JP2002175702A - 光源装置 - Google Patents

光源装置

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JP2002175702A
JP2002175702A JP2000372211A JP2000372211A JP2002175702A JP 2002175702 A JP2002175702 A JP 2002175702A JP 2000372211 A JP2000372211 A JP 2000372211A JP 2000372211 A JP2000372211 A JP 2000372211A JP 2002175702 A JP2002175702 A JP 2002175702A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】簡単な構成で滅光及び配光の改善が可能な光源
装置を提供する。 【解決手段】光を被観察物まで伝送するためのライトガ
イド2を光学的に接続及び取り外し可能に構成されてい
て、少なくとも、光源としてのランプ1と、光源からの
光を接続されたライトガイド2の入射端面2aに集光さ
せるための集光光レンズ3と、接続されたライトガイド
2の種類を判別するライトガイド判別手段と、ライトガ
イド判別手段の判別情報に応じて光量変換部材である遮
光板5を光路中に挿入し又は光路から除外することで光
量を変換させる光量変換手段とからなる光源装置におい
て、光量変換手段が、集光レンズ3の瞳位置における光
量分布を平均化させるように構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内視鏡等のライト
ガイドに照明光を供給するための光源装置に関する。
【0002】
【従来の技術】内視鏡は、幅広い分野で使用され、例え
ば、医療分野に用いられることにより、体腔内の様子を
無血的に観察、検査でき、また、工業分野に用いられる
ことにより、機械内部の様子を非破壊、非分解で観察、
検査できるようになっており、その役割は大きい。一般
に、内視鏡には、照明光を伝送するライトガイドが設け
られており、ライトガイドの一端を光源装置に接続する
ことによって、光源装置に設けられているランプからの
光をライトガイドを介して伝送し、内視鏡の先端から被
観察物を照明して、観察光学系を介して被観察物を観察
することができるようになっている。
【0003】このような内視鏡観察に使用する光源装置
には、一般に、照明光を調整するための調光用絞りが設
けられている。また、この種の光源装置の光源として
は、キセノンランプやメタルハライドランプのような放
電型のランプや、またはフィラメント型のハロゲンラン
プ等が用いられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、光源装置の
光源に、これらの高輝度ランプを用いた場合には、光源
からの光量を制限するか又は減光しないと、熱に弱いタ
イプのライトガイドや入射端付近に用いられる接着剤等
が、その集光熱で劣化したり焼損してしまう恐れがあ
る。また、放電型ランプを用いた光源装置において、放
電型ランプに取り付けられている反射鏡の光軸と電極の
軸方向とが略一致している場合には、主に、電極自身が
影となることと反射鏡の中心部にランプ挿入部の開口が
あることを原因として、図19に示すように、出射光束
の中心部の光量が低くなる現象、所謂、中抜け配光が生
じる。また、密閉容器と反射鏡とが一体化して構成され
ている場合も、電極挿入の開口があるため、同様に、中
抜け配光が生じてしまう。他方、ハロゲンランプを用い
た光源装置においても、フィラメントの長手方向と反射
鏡の光軸方向が略一致している場合には、反射鏡の中心
部にランプ挿入部の開口があるために、中抜け配光が生
じてしまう。このような中抜け配光が著しいと、照明範
囲の中心が暗くなり観察に支障を来す。
【0005】これらの問題点を解決する従来技術として
は、メッシュフィルタを光路中に挿入することによっ
て、ライトガイドへの入射光量を減光して、ライトガイ
