JPH10248795A - 内視鏡装置 - Google Patents

内視鏡装置

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JPH10248795A
JPH10248795A JP9061240A JP6124097A JPH10248795A JP H10248795 A JPH10248795 A JP H10248795A JP 9061240 A JP9061240 A JP 9061240A JP 6124097 A JP6124097 A JP 6124097A JP H10248795 A JPH10248795 A JP H10248795A
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light guide
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Masaichi Higuma
政一 樋熊
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、ランプのフィラメントから発生する
光を、効率的にライトガイドファイバ入射端面に入射さ
せ、照明光の明るい内視鏡装置とすることを目的とす
る。 【解決手段】本発明は、内視鏡本体2に、照明光を導く
ためのライトガイドファイバ12を有し、前記ライトガ
イドファイバ12の入射端面21にバッテリー内蔵式光
源部3のランプ光を入射させるようにした内視鏡装置に
おいて、前記ライトガイドファイバ12の入射端面21
の断面形状を、前記光源部3のランプ28の投影像の形
状と略同形に形成し、ライトガイドファイバ12の入射
端面21にランプ28から発生する光を効率的に入射
し、照明光の明るさを高める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、照明光を導くため
のライトガイドファイバを有し、このライトガイドファ
イバの入射端面に、光源部のランプ光を入射させるよう
にした内視鏡装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ランプを点灯させるための電源に
乾電池を使用した光源を内視鏡本体に装着するようにし
た、いわゆるバッテリー内蔵式光源付内視鏡という方式
の内視鏡装置が知られている。この種のバッテリー内蔵
式光源付内視鏡は床設置式の大掛かりな光源装置が不要
であるために携帯性に優れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この種のバッテリー内
蔵式光源付内視鏡装置は携帯性に優れているものの、電
源及びランプの能力が小さく、このため、発光量が少な
いという問題点がある。従って、ランプから放射された
光を、できるだけ効率良く、内視鏡本体に設けられたラ
イトガイドの入射端面に入射させるようにする必要があ
る。
【0004】一般に、内視鏡のライトガイドファイバの
入射端面は円形な形状をしており、その面積は内視鏡の
挿入部の外径・チャンネル及びイメージガイド等とのバ
ランスによって制約を受け、ある程度決まった面積のも
のにしかならない。一方、ライトガイドファイバの入射
端面に投影させるランプの投影像はそのフィラメントの
形に対応した長方形に近い形をしている。
【0005】つまり、図12で示す如く、ライトガイド
口金aに配設されたライトガイドファイバの入射端面b
の形状は円形であり、フィラメントの投影像cの形状は
長方形に近い形であり、両者a,bの形状は一致せず、
一部の範囲のみが重なり合う関係になる。従って、ラン
プのフィラメントから発生する光を効率的にライトガイ
ドファイバの入射端面に集められないために入射効率が
悪いものであった。
【0006】本発明は、上述した点に着目したものであ
り、ランプのフィラメントから発生する光を、効率的に
ライトガイドファイバ入射端面に入射させ、照明光の明
るい内視鏡装置とすることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、内視鏡本体
に、照明光を導くためのライトガイドファイバを有し、
前記ライトガイドファイバの入射端面に光源部のランプ
光を入射させるようにした内視鏡装置において、前記ラ
