-03-13 1997-03-13 液晶表示装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3435304B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003094237A1 (fr) * 2002-05-02 2003-11-13 Ideal Star Inc. Element lineaire et procede de fabrication correspondant
WO2003094238A1 (en) * 2002-05-02 2003-11-13 Ideal Star Inc. Integrating device
WO2005050745A1 (ja) * 2003-11-20 2005-06-02 Ideal Star Inc. 柱状電気素子及びその製造方法
JP2010156962A (ja) * 2008-12-04 2010-07-15 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 表示装置及びその駆動方法並びにそれらを用いた電子機器

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6042876A (ja) * 1983-08-19 1985-03-07 Masahisa Muroki 布状太陽電池
JPS6084886A (ja) * 1983-10-14 1985-05-14 Sumitomo Electric Ind Ltd 線状非晶質太陽電池
JPS63232467A (ja) * 1987-01-13 1988-09-28 ヘルムート・ヘーグル 太陽電池
JPH04190323A (ja) * 1990-11-26 1992-07-08 Hitachi Ltd 太陽電池セル付液晶ディスプレイ
JPH06160889A (ja) * 1992-11-20 1994-06-07 Fujitsu Ltd 液晶表示装置
JPH07221335A (ja) * 1993-12-09 1995-08-18 Tonen Corp 太陽電池モジュール
JPH0894992A (ja) * 1994-09-22 1996-04-12 Casio Comput Co Ltd 液晶表示素子
JPH0968722A (ja) * 1995-08-30 1997-03-11 Nec Corp 液晶パネル
JPH09266315A (ja) * 1996-03-29 1997-10-07 Toshiba Corp 薄膜トランジスタ及び液晶表示装置

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6042876A (ja) * 1983-08-19 1985-03-07 Masahisa Muroki 布状太陽電池
JPS6084886A (ja) * 1983-10-14 1985-05-14 Sumitomo Electric Ind Ltd 線状非晶質太陽電池
JPS63232467A (ja) * 1987-01-13 1988-09-28 ヘルムート・ヘーグル 太陽電池
JPH04190323A (ja) * 1990-11-26 1992-07-08 Hitachi Ltd 太陽電池セル付液晶ディスプレイ
JPH06160889A (ja) * 1992-11-20 1994-06-07 Fujitsu Ltd 液晶表示装置
JPH07221335A (ja) * 1993-12-09 1995-08-18 Tonen Corp 太陽電池モジュール
JPH0894992A (ja) * 1994-09-22 1996-04-12 Casio Comput Co Ltd 液晶表示素子
JPH0968722A (ja) * 1995-08-30 1997-03-11 Nec Corp 液晶パネル
JPH09266315A (ja) * 1996-03-29 1997-10-07 Toshiba Corp 薄膜トランジスタ及び液晶表示装置

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8212240B2 (en) 2002-05-02 2012-07-03 Ideal Star Inc. Line element and method of manufacturing line element
JP5016190B2 (ja) * 2002-05-02 2012-09-05 株式会社イデアルスター 線状素子及びその製造方法
JP5181197B2 (ja) * 2002-05-02 2013-04-10 株式会社イデアルスター 集積装置
JPWO2003094237A1 (ja) * 2002-05-02 2005-09-08 株式会社イデアルスター 線状素子及びその製造方法
US7491613B2 (en) 2002-05-02 2009-02-17 Ideal Star Inc. Line element and method of manufacturing the line element
WO2003094237A1 (fr) * 2002-05-02 2003-11-13 Ideal Star Inc. Element lineaire et procede de fabrication correspondant
WO2003094238A1 (en) * 2002-05-02 2003-11-13 Ideal Star Inc. Integrating device
US7763912B2 (en) 2003-11-20 2010-07-27 Ideal Star Inc. Columnar electric device and production method thereof
JP2009099979A (ja) * 2003-11-20 2009-05-07 Ideal Star Inc 柱状電気素子及びその製造方法
US7495307B2 (en) 2003-11-20 2009-02-24 Ideal Star Inc. Columnar electric device
WO2005050745A1 (ja) * 2003-11-20 2005-06-02 Ideal Star Inc. 柱状電気素子及びその製造方法
JP2013093585A (ja) * 2003-11-20 2013-05-16 Ideal Star Inc 柱状電気素子及びその製造方法
JP2014170948A (ja) * 2003-11-20 2014-09-18 Ideal Star Inc 構造体及びその製造方法
JP2016139815A (ja) * 2003-11-20 2016-08-04 株式会社イデアルスター 構造体及びその製造方法
JP2010156962A (ja) * 2008-12-04 2010-07-15 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 表示装置及びその駆動方法並びにそれらを用いた電子機器

Also Published As

Publication number Publication date
JP3435304B2 (ja) 2003-08-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8436968B2 (en) Flat display device integrated with photovoltaic cell
US8194197B2 (en) Integrated display and photovoltaic element
CN101520584B (zh) 液晶显示面板、液晶显示装置及其制造方法
EP2053661B1 (en) Solar cell module
US20070102035A1 (en) Method and Structure for Integrated Solar Cell LCD Panel
US20090278121A1 (en) System for displaying images and fabrication method thereof
US6444296B1 (en) Constituent substrate for electronic equipment using wiring layer made of copper and transparent conductive layer made of composite oxide containing indium oxide and metal oxide as main components and electronic equipment using the same
TW201338102A (zh) 主動元件及主動元件陣列基板
CN102723344A (zh) 一种阵列基板及其制造方法和液晶显示器
TW201935722A (zh) 微型發光裝置
CN111739922B (zh) 一种显示面板及显示装置
JP2000019983A (ja) 画像表示装置
JPH11186573A (ja) 集積型薄膜光電変換装置の製造方法
JPH029176A (ja) 光電変換装置および半導体装置
CN101593781A (zh) 非线性太阳能电池模块
JP3435304B2 (ja) 液晶表示装置
JPH0261158B2 (ja)
TWM591259U (zh) 薄膜太陽能電池
KR20190143743A (ko) 태양전지 및 이의 제조방법
CN104020587A (zh) 一种阵列基板及其制作方法、以及显示装置
CN207424432U (zh) 一种液晶显示装置
JPS6357952B2 (ja)
JP2758741B2 (ja) 光電変換素子およびその製造方法
WO2024065111A1 (zh) 阵列基板及其制造方法、显示面板
JPH0610702Y2 (ja) 光起電力装置

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20030520

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees