JPH10255199A - 機械式立体駐車装置 - Google Patents

機械式立体駐車装置

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JPH10255199A
JPH10255199A JP5724397A JP5724397A JPH10255199A JP H10255199 A JPH10255199 A JP H10255199A JP 5724397 A JP5724397 A JP 5724397A JP 5724397 A JP5724397 A JP 5724397A JP H10255199 A JPH10255199 A JP H10255199A
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JP
Japan
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vehicle
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exit
room
door
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JP5724397A
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English (en)
Inventor
Minehiro Funaoka
峰寛 船岡
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Shinmaywa Industries Ltd
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Shin Meiva Industry Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 出庫に続いて入庫しようとする車両が迷子車
になるのを防止する。 【解決手段】 出庫後の入出庫口ドア14の閉鎖により
当該出庫車両Cの入庫登録データを抹消するようにして
いる立体駐車装置において、出庫呼び運転が行われた後
に、光電管19が車両Cの入出庫室13からの退出を検
知し、かつ入出庫口ドア14が閉操作されない状態にお
いて、車両Cの入出庫室13への進入を検知したとき、
制御装置21から通報装置20に通報指令を発する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、機械式立体駐車装
置に関し、特に迷子車防止対策に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、契約利用者用の機械式立体駐車
装置では、利用者がそれぞれ与えられた暗証番号を運転
盤でテンキー操作により入力して車両の入出庫を行うよ
うになっている。
【0003】従来における一般的な入出庫手順を図3の
フローチャートを参照しつつ説明する。
【0004】(1) 利用者が運転盤のテンキーを操作
して自分の暗証番号を入力した後(ステップS1)、運
転盤の起動ボタンを押してON操作する(ステップS
2)。
【0005】(2) 制御装置では、上記入力された暗
証番号が有効か無効かを判断し、この判断が有効であれ
ば、制御装置に内蔵されている記憶部の駐車情報に基づ
き当該暗証番号によって入庫登録が行われているか否か
を検索する(ステップS3)。
【0006】(3) 検索した結果、入庫登録中であれ
ば出庫呼びと判断し、当該車両を駐車部から入出庫室に
搬出して入出庫口ドアを自動開放する一方(ステップS
4,S5)、入庫登録中でなければ入庫呼びと判断し、
空パレットを駐車部から入出庫室に搬出して入出庫口ド
アを自動開放する(ステップS6,S7)。
【0007】(4) 入庫の場合は、利用者が車両を運
転して入出庫室に進入し(ステップS8)、入出庫室で
待機中の空パレット上に車両を乗り入れた後、利用者が
降車して運転盤のドア閉ボタンを押してON操作すると
(ステップS9)、入出庫口ドアが閉鎖する(ステップ
S10)。
【0008】(5) このドア閉鎖を上記制御装置が検
出し、記憶部に暗証番号とともに入庫登録を行い、入庫
作業を終了する(ステップS11,S12)。
