JPH10256222A - ウェーハの枚葉アルカリエッチング装置 - Google Patents

ウェーハの枚葉アルカリエッチング装置

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JPH10256222A
JPH10256222A JP9055991A JP5599197A JPH10256222A JP H10256222 A JPH10256222 A JP H10256222A JP 9055991 A JP9055991 A JP 9055991A JP 5599197 A JP5599197 A JP 5599197A JP H10256222 A JPH10256222 A JP H10256222A
Authority
JP
Japan
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wafer
etching
wafers
screw
etching bath
Prior art date
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Pending
Application number
JP9055991A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Oishi
弘 大石
Keiichiro Asakawa
慶一郎 浅川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Super Silicon Crystal Research Institute Corp
Original Assignee
Super Silicon Crystal Research Institute Corp
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Publication date
Application filed by Super Silicon Crystal Research Institute Corp filed Critical Super Silicon Crystal Research Institute Corp
Priority to JP9055991A priority Critical patent/JPH10256222A/ja
Publication of JPH10256222A publication Critical patent/JPH10256222A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エッチング槽内でウェーハを連続的に移動さ
せながら、枚葉エッチングする。 【解決手段】 面内方向を垂直にして複数のウェーハ
6,6・・を収容する内容積をもつエッチング槽1に複
数本のスクリューローラ2〜5を浸漬する。スクリュー
ローラ2〜5は、ウェーハ6,6・・の周縁が差し込ま
れる複数の送りネジ8が長手方向に設けられている。エ
ッチングされるウェーハ6,6・・は、エッチング槽1
の一端に設けられた搬入機でエッチング槽に浸漬され、
スクリューローラ2〜5の回転によりエッチング槽1の
一端から他端にウェーハ6,6・・がピッチ送りされな
がらアルカリエッチングされ、他端に設けられた搬出機
でエッチング槽1から引き上げられる。 【効果】 エッチング処理が連続化されるため、従来の
バッチ方式に比較して処理能力が高い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シリコン等のウェーハ
を枚葉で効率よくアルカリエッチングする装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ウェーハのアルカリエッチングに際して
は、20〜100枚程度のウェーハを所定間隔で収容し
たバスケットを使用したバッチ方式が採用されている。
この方式では、ウェーハを収容したバスケットをアルカ
リエッチング液に浸漬し、所定時間経過した後、エッチ
ング液からバスケットを引き上げ、エッチングされたウ
ェーハをバスケットから取り出して次工程に搬送してい
る。バスケットを使用してエッチングするとき、多数の
ウェーハが均一条件下でエッチングされるため、エッチ
ング後の品質が一定化する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、バッチ方式で
は、バスケットに多数のウェーハを収納し、エッチング
後にバスケットから取り出す工程が必要となる。そのた
め、手数のかかる作業となる。また、ウェーハの大径化
に伴って、ウェーハを収容したバスケットがかなりの重
量物になり、運搬,取扱い,セッティング等にかかる負
担が大きくなることは勿論、エッチング装置及びその付
帯設備も大型化する。また、エッチング反応が拡散律速
の場合、バスケットの形状に起因して不均一にエッチン
グされる部分が生じ易い。不均一なエッチングはエッチ
ング液の撹拌により防止されるが、そのために専用の撹
拌機が必要になる。そこで、バスケットを使用したバッ
チ方式に替わるエッチング法として、枚葉式のアルカリ
