JPH10252491A - V型ディーゼルエンジン - Google Patents

V型ディーゼルエンジン

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Publication number
JPH10252491A
JPH10252491A JP5331497A JP5331497A JPH10252491A JP H10252491 A JPH10252491 A JP H10252491A JP 5331497 A JP5331497 A JP 5331497A JP 5331497 A JP5331497 A JP 5331497A JP H10252491 A JPH10252491 A JP H10252491A
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JP
Japan
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cylinder block
crankshaft
governor
fuel injection
diesel engine
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Application number
JP5331497A
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English (en)
Inventor
Kunio Yoshida
邦雄 吉田
Manabu Miyazaki
学 宮崎
Osamu Murakami
修 村上
Naoki Hiraoka
直樹 平岡
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Yanmar Co Ltd
Original Assignee
Yanmar Diesel Engine Co Ltd
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B75/00Other engines
    • F02B75/16Engines characterised by number of cylinders, e.g. single-cylinder engines
    • F02B75/18Multi-cylinder engines
    • F02B75/22Multi-cylinder engines with cylinders in V, fan, or star arrangement
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B75/00Other engines
    • F02B75/02Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke
    • F02B2075/022Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke having less than six strokes per cycle
    • F02B2075/027Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke having less than six strokes per cycle four
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
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    • F02B75/16Engines characterised by number of cylinders, e.g. single-cylinder engines
    • F02B75/18Multi-cylinder engines
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明はV型ディーゼルエンジンにおいて、
カム軸1や、ガバナ装置Gや、燃料噴射ポンプPの配置
を特殊な構成としてシリンダブロック2やギヤケース3
を小型に構成している。 【解決手段】 シリンダブロック2の上方に開放部を設
け、該開放部を燃料噴射ポンプPやガバナ装置Gで閉塞
し、該燃料噴射ポンプPのタペット部をガイドするタペ
