JPH1024977A - 減容容器 - Google Patents
減容容器Info
- Publication number
- JPH1024977A JPH1024977A JP8179254A JP17925496A JPH1024977A JP H1024977 A JPH1024977 A JP H1024977A JP 8179254 A JP8179254 A JP 8179254A JP 17925496 A JP17925496 A JP 17925496A JP H1024977 A JPH1024977 A JP H1024977A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- inner layer
- rod
- cross
- container
- outer shell
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65D—CONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
- B65D1/00—Containers having bodies formed in one piece, e.g. by casting metallic material, by moulding plastics, by blowing vitreous material, by throwing ceramic material, by moulding pulped fibrous material, by deep-drawing operations performed on sheet material
- B65D1/02—Bottles or similar containers with necks or like restricted apertures, designed for pouring contents
- B65D1/0207—Bottles or similar containers with necks or like restricted apertures, designed for pouring contents characterised by material, e.g. composition, physical features
- B65D1/0215—Bottles or similar containers with necks or like restricted apertures, designed for pouring contents characterised by material, e.g. composition, physical features multilayered
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B05—SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
- B05B—SPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
- B05B11/00—Single-unit hand-held apparatus in which flow of contents is produced by the muscular force of the operator at the moment of use
- B05B11/01—Single-unit hand-held apparatus in which flow of contents is produced by the muscular force of the operator at the moment of use characterised by the means producing the flow
- B05B11/02—Membranes or pistons acting on the contents inside the container, e.g. follower pistons
- B05B11/026—Membranes separating the content remaining in the container from the atmospheric air to compensate underpressure inside the container
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B05—SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
- B05B—SPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
- B05B11/00—Single-unit hand-held apparatus in which flow of contents is produced by the muscular force of the operator at the moment of use