【0009】(6) 一方、出庫の場合は、利用者が入
出庫室に搬出された車両に乗車して入出庫室から退出
し、その後、運転盤のドア閉ボタンをON操作すると
(ステップS13)、入出庫口ドアが閉鎖する(ステッ
プS14)。
【0010】(7) 制御装置が光電管により入出庫室
に車両が存在しないことを確認すると(ステップS1
5)、記憶部に入庫登録されている当該車両の入庫登録
データを抹消し、出庫作業を終了する(ステップS1
6,S17)。なお、上記の(6)で車両が入出庫室か
ら退出せず、ステップS15で車両が入出庫室にいると
判断する場合がある。例えば車内の忘れ物を取りに入っ
たり、荷物の出し入れのため等何らかの事情で一時的に
車両を入出庫室に搬出するだけで、入出庫室からの退出
を要求しない場合である。この場合には、ステップS1
1,S12を経て当該車両を継続的に入庫することにな
る。
【0011】つまり、記憶部の入庫登録データの抹消
は、 出庫呼び運転を行った後に、 入出庫口ドアを開放し、 運転盤のドア閉ボタンのON操作により入出庫口ド
アを閉鎖し、 入出庫室に車両が存在しない という全ての条件が満たされた場合に限って行われるよ
うになっている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記の従来
の立体駐車装置では、出庫の場合に、車両を入出庫室か
ら退出させた後、利用者が運転盤のドア閉ボタンを押し
忘れてON操作しなかったとき、上記のの条件が満た
されないため、この車両の入庫登録データは抹消されな
い状態のまま記憶部に残っており、しかも入出庫口ドア
が開放した状態となっている。
【0013】この状態では、次の入庫希望者は、本来な
らば車両を入出庫室に進入させる前に先に出庫した車両
の利用者が入出庫口ドアを閉め忘れていることに気づ
き、ドア閉ボタンをON操作して入出庫口ドアを閉鎖
し、続いて自分の暗証番号をテンキー操作により入力す
るとともに、起動ボタンをON操作して入出庫口ドアの
自動開放を待たねばならないのであるが、入出庫口ドア
が開放されていることもあり、誤ってそのまま入出庫室
の空パレットに車両を乗り入れ、ドア閉ボタンをON操
作して入出庫口ドアを閉鎖してしまうことがある。
【0014】このように、入出庫口ドアを一旦閉鎖して
しまうと、今度は上記のの条件が満たされないため、
この誤って進入した車両は、結局先に出庫した車両の暗
証番号のまま入庫登録されて格納されることになる。
【0015】よって、その後に誤操作に気づいた利用者
が、入出庫口ドアを開放するために自分の暗証番号を入
力して起動ボタンを押したとしても、制御装置は新たな
入庫呼びとみなして空パレットを搬出してしまうことか
ら、手順を誤って入庫した車両が以後出庫できなくなっ
てしまう、いわゆる迷子車になるという問題があった。
【0016】この問題に対して、例えば出庫車両の入庫
登録データの抹消時期を入出庫口ドアの閉鎖後に行うの
ではなく、入出庫口ドアを自動開放した時点で行うこと
が考えられる。しかし、このやり方では、次に誤って入
庫した車両が先に出庫した車両の利用者の暗証番号で入
庫登録されることはないものの、誤入庫した利用者本人
の暗証番号で入庫登録を行うわけでもないため、やはり
同様に迷子車となって以後の出庫ができなくなってしま
う。
【0017】また、上記のの条件をなくし、入出庫室
に車両が有るか否かに関係なく入出庫口ドアを閉鎖した
時点だけで入庫登録データを抹消するようにすると、例
えば荷物の出し入れ等何らかの事情で入出庫室に一時的
に搬出された車両が退場することなく継続的に入庫する
場合において、一旦開放された入出庫口ドアを閉鎖する
と、その車両は入庫登録データが抹消されて入出庫室に
搬出することができなくなり、非常に不便である。
【0018】本発明はかかる点に鑑みてなされたもので
あり、その目的とするところは、出庫に続いて入庫しよ
うとする車両が迷子車になるのを防止することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、先に出庫した車両の入庫登録データが抹
消されずに残っている場合に、この入庫登録データで入
庫されないように後から入庫しようとする車両の利用者
に知らせるようにしたことを特徴とする。
【0020】具体的には、本発明は、利用者が暗証番号