ットガイドTをシリンダブロック2に一体的に構成し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、左右のシリンダを
前面視でV型に配置し、クランク軸を垂直にして使用す
るバーチカルタイプとしても、クランク軸を水平にして
使用するホリゾンタルタイプとしても使用可能な、V型
のディーゼルエンジンの構成に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、V型ディーゼルエンジンの構
成に関する技術は、公知とされているのである。例え
ば、特開平6−299862号公報や、ドイツ特許第9
66708号公報に記載の技術の如くである。上記、特
開平6−299862号公報においては、吸排気用カム
軸と燃料噴射ポンプが別体に構成されており、特に吸排
気用カムと燃料噴射ポンプ駆動用カムを別の軸に構成し
ているのである。この場合には、カム軸が2本必要とな
り、V型ディーゼルエンジンの全高が高くなるという不
具合があったのである。また、ドイツ特許第96670
8号公報に記載の技術においては、燃料噴射ポンプ駆動
用カムと吸排気用カムを1本のカム軸に配置する技術は
開示されていたのであるが、ガバナ装置を同じくV型の
シリンダの間に配置する技術は開示されていなかったの
である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本考案はV型ディーゼ
ルエンジンを低コストにより製造可能とし、かつ全体形
状をコンパクトな形状とし、更にクランク軸を垂直に配
置して使用するバーチカル型と、クランク軸を水平にし
て使用するホリゾンタル型の両方に使用可能に構成する
ものである。また、シリンダブロックの開放部に燃料噴
射ポンプを配置し、該燃料噴射ポンプのタペットをガイ
ドするタペットガイドをシリンダブロックと一体的に構
成することにより、コストを安くして、コンパクトなV
型ディーゼルエンジンとするのである。シリンダHL・
HRを正面視でV型に配置したV型ディーゼルエンジン
において、V型のシリンダHL・HRの間で、シリンダ
HL・HRの下端側の近傍に、吸排気用カムと燃料噴射
ポンプ駆動用カムを、同一のカム軸1上に配置し、該カ
ム軸1の反クランク軸側に燃料噴射ポンプ装置とガバナ
装置を配置したものである。従来技術においては、燃料
噴射ポンプ駆動用のカム軸と、吸排気弁用のカム軸の2
本が配置されていたのを、1本のカム軸1に構成するこ
とが出来、また、ガバナ装置Gをも、該カム軸1に対し
てクランク軸と逆の側に配置することにより、V型ディ
ーゼルエンジンの全体的な構成をコンパクトに構成した
のである。
【0004】また、シリンダHL・HRを正面視でV型
に配置したV型ディーゼルエンジンにおいて、カム軸1
の上において、燃料噴射ポンプの駆動用カム30を、吸
排気用カム31の後方の、ギヤケース3と逆の側に配置
し、ギヤケース3の側にガバナ装置Gを配置したので、
従来の技術の如く、上下に2本のカム軸を配置した場合
に比較して、上下の高さを低く構成することが出来、ま
たギヤによる駆動系の簡素化を図ることが出来た。ま
た、シリンダHL・HRを正面視でV型に配置したV型
ディーゼルエンジンにおいて、ガバナ装置Gを構成する
ガバナケースAの延長部に燃料噴射ポンプPを配置した
ので、燃料噴射ポンプPとガバナ装置Gをガバナケース
Aを介して一体的に構成することが出来、これにより燃
料噴射ポンプの調整が容易になり、また組立性も改善さ
れた。また燃料噴射ポンプのケースを設ける必要がなく
なった。
【0005】また、シリンダブロック2、ギヤケース及
びガバナケースAの各々の一端を開放して構成したの
で、これらの部材をダイカスト鋳物により構成し、コス
トを安くして、組立を容易にしたものである。また、シ
リンダブロック2の内部にガバナ室mを連通し、またシ
リンダブロック2の内部と燃料噴射ポンプ室nとを連通
して、V型ディーゼルエンジンをコンパクトに構成する
と共に、潤滑性能を向上させたものである。また、シリ
ンダブロック2の開放側にガバナ装置Gを配置し、シリ
ンダブロック2の閉塞側に燃料噴射ポンプPを配置し
て、これらの駆動機構の簡素化を図ることが出来たので
ある。また、一端を開放したシリンダブロック2の、カ
ム軸1の下方で、閉塞側に凹部を設けてダイナモ収納空
間85を構成し、クランクケース及びV型ディーゼルエ
ンジンの奥行きを小さく構成したものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明が解決しようとす
る課題は以上の如くであり、次に該課題を解決するため
の手段を説明する。請求項1においては、シリンダブロ
