JPH10249156A - 燃焼処理システムにおけるダイオキシン類除去方法およびその装置 - Google Patents

燃焼処理システムにおけるダイオキシン類除去方法およびその装置

Info

Publication number
JPH10249156A
JPH10249156A JP9057828A JP5782897A JPH10249156A JP H10249156 A JPH10249156 A JP H10249156A JP 9057828 A JP9057828 A JP 9057828A JP 5782897 A JP5782897 A JP 5782897A JP H10249156 A JPH10249156 A JP H10249156A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
exhaust gas
temperature
dioxins
furnace
cooling water
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP9057828A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuto Tamura
哲人 田村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP9057828A priority Critical patent/JPH10249156A/ja
Publication of JPH10249156A publication Critical patent/JPH10249156A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Treating Waste Gases (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 新設は勿論のこと、既設の燃焼処理システム
において、ダイオキシン類の生成を完全に近く押えて安
全な排ガスを放出できるようにした新規な燃焼処理シス
テムにおけるダイオキシン類除去方法およびその装置を
提供。 【解決手段】 焼却炉・溶融炉などの炉より発生する煙
などの排ガスを、電気集塵機2,ボイラ,排風機3,窒
素酸化物除去装置などの全部または一部を含む一連の排
ガス処理過程を経て煙突10より排気するようにした燃
焼処理システムにおいて、油,ガスまたは電気などを用
いて働く加熱炉5を設けて、前記システムの煙突10に
導入される前の低温の排ガスをダイオキシン類の分解温
度以上に再加熱すると共に、ついでダイオキシン類生成
温度以下の温度に急冷却できる急冷手段を通過させて、
ダイオキシン類を除去した排ガスを煙突10より排気す
るようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、新設は勿論のこ
と、殊に既設のものに簡単に附加して実施できる燃焼シ
ステムにおけるダイオキシン類除去方法およびその装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】一般廃棄物(一般ごみ)や産業廃棄物
(産廃ごみ)を焼却処理するゴミ焼却炉や、各種ストー
カ炉,焼却炉、さらには溶融炉などより発生する排ガス
中のダイオキシン(PCDDs),ポリクロロベンゾフ
ラン(PCDFs)などの人類にとって猛毒なダイオキ
シン類の発生が、大きな社会問題となっている。
【0003】ところで、一般ごみ、産廃ごみなどこれを
焼却炉、溶融炉などで燃焼させると、排ガス中に多量の
ばいじんが含まれて煙となって発生する。したがってこ
のばいじんを集じん処理して煙突などから外部へ排気さ
せている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】新規のもの、既設のも
ので、有効かつ確実にダイオキシン類を除去できるもの
はその考え方、対策は知られていても具体的には、未だ
有効のものは知られていない。
【0005】ことに、一旦分解されたダイオキシンが冷
却の過程で生成温度を通過するので再生するという不都
合がある。
【0006】この発明は叙上の点に着目して成されたも
ので、新設は勿論のこと、既設の燃焼処理システムにお
いて、ダイオキシン類の生成を完全に近く押えて安全な
排ガスを放出できるようにした新規な燃焼処理システム
におけるダイオキシン類除去方法およびその装置を提供
することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、下記の構成
とすることにより上記課題を解決するものである。
