JPH102545A - 燃焼制御方法及び装置 - Google Patents

燃焼制御方法及び装置

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JPH102545A
JPH102545A JP17737096A JP17737096A JPH102545A JP H102545 A JPH102545 A JP H102545A JP 17737096 A JP17737096 A JP 17737096A JP 17737096 A JP17737096 A JP 17737096A JP H102545 A JPH102545 A JP H102545A
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Kunihiko Nakajima
邦彦 中島
Toshihiko Kanetani
利彦 金谷
Shuzo Takahata
修蔵 高畠
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Kawaju Reinetsu Kogyo KK
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  • Regulation And Control Of Combustion (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ボイラ、吸収冷温水機等の燃焼を伴う装置に
おいて、熟練を要することなく高い信頼度で容易に操作
することができ、設置スペースも小さく、コストダウン
を図ることができるようにする。 【解決手段】 燃焼装置30の燃焼負荷検出器32に接
続された制御盤18と、この制御盤18に接続された燃
料調節弁10制御用及び空気調節弁12制御用の制御モ
ータ14と、この空気調節弁12と前記制御モータ14
とを連結する、リンク棒47とアーム41、43とジョ
イント45とから構成されるリンク機構54と、前記制
御盤18と前記制御モータ14との間に設けられたI/
I(電流/電流)変換器とを備える。このI/I変換器
は、制御盤18に内蔵される場合もある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ボイラ、吸収冷温
水機等の燃焼を伴う装置(以下、燃焼装置という)にお
ける燃料調節弁と空気調節弁のどちらか一方を制御モー
タに直結し、その制御モータの軸の他端にリンク機構を
介してもう一方の調節弁を接続することで、4接点リン
ク式を応用して容易な調節を可能にし、燃料と空気の制
御が容易に行える燃焼制御方法及び装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来の燃焼制御装置は、例えば、図3に
示すように、燃料調節弁10及び空気調節弁12と1台
の制御モータ14とをそれぞれリンク機構16で連結
し、制御盤18からの制御信号にて開閉制御するように
構成されている。リンク機構16は、クランクアーム2
0、ボールジョイント22及び連結棒24からなってい
る。26は燃料供給圧力調整弁(ガバナ)、28は空気
ファン、30はボイラ、吸収冷温水機等の燃焼装置、3
2は燃焼負荷検出器、34はバーナ、36、38は圧力
計である。
【0003】図3に示す方式はつぎのような問題点を有
している。 (1) リンク機構の調整部(アーム長さ、アームと制
御モータの取付角度、制御モータ回転角度と回転速度、
弁開度等)が多く複雑である。 (2) 調整部が多いので、適正な燃焼を得るための調
整に時間を要するとともに、その設定には熟練を要求さ
れる作業であり、また、作業時間の短縮も図りにくい。 (3) 調整は、経験と勘にたよるところが多く、作業
者の技量によって仕上がり具合に差が生じ易い。 (4) 構成部品点数が多く、各部品の耐久性が異な
り、かつ、品質のバラツキが生じるという問題がある。 (5) 制御モータと燃料調節弁及び空気調節弁との間
は、リンク機構動作及びリンク機構調整のためのスペー
スが必要であり、バーナ周りの機器配置から制約を受け
易い。 (6) 可動部には、ボールジョイントを用い、アーム
と連結棒を接続しているが、接続部が多いため構造的に
動作隙間が大きい。上記のように、従来の1つの制御モ
ータと2つの調節弁をリンク機構で接続する燃焼制御方
式は、種々の問題点を有している。
【0004】また、特開平7−293865号公報に
