JPH10250696A - 人工衛星を発射する発射方法およびその発射方法を実行する人工衛星発射システム - Google Patents
人工衛星を発射する発射方法およびその発射方法を実行する人工衛星発射システムInfo
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- JPH10250696A JPH10250696A JP10000388A JP38898A JPH10250696A JP H10250696 A JPH10250696 A JP H10250696A JP 10000388 A JP10000388 A JP 10000388A JP 38898 A JP38898 A JP 38898A JP H10250696 A JPH10250696 A JP H10250696A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 同一平面上にない軌道に配置すべき人工衛星
を同時に経済的に発射できるようにする。 【解決手段】 第一人工衛星は発射機により第一最終軌
道(11、11’)に実際に直接配置される。第二人工
衛星は同じ発射機に配置され、初めに離心率の大きい楕
円待機軌道(12、12’)に移行され、待機軌道の半
長軸は月の引力場によりその軌道上に形成された円環体
を遮断するように向けられ、離心率の大きい楕円軌道
(12’)の近地点における機動中に第二人工衛星が月
遷移軌道(13)に移行される。近地点および第二人工
衛星が達すべき中間軌道(14)の傾斜における変更
は、主に月の引力場における重力作用により得られ、最
後の機動中に第二人工衛星は第一最終軌道の軌道パラメ
ータのものとは全く異なる軌道パラメータ値を有する最
終軌道(15)に配置される。
を同時に経済的に発射できるようにする。 【解決手段】 第一人工衛星は発射機により第一最終軌
道(11、11’)に実際に直接配置される。第二人工
衛星は同じ発射機に配置され、初めに離心率の大きい楕
円待機軌道(12、12’)に移行され、待機軌道の半
長軸は月の引力場によりその軌道上に形成された円環体
を遮断するように向けられ、離心率の大きい楕円軌道
(12’)の近地点における機動中に第二人工衛星が月
遷移軌道(13)に移行される。近地点および第二人工
衛星が達すべき中間軌道(14)の傾斜における変更
は、主に月の引力場における重力作用により得られ、最
後の機動中に第二人工衛星は第一最終軌道の軌道パラメ
ータのものとは全く異なる軌道パラメータ値を有する最
終軌道(15)に配置される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は同一平面上にない軌
道に人工衛星を同時に発射するための発射方法および発
射システムに関し、第一人工衛星は第一離心率値と第一
傾斜値と第一遠地点値とを備えた第一軌道パラメータを
有する第一最終軌道に前記第一人工衛星を実際に直接配
置するのに適した発射機に載置され、少なくとも一つの
第二人工衛星は第二離心率値と第二傾斜値と第二遠地点
値とを備えた第二軌道パラメータを有する第二最終軌道
に配置するために前記発射機に載置され、第二離心率値
と第二傾斜地と第二遠地点値とは前記発射機により供給
され且つ第二人工衛星と同時に発射される前記第一人工
衛星に供給される第一軌道パラメータの対応した値とは
実質的に異なる。
道に人工衛星を同時に発射するための発射方法および発
射システムに関し、第一人工衛星は第一離心率値と第一
傾斜値と第一遠地点値とを備えた第一軌道パラメータを
有する第一最終軌道に前記第一人工衛星を実際に直接配
置するのに適した発射機に載置され、少なくとも一つの
第二人工衛星は第二離心率値と第二傾斜値と第二遠地点
値とを備えた第二軌道パラメータを有する第二最終軌道
に配置するために前記発射機に載置され、第二離心率値
と第二傾斜地と第二遠地点値とは前記発射機により供給
され且つ第二人工衛星と同時に発射される前記第一人工
衛星に供給される第一軌道パラメータの対応した値とは
実質的に異なる。
【0002】
【従来の技術】二つの或いは多数の人工衛星を発射する
ことは概して同一平面上における同様の離心率の軌道上
で実行される。
ことは概して同一平面上における同様の離心率の軌道上
で実行される。
【0003】H−2発射機の第二の発射のような幾つか
の場合では発射機の最終段が再点火される前であって第
一の人工衛星が低円軌道上に配置された後に、第二人工
衛星を地球静止遷移軌道上に配置するために発射機の最
終段が再点火される。この状況では共通の発射機に配置
された二つの人工衛星の軌道はむしろ実際には同一平面
にあるままである。
の場合では発射機の最終段が再点火される前であって第
一の人工衛星が低円軌道上に配置された後に、第二人工
衛星を地球静止遷移軌道上に配置するために発射機の最
終段が再点火される。この状況では共通の発射機に配置
された二つの人工衛星の軌道はむしろ実際には同一平面
にあるままである。
【0004】特に傾斜した好ましくは極軌道である低円
軌道上に第一人工衛星を配置し、地球静止軌道上に第二
人工衛星を配置するために人工衛星を同一平面上にない
軌道上に配置する、または実際には非常に異なる傾斜
(例えば0度、55度および65度)の軌道上に複数の
人工衛星を配置するという需要がかなりある。
軌道上に第一人工衛星を配置し、地球静止軌道上に第二
人工衛星を配置するために人工衛星を同一平面上にない
軌道上に配置する、または実際には非常に異なる傾斜
(例えば0度、55度および65度)の軌道上に複数の
人工衛星を配置するという需要がかなりある。
【0005】従来の方法では低軌道にある人工衛星の軌
道の傾斜を変更する費用は非常に高く、このため過去に
おいてこのような任務は実際には実行されなかった。例
えば太陽同期極軌道から赤道低円軌道へと人工衛星を通
過させることが望ましいならば、人工衛星に必要な速度
増分は11km/sであり、これは例えば探査機を月軌
道に発射するのにかかる費用と同じぐらい高い。
道の傾斜を変更する費用は非常に高く、このため過去に
おいてこのような任務は実際には実行されなかった。例
えば太陽同期極軌道から赤道低円軌道へと人工衛星を通
過させることが望ましいならば、人工衛星に必要な速度
増分は11km/sであり、これは例えば探査機を月軌
道に発射するのにかかる費用と同じぐらい高い。
【0006】また、惑星間任務において軌道の傾斜また
は他の軌道パラメータを変更するために引力の助けを用
いることが公知である。
は他の軌道パラメータを変更するために引力の助けを用
いることが公知である。
【0007】したがってアポロ計画では月の引力作用を
用いて『確実な帰還』軌道が実行された。
用いて『確実な帰還』軌道が実行された。
【0008】パイオニア10および11の探査機は木星
や土星といった惑星の引力作用を用いた。
や土星といった惑星の引力作用を用いた。
【0009】ユリシス探査機は木星の引力作用を用いて
太陽周りの極軌道を獲得し、ガリレオ探査機は木星に到
達するために金星や地球の引力作用を用いた。
太陽周りの極軌道を獲得し、ガリレオ探査機は木星に到
達するために金星や地球の引力作用を用いた。
【0010】したがって惑星間宇宙探査のために引力の
助けが用いられ、推進シーケンスからのエネルギ投入な
く惑星の近くを通過することだけにより探査機の速度ベ
クトルの方向および大きさが調整され、惑星は所定の質
量および移動速度を有し、宇宙探査機を引きつけ、した
がって宇宙探査機が新しい軌道をとることができるよう
になる。
助けが用いられ、推進シーケンスからのエネルギ投入な
く惑星の近くを通過することだけにより探査機の速度ベ
クトルの方向および大きさが調整され、惑星は所定の質
量および移動速度を有し、宇宙探査機を引きつけ、した
がって宇宙探査機が新しい軌道をとることができるよう