イトガイドファイバの入射端面の断面形状を、前記光源
部のランプの投影像の形状と略同形に形成したものであ
る。ランプのフィラメントから発生する光は、ライトガ
イドファイバの入射端面に効率的に入射し、照明光の明
るさが高まる。
【0008】
【発明の実施の形態】
[第1の実施形態]図1、図2及び図3を参照して、本
発明の第1の実施形態を説明する。 (構成)図1は第1の実施形態に係る内視鏡装置の概略
的な全体構成の説明図である。内視鏡装置1は大きく分
けて内視鏡本体2とポータブル形式のバッテリー内蔵式
光源部3に分けられる。内視鏡本体2は操作部4と挿入
部5とからなり、操作部4は挿入部5の基端に接続され
ている。操作部4には接眼部6、鉗子挿入口7、湾曲操
作ノブ8等が設けられている。さらに、操作部4の側面
にはバッテリー内蔵式光源部3を脱着可能に接続するた
めのコネクタ部9が設けられている。
【0009】コネクタ部9の内部にはライトガイド口金
11を有し、このライトガイド口金11にはライトガイ
ドファイバ12の入射端部分が内装されている。ライト
ガイドファイバ12は複数のファイバ素子を束ねて形成
されている。このライトガイドファイバ12はライトガ
イド口金11から操作部4及び挿入部5にわたりその内
視鏡本体2内に配置されている。そして、ライトガイド
ファイバ12によって、バッテリー内蔵式光源部3から
受けた照明光を導き、挿入部5の先端から照明光を出射
させるようなっている。
【0010】さらに、内視鏡本体2には図2に示すよう
に、イメージガイドファイバ13とチャンネルチューブ
14とが内装されている。チャンネルチューブ14はそ
の一端を前記鉗子挿入口7に接続し、他端を挿入部5の
先端に開口した鉗子口15に接続してあり、この内腔に
よって鉗子チャンネルを形成している。イメージガイド
ファイバ13は複数のファイバ素子を束ねてなり、その
一端は前記接眼部6に接続され、そのイメージガイドフ
ァイバ13の他端は挿入部5の先端にある対物レンズ1
6に接続されている。
【0011】前記ライトガイドファイバ12は挿入部5
内では複数、ここでは2本に分岐しており、それぞれの
ライトガイドファイバ部12a,12bは別々の外装チ
ューブ17a,17bによってそれぞれ被覆されてい
る。また、分岐した各ライトガイドファイバ部12a,
12bの先端はそれぞれ挿入部5の先端に設けられた照
明窓18a,18bに別々に接続されている。ライトガ
イドファイバ12の基端側部分は操作部4内で1本の外
装チューブ19内にまとめられている。つまり、ライト
ガイドファイバ12は挿入部5内では図2(b)で示す
如く、各ライトガイドファイバ部12a,12bに分か
れ、それぞれが円形にまとめられており、これらの各ラ
イトガイドファイバ部12a,12bは挿入部5内に他
のイメージガイドファイバ13やチャンネルチューブ1
4と共に内蔵されている。
【0012】これは挿入部5内には複数の内蔵物が配置
され、配置上の制約が大きいため、ライトガイドファイ
バ12を複数に分岐し、他の内蔵物の間のスペースを有
効に利用して図2(b)で、斜線部で示す如く配置する
ようにした。この結果、ライトガイドファイバ12のフ
ァイバ素子の本数(断面積)を大きくできる。一方、操
作部4内でのライトガイドファイバ12は設置スペース
に余裕があるので、図2(c)で示す如く、円形に1本
にまとめられている。
【0013】さらに、ライトガイドファイバ12の入射
端部分は前記コネクタ部9のライトガイド口金11に内
装されている。そして、ライトガイドファイバ12の複
数のファイバ素子が図2(d)で示す如く、縦に長い長
方形に近い形で配列され、かつ他の部分、特に操作部4
や挿入部5の中空部内においての充填率と同じか若しく
は若干高い充填率で配置されることにより入射端面21
を形成している。
【0014】バッテリー内蔵式光源部3はケース本体2
3を有し、このケース本体23には内視鏡本体2のコネ
クタ部9に接続される係着部24が設けられている。係
着部24は前記コネクタ部9に被嵌する筒状の口部25
を有し、この口部25には係合溝26が形成されてい
る。係合溝26は口部25の先端に開口する入り口とそ
の入り口から連続し、かつ屈曲してその口部25の周方
向に延びる係止用溝部分から形成されている。この接続
手段を利用して、内視鏡本体2にバッテリー内蔵式光源