は、図4及び図5に示されるような燃焼制御装置が記載
されている。図4において、燃料調節弁10の軸と一方
の制御モータ40の軸とは、接手、例えば、カップリン
グ接手42を介して接続されている。なお、カップリン
グ接手42は、単に弁と制御モータとを接続するだけで
なく、取付時の幾分のルーズ代をそれ自身に持たせてい
る。同様に、空気調節弁12の軸と他方の第2の制御モ
ータ44の軸とは、接手、例えば、カップリング接手4
6を介して接続されている。破線で示す制御信号線48
は、制御盤18と第1の制御モータ40(燃料制御用)
との間に配線され、さらに、この制御信号線48の中間
にI/I(電流/電流)変換器50が接続されて、燃料
調節弁10の流動特性に合わせた第2の制御モータ44
(空気制御用)の制御信号を補正して出力するように構
成されている。52は駆動電源線である。なお、図5
は、図4におけるI/I変換器50を制御盤18に内蔵
したものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】また、上述した問題点
を解決するために、燃料又は空気を制御する基準モータ
を設け、燃焼排ガス中のO2 又はCOを検出し、O2
はCOが所定の値になるように補正して、空気又は燃料
を制御する従属モータを駆動させるようにした2つのモ
ータによる燃焼制御方式が開発されている。しかしなが
ら、上記の2つのモータによる燃焼制御方式は、つぎの
ような問題点を有している。 (1) 燃焼ガス中のO2 又はCOを検出する検出器の
信頼性が低いので、正確な制御ができず、また、メンテ
ナンスに長時間を要する。 (2) 燃焼ガス中のO2 又はCOを検出する検出器
は、信頼性が低い上に、高価である。信頼性に優れた製
品を得ようとすると、益々高価になる。 (3) 制御系が高価になり、制御効果に比し割高とな
るため、従来は大型ボイラ等にのみ採用されていた。 (4) 汎用機への採用は、スペース、コスト及び採用
効果の点で一般的でなかった。
【0006】本発明は上記の諸点に鑑みなされたもの
で、本発明の目的は、燃料調節弁と空気調節弁のどちら
か一方を制御モータに直結し、その制御モータの軸の他
端にリンク機構を介してもう一方の調節弁を接続するこ
とにより、熟練を要することなく高い信頼度で容易に操
作することができ、設置スペースも小さく、コストダウ
ンを図ることができる燃焼制御方法及び装置を提供する
ことにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の燃焼制御方法は、燃焼装置への燃料供給
量及び空気供給量を別々に制御する燃焼制御方法であっ
て、燃焼装置からの1つの負荷信号により、燃料調節弁
に直結された1つの制御モータを作動させるとともに、
その制御モータの軸の他端とリンク機構を介して連結さ
れた空気調節弁を連動させて、燃料供給量及び空気供給
量を制御することを特徴としている。また、本発明の他
の方法は、燃焼装置への燃料供給量及び空気供給量を別
々に制御する燃焼制御方法であって、燃焼装置からの1
つの負荷信号により、空気調節弁に直結された1つの制
御モータを作動させるとともに、その制御モータの軸の
他端とリンク機構を介して連結された燃料調節弁を連動
させて、燃料供給量及び空気供給量を制御することを特
徴としている。
【0008】上記の本発明の方法において、燃焼負荷検
出器の負荷信号を制御盤に導入し、燃料調節弁の流量特
性及び空気調節弁の流量特性に合わせるように制御盤内
で補正して燃焼制御信号に変換し、該燃焼制御信号を1
つの制御モータに出力させることが望ましい。また、上
記の本発明の方法において、燃焼負荷検出器の負荷信号
を制御盤外部にて燃料調節弁の流量特性に合わせるよう
に補正して燃焼制御信号に変換し、該燃焼制御信号を1
つの制御モータに出力させる場合もある。
【0009】上記の本発明の方法において、燃焼負荷検
出器の負荷信号を変換した燃焼制御信号を補正すること
なく、制御モータの軸の一端に直結された燃料調節弁を
制御するとともに、その制御モータの軸の他端にリンク
機構を介して接続された空気調節弁を制御することも可
能である。同様に、上記の本発明の方法において、燃焼
負荷検出器の負荷信号を変換した燃焼制御信号を補正す
ることなく、制御モータの軸の一端に直結された空気調
節弁を制御するとともに、その制御モータの軸の他端に
リンク機構を介して接続された燃料調節弁を制御するこ
とも可能である。これらの本発明の方法において、リン
ク機構としては、4接点リンク方式を用いることが望ま