になる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明は同一平面上に
ない軌道に配置すべき人工衛星を同時に経済的に発射で
きるようにする。
ない軌道に配置すべき人工衛星を同時に経済的に発射で
きるようにする。
【0012】特に本発明は軌道内に配置すべき人工衛星
であってその人工衛星を保持する発射機によっては最終
軌道近くの軌道には直接配置されなかった人工衛星の推
進システムにより使用されるエネルギ量を最小にする。
であってその人工衛星を保持する発射機によっては最終
軌道近くの軌道には直接配置されなかった人工衛星の推
進システムにより使用されるエネルギ量を最小にする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は同一平面
上にない軌道上に同時に人工衛星を発射する発射方法に
より達成され、この発射方法において第一人工衛星は第
一離心率値と第一傾斜値と第一遠地点値とを有する第一
軌道パラメータを有する第一最終軌道に該第一人工衛星
を実際に直接配置するのに適した発射機上に載置され、
少なくとも一つの第二人工衛星は第二離心率値と第二傾
斜値と第二遠地点値とを有する第二軌道パラメータを有
する第二最終軌道上に配置するために前記発射機に載置
され、これら第二離心率値と第二傾斜値と第二遠地点値
とは前記発射機により供給され且つ該第二人工衛星と同
時に発射される前記第一人工衛星に供給される第一軌道
パラメータの対応する値とは実質的に異なり、前記第二
人工衛星を所定位置に配置するために第一操縦作用中に
前記第二人工衛星が離心率が大きい楕円待機軌道に移行
され、該待機軌道は一般的には50000キロメートル
から400000キロメートルの範囲に位置する遠地点
を有し、且つ月の軌道上において月の引力場により形成
された円環体を遮るように指向する半長軸を有し、且つ
nTA+1/2×TLTO=tpl(nは4以下の整
数)の式に従って計算された周期TAを有し、ここでT
LTOは月遷移軌道の周期であり、tplは発射終了と
目標地点における月の通過との間の時間であり、nは前
記第二人工衛星が前記離心率の大きい楕円形の待機軌道
周りを移動する4以下の回数であり、第二操縦作用中に
前記離心率の大きい楕円形の待機軌道の近地点で前記第
二人工衛星が月遷移軌道に移行され、月の引力場への突
入パラメータを正確に調整するために第三操縦作用中に
中間コース修正が実行され、近地点の高度と前記第二人
工衛星が前記第二最終軌道に近づく目的で達すべき中間
軌道の傾斜とを第四操縦作用中に変更するように前記突
入パラメータが決定され、これら変更は主に月の引力場
における引力作用によりなされ、前記第二最終軌道上に
前記第二人工衛星を正確に配置するために第五操縦作用
が実行される。
上にない軌道上に同時に人工衛星を発射する発射方法に
より達成され、この発射方法において第一人工衛星は第
一離心率値と第一傾斜値と第一遠地点値とを有する第一
軌道パラメータを有する第一最終軌道に該第一人工衛星
を実際に直接配置するのに適した発射機上に載置され、
少なくとも一つの第二人工衛星は第二離心率値と第二傾
斜値と第二遠地点値とを有する第二軌道パラメータを有
する第二最終軌道上に配置するために前記発射機に載置
され、これら第二離心率値と第二傾斜値と第二遠地点値
とは前記発射機により供給され且つ該第二人工衛星と同
時に発射される前記第一人工衛星に供給される第一軌道
パラメータの対応する値とは実質的に異なり、前記第二
人工衛星を所定位置に配置するために第一操縦作用中に
前記第二人工衛星が離心率が大きい楕円待機軌道に移行
され、該待機軌道は一般的には50000キロメートル
から400000キロメートルの範囲に位置する遠地点
を有し、且つ月の軌道上において月の引力場により形成
された円環体を遮るように指向する半長軸を有し、且つ
nTA+1/2×TLTO=tpl(nは4以下の整
数)の式に従って計算された周期TAを有し、ここでT
LTOは月遷移軌道の周期であり、tplは発射終了と
目標地点における月の通過との間の時間であり、nは前
記第二人工衛星が前記離心率の大きい楕円形の待機軌道
周りを移動する4以下の回数であり、第二操縦作用中に
前記離心率の大きい楕円形の待機軌道の近地点で前記第
二人工衛星が月遷移軌道に移行され、月の引力場への突
入パラメータを正確に調整するために第三操縦作用中に
中間コース修正が実行され、近地点の高度と前記第二人
工衛星が前記第二最終軌道に近づく目的で達すべき中間
軌道の傾斜とを第四操縦作用中に変更するように前記突
入パラメータが決定され、これら変更は主に月の引力場
における引力作用によりなされ、前記第二最終軌道上に
前記第二人工衛星を正確に配置するために第五操縦作用
が実行される。
【0014】第一の可能な応用では、前記第一人工衛星
が発射される前記第一最終軌道は太陽同期軌道のような
傾斜した低高度軌道により構成され、前記第五操縦作用
は月の引力場を脱出する前記第二人工衛星の中間軌道の
近地点において実行され、該第五操縦作用では地球静止
軌道により構成された前記第二最終軌道に前記中間軌道
を移行するために遠地点を下げ或いは前記中間軌道を円
形とする。
が発射される前記第一最終軌道は太陽同期軌道のような
傾斜した低高度軌道により構成され、前記第五操縦作用
は月の引力場を脱出する前記第二人工衛星の中間軌道の
近地点において実行され、該第五操縦作用では地球静止
軌道により構成された前記第二最終軌道に前記中間軌道
を移行するために遠地点を下げ或いは前記中間軌道を円
形とする。
【0015】第二の可能な応用では、前記第一人工衛星
が発射される前記第一最終軌道は傾斜の小さい地球静止
遷移軌道または超地球静止遷移軌道により構成され(該
第一最終軌道は前記第一人工衛星の名目上の軌道ではな
い)、前記第三軌道中において、前記中間コース修正は
月の引力場への突入パラメータにより前記第二人工衛星
が月の引力場における引力作用後に80キロメートルか
ら170キロメートルの高度に位置するように達すべき
前記中間軌道が可能となり、前記第五操縦作用では月の
引力場を去った時であって近地点の高度が調整された状
態で、前記第二人工衛星の前記中間軌道の遠地点を下げ
るために少なくとも一回だけ大気圏制動が実行され、そ
れから遠地点における操縦作用により傾斜した低高度軌
道または傾斜した低円軌道により構成された前記第二最
終軌道へ前記中間軌道を移行するためにその近地点が上
昇せしめられる。
が発射される前記第一最終軌道は傾斜の小さい地球静止
遷移軌道または超地球静止遷移軌道により構成され(該
第一最終軌道は前記第一人工衛星の名目上の軌道ではな
い)、前記第三軌道中において、前記中間コース修正は
月の引力場への突入パラメータにより前記第二人工衛星
が月の引力場における引力作用後に80キロメートルか
ら170キロメートルの高度に位置するように達すべき
前記中間軌道が可能となり、前記第五操縦作用では月の
引力場を去った時であって近地点の高度が調整された状
態で、前記第二人工衛星の前記中間軌道の遠地点を下げ
るために少なくとも一回だけ大気圏制動が実行され、そ
れから遠地点における操縦作用により傾斜した低高度軌
道または傾斜した低円軌道により構成された前記第二最
終軌道へ前記中間軌道を移行するためにその近地点が上
昇せしめられる。
【0016】第三の可能な応用では、本発明は、前記第
一人工衛星が傾斜の小さい地球静止遷移軌道または超地
球静止遷移軌道により構成された第一最終軌道上に配置
される間に、低高度軌道、特に傾斜の異なる低円軌道に
より構成された最終軌道に複数の第二人工衛星を同時に
発射する発射方法を提供し、第三軌道中において、月の
引力場への異なる突入地点に種々の第二人工衛星を配置
するために一連の異なる中間コース修正が実行され、異
なる傾斜を目指し、結果として、第五操縦作用中であっ
て大気圏制動後に一連の低高度軌道、特に複数の第二人
工衛星中の種々の人工衛星のための異なる傾斜の低円軌