ックのクランク軸方向の一端側を開放端とし、該開放端
にクランク軸及びカム軸の軸受部分を有する別体のカバ
ーを接合してなるV型ディーゼルエンジンにおいて、V
型の左右シリンダの間で、シリンダブロックのクランク
軸との対向方向を開放部とし、該開放部にガバナ及び燃
料噴射ポンプを取付け、前記シリンダブロックにタペッ
トガイドを設け、シリンダと共に該タベットガイドを一
体形成したものである。
【0007】請求項2においては、シリンダブロックの
クランク軸方向の一端側を開放端とし、該開放端にクラ
ンク軸及びカム軸の軸受部分を有する別体のカバーを接
合してなるV型ディーゼルエンジンにおいて、V型のシ
リンダの間で、シリンダブロックのクランク軸との対向
方向を開放部とし、該開放部にガバナ及び燃料噴射ポン
プを取付け、上記開放部のギヤケース側にはガバナギヤ
の駆動空間を構成したものである。
【0008】請求項3においては、シリンダブロックの
クランク軸方向の一端側を開放端とし、該開放端にクラ
ンク軸及びカム軸の軸受部分を有する別体のギヤケース
を接合してなるV型ディーゼルエンジンにおいて、V型
のシリンダの間で、シリンダブロックのクランク軸との
対向方向を開放部とし、該開放部にガバナ及び燃料噴射
ポンプを取付け、該開放部を、ガバナと燃料噴射ポンプ
により閉鎖したものである。
【0009】請求項4においては、シリンダブロックの
クランク軸方向の一端側を開放端とし、該開放端にクラ
ンク軸及びカム軸の軸受部分を有する別体のギヤケース
を接合してなるV型ディーゼルエンジンにおいて、V型
のシリンダの間で、シリンダブロックのクランク軸との
対向方向を開放部とし、該開放部にガバナ及び燃料噴射
ポンプを取付け、該ギヤケースのシリンダブロック開放
部の上部に、カバーを配置したものである。
【0010】請求項5においては、請求項4記載のV型
ディーゼルエンジンにおいて、該カバーがガバナケース
を兼用しているものである。
【0011】請求項6においては、シリンダブロックの
クランク軸方向の一端側を開放端とし、該開放端にクラ
ンク軸及びカム軸の軸受部分を有する別体のカバーを接
合してなるV型ディーゼルエンジンにおいて、V型のシ
リンダの間で、シリンダブロックのクランク軸との対向
方向を開放部とし、該開放部にガバナ及び燃料噴射ポン
プを取付け、上記開放部のケース側にはガバナギヤの駆
動空間を構成し、前記カム軸は吸・排気カム及び燃料カ
ムを1本のカム軸に構成したものである。
【0012】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を説明す
る。図1は本発明のV型ディーゼルエンジンの中で、ク
ランク軸を水平状態で使用するホリゾンタルタイプのV
型ディーゼルエンジンの側面断面図、図2は本発明のV
型ディーゼルエンジンのクランク軸を垂直状態で使用す
るバーチカルタイプのV型ディーゼルエンジンの側面断
面図、図3はシリンダブロック2の正面図、図4はシリ
ンダブロック2の左側面図、図5はシリンダブロック2
の右側面図、図6はシリンダブロック2の平面図、図7
はシリンダブロック2の正面断面図、図8はシリンダブ
ロック2の右側面断面図、図9はギヤケース3の正面
図、図10はギヤケース3の後面図である。
【0013】図1において、ホリゾンタルタイプのV型
ディーゼルエンジンを説明する。本発明のV型ディーゼ
ルエンジンは、クランク軸Sを水平にした状態で使用す
るホリゾンタルタイプと、クランク軸Sを垂直にした状
態で使用するバーチカルタイプとの2仕様に構成されて
いる。バーチカルタイプとホリゾンタルタイプとでは、
V型ディーゼルエンジンを構成するシリンダブロック2
等の大部分の部品は共通であるが、クランク軸Sの配置
方向や、動力取出方向が異なることや、潤滑油の溜まり
位置であるオイルパンの位置が相違することから、クラ
ンク軸Sやギヤケース3の形状がやや相違する。また搭
載する機体の種類が異なるので、ラジエータRの配置が
相違する。
【0014】図1においては、ホリゾンタルタイプのV
型ディーゼルエンジンの側面断面図が開示されている。
V型ディーゼルエンジンの本体はシリンダブロック2と
ギヤケース3とシリンダヘッド等を接合することにより
構成されており、シリンダブロック2の側にシリンダH
L・HRが一体化されている。該シリンダブロック2は
鋳造により製造するので、正面側が鋳物の型の抜き出し
を可能とする為に広く開口されている。シリンダブロッ
ク2とギヤケース3の上面に載置したブロックカバー
(ガバナケース)Aが固定されている。該ガバナケース
Aの内部のガバナ室mにガバナ装置Gが構成されてい
る。