しい。
【0010】これらの本発明の方法において、燃焼制御
を正常に保つため、制御モータの制御信号線の異常を、
制御信号出力時間と制御モータの開閉時間の相関によ
り、又は/及び燃焼監視装置(火炎検出器、排ガス温度
異常検出器等)により検出し警報を発し、安全な燃焼を
確保するようにしたり、燃焼制御を正常に保つため、制
御モータの駆動電源線の異常を、制御信号出力時間と制
御モータの開閉時間の相関により、又は/及び燃焼監視
装置(火炎検出器、排ガス温度異常検出器等)により検
出し警報を発し、安全な燃焼を確保したり、燃焼制御を
正常に保つため、制御モータの駆動電源線の異常を、電
源線の電圧又は電流値の変化により検出し警報を発し、
安全な燃焼を確保したり、燃焼制御を正常に保つため、
制御モータ駆動部と、燃料調節弁及び空気調節弁との駆
動接続部の異常を、燃焼監視装置(火炎検出器、排ガス
温度異常検出器等)により検出し警報を発し、安全な燃
焼を確保したりする。
【0011】本発明の燃焼制御装置は、燃焼装置の燃焼
負荷検出器に接続された制御盤と、この制御盤に接続さ
れた燃料調節弁制御用及び空気調節弁制御用の制御モー
タと、前記制御盤と前記制御モータとの間に設けられた
I/I(電流/電流)変換器とを備え、制御モータの軸
の一端に燃料調節弁が直結され、制御モータの軸の他端
にリンク機構を介して空気調節弁が接続されたことを特
徴としている。本発明の他の装置は、燃焼装置の燃焼負
荷検出器に接続された制御盤と、この制御盤に接続され
た燃料調節弁制御用及び空気調節弁制御用の制御モータ
と、前記制御盤と前記制御モータとの間に設けられたI
/I(電流/電流)変換器とを備え、制御モータの軸の
一端に空気調節弁が直結され、制御モータの軸の他端に
リンク機構を介して燃料調節弁が接続されたことを特徴
としている。これらの本発明の装置において、リンク機
構を4接点リンク式とすることが望ましい。
【0012】上記の本発明の装置において、I/I(電
流/電流)変換器を制御盤に内蔵することが、装置をさ
らにコンパクトにすることができ、異常も検知し易くな
る点で好ましい。また、燃料調節弁、空気調節弁のいず
れか一方又は両方に流量補正機構を設けたり、燃料調節
弁、空気調節弁のいずれか一方又は両方に該調節弁の前
後の条件を変え調節弁の流量特性を合わせ得る機構を設
けたりする場合もある。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て詳細に説明するが、本発明は下記の実施形態に何ら限
定されるものではなく、適宜変更して実施することが可
能なものである。図1は、本発明の実施の第1形態によ
る燃焼制御装置を示している。本発明の実施の第1形態
は、4接点リンク式を応用してリンク調整を簡単にした
ものである。燃料調節弁10の軸と制御モータ14の軸
の一端とは、接手、例えば、カップリング接手42を介
して接続されている。なお、カップリング接手42は、
単に弁と制御モータとを接続するだけでなく、取付時の
幾分のルーズ代をそれ自身に持たせている。一方、空気
調節弁12の軸と制御モータ14の軸の他端とは、リン
ク棒47、アーム41、43及びジョイント45から構
成されるリンク機構54を介して連結されている。ジョ
イント45としては、一例として、ボールジョイント等
が用いられる。また、アーム41は、制御モータ14と
リンク棒47とを接続させる部材であり、燃料コントロ
ールモータアームに相当する。一方、アーム43は、空
気調節弁12とリンク棒47とを接続させる部材であ
り、エアダンパアームに相当する。なお、燃料としては
気体燃料、液体燃料のいずれでも使用することができる
が、図面では燃料ガスを用いる場合を示している。
【0014】破線で示す制御信号線48は、制御盤18
と制御モータ14との間に配線され、さらに、この制御
信号線48の中間にI/I(電流/電流)変換器50が
接続されて、燃料調節弁10の流動特性に合わせた制御
モータ14の軸の他端の制御信号を補正して出力するよ
うに構成されている。すなわち、I/I(電流/電流)
変換器50は、制御盤18より出力される燃料調節弁用
制御信号を途中から取り出して、空気調節弁用制御信号
として出力させるが、この際、燃料調節弁10と空気調
節弁12の流量特性が異なるので、同じ制御出力では、
最適な燃焼を得ることが出来ない。このため、燃料調節
弁用制御信号出力により得る燃料調節弁10の流量特性
に合わせ、空気調節弁12の流量特性の最適位置に動か
せる制御出力信号をI/I変換器50にてつくり出し、