- B05B11/01—Single-unit hand-held apparatus in which flow of contents is produced by the muscular force of the operator at the moment of use characterised by the means producing the flow
- B05B11/10—Pump arrangements for transferring the contents from the container to a pump chamber by a sucking effect and forcing the contents out through the dispensing nozzle
- B05B11/1001—Piston pumps
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Ceramic Engineering (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Packages (AREA)
- Containers And Packaging Bodies Having A Special Means To Remove Contents (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 内層が外殻層から剥離してしぼみ変形する減
容容器において、内層のしぼみ変形による注出通路の閉
鎖および棒体の不正撓み変形の発生を防止し、内容液の
確実で安定した注出を得る。 【解決手段】 外殻層5と内層6とで構成される容器本
体1の口部に組付くポンプ体2の下端部を構成する筒状
の吸上げ筒部4に、内容液の吸い上げ通路であるガイド
溝9を形成して底部まで延びる直線状の棒体3を嵌入組
付けし、棒体3の平断面形状を、十字形状の各交差角部
にリブ部8を膨出設したものとし、リブ部8により内層
6によるガイド溝9を閉鎖を防止すると共に、棒体3の
機械的剛性を高める。
容容器において、内層のしぼみ変形による注出通路の閉
鎖および棒体の不正撓み変形の発生を防止し、内容液の
確実で安定した注出を得る。 【解決手段】 外殻層5と内層6とで構成される容器本
体1の口部に組付くポンプ体2の下端部を構成する筒状
の吸上げ筒部4に、内容液の吸い上げ通路であるガイド
溝9を形成して底部まで延びる直線状の棒体3を嵌入組
付けし、棒体3の平断面形状を、十字形状の各交差角部
にリブ部8を膨出設したものとし、リブ部8により内層
6によるガイド溝9を閉鎖を防止すると共に、棒体3の
機械的剛性を高める。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内容液の注出に伴い、
容器の容積を減少させることによって、外気を容器内に
取り入れることなく内容液を注出することのできる、い
わゆる減容容器に関するものである。
容器の容積を減少させることによって、外気を容器内に
取り入れることなく内容液を注出することのできる、い
わゆる減容容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、高級化粧品等の空気との接触に
よって品質が低下してしまい易いいわゆる嫌気性内容液
を収納する容器として、内容液注出時の内圧減少によっ
て袋状の内層が外殻層から部分剥離して内方にしぼみ変
形し、その容積を減少させることによって、外気の吸入
を不要として全ての内容液を注出することのできる減容
容器が使用されている。
よって品質が低下してしまい易いいわゆる嫌気性内容液
を収納する容器として、内容液注出時の内圧減少によっ
て袋状の内層が外殻層から部分剥離して内方にしぼみ変
形し、その容積を減少させることによって、外気の吸入
を不要として全ての内容液を注出することのできる減容
容器が使用されている。
【0003】従来、この減容容器は、一般に、自己形状
保持能力を有する外殻層に、袋状の内層がその上下両端
部で固定組付けされ、外殻層の一部に、当該外殻層と内
層との間に外気が侵入できる通気部を形成した容器本体
と、この容器本体の口部に組付き、内容液を吸い上げる
ポンプ体とで構成される。
保持能力を有する外殻層に、袋状の内層がその上下両端
部で固定組付けされ、外殻層の一部に、当該外殻層と内
層との間に外気が侵入できる通気部を形成した容器本体
と、この容器本体の口部に組付き、内容液を吸い上げる
ポンプ体とで構成される。
【0004】そして、ポンプ体を作動させることによっ
て、当該ポンプ体の下端部である吸上げ筒部から垂下連
設され、下端が容器本体の底部にまで達する吸込みパイ
プの下端開口部から内容液を吸い上げるものである。
て、当該ポンプ体の下端部である吸上げ筒部から垂下連
設され、下端が容器本体の底部にまで達する吸込みパイ
プの下端開口部から内容液を吸い上げるものである。