【0008】(1)焼却炉・溶融炉などの炉より発生す
る煙などの排ガスを、電気集塵機,ボイラ,排風機,窒
素酸化物除去装置などの全部または一部を含む一連の排
ガス処理過程を経て煙突より排気するようにした燃焼処
理システムにおいて、油,ガスまたは電気などを用いて
働く加熱炉を設けて、前記システムの煙突に導入される
前の低温の排ガスをダイオキシン類の分解温度以上に再
加熱すると共に、ついでダイオキシン類生成温度以下の
温度に急冷却できる急冷手段を通過させて、ダイオキシ
ン類を除去した排ガスを煙突より排気するようにしたダ
イオキシン類除去方法。
【0009】(2)焼却炉・溶融炉などの炉より発生す
る煙などの排ガスを、電気集塵機,ボイラ,排風機,窒
素酸化物除去装置などの全部または一部を含む一連の排
ガス処理過程を経て煙突より排気するようにした燃焼処
理システムにおいて、炉より排出する焼却灰を、別途設
けた油,ガスまたは電気などを用いて働く加熱炉へ導き
溶融すると共に、前記システムの煙突に導入される前の
低温の排ガスをダイオキシン類の分解温度以上に再加熱
し、ついでダイオキシン類生成温度以下の温度に急冷で
きる急冷手段を通過させて、ダイオキシン類を除去した
排ガスを煙突より排気するようにしたことを特徴とする
ダイオキシン類除去方法。
【0010】(3)急冷手段は、溢水状態で循環する低
温の冷却水を満たした急冷槽内に、ダイオキシン類の分
解温度以上に加熱された排ガスを噴出導入させて、気泡
状態で急冷するようにしたことを特徴とする前記(1)
または(2)記載の燃焼処理システムにおけるダイオキ
シン類除去方法。
【0011】(4)焼却炉・溶融炉などの炉で構成され
る加熱燃焼手段、電気集塵機,ボイラ,排風機,窒素酸
化物除去装置などの全部または一部を含む一連の排ガス
処理手段、および無害排ガスを放出できる煙突手段より
成る燃焼処理システムにおいて、油,ガスまたは電気な
どを用いて働く加熱炉手段とこの加熱炉手段で得られる
熱エネルギーを用い、前記排ガス処理手段の過程にある
低温の排ガスを導入してダイオキシン類の分解温度以上
に再加熱する排ガス再加熱ダイオキシン分解炉手段と、
この排ガス再加熱ダイオキシン分解炉で分解された排ガ
スを急冷却してダイオキシン類の再合成を阻止する排ガ
ス急冷却手段とより成り、前記分解炉手段は、多数の交
互に位置をずらせた邪魔板および孔開邪魔板を有する煙
道を備えて混合ガスを旋回ないし渦巻状態で通過させる
と共に、前記排ガス急冷却手段は溢水状態の急冷却水タ
ンク内に上方より下方に向けて排ガスを多数の分散ノズ
ル機構より強制的に冷却水へ気泡として送給し急冷でき
るようにしたダイオキシン類除去装置。
【0012】(5)排ガス急冷却手段は、溢水状態の急
冷却水タンクの下部に、このタンクより溢水された水を
貯溜する冷却水タンクを臨ませると共に、この冷却水タ
ンクには多数の吸引管より成る強制吸水管体を配設し、
同一レベルに開口した吸引管より冷却水タンクに貯溜し
た熱交換処理済みの冷却水を取り出し可能とし水位レベ
ル検知器を用いて別途に設けた強制冷却タンクへのポン
プ作用による強制送給を制御可能とし、さらに強制冷却
タンクで熱交換されて低温に冷却された冷却水を前記急
冷却水タンクの下部へ圧送する還流管体を冷却水タンク
内に配設して成ることを特徴とする前記(4)記載の燃
焼システムにおけるダイオキシン類除去装置。
【0013】
【発明の実施の形態】以下にこの発明の実施の態様を説
明する。
【0014】図1は、一実施の態様の全体のシステムを
示す過程図、図2は他の実施の態様の全体システムを示
す過程図、図3は排ガス再加熱ダイオキシン分解炉の断
面説明図、図4は分解された排ガス急冷装置の断面説明
図である。
【0015】まず、図1の過程図について説明する。
【0016】1は焼却炉、溶融炉、発電ボイラー、熱交
換器機能を有する一連の公知の加熱燃焼手段を示してい
る。すなわち、焼却炉では、一般ゴミ(家庭から出る生
ごみを含む)、工場から出る廃棄物などを燃やす炉の単
独は勿論のこと、大型なものには、発電ボイラー、給油
ボイラーなどが付設してあり、これらの各種燃焼炉また
は、溶融炉を含むすべてを包含した加熱燃焼手段として
示している。
【0017】2は電気集塵機を示し、排ガス中の塵埃分
をコロナ放電により帯電させクーロン力により集塵極に
移動させて付着させ、これを剥離落下させて除去取出す
ことができるようになっている。
【0018】3は必要に応じ、配設される排風機で、電
気集塵機2の出口より吐出される排ガスを吸引し、後述
する排ガス再加熱ダイオキシン分解炉4へ送り込む働き
を奏する。
【0019】5は排ガス再加熱ダイオキシン分解炉4を
加熱するための低温バーナーの加熱炉で、中間にはSO
