JPH10253984A - 液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示装置

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JPH10253984A
JPH10253984A JP5440597A JP5440597A JPH10253984A JP H10253984 A JPH10253984 A JP H10253984A JP 5440597 A JP5440597 A JP 5440597A JP 5440597 A JP5440597 A JP 5440597A JP H10253984 A JPH10253984 A JP H10253984A
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liquid crystal
substrate
crystal display
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JP5440597A
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Takuo Kaito
拓生 海東
Hironobu Abe
広伸 阿部
Toshihiro Sato
敏浩 佐藤
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】画素電極とその周辺に配置された配線との間に
生じる電界を緩和し、ドメインの発生を防止し、また、
開口率を改善する。 【解決手段】スイッチング素子としてポリ・シリコン・
薄膜トランジスタを有し、マトリクス状に配置され、ゲ
ート信号線220とドレイン信号線230とで囲まれた
画素領域の周辺部に沿って、保持容量素子250を形成
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、微小画素を有する
液晶表示装置に関し、特に、ポリ・シリコン・トランジ
スタで構成されるTFT(Thin Film Transisitor:す
なわち、薄膜トランジスタ)方式の基板上に駆動回路を
備える、液晶表示装置に適用して有効な技術に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来の液晶表示装置としては、上下基板
の各対向表面に該基板と垂直方向から見た場合に交差す
るようにそれぞれ設けたストライプ状のXY電極の交差
領域で構成される画素を駆動する単純マトリクス型液晶
表示装置と、画素毎に能動素子を有し、この能動素子を
スイッチング動作させるアクティブマトリクス型液晶表
示装置に大別される。
【0003】アクティブマトリクス型液晶表示装置の特
徴は、例えば薄膜トランジスタ等の能動素子を介して画
素電極に液晶駆動電圧(階調電圧)を印加するため、各
画素間のクロストークがなく、単純マトリクス型液晶表
示装置のようにクロストークを防止するための特殊な駆
動方法を用いる必要がなく、多階調表示が可能なことに
ある。
【0004】このアクティブマトリクス型液晶表示装置
の一つに、薄膜トランジスタとして、アモルファス・シ
リコン・トランジスタ、あるいは、ポリ・シリコン・ト
ランジスタ(多結晶シリコン・トランジスタ)を使用す
るTFT方式のアクティブマトリクス型液晶表示装置が
知られている。
【0005】なおこれ以降、本明細書中では、アモルフ
ァス・シリコン・トランジスタをa−SiTr、ポリ・
シリコン・トランジスタをp−SiTr、アモルファス
・シリコン・トランジスタを使用したTFT方式の液晶
表示装置をa−SiTFT液晶表示装置、ポリ・シリコ
ン・トランジスタを使用したTFT方式の液晶表示装置
をp−SiTFT液晶表示装置と称する。
【0006】a−SiTFT液晶表示装置は、パソコン
あるいはテレビの表示装置として広く使用されている。
【0007】しかしながら、a−SiTFT液晶表示装
置では、液晶を駆動するための駆動回路を、液晶表示パ
ネル(すなわち、液晶表示素子、LCD(Liquid Crysta
l Display))の外部周辺に設ける必要があった。
【0008】これに対して、近年、p−SiTrを使用
したTFT方式の液晶表示装置が開発され、製品化され
ている。
【0009】p−SiTFT液晶表示装置の液晶表示パ
ネル(以下、p−SiTFT液晶表示パネルと称する)
では、a−SiTFT液晶表示装置の液晶表示パネル同
様、石英あるいはガラス基板上にp−SiTrを、マト
リクス状に配置、形成する。
【0010】さらに、p−SiTrの動作速度がa−S
iTrよりも高速であるため、p−SiTFT液晶表示
パネルでは、その周辺回路も同一基板上に作り込むこと