【0005】この吸込みパイプによる内容液の吸い上げ
は、内容液の注出量の増大に従ってしぼみ変形する内層
の底部分の一定しない変位により、吸込みパイプの下端
開口部が塞がれてしまい、内容液の注出が不可能となる
不都合があった。
は、内容液の注出量の増大に従ってしぼみ変形する内層
の底部分の一定しない変位により、吸込みパイプの下端
開口部が塞がれてしまい、内容液の注出が不可能となる
不都合があった。
【0006】この不都合を解消すべく、吸込みパイプに
換えて、ポンプ体の吸上げ筒部に、この吸上げ筒部との
間に通路部を形成した状態で、容器本体の底部まで達す
る長さを有し、平断面十字形状をした直線状の棒体を嵌
入組付けした手段が採用されている。
換えて、ポンプ体の吸上げ筒部に、この吸上げ筒部との
間に通路部を形成した状態で、容器本体の底部まで達す
る長さを有し、平断面十字形状をした直線状の棒体を嵌
入組付けした手段が採用されている。
【0007】この従来の手段は、棒体の平断面形状が十
字形状となっているので、棒体の全長さ範囲にわたって
内容液の通路としての四つのガイド溝を形成することに
なるので、内容液の確実で安定した吸い上げ動作を得る
ことができると云う優れた効果を発揮する。
字形状となっているので、棒体の全長さ範囲にわたって
内容液の通路としての四つのガイド溝を形成することに
なるので、内容液の確実で安定した吸い上げ動作を得る
ことができると云う優れた効果を発揮する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来技術にあっては、内容液の円滑で確実な吸い上げ
を達成できる寸法条件で、高い機械的強度を発揮し得る
高密度ポリエチレンで棒体を成形したとしても、内層の
しぼみ変形に伴う変位力により、棒体がその下端部を側
方に大きく変位させる撓み変形し、これにより内容液の
一部が棒体の変位側とは反対側に吸い上げ不能な状態で
残留すると云う問題があった。
た従来技術にあっては、内容液の円滑で確実な吸い上げ
を達成できる寸法条件で、高い機械的強度を発揮し得る
高密度ポリエチレンで棒体を成形したとしても、内層の
しぼみ変形に伴う変位力により、棒体がその下端部を側
方に大きく変位させる撓み変形し、これにより内容液の
一部が棒体の変位側とは反対側に吸い上げ不能な状態で
残留すると云う問題があった。
【0009】また、内層のしぼみ変形は、その上端部分
から下方に向かって進行するのであるが、ポンプ体の吸
上げ筒部と棒体との間に形成される通路部は、棒体の平
断面形状に従って直角姿勢で大きく開放した状態となっ
ているため、しぼみ変形した内層の一部がこの通路部に
侵入して、この通路部を完全に塞いでしまい、内容液の
吸い上げ力を解除しても塞いだままとなると云う問題が
あった。
から下方に向かって進行するのであるが、ポンプ体の吸
上げ筒部と棒体との間に形成される通路部は、棒体の平
断面形状に従って直角姿勢で大きく開放した状態となっ
ているため、しぼみ変形した内層の一部がこの通路部に
侵入して、この通路部を完全に塞いでしまい、内容液の
吸い上げ力を解除しても塞いだままとなると云う問題が
あった。
【0010】この問題を解決する手段として、図7に示
すように、平断面十字形状の棒体3の十字状の各片の先
端に円弧状の補強板片を一体設することにより、棒体の
剛性を高めると共に、棒体3の全長さ範囲にわたって形
成されているガイド溝9およびポンプ体の吸上げ筒部と
の間に形成される通路部が、しぼみ変形した内層によっ
て塞がれるのを防止することが考えられるが、棒体の構
造が複雑となるので、その成形のための経費が倍増する
と共に、一つの棒体を成形するのに要する高価な合成樹
脂材料量が増大し、このため棒体の製造単価が割高とな
って不経済となると云う問題がある。
すように、平断面十字形状の棒体3の十字状の各片の先
端に円弧状の補強板片を一体設することにより、棒体の
剛性を高めると共に、棒体3の全長さ範囲にわたって形
成されているガイド溝9およびポンプ体の吸上げ筒部と
の間に形成される通路部が、しぼみ変形した内層によっ
て塞がれるのを防止することが考えられるが、棒体の構
造が複雑となるので、その成形のための経費が倍増する
と共に、一つの棒体を成形するのに要する高価な合成樹
脂材料量が増大し、このため棒体の製造単価が割高とな
って不経済となると云う問題がある。
【0011】そこで、本発明は、上記した従来技術にお
ける問題点を解消すべく創案されたもので、しぼみ変形
する内層による通路部の閉鎖および棒体の不正な撓み変
形の発生を防止することを技術的課題とし、もって内容
液の確実で安定した吸い上げ注出動作を得ることを目的
とする。
ける問題点を解消すべく創案されたもので、しぼみ変形
する内層による通路部の閉鎖および棒体の不正な撓み変
形の発生を防止することを技術的課題とし、もって内容
液の確実で安定した吸い上げ注出動作を得ることを目的
とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記技術的課題を解決す
る本発明の手段は、自己形状保持能力を有する外殻層