を入力操作する運転盤と、該運転盤からの入力信号に基
づき、上記暗証番号に対応する車両が入庫登録されてい
るか否かを駐車情報から検索し、入庫登録中であれば出
庫呼びと判断して車両を駐車部から入出庫室に搬出する
一方、入庫登録されていなければ入庫呼びと判断して車
両を入出庫室から駐車部に搬入するよう駆動部を制御す
る制御手段とを備え、車両が上記入出庫室から退出した
後、入出庫口ドアが閉鎖することにより当該車両の入庫
登録データを抹消するようにした機械式立体駐車装置を
対象とし、次のような解決手段を講じた。
【0021】すなわち、本発明の解決手段は、車両の進
入・退出を検知する車両検知手段を上記入出庫室に設け
る。さらに、利用者に誤入庫の旨を通報する通報手段を
設ける。そして、出庫呼び運転が行われた後に、上記車
両検知手段が車両の入出庫室からの退出を検知し、かつ
入出庫口ドアが閉操作されない状態において、車両の入
出庫室への進入を検知したとき、上記制御手段から通報
手段に通報指令を発するようにしたことを特徴とする。
【0022】上記の構成により、本発明の解決手段で
は、出庫のため車両が駐車部から入出庫室に搬出される
と、利用者は車両に乗車して入出庫室から退出し、入出
庫口ドアを閉操作する。また、上記車両が入出庫室から
退出したことが車両検知手段によって検知され、制御手
段の記憶部に入庫登録されている当該入庫登録データが
抹消されて出庫作業が終了する。
【0023】ところで、入出庫室から退出した利用者が
入出庫口ドアの閉操作を忘れた時、この車両の入庫登録
データは抹消されずに残っており、この状態で、入庫車
両が入出庫室に進入すると、このことを車両検知手段が
検知し、この検知信号を入力した制御手段から通報手段
に通報指令が発せられ、進入した利用者は入出庫口ドア
が開放されっぱなしになっていることに気づき、一旦入
出庫室から退出して入出庫口ドアを閉鎖し、制御手段の
記憶部に入庫登録されている先に出庫した車両の入庫登
録データを抹消する。そして、改めて自分の暗証番号を
テンキー操作により入力して入出庫口ドアの開放を待
ち、再度、入出庫室に進入して入庫作業が開始する。
【0024】よって、入出庫口ドアの閉め忘れにより先
に出庫した車両の入庫登録データが抹消されずに残って
いることが、その後に入庫しようとする利用者に確実に
知らされ、先に出庫した車両の利用者の暗証番号のまま
入庫登録されて格納されるという事態が回避され、出庫
不能な迷子車となることがない。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面に基づいて説明する。
【0026】図1は本発明の実施の形態に係る機械式立
体駐車装置としての下部乗入れ方式のエレベータ式立体
駐車装置の全体構成を示し、この立体駐車装置は、契約
利用者がそれぞれ与えられた暗証番号を運転盤でテンキ
ー操作により入力して車両の入出庫をパレットごと行う
ようになっている。
【0027】同図において、1は建物、2は、該建物1
内部の下端部分及び上端部分を除くスペースの左右両側
に階層状に設けられた駐車部としての複数段の格納スペ
ースであって、該各格納スペース2には格納棚3が設置
され、該格納棚3には車両Cを搭載するパレットPが載
置されている。
【0028】上記左右両側の格納スペース2の間には、
上下方向に延びるエレベータ昇降路4が設けられ、上記
各格納棚3がこのエレベータ昇降路4の両側方に上下方
向に所定の間隔をあけて列設されている。上記エレベー
タ昇降路4には、エレベータ5を構成する昇降台6がそ
の四隅を4本のワイヤロープ7の一端に連結せしめて昇
降可能に吊り下げられて配置され、入出庫時、上記昇降
台6を目的の格納棚3側方に上昇させて該格納棚3との
間で車両CをパレットPごと受け渡すようになされてい
る。なお、8は従動プーリ、9は駆動プーリ、10はワ
イヤロープ7の他端に連結されたバランスウエイトであ
り、該各従動プーリ8、駆動プーリ9は建物1内部の上
端部分のスペースを機械室11として該機械室11に設
置されている。上記駆動プーリ9は、後述する入出庫口
ドア14の開閉駆動装置、ピット内に設置された旋回装
置、及び昇降台6と格納棚3との間における車載パレッ
トP又は空パレットPの受渡しを行う移載装置等の駆動
モータと共に駆動部12の一部を構成する駆動モータ
(いずれも図示せず)により回転駆動され、昇降台6を