ド端面における熱の問題を解決することが知られてい
る。しかし、メッシュフィルタには、減光の作用はあっ
ても中抜け配光を改善する効果はなかった。また、特開
平11−337842号公報には、調光用の絞り羽板を
利用することによって減光する技術が記載されている
が、上記公報の実施例中に示されている形状の絞り羽根
では、大きく絞り込むと中抜けがより顕著になってしま
うという難点があった。さらに、特公平5−10649
号公報には、減光性のスリガラス等を用いることによっ
て、減光及び配光を改善させるようにした内視鏡用光源
装置が記載されているが、1種類のスリガラスを透過率
制御を行なうことができるように構成することは困難で
あり、他方複数種類のスリガラスを準備しなければなら
ないのでは、構成が煩雑化し、また、スペースが余計に
とられてしまう。また、高輝度ランプからの光をスリガ
ラスで減光させた場合には、スリガラスそのものがその
熱により破損してしまうという問題もあった。
【0006】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
のであり、簡単な構成で減光及び配光の改善が可能な光
源装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段および作用】本発明による
光源装置は、光を被観察物まで伝送するためのライトガ
イドを光学的に接続及び取り外し可能に構成されてい
て、少なくとも、光源としてのランプと、前記光源から
の光を接続された前記ライトガイドの一端面に集光させ
るための集光光学系と、接続された前記ライトガイドの
種類を判別するライトガイド判別手段と、前記ライトガ
イド判別手段の判別情報に応じて光量変換部材を光路中
に挿入し又は光路から除外することで光量を変換させる
光量変換手段とからなる光源装置において、前記光量変
換手段が、前記集光光学系の瞳位置における光量分布を
平均化させるように構成されていることを特徴とする。
【0008】また、本発明は、好ましくは、前記集光光
学系の光路中に光学フィルタを挿入又は光路から除外す
るためのターレットを有し、前記光量変換手段が、遮光
板が設けられた前記ターレットを回転させることにより
前記集光光学系の瞳位置における光量分布を平均化させ
るように構成されていることを特徴とする。
【0009】また、本発明は、好ましくは、前記遮光板
が、フィルタ固定部材であることを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施例につき図面
を用いて説明する。実施例1 本発明の第1実施例を図1に示す。図1は第1実施例に
かかる光源装置の概略構成図である。本実施例の光源装
置は、光源であるキセノンランプ1と、キセノンランプ
1からの光をライトガイド2に集光させるための集光光
学系である集光レンズ3と、接続されるライトガイド2
の種類を判別する図示しないライトガイド判別手段と、
ライトガイド判別手段からの判別情報に応じて光量変換
部材である金属製の遮光板5を光路中に挿入し又は光路
から除外することで光量を変換させる光量変換手段(図
1において省略)とで構成されている。キセノンランプ
1は、2つの電極を介して発せられる光をライトガイド
2側に反射するリフレクタ部8とカバーガラス6とで密
閉された空間bにキセノンガスを封入して一体型に構成
されている。内視鏡などの光学装置においては、光を被
観察物まで伝送するためのライトガイド2を光学的に接
続及び取り外し可能に構成されている。遮光板5と集光
レンズ3との間の光路上には、熱による破損を避けるた
め干渉フィルタ7がIRカットフィルタ及びUVカット
フィルタとして配置されている。
【0011】そして、本実施例では、ライトガイド2と
して、高輝度モード対応のライトガイドと、熱に弱く高
輝度モードのライトガイドに比べて細いために入射光を
制限する必要がある低輝度モード対応のライトガイドと
の2種類のライトガイドが光源装置に対して光学的に接
続可能に設けられている。
【0012】ライトガイド判別手段は、図示しないライ
トガイドのコネクタ部と光源側のソケットに設けられた
