JP2784562B2 - 燃焼制御装置 - Google Patents

燃焼制御装置

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JP2784562B2
JP2784562B2 JP18967392A JP18967392A JP2784562B2 JP 2784562 B2 JP2784562 B2 JP 2784562B2 JP 18967392 A JP18967392 A JP 18967392A JP 18967392 A JP18967392 A JP 18967392A JP 2784562 B2 JP2784562 B2 JP 2784562B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はボイラ等の燃焼器におけ
る燃焼状態を制御するための燃焼制御装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】例えば、工場内の暖房装置に蒸気を供給
するボイラにおいては、バーナの火炎によって水を加熱
して蒸気にしている。このボイラでは、暖房装置で使用
される蒸気の量に応じて蒸気の圧力(蒸気圧)が変動す
ることから、同暖房装置への安定した蒸気の供給を行う
には、蒸気圧が常に一定となるように、ボイラの運転状
態を制御する必要がある。
【0003】そこで従来は、図8で示すように、バーナ
70へ燃料を導く燃料供給路71に燃料調整弁72を設
けるとともに、同バーナ70へ空気を導く空気供給路7
3に空気調整弁74を設けている。また、蒸気圧を検出
する圧力計75をボイラ79に設けている。さらに、前
記蒸気圧に応じて燃料供給量を制御するためのコントロ
ーラ76が設けられている。すなわち、このコントロー
ラ76は、圧力計75による蒸気圧が予め定められた目
標蒸気圧と同一となるように、燃料調整弁72の開度を
コントロールモータ77にて調整し、バーナ70への燃
料供給量を増減させている。さらに、この燃料の供給に
ともない空気を供給させるために、リンク機構78を用
いて、前記燃料調整弁72と空気調整弁74とを機械的
に連結させている。従って、一つのコントロールモータ
77の作動によって、燃料調整弁72の開度調整と空気
調整弁74の開度調整とが行われる。
【0004】しかし、この技術では、主として燃料供給
量が適正となるように燃料調整弁72の開度調整が行わ
れ、それに付随して空気調整弁74の開度調整が機械機
構的に行われることから、空気供給量の微調整ができな
い。そのため、適正量よりも多めの空気がバーナ70に
供給されるような設定がなされている。
【0005】これは、以下の理由による。ボイラの燃焼
能力に対する燃料供給量の比率と、燃焼による排気ガス
中の酸素濃度(空気流量に相当)との間には図9で示す
ような関係がある。図中の特性線L1は煙が出ない最小
の酸素濃度であり、特性線L1以下の領域は発煙不完全
燃焼領域である。ここで、煙の発生を防止し、かつ、空
気の過剰供給に起因する熱損失を少なくするという観点
からは、特性線L1よりもわずかに高い特性線L4に従
って空気供給量を制御することが望ましい。
【0006】しかし、燃料が非圧縮性流体であるのに対
し、空気が圧縮性流体であることから、前記の空気供給
量制御を行っていると、燃料の供給量が急激に変化した
場合、その変化に空気の供給が追従しきれず、若干の遅
れをともなう。そして、この遅れにより、図9において
二点鎖線で示すように、酸素濃度が瞬間的に低下して発
煙領域に入り込み、煙が発生してしまう。そのため、上
記の不具合を防止するために、実際には前記特性線L1
よりもかなり多めの酸素濃度となるような特性線L5を
設定して空気供給量を制御している。
【0007】従って、急激な燃料供給量の変化等のない
ボイラ79の定常運転時には、過剰量の空気がバーナ7
0に供給されて熱損失が増大してしまう。この現象は、
省エネの観点からは好ましくない。
【0008】そこで、図10で示すように、2つのコン
トロールモータ81,82と、2つのリンク機構83,
84と、2つのコントローラ85,86とを用いて、燃
料調整弁72の開度調整及び空気調整弁74の開度調整
を別々に行い、燃料供給量に対して最適な空気供給量と
なるような制御を行うことが考えられる。その一つとし
て、特開平3−164614号公報に開示された技術が
ある。
【0009】この技術では、第1コントローラ85は、
圧力計75による蒸気圧が予め定められた目標蒸気圧と
同一となるように、燃料調整弁72の開度をリンク機構
83及びコントロールモータ81によって調整させ、バ
ーナ70への燃料供給量を増減させている。また、光セ
ンサ88を内蔵したセンサアンプ87によって、火炎光
の状態が電気信号に変換されると、第2コントローラ8
6はセンサアンプ87からの出力信号を周波数解析した
後、全周波数領域での強度積分値である振動パワーを求
める。そして、第2コントローラ86は、前記振動パワ