道を得る。
一人工衛星が傾斜の小さい地球静止遷移軌道または超地
球静止遷移軌道により構成された第一最終軌道上に配置
される間に、低高度軌道、特に傾斜の異なる低円軌道に
より構成された最終軌道に複数の第二人工衛星を同時に
発射する発射方法を提供し、第三軌道中において、月の
引力場への異なる突入地点に種々の第二人工衛星を配置
するために一連の異なる中間コース修正が実行され、異
なる傾斜を目指し、結果として、第五操縦作用中であっ
て大気圏制動後に一連の低高度軌道、特に複数の第二人
工衛星中の種々の人工衛星のための異なる傾斜の低円軌
道を得る。
【0017】本発明は上記発射方法を実行するための発
射システムを提供し、ここでは発射機と、第一最終軌道
上に前記第一人工衛星を実際に直接配置するのに適した
該発射機上に配置される第一人工衛星と、前記第一最終
軌道とは異なる第二最終軌道上に配置するための少なく
とも一つの第二人工衛星とを具備し、該第二人工衛星は
オンボードコンピュータと、該第二人工衛星に取り付け
られたメイン推進装置および高度制御推進装置を具備す
る化学推進システムとを備える。
射システムを提供し、ここでは発射機と、第一最終軌道
上に前記第一人工衛星を実際に直接配置するのに適した
該発射機上に配置される第一人工衛星と、前記第一最終
軌道とは異なる第二最終軌道上に配置するための少なく
とも一つの第二人工衛星とを具備し、該第二人工衛星は
オンボードコンピュータと、該第二人工衛星に取り付け
られたメイン推進装置および高度制御推進装置を具備す
る化学推進システムとを備える。
【0018】特別な特徴によれば、前記第二人工衛星は
星センサと、可変フィールド地球センサと、推進ベクト
ルと地球に対する人工衛星の方向と太陽に対する人工衛
星の方向との間の角度を計算して操縦作用中に前記第二
人工衛星の高度を決定可能とするオンボードコンピュー
タ内に含まれる天文暦表とを有する。
星センサと、可変フィールド地球センサと、推進ベクト
ルと地球に対する人工衛星の方向と太陽に対する人工衛
星の方向との間の角度を計算して操縦作用中に前記第二
人工衛星の高度を決定可能とするオンボードコンピュー
タ内に含まれる天文暦表とを有する。
【0019】また、前記第二人工衛星は前記メイン推進
装置を目標の方向へ指向するために該第二人工衛星の本
体を回転するために高度制御推進装置を制御するジャイ
ロを有する。
装置を目標の方向へ指向するために該第二人工衛星の本
体を回転するために高度制御推進装置を制御するジャイ
ロを有する。
【0020】また、本発明は上記発射方法を実行するた
めの発射システムを提供し、該発射システムは発射機
と、第一最終軌道上に前記第一人工衛星を実際に直接配
置するのに適した発射機上に配置される第一人工衛星
と、前記第一最終軌道とは異なる第二最終軌道上に配置
するための少なくとも一つの第二人工衛星とを具備し、
該第二人工衛星はオンボードコンピュータと、前記第二
人工衛星に取り付けられた少なくとも高比インパルス電
気推進装置を具備する電気推進システムとを備え、該電
気推進装置はイオンタイプまたはアークタイプまたは閉
電子ドリフトタイプである。
めの発射システムを提供し、該発射システムは発射機
と、第一最終軌道上に前記第一人工衛星を実際に直接配
置するのに適した発射機上に配置される第一人工衛星
と、前記第一最終軌道とは異なる第二最終軌道上に配置
するための少なくとも一つの第二人工衛星とを具備し、
該第二人工衛星はオンボードコンピュータと、前記第二
人工衛星に取り付けられた少なくとも高比インパルス電
気推進装置を具備する電気推進システムとを備え、該電
気推進装置はイオンタイプまたはアークタイプまたは閉
電子ドリフトタイプである。
【0021】特定の実施形態における第二人工衛星は地
球の位置を得るための可変フィールド地球水平センサと
該第二人工衛星の高度を決定するためのリアクションホ
イールとを有し、前記オンボードコンピュータは地球に
対する人工衛星の方向に対して垂直に前記推進ベクトル
を安定するように前記電気推進装置を制御するための関
係を実行する。
球の位置を得るための可変フィールド地球水平センサと
該第二人工衛星の高度を決定するためのリアクションホ
イールとを有し、前記オンボードコンピュータは地球に
対する人工衛星の方向に対して垂直に前記推進ベクトル
を安定するように前記電気推進装置を制御するための関
係を実行する。
【0022】他の特定の実施形態における第二人工衛星
は星センサと、該第二人工衛星の高度を決定するために
オンボードコンピュータに含まれる天文暦表と、該第二
人工衛星の高度を制御するためのリアクションホイール
とを有し、前記オンボードコンピュータは慣性方向に推
進ベクトルを指向するように前記電気推進装置のための
制御関係を実行する。
は星センサと、該第二人工衛星の高度を決定するために
オンボードコンピュータに含まれる天文暦表と、該第二
人工衛星の高度を制御するためのリアクションホイール
とを有し、前記オンボードコンピュータは慣性方向に推
進ベクトルを指向するように前記電気推進装置のための
制御関係を実行する。
【0023】有利には前記第二人工衛星の本体は前記第
三操縦作用において中間コース修正が機動される前に該
第二人工衛星の位置を非常に正確に得るためにレーザ遠
隔測定法を使用可能とする少なくとも二つのレーザ再帰
反射装置を備える。
三操縦作用において中間コース修正が機動される前に該
第二人工衛星の位置を非常に正確に得るためにレーザ遠
隔測定法を使用可能とする少なくとも二つのレーザ再帰
反射装置を備える。
【0024】化学推進システムと電気推進システムとの
両方が同じ人工衛星に配置される。
両方が同じ人工衛星に配置される。
【0025】本発明の他の特徴および利点は添付図面を
参照し、例である以下の本発明の特別な実施形態の説明
から明らかとなる。
参照し、例である以下の本発明の特別な実施形態の説明
から明らかとなる。
【0026】
【発明の実施の形態】初めに月31を示した図1(A)
を参照すると、半径Rsの影響球、すなわち引力場30
と、月遷移軌道(LTO)上に配置された人工衛星の上
記引力場30への突入点37と、上記引力場30からの
人工衛星の脱出点38とが示されている。参照番号32
は月の速度ベクトル[um]を示す。なお、人工衛星は
軌道を描いて自由飛行する衛星や宇宙船を含む。
を参照すると、半径Rsの影響球、すなわち引力場30
と、月遷移軌道(LTO)上に配置された人工衛星の上
記引力場30への突入点37と、上記引力場30からの
人工衛星の脱出点38とが示されている。参照番号32
は月の速度ベクトル[um]を示す。なお、人工衛星は
軌道を描いて自由飛行する衛星や宇宙船を含む。
【0027】引力場30への突入点37において月の速
度ベクトル32は地球に対する人工衛星の速度ベクトル
[u]33と合わされ、人工衛星に月座標での速度ベク
トル[v]34が与えられる。参照番号39はベクトル
32、33および34を合わせることを考慮した境界球
を示す。
度ベクトル32は地球に対する人工衛星の速度ベクトル
[u]33と合わされ、人工衛星に月座標での速度ベク
トル[v]34が与えられる。参照番号39はベクトル
32、33および34を合わせることを考慮した境界球
を示す。
【0028】引力場30からの脱出点38において月の
速度ベクトル32は月に対する人工衛星の速度ベクトル
[v]36と合わされ、人工衛星に地球座標での速度ベ
クトル[u]35が与えらえる。参照番号40はベクト
ル32、35および36を合わせることを考慮した境界
球を示す。
速度ベクトル32は月に対する人工衛星の速度ベクトル
[v]36と合わされ、人工衛星に地球座標での速度ベ
クトル[u]35が与えらえる。参照番号40はベクト
ル32、35および36を合わせることを考慮した境界
球を示す。
【0029】したがって月の引力場30への人工衛星の
突入点37の関数で月の引力場30からの脱出点38に
