JPH1025046A - ロール紙残量管理システムおよびロール紙の心棒 - Google Patents

ロール紙残量管理システムおよびロール紙の心棒

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JPH1025046A
JPH1025046A JP17923096A JP17923096A JPH1025046A JP H1025046 A JPH1025046 A JP H1025046A JP 17923096 A JP17923096 A JP 17923096A JP 17923096 A JP17923096 A JP 17923096A JP H1025046 A JPH1025046 A JP H1025046A
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roll
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Application number
JP17923096A
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English (en)
Inventor
Hiromoto Kondo
博大 近藤
Tsuneo Yasui
恒夫 安井
Kazuhiko Matsuda
和彦 松田
Masashi Suzuki
正史 鈴木
Akira Sagou
朗 佐郷
Noriiku Makino
訓育 牧野
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Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ロール紙を途中で変更しても、そのロール紙
の残量を正確に管理することができるロール紙残量管理
システムを提供することである。 【解決手段】 メモリ73には、各ホルダ21,23,
25毎にロール紙11,13,15の残量が記録されて
いる。そして、プリンタ51の駆動に伴っていずれかの
ロール紙11,13,15が繰り出されると、電子制御
回路71は、プラテンローラ59の回転量に基づいてロ
ール紙11,13,15の消費量を算出すると共に、用
紙選択装置67を介してどのロール紙11,13,15
が繰り出されているかを判断し、そのロール紙11,1
3,15に対応してメモリ73に記憶された残量から前
記消費量を減算する補正を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ロール紙を繰り出
し可能に保持しつつその残量を管理するロール紙残量管
理システムおよびそのシステムに使用されるロール紙の
心棒に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、例えばA列1番以上の大型の用紙
に画像を形成することのできる画像形成装置(例えばプ
リンタ,コピー機等)が考えられている。これらの画像
形成装置は、心棒の周囲に連続状の用紙を巻回したいわ
ゆるロール紙を使用する装置がほとんどである。また、
この種の画像形成装置では、心棒の周囲からロール紙が
繰り出される量を印字行数等により算出し、そのロール
紙の残量を管理することが考えられている。例えば、ロ
ール紙の残量を表示することが考えられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このように
してロール紙の残量を管理する場合、繰り出されるロー
ル紙を途中で交換するなどして変更すると元のロール紙
に関する残量のデータが消失してしまう。このため、再
び元のロール紙を装着した場合に、その残量を正確に管
理することができない。
【0004】そこで、本発明は、ロール紙を途中で変更
してもそのロール紙の残量を正確に管理することのでき
るロール紙残量管理システムを提供することを目的とし
てなされた。
【0005】
【課題を解決するための手段および発明の効果】上記目
的を達するためになされた請求項1記載のロール紙残量
管理システムは、ロール紙を交換可能に、かつ繰り出し
可能に保持する保持手段と、該保持手段に保持されたロ
ール紙の異同を判断する判断手段と、該判断手段により