エッチングが一部で見直されている。しかし、従来の枚
葉式アルカリエッチングでは、単位時間当りの処理枚数
が少ない。また、複数のウェーハをコンベア上に水平に
配列させ連続的に送りながらエッチングしようとする
と、装置の占有面積が大きくなり過ぎる欠点がある。た
とえば、30cm径のウェーハを10枚並べると、3m
以上の長さをもつエッチング槽が必要になる。本発明
は、このような問題を解消すべく案出されたものであ
り、エッチング槽内でウェーハを連続的に移動させる機
構を組み込むことにより、枚葉式アルカリエッチングで
あるにも関わらず処理能力を飛躍的に向上させ、大径化
する傾向にあるウェーハに適したアルカリエッチング装
置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の枚葉アルカリエ
ッチング装置は、その目的を達成するため、面内方向を
垂直にして複数のウェーハを収容する内容積をもつエッ
チング槽と、エッチング槽に浸漬された複数本のスクリ
ューローラと、スクリューローラの長手方向に設けら
れ、ウェーハの周縁が差し込まれる複数の送りネジとを
備え、スクリューローラの回転によりエッチング槽の一
端から他端にウェーハがピッチ送りされることを特徴と
する。エッチングされるウェーハは、エッチング槽の一
端に設けられた搬入機でエッチング槽に浸漬され、所定
のエッチング処理時間を経て、他端に設けられた搬出機
でエッチング槽から引き上げられる。ウェーハの下部近
傍を支持する一対のスクリューローラと、ウェーハの中
央部近傍を支持する一対のスクリューローラとをエッチ
ング槽に配置すると、エッチング中のウェーハが安定し
た位置関係でピッチ送りされる。また、各スクリューロ
ーラを同一方向に回転させると、エッチング槽内でピッ
チ送りされているウェーハに回転運動が与えられる。こ
の回転運動によりウェーハがエッチング液と均一に接触
し、不均一なエッチングが抑制される。このエッチング
装置は、たとえば取り代が30〜40μm程度の通常の
ウェーハエッチング,スライス直後の残留歪みを除去す
るために行われる取り代数μmのエッチング,レーザマ
ーキング後の溶融屑を除去するための取り代10μm程
度のエッチング等に使用される。
【0005】
【実施の形態】本発明に従った枚葉アルカリエッチング
装置は、たとえば図1に示すようにアルカリエッチング
液を収容したエッチング槽1に4本のスクリューローラ
2〜5を配置している。被処理材であるウェーハ6は、
面内方向を垂直にしてエッチング槽1内に収容される。
スクリューローラ2,3は、図2に示すように、収容さ
れるウェーハ6の下部を支持する位置に配置される。残
るスクリューローラ4,5は、ウェーハ5のほぼ中央部
を支持する位置に配置される。各スクリューローラ2〜
5は、図3に示すようにシャフト部7に送りネジ8を取
り付け或いは一体成形した構造をもっている。シャフト
部7はウェーハ6の周方向端面に対向し、隣接する送り
ネジ8,8の間にウェーハ6の周縁部が差し込まれる。
【0006】ウェーハ6を支持するスクリューローラ2
〜5を同一方向に回転させると、ウェーハ6は、矢印で
示す方向にピッチ送りされる。送り速度は、エッチング
槽1の端から端までウェーハ6が移動する間に所定のエ
ッチングが施されるように調節される。そこで、処理し
ようとするウェーハ6の収容枚数を考慮してエッチング
槽1の内容積を設定すると、多数のウェーハ6を枚葉ご
とにエッチングすることが可能になる。また、スクリュ
ーローラ2〜5に付けるネジ山8の個数も、エッチング
装置の処理能力に応じて適宜設定される。具体的には、
アルカリエッチング速度は一般的に2〜3μm/分であ
り、30〜40μmの必要取り代に対して10〜15分
の処理時間が必要となる。この処理時間が満足され、且
つ数十枚のウェーハ6,6・・が同時にアルカリエッチ
ング液に浸漬されるように、エッチング槽1の内法長さ
及びスクリューフィーダ2〜5に付けるネジ山8の個数
を設定する。なお、ネジ山8のピッチは、隣接するウェ
ーハ6,6の間隙が過度に狭くならないように6〜20
mmの範囲に定められる。
【0007】たとえば、ネジ山8のピッチを10mmに
設定した場合、25枚のウェーハ6,6・・を同時にア
ルカリエッチング液に浸漬するためには、エッチング槽
1の内法長さを280〜320mmの範囲に定める。ま
た、ウェーハ6,6・・の浸漬時間は、スクリューロー
ラ2〜5の回転速度、すなわちネジ山8によるピッチ送
り速度によっても調整できる。ウェーハ6は、たとえば
図4に示す搬入機9を使用して、エッチング槽1の一端
からエッチング液に浸漬される。搬入機9は、ウェーハ
6の主面に直角方向から近付くアーム10を備えてお
り、アーム10の下端近傍に下側ウェーハ押え11を固
着している。アーム10の途中にエアシリンダ12が設
けられており、ロッド13がバネ14を介してエアシリ
ンダ12に連結されている。ロッド13はリンク機構1
5に接続されており、リンク機構15の先端に上側ウェ
ーハ押え16が設けられている。下側ウェーハ押え11
は、図5に示すようにアーム10の二股状に分岐した下
端に2個取り付けられている。
【0008】ウェーハ6をウェーハ押え11と16との