が可能である。
【0011】図11は、従来のp−SiTFT液晶表示
パネル(TFT−LCD)の画素部周辺の概略平面図で
ある。
【0012】図11において、230はドレイン信号
線、240は半導体層、220はゲート信号線、260
は画素電極、250は保持容量素子、261は開口部、
252は発生したドメインを示す。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】図11に示すような従
来の液晶表示装置では、各画素電極260の周辺にはド
レイン線230、ゲート線220が配線されており、こ
れら配線と画素電極260との間の電界によってドメイ
ン252が発生し、コントラストの低下など、画質に悪
影響を及ぼしていた。この対策として、2枚の基板のう
ちいずれか一方の基板面に遮光パターンを形成し、発生
したドメイン252を隠す方法が用いられている。しか
し、開口部261の一部を遮光パターンで隠すため、開
口率が犠牲となり、表示画面が暗くなる問題があった。
特に、微小画素を有するp−SiTFT液晶表示装置で
は、画素電極260周辺の配線による電界の影響が大き
く、ドメインの発生領域によって開口率が大きく左右さ
れる。
【0014】本発明は、このような課題を解決するもの
であり、その目的の一つは、画素電極とその周辺に配置
された配線との間に生じる電界を緩和し、ドメインの発
生を防止し得る構造の液晶表示装置を提供することにあ
る。
【0015】また、本発明の他の目的は、開口率を改善
した構造の液晶表示装置を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば、下
記の通りである。すなわち、(1)第1の基板と、第2
の基板と、上記第1の基板と上記第2の基板との間に挟
持された液晶と、上記第1の基板にマトリクス状に配置
形成され、スイッチング素子を有する複数の画素領域
と、上記画素領域毎に設けられた保持容量素子とを有
し、上記画素領域の周辺部に沿って、上記保持容量素子
を設ける構成の液晶表示装置とする。
【0017】(2)第1の基板と、第2の基板と、上記
第1の基板と上記第2の基板との間に挟持された液晶
と、上記第1の基板にマトリクス状に配置形成され、ポ
リ・シリコン・薄膜トランジスタを有する複数の画素領
域と、上記薄膜トランジスタを駆動する駆動回路領域
と、上記画素領域毎に設けられた保持容量素子とを有
し、上記画素領域の周辺部に沿って、上記保持容量素子
を設ける構成の液晶表示装置とする。
【0018】このように構成された液晶表示装置では、
画素電極の周辺に設けられた配線と画素電極との間に保
持容量素子を設けるために、画素電極周辺に発生する電
界が緩和される(画素電極と周辺の配線との電位差がな
くなる)ので、ドメインの発生を防止することができ
る。また、ドメインの発生を防止できるので、ドメイン
を隠すための遮光パターンが不要となるため、開口率を
改善することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の発
明の実施の形態を詳細に説明する。
【0020】なお、発明の実施の形態を説明するための
全図において、同一の機能を有するものは同一符号を付
け、その繰り返しの説明は省略する。
【0021】図2(a)は、本発明が適用される液晶表
示パネルの各部の位置関係を示す概略平面図、図2
(b)は図2(a)のA−A’切断線における概略断面
図である。
【0022】図2において、110はTFT基板、12
0はカラーフィルタ基板、111は表示領域、182は
垂直走査回路部、183は水平走査回路部、165はシ
ール材、121は共通電極、140は液晶である。TF
T基板110上の表示領域111には薄膜トランジス
タ、画素電極等からなる画素がマトリクス状に形成され
ると共に、表示領域111の周辺には垂直走査回路部1
82、水平走査回路部183等からなる駆動回路等が形
成される。他方、カラーフィルタ基板120には、カラ
ーフィルタと共通電極121等が形成される。TFT基
板110とカラーフィルタ基板120とは、表示領域1
11の周辺に設けられたにシール材165により貼合わ
され、液晶封入用の容器を形成する。この容器内に液晶
140が封入され、液晶表示パネルが形成される。
【0023】図3は、図2に示したTFT基板110の
概略平面図である。
【0024】図3において、表示領域111におけるT
FT基板110の液晶側の面には、該面において、例え
ば、水平方向(x方向、列方向)に延在し、かつ垂直方
向(y方向、行方向)に並設されるゲート信号線220
と、これらゲート信号線220と絶縁されて垂直方向に
延在し、かつ水平方向に並設されるドレイン信号線23
0とが形成される。これら各信号線の交点近傍には、画