互いに異なると判断されたロール紙毎に、そのロール紙
の残量を記憶する記憶手段と、上記保持手段から繰り出
されたロール紙の量を算出する消費量算出手段と、該消
費量算出手段の算出結果、および上記判断手段の判断結
果に基づき、そのロール紙に対して上記記憶手段に記憶
された残量を補正する残量補正手段と、を備えたことを
特徴とする。
【0006】このように構成された本発明では、保持手
段は、ロール紙を交換可能にかつ繰り出し可能に保持
し、判断手段は、その保持されたロール紙の異同を判断
する。また、記憶手段は、判断手段により互いに異なる
と判断されたロール紙毎にそのロール紙の残量を記憶す
る。このため、互いに異なる判断されたロール紙毎にそ
の残量が記憶される。
【0007】そして、消費量算出手段は、保持手段から
繰り出されたロール紙の量(以下、消費量という)を算
出し、残量補正手段は、消費量算出手段の算出結果、お
よび判断手段の判断結果に基づき、そのロール紙に対し
て記憶手段に記憶された残量を補正する。すなわち、判
断手段の判断結果に基づいて、そのロール紙に対して記
憶手段に記憶された残量が判る。そこで、その残量から
消費量算出手段が算出したロール紙の消費量を差し引く
などして現在の残量を算出するのである。
【0008】このため、保持手段に保持されたロール紙
を交換すれば判断手段の判断結果が変化し、その後ロー
ル紙が繰り出されれば、残量補正手段はその交換後のロ
ール紙に対する残量を補正する。同様に、元のロール紙
を再び保持手段にて保持した場合は、元のロール紙に対
する残量が補正の対象となる。従って、本発明では、保
持手段に保持されたロール紙を途中で交換してもそのロ
ール紙の残量を正確に管理することができる。
【0009】請求項2記載の発明は、心棒の内壁面に光
学的情報が記録されたロール紙の残量を管理する請求項
1記載のロール紙残量管理システムであって、上記保持
手段に保持されたロール紙の心棒の内側に配設され、上
記光学的情報を読み取る読取手段を、更に備えると共
に、上記判断手段が、上記読取手段にて読み取られた光
学的情報に基づき、上記ロール紙の異同を判断すること
を特徴とする。
【0010】このように構成された本発明では、読取手
段は、保持手段に保持されたロール紙の心棒の内壁面に
記録された光学的情報を読み取り、判断手段は、その読
み取られた光学的情報に基づいてロール紙の異同を判断
する。このため、ロール紙の異同を比較的簡単な構成に
よってきわめて正確に判断することができる。
【0011】また、ロール紙の異同を判断する方法とし
ては、この他、ロール紙の材質,幅,厚さ等を検出して
判断する方法も考えられるが、この場合、材質,幅,厚
さ等の等しいロール紙同士でその異同を判断できない。
これに対して、本発明では、材質,幅,厚さ等の等しい
ロール紙にもそれぞれ異なる光学的情報を付与しておけ
ば、それらの異同を判断することができる。従って、本
発明では、請求項2記載の発明の効果に加えて、構成を
一層簡略化すると共に、ロール紙の異同を一層正確に判
断して一層正確に残量を管理することができるといった
効果が生じる。
【0012】請求項3記載のロール紙残量管理システム
は、複数のロール紙を並列に、かつ個々に繰り出し可能
に保持する保持手段と、該保持手段に保持された各ロー
ル紙の残量を個々に記憶する記憶手段と、上記保持手段
から繰り出されたロール紙の量を、上記各ロール紙毎に
算出する消費量算出手段と、該消費量算出手段の算出結
果に基づき、上記各ロール紙に対して上記記憶手段に記
憶された残量を補正する残量補正手段と、を備えたこと
を特徴とする。
【0013】このように構成された本発明では、保持手
段は、複数のロール紙を並列に、かつ個々に繰り出し可
能に保持し、記憶手段は、その各ロール紙の残量を個々
に記憶する。消費量算出手段は、保持手段から繰り出さ
れた各ロール紙の量(以下、消費量という)をロール紙
毎に算出し、残量補正手段は、消費量算出手段の算出結
果に基づき、上記各ロール紙に対して記憶手段に記憶さ
れた残量を補正する。このため、保持手段に保持された
ロール紙の内、任意のロール紙が繰り出されると、その
消費量に応じて該当するロール紙の残量を減算すること
ができる。従って、保持手段から繰り出されるロール紙
を途中で変更してもそのロール紙の残量をそれぞれ正確