ーを流量計89による燃料流量に応じた最適振動パワー
に一致させるべく、前記空気調整弁74の開度を調整す
るようにしている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところが、後者の技術
においては、燃料供給系と空気供給系とを完全に独立さ
せてそれぞれ別々に制御しているので、以下の問題点を
有している。
【0011】(1)センサアンプ87、第2コントロー
ラ86等の空気供給系の制御装置に何らかの異常が起こ
った場合、燃料調整弁72の開度が変化して燃料供給量
が増加しても、空気調整弁74の開度が変化しないこと
がある。この場合、バーナ70への空気供給量が不足す
るおそれがある。
【0012】(2)燃料供給量が急激に増加しても、空
気供給系側での機械的な追従遅れ等が原因で、瞬間的に
空気調整弁74の開度調整を行うことができず、一時的
な空気不足を招く。
【0013】(3)燃料が非圧縮性流体であるのに対
し、空気は圧縮性流体である。このため、燃料供給量の
変化に空気供給量を追従させようとすると、より速く空
気調整弁74を開閉動作させる必要がある。しかし、空
気調整弁駆動用のコントロールモータ82は、その駆動
軸82aが90゜回転するのに15〜30秒を要する。
これに対し、駆動軸82aのわずかな回転で空気調整弁
74が大きく開閉するように、リンク機構84のうち駆
動軸82a側のロッド91を長くすることが考えられ
る。しかし、このようにすると、当然のことながら、空
気調整弁74の分解能が低下し、空気供給量の微調整が
困難となる。
【0014】(4)燃料供給量が変動した場合に不完全
燃焼が発生しないような空気供給を行うには、空気供給
系での各種制御パラメータの調整、リンク機構84のロ
ッドの長さ調整等を行う必要があり、調整工数が多い。
【0015】本発明は上述した両技術の問題点を解決す
るためになされたものであり、その目的は、空気供給量
の微調整を可能にして、適正量の空気をバーナに供給で
きるばかりでなく、空気供給系の制御装置の異常時や燃
料供給量の急増時における空気供給不足を解消し、さら
には空気供給系での各種制御パラメータの調整、リンク
機構の各部の長さ調整等を不要とし、調整工数の低減を
図ることのできる燃焼制御装置を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、燃焼室内へ火炎を発するバーナと、燃料供
給路を介して前記バーナに供給される燃料の流量を調整
可能な燃料調整弁と、空気供給路を介して前記バーナに
供給される空気の流量を調整可能な空気調整弁と、前記
燃料調整弁及び空気調整弁に動力伝達用ロッドにより機
械的に連結され、その動力伝達用ロッドを介して両調整
弁を所望開度に調整するための開度調整用アクチュエー
タと、前記バーナの火炎による被加熱流体の加熱状態を
検出する加熱状態検出手段と、前記加熱状態検出手段に
よる被加熱流体の加熱状態が予め定められた加熱状態と
なるように、前記開度調整用アクチュエータを駆動制御
する第1の制御手段と、前記バーナからの火炎光の状態
を検出する火炎光検出手段と、前記動力伝達用ロッドの
ロッド長を変更させ、そのロッド長の調節により、前記
開度調整用アクチュエータによる空気調整弁の開度特性
を調整するためのロッド長可変部材と、前記火炎光検出
手段による火炎光の状態からそのときの燃焼状態を求
め、その燃焼状態が予め定められた最適燃焼状態となる
ように、前記ロッド長可変部材を駆動制御する第2の制
御手段とを備えている。
【0017】
【作用】バーナが発する火炎によって被加熱流体が加熱
され、その加熱状態が加熱状態検出手段によって検出さ
れると、第1の制御手段はそのときの加熱状態が予め定
められた加熱状態となるように、開度調整用アクチュエ
ータを駆動制御する。この駆動は動力伝達用ロッドを介
して燃料調整弁及び空気調整弁に伝達され、両調整弁が
所望開度に調整される。すると、燃料供給路を介してバ
ーナに供給される燃料の流量が調整されるとともに、空
気供給路を介してバーナに供給される空気の流量が調整
される。
【0018】前記燃料流量及び空気流量の制御時には、
バーナからの火炎光の状態が火炎光検出手段によって検
出される。第2の制御手段は、火炎光検出手段による火
炎光の状態からそのときの燃焼状態を求める。そして、
第2の制御手段は、その燃焼状態が予め定められた最適
燃焼状態となるようにロッド長可変部材を駆動制御す
る。この駆動により前記動力伝達用ロッドのロッド長が
変更される。すると、前記開度調整用アクチュエータに
よる空気調整弁の開度特性が調整される。
【0019】従って、加熱状態検出手段、開度調整用ア
クチュエータ、動力伝達用ロッド及び第1の制御手段に
よって燃料調整弁及び空気調整弁の各開度が調整される
ことで、燃料供給量制御及び基本的な空気供給量制御が
行われる。このうちの空気供給量の微調整は、火炎光検
出手段、ロッド長可変部材及び第2の制御手段によって
行われる。