Xを除去するための処理装置6を介在させることもあ
る。このSOX除去のための処理装置は後段に設けても
よい。
【0020】7は分解された排ガスを冷却するための排
ガス急冷装置を示し、二次生成した排ガス中のダイオキ
シン類の分解された排ガスを、溢水状態の冷却槽内で急
冷させてその再生を完全に阻止する働きを奏する。8は
その後段に続く活性炭吸着装置で、ダイオキシン類以外
の公害物質を除去するとともに無害化された排ガスは排
風機9を経て煙突10より大気中に放出される。
【0021】次に、図3に示す排ガス再加熱ダイオキシ
ン分解炉4について説明する。
【0022】バーナー5より得られる熱エネルギーは、
炉本体41のバーナー火炎噴射口42より炉本体41内
に供給される。
【0023】他方、炉本体41には排風機3より送給さ
れる排ガスの排ガス導入口43が設けられ、前記バーナ
ー火炎噴射口42より導入される熱エネルギーと混合さ
れた排ガスを450℃以上に加熱させて排ガス中に再生
成されているダイオキシン類を有効に熱分解させるもの
である。
【0024】44は炉本体41内の内壁上下に沿って多
数交互に位置をづらせて配設した邪魔板であって、混合
ガスを旋回ないし渦巻の状態にして炉本体41内を流通
できるようにしてある。
【0025】45は網状ないし格子状に孔のあいた孔開
邪魔板で前記邪魔板44と同様に炉本体41内の内壁上
下に沿って交互に位置をずらせて間隔を置いて配設し、
混合ガスの混合を促進すると共に旋回ないし渦巻の現象
をより有効に行わせる働きを有する。46は炉本体41
の内壁に塗着したキャスタブル(耐火材)を示し、炉本
体41はその煙道48を逆U字状に屈曲させて、熱分解
されたガスが下部の排出口47より取り出されるように
なっている。しかしこの屈曲構造は、限定されるもので
はなく、自由に形成できる。
【0026】また、炉本体41の排出口47近くの煙道
48には、温度センサ11が配設してあり、常時出口側
の排ガスの温度を監視しており、前記バーナー5に対し
て温度下降の場合は直ちに燃料供給ができるように常に
燃料調整器12と連動させてダイオキシン類の分解温度
以上に設定した設定温度を維持できるようにしてある。
【0027】次に排ガス急冷装置7について図4に基づ
いて説明する。
【0028】71は排ガスの導入口部、72は排ガス受
入れ部、73はこの排ガス受入れ部72より下方に向う
多数の分散ノズル機構、74はこの分散ノズル機構73
を下方より収容配設できる開口部74aを備えた急冷却
水タンク、75はこの急冷却水タンク74の開口部74
aより溢出する水すなわち溢水される冷却水を貯溜する
下部の冷却水タンク、76は前記冷却水タンク74内で
得られる温度降下した排ガスの気泡を集める上部タンク
である。
【0029】ところで、前記分散ノズル機構73は、例
えば特願平8−180851号及び特願平8−3514
55号に示される周囲に多数の小孔78を穿った気泡発
生筒79とか、多孔筒にワイヤを捲装したスリットノズ
ルを有する気泡発生筒(図示せず)等の気泡発生手段を
用いることができる。
【0030】80は冷却水タンク75内において同一レ
ベルで開口した多数の吸引管81を並設連結させた強制
吸水管体を示し、タンク75外に導出された排出管部8
2は連管83を介して強制冷却タンク84と接続してあ
る。85は前記冷却水タンク75内に設けた還流管体を
示し、上方の急冷却水タンク74の下部と連通すると共
に、前記強制冷却タンク84内で冷却された冷却水が得
られる熱交換機構86の出口と連管87を介して連結し
てある。88は前記冷却水タンク75内に設けた水位レ
ベル検知器を示し、強制吸水管体80を構成する多数の
吸引管81の開口レベル以上の水位に達した場合に検知
し、連管83に設けた吸水ポンプ89を直ちに働かせ
て、強制吸水管体80内の熱交換された冷却処理済の水
を強制冷却タンク84へ速やかに送給し、熱交換機構8
6により急速に冷却し、この冷却された水を連管87を
介して還流管体85へ導き、急冷却水タンク74へその
下部より導入させることができるものである。
【0031】なお、強制冷却タンク84はファン90を
備えたクーリングタワー91を頂部に持ち、散水される
タンク内に前記熱交換機構86は蛇行状態に配設されて
設定された温度の冷却水を得ることができる。
【0032】92は、上部タンク76に配設した噴霧ノ
ズル、93はその給水パイプを示し、必要な個処から設
定された低温に冷却された冷却水を加圧状態で噴霧ノズ
ル92に送給できるようになっている。
【0033】94はエリミネーター、95は上部タンク
76で急冷されて処理された排ガスの排気パイプ、96
は急冷却水タンク74の溢水表面から気化した冷却処理
