JPH10249841A - コンクリートセグメント型枠 - Google Patents
コンクリートセグメント型枠Info
- Publication number
- JPH10249841A JPH10249841A JP9056374A JP5637497A JPH10249841A JP H10249841 A JPH10249841 A JP H10249841A JP 9056374 A JP9056374 A JP 9056374A JP 5637497 A JP5637497 A JP 5637497A JP H10249841 A JPH10249841 A JP H10249841A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- groove
- sealing material
- cross
- section
- width
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Landscapes
- Lining And Supports For Tunnels (AREA)
- Moulds, Cores, Or Mandrels (AREA)
- Manufacturing Of Tubular Articles Or Embedded Moulded Articles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】四周にゴム等のシール材を一体に埋込んだセグ
メントを遠心成形により製造する型枠において、型枠内
面にシール材を取付けてコンクリートを打設するシール
材取付溝の形状、寸法を適正化する。 【解決手段】シール材取付溝断面の入口開口幅をH(m
m)、シール材取付溝断面の溝底の深さをh(mm)、
シール材取付溝断面の溝底の幅をD(mm)としたと
き、次の式を満足するようにする。 1.5>h/H>0.5
…(1) 8>(D−H)≧1.5
…(2)
メントを遠心成形により製造する型枠において、型枠内
面にシール材を取付けてコンクリートを打設するシール
材取付溝の形状、寸法を適正化する。 【解決手段】シール材取付溝断面の入口開口幅をH(m
m)、シール材取付溝断面の溝底の深さをh(mm)、
シール材取付溝断面の溝底の幅をD(mm)としたと
き、次の式を満足するようにする。 1.5>h/H>0.5
…(1) 8>(D−H)≧1.5
…(2)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はコンクリートセグメ
ント型枠に関し、さらに詳しくは隣接セグメントと当接
面にシール材を一体に埋め込んだセグメントを製造する
シール材取付溝を有する型枠に関するものである。
ント型枠に関し、さらに詳しくは隣接セグメントと当接
面にシール材を一体に埋め込んだセグメントを製造する
シール材取付溝を有する型枠に関するものである。
【0002】
【従来の技術】トンネルライナのコンクリートセグメン
トは、隣接セグメントとの間のシール性を確保するため
に、四周にゴムなどのシール材を介装して施工される。
このシール材に予めコンクリート中に埋め込まれるアン
カー(控)を取り付けたものを型枠内面に仮固定してお
き、コンクリートを打設してアンカーとコンクリート内
に抱持させ、シール材とセグメントとを一体化させる技
術がある。このような場合、従来図2に示すようなアン
カー(控)12を有する断面のシール材11を型枠1に
設けた溝3内に嵌め込んでおき、コンクリートを打設す
ると、脱型時にシール材11が型枠1の溝3から外れて
コンクリート側に取り付けられる。この場合、従来図2
に示すように、シール材11の断面を台形状に形成し、
溝3の断面形状を図3に示すように開口を狭くし、溝内
がシール材と類似の台形断面にしていた。ところが、図
2に示す溝3の断面形状では溝3内にセメントの「ノ
ロ」(ペースト)4が侵入し、これを除去するために、
型枠の清掃に大変な手間を要するという問題があった。
トは、隣接セグメントとの間のシール性を確保するため
に、四周にゴムなどのシール材を介装して施工される。
このシール材に予めコンクリート中に埋め込まれるアン
カー(控)を取り付けたものを型枠内面に仮固定してお
き、コンクリートを打設してアンカーとコンクリート内
に抱持させ、シール材とセグメントとを一体化させる技
術がある。このような場合、従来図2に示すようなアン
カー(控)12を有する断面のシール材11を型枠1に
設けた溝3内に嵌め込んでおき、コンクリートを打設す
ると、脱型時にシール材11が型枠1の溝3から外れて
コンクリート側に取り付けられる。この場合、従来図2
に示すように、シール材11の断面を台形状に形成し、
溝3の断面形状を図3に示すように開口を狭くし、溝内
がシール材と類似の台形断面にしていた。ところが、図
2に示す溝3の断面形状では溝3内にセメントの「ノ
ロ」(ペースト)4が侵入し、これを除去するために、
型枠の清掃に大変な手間を要するという問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、四周にゴム
