JPH10255362A - ディスク装置 - Google Patents

ディスク装置

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Publication number
JPH10255362A
JPH10255362A JP9058045A JP5804597A JPH10255362A JP H10255362 A JPH10255362 A JP H10255362A JP 9058045 A JP9058045 A JP 9058045A JP 5804597 A JP5804597 A JP 5804597A JP H10255362 A JPH10255362 A JP H10255362A
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JP
Japan
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chucking
disk
eccentricity
center
state
Prior art date
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Pending
Application number
JP9058045A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeaki Wachi
滋明 和智
Eiichi Hirata
栄一 平田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP9058045A priority Critical patent/JPH10255362A/ja
Publication of JPH10255362A publication Critical patent/JPH10255362A/ja
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  • Rotational Drive Of Disk (AREA)
  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)
  • Holding Or Fastening Of Disk On Rotational Shaft (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】記録再生時における偏心量を低減する。 【解決手段】仮のチャッキング状態よりチャッキングプ
レートを0、π/2、π、−π/2だけ回転させた状態
における偏心量Aa,Aa(π/2),Aa(π),Aa(-π
/2)を求め(ST1〜ST5)、それらを使用してチャッキン
グプレートの中心とスピンドルモータの回転軸中心との
ずれAcとディスクのセンターホールの中心とトラック
中心とのずれAmを求め、さらにAc,Amの位相差を
求める(ST7)。そして、仮のチャッキング状態よりチ
ャッキングプレートを180゜−θだけ回転させ、すれ
Acの方向がずれAmの方向と反対となる状態でディス
クをチャッキングプレート上に最終的にチャッキングす
る(ST8)。ずれAcの方向とずれAmの方向とが反対
方向となるため、ずれAcによる偏心とずれAcによる
偏心とが打ち消し合う関係となり、記録再生時における
偏心量が軽減される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ディスク状記録
媒体をスピンドルモータで回転駆動されるチャッキング
プレート上にチャッキング部材を使用してチャッキング
して記録再生を行うディスク装置に関する。詳しくは、
チャッキングプレートの中心とスピンドルモータの回転
軸中心とのずれの方向がディスク状記録媒体のセンター
ホールの中心とトラック中心とのずれの方向と反対とな
るようにディスク状記録媒体をチャッキングすることに
よって、記録再生時における偏心量を低減しようとした
ディスク装置に係るものである。
【0002】
【従来の技術】通常、WORM(Write Once Read Many
type)ディスク等のディスク状記録媒体はスピンドル
モータで回転駆動されるチャッキングプレート上にチャ
ッキング部材を使用してチャッキングされ、その状態で
ディスク状記録媒体に対して記録再生が行われる。この
場合、ディスク状記録媒体のセンターホールの中心とト
ラック中心とのずれ等があると偏心が生じる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】記録再生時における偏
心量が大きくなると、以下のような問題が生じる。すな
わち、偏心量が一定値以上であると、トラッキングサー
ボが良好に行われなくなり、トラッキングがはずれる。
また、トラッキングアクチュエータが広範囲に振られる
ため、消費電力が増加する。
【0004】そこで、この発明では、記録再生時におけ
る偏心量を低減し得るディスク装置を提供することを目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明に係るディスク
装置は、チャッキングプレートと、このチャッキングプ
レートを回転駆動するスピンドルモータと、チャッキン
グプレートに対向して配され、このチャッキングプレー
ト上にディスク状記録媒体をチャッキングするためのチ
ャッキング部材と、チャッキングプレートを任意の回転
位置を基点として順次π/2ラジアンずつ回転させてデ
ィスク状記録媒体をチャッキングした第1〜第4のチャ
ッキング状態で偏心量を測定する偏心量測定手段と、こ
の第1〜第4のチャッキング状態で測定された偏心量を
使用してチャッキングプレートの中心とスピンドルモー
タの回転軸中心とのずれである第1のずれとディスク状
記録媒体のセンターホールの中心とトラック中心とのず
れである第2のずれとを求め、さらにこれら第1および
第2のずれを使用して第1および第2のずれの位相差を