【0020】このため、燃料供給量が急激に増加した場
合、第1の制御手段側だけで対応しようとすると、機械
的な追従遅れ等が原因で、瞬間的な空気調整弁の開度調
整を行うことができず一時的な空気不足を招くが、本発
明では開度調整用アクチュエータの伸縮動作が前記の追
従遅れ等を補い、空気調整弁の瞬間的な作動を可能にす
る。
【0021】これにともない、開度調整用アクチュエー
タのわずかな作動で空気調整弁が大きく作動するよう
に、リンク機構の各部材の長さ調整等を行う必要がなく
なる。従って、空気調整弁の分解能を低下させることな
く空気供給量を微調整することが容易となる。
【0022】さらに、空気供給量の微調整が可能となる
ことから、空気供給系側での各種制御パラメータの調
整、リンク機構の各部の調整を行わなくてもすむ。その
分、調整工数が少なくなる。
【0023】第2の制御手段に何らかの異常が発生した
場合には、ロッド長可変部材が伸縮不能となるが、この
ロッド長可変部材は動力伝達用ロッドの一部分として機
能する。このため、前記異常時においても開度調整用ア
クチュエータによる空気調整弁の開度調整が行われる。
従って、前記開度調整によりバーナへの空気供給不足が
防止される。
【0024】
【実施例】以下、本発明を、工場内の暖房装置に蒸気を
供給するボイラ等の燃焼器に適用した一実施例を図1〜
図7に従って説明する。
【0025】図1に示すように、燃焼器1の側面には、
その燃焼室2内へ向けて火炎Fを発するバーナ4が取付
けられている。バーナ4には、燃料供給路5を介して図
示しない燃料ポンプ及び燃料タンクが接続されており、
燃料ポンプの作動により燃料タンク内の燃料が燃料供給
路5を通ってバーナ4に供給される。また、前記バーナ
4には空気供給路6を介して送風ファン7が配設されて
おり、その送風ファン7の作動により空気が空気供給路
6を通ってバーナ4に供給される。従って、バーナ4に
は燃料の外、送風ファン7によって発生する空気流も供
給される。これらの燃料と空気とは混ざり合ってバーナ
4で燃焼し、火炎Fが生ずる。
【0026】前記燃焼器1上部には液室1aが形成さ
れ、ここに被加熱流体としての水3が収容されている。
また、液室1aには、図示しない配管を介して暖房装置
が接続されている。そのため、液室1a内の水3はバー
ナ4からの火炎Fにより加熱されて水蒸気になり、配管
を通って暖房装置に導かれる。そして、前記暖房装置で
用いられた蒸気量に応じて液室1a内の蒸気圧が変動す
ることから、本実施例では液室1a内の蒸気圧が一定と
なるように、燃料流量を増減させている。
【0027】前記バーナ4への燃料供給量を調節するた
めに、燃料供給路5には燃料調整弁8が設けられてい
る。また、前記バーナ4への空気供給量を調節するため
に、同バーナ4内には、空気調整弁としての平板状空気
ダンパ9が軸11により回動可能に支持されている。燃
料調整弁8及び空気ダンパ9には、開度調整用アクチュ
エータとしてのコントロールモータ12の駆動軸13が
連結されている。コントロールモータ12は、入力信号
に応じた角度だけ駆動軸13を回転させることが可能な
電動モータである。
【0028】前記コントロールモータ12と燃料調整弁
8との間、及び同コントロールモータ12と空気ダンパ
9との間の機械的な連結には、リンク機構14が用いら
れている。図2にリンク機構14の概略構成を示す。
【0029】コントロールモータ12の駆動軸13には
アーム15が一体回動可能に取付けられている。燃料調
整弁8には、軸17により燃料調整アーム16が回動可
能に取付けられており、その回動にともなって燃料調整
弁8の開度が変化するようになっている。また、空気ダ
ンパ9の軸11には空気ダンパアーム18が一体回動可
能に取付けられている。
【0030】コントロールモータ12の駆動軸13の回
転を燃料調整アーム16及び空気ダンパアーム18に伝
えるために、3本の伝達アーム19a,19b,19c
と、中間アーム21と、略扇形状をなす偏心カム22
と、ダンパ駆動アーム24とが用いられている。全伝達
アーム19a〜19cの基端部は、軸20に対し一体回
動可能に固着されている。中間アーム21の基端部及び
偏心カム22の中心部は軸23に対し一体回動可能に固
着されている。
【0031】燃料供給量に応じた最適空気供給量を得る
べく、空気ダンパ9の開閉速度を調整するために、偏心
カム22の外周部には、多数本のビス26によってレー
ル27が取付けられており、これらのビス26を個々に
締付けたり緩めたりすることによってレール27の曲率
を変えることが可能となっている。図7には、燃焼器1
の燃焼能力に対する燃料供給量の比率と、排気ガス中の
酸素濃度との関係を示す。図中、特性線L1は、燃焼室
2内で煙が発生しない最小酸素濃度を示している。ここ
で、発煙を防止し、かつ空気の過剰供給に起因する熱損
失を少なくするという観点から、特性線L1よりも若干
上側の特性線L2が得られるように、前記レール27の
曲率が設定されている。