に管理することができる。
【0014】請求項4記載の発明は、上記保持手段に保
持されたロール紙内の任意の一つが画像形成装置に向け
て繰り出される請求項3記載のロール紙残量管理システ
ムであって、上記消費量算出手段が、上記複数のロール
紙の内、どのロール紙が繰り出されているかを検出する
検出手段と、上記画像形成装置の駆動状態に基づき、上
記画像形成装置に向けて繰り出されたロール紙の量を算
出する算出手段と、を備えたことを特徴とする。
【0015】画像形成装置に向けてロール紙が繰り出さ
れる装置では、画像形成装置の駆動状態、例えばプラテ
ンローラの回転量等によってロール紙の消費量を算出す
ることができる。そこで、本発明では、算出手段が、画
像形成装置の駆動状態に基づきロール紙の消費量を算出
する。また、判断手段は、上記複数のロール紙の内、ど
のロール紙が繰り出されているかを検出する。このた
め、算出手段が算出した消費量がどのロール紙の消費量
であるかが判り、延いては、ロール紙の消費量をロール
紙毎に算出することができる。なお、この算出手段およ
び判断手段を設けた構成は、保持手段に保持されたロー
ル紙毎に消費量の算出手段を個々に設ける場合に比べき
わめて簡単になる。
【0016】また、画像形成装置の駆動状態に基づいて
消費量を算出する場合、ロール紙の回転等に基づいて算
出する場合に比べ、ロール紙の半径に拘らず正確に消費
量を算出することができる。従って、本発明では、請求
項3記載の発明の効果に加えて、構成を一層簡略化する
と共に、一層正確に残量を管理することができるといっ
た効果が生じる。
【0017】請求項5記載の発明は、円筒状に形成さ
れ、周囲に連続状の紙が巻回されるロール紙の心棒であ
って、内壁面にそのロール紙の異同を判断するための光
学的情報が記録されたことを特徴とする。このように構
成された本発明の心棒では、その内壁面に記録された光
学的情報を読み取ることにより、その心棒に巻回された
ロール紙の異同を容易に判断することができる。このた
め、本発明の心棒を備えたロール紙は、請求項2記載の
ロール紙残量管理システムによって、正確にその残量を
管理することができる。なお、上記光学的情報は、それ
を読み取って残量管理以外の用途に用いてもよい。
【0018】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
と共に説明する。図1は、本発明のロール紙残量管理シ
ステムが適用されたロール紙保持装置1およびプリンタ
51を表す概略構成図である。なお、本実施の形態は、
特に、請求項3および4に記載の発明に関わる実施の形
態である。
【0019】図1に示すように、ロール紙保持装置1
は、移動手段としてのキャスタ3により移動可能に構成
されたフレーム5を備え、このフレーム5は、連結竿
7,9によってプリンタ51のフレーム55に接続され
る。また、フレーム5内には、三つのロール紙11,1
3,15の心棒11a,13a,15aを互いに平行
に、かつ、個々に回転自在に支持する保持手段としての
ホルダ21,23,25が上下方向に併設されている。
更に、フレーム5内には次のように、矯正手段としての
ローラ31,33,35、および、切断手段としてのカ
ッタ37が設けられている。
【0020】ローラ31は、ホルダ21に支持されたロ
ール紙11上方の、連結竿7,9とは反対方向に偏位し
た位置に心棒11aと平行に設けられている。ロール紙
11は、このローラ31により、予め巻回されていた方
向とは逆方向に湾曲されて、プリンタ51方向に繰り出
される。
【0021】また、ローラ33,35も同様に、ホルダ
23,25に支持されたロール紙13,15上方の、連
結竿7,9とは反対方向に偏位した位置に心棒13a,
15aと平行に設けられている。ロール紙13は、ロー
ラ33,31を介して予め巻回されていた方向とは逆方
向に湾曲され、プリンタ51方向に繰り出される。同様
に、ロール紙15は、ローラ35,31を介して予め巻
回されていた方向とは逆方向に湾曲され、プリンタ51
方向に繰り出される。なお、ロール紙11〜15のいず
れか一つがプリンタ51方向に繰り出されているとき、
他のロール紙11〜15は、全長に渡って心棒11a〜
15aに巻回された状態に保持される。図1では、ロー