昇降させる時、該駆動モータの起動により上記各ワイヤ
ロープ7を巻き取り・巻き戻しするようになっている。
【0029】上記建物1の下端には、車両Cが入出庫す
る入出庫室13が形成され、上記エレベータ昇降路4下
端の床面には図示しないがピットが凹設され、該ピット
内には旋回装置が設置され、該旋回装置の作動により、
パレットPに乗り入れた車両Cの向きを180°方向変
換するようになっている。
【0030】上記入出庫室13の前面には入出庫口ドア
14が開閉可能に設けられ、該入出庫口ドア14の隣に
は運転盤15が設置されている。該運転盤15には、利
用者が暗証番号を入力操作するテンキー16、昇降台6
を昇降させる駆動モータ等を起動させる起動ボタン1
7、及び入出庫口ドア14を閉鎖するドア閉ボタン18
等の各種の操作キーやボタンが配置されている。
【0031】また、上記入出庫室13には、車両Cの進
入・退出を検知する車両検知手段としての光電管19が
設置され、入庫に際し入出庫室13に進入してきた車両
Cや、出庫時に車両Cが入出庫室13から退出したこと
を検知するようになっている。
【0032】さらに、上記入出庫室13の内外には、利
用者に入出庫案内等の各種のメッセージを表示や音声に
よって知らせる通報器、表示ランプ及び警報器等からな
る通報手段としての通報装置20が設置され、入出庫時
に利用者を誘導したり、あるいは利用者に誤入庫の旨を
通報するようになっている。
【0033】上記駆動部12、運転盤15、光電管19
及び通報装置20は、CPU等からなる制御手段として
の制御装置21に電気的に接続され、該制御装置21
は、上記運転盤15及び光電管19からの入力信号に基
づき駆動部12及び通報装置20を制御するようになっ
ている。上記制御装置21は、利用者の暗証番号と、格
納場所等の駐車情報とを関連付けて入庫登録するための
記憶部22を内蔵しており、上記運転盤15からの入力
信号に基づき、暗証番号に対応する車両Cが入庫登録さ
れているか否かを上記記憶部22の駐車情報から検索す
るようになっている。
【0034】そして、検索の結果、車両Cが入庫登録中
であれば、上記制御装置21は出庫呼びと判断し、駆動
部12の各種の駆動モータを起動させて車両Cをパレッ
トPごと格納棚3から入出庫室13に搬出し、搬出され
た車両Cを光電管19が検知すると、この検知信号を受
けて上記駆動部12の各種の駆動モータを停止するとと
もに、入出庫口ドア14を自動開放するようになってい
る。利用者は車両Cに乗車して入出庫室13から退出
し、運転盤15のドア閉ボタン18を押して入出庫口ド
ア14を閉鎖することになる。制御装置21には車両C
の退出を検知した光電管19の検知信号が制御装置21
に入力され、これにより、記憶部22の当該車両Cに関
する入庫登録データを抹消して出庫作業を終了するよう
になっている。
【0035】一方、検索の結果、車両Cが入庫登録され
ていなければ、上記制御装置21は入庫呼びと判断し、
駆動部12の各種の駆動モータを起動させて空パレット
Pを入出庫室13に呼び出し、空パレットPが入出庫室
13に呼び出されると、各種の駆動モータを停止すると
ともに、入出庫口ドア14を自動開放するようになって
いる。そして、車両Cが入出庫室13に進入して上記空
パレットPに乗り入れると、このことを光電管19が検
知して制御装置21に検知信号を入力するようになって
いる。利用者が降車し、運転盤15のドア閉ボタン18
を押して入出庫口ドア14を閉鎖すると、制御装置21
は駆動部12の各種の駆動モータを起動させて車両Cを
パレットPごと入出庫室13から格納棚3に搬入し、こ
れにより、記憶部22に当該車両Cに関する入庫登録デ
ータを登録して入庫作業を終了するようになっている。
【0036】さらに、本発明の特徴として、上記制御装
置21には、車両Cを誤って入出庫しないような手段が
講じられている。つまり、検索の結果、出庫呼びと判断
した場合、上述の如くして出庫呼び運転が行われた後
に、上記光電管19が車両Cの入出庫室13からの退出
を検知し、通常ならば上述如く利用者が運転盤15のド
ア閉ボタン18を押して入出庫口ドア14を閉鎖するの
であるが、ドア閉ボタン18を押し忘れて入出庫口ドア
14が閉操作されずに開放している場合がある。このよ
うな場合において、上記制御装置21は、車両Cの入出