等のシール材を一体に埋込んだセグメントを遠心成形に
より製造する型枠において、型枠内面にシール材を取付
けてコンクリートを打設するシール材取付溝の形状、寸
法を適正化し、この溝中にセメントペーストが浸入残留
して清掃手間がかかるという問題点を解消することを目
的とする。
等のシール材を一体に埋込んだセグメントを遠心成形に
より製造する型枠において、型枠内面にシール材を取付
けてコンクリートを打設するシール材取付溝の形状、寸
法を適正化し、この溝中にセメントペーストが浸入残留
して清掃手間がかかるという問題点を解消することを目
的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、コンクリート
セグメントの隣接セグメントとの当接面にシール材を一
体に埋め込んだセグメントを製造する型枠において、該
型枠内面のシール材取付け溝をシール材の寸法に応じて
下記式で示す断面寸法としたことを特徴とするコンクリ
ートセグメント型枠である。
セグメントの隣接セグメントとの当接面にシール材を一
体に埋め込んだセグメントを製造する型枠において、該
型枠内面のシール材取付け溝をシール材の寸法に応じて
下記式で示す断面寸法としたことを特徴とするコンクリ
ートセグメント型枠である。
【0005】 1.5>h/H>0.5 …(1) 8>(D−H)≧1.5 …(2) D=(0.95〜1.10)a …(3) h=(1.0〜1.1)b …(4) H:シール材取付溝断面の入口開口幅(mm) h:シール材取付溝断面の溝底の深さ(mm) D:シール材取付溝断面の溝底の幅(mm) a:シール材の断面の幅寸法(mm) b:シール材の断面の高さ寸法(mm)
【0006】
【発明の実施の形態】図1に本発明に係る型枠1のシー
ル材埋込溝3及びシール材11の断面形状を示した。こ
の溝3は、コンクリート10内に埋込まれるアンカー
(控)12を有し、コンクリート10から露出する部分
の断面がほぼ矩形状のシール材11を取付けるものであ
る。
ル材埋込溝3及びシール材11の断面形状を示した。こ
の溝3は、コンクリート10内に埋込まれるアンカー
(控)12を有し、コンクリート10から露出する部分
の断面がほぼ矩形状のシール材11を取付けるものであ
る。
【0007】このとき、シール材取付溝3の断面の入口
開口幅をH(mm)とし、シール材取付溝3の断面の溝
底の深さをh(mm)とし、シール材取付溝3の断面の
溝底の幅をD(mm)としたとき、溝底の幅Dはシール
材の幅aとほぼ等しく、D=(0.95〜1.10)a
とし、溝の深さhはシール材の厚さbとほぼ等しく、h
=(1.0〜1.1)bとする。
開口幅をH(mm)とし、シール材取付溝3の断面の溝
底の深さをh(mm)とし、シール材取付溝3の断面の
溝底の幅をD(mm)としたとき、溝底の幅Dはシール
材の幅aとほぼ等しく、D=(0.95〜1.10)a
とし、溝の深さhはシール材の厚さbとほぼ等しく、h
=(1.0〜1.1)bとする。
【0008】その上で、溝断面の入口寸法Hを、h/H
が0.5より大きく、1.5より小さい寸法とする。そ
の理由はh/Hが0.5以下ではシール材11が溝3か
らはずれ易いので不可であり、h/Hが1.5以上では
溝が深すぎて、しっかりと装入することが容易でなくな
り、不整形となるので避ける。また(D−H)が1.5
mm未満では締代が少なくシール材が溝から外れやす
く、8mmより大きくなるとシール材を溝に装着しずら
くなる。1.5mm以上8mm未満であれば作業性もよ
く、またノロの掃除手間がほとんど不要である。
が0.5より大きく、1.5より小さい寸法とする。そ
の理由はh/Hが0.5以下ではシール材11が溝3か
らはずれ易いので不可であり、h/Hが1.5以上では
溝が深すぎて、しっかりと装入することが容易でなくな
り、不整形となるので避ける。また(D−H)が1.5
mm未満では締代が少なくシール材が溝から外れやす
く、8mmより大きくなるとシール材を溝に装着しずら
くなる。1.5mm以上8mm未満であれば作業性もよ
く、またノロの掃除手間がほとんど不要である。
【0009】
【実施例】図1に示す型枠1の溝3を形成し、アンカー
12をもつシール材11を溝3に嵌め込みコンクリート
打設後型枠から取外した。シール材11のコンクリート
10から露出した部分の横断面は、頂面が僅か凹形で断
面内に2〜3個の空孔を有している。
12をもつシール材11を溝3に嵌め込みコンクリート
打設後型枠から取外した。シール材11のコンクリート
10から露出した部分の横断面は、頂面が僅か凹形で断
面内に2〜3個の空孔を有している。
【0010】表1に示す実施例1〜4を製作し、実施に
供した。
供した。
【0011】
【表1】
【0012】実施例では、溝内にペーストが浸入せず清
掃手間も不要であった。
掃手間も不要であった。
【0013】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されているの
で、シール材を溝内に容易に収納して保持することがで
き、またセメントペーストが溝内に浸入して残存するこ
とがないので、作業性が向上する。
で、シール材を溝内に容易に収納して保持することがで