ル紙11が繰り出されている状態を実線で表している。
【0022】カッタ37は、ロール紙11〜15の共通
の搬送経路における、ローラ31下流側のフレーム5内
に設けられている。そして、プリンタ51から所定の信
号が入力されたとき、そこを通過するロール紙11〜1
5を、上記信号により指示された位置で切断する。
【0023】一方、プリンタ51は、キャスタ53によ
り移動可能に構成されたフレーム55内に、記録ヘッド
57と、その下方に対向配置されたプラテンローラ59
とを備えている。また、記録ヘッド57の上下流には、
ロール紙11〜15をプラテンローラ59上に押し付け
るローラ61,63が設けられ、プラテンローラ59の
上流側には、ロール紙保持装置1から排出されたロール
紙11〜15をプラテンローラ59の表面に向けて屈曲
させるローラ65が、フレーム55外に設けられてい
る。なお、前述の連結竿7,9は、ロール紙11〜15
の心棒11a〜15aとプラテンローラ59の軸とが平
行になるように、ロール紙保持装置1とプリンタ51と
を接続するものである。
【0024】このように、ロール紙保持装置1では、ホ
ルダ21〜25に保持されたロール紙11〜15は個々
に繰り出し可能であり、ロール紙保持装置1を連結竿
7,9を介してプリンタ51に接続するとロール紙11
〜15の心棒11a〜15aがプラテンローラ59の軸
と平行になる。このため、フレーム5の外へ繰り出され
たロール紙11〜15をプリンタ51に供給して、記録
ヘッド57による画像形成を実行することが可能とな
る。
【0025】更に、ロール紙保持装置1は、図2に示す
ように、ローラ31,33,35にロール紙11,1
3,15から加わる力を比較して、どのロール紙11〜
15が繰り出されているかを検出する検出手段としての
用紙選択装置67を備えている。用紙選択装置67の検
出信号は、操作パネル69の操作状態を表す信号および
プリンタ51の駆動状態を表す信号と共に電子制御回路
71に入力される。電子制御回路71は、ホルダ21,
23,25毎にロール紙11〜15の種類,幅,および
残量を個々に記憶する領域を備えた記憶手段としてのメ
モリ73に接続されている。また、電子制御回路71
は、上記各入力信号およびメモリ73に記憶されたデー
タに基づき、液晶ディスプレイ等の表示装置75および
ブザー等の警告装置77へ駆動信号を出力する。
【0026】次に、この電子制御回路71の動作につい
て説明する。ロール紙11,13,または15をホルダ
21,23,または25に装着したとき、操作者はその
ロール紙11〜15に関する種類,幅,および残量(新
品であれば全長)を入力する。ロール紙11〜15のい
ずれかを繰り出しながらプリンタ51による画像形成が
行われると、電子制御回路71はプリンタ51の駆動状
態(例えば、プラテンローラ59の回転量)に基づいて
ロール紙11〜15の消費量を算出する。そして、用紙
選択装置67を介してどのホルダ21〜25のロール紙
11〜15が繰り出されているのかを判断し、そのホル
ダ21〜25に対応してメモリ73に記憶された残量
に、その残量から上記消費量を減算する補正を行う。
【0027】また、電子制御回路71は、残量補正後の
メモリ73の記憶内容を表示装置75に表示すると共
に、その残量が所定量以下となったときに警告装置77
を駆動して警告する処理も実行する。更に、電子制御回
路71は、繰り出し中のロール紙11〜15に対してメ
モリ73に記憶された種類および幅のデータをプリンタ
51に送信する。すると、プリンタ51では、記録ヘッ
ド57等の駆動状態をロール紙11〜15の種類および
幅に適合させる制御が実行される。
【0028】このように構成された本システムでは、メ
モリ73は、各ホルダ21,23,25毎にロール紙1
1,13,15の残量を記憶しており、いずれかのロー
ル紙11〜15が繰り出されるとその消費量に応じて残
量を減算することができる。従って、繰り出されるロー
ル紙11〜15を途中で変更しても、そのロール紙11
〜15の残量をそれぞれ正確に管理することができる。
従って、警告装置77による警告の発生、表示装置75
による表示等の処理をきわめて正確に行うことができ
る。
【0029】なお、上記電子制御回路71の処理におい
て、ロール紙11〜15の消費量を算出する処理が算出