おける人工衛星の速度ベクトル35の特性を決定可能で
あり、したがって人工衛星の軌道の傾斜に生じる変分を
決めることができ、また、他の軌道のパラメータの変分
を決めることができる。基本的な力学式を数字的に積分
する方法によりこれら特性を正確に決定することができ
る。
突入点37の関数で月の引力場30からの脱出点38に
おける人工衛星の速度ベクトル35の特性を決定可能で
あり、したがって人工衛星の軌道の傾斜に生じる変分を
決めることができ、また、他の軌道のパラメータの変分
を決めることができる。基本的な力学式を数字的に積分
する方法によりこれら特性を正確に決定することができ
る。
【0030】図1(B)、図1(C)および図1(D)
は月遷移軌道に配置され且つ月31の引力場30内に突
入する人工衛星の軌道の三つの例を示している。図1
(B)における人工衛星の月周りの軌道は非常にきつ
く、図1(C)および図1(D)に示した例の軌道はよ
りゆるやかで月31の引力場30の外側で遠地点が生じ
る。
は月遷移軌道に配置され且つ月31の引力場30内に突
入する人工衛星の軌道の三つの例を示している。図1
(B)における人工衛星の月周りの軌道は非常にきつ
く、図1(C)および図1(D)に示した例の軌道はよ
りゆるやかで月31の引力場30の外側で遠地点が生じ
る。
【0031】したがって図1(A)から図1(D)は本
発明の方法を実行する工程を説明するものであり、人工
衛星が月遷移軌道(LTO)上に配置されるならば人工
衛星を発射する際に引力の助けが得られ、軌道の傾斜は
月の引力場への突入点の関数として選択可能である。
発明の方法を実行する工程を説明するものであり、人工
衛星が月遷移軌道(LTO)上に配置されるならば人工
衛星を発射する際に引力の助けが得られ、軌道の傾斜は
月の引力場への突入点の関数として選択可能である。
【0032】本発明の方法の第一の実行を図2を参照し
て説明する。
て説明する。
【0033】同じ発射機上に二つの人工衛星Aおよび人
工衛星Bが配置され、発射機は地球10周りの太陽同期
軌道11上に両人工衛星AおよびBを配置するのに適し
ている。
工衛星Bが配置され、発射機は地球10周りの太陽同期
軌道11上に両人工衛星AおよびBを配置するのに適し
ている。
【0034】第一人工衛星Bは太陽同期軌道11上の地
点1で解放される。必要に応じて第一人工衛星Bは自然
歳差運動により待機軌道11’上にドリフトせしめられ
る。こうして第一人工衛星Bは傾斜した円軌道上に発射
機により直接配置され、この円軌道は求められている最
終軌道または到着軌道に一致し、且つ求められている名
目上の軌道に変更されるのに大量のエネルギを必要とし
ない。
点1で解放される。必要に応じて第一人工衛星Bは自然
歳差運動により待機軌道11’上にドリフトせしめられ
る。こうして第一人工衛星Bは傾斜した円軌道上に発射
機により直接配置され、この円軌道は求められている最
終軌道または到着軌道に一致し、且つ求められている名
目上の軌道に変更されるのに大量のエネルギを必要とし
ない。
【0035】第二人工衛星Aは発射機の上段に取り付け
られる。発射機が月軌道平面POLとの二つの交点2、
2’の一つの地点2を通過したときに発射機が人工衛星
Aを楕円軌道12に配置するインパルスを人工衛星Aに
加える。同時に人工衛星Aが発射機の上段から分離され
る。人工衛星が地点2に一致し且つ楕円軌道12の近地
点を構成する地点3付近に戻ったときに人工衛星の化学
推進装置のようなメイン推進装置が点火され、後述する
ように周期TAの待機軌道12’上に人工衛星Aが配置
され、このとき月自体はそれ自体の軌道16上の地点1
7にある。月軌道平面POLと交差し且つ待機軌道1
2’の近地点を構成する待機軌道12’の地点4付近で
の第二の時間に人工衛星Aのメイン推進装置が点火さ
れ、月遷移軌道13上に人工衛星Aが配置される。人工
衛星Aが月遷移軌道13の遠地点にあるとき、人工衛星
Aは位置18に到達した月の引力作用を領域5aで受け
る。領域5bで人工衛星Aの推進システムにより生成さ
れた修正インパルスと関連するであろう上記引力作用は
もっぱら軌道平面外での速度を増大し、赤道を含む平面
PE内に位置する月遷移軌道14に人工衛星Aを移行す
る。月遷移軌道14の近地点は36000kmに近い高
度の地点6aに位置する。それから地点6aでメインエ
ンジンを用いて制動インパルスが人工衛星Aに容易に適
用され、遠地点の高度が下げられ、人工衛星Aを地球静
止軌道(GSO)15に移行する。推進ベクトルを指向
する適切な関係に関連して近地点6aにおいて人工衛星
Aの化学推進システムにより生成される制動インパルス
によりまたは人工衛星Aの電気推進システムを用いた連
続した制動動作により人工衛星Aの遠地点の高度が地球
静止軌道15が達成されるまで下げられる。
られる。発射機が月軌道平面POLとの二つの交点2、
2’の一つの地点2を通過したときに発射機が人工衛星
Aを楕円軌道12に配置するインパルスを人工衛星Aに
加える。同時に人工衛星Aが発射機の上段から分離され
る。人工衛星が地点2に一致し且つ楕円軌道12の近地
点を構成する地点3付近に戻ったときに人工衛星の化学
推進装置のようなメイン推進装置が点火され、後述する
ように周期TAの待機軌道12’上に人工衛星Aが配置
され、このとき月自体はそれ自体の軌道16上の地点1
7にある。月軌道平面POLと交差し且つ待機軌道1
2’の近地点を構成する待機軌道12’の地点4付近で
の第二の時間に人工衛星Aのメイン推進装置が点火さ
れ、月遷移軌道13上に人工衛星Aが配置される。人工
衛星Aが月遷移軌道13の遠地点にあるとき、人工衛星
Aは位置18に到達した月の引力作用を領域5aで受け
る。領域5bで人工衛星Aの推進システムにより生成さ
れた修正インパルスと関連するであろう上記引力作用は
もっぱら軌道平面外での速度を増大し、赤道を含む平面
PE内に位置する月遷移軌道14に人工衛星Aを移行す
る。月遷移軌道14の近地点は36000kmに近い高
度の地点6aに位置する。それから地点6aでメインエ
ンジンを用いて制動インパルスが人工衛星Aに容易に適
用され、遠地点の高度が下げられ、人工衛星Aを地球静
止軌道(GSO)15に移行する。推進ベクトルを指向
する適切な関係に関連して近地点6aにおいて人工衛星
Aの化学推進システムにより生成される制動インパルス
によりまたは人工衛星Aの電気推進システムを用いた連
続した制動動作により人工衛星Aの遠地点の高度が地球
静止軌道15が達成されるまで下げられる。
【0036】本発明の方法の他の実行を図3を参照して
説明する。ここでは二つの人工衛星Aおよび人工衛星B
が同じ発射機に配置され、発射機は地球110周りの地
球静止遷移軌道112上に両人工衛星を配置するのに適
している。人工衛星Bは結果として地球静止軌道115
上の地点101付近にそれ自体の手段により配置するた
めに地球静止遷移軌道上のある地点で解放される。発射
機の上段に接続された人工衛星Aは近地点102を通過
したときに後述するように周期TAの楕円形の待機軌道
112’上に人工衛星を配置するインパルスを発射機か
ら受ける。異なる実行では人工衛星Aが発射機から単に
分離され、人工衛星Aの化学タイプのメイン推進システ
ムが領域103において点火される。それから人工衛星
の推進装置により供給されたインパルスが人工衛星を待
機軌道112’上に配置する。それから月はそれ自体の
軌道116上の位置117にある。近地点にある場合に
第一または第二の時間、人工衛星Aのメイン推進装置が
点火され、人工衛星Aが月遷移軌道113上に配置され
る。
説明する。ここでは二つの人工衛星Aおよび人工衛星B
が同じ発射機に配置され、発射機は地球110周りの地
球静止遷移軌道112上に両人工衛星を配置するのに適
している。人工衛星Bは結果として地球静止軌道115
上の地点101付近にそれ自体の手段により配置するた
めに地球静止遷移軌道上のある地点で解放される。発射
機の上段に接続された人工衛星Aは近地点102を通過