電気接点を通じて、ライトガイド側に設けた識別用抵抗
などを介してその抵抗値を光源装置側で検知することに
より、ライトガイドの種類が検知されるように構成され
た回路を備えている。そして、ライトガイド判別手段
は、この2種類のライトガイドのいずれかが光源装置に
対し光学的に接続された場合に、接続されたライトガイ
ドの種類を識別し、識別したライトガイドの種類に応じ
てライトガイドへの入射光量を、そのライトガイドの耐
熱性範囲内となるように調整する。光量変換手段は、ラ
イトガイド判別手段を介して、高輝度モード対応タイプ
のライトガイドを接続したことが検知された場合には、
遮光板5を光路から除外された位置に来るようにして、
ランプ1から発光される光の多くが集光レンズ3を介し
てライトガイド2の入射端面に集光されるようにし、他
方、低輝度モード対応タイプのライトガイドを接続した
ことが検知された場合には、遮光板5を光路中に挿入さ
れた位置に来るようにして、ランプ1から発光される光
量を所望の入射光量(本実施例では約50%)に減光す
るように、図示しない駆動モータを介して遮光板5の位
置を駆動制御することによって、光量制御を行うように
構成されている。
【0013】また、本実施例の光源装置の光学系は、電
極間の輝点をライトガイド2の入射端面2aに結像させ
ており、また、ランプ1のカバーガラス6近傍に瞳が位
置していると考えることができるように構成されてい
る。ここで、点光源がリフレクタ部8の焦点位置Cに置
かれたものとして考えると、この点光源より発せられた
光線が、リフレクタ部8を介して光軸に平行に反射さ
れ、集光レンズ3の後側(図において右側)焦点位置近
傍に配置されたライトガイド2の入射端面2aに集光さ
れる。このとき、電極による陰やリフレクタ部8に形成
された開口部dのために、図中斜線で示す範囲aには光
線が通らない状態となる。よって、ライガイド2の入射
端面2aに入射する光束には、θ1以下の入射角度を持
つ光線がないため、入射光の配光分布が、中抜け配光と
なる。
【0014】また、実際のランプの輝点はある程度の大
きさを有しているため、例えば、図1におけるリフレク
タ部8の焦点位置Cから外れたところから発せられる光
線も存在し、その光線はリフレクタ部8で反射されたと
きには完全な平行光ではなく、ある程度の広がり角を持
つ光線として出射される。リフレクタ部8で反射された
平行光線は、ライトガイドの入射端面において光軸上に
集光されるが(図2(a)参照)、上記の広がり角を持っ
た光線はライトガイドの入射端面において光軸より離れ
た位置に集光する(図2(b)参照)。このような光線を
図2(b)に示すような径の太いライトガイド(高輝度モ
ード対応)では拾えるため、中抜け配光が目立たなくな
るが、図2(a)に示すような径の細いライトガイド(低
輝度モード対応)では拾うことができないため、径の細
いライトガイド(低輝度モード対応)の方がより中抜け
配光が顕著となる。このため、径の細いライトガイドを
接続した場合には、中抜け配光を目立たないようにする
必要がある。
【0015】次に配光と瞳との関係を図3を用いて説明
する。図3において、符号Sの位置を瞳とすると、瞳位
置Sにおいて光軸から夫々H1,H2離れた位置(ここ
では、このように光軸から離れた位置を光線高と呼ぶ)
を通る平行光線は、夫々理想レンズ3’を介して、θ
1,θ2の入射角でもってライトガイド2の入射端面2
aへ入射される。この場合、理想レンズ3’の焦点距離
fの位置にライトガイド2の入射端面2aがあるものと
して光線高Hを1として規格化すると、光線高Hと入射
角θとは、H=tanθの関係となる。仮に、理想レン
ズ3’を用いた場合の瞳位置Sにおける光の強度分布が
図4に示されるように均一であるとした場合、理想レン
ズ3’を経た光は、配光状態(角度分布)が変換され、
ライトガイド2の端面2aにおける光の強度分布が図5
に示すようになる。
【0016】図4、5から分かるように、ライトガイド
2の入射端面2aにおいて入射角がθ1〜θ2の範囲の
光の強度分布を低減させることは、瞳位置Sでの光線高
H1〜H2の範囲の光を軽減させることに相当する。そ
