JPH10248456A - 魚釣り用リールの回転制動装置 - Google Patents

魚釣り用リールの回転制動装置

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JPH10248456A
JPH10248456A JP6147197A JP6147197A JPH10248456A JP H10248456 A JPH10248456 A JP H10248456A JP 6147197 A JP6147197 A JP 6147197A JP 6147197 A JP6147197 A JP 6147197A JP H10248456 A JPH10248456 A JP H10248456A
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JP
Japan
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rotor
braking
rotation
reel
brake
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JP6147197A
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English (en)
Inventor
Atsuto Okada
厚人 岡田
Yukihisa Sato
幸久 佐藤
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Ryobi Ltd
Original Assignee
Ryobi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 魚釣り用リールのローターの逆転時における
遊びを小さくし制動を確実にする。 【解決手段】 ハンドルの回転に連動回転するローター
7の逆転時にローターと一体的に回転するようにころが
り型一方向クラッチ22を介して制動体18をローター
に連結する。制動体をリール本体1に支持した操作部材
20で圧接して制動可能にする。ころがり型一方向クラ
ッチのころがり部材26と、これを保持する保持器と、
ころがり部材の内方への移動を規制するカム部を外周面
に形成した内輪24とを制動体に設ける。ころがり部材
が内周面に係合する外輪25をローターと一体的に設け
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、魚釣り用リールの
回転制動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】魚釣り用リールの回転制動装置を開示す
るものとして、実開昭54−135392号公報、実公
昭60−10381号公報、実開平6−68452号公
報、特開平7−163277号公報、実公平6−424
65号公報、実公平2−33677号公報がある。
【0003】実開昭54−135392号公報、実公昭
60−10381号公報のリールの制動装置は、ロータ
ー等の回転部と制動体とのいずれか一方に係合歯を形成
し、他方に係合爪を設けるようにしている。ローターを
逆転させる際、係合爪を係合歯に係合させることで制動
体を介しローターに制動力を掛けるようになっている。
しかし、これらの制動装置は、係合歯に係合爪を食い込
ませるようにしたものであるから、ローターの逆転時に
迅速な逆転止めができず、糸切れ等のトラブルの原因に
なるのみならず、ローターの逆転止め時に係合歯と係合
爪との衝突音が生じるという問題がある。
【0004】実開平6−68452号公報、特開平7−
163277号公報、実公平6−42465号公報、実
公平2−33677号公報のものは、そのような問題点
を解決するべくローター等の回転部と制動体との間にこ
ろがり型の一方向クラッチを設けるようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、実開平
6−68452号公報、特開平7−163277号公
報、実公平6−42465号公報の制動装置は、その一
方向クラッチの外輪にころがり部材の外方への移動を規
制するカム部を設け、内輪外周にころがり部材を係合さ
せて逆転止めを行う構成であるため、逆転止め時に大き
な係合力が得られないのみならず、小さな回転角での逆
転止めができないという問題を有する。
【0006】また、実公平2−33677号公報の制動
