JPH10247856A - アンダーパス検出器付き無線受信器 - Google Patents

アンダーパス検出器付き無線受信器

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JPH10247856A
JPH10247856A JP10021281A JP2128198A JPH10247856A JP H10247856 A JPH10247856 A JP H10247856A JP 10021281 A JP10021281 A JP 10021281A JP 2128198 A JP2128198 A JP 2128198A JP H10247856 A JPH10247856 A JP H10247856A
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    • H03GCONTROL OF AMPLIFICATION
    • H03G3/00Gain control in amplifiers or frequency changers
    • H03G3/20Automatic control
    • H03G3/30Automatic control in amplifiers having semiconductor devices
    • H03G3/3052Automatic control in amplifiers having semiconductor devices in bandpass amplifiers (H.F. or I.F.) or in frequency-changers used in a (super)heterodyne receiver

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  • Circuits Of Receivers In General (AREA)
  • Control Of Amplification And Gain Control (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 無線受信器におけるオーディオ出力のAGC
オーバーシュートまたはAGCアンダーシュートを回避
するAGCループの制御方法を開示する。 【解決手段】 アンダーパスなど電波障害物のある場所
に入り、信号レベルの突然の低下を検出すると、AGC
ループ応答時間が短くして、アンダーパスに入る前のA
GCループの状態を記憶しておく。アンダーパスから出
て障害物のない環境に戻った場合、記憶した値をもとの
AGCループの状態に戻して、ただちに適切な受信レベ
ルを得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般に無線受信器
の自動利得制御(AGC)に関し、より詳細には、アン
ダーパスに入って行く移動体受信器に関連する信号強度
が急激に変化する条件に、迅速に応答する自動利得制御
を提供することに関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】自動利得制御(AG
C)は、入力される平均信号レベルが変動していても、
増幅された出力の平均レベルを実質的に一定な平均レベ
ルに保つという公知の手法である。AM受信器などの放
送通信用受信器では、同調した放送信号の信号強度に変
動があっても、または電力レベルが異なる、つまり受信
器からの距離が異なる別の放送局の信号に同調した場合
に発生する変動があっても、変動のない(consistent)
オーディオ出力レベルを提供するAGCが使用されてい
る。
【0003】AGC回路は、受信器の増幅器段以降で測
定された平均信号レベルに反比例してその増幅器の利得
を制御する。AM受信器では、送信される搬送波信号の
振幅変動の変化によって情報信号が復号化される。代表
的な自動利得制御方法では、AGC制御出力信号を決定
する場合、オーディオ情報信号を除去するため、時定数
の大きなロウパスフィルタをAM中間周波数(IF)信
号が通る。しかし、ロウパスフィルタを通すと、平均レ
ベルにおける突然の変動に対してAGC制御回路の応答
時間が長くなる。
【0004】信号レベルに突然の変動が発生するのは、
たとえば、自動車用無線受信器がオープンな環境から墜
道や、アンダーパス(underpass )、つまり高架道(vi
aduct )の下に入って行く場合である。AM信号の信号
強度は急速に弱くなるが、AGC制御回路は、若干の遅