求める演算手段と、この第1および第2のずれの位相差
に基づいてチャッキングプレートを回転させて第1のず
れの方向と第2のずれの方向とが反対方向となる状態で
ディスク状記録媒体をチャッキングプレート上にチャッ
キングするチャッキング制御手段とを備えるものであ
る。
【0006】この発明においては、ディスク状記録媒体
に対してチャッキングプレートが任意の回転位置を基点
として0ラジアン、π/2ラジアン、πラジアン、−π
/2ラジアンだけ回転された状態でディスク状記録媒体
がチャッキングされる。そして、この第1〜第4のチャ
ッキング状態でそれぞれ偏心量が測定される。この偏心
量の測定は、例えばトラッキングサーボをかけない状態
でのトラッキングエラー信号を使用して測定される。
【0007】この第1〜第4のチャッキング状態で測定
された偏心量を使用してチャッキングプレートの中心と
スピンドルモータの回転軸中心とのずれである第1のず
れとディスク状記録媒体のセンターホールの中心とトラ
ック中心とのずれである第2のずれとが演算で求めら
れ、さらに第1および第2のずれを使用して第1および
第2のずれの位相差が求められる。そして、この位相差
に基づいてチャッキングプレートが回転されて第1のず
れの方向と第2のずれの方向とが反対方向となる状態で
ディスク状記録媒体がチャッキングプレート上に最終的
にチャッキングされる。この場合、位相差がθであると
き、チャッキングプレートは基点より180゜−θだけ
回転される。
【0008】このようにディスク状記録媒体がチャッキ
ングプレート上に最終的にチャッキングされた状態で
は、第1のずれの方向と第2のずれの方向とが反対方向
となる。そのため、第1のずれによる偏心と第2のずれ
による偏心とが打ち消し合う関係となり、記録再生時に
おける偏心量が軽減されることとなる。
【0009】また、この発明に係るディスク装置は、チ
ャッキングプレートと、このチャッキングプレートの中
心と回転軸中心とが第1のずれだけずれた状態でチャッ
キングプレートを回転駆動するスピンドルモータと、チ
ャッキングプレートに対向して配され、このチャッキン
グプレート上にディスク状記録媒体をチャッキングする
ためのチャッキング部材と、このディスク状記録媒体に
対してチャッキングプレートを任意の回転位置を基点と
して順次πラジアンずつ回転させてディスク状記録媒体
をチャッキングした第1および第2のチャッキング状態
で偏心量を測定する偏心量測定手段と、この第1および
第2のチャッキング状態で測定された偏心量と上記第1
のずれとを使用してディスク状記録媒体のセンターホー
ルの中心とトラック中心とのずれである第2のずれを求
め、さらにこれら第1および第2のずれを使用して第1
および第2のずれの位相差を求める演算手段と、この第
1および第2のずれの位相差に基づいてチャッキングプ
レートを回転させて第1のずれの方向と第2のずれの方
向とが反対方向となる状態でディスク状記録媒体をチャ
ッキングプレート上にチャッキングするチャッキング制
御手段とを備えるものである。
【0010】この発明においては、ディスク状記録媒体
に対してチャッキングプレートが任意の回転位置を基点
として0ラジアン、πラジアンだけ回転された状態でデ
ィスク状記録媒体がチャッキングプレート上にチャッキ
ングされる。そして、この第1および第2のチャッキン
グ状態でそれぞれ偏心量が測定される。この偏心量の測
定は、例えばトラッキングサーボをかけない状態でのト
ラッキングエラー信号を使用して測定される。
【0011】この第1および第2のチャッキング状態で
測定された偏心量を使用してディスク状記録媒体のセン
ターホールの中心とトラック中心とのずれである第2の
ずれとが演算で求められ、さらに既知の第1のずれおよ
び第2のずれを使用して第1および第2のずれの位相差
が求められる。そして、この位相差に基づいてチャッキ
ングプレートが回転されて第1のずれの方向と第2のず
れの方向とが反対方向となる状態でディスク状記録媒体
がチャッキングプレート上に最終的にチャッキングされ
る。この場合、位相差がθであるとき、チャッキングプ
レートは基点より180゜−θだけ回転される。
【0012】このようにディスク状記録媒体がチャッキ
ングプレート上に最終的にチャッキングされた状態で
は、第1のずれの方向と第2のずれの方向とが反対方向
となる。そのため、第1のずれによる偏心と第2のずれ
による偏心とが打ち消し合う関係となり、記録再生時に
おける偏心量が軽減されることとなる。この場合、第1
のずれが第2のずれの最大値の1/2に設定されると
き、記録再生時における偏心量は第2のずれの最大値の
1/2以下となる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、この
発明の実施の形態について説明する。図1は、実施の形
態としてのWORMディスク装置10の構成を示してい
る。
【0014】このディスク装置10は、WORMディス
ク11を載置するためのチャッキングプレート(ターテ
ーブル)12と、このチャッキングプレート12を回転
させるためのスピンドルモータ13と、チャッキングプ
レート12上にディスク11をチャッキングするため
に、そのチャッキングプレート12に対向して配されて
いるチャッキング部材14と、半導体レーザ、対物レン
ズ、光検出器等から構成される光学ヘッド15とを有し
ている。
【0015】ディスク11は、図2に示すようなディス
クカートリッジ100の形式でディスク装置10内にロ
ーディングされる。ディスクカートリッジ100は、扁
平な薄型の箱状をしたカートリッジ筐体101に、WO
RMディスク11が回転自在に収容された構成とされて
いる。カートリッジ筐体101の下面部には、中央部に
円形のチャッキングプレート挿入窓102が形成される
と共に、前面側に光学ヘッド挿入窓103が形成され、
一方カートリッジ筐体101の上面部には、図示せずも
中央部に円形のチャッキング部材挿入窓が形成されてい
る。
【0016】そして、ディスクカートリッジ100は、
これらチャッキングプレート挿入窓102、光学ヘッド