【0032】図2に示すように、前記ダンパ駆動アーム
24の基端部は、軸25に一体回動可能に固着されてい
る。ダンパ駆動アーム24には前記レール27の一部が
係合されている。そして、偏心カム22及びレール27
が軸23を中心として回動すると、そのレール27に対
するダンパ駆動アーム24の係合位置が変化し、同ダン
パ駆動アーム24が軸25を中心として偏心カム22と
同一方向へ回動するようになっている。
【0033】前記コントロールモータ12と中央の伝達
アーム19b、燃料調整アーム16と下側の伝達アーム
19c、上側の伝達アーム19aと中間アーム21、ダ
ンパ駆動アーム24と空気ダンパアーム18とはそれぞ
れ動力伝達用ロッド28,29,30,31によって連
結されている。
【0034】さらに、前記ダンパ駆動アーム24の先端
部と動力伝達用ロッド31との間には、ロッド長可変部
材としてのモータシリンダ32が介装されている。モー
タシリンダ32は、ダンパ駆動アーム24と空気ダンパ
アーム18との間隔であるロッド長LR を変更させ、そ
のロッド長LR の調節により、前記コントロールモータ
12による空気ダンパ9の開度特性を調整するためのも
のである。
【0035】モータシリンダ32は、シリンダ33と、
そのシリンダ33内に進退可能に螺入されたねじ杆34
と、変速器35を介してねじ杆34に連結された直流モ
ータ36とを備えている。シリンダ33の左端はダンパ
駆動アーム24に固定され、ねじ杆34の右端は動力伝
達用アーム31に固定されている。直流モータ36には
ポジショナ37が電気的に接続されており、同直流モー
タ36の駆動軸36aはポジショナ37からの駆動信号
の大きさ(例えば4〜20mA)に応じて回転する。こ
の駆動軸36aの回転は変速器35にて変速された後に
ねじ杆34に伝達される。ねじ杆34の回転にともな
い、シリンダ33が自身の長さ方向へ移動し、その結
果、モータシリンダ32全体が図2の左右方向へ伸縮す
るようになっている。
【0036】本実施例では、ポジショナ37から直流モ
ータ36への駆動信号が4mAのとき、モータシリンダ
32が伸びきった状態となって図7の特性線L3が得ら
れ、同駆動信号が20mAのとき、モータシリンダ32
が最も縮んだ状態となって、図7の特性線L2が得られ
るように設定されている。
【0037】図1に示すように、液室1aの上部には加
熱状態検出手段としての圧力計38が設けられている。
圧力計38は、前記バーナ4の火炎による水3の加熱状
態(この場合、加熱により発生する水蒸気の圧力、蒸気
圧)を検出する。また、燃料供給路5における燃料調整
弁8の上流には流量計39が配設されている。この流量
計39は燃料供給路5を流通する燃料供給量を測定す
る。モータシリンダ32には、シリンダ33の変位量を
検出するスライド抵抗41が設けられている(図2参
照)。
【0038】さらに、燃焼器1において、前記バーナ4
と対向する部位にはのぞき窓42が設けられている。の
ぞき窓42には、光ファイバ43を介して火炎光検出手
段としてのセンサアンプ44が接続されている。センサ
アンプ44は、バーナ4からの火炎光の状態を検出する
光センサ45を内蔵している。光センサ45はゲルマニ
ウムフォトダイオード等の赤外線検出素子からなる。光
センサ45は前記のぞき窓42及び光ファイバ43を通
過した火炎光を取り込み、電気信号(電流)に変換す
る。センサアンプ44は光センサ45による電気信号を
各種演算処理して出力する。
【0039】前記圧力計38は、第1の制御手段として
の第1コントローラ46の入力側に接続されている。第
1コントローラ46の出力側には前記コントロールモー
タ12が接続されている。そして、第1コントローラ4
6は圧力計38によって検出された蒸気圧信号を取り込
むと、コントロールモータ12に駆動信号を出力し、燃
料調整弁8の開度を調節する。この燃料調整弁8の開度
調節にともない、空気ダンパ9の開度が強制的に調整さ
れる。
【0040】前記モータシリンダ32のスライド抵抗4
1はポジショナ37の入力側に接続されている。ポジシ
ョナ37の出力側にはモータシリンダ32の直流モータ
36が接続されている。
【0041】前記流量計39及びセンサアンプ44は、
第2の制御手段としての第2コントローラ47の入力側
に接続されている。この第2コントローラ47の出力側
にはポジショナ37が接続されている。第2コントロー
ラ47は、センサアンプ44からの出力信号と、流量計
39による燃料流量信号とを取り込むと、各種演算処理
を行い、その演算結果によって得られた操作信号をポジ
ショナ37に出力する。ポジショナ37はスライド抵抗
41によって検出されたシリンダ33の位置信号を常時
フィードバックしており、前記第2コントローラ47か
らの操作信号と前記位置信号とを比較し、両者の偏差を
なくすべく直流モータ36に駆動信号を出力する。
【0042】なお、前記第2コントローラ47には総合
制御盤48が接続されており、両者47,48間で信号