手段および消費量算出手段に、メモリ73に記憶された
残量を補正する処理が残量補正手段に、それぞれ相当す
る。また、本システムでは、ローラ31,33,35に
加わる力を比較してどのロール紙11〜15が繰り出さ
れているのかを検出しているが、検出手段の構成として
はこの他種々考えられる。例えば、心棒11a,13
a,15a周囲からローラ31,33,35に至るロー
ル紙11,13,15の搬送経路にリミットスイッチを
設けて検出してもよい。また、どのロール紙11〜15
を繰り出すかを、操作パネル69を介して入力するよう
に構成してもよい。
【0030】更に、本システムでは、プリンタ51の駆
動状態に基づいて消費量を算出しているが、消費量算出
手段の構成としてはこの他種々考えられる。例えば、ホ
ルダ21,23,25毎に心棒11a,13a,15a
の回転を検出するセンサを設けて、ロール紙11,1
3,15の消費量を個々に算出してもよい。但し、この
場合、各ホルダ21〜25に個々にセンサを設ける必要
があり構成が複雑化する。また、ロール紙11〜15の
半径はその消費に伴って変化するので、消費量を正確に
検出することが困難となる。これに対して、本システム
では、プリンタ51の駆動状態に基づいて消費量を算出
しているので、ロール紙11〜15の消費量、延いては
その残量を、簡単な構成にして正確に算出することがで
きる。
【0031】次に、図3は、本発明の他の実施の形態と
してのプリンタ81を表す概略構成図である。なお、本
実施の形態は、特に、請求項1,2,および5に記載の
発明に関わる実施の形態である。図3に示すように、プ
リンタ81は、キャスタ83により移動可能に構成され
たフレーム85を備え、そのフレーム85内には次のよ
うな部材が配設されている。先ず、上部に記録ヘッド8
7が設けられ、その下方にプラテンローラ89が対向配
置されている。プラテンローラ89の斜め下方には、ロ
ール紙91が保持手段としての収納部93に収納されて
いる。なお、ロール紙91は、その心棒92をプラテン
ローラ89と平行にした状態で、フレーム85内の収納
部93に回転自在に収納されている。ここから繰り出さ
れたロール紙91は、ローラ95を介してプラテンロー
ラ89とローラ97との間に導かれる。なお、ローラ9
5は、ロール紙91を予め巻回された方向とは逆方向に
湾曲させ、そのロール紙91の巻き癖を矯正している。
【0032】ローラ97から記録ヘッド87近傍に至る
プラテンローラ89周囲には、その外周面に沿って湾曲
したガイド板99が設けられ、プラテンローラ89とロ
ーラ97との間に導かれたロール紙91は、ガイド板9
9に沿って搬送されて記録ヘッド87の下方を通過す
る。なお、記録ヘッド87の上下流には、ロール紙91
をプラテンローラ89上に押し付けるローラ101,1
03が設けられている。また、プラテンローラ89の下
流側にはカッタ105が設けられ、ロール紙91はこの
カッタ105を通過してフレーム85外に排出される。
【0033】更に、ロール紙91の心棒92の内壁面に
は、光学的情報としてのバーコード92a(図3では模
式的に記載)が記録され、心棒92内のバーコード92
aとの対向位置には読取手段としてのバーコードリーダ
107が配設されている。なお、バーコードリーダ10
7はフレーム85に対して不動に固定されている。
【0034】また、図4に例示するように、バーコード
92aは心棒92の周方向に沿って線分を列設して構成
され、そのロール紙91の種類(材質等),幅,全長,
および各ロール紙91毎に個々に付与された製品番号を
示している。このため、心棒92の回転によってバーコ
ード92aのバーコードリーダ107との対向位置が変
化し、その結果バーコードリーダ107はバーコード9
2a全体を読み取ることができる。
【0035】次に、バーコードリーダ107の検出信号
は、図5に示すように、操作パネル109の操作状態を
表す信号と共に電子制御回路111に入力されている。
電子制御回路111は、互いに異なるロール紙91毎に
種類,幅,および残量を記憶する記憶手段としてのメモ
リ113に接続されている。また、電子制御回路111
は、上記各入力信号およびメモリ113に記憶されたデ
ータに基づき、前述のプラテンローラ89,記録ヘッド