部3を接続するとき、係合溝26にコネクタ部9の外周
に突設した係止ピン27を入り口から係止用溝部分に嵌
め込み、コネクタ部9に口部25を被嵌し、さらに係止
ピン27が係止用溝部分の終端に位置するまでケース本
体23を回転して図1で示す如く係合させるようになっ
ている。この係合部の構造によってバッテリー内蔵式光
源部3を内視鏡本体2に装着した完了位置において、内
視鏡本体2に対するバッテリー内蔵式光源部3の回転方
向の向きは一定に決まるようになっている。また、バッ
テリー内蔵式光源部3はその口部25をコネクタ部9か
ら外せるものである。つまり、バッテリー内蔵式光源部
3は内視鏡本体2のコネクタ部9に対して脱着自在であ
る。
【0015】バッテリー内蔵式光源部3はそのケース本
体23内に、ランプ28と、集光レンズ29と、ランプ
28を点灯させるための電源としての図示しない乾電池
または充電式電池等のバッテリーとが内蔵されている。
内視鏡装置1のコネクタ部9にバッテリー内蔵式光源部
3を接続したとき、ランプ28の光は集光レンズ29に
よりライトガイドファイバ12の入射端面21に集光さ
せられて投影するようになっている。
【0016】ライトガイドファイバ12の入射端部分は
前述した如くライトガイド口金11で固定されるが、そ
のライトガイドファイバ12の入射端面21は図3
(b)に示すように縦に長い長方形に近い形で形成され
ている。この入射端面21の形状は前記バッテリー内蔵
式光源部3のランプ28におけるフィラメント31が縦
に長い長方形に近い形で形成されていることに対応する
ものである。
【0017】ランプ28はフィラメント31から発生す
る光を前方へほぼ平行光になるように屈折させるための
凸レンズからなるレンズ部32が一体的に形成された、
いわゆるレンズランプである。ランプ28の後端には電
源接続用接点部であるバイピン33が設けられている。
このランプ28を点灯させると、その光がレンズ部32
で前方へほぼ平行な光になり、集光レンズ29により集
光させられ、ライトガイドファイバ12の入射端面21
に入射(投射)させられるようになっている。
【0018】ここで、前記フィラメント31の長手方向
とバイピン33の配列方向は一致するように位置決めさ
れている。さらに、バッテリー内蔵式光源部3は内視鏡
本体2のコネクタ部9に対して接続されたとき、その接
続手段はその両者の回転方向の位置決めを行うから、ラ
ンプ28のフィラメント31の長手方向とライトガイド
ファイバ12の入射端面21の長手方向が一致するよう
になっている。そして、ライトガイドファイバ12の入
射端面21の形状は、これに投影する前記光源部3のラ
ンプ28のフィラメント31の投影像に近い長方形の略
同形に形成され、その入射端面21と投影像の両者の位
置と大きさが略合うように形成されている。
【0019】(作用)内視鏡装置1のコネクタ部9に対
してバッテリー内蔵式光源部3を装着した際、ランプ2
8のフィラメント31から発生する光はそのランプ28
のレンズ部32を通り、ここで略平行光になり、その
後、集光レンズ29により集光され、ライトガイドファ
イバ12の入射端面21に投射される。このとき、フィ
ラメント31の形状が図3(c)に示す如く、縦に長い
略長方形の形をしているため、その投影像34は図2
(d)の斜線部分で示されるように、縦に長い略長方形
の形となる。図3(c)はランプ28を集光レンズ29
側から光軸方向に向かって見た図である。
【0020】一方、ライトガイドファイバ12の入射端
面21も同じように縦に長い長方形の形である。入射端
面21の領域とフィラメント投影像34の領域は同じよ
うな形状と大きさでほぼ一致しており、従って、ランプ
28のフィラメント31からの光をライトガイドファイ
バ12の入射端面21に、非常に効率良く入射させるこ
とができる。
【0021】ファイバ素子の数が同じである場合、入射
端面21の形状をフィラメント投影像34の形状に合わ
せた方が、ファイバ素子の充填率を低くしてライトガイ
ドファイバ12の入射端面21を円形に広げる場合に比
べて、入射効率がよい。ここで、仮に、入射端面21に
おけるファイバ素子の充填率を低くし、単に入射端面2
1の面積を大きくすると、ライトガイドファイバ12の
コアー以外の領域部分に照射される光の量の割合が大き
くなり、入射光の無駄が多くなり、入射効率が悪くな