れの後に応答するから、受信した局のオーディオ出力は
弱くなり、この遅れの間、雑音が増加する(このことは
AGCアンダーシュートとして公知である)。同様に、
乗り物が墜道あるいは高架道の下から出てきて信号の妨
害(signal blockade )が除かれると、(AGCオーバ
ーシュートと呼ぶ)過剰に増幅された出力が発生する。
【0005】
【課題を解決するための手段】アンダーパスへ入ったこ
とが検出されるとAGC応答時間が短くなり、乗り物が
オープンな環境に戻ると、ただちに(応答時間を含め
た)AGCループ条件が前の値に戻ることが本発明の第
1の利点である。
【0006】本発明は、無線受信器において受信した信
号(以下、受信信号と呼ぶ)に適用される利得を制御す
るAGC電圧を発生させるAGCループを制御する方法
を提供している。AGC電圧は、AGCループ応答時間
によって決定されるレートで変化する。本方法によれ
ば、通常のAGCループ応答時間によってAGC電圧が
決定されるのと同時に受信信号が増幅される。(たとえ
ば、受信信号を増幅する増幅器の出力などの)受信信号
の強度は、受信信号に突然の低下がないか調べるために
監視される。突然の低下が検出されると、その突然の低
下以前のAGC電圧の大きさが記憶され、AGCループ
応答時間が短くなって、AGC電圧が以前より速いレー
トで変化できるようになる。記憶した大きさに比例した
電圧よりAGC電圧が大きいことが検出される場合は、
受信器がアンダーパスから出てきたことであり、記憶し
たAGC電圧の大きさと通常のAGCループ応答時間と
がものに戻される。
【0007】
【発明の実施の形態】図1の従来の受信器には、無線周
波(RF)増幅器11に接続されたアンテナ10が含ま
れている。RF増幅器11のRF信号出力は、ミクサ1
2で(示されていない)局部発振器からの混合信号fLO
と混合される。混合信号fLOの周波数は、RF増幅器1
1から出力された希望するRF信号の周波数を、受信器
の中間周波数(IF)にシフトするように選択される。
ミクサ12からのIF信号が、バンドパスフィルタ(B
PF)13、IF増幅器14および検波器15に接続さ
れると、オーディオ信号を復調してオーディオ出力を発
生する。RF増幅器11およびIF増幅器14は、それ
ぞれのAGC制御回路17,19からのAGC信号に応
答して制御可能な利得になる。レベル検出器16は、増
幅器11の出力に接続され、RF出力のレベルに対応し
てAGC回路17にRFレベル信号を供給する。同様
に、レベル検出器18は、IF出力に応じてAGC回路
19にIFレベル信号を供給する。AGC回路17,1
9は、これらのレベル信号に応答して、図2に示すタイ
プのAGC曲線をそれぞれ発生し、増幅器利得を制御し
て変動のない平均的な増幅器出力を発生する。したがっ
て、信号レベルが上昇すると、AGC信号も最高電圧に
上昇して増幅器の利得を小さくする。増幅されたレベル
が低下すると、AGC信号レベルも低下して、増幅器の
利得を大きくする。
【0008】AGC制御方式は、増幅器出力の振幅の変
化に、速すぎる応答をしてはならない。AGC回路はと
くにオーディオ周波数範囲の信号変動に応答してはなら
ない。そうでなければ、オーディオ信号による変調が、
信号から除かれてしまい、オーディオ信号が検波されな
い。したがって、AGC回路は、オーディオ範囲以下の
周波数(約40ヘルツ以下)で動作可能であり、オーデ
ィオ周波数範囲の下限よりも高い周波数で発生する振幅
変化には応答しない。
【0009】このように、先行技術によるAGC回路の
応答時間は、たとえば、アンダーパスに入ったこととア
ンダーパスから出てきたことに関連してアンダーシュー
トおよびオーバシュートを発生させる。図3に示すよう
に、点線20は、移動体受信器が時間t1 でアンダーパ
スへ入ったときの受信信号の強度を示している。信号強
度は低い値に急速に低下して、乗り物がアンダーパスを
進行している間低い値になっている。線21は、AGC
ループが、増幅器の利得を新しい信号条件に適した新し
い値に変更するときのAGCループの応答を示してい
る。AGCループはt1 で調整を開始するが、時間t2
で増幅器の新しい利得に100%調整される。t1 とt
2 との間は、希望する信号の増幅が不足していて、オー
ディオ出力における雑音が大きすぎる時間に該当する。
同様に、乗り物がアンダーパスから出てくると、信号強
度が突然大きくなって、動作復旧時遅延中、希望する信
号の増幅が超過になる。
【0010】図4は、AGC回路のロウパスフィルタを