き、またセメントペーストが溝内に浸入して残存するこ
とがないので、作業性が向上する。
【図1】実施例のシール材の断面形状図である。
【図2】従来技術の説明図である。
1 型枠(壁面) 3 溝 4 ノロ(ペースト) 10 コンクリート 11 シール材 12 控(アンカー)
Claims (1)
- 【請求項1】 コンクリートセグメントの隣接セグメン
トとの当接面にシール材を一体に埋め込んだセグメント
を製造する型枠において、該型枠内面のシール材取付け
溝をシール材の寸法に応じて下記式で示す断面寸法とし
たことを特徴とするコンクリートセグメント型枠。 1.5>h/H>0.5 …(1) 8>(D−H)≧1.5 …(2) D=(0.95〜1.10)a …(3) h=(1.0〜1.1)b …(4) H:シール材取付溝断面の入口開口幅(mm) h:シール材取付溝断面の溝底の深さ(mm) D:シール材取付溝断面の溝底の幅(mm) a:シール材の断面の幅寸法(mm) b:シール材の断面の高さ寸法(mm)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9056374A JPH10249841A (ja) | 1997-03-11 | 1997-03-11 | コンクリートセグメント型枠 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9056374A JPH10249841A (ja) | 1997-03-11 | 1997-03-11 | コンクリートセグメント型枠 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10249841A true JPH10249841A (ja) | 1998-09-22 |
Family
ID=13025496
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9056374A Pending JPH10249841A (ja) | 1997-03-11 | 1997-03-11 | コンクリートセグメント型枠 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10249841A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009114643A (ja) * | 2007-11-02 | 2009-05-28 | Makoto Uemura | 地下構造物の連結構造 |
CN103821537A (zh) * | 2014-03-12 | 2014-05-28 | 上海市机械施工集团有限公司 | 矩形盾构管片的拼接加工方法及其抗剪结构 |
JP2015094196A (ja) * | 2013-11-14 | 2015-05-18 | ゼニヤ海洋サービス株式会社 | セグメント躯体の連結部用止水材及びこの止水材を用いたセグメント躯体の連結方法 |
CN105956929A (zh) * | 2016-05-11 | 2016-09-21 | 中国矿业大学 | 一种确定薄煤层半煤岩巷道断面尺寸的方法 |
CN106869962A (zh) * | 2015-12-10 | 2017-06-20 | 中铁隧道勘测设计院有限公司 | 一种盾构管片防水结构及其施工方法 |
-
1997
- 1997-03-11 JP JP9056374A patent/JPH10249841A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009114643A (ja) * | 2007-11-02 | 2009-05-28 | Makoto Uemura | 地下構造物の連結構造 |
JP2015094196A (ja) * | 2013-11-14 | 2015-05-18 | ゼニヤ海洋サービス株式会社 | セグメント躯体の連結部用止水材及びこの止水材を用いたセグメント躯体の連結方法 |
CN103821537A (zh) * | 2014-03-12 | 2014-05-28 | 上海市机械施工集团有限公司 | 矩形盾构管片的拼接加工方法及其抗剪结构 |
CN106869962A (zh) * | 2015-12-10 | 2017-06-20 | 中铁隧道勘测设计院有限公司 | 一种盾构管片防水结构及其施工方法 |
CN105956929A (zh) * | 2016-05-11 | 2016-09-21 | 中国矿业大学 | 一种确定薄煤层半煤岩巷道断面尺寸的方法 |
CN105956929B (zh) * | 2016-05-11 | 2019-04-09 | 中国矿业大学 | 一种确定薄煤层半煤岩巷道断面尺寸的方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040616 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040803 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20041130 |