の授受が行われるようになっている。例えば、燃焼器1
の作動に異常が発生した場合には、第2コントローラ4
7から総合制御盤48に対し、燃焼器1の運転を強制的
に停止させるための指令信号が出力される。
【0043】次に、前記のように構成された本実施例の
作用及び効果について説明する。図1に示すように、燃
焼器1の運転時には、バーナ4の火炎Fによって生じた
水蒸気の圧力(蒸気圧)が圧力計38によって検出され
る。第1コントローラ46は圧力計38によって検出さ
れた蒸気圧信号を取り込むと、そのときの蒸気圧と、予
め設定された目標蒸気圧との偏差を求め、その偏差をな
くすべくコントロールモータ12に駆動信号を出力す
る。
【0044】すると、図2に示すように、コントロール
モータ12の駆動軸13が回動し、その回動がアーム1
5及び動力伝達用ロッド28を介して中央の伝達アーム
19bに伝達される。この伝達により、3本の伝達アー
ム19a〜19cが軸20を中心として前記アーム15
の回動方向とは反対方向へ回動する。伝達アーム19a
〜19cの回動は、動力伝達用ロッド29を介して燃料
調整アーム16に伝えられる。その結果、軸17を中心
として燃料調整アーム16が前記伝達アーム19a〜1
9cと同一方向へ回動する。燃料調整アーム16の回動
によって燃料調整弁8の開度が調節され、バーナ4への
燃料供給量が増減され、前記液室1a内の蒸気圧が目標
蒸気圧に制御される。その結果、暖房装置への蒸気の供
給が安定して行われる。
【0045】また、前記伝達アーム19a〜19cの回
動は、動力伝達用ロッド30を介して中間アーム21及
び偏心カム22に伝達され、これらが軸23を中心とし
て前記伝達アーム19a〜19cと同一方向へ回動す
る。これにともない、ダンパ駆動アーム24が偏心カム
22上のレール27によって押圧されるかあるいは引っ
張られ、軸25を中心として前記伝達アーム19a〜1
9cと同一方向へ回動する。この回動は、モータシリン
ダ32及び動力伝達用ロッド31を介して空気ダンパア
ーム18に伝わり、同空気ダンパアーム18が軸11を
中心として回動する。すると、軸11上の空気ダンパ9
の開度が調整され、バーナ4への空気供給量が増減され
る。
【0046】一方、図1に示すように、センサアンプ4
4は、バーナ4の火炎光をのぞき窓42及び光ファイバ
43を介して光センサ45に取り込み、ここで電気信号
(電流)に変換する。センサアンプ44は前記電流を電
圧に変換し、その信号の振幅を図4で示すように所定の
レベルまで増幅した後、第2コントローラ47に出力す
る。
【0047】図3は、第2コントローラ47の内部構成
及び信号の流れを示す図である。図中、一点鎖線で囲ま
れる箇所がメインの制御内容である。ここでは、センサ
アンプ44からの出力信号をもとに火炎Fの振動パワー
を求めるとともに、そのときの燃料供給量に応じた振動
パワーを求める。そして、前者の振動パワーを後者の振
動パワーに一致させるべく、空気ダンパ9の開度を調整
するようにしている。
【0048】詳しくは、前記センサアンプ44からの電
気信号が取り込まれると、第2コントローラ47は、ま
ずFFT(高速フーリエ変換)処理部51において、電
気信号をFFT処理する。このFFT処理は、前記電気
信号における各周波数成分の強度を求めるための処理で
ある。このFFT処理により、図5に示すような、各周
波数に応じた振動の強度波形(パワースペクトル)が得
られる。この波形の面積は火炎のゆらぎ状態と明るさを
表している。ここでの波形の面積と燃焼状態とは強い相
関関係があるので、面積を求めることによって燃焼状態
を定量化できる。そこで、第2コントローラ47はFF
T処理部51で前記周波数に応じた振動の強度波形を積
分し、前記強度波形の面積(振動パワー)を求める。
【0049】次に、第2コントローラ47は移動平均処
理部52において、前記FFT処理部51で求められた
振動パワーを、移動平均回数テーブル53にて設定され
た平均回数で平均化する。この処理は、FFT処理によ
って得られたデータ間のばらつきを小さくするための処
理である。
【0050】一方、流量計39による燃料流量信号が取
り込まれると、第2コントローラ47は移動平均処理部
54において、燃料流量信号を移動平均回数テーブル5
5にて設定された平均回数で平均化する。そして、第2
コントローラ47は、図6で示す折線テーブル56を参
照して、前記平均化処理された燃料流量に応じた振動パ
ワーを読み込む。折線テーブル56には、燃料流量に対
する目標値が予め設定されている。ここでの目標値は、
最適空気比時の振動パワーである。
【0051】第2コントローラ47は、前記折線テーブ
ル56から読み出した振動パワーの目標値と、移動平均
処理部52にて処理された振動パワーとを加算器57で
加算する。この場合、目標値から振動パワーを減算して
両者の偏差を求める。
【0052】続いて、第2コントローラ47は、不感帯
処理部58において前記加算器57からの偏差信号を不