素領域が形成される。複数設けられる画素領域はマトリ
ックス状に配置され、表示領域111を形成する。なお
図3では、簡略化のため左上の一つの画素領域のみを等
価回路で示し、他は図示省略している。210は薄膜ト
ランジスタ、115は液晶容量、116は保持容量であ
る。薄膜トランジスタ210は、ゲート信号線220か
らの走査信号によってオン・オフされ、ドレイン信号線
230からの映像信号が薄膜トランジスタ210を介し
て画素電極に液晶駆動電圧(階調電圧)として、書き込
み・保持される。画素電極は液晶容量115の一方の電
極を形成し、図2に示す共通電極121が他方の電極を
形成する。
【0025】170は外部回路と接続するための接続端
子群で、一般にTFT基板110の周辺端部に集められ
て形成される。垂直走査回路182及び水平走査回路1
83への各種の信号は接続端子群170から配線層17
1を介して伝えられる。図2に示すように、共通電極1
21はカラーフィルタ基板120に設けられるため、接
続端子群170と共通電極121とを電気的に接続する
には、TFT基板110とカラーフィルタ基板120と
の間隔をわたるように導通部材を設ける必要がある。こ
のため、コンタクト部177が設けられ、共通電極12
1とコンタクト部177との間に、導電ペースト等が設
けられ、電気的接続が行われる。
【0026】図1は、本発明の一実施の形態を示すp−
SiTFT液晶表示パネルの画素部周辺の概略平面図で
ある。
【0027】図1は、前記TFT基板110の表示領域
111内のマトリクス状に配置された多数の画素のうち
の一つの画素部周辺の構成を示しており、図1におい
て、ゲート信号線220とドレイン信号線230とで囲
まれた領域が一画素領域を構成する。
【0028】図1において、まずTFT基板110の主
表面にポリ・シリコンからなる半導体層240が形成さ
れている。この半導体層240は、薄膜トランジスタ
(図3の符号210参照)の形成領域および保持容量素
子250の形成領域に形成されている。
【0029】このポリ・シリコンからなる半導体層24
0は、その表面が熱処理されてシリコン酸化膜が形成さ
れており、このシリコン酸化膜は、薄膜トランジスタの
形成領域においてはゲート酸化膜として、また、保持容
量素子250の形成領域においては誘電体膜としてそれ
ぞれ機能するようになっている。この保持容量素子25
0は、薄膜トランジスタがオフした後の映像信号を長く
蓄積する等の機能をもたせるものであるが、本実施の形
態では、画素領域(あるいは画素開口部)を囲むよう
に、すなわち、画素領域の周辺部に沿って、この保持容
量素子250を形成し、画素電極260と該画素電極周
辺に配置されたゲート信号線220またはドレイン信号
線230等の配線との間で発生する電界を緩和すること
にも用いられている。
【0030】保持容量素子250の形成領域におけるポ
リ・シリコンからなる半導体層240は、例えばn型の
不純物が前記シリコン酸化膜を通してドープされること
により保持容量素子250の一方の電極を形成する。
【0031】また、図中水平方向に延在するゲート信号
線220に平行して、保持容量配線251が形成されて
おり、画素電極260周辺では前記半導体層240と同
じように、画素領域の周辺部に沿って形成され、保持容
量素子250の一方の電極を形成する。
【0032】なお、半導体層240は薄膜トランジスタ
の形成領域では、ゲート信号線220の両脇から突出し
た部分において、n型の不純物がドープされ、導電性を
有することとなり、この部分においてソース電極231
およびドレイン電極232が形成される。またゲート信
号線220の下層の部分では、前記n型の不純物のドー
プに対してゲート信号線220がマスクの役目をはた
す。
【0033】さらに、TFT基板110には垂直方向に
延在するドレイン信号線230が水平方向に並設されて
形成されている。このドレイン信号線230は、例えば
アルミニウムからなり、薄膜トランジスタのドレイン電
極232とコンタクト孔233を介して接続されてい
る。
【0034】次に、図1に画素部を示したTFT基板の
製造方法を、液晶駆動回路内のコンプリメンタリMOS
の製造方法とともに、図4から図7を用いて以下ステッ
プ毎に説明する。なお、同各図において、図中左側は各
画素における薄膜トランジスタTFTの形成領域(図1
のV−V切断線における断面に相当する)を、また、図
中右側は表示領域以外の領域に形成されたコンプリメン
タリMOS型トランジスタの形成領域を示している。ま
た、製造工程内での画素部周辺の平面図を図8から図1
0に示す。
【0035】ステップ1.(図4(a)) 主表面が充分に洗浄されたガラス基板500を用意す
る。
【0036】ステップ2.(図4(b)) ガラス基板500の主表面の全域に例えばデポジション