したときに後述するように周期TAの楕円形の待機軌道
112’上に人工衛星を配置するインパルスを発射機か
ら受ける。異なる実行では人工衛星Aが発射機から単に
分離され、人工衛星Aの化学タイプのメイン推進システ
ムが領域103において点火される。それから人工衛星
の推進装置により供給されたインパルスが人工衛星を待
機軌道112’上に配置する。それから月はそれ自体の
軌道116上の位置117にある。近地点にある場合に
第一または第二の時間、人工衛星Aのメイン推進装置が
点火され、人工衛星Aが月遷移軌道113上に配置され
る。
【0037】人工衛星Aは月の引力場への突入パラメー
タを微調整するために領域103bにおいて中間コース
修正を受ける。
タを微調整するために領域103bにおいて中間コース
修正を受ける。
【0038】人工衛星Aが遠地点にあるとき、人工衛星
Aはこのとき位置118にある月の引力作用を領域10
5aで受ける。この引力作用は人工衛星Aを太陽同期軌
道平面PHまたは他の意図した低円軌道平面内に位置す
る月遷移軌道114に移行する修正インパルス105b
と選択的に関係する。この軌道の近地点は80kmから
170kmの範囲の高度に位置する。近地点の高度を微
調整するために領域104において中間コース修正を実
行する必要がある。
Aはこのとき位置118にある月の引力作用を領域10
5aで受ける。この引力作用は人工衛星Aを太陽同期軌
道平面PHまたは他の意図した低円軌道平面内に位置す
る月遷移軌道114に移行する修正インパルス105b
と選択的に関係する。この軌道の近地点は80kmから
170kmの範囲の高度に位置する。近地点の高度を微
調整するために領域104において中間コース修正を実
行する必要がある。
【0039】その後に近地点106a、106bを通過
可能となり、一般的には1000km以下の遠地点を有
する軌道が得られるまで当該軌道の遠地点を119a、
119b、119cへと下げる。人工衛星Aの推進シス
テムは最終操縦作用において遠地点107でインパルス
を与え、太陽同期軌道または傾斜軌道111を円形にす
る。
可能となり、一般的には1000km以下の遠地点を有
する軌道が得られるまで当該軌道の遠地点を119a、
119b、119cへと下げる。人工衛星Aの推進シス
テムは最終操縦作用において遠地点107でインパルス
を与え、太陽同期軌道または傾斜軌道111を円形にす
る。
【0040】したがって図3を参照して説明した実行で
は、第一人工衛星Bは傾斜の小さい遷移軌道113に配
置され、第二人工衛星Aは離心率が大きい楕円遷移軌道
112’にまたは同じ傾斜を有するLTO113に直接
配置される。
は、第一人工衛星Bは傾斜の小さい遷移軌道113に配
置され、第二人工衛星Aは離心率が大きい楕円遷移軌道
112’にまたは同じ傾斜を有するLTO113に直接
配置される。
【0041】月の引力場への突入パラメータは引力作用
により人工衛星Aの軌道の傾斜が変わるように或いは近
地点の高度が適切に修正されるように選択される。小さ
な軌道修正により近地点の高度を僅かに下げることがで
きる。
により人工衛星Aの軌道の傾斜が変わるように或いは近
地点の高度が適切に修正されるように選択される。小さ
な軌道修正により近地点の高度を僅かに下げることがで
きる。
【0042】大気圏上層部を継続的に通過することによ
り遠地点が下げられ、軌道は例えば人工衛星A上の化学
推進装置により生成されたインパルスにより円形とされ
る。
り遠地点が下げられ、軌道は例えば人工衛星A上の化学
推進装置により生成されたインパルスにより円形とされ
る。
【0043】本発明の重要な特徴では考慮中の実行に係
わらず天体力学上の制限と発射上の制限とが調和され
る。
わらず天体力学上の制限と発射上の制限とが調和され
る。
【0044】したがって傾斜を変えるために月の引力の
助けを得るには、1)月が出発軌道の軌道平面と傾斜軌
道の軌道平面との間の交差付近に位置し、2)人工衛星
の通過が月の通過と同期するという二つの条件を満たさ
なければならない。
助けを得るには、1)月が出発軌道の軌道平面と傾斜軌
道の軌道平面との間の交差付近に位置し、2)人工衛星
の通過が月の通過と同期するという二つの条件を満たさ
なければならない。
【0045】軌道平面が交差する条件としては月軌道平
面が黄道の平面に対して5度ほど傾斜し、赤道平面(地
球静止軌道平面)自体が黄道に対して23度30分ほど
傾斜していることが知られている。さらに月平面と出発
軌道平面と最終軌道平面とにより構成された三つの平面
の間の交差は概して一致しない。
面が黄道の平面に対して5度ほど傾斜し、赤道平面(地
球静止軌道平面)自体が黄道に対して23度30分ほど
傾斜していることが知られている。さらに月平面と出発
軌道平面と最終軌道平面とにより構成された三つの平面
の間の交差は概して一致しない。
【0046】幸運にも赤道平面と月軌道平面との交差を
正確に目指す必要はない。残りの数度の傾きは遠地点ま
たは交点(node)における修正インパルスにより排除可能
であるため許容可能である。これは数十度の赤径ウイン
ドウに相当する。
正確に目指す必要はない。残りの数度の傾きは遠地点ま
たは交点(node)における修正インパルスにより排除可能
であるため許容可能である。これは数十度の赤径ウイン
ドウに相当する。
【0047】本発明において必要なことは出発軌道の半
長軸が意図した理想点から数十度であるべきであるとい
うことで全てである。
長軸が意図した理想点から数十度であるべきであるとい
うことで全てである。
【0048】月の通過に同期すべき人工衛星の通過のた
めの状態に関係して、半分の月遷移軌道を描くのに必要
な時間は約7日間であると見られている。これは理論的
には人工衛星は月を飛び越す7日前に前記軌道に発射さ
れ、(出発軌道平面と月軌道平面との間の交差付近の)
空間の適切な領域に射出されるべきであるということを
意味する。この状況は一般的な発射の日時における許容
できない制限を生じる。
めの状態に関係して、半分の月遷移軌道を描くのに必要
な時間は約7日間であると見られている。これは理論的
には人工衛星は月を飛び越す7日前に前記軌道に発射さ
れ、(出発軌道平面と月軌道平面との間の交差付近の)
空間の適切な領域に射出されるべきであるということを
意味する。この状況は一般的な発射の日時における許容
できない制限を生じる。
【0049】したがって本発明の本質的な特質は離心率
の大きな楕円待機軌道を用いることであり、この待機軌
道はnTA+1/2×TLTO=tpl(nは4以下の
整数)で選択された周期TAを有し、tplは点火の瞬
間と地球の赤道平面付近における月の通過との間の時間
であり、TLTOは月遷移軌道LTOの周期であり、n
は人工衛星が離心率の大きい楕円待機軌道を回る回数で
ある。
の大きな楕円待機軌道を用いることであり、この待機軌
道はnTA+1/2×TLTO=tpl(nは4以下の
整数)で選択された周期TAを有し、tplは点火の瞬
間と地球の赤道平面付近における月の通過との間の時間
であり、TLTOは月遷移軌道LTOの周期であり、n
は人工衛星が離心率の大きい楕円待機軌道を回る回数で
ある。
【0050】したがって発射時間および人工衛星と月と
のランデブーに関係する条件を緩和することができる。
また、人工衛星が楕円軌道周りをn回(n≦4)だけ回
るので、バンアレン帯を通過する回数は四回以下であ
る。
のランデブーに関係する条件を緩和することができる。
また、人工衛星が楕円軌道周りをn回(n≦4)だけ回
るので、バンアレン帯を通過する回数は四回以下であ
る。
【0051】本発明の方法は、軌道に配置されるべき人
工衛星内に組み込まれた低出力推進装置により得られる
ゆるやかな速度増分により、人工衛星の質量を制限する
必要があることを考慮すると従来の移行を実行する化学
推進装置では直接到達できない軌道平面の変更を実行で
きる。