る。この実施形態のように、ファイバ素子の数が同じで
ある場合、ファイバ素子の充填率を低くすることなく、
入射端面21の形状をフィラメント投影像34の形状に
合わせた方が入射効率がよくなる。挿入部5内では複数
の内蔵物が配置され、ライトガイドファイバ12を配置
する上で大きな制約がある。つまり、ライトガイドファ
イバ12のファイバ素子の本数を増やして、ライトガイ
ドファイバ12の断面積を大きくすることはこれ以上、
困難であるが、本発明ではその制限されたライトガイド
ファイバ12の本数と断面積を有効に利用してランプ2
8からの入射効率を高めることができる。
【0022】(効果)本実施形態によれば、簡単な構造
でありながら断面積が小さく制限されたライトガイドフ
ァイバ12の入射端面21であっても、ランプ28のフ
ィラメント31から発生する光を、その入射端面21に
効率よく入射させることができる。つまり、細いライト
ガイドファイバ12でその断面積が小さいものであって
も、照明光の明るい内視鏡装置を提供することができ
る。従って、特に挿入部5が細く、大きなチャンネルチ
ューブ等の他の内蔵物を有した内視鏡においても、ま
た、バッテリー内蔵式光源付内視鏡装置の如く、光源の
発光量の少ない内視鏡装置においても、照明光の明るい
内視鏡装置を提供することができる。
【0023】また、本実施形態での如く、携帯型のバッ
テリー内蔵式光源付内視鏡装置の場合のように、光源の
発光量が少なく、かつ光源からの投影光を略円形にする
ためのリフレクターやレンズ等の部材を配置すること
が、スペース的及び重量的に厳しいものにとってはきわ
めて有効なものである。 [第2の実施形態]図4及び図5を参照して、本発明の
第2の実施形態を説明する。 (構成)この第2実施形態は第1実施形態におけるバッ
テリー内蔵式光源部3を変形した例であり、その他は第
1実施形態のものと同様に構成されている。ここでのバ
ッテリー内蔵式光源部3は筒状のケース本体23の外周
面部に、そのケース本体23の軸まわりに回転する光量
調整環41を設けた。内視鏡装置の外装から露出する光
量調整環41の外周面にはその光量調整部材を回転操作
する際のすべり止め用凹凸を形成してなるツマミ部42
が形成されている。光量調整環41はケース本体23内
のランプ28に連結されている。そして、光量調整環4
1を回転させると、図5(a)に示す如く、ランプ28
がその光軸まわりに回転して、フィラメント投影像34
が回転し、ライトガイドファイバ12の入射端面21に
入射する光量を調整する光量調整手段を構成している。
照明ケース本体23の外周面には光量調整環41の回転
量を指示する目盛43が付設されている。
【0024】また、内視鏡本体2のコネクタ部9にバッ
テリー内蔵式光源部3を接続する接続手段はその両者を
接続する際に回転方向を位置決めするように設けられて
おり、光量調整環41の指標44が前記目盛43の「M
AX」を指すときに、ライトガイドファイバ12の入射
端面21とフィラメント投影像34が一致するように位
置決めがなされるようになっている。図5(a)に示す
如く、フィラメント投影像34が図5(b)及び図5
(d)のように回転する。その他は前述した第1実施形
態のものと同様である。
【0025】(作用)光量調整環41を回転して目盛4
3の「MIN」の位置に指標44を合わせると、フィラ
メント31が図5(c)に示す如く状態に位置決めされ
るため、その投影像34は図5(b)で示す如く、入射
端面21の長手方向に直交する状態となる。このとき、
ライトガイドファイバ12の入射端面21とランプ28
のフィラメント投影像34は一致しないため、ランプ2
8のフィラメント31から発生する光の全てがライトガ
イドファイバ12の入射端面21に入射しない。従っ
て、ライトガイドファイバ12への入射割合が低下し、
内視鏡本体2の先端から出射する照明光は暗くなる。
【0026】次に、光量調整環41をその位置から90
度回転して目盛43の「MAX」の位置に合わせると、
フィラメント投影像34は図4(d)の状態となる。つ
まり、入射端面21の長手方向に、ライトガイドファイ
バ12の入射端面21の向きが一致し、さらにフィラメ
ント投影像34が入射端面21の領域に重なるため、ラ
ンプ28から発生する光がライトガイドファイバ12の
入射端面21に効率的に入射し、内視鏡本体2から出射
する照明光は明るくなる。