装置は、その一方向クラッチの内輪にころがり部材の内
方への移動を規制するカム部を設け、外輪内周にころが
り部材を係合させて逆転止めする構成であるため、内輪
がローターと一体的に回転することから、ローターが正
転する時に内輪のカム部ところがり部材との衝突音が発
生したり、ローターの回転に伴う遠心力により転がり部
材と外輪内周とに摺接音が生じるという問題がある。
【0007】また、このような逆転止めが不正確になっ
たり、衝突音等の異音が発生したりする現象は、近年流
行しているルアーフィッシング等のリールの高速回転に
よる釣糸の高速巻き上げが要求される釣りにおいて顕著
に現れ、釣りの趣を損なうものとして釣人に敬遠されて
いる。
【0008】従って、本発明は係る問題点を解消するこ
とを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明は、ハンドルの回転に連動回転する
ローター7の逆転時に該ローター7と一体的に回転する
ように一方向クラッチを介して制動体18を該ローター
7に連結し、該制動体18をリール本体1に支持した操
作部材20で圧接して制動可能にした魚釣り用リールの
回転制動装置において、上記一方向クラッチをころがり
型一方向クラッチ22にて形成し、該ころがり型一方向
クラッチ22のころがり部材26と、これを保持する保
持器27と、ころがり部材26の内方への移動を規制す
るカム部28を外周面に形成した内輪24とを上記制動
体18に設け、該ころがり型一方向クラッチ22のころ
がり部材26が内周面に係合する外輪25をローター7
と一体的に回転する回転部に設けた魚釣り用リールの回
転制動装置とし、請求項2の発明は、上記制動体18に
逆転防止用の係止部30を設け、該係止部30にリール
本体1に変位可能に支持した係止部材31を係脱可能と
した請求項1に記載の魚釣り用リールの回転制動装置と
し、請求項3の発明は、上記操作部材20を操作して上
記制動体18を圧接制動した際に上記制動体18に設け
られた係止部30から上記係止部材31が離脱するよう
に上記操作部材20と上記係止部材31との間に連結部
材33、39、40を設けてなる請求項2に記載の魚釣
り用リールの回転制動装置とし、請求項4の発明は、上
記係止部30と上記係止部材31とが、リール本体1に
対して制動体18を正・逆転不能に係止するように設け
られている請求項2又は請求項3のいずれかに記載の魚
釣り用リールの回転制動装置としている。
【0010】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
に基いて説明する。
【0011】実施の形態1 図1に示されるように、この魚釣り用リールは、竿管
(図示せず)への取付脚1aを有するリール本体1と、
そのリール本体1に回転自在に装着されたハンドル軸2
と、リール本体1の前端部にベアリング3a、3bを介
して回転自在に支持された軸筒4とを有している。
【0012】ハンドル軸2は、リール本体1の側方に配
置されたハンドル(示せず)の操作によって軸線周りに
回転駆動される。ハンドル軸2にはマスター歯車5が一
体回転可能に装着され、そのマスター歯車5は軸筒4の
後端部に設けられたピニオン6と噛み合っている。軸筒
4の前端部にはローター7がナット8によって一体回転
可能に取り付けられている。従って、ハンドル軸2が回
転すると、その回転がマスター歯車5、ピニオン6及び
軸筒4を介してローター7に伝達されてローター7が軸
筒4と共に回転する。ハンドル軸2、マスター歯車5、
ピニオン6、軸筒4及びローター7はリールの回転部を
構成する。
【0013】軸筒4の中心にはスプール軸9がその軸線
方向に移動自在に装着される。スプール軸9の先端(図
1の左端)にはスプール10が取り付けられている。ス
プール軸9の後端はオシレート機構11と連結される。
オシレート機構11は、マスター歯車5の回転をスプー
ル軸9の軸線方向の運動に変換してスプール10をリー
ルの前後方向に往復運動させる。
【0014】ローター7の外周には一対のサポートアー
ム7a、7aが設けられ、それらサポートアーム7a、
7aの先端にはベールアームホルダー12及びベールア
ームレバー13がピン14、14を中心として回動自在
に取り付けられている。ベールアームホルダー12には
釣糸(図示せず)を案内するためのラインローラー15
が取り付けられ、そのラインローラー15とベールアー
ムレバー13との間にベールアーム16が装着されてい
る。ベールアーム16を釣糸の巻き取り位置に倒してラ