87,カッタ105、並びに、液晶ディスプレイ等の表
示装置115およびブザー等の警告装置117へ駆動信
号を出力する。
【0036】続いて、この電子制御回路111の動作に
ついて説明する。ロール紙91の装着後、操作パネル1
09を介して画像形成が指示されると、電子制御回路1
11は、プラテンローラ89および記録ヘッド87を外
部から入力されたデータに応じて駆動し、ロール紙91
を繰り出しながらその表面に画像を形成する。この画像
形成中、電子制御回路111はプラテンローラ89の回
転量に基づいて、ロール紙91の消費量を算出する。ま
たこのとき、電子制御回路111は、バーコード92a
として記録されたロール紙91の種類,幅,全長,およ
び製品番号を、バーコードリーダ107を介して読み取
る。続いて、電子制御回路111は、バーコード92a
から読み取った製品番号に基づき、そのロール紙91の
残量が既にメモリ113に記憶されているか否かを判断
し、記憶されている場合、上記算出した消費量をその残
量から減算する補正を行う。
【0037】また、ロール紙91の残量がメモリ113
に記憶されていない場合、すなわち、新規のロール紙9
1が装着された場合は、そのロール紙91に対応する記
憶領域をメモリ113に形成し、バーコード92aから
読み取った種類,幅,全長をその記憶領域に種類,幅,
残量として記憶する。続いて、上記算出した消費量をそ
の残量から減算する補正を行う。更に、電子制御回路1
11は、補正後の残量を表示装置115に表示すると共
に、その残量が所定量以下となったときに警告装置11
7を駆動して警告する処理も実行する。
【0038】また、バーコード92aから読み取ったロ
ール紙91の種類は、前述の画像形成に当たっても使用
される。すなわち、電子制御回路111は、記録ヘッド
87の駆動状態(例えば、インクジェット式ヘッドの場
合インクの噴射量)やカッタ105に加える圧力等を、
ロール紙91の種類に適合させる処理を実行する。
【0039】このように構成されたプリンタ81では、
収納部93に収納されたロール紙91の異同をバーコー
ド92aに基づいて判断し、メモリ113には、異なる
ロール紙91毎にその残量を記憶している。そして、プ
ラテンローラ89の回転量に応じてその残量を減算補正
しているのである。このため、ロール紙91を交換すれ
ば、その交換後のロール紙91について記憶された残量
が補正の対象となり、ロール紙91を途中で交換しても
各ロール紙91の残量を正確に管理することができる。
従って、警告装置117による警告の発生、表示装置1
15による表示等の処理をきわめて正確に行うことがで
きる。
【0040】なお、上記電子制御回路111の処理にお
いて、プラテンローラ89の回転量に基づきロール紙9
1の消費量を算出する処理が消費量算出手段に、その消
費量によりメモリ113に記憶された残量を補正する処
理が残量補正手段に、バーコード92aに基づいてロー
ル紙91の異同を判断する処理が判断手段に、それぞれ
相当する。
【0041】また、判断手段としては、この他、ロール
紙91の種類,幅,厚さ等を検出してそのロール紙91
の異同を判断する構成も考えられるが、この場合、種
類,幅,厚さ等の等しいロール紙91同士でその異同を
判断できない。これに対して、本実施の形態では、バー
コード92aから読み取った製品番号に基づいて異同を
判断しているので、種類,幅,厚さ等の等しいロール紙
91同士の異同も判断することができる。このため、ロ
ール紙91の異同を一層正確に判断して、一層正確に残
量を管理することができる。また、この場合、前述のよ
うに装置の構成をきわめて簡略化することができる。更
に、本実施の形態では、プラテンローラ89の回転量に
基づいて消費量を算出しているので、前述の実施の形態
と同様、ロール紙91の残量を簡単な構成にして正確に
算出することができる。
【0042】なお、バーコード92aから読み取ったデ
ータは、前述のように、記録ヘッド87およびカッタ1
05の制御等、残量管理以外の種々の用途に用いること
ができる。また、バーコード92aは心棒92の周方向
に沿って線分を列設して構成されているが、心棒92の
軸方向に沿って線分を列設して構成してもよい。更に、
光学的情報は、バーコードに限定されるものではなく、
アラビア数字で表された製品番号等、種々の光学的情報