挿入窓103およびチャッキング部材挿入窓を開閉する
ためのスライドシャッタ104を備えている。このスラ
イドシャッタ104は、ねじりコイルスプリング(図示
せず)等を使用し常時閉蓋方向に付勢されている。その
ため、ディスクカートリッジ100がディスク装置10
にローディングされる前にあっては、上述した各挿入窓
がスライドシャッタ104によって覆われた状態に置か
れる。一方、ディスクカートリッジ100がディスク装
置10にローディングされたときは、図示しないシャッ
ター開放機構によってスライドシャッタ104が開か
れ、上述した各挿入窓からディスク11が外部に臨む状
態となる。
【0017】図1に戻って、ディスク装置10は、ディ
スクカートリッジ100がディスク装置10にローディ
ングされた状態で、チャッキングプレート12およびチ
ャッキング部材14を移動させて、ディスク11をチャ
ッキングプレート12上にチャッキングしたり、そのチ
ャッキングを解除するためのチャッキング機構17と、
このチャッキング機構17を構成する後述するカムギヤ
を回転させるためのチャッキングモータ18と、このモ
ータ18を駆動するためのモータドライバ19とを有し
ている。モータドライバ19の動作は、後述するサーボ
コントローラによって制御される。
【0018】図3〜図5は、チャッキング機構17の構
成例を示している。下面側の第1の基台201にはチャ
ッキングプレート12および光学ヘッド15が配設さ
れ、上面側の第2の基台202にはチャッキング部材1
4が配設されている。
【0019】図6は、チャッキングプレート(ターンテ
ーブル)12の構成を示している。このチャッキングプ
レート12は、スピンドルモータ13の回転軸に取りつ
けられている。この場合、チャッキングプレート12の
中心とスピンドルモータ13の回転軸中心とのずれAc
が、ディスク11のセンターホール11aの中心とトラ
ック中心とのずれAmの最大値Δmaxの1/2となるよ
うに予め設定される。チャッキングプレート12の中央
部には上方に開口する凹部221が形成され、この凹部
221にはセンタリングガイド222が配設されてい
る。そして、このセンタリングガイド222は、その上
方への抜け止めがされた状態でチャッキングプレート1
2に支持されている。
【0020】センタリングガイド222はほぼ円板状を
しており、その外周縁に環状の立壁223が形成され、
この立壁223の外周面のうち上下方向における中央部
分には上方に行くに従って内方に傾斜するテーパー面2
24が形成され、このテーパー面224の上端からさら
に上端部までの部分には上方に行くに従ってさらに内方
に傾斜するテーパー状のガイド面225が形成されてい
る。なお、テーパー面224およびガイド面225はバ
フ加工が施されており、ディスク11のチャッキング時
におけるディスク11のセンタリングが容易に行われる
ようになっている。
【0021】センタリングガイド222の中心部には、
スピンドルモータ13の回転軸よりやや大径な中心孔2
26が形成される。この中心孔226がスピンドルモー
タ13の回転軸に外嵌されることにより、センタリング
ガイド222はスピンドルモータ13の回転軸に対して
軸方向に移動可能とされている。そして、チャッキング
プレート12とセンタリングガイド222との間にはコ
イルスプリング227が縮設されている。これにより、
センタリングガイド222は、常時チャッキングプレー
ト12から離間する方向、すなわち上方に付勢されてお
り、センタリングガイド222が下方に押圧されていな
い状態において、テーパー面224の大部分がチャッキ
ングプレート12の上面から突出するように位置されて
いる。
【0022】また、図7は、チャッキング部材14の構
成を示している。チャッキング部材14は、基台202
の底面に取りつけられる取付部材231と、この取付部
材231に揺動可能に支持された支持軸232と、この
支持軸232の下端部にボールベアリングを介して回転
自在に支持された円板部材233と、支持軸232の先
端部と取付部材231との間に縮設されたコイルスプリ
ング234等から構成されている。
【0023】取付部材231は、断面ほぼコ字状の本体
部231aと、この本体部231aの相対向する前後側
壁の上端縁からほぼ直角に前方および後方に突設された
取付板231b,231bとから構成されている。この
場合、相対向する前後側壁は、その前側に位置するもの
が後側に位置するものよりも高さがやや高くなるように
形成されている。これにより、チャッキング時における
接触時に、円板部材233がディスク11に対して面接
触するようにされている。
【0024】図3〜図5に戻って、基台201,202
の後壁の外側面にはそれぞれ横断面でL字状の引掛部2
03,204が左右幅全体に亘って形成されている。そ
して、この引掛部203,204で構成される被支持溝
205,206がシャーシ207(図3のみに図示)の
左右の側壁間に架け渡された支軸208,209にそれ
ぞれ嵌合されている。これにより、基台201,202
は、それぞれ支軸208,209によって回動自在に支
持される。なお、図3〜図5には、被支持溝205,2
06がそれぞれ支軸208,209に嵌合した状態を保
持するための構成に関しては省略している。
【0025】また、基台201,202の左右側壁の前
部には、それぞれ外方に向けて係合軸210,211が
突設され、その係合軸210,211の先端部にそれぞ
れボールベアリング212,213が取りつけられてい
る。このボールベアリング212,213がそれぞれ後
述するカムギヤのカム溝に係合される。
【0026】基台201,202は、それぞれカムギヤ
215の回転により同期して移動し、ディスク11のチ
ャッキングおよびその解除が行われる。カムギヤ215
はやや厚肉の歯車であって、その一の面に第1のカム溝
216および第2のカム溝217が形成されている。カ
ム溝216は基台201用に使用され、カム溝217は
基台202用に使用される。カムギヤ215は、シャー
シ207の両側壁の前端部の外側面にカム溝216,2