庫室13への進入を光電管19が検知したときには、こ
の検知信号を受けて通報装置20に通報指令を発し、該
通報装置20によって利用者に入庫できない旨及び入出
庫室13から一旦退出する旨をメッセージ等の表示や音
声等によって通報するようになっている。利用者は、こ
の通報により入出庫口ドア14が開放されっぱなしにな
っていることに気づき、一旦入出庫室13から退出して
入出庫口ドア14を閉鎖することになる。これにより、
記憶部22に記憶されている先に出庫した車両Cに関す
る入庫登録データが抹消され、その出庫作業が終了する
ことになる。そして、利用者は、改めて自分の暗証番号
を運転盤15のテンキー16を操作して入力し、入出庫
口ドア14の開放を待ち、再度、入出庫室13に進入し
て入庫作業を開始することになる。
【0037】次に、本例のエレベータ式立体駐車装置に
おける入出庫手順を図2のフローチャートを参照しつつ
説明する。
【0038】(1) 利用者が運転盤15のテンキー1
6を操作して自分の暗証番号を入力した後(ステップS
1)、運転盤15の起動ボタン17を押してON操作す
る(ステップS2)。
【0039】(2) 制御装置21では、上記入力され
た暗証番号が有効か無効かを判断し、この判断が有効で
あれば、記憶部22に記憶されている駐車情報に基づき
当該暗証番号によって入庫登録が行われているか否かを
検索する(ステップS3)。
【0040】(3) 検索した結果、入庫登録中であれ
ば出庫呼びと判断し、当該車両Cを格納棚3から入出庫
室13に搬出して入出庫口ドア14を自動開放する一方
(ステップS4,S5)、入庫登録中でなければ入庫呼
びと判断し、空パレットPを格納棚3から入出庫室13
に搬出して入出庫口ドア14を自動開放する(ステップ
S6,S7)。
【0041】(4) 入庫の場合は、利用者が車両Cを
運転して入出庫室13に進入し(ステップS8)、入出
庫室13で待機中の空パレットP上に車両Cを乗り入れ
た後、利用者が降車して運転盤15のドア閉ボタン18
を押してON操作すると(ステップS9)、入出庫口ド
ア14が閉鎖する(ステップS10)。
【0042】(5) このドア閉鎖を上記制御装置21
が検出し、記憶部22に暗証番号とともに入庫登録を行
い、入庫作業を終了する(ステップS11,S12)。
【0043】(6) 一方、出庫の場合は、利用者が入
出庫室13に搬出された車両Cに乗車して入出庫室13
から退出し、制御装置21が光電管19により入出庫室
13に車両Cが存在しないことを確認する(ステップS
13)。
【0044】(7) 利用者が運転盤15のドア閉ボタ
ン18をON操作すると(ステップS14)、入出庫口
ドア14が閉鎖し(ステップS15)、上記記憶部22
に入庫登録されている当該車両Cの入庫登録データを抹
消し、出庫作業を終了する(ステップS16,S1
7)。なお、上記の(6)で車両Cが入出庫室13から
退出せず、ステップS13で車両Cが入出庫室13にい
ると判断する場合がある。例えば荷物の出し入れのため
等で一時的に入出庫室13に車両Cを搬出するだけの場
合である。この場合には、ドア閉ボタン18をON操作
し(ステップS18)、ステップS10〜S12を経て
当該車両Cを継続的に入庫することになる。
【0045】(8) 一方、上記ステップS14でドア
閉ボタン18がON操作されずに入出庫口ドア14が開
放されている状態で、入庫車両Cが入出庫室13に進入
すると(ステップS19)、このことを光電管19が検
知して検知信号が制御装置21に入力され、通報装置2
0が作動してメッセージや警報を発する(ステップS2
0)。
【0046】(9) このメッセージや警報を受けた利
用者は、入出庫室13に進入する際に入出庫口ドア14
が開放されたままになっていて、この開放状態で入出庫
室13に進入したことに気づき、一旦入出庫室13から
退出した後(ステップS21)、ドア閉ボタン18をO
N操作する(ステップS22)。これにより、入出庫口
ドア14が閉鎖し(ステップS15)、上記記憶部22
に入庫登録されている当該車両Cの入庫登録データが抹
消され、出庫作業が正式に終了する(ステップS16,
S17)。その後、上記ステップS1〜ステップS3,
ステップS6〜ステップS12を経て車両Cを入庫す
る。
【0047】このように、出庫後に入出庫室13の入出