インローラー15に釣り糸を巻き掛けた状態でハンドル
を正転させると、ローター7が正転しつつスプール10
が前後に往復し釣糸を巻き取る。
【0015】リール本体1の前端部1bには、ベアリン
グ17を介して制動体であるブレーキドラム18が回転
自在に装着される。リール本体1には、このブレーキド
ラム18の内周面と当接可能な制動片であるブレーキシ
ュー19を備えた制動レバー20がピン21を中心とし
て回動操作可能に取り付けられる。制動レバー20はリ
ール本体1との間に設けられた圧縮バネ37によりその
ブレーキシュー19がブレーキドラム18から離れるよ
うな向きに常時付勢されている。制動レバー20にて回
転が制動されたブレーキドラム18は魚釣り用リールの
固定部を構成する。
【0016】図1乃至図3に示すように、ブレーキドラ
ム18とローター7との間には一方向クラッチ22が介
装され、ブレーキドラム18とリール本体1との間には
アンチオン・オフ機構23が介装される。
【0017】一方向クラッチ22は、ブレーキドラム1
8をリール本体1側に固定して考えた場合、ローター7
の正転(釣糸の巻取方向への回転)は許すが、逆転(釣
糸の繰出方向への回転)は阻止するようになっている。
【0018】この一方向クラッチ22は、内外輪24、
25の間に転がり部材であるローラー26を介在させて
なる転がり型一方向クラッチである。ローラー26と、
その保持器であるスペーサー27と、ローラー26の内
方(該一方向クラッチの回転中心方向)への移動を規制
するカム部28を外周面に形成した内輪24とが上記ブ
レーキドラム18に設けられ、ころがり部材26が内周
面に係合する外輪25がローター7の円筒部の内周面に
設けられている。
【0019】ローラー26はローラーであり、内外輪2
4、25間に等ピッチで多数挿入されている。スペーサ
ー27はローラー26ごとに設けられ、ブレーキドラム
18上に等ピッチで固定されている。内輪24は概略多
角柱であり、各々の角部がカム部28となっており、各
カム部28が夫々ローラー26に対応している。外輪2
5はその内周面が円筒面に形成され、ローター7の内周
面に嵌め込まれ固定されている。このため、内外輪2
4、25間に楔状の隙間がローラー26ごとに形成され
る。また、ローラー26とスペーサー27との間には、
弾性体であるバネ29が介装されており、各バネ29が
ローラー26を楔状の隙間内に弾発付勢している。
【0020】なお、内輪24のカム部28と外輪25の
円筒面とは内外輪24、25間で入れ替えるようにして
もよい。また、外輪25はローター7の円筒部内周面に
限らず、ローター7の前壁の後面、軸筒部4等、ハンド
ルにより回転するローター7の回転伝達系の所望の箇所
に設けることができる。さらに、内輪24と外輪25の
設置箇所はローター7とブレーキドラム18との間で入
れ替えることもできる。さらに、ローター7の回転伝達
系とブレーキドラム18とのいずれか一方に逆転防止歯
を形成し、他方に逆転止め爪を形成し、ローター7の回
転伝達系の回転方向によって逆転防止歯と逆転止め爪と
を係脱させるようにしてもよい。
【0021】アンチオン・オフ機構23は、アンチオン
に切り替えられた時にブレーキドラム18の本体に対す
る回転を阻止し、アンチオフに切り替えられた時にはブ
レーキドラム18の本体に対する回転を許すようにする
切り替え機構である。
【0022】このアンチオン・オフ機構23は、ブレー
キドラム18に設けられた係止部と、リール本体1に支
持された係止部材とを具備している。係止部はブレーキ
ドラム18の円筒状開口縁に一定角ピッチで形成された
多数の歯30で構成される。係止部材は上記歯30と歯
30の間に入り込む爪31で構成される。爪31は、リ
ール本体1にその外側から切り替え操作しうるよう取り
付けられたアンチレバー32と、アンチレバー32の動
きを爪31に伝えるためにリール本体1に取り付けられ
た連動レバー33とで操作されるようになっている。ア
ンチレバー32は、リール本体1との間に介装されたデ
ッドポイントバネ34により、アンチオン位置とアンチ
オフ位置の二位置間のいずれかに選択的に保持される。
連動レバー33は、リール本体1との間に介装されたト
ーションバネ35により、アンチレバー32に接触する
ように付勢される。爪31はリール本体1との間に介装
されたトーションバネ36により、連動レバー33に接
触するように付勢される。これにより、アンチレバー3
2がアンチオンに切り替えられると爪31が歯30に係