法によって、図1の半導体層240を形成するためのポ
リ・シリコン(poly−Si)層501を形成する。
【0037】ステップ3.(図4(c)、図8) 該ポリ・シリコン層501を選択エッチングする。この
選択エッチングにより、該ポリ・シリコン層501は、
表示領域における薄膜トランジスタ210(図3)およ
び保持容量素子250の形成領域、表示領域以外の領域
におけるスイッチング素子(特にコンプリメンタリMO
Sトランジスタ)の形成領域に残存させるようにする。
なお、図8に本ステップ終了後の該ポリ・シリコン層5
01(すなわち、図1の半導体層240)の平面図を示
す。
【0038】ステップ4.(図4(d)) 残存されたポリ・シリコン層501の表面に熱酸化処理
を施すことにより、シリコン酸化膜502を形成する。
このシリコン酸化膜502は、後に形成される薄膜トラ
ンジスタ210等のゲート酸化膜となるものである。
【0039】ステップ5.(図4(e)) このように加工された主表面の全域にフォトレジスト膜
503を塗布し、その選択除去により前記保持容量素子
250の形成領域を露呈させる。
【0040】その後、イオン打ち込み方法を用いて高濃
度のp型不純物をドープして、該保持容量素子250の
形成領域におけるポリ・シリコン層501を導電化させ
る。この導電化されたポリ・シリコン層501の部分
は、後に形成される保持容量素子250の一方の電極と
なるものである。
【0041】ステップ6.(図5(a)) 残存されている前記フォトレジスト膜503を除去し、
リン(p)がドープされたポリ・シリコン層504を例
えばデポジション法を用いて全域に形成する。
【0042】ステップ7.(図5(b)、図9) 前記ポリ・シリコン層504を選択エッチングし、これ
により薄膜トランジスタ210(図3)およびコンプリ
メンタリMOS型トランジスタの各ゲート配線220
(図1)や、ゲート電極を形成するとともに、保持容量
配線251や、保持容量素子250の他方の電極を形成
する。なお、図9に本ステップ終了後の平面図を示す
(ポリ・シリコン層501、ポリ・シリコン層504、ゲ
ート配線220)。
【0043】ステップ8.(図5(c)) そして、残存されているポリ・シリコン層504をマス
クとしてポリ・シリコン層504から露呈されている前
記シリコン酸化膜502をエッチングする。
【0044】前記シリコン酸化膜502のエッチングに
より露呈されたポリ・シリコン層501、およびゲート
電極等として形成されているポリ・シリコン層504を
軽く熱酸化することにより、それらの表面にシリコン酸
化膜505を形成する。
【0045】ステップ9.(図5(d)) コンプリメンタリMOS型トランジスタのうち、p型M
OSトランジスタ270の全域を覆ってフォトレジスト
膜506を形成する、また、n型のMOS型トランジス
タ280は露呈させる。なお、該p型MOS型トランジ
スタは、薄膜トランジスタ210と異なる導電型を有す
るトランジスタである。
【0046】その後、このように加工された表面の全域
に高濃度のn型不純物をイオン打ち込み方法を用いて高
濃度のn型不純物をドープする。
【0047】ステップ10.(図6(a)) 残存されているフォトレジスト膜506(図5(d))
を除去し、さらに新たなフォレジスト膜507を全域に
形成した後、このフォトレジスト膜507を選択除去す
る。この選択除去によって、コンプリメンタリMOS型
トランジスタのうち、p型MOS型トランジスタ270
のみを露呈させる。
【0048】その後、フッ化ボロン(BF2)からなる
p型不純物をイオン打ち込み方法によりドープし、これ
により該MOSトランジスタのソース電極271および
ドレイン電極272を形成する。
【0049】ステップ11.(図6(b)) 残存しているフォトレジスト膜507を除去し、例えば
気相成長法によってシリコン酸化膜およびリンシリケー
トガラス膜を順次形成して、2層構造の絶縁膜508を
形成する。
【0050】ステップ12.(図6(c)) 絶縁膜508を選択エッチングする。この選択エッチン
グは、薄膜トランジスタ210のドレイン領域の一部、
コンプリメンタリMOS型トランジスタのそれぞれのト
ランジスタのソース、ドレイン領域の各一部を露呈させ
るめのコンタクト孔233、CHを形成するためになさ
れる。
【0051】ステップ13.(図6(d)) コンタクト孔233、CHの形成部分を含んで絶縁膜5
08の全域にアルミニウム膜509を形成する。
【0052】ステップ14.(図7(a)、図10) アルミニウム膜509を選択エッチングし、この選択エ
ッチングにより前記コンタクト孔233において接続部
を有する配線層(ドレイン信号線230)が形成され
る。なお、図10に本ステップ終了後の平面図を示す。