感帯処理する。すなわち、不感帯処理部58には予め不
感帯が設定されていて、前記偏差がその不感帯内で変動
している場合には、変動とみなさないようにしている。
そして、第2コントローラ47はPID演算部59にお
いて、前記不感帯処理後の偏差に対しPID演算し、そ
のときの偏差をなくすべくポジショナ37を駆動制御す
るための信号を加算器61に出力する。
【0053】そして、第2コントローラ47は出力リミ
ッタ62において、前記加算器61を経た信号に対し制
限を加える。すなわち、出力リミッタ62には上限値及
び下限値がそれぞれ設定されていて、加算器61を経た
信号が上限値を越えた場合、及び下限値を下回った場合
には、強制的にそれらの上限値及び下限値に一致させて
いる。
【0054】前記の演算によって得られた操作信号は、
ポジショナ37に出力される。図2に示すように、ポジ
ショナ37は、スライド抵抗41によって検出されたシ
リンダ33の位置信号と前記操作信号とを比較し、両者
の偏差をなくすべく直流モータ36に駆動信号を出力す
る。この駆動信号により、直流モータ36が作動し、モ
ータシリンダ32のねじ杆34が回動してシリンダ33
が移動する。そして、モータシリンダ32が伸縮して動
力伝達用ロッド31のロッド長LR が調節される。この
ロッド長LR の変化によって空気ダンパアーム18が軸
11を中心として回動し、空気ダンパ9の開度が調節さ
れる。その結果、前記コントロールモータ12によるダ
ンパ9の開度特性が調整される。
【0055】ところで、第2コントローラ47において
は、上述したメインの制御以外にも、燃焼状態の変化に
対する追従性向上や、部分負荷時の空気比最適化を目的
とした補正を行うようにしている。
【0056】この補正について説明すると、図3に示す
ように第2コントローラ47は、前記移動平均処理部5
2による振動パワーの平均値が、予め設定された下限値
を下回ったかどうかをPV下限モニタ63で検出する。
すなわち、PV下限モニタ63には、例えば、そのとき
の振動パワーの目標値の−10%に相当する値が前記折
線テーブル56によって設定されていて、何らかの原因
で振動パワーの平均値が設定値を下回った場合には、そ
の状態を検出するようになっている。
【0057】ここで、振動パワーの平均値が設定値を下
回ったことがPV下限モニタ63によって検出される
と、第2コントローラ47はPV下限モニタレシオ演算
部64においてレシオ演算を行う。PV下限モニタレシ
オ演算部64には、所定の比率(例えば10%)が予め
設定されていて、第2コントローラ47は比較選択部6
5を介し、前記の設定比率を前記加算器61に出力す
る。すると、この加算器61において、設定比率が前記
PID演算部59の出力信号に加算され、モータシリン
ダ32が通常時よりも大きく伸長され、空気ダンパ9が
強制的に開放される。このような処理を行うのは、移動
平均処理部52での振動パワーの平均値がPV下限モニ
タ63での設定値を下回った場合には、空気量が絶対的
に不足しており、急激に空気ダンパ9を開いて空気を補
う必要があるからである。
【0058】一方、第2コントローラ47は変化率モニ
タ66によって燃料流量の変化の程度を検出する。詳し
くは、変化率モニタ66には所定変化率(例えば5%)
が予め設定されていて、燃料流量が急激に増加してその
変化率が前記所定変化率以上となったかどうかを検出す
る。
【0059】燃料流量の変化率が所定比率以上となった
ことが変化率モニタ66によって検出されると、第2コ
ントローラ47は燃料変化率モニタレシオ演算部67で
レシオ演算を行う。燃料変化率モニタレシオ演算部67
には、所定の比率(%)が予め設定されていて、第2コ
ントローラ47は比較選択部65を介し、前記の設定比
率を前記加算器61に出力する。すると、この加算器6
1において、設定比率が前記PID演算部59の出力信
号に加算され、モータシリンダ32が通常時よりも大き
く伸長され、空気ダンパ9が強制的に開放される。この
ような処理を行うのは、燃料流量の急激な変化に追従さ
せるべく、瞬間的に空気ダンパ9を開いて空気を補う必
要があるからである。
【0060】すなわち、燃料増加に応じて空気量を増加
させる際に追従性が悪いと、必要な空気量が得られず、
黒煙発生、失火等の原因になる。このため、流量計39
による出力信号の平均値の変化率を変化率モニタ66に
より常時監視して燃料流量を把握し、一定値以上の急激
な燃料量の増加についてはPID出力信号に、さらに開
度情報を加算して出力するのである。
【0061】なお、前記比較選択部65は、PV下限モ
ニタレシオ演算部64と燃料変化率モニタレシオ演算部
67とが同時に作動した場合に、どちらの信号を優先さ
せるかを判断するためのものである。本実施例では比較
選択部65は絶対値の大きい方の値を選択するようにな
っている。
【0062】このように本実施例では、空気供給量のお
おまかな調整を偏心カム22によって行うようにした。
また、燃料供給量の急激な増加に対しては、前記偏心カ