17が側壁に対向するように回転軸218によって回動
自在に支持され、このカムギヤ215の外周歯にはチャ
ッキングモータ18の回転力を伝達するためのギヤ(図
示せず)が噛合される。なお、図3〜図5には、左側壁
に配設されるカムギヤ215のみを示している。
【0027】カムギヤ215に形成されるカム溝21
6,217はそれぞれ係合軸210,211に取りつけ
られたボールベアリング212,213の外径よりもや
や大きく形成され、このカム溝216,217にそれぞ
れボールベアリング212,213が係合される。カム
ギヤ215の回転に伴ってボールベアリング212,2
13がカム溝216,217内を転動し、このボールベ
アリング212,213はそれぞれカム溝216,21
7の形状に伴って上下方向に移動され、これにより基台
201,202は、それぞれ支軸208,209を中心
として上下方向に回動される。
【0028】次に、図3〜図5に示すように構成される
チャッキング機構17の動作を説明する。図3に示すよ
うな状態でディスクカートリッジ100(図3〜図5に
はディスク11のみを図示)がローディングされる。そ
して、この状態(チャッキング解除状態)からカムギヤ
215が時計回りに回転されることで、基台201,2
02が近づく方向に移動し、図4に示す状態を経た後
に、図5に示すようにディスク11がチャッキングプレ
ート12上にチャッキング部材14によってチャッキン
グされた状態となる。この場合、カム溝216,217
の形状によって、基台201は基台202より早く回動
し始め、チャッキングプレート12はチャッキング部材
14よりも早くチャッキング位置に到達する(図4参
照)。
【0029】また、図5に示す状態(チャッキング状
態)からカムギヤ215が反時計回りに回転されること
で、基台201,202が遠ざかる方向に移動し、図4
に示す状態を経た後に、図3に示すようにディスク11
がチャッキングプレート12上より離れたチャッキング
解除状態となる。なお、このチャッキング解除状態にお
いては、ディスク11はディスクカートリッジ100の
カートリッジ筐体101によって保持されている。
【0030】なお、図3〜図5に示すようなチャッキン
グ機構17は、本出願人が先に提案している(特開平8
−77671号公報参照)。
【0031】図1に戻って、ディスク装置10は、スピ
ンドルモータ13の回転軸に取りつけられ、スピンドル
モータ13の回転情報としての周波数信号SFGを得るた
めの周波数発電機21と、スピンドルモータ13を駆動
するためのモータドライバ22とを有している。周波数
発電機21より出力される周波数信号は後述するサーボ
コントローラに供給される。また、モータドライバ22
の動作は、後述するサーボコントローラによって制御さ
れる。
【0032】また、ディスク装置10は、光学ヘッド1
5の半導体レーザを駆動するレーザドライバ23を有し
ている。このレーザドライバ23には、後述するサーボ
コントローラよりパワー制御信号SPCが供給され、光学
ヘッド15の半導体レーザより出力されるレーザ光のパ
ワーが記録時および再生時のそれぞれで最適パワーとな
るように制御される。
【0033】レーザドライバ23には、記録時(データ
書き込み時)に、後述するデータ変調器より記録データ
RDが供給される。そのため、光学ヘッド15の半導体
レーザより記録データRDに対応して光強度変調された
レーザ光が出力され、ディスク11には記録データRD
に対応したマークが記録される。例えば、マークエッジ
記録が採用され、マークは穴開け方式で記録される。な
お、再生時(データ読み出し時)には、光学ヘッド15
の半導体レーザより一定パワーのレーザ光が連続して出
力される。
【0034】また、ディスク装置10は、CPU(cent
ral processing unit)を備えるサーボコントローラ2
4を有している。サーボコントローラ24には光学ヘッ
ド15で従来周知の方法で生成されるフォーカスエラー
信号EFおよびトラッキングのエラー信号ETが供給され
る。このサーボコントローラ24によって、光学ヘッド
15のトラッキングやフォーカスのサーボが行われ、さ
らに後述するシステムコントローラの制御の下、光学ヘ
ッド15のラジアル方向への移動制御が行われる。
【0035】また、周波数発電機21からの周波数信号
FGに基づいて、サーボコントローラ24によってモー
タドライバ22を介してスピンドルモータ13の回転が
制御される。これにより、記録時や再生時にディスク1
1が角速度一定で回転するように制御され、また後述す
るチャッキング時におけるチャッキングプレート12の
回転角が制御される。
【0036】また、ディスク装置10は、CPUを備え
てなり、システム全体を制御するためのシステムコント
ローラ25と、データバッファ26と、ホストコンピュ
ータとの間でデータやコマンドの送受を行うためのSC
SI(Small Computer System Interface)インタフェ
ース27とを有している。システムコントローラ25に
は、後述するチャッキング時の動作を制御するためのチ
ャッキング制御部28が設けられている。
【0037】また、ディスク装置10は、ホストコンピ
ュータからSCSIインタフェース27を通じて供給さ
れる書き込みデータに対して誤り訂正符号の付加処理を
行うと共に、後述するデータ復調器の出力データに対し
て誤り訂正処理を行うためのECC(error correction
code)回路29と、このECC回路29で誤り訂正符
号が付加された書き込みデータに対してデータ変調処理
をして記録データRDを得るデータ変調器30とを有し
ている。
【0038】また、ディスク装置10は、光学ヘッド1
5より出力されるディスク11からの再生信号Saの周
波数特性を補償するためのイコライザ回路31と、この
イコライザ回路31の出力信号に対してデータ識別の処
理をして再生データPDを得るためのデータ識別器32
と、この再生データPDに対してデータ復調処理をして
読み出しデータを得るデータ復調器33とを有してい
る。データ識別器32は、例えばコンパレータやビタビ