【0015】シリンダHL・HRの内部には、左右のピ
ストンが摺動可能に嵌装されており、該ピストンとクラ
ンク軸Sの間は、コンロッド4・5により連結してい
る。該シリンダHL・HRの間の位置にカム軸1が配置
されており、該カム軸1に吸排気用カム31と燃料噴射
ポンプ駆動用カム30が設けられている。また、カム軸
1の上には、シリンダブロック2の側に、燃料フィード
ポンプを駆動する為の燃料フィードポンプ駆動カム58
を設けている。本発明は、該燃料噴射ポンプPのタペッ
トをガイドするタペットガイドTを、シリンダブロック
2と一体的に構成して、シリンダブロック2の内側に突
出したものである。図1に示す如く、クランク軸Sの前
端がギヤケース3から突出した部分にプーリー14・1
5が固定されている。また、クランク軸Sがギヤケース
3から突出した部分に固定されたプーリー14と、上部
のラジエータファンFのファン軸40に固定されたプー
リー16との間に、ベルト17が巻回されて、ラジエー
タRのラジエータファンFを駆動している。
【0016】該ラジエータファンFはファン軸40の部
分を軸受台60により支持しており、該軸受台60はギ
ヤケース3の正面に固定されている。排気マフラーMは
ホリゾンタルタイプのV型ディーゼルエンジンの場合に
は上部に配置されており、ラジエータRはホリゾンタル
タイプのV型ディーゼルエンジンの前部に配置されてい
る。また、V字型に構成したシリンダヘッドの間に配置
したガバナ室m内のガバナ装置Gより、レギュレータレ
バー41が上方へ向けて突出されている。また、クラン
ク軸Sの円周上にバランスウェイト46が付設されてお
り、またガバナケースAの後方の位置に配置されている
燃料噴射ポンプPが図示されている。
【0017】また、カム軸1に複数の吸排気用カム31
が配置され、プッシュロッドを介して、複数の吸排気弁
を押圧して開閉を行っている。また、クランク軸Sの前
端で、シリンダブロック2の内部に駆動ギヤ21が固設
されており、該駆動ギヤ21が正面視で左側の位置で、
ギヤケース3の内側に支持配置された潤滑油ポンプの駆
動ギヤ43と噛合している。55は潤滑油ポンプ軸であ
る。また駆動ギヤ21は上方でカム軸1上に固定された
カム軸駆動ギヤ20と噛合している。該カム軸駆動ギヤ
20は、上方に配置されたガバナ装置Gのガバナ軸9上
のガバナ軸ギヤ19と噛合している。該ガバナ軸9がガ
バナケースAの内部配置された部分に、ガバナ装置Gを
構成するガバナウエイト25が配置されている。
【0018】該ガバナ軸9の回転により、ガバナウエイ
ト25が開閉し、L字型ガバナレバー45を回動し、燃
料噴射ポンプPの調整ラックを摺動させる。またガバナ
ケースAから突出してレギュレータレバー41が設けら
れており、オペレータが該レギュレータレバー41を操
作することにより、回転数を変速可能としている。ま
た、カム軸1の上には、シリンダブロック2の側に4個
の吸排気用カム31を突設し、フライホイールWの側に
は、2個の燃料噴射ポンプ駆動用カム30を突設してい
る。ガバナ装置Gを内部に配置するガバナケースAは、
シリンダブロック2とギヤケース3が接合された部分の
上面に配置されており、該ガバナケースAの延長部に燃
料噴射ポンプ用のブラケット50が一体的に構成されて
いる。該ブラケット50の上に燃料噴射ポンプPが固定
されている。
【0019】また、シリンダブロック2から上方にブラ
ケット49を突設して、該ブラケット49にエアクリー
ナCを支持している。またクランク軸Sには、フライホ
イールWが付設されている。該フライホイールWの部分
のシリンダブロック2の内側には、ダイナモXが固設さ
れており、シリンダブロック2には該ダイナモXが回転
する空間であるダイナモ収納空間85が構成されてい
る。また、クランク軸Sのバランスウエイト46・46
の間の位置にコンロッド4・5が枢支されている。シリ
ンダブロック2の下部には、オイルフィルタ52を固定
しており、ギヤケース3の内部のオイルパンの部分に突
設している。燃料噴射ポンプPは、ガバナケースAの取
付け部に取付けられて、シリンダブロック2の内部に構
成された、燃料噴射ポンプ室nに配置されている。
【0020】図2においては、クランク軸Sを垂直方向
にして配置するバーチカルタイプのV型ディーゼルエン
ジンが図示されている。この場合には、シリンダブロッ
ク2を上にして、ギヤケース3の部分が下になった状態
で作業機に固定されるのであるから、ギヤケース3の部
分が主たるオイルパンの部分を構成する。これに対応す
るように、ギヤケース3が図示する如く、下側に深く突
出した構成とされている。また、下方に作業機がある場