合し、ブレーキドラム18及び一方向クラッチ22を介
して、ローター7の逆転を阻止し、アンチレバー32が
アンチオフに切り替えられると爪31が歯30から離脱
し、ブレーキドラム18及び一方向クラッチ22を介し
て、ローター7の正逆転を許容することとなる。
【0023】また、このアンチオン・オフ機構23は、
図1及び図3に示すように、上記制動レバー20と連動
するようになっている。すなわち、制動レバー20の上
記ローター7内に入り込んだ箇所に形成された凹部20
aに連動レバー33が交差するごとく係合しており、爪
31がアンチオンの状態にある場合に制動レバー20が
制動操作されると、連動レバー33と爪31とがアンチ
オフに切り替えられるようになっている。
【0024】次に、この魚釣り用リールの動作について
説明する。
【0025】アンチレバー32が操作されアンチオンに
切り替えられた場合、爪31が歯30に係合するので、
ブレーキドラム18はリール本体1側に固定され、従っ
て一方向クラッチ22が作用することとなり、ハンドル
からローター7に掛けて正転しか許容されない。従っ
て、ハンドル操作によりローター7を正転させ、スプー
ル10に釣糸を巻き取ることができるが、スプール10
から釣糸を繰り出すことはできない。釣糸を繰り出す方
向では一方向クラッチ22中、ローラー26が内輪24
のカム面28と外輪25の円弧状湾曲面との間で楔作用
を果たすので、ローター7は回転できず、従ってスプー
ル10から釣糸は繰り出されない。
【0026】なお、アンチオン時に制動レバー20が操
作されると、爪31が歯30から引き離され、ブレーキ
ドラム18は爪31による拘束から解放される結果、逆
転可能となって釣糸の繰り出し及びその制動が可能にな
る。
【0027】アンチレバー32が逆操作されアンチオフ
に切り替えられた場合、爪31が歯30から離脱するの
で、ブレーキドラム18はリール本体1側から解放さ
れ、従って一方向クラッチ22はクラッチとして機能し
なくなる。すなわち、ベアリング17を介してブレーキ
ドラム18はリール本体1上で正逆転自在になり、ハン
ドルを正転又は逆転させて釣糸を巻き取ったり繰り出し
たりすることができる。正転の場合はローター7はブレ
ーキドラム18から解放された状態で回転し、逆転の場
合はローター7はブレーキドラム18を伴って回転する
ことになる。
【0028】ローター7が逆転する場合すなわち釣糸が
繰り出される場合、制動レバー20を制動操作すると、
ブレーキシュー19がブレーキドラム18に接触し、そ
の摩擦力により釣糸の繰り出しに制動がかけられること
になる。
【0029】実施の形態2 図4に示されるように、この実施の形態に係る魚釣り用
リールのアンチオン・オフ機構38は、実施の形態1に
おけると異なり、制動レバー20に操作アーム39がピ
ン39aで枢着されている。操作アーム39の先端は、
アンチオン状態にあるアンチレバー32に接触可能に伸
びている。
【0030】これにより、制動レバー20が制動操作さ
れると、爪31がアンチオン状態にあったとしても、操
作アーム39を介してオフに切り替えられ、従ってロー
ター7にはその逆転時に制動力が加えられることにな
る。
【0031】実施の形態3 図5に示されるように、この実施の形態に係る魚釣り用
リールのアンチオン・オフ機構は、実施の形態1におけ
ると異なり、中間レバー40が制動レバー20とアンチ
レバー32との間に介在し、リール本体1上にピン41
により枢支されている。また、中間レバー40の一端は
制動レバー20から分岐するアーム20bに引っ掛けら
れ、中間レバー40の他端はアンチレバー32に枢ピン
42及び長溝43を介し係合している。
【0032】これにより、制動レバー20が制動操作さ
れると、爪31がアンチオン状態にあったとしても、中
間レバー40を介して図5のようにオフに切り替えら
れ、従ってローター7にはその逆転時に制動力が加えら
れることになる。
【0033】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、内輪外周面に
ころがり部材の内方への移動を規制するカム部を設け、
外輪内周面にころがり部材を係合させて逆転止めを行う
ため、逆転止め時にころがり部材を大径な外輪内周面に
係合させるので、大きな係合力が得られるのみならず、
小さな回転角での逆転止めができる。また、カム部を形
成した内輪がリール本体に支持した操作部材で圧接して
制動可能な制動体に設けられるため、ローター等の回転