復号器等を使用して構成される。データバッファ26、
ECC回路29、データ変調器30およびデータ復調器
33は、データバス34によって相互に接続されてい
る。
【0039】また、ディスク装置10は、トラッキング
サーボをかけない状態でのトラッキングエラー信号ET
を波形整形するためのコンパレータ35と、このコンパ
レータ35より出力されるパルス信号がカウントクロッ
クとして供給され、チャッキングプレート12が1/2
回転する間に光学ヘッド15が横切るトラック数をカウ
ントするためのカウンタ36とを有している。
【0040】この場合、後述するチャッキング時におい
て、偏心量を求める際には、システムコントローラ25
よってサーボコントローラ24が制御されてトラッキン
グサーボをかけない状態とされてチャッキングプレート
12が回転される。そして、カウンタ36には、システ
ムコントローラ25のチャッキング制御部28よりリセ
ット信号REが供給されると共に、その後にコンパレー
タ35からのパルス信号を有効なカウントクロックとし
てゲートする1/2回転期間のゲート信号SGが供給さ
れる。これにより、カウンタ36のカウント値としてチ
ャッキングプレート12が1/2回転する間に光学ヘッ
ド15が横切るトラック数が得られ、そのカウント値が
チャッキング制御部28に供給される。チャッキング制
御部28では、そのカウント値にトラックピッチをかけ
ることで偏心量が求められる。
【0041】次に、図1に示すWORMディスク装置1
0の動作を説明する。
【0042】まず、ディスク装置10にディスクカート
リッジ100(図2参照)がローディングされ、その後
に行われるチャッキング動作について説明する。
【0043】本実施の形態においては、チャッキングプ
レート12の中心とスピンドルモータ13の回転軸中心
とのずれAcの方向がディスク11のセンターホール1
1a(図6参照)の中心とトラック中心とのずれAmの
方向と反対となるように、ディスク11がチャッキング
プレート12上にチャッキングされる。なお、上述した
ように本実施の形態においては、ずれAcがずれAmの
最大値Δmaxの1/2に予め設定されている。
【0044】ずれAcの方向がずれAmの方向と反対と
なるようにディスク11をチャッキングプレート12上
にチャッキングするために、本実施の形態においては、
仮のチャッキング状態(ディスク11に対してチャッキ
ングプレート12が任意の回転位置にある)におけるず
れAcとずれAmとの位相差θを求め、その後にチャッ
キングプレート12のみを180゜−θだけ回転させて
最終的なチャッキングが行われる。
【0045】図8Aは、ずれAc、ずれAmおよび位相
差θの関係を模式的に表したものであり、m1はチャッ
キングプレート12の中心を示し、m2はスピンドルモ
ータ13の回転軸中心を示し、m3はディスク11のセ
ンターホール11aの中心を示し、m4はディスク11
のトラック中心を示している。ただし、チャッキングプ
レート12の中心m1とディスク11のセンターホール
11aの中心m3とが一致しているものとする。
【0046】ここで、図8Bを参考にして、ずれAcと
ずれAmとの位相差θを求めるための演算について説明
する。
【0047】ずれAcにより発生する偏心成分は、
(1)式で表される。 Ac・sin(θ1+ωt) ・・・(1) また、ずれAmにより発生する偏心成分は、(2)式で
表される。 Am・sin(θ2+ωt) ・・・(2) したがって、ずれAc,Amの両方により発生する偏心
成分は、(3)式で表される。 Ac・sin(θ1+ωt)+Am・sin(θ2+ωt) ・・・(3) (3)式で周期は同じであるので、ωtを無視して、振
幅成分Aaのみを求める。2つの偏心成分の位相差をθ
=θ1−θ2とすると、振幅成分Aaは、(4)式に示す
ように求められる。
【0048】
【数1】
【0049】(4)式は常に実根を持つ。これは、Ac
/Am=αとすると、(4)式は、(5)式のように書
き直され、1+α2+2αcosθの最小値が(1−α)2
>0となることから明らかである。
【0050】
【数2】
【0051】(4)式の未知数をAc,Am,θとする
と、3元連立方程式によって、Ac,Am,θを求める
ことができる。そのための式を(6)式、(7)式とす
ると、(4)式を含めて3元連立方程式となる。
【0052】
【数3】
【0053】(4)式、(6)式、(7)式より、A
a,Aa′,Aa″,δ1,δ2が与数であるとすると、
Ac,Am,θを求めることができるが、演算を簡単に
行うことができないので、cos(θ+δ)=cosθcosδ
−sinθsinδの関係式を用いて、演算の簡略化を行う。
【0054】そこで、δがπ/2ラジアン、πラジア
ン、−π/2ラジアンである場合の式を、(8)式、
(9)式、(10)式のように導く。そして、(4)
式、(8)式、(9)式、(10)式の4つの式を展開
し、これらの式より簡単なAc,Am,θの求め方を導
く。Aa(π/2),Aa(π),Aa(-π/2)は、δがそれ
ぞれπ/2ラジアン、πラジアン、−π/2ラジアンの
ときの偏心量であり、測定可能な値である。
【0055】
【数4】
【0056】さて、{(4)式}2−{(9)式}2
{(4)式}2+{(9)式}2、{(10)式}2
{(8)式}2および{(10)式}2+{(8)式}2
は、それぞれ(11)式、(12)式、(13)式およ
び(14)式のように表される。 {(4)式}2−{(9)式}2=Aa2−Aa2(π) =4AcAm・cosθ ・・・(11) {(4)式}2+{(9)式}2=Aa2+Aa2(π) =2(Ac2+Am2) ・・・(12) {(10)式}2−{(8)式}2=Aa2(-π/2)−Aa2(π/2) =4AcAm・sinθ ・・・(13) {(10)式}2+{(8)式}2=Aa2(-π/2)+Aa2(π/2) =2(Ac2+Am2) ・・・(14)
【0057】ここで、{(11)式}2+{(13)