リンク機構54を介して空気調節弁12が接続された制
御モータ14の軸の他端を制御させる。
【0015】実線で示す制御モータ駆動電源線52は、
制御盤18と制御モータ14との間に直接配線されてい
る。26は燃料供給圧力調整弁(ガバナ)、28は空気
ファン、30はボイラ、吸収冷温水機等の燃焼装置、3
2は燃焼負荷検出器、34はバーナ、36、38は圧力
計である。制御モータ14の構造及び作用はつぎの通り
である。制御盤18より出力された燃焼制御出力信号の
DC4〜20mAにて0〜90°回転させる制御モータ1
4に、燃料調節弁10を直結し、所要流量域範囲の回転
角を与えるために出力信号の上限カットを掛け、適正な
回転角を与える。制御モータ14は、制御出力信号のD
C4〜20mAにて0〜90°回転するが、燃料調節弁1
0の流量特性に合わせるべく、空気調節弁12の流量特
性に合った回転角を与えるように補正したI/I変換器
50で、制御信号を補正した制御出力信号に変換された
出力信号にて回転角を与える。燃料調節弁10の構造及
び作用はつぎの通りである。ガス燃料の場合は、一般的
にバタフライ弁を採用し、0〜90°の回転角にて流量
を0〜100%調節でき、制御モータ14にて適性な流
量域の回転を与えて調節する。
【0016】一般的に、空気調節弁12としてはバタフ
ライ構造を採用し、0〜90°の回転角にて0〜100
%調節でき、リンク機構54を介して空気調節弁12が
接続された制御モータ14の軸の他端にて適正な流量域
の回転を与えて調節する。制御盤18の構造及び作用は
つぎの通りである。冷温水機の場合では、冷水又は温水
の出口温度を検出し、この信号を制御盤18にて燃焼負
荷信号に変換させて(例えば0〜100%負荷をDC4
〜20mAに)出力信号とする。
【0017】つぎに、本実施形態における作用について
説明する。燃料装置30の出力側に設けられた燃焼負荷
検出器32からの負荷信号が制御盤18に入力される。
この負荷信号が基準設定値より大きい場合は、つぎのよ
うに制御される。すなわち、燃焼量を減じて温度を下げ
て基準値にする必要がある場合は、制御盤18にて制御
モータ14の出力信号を、例えばDC20mAより12mA
に減少させると、燃料量は50%に減少され、同時に、
I/I変換器50により制御モータ14の出力信号も、
空気量50%になる出力信号に変換され、適正な位置に
制御モータ14の軸の他端が回転し、リンク機構54に
よる調整がなされて固定され、最適な燃焼を得る。一
方、負荷信号が基準設定値より小さい場合は、つぎのよ
うに制御される。すなわち前記と逆の動きで、燃焼量を
増して温度を上げて基準値にする必要がある。このた
め、制御盤18にて制御モータ14の出力信号を、例え
ばDC12mAよりDC20mAに増加させる。この信号で
燃料調節弁10に直結された制御モータ14は、燃料調
節弁10を全開にする方向に回転する。また、この信号
によりI/I変換器50で空気調節弁12を燃料に最適
な流量になる回転角となる制御信号に変換し、制御モー
タ14の軸の他端を回転させ、リンク機構54による調
整がなされる。
【0018】図2は、本発明の実施の第2形態による燃
焼制御装置を示している。本発明の実施の第2形態も、
4接点リンク式を応用してリンク調整を簡単にしたもの
である。また、本発明の実施の第2形態は、図2に示す
ように、図1におけるI/I変換器50を制御盤18に
内蔵したものである。他の構成、作用は、本発明の実施
の第1形態の場合と同様である。
【0019】上記の本発明の実施の第1、第2形態によ
る燃焼制御装置において、つぎのような異常を確実に検
出できるように構成されている。 (1) 制御信号線48の異常検出 起動時 制御モータ14の制御信号線48の断線チェックは、制
御モータ14内蔵のリミットスイッチがモータの開閉時
間以上、例えば45秒以上経てもONとならない時、異
常として検出し、予警報を発するように構成する。制御
モータ14の制御信号線48については、本発明の実施
の第1形態では、制御モータ14の制御信号線48の中
間にI/I変換器50を挿入しているので、上記の断線
チェックをするためには制御出力信号の出力時間を検出
する外部装置を取り付けないとできない。しかし、本発
明の実施の第2形態におけるように、I/I変換器を制
御盤18内に組み込む場合は、制御モータ14の断線チ
ェックを制御盤内で簡単に常時チェックすることができ
る。 運転中 制御モータ14の制御信号線48の断線チェックは、制