【0027】(効果)本実施形態によれば、前述した第
2実施形態の効果に加えて、簡単な構成で照明光の入射
光量を調整することが可能となる。
【0028】[第3の実施形態]図6及び図7を参照し
て、本発明の第3の実施形態を説明する。 (構成)この第3実施形態は第1実施形態におけるコネ
クタ部9の変形例を示すものである。コネクタ部9には
ライトガイドファイバ12の入射端部分を保持したライ
トガイド口金11が回転可能に組み込まれており、光量
調整環51によりコネクタ部9内に回動自在に設けたラ
イトガイド口金11を回転操作できるようにしたもので
ある。光量調整環51にはツマミ部52と指標(図示せ
ず)が設けられている。コネクタ部9には光量調整環5
1の回転量を指示する目盛53が付設されている。
【0029】尚、ライトガイド口金11を必要以上に回
転させると、ライトガイドファイバ12が内部でねじ切
れる可能性があるため、そのライトガイド口金11は9
0度までしか回転しない規制手段を付設した構造となっ
ている。
【0030】(作用)光量調整環51を回すと、図7
(a)に示す矢印の向きに、ライトガイド口金11が回
転し、ライトガイドファイバ12の入射端面21が回転
して図7(b)及び同図(d)のような位置を選択する
ことができる。そこで、光量調整環51を回転して、そ
の指標を目盛53の「MIN」の位置に合わせると、図
7(b)で示す如く、フィラメント投影像34に対して
入射端面21の長手方向が直交する状態となる。このと
き、ライトガイドファイバ12の入射端面21とランプ
28のフィラメント投影像34は直交しており、一部し
か一致しないため、ランプ28のフィラメント31から
発生する光の一部しかライトガイドファイバ12の入射
端面21に入射しない。従って、ライトガイドファイバ
12への入射割合が低下し、内視鏡本体2の先端から出
射する照明光は暗くなる。
【0031】次に、その位置から光量調整環51を90
度回転して目盛53の「MAX」の位置に指標を合わせ
ると、フィラメント投影像34は図7(d)の状態とな
る。このとき、入射端面21の長手方向とランプ28の
フィラメント投影像34の長手方向が一致し、フィラメ
ント投影像34の全体が入射端面21の領域に重なる。
つまり、入射端面21の向きとフィラメント投影像34
の向きが一致し、全体的領域が重なり合うため、ランプ
28から発生する光がライトガイドファイバ12の入射
端面21に効率的に入射し、内視鏡本体2から出射する
照明光は明るくなる。
【0032】(効果)本実施形態によれば、前述した第
2実施形態の効果に加えて、簡単な構成で照明光の入射
光量を調整することが可能となる。
【0033】尚、従来、光量を調整する際、床設置型光
源装置に設けられた操作パネルによって、光量を調整し
ていたのに対し、本実施形態では内視鏡の操作部周辺に
設けられたバッテリー内蔵式光源部3の光量調整環51
を回転させることによって、光量調整が可能となり、よ
り容易に光量調整を行うことができる。
【0034】[第4の実施形態]図6及び図8を参照し
て、本発明の第4の実施形態を説明する。 (構成)この実施形態では前述した第3の実施形態と同
様、内視鏡本体1のコネクタ部9に光量調整環51を設
けるが、この場合の光量調整環51はライトガイド口金
11ではなく、図8で示す如く、ライトガイドファイバ
12の入射端面21に近接または略接触して設けられた
遮光板61に連結され、ライトガイドファイバ12の中
心軸まわりに遮光板61を回転させるようにしたもので
ある。遮光板61はほぼライドガイドファイバ12の入
射端面21と略同じ形状としたスリット62が設けられ
ている。スリット62は入射端面21のものより長くて
もよい。
【0035】(作用)光量調整環51を目盛53の「M
IN」に合わせると、スリット62が図8の(e)の状
態となる、このとき、遮光板61はランプ28のフィラ
メント31からの光をほとんど遮光してしまうため、図
8(b)に示すように、ライトガイドファイバ12の入
射端面21には僅かな光しか入射しない。従って、内視
鏡本体2から出射する照明光は暗くなる。
【0036】次に、光量調整環51を回転して目盛53
の「MAX」に合わせると、遮光板61は90度回転し
て図8(d)に示す状態になる。このとき、フィラメン
ト31から出射する光は遮光板61のスリット62を通