された排ガスを上昇流通させることができる導管部、9
7は遮蔽蓋、98は上部の急冷却水タンク74の堰板、
99は下部の冷却水タンク75のドレーンバルブを示
す。
【0034】この実施の形態では、他の低温バーナー5
によって再加熱ダイオキシン分解炉4はダイオキシン類
の分解温度以上の、例えば1200℃に加熱されるた
め、同分解炉4に導入される低温の排ガスは急激に加熱
される。しかも炉4はその邪魔板44,45の構成によ
って旋回ないし渦巻の状態で効率よく排ガスを再加熱で
きるので、排ガス中のダイオキシン類の分解は有効に行
われることとなる。
【0035】つぎに排ガス急冷装置7によってダイオキ
シン類の分解状態を維持した状態で短時間に急冷処理す
ることによりダイオキシン類を再生成することなく低温
の排ガスを取り出すことができる。
【0036】すなわち、導入口部71より導入される排
ガスは炉4において再加熱され700℃の高温となって
いるが、排ガス受入れ部72に入り、分散ノズル機構7
3へ送り込まれ急冷却水タンク74の冷却水内の冷却水
へ微少気泡となって吐出されるので瞬間に急冷され温度
も瞬時に急降下し、生成温度400℃近くを瞬間に過ぎ
ることができるので、ダイオキシンを生成することなく
分解状態のままの低温排ガスとすることができる。
【0037】そして、分解された排ガスは、一部冷却水
に溶けるが、大部分は気泡となって導管部96より気化
上昇し上部タンク76に入り、そこで更に噴霧ノズル9
2より噴霧される冷却水で冷却される。
【0038】そしてエリミネーター94から排気パイプ
95を経て、次段の活性炭素吸着装置8へ送気され、最
終的に排風機9を経て煙突から無公害安全ガスとなって
大気中に放出される。
【0039】ところで、急冷却水タンク74内の冷却水
は、常に下方から上方に向う冷却水で流動状態にあり、
しかも開口部74aより熱交換されて温度上昇した冷却
水は溢水で下方に流されるので、常に一定の低温状態の
冷却水で満たされている。
【0040】したがって、分散ノズル機構73により冷
却水中へ吐出される排ガスは有効に冷却され、排ガスが
ダイオキシン類の有害な化学組成物を再合成するという
不都合はない。
【0041】また、上部の急冷却水タンク74で溢水し
た水は、下方の冷却水タンク75内へ流下し、ここで一
旦貯溜されるが、強制吸水管体80を構成する多数の吸
水管81の開口端が同一の水位を保って開口しており、
かつ水位レベル検知器88がその水位レベルを常に監視
しているので、その水位レベル以上に水位が上昇する
と、その異常を水位レベル検知器88が検知し、吸水ポ
ンプ89を働かせて強制吸水管体80内の水を吸引し、
強制冷却タンク84内へ強制的に送り込んで熱交換機構
86により有効に熱交換させて冷却し、再び還流管体8
5へ圧送給して、急冷却水タンク74の下部より同タン
ク74内に低温の冷却水を送り込んで帰流循環させるこ
とができる。
【0042】従って、常に急冷却水タンク74内の冷却
水を所望の設定温度に保持させておくことができる。
【0043】つぎに、図2に示す実施の形態について説
明する。この実施の形態は、図1の実施の形態と比較し
て、加熱燃焼手段1aが焼却灰の高温溶融炉を含んだ場
合を示し、同炉で排出した焼却灰をコンベア101など
を用いてバーナー5の熱エネルギーで働く溶融炉102
へ導き、この炉102で溶融させると共に、この炉10
2の熱エネルギーを図1に示す構成の排ガス再加熱ダイ
オキシン分解炉4へ送給できる構成となっている点で追
加されている。
【0044】また、溶融炉102には、この炉102に
附設されるサイクロンでミストを落とすことができる共
に、送風機103を用いて排ガス再加熱ダイオキシン分
解炉4で熱交換させて前記バーナー5に熱風を送り込ん
で熱効率を上げることも図1の実施の形態と異なるが、
それ以外はすべて図1の実施の形態と同一であるのでそ
の説明の詳細は省く。
【0045】
【発明の効果】この発明によれば、叙上の構成になるの
で、新設は勿論のこと、既設の各種燃焼処理システムに
簡単に適用実施できるものであって、猛毒と謂われるダ
イオキシン類の完全除去方法及びその装置としてきわめ
て有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 一実施の態様の全体のシステムを示す過程図
【図2】 他の実施の態様の全体システムを示す過程図
【図3】 排ガス再加熱ダイオキシン分解炉の断面説明
【図4】 分解された排ガス急冷装置の断面説明図
【符号の説明】
1 加熱燃焼手段 2 電気集塵機 3,9 排風機 4 排ガス再加熱ダイオキシン分解炉 44 邪魔板 45 孔開邪魔板 5 低温バーナー 7 排ガス急冷装置 73 分散ノズル機構 74 急冷却水タンク 75 冷却水タンク 80 多数の吸引管81より成る強制冷却管体 84 強制冷却タンク 85 還流管体 88 水位レベル検知器