間に挟み込むときには、先ずロッド13を押し下げてリ
ンク機構15を上方に傾動させ、ウェーハ押え16を開
く(図4右)。そして、2個の下側ウェーハ押え11,
11にウェーハ6の下縁を置き、ウェーハ6を垂直に保
持する。そして、エアシリンダ12を駆動させてロッド
13を上昇させると、上側ウェーハ押え16がリンク機
構15を介して下向きに傾動する。その結果、ウェーハ
6の上縁及び下縁がウェーハ押え16,11で挟持され
る(図4左)。この状態で図5に示すように、エッチン
グ槽1内に配置されているスクリューローラ2〜5の所
定の溝にウェーハ6を差し込み、エッチング槽1に浸漬
する。この方式によるとき、バネ14の伸縮力でウェー
ハ6に加わる衝撃が緩和されるので、ウェーハ6の損傷
が防止される。ウェーハ押え11,16としては、耐薬
品性に優れ比較的軟質なフッ素樹脂等を使用することが
好ましい。なお、ウェーハ6の浸漬に際しては、バネ1
4がエッチング液に浸漬されないようにアーム10の長
さ及びバネ14の配置位置を選定する。
【0009】浸漬されたウェーハ6は、回転しながら、
面に対してほぼ直角の方向に沿ってエッチング槽1内を
搬送される。そのため、バッチ処理にありがちなバスケ
ット跡やエッチングムラのない処理が可能になる。ま
た、ウェーハ6,6・・の隣接間隔を比較的狭く設定で
きるため、同時処理できるウェーハ6,6・・の枚数も
多くすることができる。スクリューローラ2〜5により
エッチング槽1の一端から他端までピッチ送りされる過
程で、所定のエッチング処理がウェーハ6に施される。
エッチング槽1の他端に至ったウェーハ6は、図5に示
す搬出機でエッチング槽1から引き上げられる。搬出機
には、搬入機とほぼ同じ構造をもつものが使用され、エ
ッチング槽1からウェーハ6を引き上げた後、ウェーハ
押え11,16を開くことにより搬出機からウェーハ6
を取り外し、次工程に搬送する。このようにしてウェー
ハ6,6・・をアルカリエッチングするとき、枚葉処理
であるにも拘らず、多数のウェーハ6,6・・を連続的
にエッチングできるため、ハンドリング機器の大型化を
招くことなく、処理能力が飛躍的に向上する。しかも、
エッチング槽1は、ウェーハ6,6・・を直径よりも若
干大きい程度の内容積をもっていれば十分であり、大径
化の傾向が強いウェーハのエッチング処理に好適であ
る。
【0010】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明のアルカ
リエッチング装置は、エッチング槽に配置した複数のス
クリューローラにより、面内方向を垂直に維持された複
数のウェーハをエッチング槽の一端から他端に移動させ
ながらエッチングしている。そのため、枚葉エッチング
であるにも拘らず処理能力が極めて高く、また大径化の
傾向が強いウェーハに対しても十分対応できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に従った枚葉アルカリエッチング装置
の概略斜視図
【図2】 エッチング槽内に配置されるスクリューロー
【図3】 スクリューローラで支持されているウェーハ
【図4】 エッチング槽の入側に配置される搬入機の側
面図
【図5】 搬入機の正面図
【符号の説明】
1:エッチング槽 2〜5:スクリューローラ
6:ウェーハ 7:シャフト部 8:送りネジ 9:搬入機
10:アーム 11:下側ウェーハ押え 12:エアシリンダ 1
3:ロッド 14:バネ 15:リンク機構 1
6:上側ウェーハ押え

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 面内方向を垂直にして複数のウェーハを
    収容する内容積をもつエッチング槽と、エッチング槽に
    浸漬された複数本のスクリューローラと、スクリューロ
    ーラの長手方向に設けられ、ウェーハの周縁が差し込ま
    れる複数の送りネジとを備え、スクリューローラの回転
    によりエッチング槽の一端から他端にウェーハがピッチ
    送りされるウェーハの枚葉アルカリエッチング装置。
  2. 【請求項2】 エッチング槽の一端に搬入機が設けら
    れ、他端に搬出機が設けられている請求項1記載のウェ
    ーハの枚葉アルカリエッチング装置。
  3. 【請求項3】 ウェーハの下部近傍を支持する一対のス
    クリューローラと、ウェーハの中央部近傍を支持する一
    対のスクリューローラとを備えている請求項1記載のウ
    ェーハの枚葉アルカリエッチング装置。
JP9055991A 1997-03-11 1997-03-11 ウェーハの枚葉アルカリエッチング装置 Pending JPH10256222A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101052821B1 (ko) * 2009-02-18 2011-07-29 세메스 주식회사 기판 처리 장치 및 그 방법
CN107955972A (zh) * 2017-10-17 2018-04-24 中锗科技有限公司 旋转锗片/硅片碱腐蚀工艺及其专用设备

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