と、この外殻層の内面に組付き、内圧減少により外殻層
から部分剥離して内方にしぼみ変形しその容積を減少さ
せる袋状の内層とから構成される容器本体を有するこ
と、この容器本体の口部に、容器本体内の内容液を注出
すべく組付けられたポンプ体を有すること、このポンプ
体の下端部を構成する筒状の吸上げ筒部に、上端部が吸
上げ筒部との間で内容液が通過する通路部を形成しつつ
嵌入組付きし、下端が容器本体の底部まで達する直線状
の棒体を有すること、この棒体を、十字形状の各交差角
部にリブ部を膨出設した平断面形状を有する構造とする
こと、にある。
る本発明の手段は、自己形状保持能力を有する外殻層
と、この外殻層の内面に組付き、内圧減少により外殻層
から部分剥離して内方にしぼみ変形しその容積を減少さ
せる袋状の内層とから構成される容器本体を有するこ
と、この容器本体の口部に、容器本体内の内容液を注出
すべく組付けられたポンプ体を有すること、このポンプ
体の下端部を構成する筒状の吸上げ筒部に、上端部が吸
上げ筒部との間で内容液が通過する通路部を形成しつつ
嵌入組付きし、下端が容器本体の底部まで達する直線状
の棒体を有すること、この棒体を、十字形状の各交差角
部にリブ部を膨出設した平断面形状を有する構造とする
こと、にある。
【0013】
【作用】ポンプ体を作動させて内容液を注出すると、容
器本体の内圧が減少し、これに伴い、予め設けてある通
気部を通して外気を外殻層と内層との間に吸引して、内
層が外殻層から剥離しながらしぼみ変形する。
器本体の内圧が減少し、これに伴い、予め設けてある通
気部を通して外気を外殻層と内層との間に吸引して、内
層が外殻層から剥離しながらしぼみ変形する。
【0014】この内層のしぼみ変形は、内容液の重量の
作用により一般的には内層の上端部側から始まり、内容
液の注出に従って徐々に下端部側にも及ぶと云う形態を
とるが、しぼみ変形した内層の上端部は、ポンプ体と棒
体との接続部、すなわち通路部が形成されるポンプ体の
吸上げ筒部付近に吸着された状態で接触する。
作用により一般的には内層の上端部側から始まり、内容
液の注出に従って徐々に下端部側にも及ぶと云う形態を
とるが、しぼみ変形した内層の上端部は、ポンプ体と棒
体との接続部、すなわち通路部が形成されるポンプ体の
吸上げ筒部付近に吸着された状態で接触する。
【0015】この状態で、ポンプ体により内容液注出の
ための吸引力を作用させると、従来と同様に、しぼみ変
形している内層の一部を通路部内に引き込むことになる
が、棒体の各交差角部に膨出されたリブ部が邪魔となっ
て、内層による通路部の完全な閉鎖は不可能となり、こ
のため内層が通路部内に瞬間的に侵入することはあって
も、それ自体の張力により内層は通路部内から速やかに
離脱し、通路部における内容液の円滑な流通は確保され
る。
ための吸引力を作用させると、従来と同様に、しぼみ変
形している内層の一部を通路部内に引き込むことになる
が、棒体の各交差角部に膨出されたリブ部が邪魔となっ
て、内層による通路部の完全な閉鎖は不可能となり、こ
のため内層が通路部内に瞬間的に侵入することはあって
も、それ自体の張力により内層は通路部内から速やかに
離脱し、通路部における内容液の円滑な流通は確保され
る。
【0016】このリブ部の機能は、棒体の全長にわたっ
て形成される四つの略V字状のガイド溝においても全く
同じく発揮されるので、内容液の注出量の増大に従って
内層のしぼみ変形が進行して、内層が棒体に付着する状
態となっても、ガイド溝の内容液通路としての機能は確
保され、内容液の確実な注出は維持される。
て形成される四つの略V字状のガイド溝においても全く
同じく発揮されるので、内容液の注出量の増大に従って
内層のしぼみ変形が進行して、内層が棒体に付着する状
態となっても、ガイド溝の内容液通路としての機能は確
保され、内容液の確実な注出は維持される。
【0017】棒体のリブ部は、各交差角部に膨出設され
たものであるので、棒体の中心部である交差部の太さを
増大させると共に、棒体に形成されるガイド溝の開放方
向への棒体の撓み変形に対して補強リブとして有効に機
能することになるので、棒体全体として撓み変形に対す
る剛性を高めることになり、これにより内層のしぼみ変
形によって下端部が側方に変位する棒体の不都合な不正
変形の発生を効果的に防止することになる。
たものであるので、棒体の中心部である交差部の太さを
増大させると共に、棒体に形成されるガイド溝の開放方
向への棒体の撓み変形に対して補強リブとして有効に機
能することになるので、棒体全体として撓み変形に対す
る剛性を高めることになり、これにより内層のしぼみ変
形によって下端部が側方に変位する棒体の不都合な不正
変形の発生を効果的に防止することになる。
【0018】すなわち、内層のしぼみ変形による棒体の
撓み変形は、内容液の注出量の増加に従って、棒体に対
して上端部から付着する内層のしぼみ変形に伴う側方へ
の引っ張り力による棒体の側方へのわずかな変位の蓄積
によるものであるから、リブ部を設けることにより、棒
体の剛性が高められると共にしぼみ変形した内層の棒体
に対する付着力が弱まるので、内層のしぼみ変形によ