合が多いので、クランク軸Sは、ギヤケース3の方向で
ある下方に動力取出部を突設した形状としている。
【0021】また、ホリゾンタルタイプの場合に、ギヤ
ケース3の側に配置されていたラジエータRが、V型デ
ィーゼルエンジンの取付状態で、下方となるので配置不
可能となり、逆の側である上方に付け替えられている。
そして、クランク軸SにフライホイールWが付設され、
ファン間座51を介して、ラジエータファンFが固定さ
れている。図3から図8においては、シリンダブロック
2の構成が詳細に図示されている。図3においては、シ
リンダブロック2の正面図が図示されている。該シリン
ダブロック2には、クランク軸Sの軸受ジャーナル71
と、カム軸1の軸受ジャーナル75が開口されている。
またスタータを配置する為の枢支軸部2aが設けられて
いる。また潤滑油の油路である油路66,86,93が
開口されている。
【0022】図4,図5においては、クランクケース2
の左右の側面図が開示されている。潤滑油外部フィルタ
取付座74が開示されている。該潤滑油外部フィルタ取
付座74の部分の吐出孔73に潤滑油が至る。該吐出孔
73から潤滑油外部フィルタ取付座74に取り付けられ
た潤滑油フィルタの外部に入り、潤滑油フィルタの内部
のフィルターを通過して濾過され、濾過後の潤滑油が油
路69から、シリンダブロック2のクランク軸Sの軸受
ジャーナル71に至る。油路78,79はカム軸1のジ
ャーナル部75を潤滑した後にシリンダヘッド部の潤滑
油路に連通した油路である。
【0023】図6においては、シリンダブロック2の平
面図が図示されている。本発明の要部は、該シリンダブ
ロック2の平面図において図示される如く、シリンダブ
ロック2の上部を開放部とし、該開放部にガバナ室mと
燃料噴射ポンプ室nを構成し、該燃料噴射ポンプ室nの
内部にシリンダブロック2と一体的に構成したタペット
ガイドTを配置したものである。本発明のV型ディーゼ
ルエンジンは2気筒であるので、タペットガイドTが2
本のタペットが通過可能な孔に構成されている。
【0024】図7においては、シリンダブロック2の断
面図が開示されている。カム軸1のジャーナル部75へ
の潤滑油の油路66と油路76が図示されている。図8
においては、シリンダブロック2の側面の断面図図が開
示されている。該図面においても、クランク軸Sの軸受
ジャーナル71と、カム軸1のジャーナル部75と、油
路76が図示されている。図9と図10においては、ギ
ヤケース3の構造が図示されている。ギヤケース3の内
部の構成部3bの部分に潤滑油ポンプDが取付けられて
いる。潤滑油ポンプDの吸入孔99の近傍には、図10
で示すように、バーチカルタイプの場合にはギヤケース
3に、コシ網53を立設すべく構成している。該コシ網
53は固定突起62により係止している。シリンダブロ
ック2の油路66と接合されて連結される油路64が図
示されている。
【0025】そして、該吐出孔96とリリーフ弁65を
通過した潤滑油がギヤケース3の油路64から、シリン
ダブロック2の油路66に供給される。
【0026】油路96は図10の如く、シリンダブロッ
ク2のボス部を通過して、図4に示す潤滑油外部フィル
タ取付座74の部分の吐出孔73に至る。該吐出孔73
から潤滑油外部フィルタ取付座74に取り付けられた、
潤滑油フィルタの外部に入り、潤滑油フィルタの内部の
フィルターを通過して濾過され、濾過後の潤滑油が油路
69から、シリンダブロック2の軸受ジャーナル71に
至る。該軸受ジャーナル71に至る前に油路で分岐し、
図7の上方の、カム軸1の軸受ジャーナル75へ向けて
油路76が穿設されており、該カム軸1の軸受ジャーナ
ル75を潤滑する。また軸受ジャーナル71から、クラ
ンク軸Sの内部の内部穿設油路を通過し、ギヤケース3
に設けた軸受ジャーナル80に吐出される。該軸受ジャ
ーナル80から上方への油路79を通過し、ギヤケース
3に設けたカム軸1の軸受ジャーナル77に至り、カム
軸1の前部を潤滑する。該軸受ジャーナル77で左右に
分岐された分岐油路84・82を通過し、該分岐油路8
4・82の上端の水平油路83・81に至る。
【0027】そして、水平油路83・81がシリンダブ
ロック2とギヤケース3の接合状態で、シリンダブロッ
ク2の油路86・93に至る。該油路83は、シリンダ
ヘッドをシリンダブロック2に固定するヘッドボルトの
挿入孔内に連通して、各ロッカーアームを潤滑する。ま
た、ギヤケース3には、正面視で左側の上方に冷却水ポ
ンプの取付部3aが構成されている。また左側の下方に
は潤滑油ポンプの構成部3bが設けられている。