部が正転時には内周面が円弧状に形成された外輪のみが
空転するので、内輪のカム部ところがり部材との衝突音
が生ぜず、回転部の回転に伴う遠心力によるころがり部
材と外輪内周面との摺接音も生じない。
【0034】請求項2の発明によれば、制動体に逆転防
止用の係止部を設け、該係止部にリール本体に変位可能
に支持した係止部材を係脱可能としたため、ローターの
逆転時に一体回転される制動体を逆転防止体として兼用
したので、他に逆転防止体を設けなくともよく、構造の
簡素化と部品点数の低減が図れる。また、制動体に逆転
防止用の係止部を設けるため、係止部の凹凸部を多く形
成することができ、逆転時の係止部と係止部材間におけ
るガタツキを小さくすることができる。
【0035】請求項3の発明によれば、操作部材を操作
して制動体を圧接制動した際に制動体に設けられた係止
部から係止部材が離脱するように操作部材と係止部材と
の間に連結部材を設けてなるので、仕掛けへの餌付け、
仕掛け投入時に係止部材を制動体の係止部に係合させて
ローターの逆転止めをしていても、魚のヒット時の釣糸
巻き取りのためのローターの正転動作はそのままの状態
ででき、魚の抵抗による釣糸の繰り出し時は、操作部材
にて制動体の圧接制動を行うと同時に係止部材が制動体
の係止部から離脱できるので、操作部材をわざわざ解除
することなしに獲物の取り込みの一連の動作を行うこと
ができる。
【0036】請求項4の発明によれば、係止部と係止部
材とが、リール本体に対して制動体を正・逆転不能に係
止するように設けられているので、係止部と係止部材と
係合時に制動体をリール本体に一体的に結合でき、ロー
ター正転時における制動体の追従回転を防止できるの
で、ローターの正逆転を円滑かつ確実にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る回転制動装置を備えた魚釣り用リ
ールの縦断面図である。
【図2】図1中II−II線断面図である。
【図3】図1中III−III線断面図である。
【図4】他の実施の形態を示す図3と同様な断面図であ
る。
【図5】他の実施の形態を示す図3と同様な断面図であ
る。
【符号の説明】
1…リール本体 7…ローター 18…制動体 20…操作部材 22…ころがり型一方向クラッチ 24…内輪 25…外輪 26…ころがり部材 27…保持器 28…カム部 30…係止部 31…係止部材 33、39、40…連結部材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハンドルの回転に連動回転するローター
    の逆転時に該ローターと一体的に回転するように一方向
    クラッチを介して制動体を該ローターに連結し、該制動
    体をリール本体に支持した操作部材で圧接して制動可能
    にした魚釣り用リールの回転制動装置において、上記一
    方向クラッチをころがり型一方向クラッチにて形成し、
    該ころがり型一方向クラッチのころがり部材と、これを
    保持する保持器と、ころがり部材の内方への移動を規制
    するカム部を外周面に形成した内輪とを上記制動体に設
    け、該ころがり型一方向クラッチのころがり部材が内周
    面に係合する外輪をローターと一体的に回転する回転部
    に設けたことを特徴とする魚釣り用リールの回転制動装
    置。
  2. 【請求項2】 上記制動体に逆転防止用の係止部を設
    け、該係止部にリール本体に変位可能に支持した係止部
    材を係脱可能としたことを特徴とする請求項1に記載の
    魚釣り用リールの回転制動装置。
  3. 【請求項3】 上記操作部材を操作して上記制動体を圧
    接制動した際に上記制動体に設けられた係止部から上記
    係止部材が離脱するように上記操作部材と上記係止部材
    との間に連結部材を設けてなることを特徴とする請求項
    2に記載の魚釣り用リールの回転制動装置。
  4. 【請求項4】 上記係止部と上記係止部材とが、リール
    本体に対して制動体を正・逆転不能に係止するように設
    けられていることを特徴とする請求項2又は請求項3の
    いずれかに記載の魚釣り用リールの回転制動装置。
JP6147197A 1997-03-14 1997-03-14 魚釣り用リールの回転制動装置 Pending JPH10248456A (ja)

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