工衛星内に組み込まれた低出力推進装置により得られる
ゆるやかな速度増分により、人工衛星の質量を制限する
必要があることを考慮すると従来の移行を実行する化学
推進装置では直接到達できない軌道平面の変更を実行で
きる。
【0052】以下の表1は同一平面上にない軌道間の変
化の種々の例として第一に従来の移行、第二に本発明の
方法に従った移行にとって必要な速度増分をkm/sで
与えるものである。本発明の移行では引力作用により供
給された速度増分は軌道を移行するのに実質的には貢献
するが機上燃料を消費する必要がないとの仮定により示
していない。
化の種々の例として第一に従来の移行、第二に本発明の
方法に従った移行にとって必要な速度増分をkm/sで
与えるものである。本発明の移行では引力作用により供
給された速度増分は軌道を移行するのに実質的には貢献
するが機上燃料を消費する必要がないとの仮定により示
していない。
【0053】 表1 従来の移行と本発明の移行とにおける速度増分比較(km/s) 従来の移行 本発明の移行 太陽同期軌道/GSO 6 3 +1 GTO/太陽同期軌道 (または任意の傾斜の円軌道) 4.7 0.7+0.2 60度の傾斜変化(低円軌道間) 7.5 3 +0.1 GTO/惑星間軌道 0.7 0.6
【0054】本発明の特徴的な実行では、LTOから始
まる地球静止軌道に人工衛星を電気的な推進のみで配置
できる。この状況ではバンアレン帯への人工衛星の露出
は実際には排除される。しかしながら、電気推進を用い
て地球静止遷移軌道GTOから地球静止軌道GSOまで
直接通過する従来の方法を用いることを所望であるなら
ば、バンアレン帯を多数にわたり横断する必要があり、
これは非常に損傷を与えるものである。
まる地球静止軌道に人工衛星を電気的な推進のみで配置
できる。この状況ではバンアレン帯への人工衛星の露出
は実際には排除される。しかしながら、電気推進を用い
て地球静止遷移軌道GTOから地球静止軌道GSOまで
直接通過する従来の方法を用いることを所望であるなら
ば、バンアレン帯を多数にわたり横断する必要があり、
これは非常に損傷を与えるものである。
【0055】本発明の方法では二つの異なる人工衛星を
同一平面上にない軌道に配置するために一つの発射機を
使用できるだけでなく、地球静止軌道上に配置される人
工衛星Bに加えて傾斜の異なる軌道に同時に配置される
人工衛星A、C、DおよびEの一団を発射するために一
つの発射機を使用できる。この状況では人工衛星A、
C、DおよびEは実質的に赤道月遷移軌道上に発射され
る。各人工衛星A、C、DおよびEに中間コース修正が
別々に実行されて、各人工衛星が月の引力場への異なる
突入点を目指すことができるようになり、したがって異
なる傾斜変化が生成される。
同一平面上にない軌道に配置するために一つの発射機を
使用できるだけでなく、地球静止軌道上に配置される人
工衛星Bに加えて傾斜の異なる軌道に同時に配置される
人工衛星A、C、DおよびEの一団を発射するために一
つの発射機を使用できる。この状況では人工衛星A、
C、DおよびEは実質的に赤道月遷移軌道上に発射され
る。各人工衛星A、C、DおよびEに中間コース修正が
別々に実行されて、各人工衛星が月の引力場への異なる
突入点を目指すことができるようになり、したがって異
なる傾斜変化が生成される。
【0056】帰還半軌道上での第二の中間コース修正に
より各近地点の高度が調節される。軌道は図3に示した
工程を用いて所定位置に配置される人工衛星Aに関して
は大気圏制動および修正インパルスにより円形とされ
る。
より各近地点の高度が調節される。軌道は図3に示した
工程を用いて所定位置に配置される人工衛星Aに関して
は大気圏制動および修正インパルスにより円形とされ
る。
【0057】概して本発明に従って地球静止遷移軌道か
ら低円軌道まで通過するためには、遠地点の高度の増分
がかなりなもの(概ね36000kmから360000
kmまたは380000kmまで)であったとしても、
地球静止遷移軌道から月遷移軌道への通過は既に強調し
たように700m/sのオーダーの非常に小さな速度増
分を提供するために発射機を必要とすると思われる。
ら低円軌道まで通過するためには、遠地点の高度の増分
がかなりなもの(概ね36000kmから360000
kmまたは380000kmまで)であったとしても、
地球静止遷移軌道から月遷移軌道への通過は既に強調し
たように700m/sのオーダーの非常に小さな速度増
分を提供するために発射機を必要とすると思われる。
【0058】また、楕円軌道を低円軌道に移行するため
に大きな制動増分を供給する必要はない。近地点での大
気圏制動は、大気圏上層部の継続的な通過により、(数
修正インパルスを提供するためだけに必要とされる)推
進剤の最小限の消費で遠地点の高度を下げることができ
る。さらに大気を通る熱フラックスが6kW/m2 に制
限されているならば特別な熱保護を必要としない。
に大きな制動増分を供給する必要はない。近地点での大
気圏制動は、大気圏上層部の継続的な通過により、(数
修正インパルスを提供するためだけに必要とされる)推
進剤の最小限の消費で遠地点の高度を下げることができ
る。さらに大気を通る熱フラックスが6kW/m2 に制
限されているならば特別な熱保護を必要としない。
【0059】以下、図4を参照し、本発明を実行するた
めの人工衛星発射システムの例を説明する。
めの人工衛星発射システムの例を説明する。
【0060】図示していない従来の発射機は第一人工衛
星Bと例として図4で示した少なくとも一つの第二人工
衛星Aと関連する。発射機は最終軌道に第一人工衛星B
を実際に直接配置するのに適しており、第一人工衛星B
は小さな軌道修正インパルスを供給するための修正推進
手段のみを含む全体的に従来のものである。
星Bと例として図4で示した少なくとも一つの第二人工
衛星Aと関連する。発射機は最終軌道に第一人工衛星B
を実際に直接配置するのに適しており、第一人工衛星B
は小さな軌道修正インパルスを供給するための修正推進
手段のみを含む全体的に従来のものである。
【0061】第二人工衛星A(発射機から分離された後
であって最終軌道に達する前に種々の操縦作用を実行で
きなければならない)はクロック212とメモリを備え
たデータ処理手段213とに関連するオンボードコンピ
ュータ211を有し、データ処理手段213は自動操舵
のための天文暦表を決定する。
であって最終軌道に達する前に種々の操縦作用を実行で
きなければならない)はクロック212とメモリを備え
たデータ処理手段213とに関連するオンボードコンピ
ュータ211を有し、データ処理手段213は自動操舵
のための天文暦表を決定する。
【0062】人工衛星Aは化学推進システムまたは電気
推進システムを備える。図4は両タイプの推進システム
を備えた人工衛星Aの場合を示している。
推進システムを備える。図4は両タイプの推進システム
を備えた人工衛星Aの場合を示している。
【0063】したがって人工衛星の本体200はエキス
パンダ/フィルタ/バルブ組立体202を介して少なく
とも二つの電気推進装置203を供給する少なくとも一
つのキセノンタンク201を有し、推進装置は閉電子ド
リフトを有するイオンタイプまたアークジェットタイプ
である。電力は少なくとも一つのソーラーパネル204
により供給され、アーム215および回転機構205を
介して人工衛星に電力を供給する。
パンダ/フィルタ/バルブ組立体202を介して少なく
とも二つの電気推進装置203を供給する少なくとも一
つのキセノンタンク201を有し、推進装置は閉電子ド
リフトを有するイオンタイプまたアークジェットタイプ
である。電力は少なくとも一つのソーラーパネル204
により供給され、アーム215および回転機構205を
介して人工衛星に電力を供給する。
【0064】人工衛星は有利にも両面の二つの面に位置
する二つのレーザ反射装置207を受容し、(アポロ計
画およびルナクフッド計画における宇宙実験用に元々は