庫口ドア14を閉め忘れて当該車両Cの入庫登録データ
が抹消されずに残っている場合に、正規の入庫手続きを
しないで車両Cが入出庫室13に進入すると、通報装置
20が作動してそのことを利用者が知り、利用者は一旦
入出庫室13から退出し、入出庫口ドア14を閉鎖して
上記出庫した車両Cの入庫登録データを抹消してから正
規の入庫手続きを経て入庫するので、先に出庫した車両
Cの利用者の暗証番号のまま入庫登録されて格納される
という事態を回避でき、出庫不能な迷子車となることを
確実に防止することができる。
【0048】なお、本例では、機械式立体駐車装置がエ
レベータ式立体駐車装置である場合を示したが、車両C
をパレットPに搭載して格納するタイプの立体駐車装置
に限ることはなく、また、垂直循環式、多層循環式、水
平循環式あるいは多段式等そのタイプを問わず適用でき
るものである。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
出庫後の入出庫口ドアの閉鎖により当該出庫車両の入庫
登録データを抹消するようにしている立体駐車装置にお
いて、出庫呼び運転が行われた後に、車両検知手段が車
両の入出庫室からの退出を検知し、かつ入出庫口ドアが
閉操作されない状態において、車両の入出庫室への進入
を検知したとき、通報手段に通報指令を発するようにし
たので、出庫後に入出庫口ドアを閉め忘れていることを
後から入庫しようとする利用者に確実に知らせ、他人の
暗証番号で入庫登録されて格納されるという事態を回避
して出庫不能な迷子車をなくすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る機械式立体駐車装置
としてのエレベータ式立体駐車装置の全体構成図であ
る。
【図2】本発明の実施の形態に係る機械式立体駐車装置
としてのエレベータ式立体駐車装置の入出庫手順を示す
フローチャート図である。
【図3】従来例の図2相当図である。
【符号の説明】
2 格納スペース(駐車部) 13 入出庫室 14 入出庫口ドア 15 運転盤 19 光電管(車両検知手段) 20 通報装置(通報手段) 21 制御装置(制御手段) C 車両

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 利用者が暗証番号を入力操作する運転盤
    と、 該運転盤からの入力信号に基づき、上記暗証番号に対応
    する車両が入庫登録されているか否かを駐車情報から検
    索し、入庫登録中であれば出庫呼びと判断して車両を駐
    車部から入出庫室に搬出する一方、入庫登録されていな
    ければ入庫呼びと判断して車両を入出庫室から駐車部に
    搬入するよう駆動部を制御する制御手段とを備え、 車両が上記入出庫室から退出した後、入出庫口ドアが閉
    鎖することにより当該車両の入庫登録データを抹消する
    ようにした機械式立体駐車装置であって、 上記入出庫室に設けられ、車両の進入・退出を検知する
    車両検知手段と、 利用者に誤入庫の旨を通報する通報手段とを備え、 上記制御手段は、出庫呼び運転が行われた後に、上記車
    両検知手段が車両の入出庫室からの退出を検知し、かつ
    入出庫口ドアが閉操作されない状態において、車両の入
    出庫室への進入を検知したとき、上記通報手段に通報指
    令を発するようになされていることを特徴とする機械式
    立体駐車装置。
JP5724397A 1997-03-12 1997-03-12 機械式立体駐車装置 Pending JPH10255199A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015117470A (ja) * 2013-12-16 2015-06-25 三菱重工メカトロシステムズ株式会社 機械式駐車装置の制御装置、機械式駐車装置、及び機械式駐車装置の制御方法
JP2017031682A (ja) * 2015-08-03 2017-02-09 日精株式会社 機械式駐車装置
JP2022082727A (ja) * 2020-10-28 2022-06-02 三菱重工機械システム株式会社 機械式駐車装置及び機械式駐車装置の制御方法

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