ム22を用いた空気供給量の調整に加え、モータシリン
ダ32を伸縮させてロッド長LR を調節することによっ
て適応できるようにした。すなわち、燃料供給量が急激
に増加した場合、第1コントローラ46側だけで対応し
ようとすると、リンク機構14の機械的な追従遅れ等が
原因で、瞬間的な空気ダンパ9の開度調整を行うことが
できず、一時的な空気不足を招く。しかし、本実施例で
は、モータシリンダ32の伸縮動作が前記の追従遅れ等
を補い、空気ダンパ9を瞬間的に作動させることができ
る。このため、燃料供給量の急増に空気供給量を確実に
追従させて、一時的な空気不足を解消できる。
【0063】また、第2コントローラ47、センサアン
プ44等に何らかの異常が発生し、ポジショナ37から
直流モータ36へ信号が出力されないような事態が発生
した場合、つまり、操作信号が0mAとなった場合、モ
ータシリンダ32が伸びきった状態となる。このため、
モータシリンダ32が動力伝達用ロッド31の一部分と
して機能し、第1コントローラ46側の偏心カム22に
よって空気ダンパ9の開度調整が行われる。このときの
排気ガス中の酸素濃度特性は、図7の特性線L3で示さ
れる。これからも明らかなように、熱損失が大きくなる
ものの、空気ダンパ9の動作が確保される。従って、前
記異常時にも、空気ダンパ9の開度調整を確実に行っ
て、バーナ4への空気供給不足を防止できる。このよう
に、基本的な空気流量制御がボイラ側の偏心カム22に
よってバックアップされているので、システム全体の安
全性が高い。
【0064】さらに、本実施例では上述したように、モ
ータシリンダ32の伸縮によって空気ダンパ9を瞬間的
に開閉させることが可能である。このため、従来技術と
は異なって、コントロールモータ12の駆動軸13のわ
ずかな回転で空気ダンパ9が大きく開閉するように、リ
ンク機構14の各部材の長さ調整等を行う必要がなくな
る。従って、リンク機構14の各部材の調整によって生
ずる弊害を解消できる。つまり、空気ダンパ9の開閉動
作の分解能低下を防止でき、空気供給量の微調整が容易
となる。
【0065】また、従来技術では、燃料供給量が変動し
た場合の不完全燃焼の発生を防止するために、空気供給
系での各種制御パラメータの調整、リンク機構14の各
部の長さ調整等が必要であった。しかし、本実施例では
前述したように 空気供給量の微調整が可能なので、各
部の調整を行わなくてもすむ。これに付随して、偏心カ
ム22のレール27の曲率はおおまかに調整しておい
て、第2コントローラ47側で最適な空気比に制御する
ことができる。このため、調整工数を大幅に削減でき
る。
【0066】なお、本発明は前記実施例の構成に限定さ
れるものではなく、例えば以下のように発明の趣旨から
逸脱しない範囲で任意に変更してもよい。 (1)光センサ45としてシリコンフォトダイオードや
フォトトランジスタを用いてもよい。
【0067】(2)本発明の燃焼制御装置は、炉筒煙管
ボイラ、水管ボイラ等の一般的な燃焼器に幅広く採用で
きる。 (3)本発明は、従来より実施されているO2 フィード
バック制御、COフィードバック制御等にも適用でき
る。
【0068】(4)前記実施例では燃料流量を直接流量
計39で検出したが、これに代えて、コントロールモー
タ12に出力される信号から間接的に燃料流量を求める
ようにしてもよい。
【0069】(5)燃焼器1の熱を利用する設備として
は、工場の暖房装置以外にも、塗装ブースの空調機器
や、機械の洗浄装置等が挙げられる。 (6)前記実施例では蒸気圧を圧力計38で測定し、そ
の蒸気圧が目標蒸気圧となるように燃料調整弁8の開度
を調節したが、燃焼器1の熱を利用する負荷によって
は、燃焼室2内の温度を温度センサによって測定し、そ
の温度が所定値となるように燃料調整弁8の開度を調節
してもよい。この場合には、燃焼室2内の空気が被加熱
流体を構成し、温度センサが加熱状態検出手段を構成す
る。
【0070】(7)モータシリンダ32の伸縮長さ、推
力、速度等は燃焼器1の種類や能力に応じて設定するこ
とが必要である。 (8)前記実施例ではダンパ駆動アーム24と動力伝達
用ロッド31との間にモータシリンダ32を設けたが、
動力伝達用ロッド31と空気ダンパアーム18との間
や、動力伝達用ロッド31の中間部分にモータシリンダ
32を設けてもよい。
【0071】(9)前記実施例では、モータシリンダ3
2が伸びきったときに同モータシリンダ32が動力伝達
用ロッド31の一部として作用するようにしたが、モー
タシリンダ32が最も縮んだときに動力伝達用ロッド3
1の一部として作用するようにしてもよい。
【0072】(10)モータシリンダの構成は、前記実
施例の限りだけではなく入力信号に対して位置決めでき
る構成のシリンダであればよい。
【0073】
【発明の効果】以上詳述したように本発明は、開度調整
用アクチュエータによる空気調整弁の開度特性を調整す
るためのロッド長可変部材を設け、火炎光検出手段によ