意図されたレーザ反射装置をその表面に有する)人工衛
星の距離を地球に対して或いは月に対して非常に正確に
決定でき、したがって月の引力場への通過のための回廊
または大気圏制動のための入口回廊へ非常に正確に狙う
ことができる。
する二つのレーザ反射装置207を受容し、(アポロ計
画およびルナクフッド計画における宇宙実験用に元々は
意図されたレーザ反射装置をその表面に有する)人工衛
星の距離を地球に対して或いは月に対して非常に正確に
決定でき、したがって月の引力場への通過のための回廊
または大気圏制動のための入口回廊へ非常に正確に狙う
ことができる。
【0065】また、人工衛星は推力(数百ニュートン)
が一つ以上の推進剤タンク209に取り付けられた実質
的にインパルスの形の速度増分を提供できる少なくとも
一つの推進装置208と、ジャイロと関連した高度制御
推進装置210とを具備する化学推進システム(例えば
ヒドラジンシステムまたは二推進剤システム)を受容し
てもよい。
が一つ以上の推進剤タンク209に取り付けられた実質
的にインパルスの形の速度増分を提供できる少なくとも
一つの推進装置208と、ジャイロと関連した高度制御
推進装置210とを具備する化学推進システム(例えば
ヒドラジンシステムまたは二推進剤システム)を受容し
てもよい。
【0066】また、人工衛星は可変フィールド地球セン
サ206と二角度座標を提供する少なくとも一つの星セ
ンサ214(太陽センサまたは恒星センサ)とを有す
る。
サ206と二角度座標を提供する少なくとも一つの星セ
ンサ214(太陽センサまたは恒星センサ)とを有す
る。
【0067】オンボードコンピュータ211に含まれた
天文暦表と関連した星センサ214および可変フィール
ド地球センサ206は推進ベクトルと地球に対する人工
衛星の方向および太陽に対する人工衛星の方向との間の
角度を計算するのに役立ち、したがってそれが操縦して
いる間に人工衛星Aの高度を決定する。
天文暦表と関連した星センサ214および可変フィール
ド地球センサ206は推進ベクトルと地球に対する人工
衛星の方向および太陽に対する人工衛星の方向との間の
角度を計算するのに役立ち、したがってそれが操縦して
いる間に人工衛星Aの高度を決定する。
【0068】ジャイロは第二の人工衛星の本体を回転
し、狙った方向にメイン推進装置208を指向する高度
制御推進装置210を制御する。
し、狙った方向にメイン推進装置208を指向する高度
制御推進装置210を制御する。
【0069】オンボードコンピュータ211は両推進シ
ステムを制御する。
ステムを制御する。
【0070】第一実施形態では可変フィールド地球水平
センサ206により地球の位置が得られ、リアクション
ホイールは人工衛星Aの高度を維持する。オンボードコ
ンピュータ211は推進ベクトルを地球に対する人工衛
星の方向に対して垂直に安定させる電気推進装置203
を制御するための関係を実行する。
センサ206により地球の位置が得られ、リアクション
ホイールは人工衛星Aの高度を維持する。オンボードコ
ンピュータ211は推進ベクトルを地球に対する人工衛
星の方向に対して垂直に安定させる電気推進装置203
を制御するための関係を実行する。
【0071】他の実施形態では、星センサ214とオン
ボードコンピュータ211に含まれている天文暦表とに
より人工衛星Aの高度が決定される。リアクションホイ
ールは人工衛星の高度を制御する。オンボードコンピュ
ータ211は慣性方向に沿って推進ベクトルを指向する
電気推進装置のための制御関係を実行する。
ボードコンピュータ211に含まれている天文暦表とに
より人工衛星Aの高度が決定される。リアクションホイ
ールは人工衛星の高度を制御する。オンボードコンピュ
ータ211は慣性方向に沿って推進ベクトルを指向する
電気推進装置のための制御関係を実行する。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は月の引力場に突入する際の月座標での
引力場の速度ベクトルを与える速度成分と、月の引力場
を脱出する時の地球上の座標での同じ引力場の速度ベク
トルを与える速度成分とを示す図であり、(B)、
(C)および(D)は月の引力場に入ったり出たりする
人工衛星の可能な軌道の種々の例を示す図である。
引力場の速度ベクトルを与える速度成分と、月の引力場
を脱出する時の地球上の座標での同じ引力場の速度ベク
トルを与える速度成分とを示す図であり、(B)、
(C)および(D)は月の引力場に入ったり出たりする
人工衛星の可能な軌道の種々の例を示す図である。
【図2】太陽同期軌道上に第一人工衛星を配置し、太陽
同期軌道から地球静止軌道に移行される第二人工衛星を
配置するための本発明の方法の例を示す図である。
同期軌道から地球静止軌道に移行される第二人工衛星を
配置するための本発明の方法の例を示す図である。
【図3】地球静止軌道に第一人工衛星を配置し、地球静
止軌道から太陽同期軌道まで移行される第二人工衛星を
配置するための本発明の方法を他の例を示す図である。
止軌道から太陽同期軌道まで移行される第二人工衛星を
配置するための本発明の方法を他の例を示す図である。
【図4】本発明の方法により軌道変換を実行するのに適
したオンボード形態の人工衛星の例を示したブロック図
である。
したオンボード形態の人工衛星の例を示したブロック図
である。
10…地球 11、111…太陽同期軌道 11’…待機軌道 12…楕円軌道 12’、112’…待機軌道 13、14、113、114、LTO…月遷移軌道 15、115、GSO…地球静止軌道 30…引力場 31…月 112、GTO…地球静止遷移軌道 201…キセノンタンク 202…エキスパンダ/フィルタ/バルブ組立体 203…電気推進装置 204…ソーラーパネル 206…可変フィールド地球センサ 207…レーザ反射装置 208…推進装置 209…推進剤タンク 210…高度制御推進装置 211…オンボードコンピュータ 212…クロック 213…データ処理手段 214…星センサ A…第二人工衛星 B…第一人工衛星 POL…月軌道平面
Claims (11)
- 【請求項1】 非同一平面軌道上に同時に人工衛星を発
射する発射方法であって、第一の人工衛星(B)が該第
一の人工衛星(B)を、第一離心率値と第一傾斜値と第
一遠地点値とを備えた第一軌道パラメータを有する第一
の最終軌道に実際に直接的に配置するのに適した発射機
に載置され、少なくとも一つの第二の人工衛星(A)は
第二離心率値と第二傾斜値と第二遠地点値とを備えた第
二軌道パラメータを有する第二最終軌道上に配置するた
めに前記発射機に載置され、これら第二離心率値と第二
傾斜値と第二遠地点値とは前記発射機により供給され且
つ第二の人工衛星(A)と同時に発射される第一の人工
衛星(B)に適用される第一軌道パラメータの対応する
値とは実質的に異なる発射方法において、 前記第二の人工衛星(A)を所定の位置に配置し、該第
二の人工衛星(A)は第一の操縦作用中に離心率の大き
い楕円待機軌道に移行され、その軌道は50000キロ
メートルから400000キロメートルの範囲に一般的
に位置する遠地点を有し、且つその軌道上の月の引力場
により形成された円環体を遮るように指向する半長軸を
有し、且つnTA+1/2×TLTO=tplの式に従
って計算された周期TAを有し、ここでのnは4以下の
整数であり、TLTOは月遷移軌道の周期であり、tp
lは発射終了と目標地点での月の通過との間の時間であ
り、nは前記第二の人工衛星が前記離心率の大きい楕円
形の待機軌道周りを移動する4以下の回数であり、 該離心率の大きい楕円形の待機軌道の近地点において第
二操縦作用中に前記第二の人工衛星が前記月遷移軌道へ
移行され、第三操縦作用中に中間コース修正が実行され
て月の引力場への突入パラメータを正確に調整し、第四
操縦作用中に近地点の高度と前記第二の人工衛星(A)
が前記第二最終軌道に近づく目的で達すべき中間軌道の
傾斜とを変更するように前記突入パラメータが決定さ