こで、例えば、入射角がθ1〜θ2の範囲の光の光量を
1/2に減光するには、図6に示すような内側半径がH
1で、外側半径がH2の半ドーナッツ状の遮光板を瞳位
置S上に設ければ良い。ライトガイド2は、繊維の細い
オプティカルファイバーバンドルであり、特性として、
図7に示すように、一方向から入射角θ0で入射端面2
aに入射した平行光を、ファイバー内を透過させること
によって同じ角度θ0の頂角を持つ円錐状に出射され、
平面上に投射すると同心円状に光強度が平均化される。
よって、伝送手段としてオプティカルファイバーを使用
することにより、瞳位置Sでの光の強度分布を平均化し
なくてもオプティカルファイバーバンドルを介してムラ
のない照明光を得ることが可能となる。以上述べたよう
に、瞳位置Sにおける光の強度分布を制御すれば、配光
分布を制御することができる。
【0017】そこで、次に本実施例の構成における遮光
板5による配光制御について述べる。図8は遮光板5の
光軸に平行な方向から見た場合の形状を示す図である。
また、図9は遮光板5が挿入されていない場合(高輝度
モード)の配光状態を点線で、遮光板5が挿入されてい
る場合(低輝度モード)の配光状態を実線で、各々示す
グラフである。なお、ライトガイド2の入射端面2aの
径は、集光レンズ3の焦点距離の約1/20であり、入
射端面2aにおける光強度は高輝度モードの最大値を1
00%として規格化してある。
【0018】図9に示すように、低輝度モードでは、遮
光板5を光路中に挿入して瞳位置上の所定範囲を通る光
の光量を減光することにより、中抜け配光分布が緩和さ
れてほぼ均一な配光分布となる。遮光板5の形状の設定
は、高輝度モードでの配光が平均化されるように各入射
角度範囲毎の減光率を仮に定めて、低輝度モードでの配
光分布を先に決め、その後、全体の減光率が所望の減光
率(本実施例では約50%)になるように全体を係数倍
することで低輝度モードでの光の強度を決定する。ここ
で光の各入射角度範囲毎に対応する瞳位置S上の位置範
囲が上述のように決まるため、先に定めた各入射角度毎
の減光率より、瞳位置S上の各位置範囲毎の遮光板5を
張る角度(ここでは張り角と呼ぶ。)が決まる。本実施
例では遮光板5を同心円状に形成してあるため、減光率
に応じて遮光板5の張り角が定まるとその形状が決定す
る。表1に諸データを示す。
【0019】
【表1】
【0020】なお、図1に示すように、カバーガラス6
から集光レンズ3までの間は略平行光であるために、こ
の間に遮光板5を置くと瞳位置Sにおける光の強度分布
を精度よく制御できる。
【0021】本実施例の構成は、輝点が非常に小さく点
光源として扱える場合の光源装置の構成例である。近年
高輝度化のニーズが強く、益々放電ランプはショートア
ーク化、言い換えると点光源化が進んでいるため、本実
施例のようにショートアークランプを構成すれば、光の
強度分布を精度よく制御することができる。以上述べた
ように、本実施例によれば、低輝度モードの場合には、
加工性もよく、コストも安価な遮光板を用いることによ
り、所望光量まで減光でき、且つ均一な配光を提供する
ことが可能である。
【0022】実施例2 本発明の第2実施例を図10に示す。図10は第2実施
例の光源装置の概略構成図である。本実施例の光源装置
は、光源と、光源からの光をライトガイド2の入射端面
2a上に集光させるための集光光学系を構成する集光レ
ンズ3を備えていて光源からの輝点像を伝送するリレー
光学系10と、接続されるライトガイド2の種類を判別
する図示しないライトガイド判別手段と、ライトガイド
判別手段からの判別情報に応じて光量変換部材である金
属製の遮光板5を光路中に挿入し又は光路から除外する
ことで光量を変換させる光量変換手段(図10において
省略)とで構成されている。
【0023】光源は、ランプバルブ1’と、ランプバル
ブ1’の電極から発せられる光をライトガイド2側に反
射、集光する楕円リフレクタ部8と、楕円リフレクタ部
8の前端部に設けられたカバーガラス6とで構成されて
いる。また、光源は、内視鏡などの光学装置において、
光を被観察物まで伝送するためのライトガイド2を光学
的に接続及び取り外し可能に構成されている。また、リ