式}2の演算は、(15)式に示すようになる。 {Aa2−Aa2(π)}2+{Aa2(-π/2)−Aa2(π/2)}2 =16Ac2Am2 ・・・(15)
【0058】この(15)式より(16)式のようにA
2を求め、そのAm2を(12)式に代入して(17)
式が得られる。 Am2 =[{Aa2−Aa2(π)}2+{Aa2(-π/2)−Aa2(π/2)}2]/16Ac2 ・・・(16) 2Ac4−Ac2{Aa2+Aa2(π)} +[{Aa2−Aa2(π)}2+{Aa2(-π/2)−Aa2(π/2)}2]/8 =0 ・・・(17)
【0059】(17)式において、Ac2=αと置く
と、(18)式が得られる。 2α2−α{Aa2+Aa2(π)} +[{Aa2−Aa2(π)}2+{Aa2(-π/2)−Aa2(π/2)}2]/8 =0 ・・・(18) (18)式は2次方程式であり、根と係数の関係より、
(19)式に示すようにαが求まる。
【0060】
【数5】
【0061】そして、正となるαより正の平方根を得る
ことで、Acが求まる。また、そのAcを(12)式に
代入することで、(20)式のようにAmが求まる。そ
して、Ac,Amを(11)式に代入することで、(2
1)式のようにθが求まる。
【0062】
【数6】
【0063】次に、図9のフローチャートを参照して、
システムコントローラ25のチャッキング制御部28に
よるチャッキング時の制御動作を説明する。
【0064】まず、ステップST1で、チャッキング機
構17のカムギヤ215を時計回りに回転させ、ディス
ク11をチャッキングプレート12上にチャッキング
し、仮のチャッキング状態にする。この仮のチャッキン
グ状態では、ディスク11に対してチャッキングプレー
ト12は任意の回転位置(基点)にある。
【0065】次に、ステップST2で、その仮のチャッ
キング状態で、スピンドルモータ13によってチャッキ
ングプレート12、従ってディスク11を回転させる。
そして、トラッキングサーボをかけない状態とし、カウ
ンタ36にリセット信号REおよびゲート信号SGを供
給することで、チャッキングプレート12が1/2回転
する間に光学ヘッド15が横切るトラック数をカウンタ
36のカウント値として得、そのカウント値にトラック
ピッチをかけて偏心量Aaを求める。
【0066】次に、ステップST3で、チャッキング機
構17のカムギヤ215を反時計回りに回転させ、チャ
ッキング解除状態とし、スピンドルモータ13、従って
チャッキングプレート12を上述した仮のチャッキング
状態における回転位置(基点)に対してπ/2ラジアン
だけ回転させ、その後にチャッキング機構17のカムギ
ヤ215を時計回りに回転させ、ディスク11をチャッ
キングプレート12上にチャッキングする。そして、こ
の状態でディスク11を回転させ、上述した仮のチャッ
キング状態の場合と同様にして、偏心量Aa(π/2)を求
める。
【0067】以下、同様にして、ステップST4,ST
5で、チャッキングプレート12を基点に対してπラジ
アン,−π/2ラジアンだけ回転させてチャッキング
し、その状態における偏心量Aa(π)、Aa(-π/2)を
求める。そして、ステップST6で、チャッキングプレ
ート12の回転位置を基点に戻し、上述した仮のチャッ
キング状態と同じ状態でチャッキングする。
【0068】次に、ステップST7で、Aa,Aa(π/
2),Aa(π),Aa(-π/2)を使用して、上述した演算
の説明におけるように、Ac,Amを演算で求め、さら
にAc,Amの位相差θを求める。そして、ステップS
T8で、チャッキング機構17のカムギヤ215を反時
計回りに回転させ、チャッキング解除状態とし、スピン
ドルモータ13、従ってチャッキングプレート12を上
述した仮のチャッキング状態における回転位置(基点)
に対して180゜−θだけ回転させ、その後にチャッキ
ング機構17のカムギヤ215を時計回りに回転させ、
ディスク11をチャッキングプレート12上に最終的に
チャッキングする。このように、チャッキングプレート
12を上述した仮のチャッキング状態における回転位置
(基点)に対して180゜−θだけ回転させてチャッキ
ングを行うことで、ずれAcがずれAmと反対方向とな
る状態で、ディスク11がチャッキングプレート12上
にチャッキングされる(図8B参照)。
【0069】次に、図1に示すWORMディスク装置1
0の記録再生の動作について説明する。
【0070】ホストコンピュータよりシステムコントロ
ーラ25にデータライトコマンドが供給される記録時
(データ書き込み時)の動作を説明する。SCSIイン
タフェース27で受信されてデータバッファ26に格納
されているホストコンピュータからの書き込みデータに
対して、ECC回路29で誤り訂正符号の付加処理が行
われ、データ変調器30でデータ変調処理行われて記録
データRDが形成される。そして、この記録データRD
がレーザドライバ23に供給され、光学ヘッド15の半
導体レーザより出力されるレーザ光が記録データRDに
応じて光強度変調され、ディスク11に記録データRD
に対応したマークが記録される。
【0071】ホストコンピュータよりシステムコントロ
ーラ25にデータリードコマンドが供給される再生時
(データ読み出し時)の動作を説明する。この場合、光
学ヘッド15より出力される再生信号Saはイコライザ
回路31で周波数特性が補償され、その後にデータ識別
器32でデータ識別処理が行われて再生データPDが得
られる。この再生データPDはデータ復調器33に供給
されてデータ復調処理が行われる。さらにデータ復調器
33の出力データに対してECC回路29で誤り訂正処
理が行われて読み出しデータが得られる。そして、この
読み出しデータはデータバッファ26に一旦格納され、
その後に所定タイミングでSCSIインタフェース27
を介してホストコンピュータに送信される。
【0072】以上説明した本実施の形態においては、W
ORMディスク11がチャッキングプレート12上に最
終的にチャッキングされる際には、チャッキングプレー
ト12の中心とスピンドルモータ13の回転軸中心との
ずれAcの方向がディスク11のセンターホール11a