り、略全てがライトガイドファイバ12の入射端面21
に入射するため、内視鏡本体2から出射する照明光は明
るくなる。
【0037】(効果)本実施形態の構成によれば、前述
した第2実施形態の効果に加えて、簡単な構成で簡単に
光量の調整をすることが可能となる。
【0038】[第5の実施形態]図9を参照して、本発
明の第5の実施形態を説明する。この実施形態は前述し
た内視鏡本体2のコネクタ部9の内部構造の変形例を示
すものである。すなわち、コネクタ部9には光源部側か
ら凹レンズ71、凸レンズ72を順に配置したものであ
る。このような構成において、例えばリフレクタ73の
ついているランプ28を使用した場合、ランプ28から
の光はリフレクタ73により反射し、広く大きな角度で
凹レンズ71に入射し、凹レンズ71で入射した光を略
平行光とし、集光用凸レンズ72に入射させる。そし
て、凸レンズ72に入射した平行光は、光軸中心方向に
集光されて、ライトガイドファイバ12の入射端面21
に入射するのである。
【0039】このような構成により、光源部3からの光
を無駄にすることなく、広く大きな角度で取り入れるこ
とができ、かつ凸レンズ72によって高い開口(NA)
で光をライトガイドファイバ12の入射端面21に入射
させることができるため、高い開口(NA)のライトガ
イドファイバ12を使用することにより、内視鏡本体2
の先端にレンズ等を配置しなくとも内視鏡先端からの照
明範囲を広げることができる。
【0040】尚、前述したライトガイドファイバ12の
入射端面21の形状は図10(a)に示すように、略長
方形のものとしてきたが、そのランプ28のフィラメン
ト31の投影像(スポット)の形状によっては図10
(b)に示すような楕円形や、図10(c)に示すよう
な正方形のものでもよい。一般に、ランプのフィラメン
ト、特にバッテリー内蔵式光源部の光源に使われるよう
な小型のハロゲンランプのフィラメントとしては図10
(a)に示すようなC6型のフィラメントや図9(b)
に示すような、C2R型のフィラメントが用いられる。
こういったフィラメントを用いた場合、一般的にフィラ
メントの投影像は長方形となるため、図11(a)のよ
うな長方形の形状の入射端面21が好ましい。
【0041】但し、ランプ28の先端にレンズ部が形成
されているレンズランプの場合等にあってはフィラメン
ト投影像が楕円状に変形することがあり、その場合、図
11(b)に示すような楕円形の入射端面21が好まし
い。また、図10(c)に示すようなフィラメント投影
像が略正方形になるFC6Z型のフィラメント31の場
合には図11(c)のような正方形の形状の入射端面2
1が好ましい。
【0042】<付記> 1.ライトガイドファイバの入射端面の断面形状は、光
源部のランプにおけるフィラメントの形状に対応し、フ
ィラメントの投影像に近い略長方形であることを特徴と
する付記項1に記載の内視鏡装置。
【0043】2.ライトガイドファイバの入射端面と前
記光源部のランプの投影像との位置合わせをするための
係合部を具備していることを特徴とする請求項1または
付記項1記載の内視鏡装置。
【0044】3.ランプは、光出射端に凸レンズを一体
的に形成したレンズランプであることを特徴とする請求
項1、付記項1または付記項2に記載の内視鏡装置。 4.照明光量を調整する光量調整手段を具備することを
特徴とする請求項1または付記項1に記載の内視鏡装
置。
【0045】5.光量調整手段は、前記ライトガイドフ
ァイバに対して回転自在なランプと、前記ランプと連動
し、内視鏡装置の外装から露出している光量調整部材と
を有することを特徴とする付記項1〜4に記載の内視鏡
装置。
【0046】6.光量調整位置手段は、前記ランプに対
して回転自在な前記ライトガイドファイバと、前記ライ
トガイドファイバの入射端面と連動し、前記内視鏡装置
外装から露出している光量調整部材とからなることを特
徴とする付記項1〜4に記載の内視鏡装置。
【0047】7.ライトガイドファイバの入射端面と、
光源部のランプのフィラメントを光軸方向から見たとき
に略重なって見えるように、前記ライトガイドファイバ
と前記ランプが配置されていることを特徴とする請求項
1に記載の内視鏡装置。
【0048】9.ランプとライトガイドファイバとの間
に配置され、光軸に対して回転自在な前記ランプの投影