レー光学系10を構成するレンズ間には、フィルタや非
常灯等を可変挿入するためのターレット9(図11参
照)が回転可能に設けられている。なお、本実施例の光
源装置の光学系では、楕円リフレクタ部8の開口位置d
と、リレー光学系10を構成するレンズ間とに瞳が位置
している。また、リレー光学系10を構成するレンズ間
は、アフォーカル系として構成されている。
【0024】ところで、一般的に光源の内部に用いられ
ているIR、UVカットフィルタや、色補正フィルタに
は、熱による破損を避ける為に干渉フィルタを用いるこ
とが多いが、干歩フィルタの透過率または反射率の特性
は、光束の入射角に依存するため、フィルタヘの入射角
がある程度以上大きくなると、所望の特性が得られな
い。よって干渉フィルタは、光線の入射角が一定となる
位置、即ち、略平行光となるような位置に配置するのが
好ましい。
【0025】本実施例の光源装置の光学系では、リレー
光学系10のアフォーカル光学系中に干渉フィルタ7が
配置されており、この干渉フィルタ7はターレット9に
フィルタ固定部材11で取り付け固定されている。フィ
ルタ固定部材11は、図12に示すように、点線で囲ん
だ部分(以下、遮光部と呼ぶ)16のハッチングで示さ
れていない部位でもって遮光板5を兼ね備えて構成され
ている。なお、図12中ハッチングで示した部分は透過
孔を示している。そして、フィルタ固定部材11は、遮
光部16の遮光板5を兼ねた部位でもって低輝度モード
の配光調整を行ない、全面が光束径よりも大きな径の透
過孔で形成された透過孔部17でもって高輝度モードに
対応するように形成されている。そして、ターレット9
には、高輝度用開口部13と低輝度用開口部14の2つ
の開口部がターレット9の回転方向に沿って形成されて
おり、フィルタ固定部材11がターレット9に取り付け
られたときに、低輝度用開口部14が遮光部16に、高
輝度用開口部13が透過孔部17に、夫々位置合わせさ
れるようになっている。また、フィルタ7は、図13に
示すように、小判型に形成されていて、高輝度モード用
と低輝度モード用のいずれの配光に対しても1枚のフィ
ルタ7でもって対応できるように構成され、高輝度モー
ド用と低輝度モード用ごとに2枚に分けずに済むように
なっていて、従来のものと比べてコスト面で有利になっ
ている。
【0026】ライトガイド判別手段は、第1実施例と同
様に構成されており、光量制御の方法は、接続されるラ
イトガイド2に対して、図示しない駆動モータが同調す
るように駆動制御されていて、駆動モータがターレット
9を回転させて開口部の位置を高輝度モード用開口部1
3と低輝度モード用開口部14のいずれかを光路中に挿
入し得るようになっている。高輝度モードが選定された
場合は、ターレット9が回転することによりフィルタ固
定部材11の透過孔部17が光路中に入るが、この透過
孔17は、この位置を通る光束径よりも大きく形成され
ており、光源からの光線を遮ることなく集光レンズ3を
介してライトガイド2ヘ集光させることができるように
なっている。また、低輝度モード対応のライトガイド2
が接続された場合には、ターレット9が回転することに
よりフィルタ固定部材11の遮光部16が光路中に入
り、入射光量を高輝度モード時の約35%に減光するよ
うになっている。
【0027】図14は本実施例の構成において遮光板5
(即ち、遮光部16)が光路中に挿入されていない場合
(高輝度モード)の配光状態を点線で、遮光板5(即
ち、遮光部16)が光路中に挿入されている場合(低輝
度モード)の配光状態を実線で、夫々示すグラフであ
る。なお、図10に示すライトガイド2の入射端面2a
の径は、リレー光学系10の最終レンズ20である集光
レンズ3の焦点距離の約1/15であり、グラフ中の光
の強度は高輝度モードの最大値を100%として規格化
してある。
【0028】ところで、ランプがある程度大きな輝点を
有する場合には、図15に示すように、ライトガイドの
入射端面2aに入射する光の入射角Δθ1(θ1〜θ
2)、Δθ2(θ2〜θ3)に対応する瞳位置上の光束
の範囲ΔH1、ΔH2は重なりを持ち、その重なりは、