御出力が一定時間以上、例えば60秒間以上継続して出
されても制御モータ14の全開リミットスイッチが作動
しない時は、予警報を発するように構成する。また、フ
レーム電流が低下するので、火炎検出器で検知して警報
を発するように構成する。さらに、伝熱が悪くなり排ガ
ス温度が上昇するので、排ガス温度高で異常を検出し、
警報を発するように構成する。
【0020】(2) 駆動電源線52の異常検出 起動時 制御モータ14の駆動電源線52の断線チェックは、モ
ータ内蔵の開確認リミットスイッチがモータの開閉時間
以上、例えば45秒以上経てもONとならない時は、異
常を検出し予警報を発するように構成する。 運転中 制御モータ14の駆動電源線52の断線チェックは、制
御出力が一定時間以上、例えば60秒間以上継続して出
されても、制御モータ14の全閉又は全開リミットスイ
ッチが作動しない時は、予警報を発するように構成す
る。また、フレーム電流、制御モータ14の制御電流が
低下するので、火炎検出器で検知し、警報を発するよう
に構成する。さらに、伝熱が悪くなり排ガス温度が上昇
するので、排ガス温度高で異常を検出し、警報を発する
ように構成する。
【0021】(3) 駆動接続部の異常検出 制御モータ14の接続部(接手部)の運転時における緩
みチェックは、フレーム電流、制御モータ14の制御電
流が低下するので、火炎検出器で検知し、警報を発する
ように構成する。また、伝熱が悪くなり排ガス温度が上
昇するので、排ガス温度高で異常を検出し、警報を発す
るように構成する。
【0022】
【発明の効果】本発明は上記のように構成されているの
で、つぎのような効果を奏する。 (1) 接続部が少なく、かつ、部品点数が少ないの
で、燃焼制御系のスペースが小さくなり、また、O2
出器、CO2 検出器等の高価な機器を必要としないの
で、コストダウンを図ることができる。 (2) 接続部の少ないリンク機構を用いており、しか
も、負荷信号により自動制御されるので、熟練者でなく
ても容易に燃焼調整を行うことができる。 (3) 従来方式では、作業員毎に調整手法が異なり、
確実な燃焼調整が難しかったが、本発明の方法及び装置
では、同じ状態に再現できる調整を行うことができ、高
い信頼性を確保することができる。 (4) 4接点リンク式を応用したリンク機構を用いる
場合は、リンク調整が簡単になり、燃料及び空気の制御
が効率的に行える。 (5) 4接点リンク式を応用したリンク機構を用いる
場合は、接続部が少なくなり、動作隙間も小さくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の第1形態による燃焼制御装置を
示す系統的構成図である。
【図2】本発明の実施の第2形態による燃焼制御装置を
示す系統的構成図である。
【図3】従来の燃焼制御装置の一例を示す系統的説明図
である。
【図4】従来の燃焼制御装置の他の例を示す系統的説明
図である。
【図5】従来の燃焼制御装置のさらに他の例を示す系統
的説明図である。
【符号の説明】
10 燃料調節弁 12 空気調節弁 14、40、44 制御モータ 16、54 リンク機構 18 制御盤 20 クランクアーム 22 ボールジョイント 24 連結棒 26 燃料供給圧力調整弁(ガバナ) 28 空気ファン 30 燃焼装置 32 燃焼負荷検出器 34 バーナ 41、43 アーム 42 カップリング接手 45 ジョイント 47 リンク棒 48 制御信号線 50 I/I変換器 52 駆動電源線

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃焼装置への燃料供給量及び空気供給量
    を別々に制御する燃焼制御方法であって、燃焼装置から
    の1つの負荷信号により、燃料調節弁に直結された1つ
    の制御モータを作動させるとともに、その制御モータの
    軸の他端とリンク機構を介して連結された空気調節弁を
    連動させて、燃料供給量及び空気供給量を制御すること
    を特徴とする燃焼制御方法。
  2. 【請求項2】 燃焼装置への燃料供給量及び空気供給量
    を別々に制御する燃焼制御方法であって、燃焼装置から
    の1つの負荷信号により、空気調節弁に直結された1つ
    の制御モータを作動させるとともに、その制御モータの
    軸の他端とリンク機構を介して連結された燃料調節弁を
    連動させて、燃料供給量及び空気供給量を制御すること
    を特徴とする燃焼制御方法。
  3. 【請求項3】 燃焼負荷検出器の負荷信号を制御盤に導