り、例え棒体の下端部が側方に変形変位したとしても、
その変位量はわずしであり、内容液の注出を不能とする
形態で内層をしぼみ変形させることはない。
撓み変形は、内容液の注出量の増加に従って、棒体に対
して上端部から付着する内層のしぼみ変形に伴う側方へ
の引っ張り力による棒体の側方へのわずかな変位の蓄積
によるものであるから、リブ部を設けることにより、棒
体の剛性が高められると共にしぼみ変形した内層の棒体
に対する付着力が弱まるので、内層のしぼみ変形によ
り、例え棒体の下端部が側方に変形変位したとしても、
その変位量はわずしであり、内容液の注出を不能とする
形態で内層をしぼみ変形させることはない。
【0019】リブ部は、各交差角部に縦突条状に膨出設
しただけのものであるので、その構造が単純であり、ま
た一つの棒体を成形するに要する合成樹脂材料の増加分
もわずかな量に抑えることができる。
しただけのものであるので、その構造が単純であり、ま
た一つの棒体を成形するに要する合成樹脂材料の増加分
もわずかな量に抑えることができる。
【0020】
【実施例】本発明に係る減容容器の一実施例を、図1か
ら図5に示す。本実施例において、容器本体1は、自己
形状保持能力を有する合成樹脂製の外殻層5と、しぼみ
変形自在で袋状の合成樹脂製の内層6とで構成される。
ら図5に示す。本実施例において、容器本体1は、自己
形状保持能力を有する合成樹脂製の外殻層5と、しぼみ
変形自在で袋状の合成樹脂製の内層6とで構成される。
【0021】外殻層5と内層6との組付きは、その上下
両端部で固定組付けされると共に、他の部分で剥離自在
な積層組付けによって達成されており、また、外殻層5
には部分的に、当該外殻層5と内層6との間に外気を侵
入させる通気部を形成している。
両端部で固定組付けされると共に、他の部分で剥離自在
な積層組付けによって達成されており、また、外殻層5
には部分的に、当該外殻層5と内層6との間に外気を侵
入させる通気部を形成している。
【0022】ポンプ体2は、容器本体1の口部に螺合組
付けされており、ノズル部10、螺合部12、ストッパ
ー部11、シリンダー部13および円筒状の吸上げ筒部
4とで構成されていて、シリンダー部13と吸上げ筒部
4とは一体成形されている。
付けされており、ノズル部10、螺合部12、ストッパ
ー部11、シリンダー部13および円筒状の吸上げ筒部
4とで構成されていて、シリンダー部13と吸上げ筒部
4とは一体成形されている。
【0023】棒体3は、平断面十字形状の各交差角部に
四角縦突条状のリブ部8を膨出設した直線状で、その上
端部が吸上げ筒部4に嵌入組付きし、吸上げ筒部4との
間に四つの通路部7を形成すると共に、その下端部が容
器本体1の底部にまで達した全長にわたって四つのガイ
ド溝9を形成している。
四角縦突条状のリブ部8を膨出設した直線状で、その上
端部が吸上げ筒部4に嵌入組付きし、吸上げ筒部4との
間に四つの通路部7を形成すると共に、その下端部が容
器本体1の底部にまで達した全長にわたって四つのガイ
ド溝9を形成している。
【0024】ストッパー部11は、ノズル部10の不正
な昇降動作の発生を防止する安全機能を発揮するもの
で、商品としての容器を購入後、始めて内容液を注出す
るに際して、このストッパー部11を取り外して、ノズ
ル部10を昇降動作可能状態とする。
な昇降動作の発生を防止する安全機能を発揮するもの
で、商品としての容器を購入後、始めて内容液を注出す
るに際して、このストッパー部11を取り外して、ノズ
ル部10を昇降動作可能状態とする。
【0025】図6図示実施例は、リブ部8を平断面円弧
状とした場合を示すもので、図5に示した実施例に比べ
て、棒体3全体に与える剛性の増加能力はわずかに劣る
ものの、成形のし易さに勝ると共に、一つの棒体3を成
形するに要する成形材料量の増加分を低く抑えることが
できる。
状とした場合を示すもので、図5に示した実施例に比べ
て、棒体3全体に与える剛性の増加能力はわずかに劣る
ものの、成形のし易さに勝ると共に、一つの棒体3を成
形するに要する成形材料量の増加分を低く抑えることが
できる。
【0026】
【発明の効果】本発明は、上記した構成となっているの
で、以下に示す効果を奏する。内容液の吸い上げ通路で
あるガイド溝を形成する平断面十字状の棒体の各交差角
部にリブ部を膨出設したので、この突出したリブ部がし
ぼみ変形した内層によるガイド溝および通路部の完全閉
鎖を防止し、もって内容液の注出動作を確実にかつ安定
して維持することができる。
で、以下に示す効果を奏する。内容液の吸い上げ通路で
あるガイド溝を形成する平断面十字状の棒体の各交差角
部にリブ部を膨出設したので、この突出したリブ部がし
ぼみ変形した内層によるガイド溝および通路部の完全閉
鎖を防止し、もって内容液の注出動作を確実にかつ安定
して維持することができる。
【0027】各リブ部は、棒体の中心部である平断面交
差部に一体設されているので、この棒体の中心部の実質
的な太さを増大させることになり、またガイド溝の開放
方向への力に対して補強リブとして機能するので、棒体
全体の剛性を高めることになり、もって内層のしぼみ変