【0028】シリンダHL・HRを正面視でV型に配置
したV型ディーゼルエンジンにおいて、V型のシリンダ
HL・HRの間に、吸排気用カム31と燃料噴射ポンプ
駆動用カム30を同一軸に設けた一本のカム軸1を配置
すると共に、カム軸1の下方で、シリンダブロック2の
閉塞側にダイナモXの収納空間85を形成している。ま
た、左右のシリンダHL・HRが構成するシリンダブロ
ック2のV型の空間の間に、ガバナ装置Gを配置するガ
バナ室mと、2個の燃料噴射ポンプPを配置する燃料噴
射ポンプ室nを構成し、該ガバナ室mの上はガバナケー
スAにより被覆し、該ガバナケースAから突出した燃料
噴射ポンプ用のブラケット50により燃料噴射ポンプ室
nを被蓋し、該燃料噴射ポンプ用のブラケット50に2
個の燃料噴射ポンプPを固定している。そして、本発明
の要部は、該燃料噴射ポンプPのタペットをガイドする
タペットガイドTを、シリンダブロック2に一体的に構
成して突出しているのである。
【0029】ガバナ装置Gのガバナ室mと燃料噴射ポン
プPの燃料噴射ポンプ室nは、シリンダブロック2のダ
イカスト成形時に、ギヤケース3方向へ抜く型とVバン
ク上方へ抜く型とにより形成している。そして、本発明
においては、シリンダブロック2のフライホイールWの
側で、燃料噴射ポンプ駆動用カム30の下方の空間を利
用して、ダイナモDの収納空間85を構成している。該
収納空間85は、シリンダブロック2の内部に嵌入した
状態に構成しており、ダイナモXの部分がシリンダブロ
ック2から突出しないように構成している。
【0030】
【発明の効果】本発明は以上の如く構成したので、次の
ような効果を奏するのである。請求項1の如く、V型の
左右シリンダの間で、シリンダブロックのクランク軸と
の対向方向を開放部とし、該開放部にガバナ及び燃料噴
射ポンプを取り付けているので、ガバナ,燃料噴射ポン
プをシリンダブロック内に内蔵でき、エンジン全体のコ
ンパクト化が可能である。また、部品点数を削減でき、
低コスト化も可能である。シリンダブロック2に燃料噴
射ポンプPのタペットガイドTを一体的に構成している
ので、ガバナケースAの側から別体としてのタペットガ
イドを突出する必要がなく、またシリンダブロック2の
側から別体としたタペットガイドを突出する必要なく、
コンパクトな構成で、加工コスト・組立コストを低減す
ることが出来たのである。しかも、シリンダブロックの
クランク軸との対向方向を開放部としているので、タペ
ットガイドをシリンダブロック等とダイカストで一体成
形でき、製造コストも低減することが出来たのである。
【0031】請求項2の如く、シリンダブロックのクラ
ンク軸との対向方向を開放部とし、該開放部にガバナ及
び燃料噴射ポンプを取付け、上記開放部のギヤケース側
にはガバナギヤの駆動空間を構成したので、駆動機構の
簡素化が可能になり、また、ガバナギヤ等に対する潤滑
を、シリンダブロック2内の飛沫油を利用することが出
来るので、潤滑性能を向上することが出来るのである。
【0032】請求項3の如く、シリンダブロックのクラ
ンク軸との対向方向を開放部とし、該開放部にガバナ及
び燃料噴射ポンプを取付け、該開放部を、ガバナと燃料
噴射ポンプにより閉鎖したので、シリンダブロック2と
ギヤケース3の上部の閉鎖体を、燃料噴射ポンプPとガ
バナ装置Gの取付け体により兼用することが出来たの
で、取付け体以外に特別な蓋体を設ける必要が無くなっ
たのである。
【0033】請求項4の如く、シリンダブロックのクラ
ンク軸との対向方向を開放部とし、該開放部にガバナ及
び燃料噴射ポンプを取付け、該ギヤケースのシリンダブ
ロック開放部の上部に、カバーを配置したので、シリン
ダブロック開放部の上部を簡易構造で被覆でき、また、
ガバナ装置Gや燃料噴射ポンプPを駆動する為の駆動部
品を、シリンダブロック2の側からガバナケースAの内
部に向けて自由に突出することが出来るので、ガバナ装
置Gや燃料噴射ポンプPの取付け位置に規制を受けるこ
とがなく、各駆動部品の潤滑機構を別に構成せずとも、
シリンダブロック2の飛沫油を利用して潤滑することが
出来たのである。また、請求項5の如く、ガバナケース
でカバーを兼用することにより、特別な蓋体を設ける必
要が無くなったのである。
【0034】請求項6の如く、開放部にガバナ及び燃料
噴射ポンプを取付け、上記開放部のケース側にはガバナ
ギヤの駆動空間を構成し、前記カム軸は吸・排気カム及
び燃料カムを1本のカム軸に構成したので、吸排気用カ
ム31の為のカム軸を、燃料噴射ポンプPを駆動する為
の駆動用カム30のカム軸1と兼用することができ、部
品点数の削減を図ることが出来たのである。また、一本