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 焼却炉・溶融炉などの炉より発生する煙
    などの排ガスを、電気集塵機,ボイラ,排風機,窒素酸
    化物除去装置などの全部または一部を含む一連の排ガス
    処理過程を経て煙突より排気するようにした燃焼処理シ
    ステムにおいて、油,ガスまたは電気などを用いて働く
    加熱炉を設けて、前記システムの煙突に導入される前の
    低温の排ガスをダイオキシン類の分解温度以上に再加熱
    すると共に、ついでダイオキシン類生成温度以下の温度
    に急冷却できる急冷手段を通過させて、ダイオキシン類
    を除去した排ガスを煙突より排気するようにしたダイオ
    キシン類除去方法。
  2. 【請求項2】 焼却炉・溶融炉などの炉より発生する煙
    などの排ガスを、電気集塵機,ボイラ,排風機,窒素酸
    化物除去装置などの全部または一部を含む一連の排ガス
    処理過程を経て煙突より排気するようにした燃焼処理シ
    ステムにおいて、炉より排出する焼却灰を、別途設けた
    油,ガスまたは電気などを用いて働く加熱炉へ導き溶融
    すると共に、前記システムの煙突に導入される前の低温
    の排ガスをダイオキシン類の分解温度以上に再加熱し、
    ついでダイオキシン類生成温度以下の温度に急冷できる
    急冷手段を通過させて、ダイオキシン類を除去した排ガ
    スを煙突より排気するようにしたことを特徴とするダイ
    オキシン類除去方法。
  3. 【請求項3】 急冷手段は、溢水状態で循環する低温の
    冷却水を満たした急冷槽内に、ダイオキシン類の分解温
    度以上に加熱された排ガスを噴出導入させて、気泡状態
    で急冷するようにしたことを特徴とする請求項1または
    2記載の燃焼処理システムにおけるダイオキシン類除去
    方法。
  4. 【請求項4】 焼却炉・溶融炉などの炉で構成される加
    熱燃焼手段、電気集塵機,ボイラ,排風機,窒素酸化物
    除去装置などの全部または一部を含む一連の排ガス処理
    手段、および無害排ガスを放出できる煙突手段より成る
    燃焼処理システムにおいて、油,ガスまたは電気などを
    用いて働く加熱炉手段とこの加熱炉手段で得られる熱エ
    ネルギーを用い、前記排ガス処理手段の過程にある低温
    の排ガスを導入してダイオキシン類の分解温度以上に再
    加熱する排ガス再加熱ダイオキシン分解炉手段と、この
    排ガス再加熱ダイオキシン分解炉で分解された排ガスを
    急冷却してダイオキシン類の再合成を阻止する排ガス急
    冷却手段とより成り、前記分解炉手段は、多数の交互に
    位置をずらせた邪魔板および孔開邪魔板を有する煙道を
    備えて混合ガスを旋回ないし渦巻状態で通過させると共
    に、前記排ガス急冷却手段は溢水状態の急冷却水タンク
    内に上方より下方に向けて排ガスを多数の分散ノズル機
    構より強制的に冷却水へ気泡として送給し急冷できるよ
    うにしたダイオキシン類除去装置。
  5. 【請求項5】 排ガス急冷却手段は、溢水状態の急冷却
    水タンクの下部に、このタンクより溢水された水を貯溜
    する冷却水タンクを臨ませると共に、この冷却水タンク
    には多数の吸引管より成る強制吸水管体を配設し、同一
    レベルに開口した吸引管より冷却水タンクに貯溜した熱
    交換処理済みの冷却水を取り出し可能とし水位レベル検
    知器を用いて別途に設けた強制冷却タンクへのポンプ作
    用による強制送給を制御可能とし、さらに強制冷却タン
    クで熱交換されて低温に冷却された冷却水を前記急冷却
    水タンクの下部へ圧送する還流管体を冷却水タンク内に
    配設して成ることを特徴とする請求項4記載の燃焼シス
    テムにおけるダイオキシン類除去装置。
JP9057828A 1997-03-12 1997-03-12 燃焼処理システムにおけるダイオキシン類除去方法およびその装置 Withdrawn JPH10249156A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9057828A JPH10249156A (ja) 1997-03-12 1997-03-12 燃焼処理システムにおけるダイオキシン類除去方法およびその装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9057828A JPH10249156A (ja) 1997-03-12 1997-03-12 燃焼処理システムにおけるダイオキシン類除去方法およびその装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10249156A true JPH10249156A (ja) 1998-09-22