    入し、燃料調節弁の流量特性及び空気調節弁の流量特性
    に合わせるように制御盤内で補正して燃焼制御信号に変
    換し、該燃焼制御信号を1つの制御モータに出力させる
    請求項1又は2記載の燃焼制御方法。
  4. 【請求項4】 燃焼負荷検出器の負荷信号を制御盤外部
    にて燃料調節弁の流量特性に合わせるように補正して燃
    焼制御信号に変換し、該燃焼制御信号を1つの制御モー
    タに出力させる請求項1又は2記載の燃焼制御方法。
  5. 【請求項5】 燃焼負荷検出器の負荷信号を変換した燃
    焼制御信号を補正することなく、制御モータの軸の一端
    に直結された燃料調節弁を制御するとともに、その制御
    モータの軸の他端にリンク機構を介して接続された空気
    調節弁を制御する請求項1記載の燃焼制御方法。
  6. 【請求項6】 燃焼負荷検出器の負荷信号を変換した燃
    焼制御信号を補正することなく、制御モータの軸の一端
    に直結された空気調節弁を制御するとともに、その制御
    モータの軸の他端にリンク機構を介して接続された燃料
    調節弁を制御する請求項2記載の燃焼制御方法。
  7. 【請求項7】 リンク機構として4接点リンク方式を用
    いる請求項1〜6のいずれかに記載の燃焼制御方法。
  8. 【請求項8】 燃焼制御を正常に保つため、制御モータ
    の制御信号線の異常を、制御信号出力時間と制御モータ
    の開閉時間の相関により、又は/及び燃焼監視装置によ
    り検出し警報を発するようにした請求項1〜7のいずれ
    かに記載の燃焼制御方法。
  9. 【請求項9】 燃焼制御を正常に保つため、制御モータ
    の駆動電源線の異常を、制御信号出力時間と制御モータ
    の開閉時間の相関により、又は/及び燃焼監視装置によ
    り検出し警報を発するようにした請求項1〜8のいずれ
    かに記載の燃焼制御方法。
  10. 【請求項10】 燃焼制御を正常に保つため、制御モー
    タの駆動電源線の異常を、電源線の電圧又は電流値の変
    化により検出し警報を発するようにした請求項1〜8の
    いずれかに記載の燃焼制御方法。
  11. 【請求項11】 燃焼制御を正常に保つため、制御モー
    タ駆動部と、燃料調節弁及び空気調節弁との駆動接続部
    の異常を、燃焼監視装置により検出し警報を発するよう
    にした請求項1〜10のいずれかに記載の燃焼制御方
    法。
  12. 【請求項12】 燃焼装置の燃焼負荷検出器に接続され
    た制御盤と、この制御盤に接続された燃料調節弁制御用
    及び空気調節弁制御用の制御モータと、前記制御盤と前
    記制御モータとの間に設けられたI/I変換器とを備
    え、制御モータの軸の一端に燃料調節弁が直結され、制
    御モータの軸の他端にリンク機構を介して空気調節弁が
    接続されたことを特徴とする燃焼制御装置。
  13. 【請求項13】 燃焼装置の燃焼負荷検出器に接続され
    た制御盤と、この制御盤に接続された燃料調節弁制御用
    及び空気調節弁制御用の制御モータと、前記制御盤と前
    記制御モータとの間に設けられたI/I変換器とを備
    え、制御モータの軸の一端に空気調節弁が直結され、制
    御モータの軸の他端にリンク機構を介して燃料調節弁が
    接続されたことを特徴とする燃焼制御装置。
  14. 【請求項14】 リンク機構が4接点リンク式である請
    求項12又は13記載の燃焼制御装置。
  15. 【請求項15】 I/I変換器を制御盤に内蔵してなる
    請求項12、13又は14記載の燃焼制御装置。
  16. 【請求項16】 燃料調節弁及び空気調節弁の少なくと
    も一方が流量補正機構を備えてなる請求項12〜15の
    いずれかに記載の燃焼制御装置。
  17. 【請求項17】 燃料調節弁及び空気調節弁の少なくと
    も一方に、該調節弁の前後の条件を変え調節弁の流量特
    性を合わせ得る機構を設けてなる請求項12〜15のい
    ずれかに記載の燃焼制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20170113182A (ko) * 2016-04-01 2017-10-12 린나이코리아 주식회사 예혼합장치

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