の中心とトラック中心とのずれAmの方向と反対とな
る。そのため、ずれAcによる偏心とずれAmによる偏
心とが打ち消し合う関係となり、記録再生時における偏
心量を軽減できる。
【0073】この場合、本実施の形態においては、ずれ
AcがずれAmの最大値Δmaxの1/2に予め設定され
ているため、記録再生時における偏心量はΔmax/2以
下となる。したがって、Δmax/2の偏心量に対して充
分なトラッキング性能を持たせておけば、常に良好なト
ラッキングが行われることとなる。
【0074】なお、上述実施の形態においては、チャッ
キング時に、Aa,Aa(π/2),Aa(π),Aa(-π/
2)の全てを求め(図9のST2〜ST5)、これらから
Ac,Amを求める(図9のST7)ものであるが、上
述したようにAc=Δmax/2に予め設定されている場
合には、Aa,Aa(π)のみを求め、(20)式よりA
mのみを求めれば済む。したがって、図9のST3,S
T5の動作を省略でき、またステップST7においてA
cを求める演算を省略できる。
【0075】また、上述実施の形態においては、チャッ
キング時に、Aa(-π/2)を求めた後に仮のチャッキン
グ状態に戻しているが(図9のST6)、必ずしも戻す
必要はない。仮のチャッキング状態に戻さずに、Aa(-
π/2)を求めた状態におく場合には、ステップST8で
チャッキングプレート12を270゜−θだけ回転させ
ればよい。要は、チャッキングプレート12がいずれの
回転位置にあるかによって、ステップST8で回転させ
る角度を補正すればよい。
【0076】また、上述実施の形態においては、チャッ
キング時に、Aa,Aa(π/2),Aa(π),Aa(-π/
2)の値に依らず、Ac,Amを求め、さらにθを求め、
このθに基づいて最終的なチャッキングを行うものであ
るが、偏心量Aa,Aa(π/2),Aa(π),Aa(-π/
2)のいずれかが所定値以下(この所定値以下ではトラッ
キング制御が良好に行われる)となるときは、偏心量が
所定値以下となるチャッキング状態を最終的なチャッキ
ング状態とし、以降の動作を行わないようにしてもよ
い。
【0077】また、上述実施の形態においては、この発
明をWORMディスク装置10に適用したものである
が、この発明はディスク状記録媒体をスピンドルモータ
で回転駆動されるチャッキングプレート上にチャッキン
グ部材を使用してチャッキングして記録再生を行うその
他のディスク装置に同様に適用できる。
【0078】
【発明の効果】この発明によれば、チャッキングプレー
トの中心とスピンドルモータの回転軸中心とのずれの方
向がディスク状記録媒体のセンターホールの中心とトラ
ック中心とのずれの方向と反対となるようにディスク状
記録媒体をチャッキングするものであり、記録再生時に
おける偏心量を低減できる。例えば、チャッキングプレ
ートの中心とスピンドルモータの回転軸中心とのずれを
ディスク状記録媒体のセンターホールの中心とトラック
中心とのずれの最大値の1/2に予め設定することで、
記録再生時における偏心量をその最大値の1/2以下に
抑えることができる。このように偏心量を低減できるこ
とから、トラッキング性能がそれ程高くなくてもトラッ
キングサーボが良好に行われ、またトラッキングアクチ
ュエータの振れ範囲が狭くなって消費電力も節約され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態としてのWORMディスク装置を示
すブロック図である。
【図2】ディスクカートリッジを示す斜視図である。
【図3】チャッキング解除状態におけるチャッキング機
構の状態を示す概略側面図である。
【図4】チャッキング解除状態とチャッキング状態との
間におけるチャッキング機構の状態を示す概略側面図で
ある。
【図5】チャッキング状態におけるチャッキング機構の
状態を示す概略側面図である。
【図5】チャッキングプレート(ターテーブル)を示す
拡大縦断面図である。
【図7】チャッキング部材を示す拡大縦断面図である。
【図8】チャッキングプレートの中心とスピンドルモー
タの回転軸中心とのずれAc、ディスクのセンターホー
ルの中心とトラック中心とのずれAmおよびそれらの位
相差θの関係を示す図である。
【図9】チャッキング時の制御動作を示すフローチャー
トである。
【符号の説明】
10・・・WORMディスク装置、11・・・WORM
ディスク、12・・・チャッキングプレート(ターテー
ブル)、13・・・スピンドルモータ、14・・・チャ
ッキング部材、15・・・光学ヘッド、17・・・チャ
ッキング機構、18・・・チャッキングモータ、19,
22・・・モータドライバ、21・・・周波数発電機、
23・・・レーザドライバ、24・・・サーボコントロ
ーラ、25・・・システムコントローラ、26・・・デ
ータバッファ、27・・・SCSIインタフェース、2
8・・・チャッキング制御部、29・・・ECC回路、
30・・・データ変調器、32・・・データ識別器、3
3・・・データ復調器、35・・・コンパレータ、36
・・・カウンタ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年5月8日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態としてのWORMディスク装置を示
すブロック図である。
【図2】ディスクカートリッジを示す斜視図である。
【図3】チャッキング解除状態におけるチャッキング機
構の状態を示す概略側面図である。
【図4】チャッキング解除状態とチャッキング状態との
間におけるチャッキング機構の状態を示す概略側面図で
ある。
【図5】チャッキング状態におけるチャッキング機構の
状態を示す概略側面図である。
【図6】チャッキングプレート(ターテーブル)を示す
拡大縦断面図である。
【図7】チャッキング部材を示す拡大縦断面図である。
【図8】チャッキングプレートの中心とスピンドルモー
タの回転軸中心とのずれAc、ディスクのセンターホー
ルの中心とトラック中心とのずれAmおよびそれらの位
相差θの関係を示す図である。