れ、該変更は月の引力場における引力作用により主に得
られ、第五操縦作用が実行されて第二の人工衛星を正確
に第二最終軌道に配置することを特徴とする発射方法。 - 【請求項2】 前記第一の人工衛星(B)が発射される
前記第一最終軌道は太陽同期軌道のような傾斜した低高
度軌道により構成され、前記第五操縦作用は月の引力場
を脱出する前記第二の人工衛星(A)の中間軌道の近地
点で実行され、前記第五操縦作用では地球静止軌道によ
り構成される前記第二最終軌道に前記中間軌道を移行す
るために遠地点が下げられ或いは前記中間軌道が円形さ
れることを特徴とする請求項1に記載の発射方法。 - 【請求項3】 前記第一の人工衛星(B)が発射される
前記第一最終軌道は傾斜の小さい地球静止遷移軌道また
は超地球静止遷移軌道により構成され、前記中間コース
修正は前記第三操縦作用中において月の引力場への突入
パラメータが月の引力場における引力作用の後に前記第
二の人工衛星(A)が80キロメートルから170キロ
メートルの高度に位置するように達すべき中間軌道の近
地点を可能とするものであり、 前記第五操縦作用では月の引力場を去ったときであって
近地点の高度が調整された状態で前記第二の人工衛星
(A)の中間軌道の遠地点を下げるために少なくとも一
回だけ大気圏制動が実行され、それから遠地点での操縦
作用により傾斜した低高度軌道または傾斜した低円軌道
により構成される前記第二最終軌道へ前記中間軌道を移
行するために前記近地点が上昇されることを特徴とする
請求項1に記載の発射方法。 - 【請求項4】 前記第一人工衛星(B)が傾斜の小さい
地球静止遷移軌道または超地球静止遷移軌道により構成
される第一最終軌道に配置されている間に、低高度軌
道、特に傾斜の異なる低円軌道により構成される最終軌
道に同時に複数の第二の人工衛星(A,C,D,E)を
発射するための発射方法であって、 前記第三操縦作用中に一連の異なる中間コース修正が月
の引力場への異なる突入地点に前記種々の第二人工衛星
を配置するために実行され、異なる傾斜を目指し、結果
として前記第五操縦作用中に大気圏制動後に一連の低高
度軌道、特に複数の第二人工衛星(A,C,D,E)に
おける種々の人工衛星の異なる傾斜の低円軌道を得るこ
とを特徴とする請求項3に記載の発射方法。 - 【請求項5】 請求項1に記載の発射方法を実行するた
めの人工衛星発射システムにおいて、発射機と、第一最
終軌道に前記第一人工衛星(B)を実際に直接配置する
のに適した該発射機に配置される第一人工衛星(B)
と、前記第一最終軌道とは異なる第二最終軌道に配置す
るための少なくとも一つの第二人工衛星(A,C,D,
E)とを具備し、該第二人工衛星(A,C,D,E)が
オンボードコンピュータ(211)と該第二人工衛星
(A,C,D,E)上に取り付けられたメイン推進装置
(208)および高度制御推進装置(210)を具備す
る化学推進システムとを備えることを特徴とする人工衛
星発射システム。 - 【請求項6】 請求項1に記載の発射方法を実行するた
めの人工衛星発射システムであって、発射機と、第一最
終軌道上に前記第一人工衛星(B)を実際に直接配置す
るのに適した発射機上に配置される第一人工衛星(B)
と、前記第一最終軌道とは異なる第二最終軌道上に配置
するための少なくとも一つの第二人工衛星(A,C,
D,E)とを具備し、該第二人工衛星(A,C,D,
E)がオンボードコンピュータ(211)と該第二人工
衛星(A,C,D,E)上に取り付けられた少なくとも
高比インパルス電気推進装置を具備する電気推進システ
ムとを備え、該電気推進装置(203)がイオンタイ
プ、アークジェットタイプまたは閉電子ドリフトタイプ
であることを特徴とする人工衛星発射システム。 - 【請求項7】 前記第二人工衛星(A,C,D,E)が
星センサ(214)と、可変フィールド地球センサ(2
06)と、推進ベクトルと地球に対する人工衛星の方向
と太陽に対する人工衛星の方向との間の角度を計算可能
とする前記オンボードコンピュータ(211)に含まれ
る天文暦表とを有し、これにより操縦作用中に前記第二
人工衛星(A,C,D,E)の高度を決定することを特
徴とする請求項5に記載の人工衛星発射システム。 - 【請求項8】 前記第二人工衛星(A,C,D,E)が
前記高度制御推進装置(210)を制御し、目標とする
方向に前記メイン推進装置(208)を指向するために
前記第二人工衛星の本体を回転させるジャイロを有する
ことを特徴とする請求項7に記載の人工衛星発射システ
ム。 - 【請求項9】 前記第二人工衛星(A,C,D,E)の
本体は少なくとも二つのレーザ再帰反射装置(207)
を備え、該レーザ反射装置は中間コース修正が前記第三
操縦作用において操縦する前に前記第二人工衛星(A,
C,D,E)の位置を非常に正確に得るためにレーザ遠
隔測定法を使用可能とすることを特徴とする請求項5か
ら8のいずれか一つに記載の人工衛星発射システム。 - 【請求項10】 前記第二人工衛星(A,C,D,E)
が地球の位置を得るための可変フィールド地球水平セン
サ(206)と、前記第二人工衛星の高度を決定するた
めのリアクションホイールとを有し、前記オンボードコ
ンピュータ(211)が前記地球に対する人工衛星の方
向に対して垂直に前記推進ベクトルを安定させる電気推
進装置(203)を制御する関係を実行することを特徴
とする請求項6に記載の人工衛星発射システム。 - 【請求項11】 前記第二人工衛星(A,C,D,E)
が星センサ(214)と、前記第二人工衛星の高度を決
定するために前記オンボードコンピュータ(211)に
含まれる天文暦表と、前記第二人工衛星の高度を制御す
るリアクションホイールとを有し、前記オンボードコン
ピュータ(211)が慣性方向に前記推進ベクトルを指
向する前記電気推進装置(203)用の制御関係を実行
することを特徴とする請求項6に記載の人工衛星発射シ
ステム。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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FR9616275A FR2757824B1 (fr) | 1996-12-31 | 1996-12-31 | Procede et systeme de lancement de satellites sur des orbites non coplanaires en utilisant l'assistance gravitationnelle lunaire |
FR9616275 | 1996-12-31 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10250696A true JPH10250696A (ja) | 1998-09-22 |
Family
ID=9499351
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10000388A Pending JPH10250696A (ja) | 1996-12-31 | 1998-01-05 | 人工衛星を発射する発射方法およびその発射方法を実行する人工衛星発射システム |
Country Status (7)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6059233A (ja) |
EP (1) | EP0854082B1 (ja) |
JP (1) | JPH10250696A (ja) |
CN (1) | CN1085168C (ja) |
DE (1) | DE69728128T2 (ja) |
FR (1) | FR2757824B1 (ja) |
RU (1) | RU2219109C2 (ja) |
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