Family

ID=13066802

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9057828A Withdrawn JPH10249156A (ja) 1997-03-12 1997-03-12 燃焼処理システムにおけるダイオキシン類除去方法およびその装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10249156A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107537266A (zh) * 2017-10-10 2018-01-05 北京神雾电力科技有限公司 一种高温热解气体的除尘系统及除尘方法
JP2021041319A (ja) * 2019-09-09 2021-03-18 株式会社川崎技研 燃焼排ガスの処理方法及び装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107537266A (zh) * 2017-10-10 2018-01-05 北京神雾电力科技有限公司 一种高温热解气体的除尘系统及除尘方法
CN107537266B (zh) * 2017-10-10 2023-05-05 北京恒丰亚业科技发展有限公司 一种高温热解气体的除尘系统及除尘方法
JP2021041319A (ja) * 2019-09-09 2021-03-18 株式会社川崎技研 燃焼排ガスの処理方法及び装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR20090077777A (ko) 브라운 가스 발생 시스템 및 그 사용
CN113182311A (zh) 基于中温热解与等离子高温熔融的危废处理系统及方法
CN111928263A (zh) 一种利用回转窑焚烧炉处理危险废物的系统
JP2005180880A (ja) 廃棄物の熱分解処理装置および熱分解処理制御システム
KR101727627B1 (ko) 유해가스 재연소 장치
CN110425548A (zh) 化工含盐残液焚烧系统及其焚烧工艺
JP2006015179A (ja) 排ガス処理装置、廃棄物処理装置、及び排ガス処理方法
JP2013164226A (ja) 廃棄物焼却炉及び廃棄物焼却方法
JPH10249156A (ja) 燃焼処理システムにおけるダイオキシン類除去方法およびその装置
CN210568478U (zh) 化工含盐残液焚烧系统
CN213089821U (zh) 一种利用回转窑焚烧炉处理危险废物的系统
KR100619506B1 (ko) 폐기물 소각열을 열원으로 하는 폐케이블 재활용장치
RU2357151C1 (ru) Установка для термического обезвреживания ядохимикатов
JP4063449B2 (ja) 廃棄物焼却ガスの改質方法、焼却ガスの改質装置
JPH11159718A (ja) 燃焼装置および燃焼方法
JPH1047638A (ja) 排ガス処理方法および装置ならびにごみ焼却発電プラント
KR100249104B1 (ko) 산업폐기물 소각방법 및 그 장치
JP2008275180A (ja) 廃棄物溶融処理方法および設備
JP2001286727A (ja) 排ガスの処理方法および設備
JP3176864B2 (ja) 特殊ノズルを用いた焼却炉排ガスの冷却方法及び装置
RU2137044C1 (ru) Установка для термической переработки твердых отходов
KR101425922B1 (ko) 폐액 처리장치 및 이를 이용한 폐액처리방법
JPH11173529A (ja) 蓄熱式触媒排ガス処理方法およびその装置
JP3623705B2 (ja) ごみ焼却施設におけるダイオキシン類の除去設備及びその除去方法
RU2484906C1 (ru) Способ термического обезвреживания ядохимикатов

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20040601