形に伴う棒体下端部の側方への不正変形の発生を強力に
阻止し、内容液を最後まで安定して注出することができ
る。
差部に一体設されているので、この棒体の中心部の実質
的な太さを増大させることになり、またガイド溝の開放
方向への力に対して補強リブとして機能するので、棒体
全体の剛性を高めることになり、もって内層のしぼみ変
形に伴う棒体下端部の側方への不正変形の発生を強力に
阻止し、内容液を最後まで安定して注出することができ
る。
【0028】平断面十字形状の各交差角部にリブ部を一
体に膨出設しただけの構造であるので、その構造が簡単
で成形が容易であり、またリブ部を増設することにより
消費される成形材料量の増大分を少なく抑えることがで
きる。
体に膨出設しただけの構造であるので、その構造が簡単
で成形が容易であり、またリブ部を増設することにより
消費される成形材料量の増大分を少なく抑えることがで
きる。
【図1】本発明の一実施例を示す、不規則破断全体側面
図。
図。
【図2】図1の実施例におけるシリンダーと吸上げ筒部
との一体物と、棒体との組付き状態を示す部分半断面
図。
との一体物と、棒体との組付き状態を示す部分半断面
図。
【図3】図2に示す組合せ物の底面図。
【図4】図1に示した実施例における棒体の全体側面
図。
図。
【図5】本発明に使用される棒体の一実施例を示す、拡
大平断面図。
大平断面図。
【図6】本発明に使用される棒体の他の実施例を示す、
拡大平断面図。
拡大平断面図。
【図7】従来技術の一例を示す、棒体の拡大平断面図。
1 ; 容器本体 2 ; ポンプ体 3 ; 棒体 4 ; 吸上げ筒部 5 ; 外殻層 6 ; 内層 7 ; 通路部 8 ; リブ部 9 ; ガイド溝 10; ノズル部 11; ストッパー部 12; 螺合部 13; シリンダー部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B65D 83/58
Claims (1)
- 【請求項1】 自己形状保持能力を有する外殻層(5)
と、該外殻層(5) の内面に組付き、内圧減少により前記
外殻層(5) から部分剥離して内方にしぼみ変形しその容
積を減少させる袋状の内層(6) とから構成される容器本
体(1) と、該容器本体(1) の口部に、該容器本体(1) 内
の内容液を注出すべく組付けられたポンプ体(2) と、該
ポンプ体(2) の下端部を構成する筒状の吸上げ筒部(4)
に、上端部が該吸上げ筒部(4) との間で前記内容液が通
過する通路部を形成しつつ嵌入組付きし、下端が前記容
器本体(1) の底部まで達する直線状の棒体(3) と、から
構成し、前記棒体(3) を、十字形状の各交差角部にリブ
部(8) を膨出設した平断面形状として成る減容容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8179254A JPH1024977A (ja) | 1996-07-09 | 1996-07-09 | 減容容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8179254A JPH1024977A (ja) | 1996-07-09 | 1996-07-09 | 減容容器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1024977A true JPH1024977A (ja) | 1998-01-27 |
Family
ID=16062642
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8179254A Pending JPH1024977A (ja) | 1996-07-09 | 1996-07-09 | 減容容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1024977A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013133121A (ja) * | 2011-12-26 | 2013-07-08 | Yoshino Kogyosho Co Ltd | スプレーノズル付き容器 |
JP2020132211A (ja) * | 2019-02-18 | 2020-08-31 | キョーラク株式会社 | 二重容器 |
-
1996
- 1996-07-09 JP JP8179254A patent/JPH1024977A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013133121A (ja) * | 2011-12-26 | 2013-07-08 | Yoshino Kogyosho Co Ltd | スプレーノズル付き容器 |
JP2020132211A (ja) * | 2019-02-18 | 2020-08-31 | キョーラク株式会社 | 二重容器 |
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