【図9】チャッキング時の制御動作を示すフローチャー
トである。
【符号の説明】 10・・・WORMディスク装置、11・・・WORM
ディスク、12・・・チャッキングプレート(ターテー
ブル)、13・・・スピンドルモータ、14・・・チャ
ッキング部材、15・・・光学ヘッド、17・・・チャ
ッキング機構、18・・・チャッキングモータ、19,
22・・・モータドライバ、21・・・周波数発電機、
23・・・レーザドライバ、24・・・サーボコントロ
ーラ、25・・・システムコントローラ、26・・・デ
ータバッファ、27・・・SCSIインタフェース、2
8・・・チャッキング制御部、29・・・ECC回路、
30・・・データ変調器、32・・・データ識別器、3
3・・・データ復調器、35・・・コンパレータ、36
・・・カウンタ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 チャッキングプレートと、 上記チャッキングプレートを回転駆動するスピンドルモ
    ータと、 上記チャッキングプレートに対向して配され、上記チャ
    ッキングプレート上にディスク状記録媒体をチャッキン
    グするためのチャッキング部材と、 上記ディスク状記録媒体に対して上記チャッキングプレ
    ートを任意の回転位置を基点として順次π/2ラジアン
    ずつ回転させて上記ディスク状記録媒体をチャッキング
    した第1〜第4のチャッキング状態で偏心量を測定する
    偏心量測定手段と、 上記第1〜第4のチャッキング状態で測定された偏心量
    を使用して上記チャッキングプレートの中心と上記スピ
    ンドルモータの回転軸中心とのずれである第1のずれと
    上記ディスク状記録媒体のセンターホールの中心とトラ
    ック中心とのずれである第2のずれとを求め、さらにこ
    れら第1および第2のずれを使用して上記第1および第
    2のずれの位相差を求める演算手段と、 上記第1および第2のずれの位相差に基づいて上記チャ
    ッキングプレートを回転させて上記第1のずれの方向と
    上記第2のずれの方向とが反対方向となる状態で上記デ
    ィスク状記録媒体を上記チャッキングプレート上にチャ
    ッキングするチャッキング制御手段とを備えることを特
    徴とするディスク装置。
  2. 【請求項2】 上記偏心量測定手段は、トラッキングサ
    ーボをかけない状態でのトラッキングエラー信号を使用
    して上記偏心量を測定することを特徴とする請求項1に
    記載のディスク装置。
  3. 【請求項3】 上記偏心量測定手段で測定される偏心量
    が一定値以内にあるとき、その偏心量が測定されたチャ
    ッキング状態を最終的なチャッキング状態として保持す
    るチャッキング保持手段をさらに備えることを特徴とす
    る請求項1に記載のディスク装置。
  4. 【請求項4】 チャッキングプレートと、 上記チャッキングプレートの中心と回転軸中心とが第1
    のずれだけずれた状態で上記チャッキングプレートを回
    転駆動するスピンドルモータと、 上記チャッキングプレートに対向して配され、上記チャ
    ッキングプレート上にディスク状記録媒体をチャッキン
    グするためのチャッキング部材と、 上記ディスク状記録媒体に対して上記チャッキングプレ
    ートを任意の回転位置を基点として順次πラジアンずつ
    回転させて上記ディスク状記録媒体をチャッキングした
    第1および第2のチャッキング状態で偏心量を測定する
    偏心量測定手段と、 上記第1および第2のチャッキング状態で測定された偏
    心量と上記第1のずれとを使用して上記ディスク状記録
    媒体のセンターホールの中心とトラック中心とのずれで
    ある第2のずれを求め、さらにこれら第1および第2の
    ずれを使用して上記第1および第2のずれの位相差を求
    める演算手段と、 上記第1および第2のずれの位相差に基づいて上記チャ
    ッキングプレートを回転させて上記第1のずれの方向と
    上記第2のずれの方向とが反対方向となる状態で上記デ
    ィスク状記録媒体を上記チャッキングプレート上にチャ
    ッキングするチャッキング制御手段とを備えることを特
    徴とするディスク装置。
  5. 【請求項5】 上記偏心量測定手段は、トラッキングサ
    ーボをかけない状態でのトラッキングエラー信号を使用
    して上記偏心量を測定することを特徴とする請求項4に
    記載のディスク装置。
  6. 【請求項6】 上記偏心量測定手段で測定される偏心量
    が一定値以内にあるとき、その偏心量が測定されたチャ
    ッキング状態を最終的なチャッキング状態として保持す
    るチャッキング保持手段をさらに備えることを特徴とす
    る請求項4に記載のディスク装置。
  7. 【請求項7】 上記第1のずれは、上記第2のずれの最
    大値の1/2に設定されることを特徴とする請求項4に
    記載のディスク装置。
JP9058045A 1997-03-12 1997-03-12 ディスク装置 Pending JPH10255362A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002041312A1 (fr) * 2000-11-14 2002-05-23 Sony Corporation Lecteur de disque
US7304820B2 (en) 2002-08-26 2007-12-04 Fujitsu Limited Method of positioning disk-shaped medium

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CN100378846C (zh) * 2000-11-14 2008-04-02 索尼株式会社 光盘驱动装置
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