輝点が大きくなるほど無視できない大きさになる。そこ
で、本実施例におけるターレット9の遮光部16に設け
られた遮光板5は、上記の重なりを考慮して減光を行な
うために、図16に示すように、瞳位置上の範囲をより
細かく同心円の形状に分割し、分割した径の所定の部位
ごとに張り角を定めて、図12に示すような形状に形成
されている。
【0029】また、本実施例での遮光板5の形状の設定
は、第1実施例と同様、表2に示すように、まず、高輝
度モードでの配光が平均化されるように各入射角度範囲
毎の減光率を仮に定めて、低輝度モードでの配光分布を
決める。この配光分布から各入射角度毎の減光率が決ま
るため、遮光板における各入射角度に相当する位置範
囲、即ち遮光部の張り角を決める。上記のようにして設
定した遮光板5のスペックを表3に示す。本実施例で
は、配光を平均化するために遮光する範囲を同心円上の
位置に制限するように設定してあるとともに、全体の遮
光率が約35%となるように設定してある。なお、リレ
ー光学系10を構成するレンズ間が平行光であるため、
その間に遮光板5を配置することで、瞳位置に対する光
の強度分布を精度よく制御することができる。本実施例
の構成は、輝点がある程度大きく、点光源として扱うの
が困難な場合の光源装置の構成例である。
【0030】本実施例によれば、低輝度モードのライト
ガイドが接続された場合においても、フィルタを小判型
に形成し、また、ターレットに取り付けるフィルタ固定
部材を高輝度と低輝度との2つのモードに対応可能に形
成したので、フィルタを増やさずに済み、コストを抑え
て所望光量に減光し、且つ均一な配光を提供することが
可能となる。
【0031】
【表2】
【0032】
【表3】
【0033】実施例3 本発明の第3実施例を図17に示す。図17は、第3実
施例の光源装置に用いられるターレットに取り付けるフ
ィルタ固定部材11を示す図である。フィルタ固定部材
11の点線部で囲われた範囲(遮光部)16’内のハッ
チング以外の部位は、本実施形態の遮光板5を示してい
る。本実施例では、フィルタ固定部材11に形成される
遮光板5の形状が第2実施例と異なっている。その他の
構成は実施例2と同様である。
【0034】本実施例の遮光部16’は、光強度がピー
クとなる入射角度θmに対応する瞳位置上の光線高Hm
近傍に遮光部が円周状に設けられていて、その部分で遮
光し配光分布のピーク値を下げるとともに、中心孔18
が設けられていて、中心位置近傍の周辺光線を遮光する
ことなく中抜け配光を緩和させている。さらに、遮光部
16’は、周辺部の同心円上に周辺透過孔19が形成さ
れていて、周辺部の配光を調整して、全体の遮光率が約
30%となるように形状が設定されている。図18は本
実施例において遮光板5が挿入されていない場合(高輝
度モード)の配光分布を点線で、遮光板5が挿入されて
いる場合(低輝度モード)の配光分布を実線で、各々示
すグラフである。なお、ライトガイド2の入射端面2a
の径は、リレー光学系10の最終レンズ20である集光
レンズ3の焦点距離fの約1/15であり、グラフ中の
光の強度は高輝度モードの最大値を100%として規格
化してある。
【0035】本実施例によれば、低輝度モードのライト
ガイドが接続された場合において、従来からあるフィル
タ固定部材を簡単に改良することで、より加工性も良
く、コストも安価な遮光板として用いることができ、所
望光量まで減光し、且つ均一な配光を提供することが可
能となる。
【0036】以上説明したように、本発明による光源装
置は、特許請求の範囲に記載された特徴のほかに下記に
示すような特徴も備えている。 (1)前記光量変換手段は、前記ターレットに取り付け
られる1枚のみの光学フィルタで光量変換に対応させる
ことができるように前記光学フィルタを形成して備えて
いることを特徴とする請求項2又は3に記載の光源装
置。
【0037】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明によれ
ば、従来からあるフィルタ固定部材を改良することで、
より加工性も良く、コストも安価な遮光板として用いる
ことができ、所望光量まで減光し、且つ均一な配光を提