像と略同形の穴を有する遮光板を有することを特徴とす
る付記項7に記載の内視鏡装置。
【0049】10.遮光板に連動し、内視鏡装置の外装
から露出している光量調整部材とを具備していることを
特徴とする付記項9に記載の内視鏡装置。 11.内視鏡装置は、光源部に内蔵されるランプと、前
記ランプに電源を供給する電池とを具備したバッテリー
内蔵式光源付のものであることを特徴とする請求項1ま
たは付記項1〜10に記載の内視鏡装置。
【0050】12.ランプとライトガイドファイバとの
間の、例えばコネクタ部に、前記ランプから順番に凹レ
ンズと凸レンズとを配置したことを特徴とする請求項1
または付記項1から付記項10に記載の内視鏡装置。
【0051】
【発明の効果】本発明によれば、ランプから発生する光
を効率的にライトガイドファイバ入射端面に入射させる
ことができるため、少ないライトガイドファイバ本数、
つまりライトガイドファイバの断面積が小さい内視鏡で
あっても、照明光の明るい内視鏡装置を提供することが
できる。
【0052】従って、挿入部が細く、大きなチャンネル
を有した内視鏡においても、照明光の明るい内視鏡装置
を提供することができる。また、バッテリー内蔵式光源
式内視鏡のように、ランプの発光量の少ない内視鏡装置
においても、照明光の明るい内視鏡装置を提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態に係る内視鏡装置の概略的な構
成の説明図。
【図2】(a)は第1の実施形態に係る内視鏡装置のイ
メージガイドファイバの斜視図、(b)は(a)中B−
B線に沿う部分の断面図、(c)は(a)中C−C線に
沿う部分の断面図、(d)は(a)中D−D線に沿う部
分の断面図。
【図3】第1の実施形態に係り、(a)は内視鏡本体の
コネクタ部と光源部の構成を概略的に示す説明図、
(b)はライトガイドファイバの入射端面の説明図、
(c)はランプを示す説明図、(d)はライトガイドフ
ァイバの入射端面とフィラメント投影像との他の関係を
示す説明図。
【図4】第2の実施形態に係る内視鏡装置の概略的な構
成の説明図。
【図5】第2の実施形態に係り、(a)は内視鏡本体の
コネクタ部と光源部の構成を概略的に示す説明図、
(b)はライトガイドファイバの入射端面とフィラメン
ト投影像との関係を示す説明図、(c)はランプを示す
説明図、(d)はライトガイドファイバの入射端面とフ
ィラメント投影像との他の関係を示す説明図。
【図6】第3の実施形態に係る内視鏡装置の概略的な構
成の説明図。
【図7】第3の実施形態に係り、(a)は内視鏡本体の
コネクタ部と光源部の構成を概略的に示す説明図、
(b)はライトガイドファイバの入射端面とフィラメン
ト投影像との関係を示す説明図、(c)はランプを示す
説明図、(d)はライトガイドファイバの入射端面とフ
ィラメント投影像との他の関係を示す説明図。
【図8】第4の実施形態に係り、(a)は内視鏡本体の
コネクタ部と光源部の構成を概略的に示す説明図、
(b)はライトガイドファイバの入射端面とフィラメン
ト投影像との関係を示す説明図、(c)はランプを示す
説明図、(d)はライトガイドファイバの入射端面とフ
ィラメント投影像との他の関係を示す説明図、(e)は
遮光板の説明図。
【図9】第5の実施形態に係る内視鏡本体のコネクタ部
分の断面図。
【図10】ランプのフィラメントの形状の説明図。
【図11】ライトガイドファイバの入射端面形状の説明
図。
【図12】従来例の説明図。
【符号の説明】
1…内視鏡装置、2…内視鏡本体、3…バッテリー内蔵
式光源部、4…操作部、5…挿入部、9…コネクタ部、
12…ライトガイドファイバ、21…入射端面、28…
ランプ、31…フィラメント、34…フィラメント投影
像。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内視鏡本体に、照明光を導くためのライト
    ガイドファイバを有し、前記ライトガイドファイバの入
    射端面に光源部のランプ光を入射させるようにした内視
    鏡装置において、 前記ライトガイドファイバの入射端面の形状を、前記光
    源部のランプの投影像の形状と略同形に形成したことを
    特徴とする内視鏡装置。
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