のカム軸に構成したので、エンジンのコンパクト化も出
来たのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のV型ディーゼルエンジンの中で、クラ
ンク軸を水平状態で使用するホリゾンタルタイプのV型
ディーゼルエンジンの側面断面図。
【図2】本発明のV型ディーゼルエンジンのクランク軸
を垂直状態で使用するバーチカルタイプのV型ディーゼ
ルエンジンの側面断面図。
【図3】シリンダブロック2の正面図。
【図4】シリンダブロック2の左側面図、
【図5】シリンダブロック2の右側面図、
【図6】シリンダブロック2の平面図。
【図7】シリンダブロック2の正面断面図。
【図8】シリンダブロック2の右側面断面図。
【図9】ギヤケース3の正面図。
【図10】ギヤケース3の後面図。
【符号の説明】
A ガバナケース P 燃料噴射ポンプ G ガバナ装置 S クランク軸 1 カム軸 2 シリンダブロック 3 ギヤケース n 燃料噴射ポンプ室 m ガバナ室
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平岡 直樹 大阪府大阪市北区茶屋町1番32号 ヤンマ ーディーゼル株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダブロックのクランク軸方向の一
    端側を開放端とし、該開放端にクランク軸及びカム軸の
    軸受部分を有する別体のカバーを接合してなるV型ディ
    ーゼルエンジンにおいて、V型の左右シリンダの間で、
    シリンダブロックのクランク軸との対向方向を開放部と
    し、該開放部にガバナ及び燃料噴射ポンプを取付け、前
    記シリンダブロックにタペットガイドを設け、シリンダ
    と共に該タベットガイドを一体形成したことを特徴とす
    るV型ディーゼルエンジン。
  2. 【請求項2】 シリンダブロックのクランク軸方向の一
    端側を開放端とし、該開放端にクランク軸及びカム軸の
    軸受部分を有する別体のギヤケースを接合してなるV型
    ディーゼルエンジンにおいて、V型のシリンダの間で、
    シリンダブロックのクランク軸との対向方向を開放部と
    し、該開放部にガバナ及び燃料噴射ポンプを取付け、上
    記開放部のギヤケース側にはガバナギヤの駆動空間を構
    成したことを特徴とするV型ディーゼルエンジン。
  3. 【請求項3】 シリンダブロックのクランク軸方向の一
    端側を開放端とし、該開放端にクランク軸及びカム軸の
    軸受部分を有する別体のギヤケースを接合してなるV型
    ディーゼルエンジンにおいて、V型のシリンダの間で、
    シリンダブロックのクランク軸との対向方向を開放部と
    し、該開放部にガバナ及び燃料噴射ポンプを取付け、該
    開放部を、ガバナと燃料噴射ポンプにより閉鎖したこと
    を特徴とするV型ディーゼルエンジン。
  4. 【請求項4】 シリンダブロックのクランク軸方向の一
    端側を開放端とし、該開放端にクランク軸及びカム軸の
    軸受部分を有する別体のギヤケースを接合してなるV型
    ディーゼルエンジンにおいて、V型のシリンダの間で、
    シリンダブロックのクランク軸との対向方向を開放部と
    し、該開放部にガバナ及び燃料噴射ポンプを取付け、該
    ギヤケースのシリンダブロック開放部の上部に、カバー
    を配置したことを特徴とするV型ディーゼルエンジン。
  5. 【請求項5】 請求項4記載のV型ディーゼルエンジン
    において、該カバーがガバナケースを兼用していること
    を特徴とするV型ディーゼルエンジン。
  6. 【請求項6】 シリンダブロックのクランク軸方向の一
    端側を開放端とし、該開放端にクランク軸及びカム軸の
    軸受部分を有する別体のカバーを接合してなるV型ディ
    ーゼルエンジンにおいて、V型のシリンダの間で、シリ
    ンダブロックのクランク軸との対向方向を開放部とし、
    該開放部にガバナ及び燃料噴射ポンプを取付け、上記開
    放部のケース側にはガバナギヤの駆動空間を構成し、前
    記カム軸は吸・排気カム及び燃料カムを1本のカム軸に
    構成したことを特徴とするV型ディーゼルエンジン。
JP5331497A 1997-03-07 1997-03-07 V型ディーゼルエンジン Pending JPH10252491A (ja)

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