供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施例にかかる光源装置の概略構成図で
ある。
【図2】 中抜け配光を説明するための説明図であり、
(a)は平行光線が低輝度用ライトガイドの入射端面に集
光される状態、(b)は広がり角を持った光線が高輝度用
ライトガイドの入射端面に集光された状態を示してい
る。
【図3】 配光と瞳との関係を説明するための説明図で
ある。
【図4】 瞳の位置に対する強度分布図である。
【図5】 ライトガイドの入射端面への入射角に対する
強度分布図である。
【図6】 遮光板の一例を示す図である。
【図7】 オプティカルファイバーの特性を示す説明図
である。
【図8】 第1実施例の遮光板を示す図である。
【図9】 第1実施例における各モードでの配光分布を
示すグラフである。
【図10】 第2実施例にかかる光源装置の概略構成図
である。
【図11】 第2実施例に用いられるターレットの平面
図である。
【図12】 第2実施例に用いられる遮光板の平面図で
ある。
【図13】 第2実施例に用いられるフィルタの平面図
である。
【図14】 第2実施例における各モードでの配光分布
を示すグラフである。
【図15】 第2実施例での配光と瞳位置との相関図で
ある。
【図16】 第2実施例において遮光板の位置範囲を定
めるための瞳の分割図である。
【図17】 第3実施例にかかる光源装置に用いられる
遮光板の平面図である。
【図18】 第3実施例における各モードでの配光分布
を示すグラフである。
【図19】 光源装置における中抜け配光分布を示すグ
ラフである。
【符号の説明】
1、1’ ランプ 2 ライトガイド 2a ライトガイドの(入射)端面 3 集光レンズ 3’ 理想レンズ 5 遮光板 6 (ランプの)カバーガラス 7 干渉フィルタ 8 リフレクタ部 9 ターレット 10 リレー光学系 11 フィルタ固定部材 13 高輝度用開口部 14 低輝度用開口部 16、16’ 遮光部 17 透過孔 18 中心部透過孔 19 周辺部透過孔 20 最終レンズ S 瞳
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G02B 23/26 F21M 1/00 C F21S 1/00 F Fターム(参考) 2H037 AA02 BA07 BA21 CA35 CA36 DA02 DA06 2H040 BA10 CA09 3K042 AA03 4C061 AA00 AA29 BB00 CC00 DD00 GG01 NN01 QQ09 RR02 RR15 RR20 RR25

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光を被観察物まで伝送するためのライト
    ガイドを光学的に接続及び取り外し可能に構成されてい
    て、 少なくとも、 光源としてのランプと、 前記光源からの光を接続された前記ライトガイドの一端
    面に集光させるための集光光学系と、 接続された前記ライトガイドの種類を判別するライトガ
    イド判別手段と、 前記ライトガイド判別手段の判別情報に応じて光量変換
    部材を光路中に挿入し又は光路から除外することで光量
    を変換させる光量変換手段とからなる光源装置におい
    て、 前記光量変換手段が、前記集光光学系の瞳位置における
    光量分布を平均化させるように構成されていることを特
    徴とする光源装置。
  2. 【請求項2】 前記集光光学系の光路中に光学フィルタ
    を挿入又は光路から除外するためのターレットを有し、 前記光量変換手段が、遮光板が設けられた前記ターレッ
    トを回転させることにより前記集光光学系の瞳位置にお
    ける光量分布を平均化させるように構成されていること
    を特徴とする請求項1に記載の光源装置。
  3. 【請求項3】 前記遮光板が、フィルタ固定部材である
    ことを特徴とする請求項2に記載の光源装置。
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