【0053】ステップ15.(図7(b)) このように配線層が形成された表面の全域に、シリコン
酸化膜からなる絶縁膜510を形成する。
【0054】その後、画素領域およびその周辺に相当す
る領域部の絶縁膜510を選択エッチングによって除去
する。
【0055】ステップ16.(図7(c)) 画素領域となる部分に相当する一層目の絶縁膜508を
選択エッチングし、この絶縁膜の下層に位置づけられる
ポリ・シリコン層501を露呈させる。
【0056】ステップ17.(図7(d)) このように加工された表面全域に透明導電膜を形成し、
この透明導電膜を選択エッチングすることにより前記画
素領域およびその周辺における透明導電膜を残存させ、
これを画素電極260とする。
【0057】以上、本発明を発明の実施の形態に基づき
具体的に説明したが、本発明は、前記発明の実施の形態
に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲
で種々変更し得ることは言うまでもない。例えば、本発
明は、ポリ・シリコン・トランジスタを使用するTFT
方式のアクティブマトリクス型液晶表示装置に適用して
最も効果が大きいが、アモルファス・シリコン・トラン
ジスタを使用するTFT方式のアクティブマトリクス型
液晶表示装置にも適用可能である。
【0058】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば下記
の通りである。
【0059】(1)画素電極と画素電極周辺に配置され
た配線との間に発生する電界を緩和し、ドメインの発生
を防止する。
【0060】(2)ドメインを隠すための遮光パターン
を設ける必要がなく、開口率が向上する。また、遮光パ
ターンとTFTパターンとの合わせ不良が無くなる。
【0061】(3)ドメインの発生の防止に、従来から
存在した保持容量電極を用いており、既存の製造プロセ
ス用いることができる。
【0062】(4)画素領域の周辺部に沿って、保持容
量電極を階段状に形成することで、画素部周辺で急激な
段差が生じない構成とし、段差があることで発生する配
向不良を減少することができ、ドメインの発生を防止で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示すp−SiTFT液
晶表示パネルの画素部周辺の概略平面図である。
【図2】(a)は本発明が適用される液晶表示パネルの
各部の位置関係を示す概略平面図、(b)は(a)のA
−A’切断線における概略断面図である。
【図3】図2に示したTFT基板の概略平面図である。
【図4】図1に示したTFT基板の製造方法を示す工程
断面図である。
【図5】図1に示したTFT基板の製造方法を示す工程
断面図である。
【図6】図1に示したTFT基板の製造方法を示す工程
断面図である。
【図7】図1に示したTFT基板の製造方法を示す工程
断面図である。
【図8】図4(c)に示した工程における画素部周辺の
工程平面図である。
【図9】図5(b)に示した工程における画素部周辺の
工程平面図である。
【図10】図7(a)に示した工程における画素部周辺
の工程平面図である。
【図11】従来のp−SiTFT液晶表示パネルの画素
部周辺の概略平面図である。
【符号の説明】
220…ゲート信号線、230…ドレイン信号線、23
1…ソース電極、232…ドレイン電極、233…コン
タクト孔、240…ポリ・シリコンからなる半導体層、
250…保持容量素子、251…保持容量配線。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1の基板と、第2の基板と、上記第1の
    基板と上記第2の基板との間に挟持された液晶と、上記
    第1の基板にマトリクス状に配置形成され、スイッチン
    グ素子を有する複数の画素領域と、上記画素領域毎に設
    けられた保持容量素子とを有し、 上記画素領域の周辺部に沿って、上記保持容量素子を設
    けたことを特徴とする液晶表示装置。
  2. 【請求項2】第1の基板と、第2の基板と、上記第1の
    基板と上記第2の基板との間に挟持された液晶と、上記
    第1の基板にマトリクス状に配置形成され、ポリ・シリ
    コン・薄膜トランジスタを有する複数の画素領域と、上
    記薄膜トランジスタを駆動する駆動回路領域と、上記画
    素領域毎に設けられた保持容量素子とを有し、 上記画素領域の周辺部に沿って、上記保持容量素子を設
    けたことを特徴とする液晶表示装置。
JP5440597A 1997-03-10 1997-03-10 液晶表示装置 Pending JPH10253984A (ja)

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