が適用できる。この場合も、同様の作用効果が生じる。
また、本発明は上記各実施の形態になんら限定されるも
のではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の形
態で実施できることはいうまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したロール紙保持装置およびプリ
ンタを表す概略構成図である。
【図2】そのロール紙保持装置の制御系の構成を表すブ
ロック図である。
【図3】本発明の他の実施の形態としてのプリンタを表
す概略構成図である。
【図4】そのプリンタに使用されるロール紙の構成を表
す斜視図である。
【図5】そのプリンタの制御系の構成を表すブロック図
である。
【符号の説明】
1…ロール紙保持装置 11,1
3,15,91…ロール紙 11a,13a,15a,92…心棒 21,2
3,25…ホルダ 51,81…プリンタ 57,87
…記録ヘッド 59,89…プラテンローラ 67…用紙
選択装置 69,109…操作パネル 71,11
1…電子制御回路 73,113…メモリ 92a…バ
ーコード 93…収納部 107…バ
ーコードリーダ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 正史 愛知県名古屋市瑞穂区苗代町15番1号 ブ ラザー工業株式会社内 (72)発明者 佐郷 朗 愛知県名古屋市瑞穂区苗代町15番1号 ブ ラザー工業株式会社内 (72)発明者 牧野 訓育 愛知県名古屋市瑞穂区苗代町15番1号 ブ ラザー工業株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロール紙を交換可能に、かつ繰り出し可
    能に保持する保持手段と、 該保持手段に保持されたロール紙の異同を判断する判断
    手段と、 該判断手段により互いに異なると判断されたロール紙毎
    に、そのロール紙の残量を記憶する記憶手段と、 上記保持手段から繰り出されたロール紙の量を算出する
    消費量算出手段と、 該消費量算出手段の算出結果、および上記判断手段の判
    断結果に基づき、そのロール紙に対して上記記憶手段に
    記憶された残量を補正する残量補正手段と、 を備えたことを特徴とするロール紙残量管理システム。
  2. 【請求項2】 心棒の内壁面に光学的情報が記録された
    ロール紙の残量を管理する請求項1記載のロール紙残量
    管理システムであって、 上記保持手段に保持されたロール紙の心棒の内側に配設
    され、上記光学的情報を読み取る読取手段を、更に備え
    ると共に、 上記判断手段が、上記読取手段にて読み取られた光学的
    情報に基づき、上記ロール紙の異同を判断することを特
    徴とするロール紙残量管理システム。
  3. 【請求項3】 複数のロール紙を並列に、かつ個々に繰
    り出し可能に保持する保持手段と、 該保持手段に保持された各ロール紙の残量を個々に記憶
    する記憶手段と、 上記保持手段から繰り出されたロール紙の量を、上記各
    ロール紙毎に算出する消費量算出手段と、 該消費量算出手段の算出結果に基づき、上記各ロール紙
    に対して上記記憶手段に記憶された残量を補正する残量
    補正手段と、 を備えたことを特徴とするロール紙残量管理システム。
  4. 【請求項4】 上記保持手段に保持されたロール紙内の
    任意の一つが画像形成装置に向けて繰り出される請求項
    3記載のロール紙残量管理システムであって、 上記消費量算出手段が、 上記複数のロール紙の内、どのロール紙が繰り出されて
    いるかを検出する検出手段と、 上記画像形成装置の駆動状態に基づき、上記画像形成装
    置に向けて繰り出されたロール紙の量を算出する算出手
    段と、 を備えたことを特徴とするロール紙残量管理システム。
  5. 【請求項5】 円筒状に形成され、周囲に連続状の紙が
    巻回されるロール紙の心棒であって、 内壁面にそのロール紙の異同を判断するための光学的情
    報が記録されたことを特徴とするロール紙の心棒。
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