る火炎光の状態からそのときの燃焼状態を求め、その燃
焼状態が予め定められた最適燃焼状態となるように、前
記ロッド長可変部材を駆動制御するようにしたので、空
気供給量の微調整が可能となり、適正量の空気をバーナ
に供給できる。また、空気供給系の制御装置の異常時や
燃料供給量の急増時における空気供給不足を解消でき
る。さらに、空気供給系での各種制御パラメータの調
整、リンク機構の各部の長さ調整等が不要となり、調整
工数の低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を具体化した一実施例における燃焼器及
び燃焼制御装置の概略構成を示す図である。
【図2】一実施例におけるコントロールモータ、燃料調
整弁、空気ダンパ間の連結状態を示す概略構成図であ
る。
【図3】一実施例における第2コントローラの内部構成
と信号の流れとを概略的に示す図である。
【図4】一実施例において、センサアンプから出力され
る信号波形を示す図である。
【図5】一実施例において、第2コントローラ内のFF
T処理部で周波数解析された信号波形を示す図である。
【図6】一実施例において、燃焼器の燃焼能力に対する
燃料供給量の比率と振動パワーとの関係を示す図であ
る。
【図7】一実施例において、燃焼器の燃焼能力に対する
燃料供給量の比率と、排気ガス中の酸素濃度との関係を
示す図である。
【図8】燃料調整弁及び空気調整弁の各開度を1つのコ
ントロールモータによって調整するようにした従来の燃
焼制御装置を示す概略構成図である。
【図9】従来技術において、ボイラの燃焼能力に対する
燃料供給量の比率と、排気ガス中の酸素濃度との関係を
示す図である。
【図10】燃料調整弁及び空気調整弁の各開度を別々の
コントロールモータによって調整するようにした従来の
燃焼制御装置を示す概略構成図である。
【符号の説明】
2…燃焼室、3…被加熱流体としての水、4…バーナ、
5…燃料供給路、6…空気供給路、8…燃料調整弁、9
…空気調整弁としての空気ダンパ、12…開度調整用ア
クチュエータとしてのコントロールモータ、28,2
9,30,31…動力伝達用ロッド、32…ロッド長可
変部材としてのモータシリンダ、38…加熱状態検出手
段としての圧力計、44…火炎光検出手段としてのセン
サアンプ、46…第1の制御手段としての第1コントロ
ーラ、47…第2の制御手段としての第2コントロー
ラ、F…火炎、LR …ロッド長
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 木村 勝利 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自 動車 株式会社 内 (72)発明者 戸松 和也 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自 動車 株式会社 内 (72)発明者 諸星 征夫 神奈川県藤沢市川名1丁目12番2号 山 武ハネウエル 株式会社 藤沢工場内 (56)参考文献 特開 平5−118531(JP,A) 特開 平3−164614(JP,A) 実開 昭61−8751(JP,U) 特公 昭60−27896(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F23N 1/02 F23N 1/02 101 F23N 1/02 102 F23N 1/02 103 F23N 5/08

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃焼室内へ火炎を発するバーナと、 燃料供給路を介して前記バーナに供給される燃料の流量
    を調整可能な燃料調整弁と、 空気供給路を介して前記バーナに供給される空気の流量
    を調整可能な空気調整弁と、 前記燃料調整弁及び空気調整弁に動力伝達用ロッドによ
    り機械的に連結され、その動力伝達用ロッドを介して両
    調整弁を所望開度に調整するための開度調整用アクチュ
    エータと、 前記バーナの火炎による被加熱流体の加熱状態を検出す
    る加熱状態検出手段と、 前記加熱状態検出手段による被加熱流体の加熱状態が予
    め定められた加熱状態となるように、前記開度調整用ア
    クチュエータを駆動制御する第1の制御手段と、 前記バーナからの火炎光の状態を検出する火炎光検出手
    段と、 前記動力伝達用ロッドのロッド長を変更させ、そのロッ
    ド長の調節により、前記開度調整用アクチュエータによ
    る空気調整弁の開度特性を調整するためのロッド長可変
    部材と、 前記火炎光検出手段による火炎光の状態からそのときの
    燃焼状態を求め、その燃焼状態が予め定められた最適燃
    焼状態となるように、前記ロッド長可変部材を駆動制御
    する第2の制御手段とを備えたことを特徴とする燃焼制
    御装置。
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