形成する直列抵抗器22と、並列コンデンサ23とを含
む代表的なAGC回路19の一部分を示している。
【0011】図5は、本発明による改善されたAGC回
路25を示している。AGC回路25は、コンデンサを
切り替えて、高速ループ応答時間と通常のループ応答時
間とに切り替わることができる。レベル検出器の入力
は、AGC回路25の抵抗器26に接続される。AGC
出力信号は、抵抗器26の回路内側(remaining side)
で発生する。第1コンデンサ27は、抵抗器26と接地
との間に接続されている。抵抗器30、制御可能スイッ
チ31および第2コンデンサ32が直列に組み合わされ
て、コンデンサ27の両端に接続されている。制御回路
33は、コンデンサ27,32の両端の電圧を検知する
ように接続された複数の入力を備えているとともに、ス
イッチ31を制御する出力を備えている。スイッチ31
は、トランジスタの形をとることが望ましい。
【0012】動作する場合、通常のAGCループ応答時
間を供給するため、スイッチ31は普段は閉じている。
AGC回路のコンデンサの容量が大きいほど、応答時間
は遅くなる。コンデンサ27,32は並列に接続されて
いるので、両者の容量が加算されて希望する通常の応答
時間がつくられている。しかし、(たとえば、コンデン
サ27は1マイクロファラッドの値で、コンデンサ32
は10マイクロファラッドの値であるというように)コ
ンデンサ27の容量はコンデンサ32の容量より小さく
選定されている。コンデンサ27,32の接地されてい
ない端子は抵抗器30によって分離されているから、過
渡入力期間中のそれぞれの電圧は違っており、小容量の
コンデンサ27の両端の電圧は、過渡入力電圧(transi
ents)に対してコンデンサ32より速く応答する。コン
デンサ32からの電圧と比較して、コンデンサ27から
の電圧の突然低下が制御回路33によって検出される
と、スイッチ31が開いて、動作中の回路からコンデン
サ32が除かれる。残っているコンデンサ27の容量が
小さいためにAGCループ応答時間がそれまでより速く
なるので、受信器は、受信器がアンダーパスに入ること
に伴って低くなった信号レベルに迅速に応答する。コン
デンサ32は隔離されているので、アンダーパスに入る
前のAGC信号の電圧が自動的に記憶される。つぎに制
御回路33は、コンデンサ27の両端のAGC信号電圧
がコンデンサ32に蓄積されたレベルに再び上昇する
(つまり、乗り物がアンダーパスから出て、信号強度が
前の値に回復する)まで待つ。つぎに制御回路33は、
スイッチ31を閉じて、コンデンサ32とその電圧とを
回路に戻す。コンデンサ32の容量はコンデンサ27の
容量よりずっと大きいのであるから、AGC信号の電圧
は、実質的にコンデンサ32に蓄積された電圧に制御
(clamped )されている。
【0013】本発明の動作は、図6の流れ図に要約され
ている。ステップ34において、当初受信器は、通常の
AGCループ応答時間によりAGC機能を実行する。ス
テップ35において、信号レベルに突然の低下が生じた
か否かを決定するチェックが行われる。突然の低下が生
じない場合、通常のAGCループ応答時間が続けて使用
され、突然の低下の有無を調べるチェックがさらに行わ
れる。突然の低下があると、ステップ36において、そ
の突然の低下以前のAGC信号の大きさが記憶され、ス
テップ37において、AGCループ応答時間を短くす
る。つぎにステップ38において、AGC信号が記憶さ
れた大きさ(または記憶した大きさに比例する大きさ)
に回復したか否かを決定するチェックが連続して実行さ
れる。AGC信号が回復した場合、ステップ39におい
て、記憶された大きさがもとに戻ってAGC電圧とな
り、ステップ34に戻って通常のAGCループ応答時間
によりAGC機能を実行する。
【0014】離散的アナログ部品を使用する本発明のよ
り詳細な実施例を図7に示す。V1で示すコンデンサ2
7の両端のAGC電圧は、抵抗器30と、バッファ増幅
器40の1つの入力とに接続されている。コンデンサ3
2の両端の電圧V2 は、バッファ増幅器41の1つの入
力と、制御スイッチ31の一端に接続されている。コン
デンサ42は、スイッチ31の両端に接続され、本回路
で発生しやすい高周波雑音を低減する。
【0015】電圧V2 は、バッファ増幅器41を介し
て、抵抗器43,44で構成される分圧器に接続されて
いる。抵抗器43,44の接合点は比較器45に接続さ
れている。バッファ増幅器41の出力も、結合抵抗器4
7を介して、比較器46の入力に接続されている。
【0016】バッファ増幅器40の出力は、抵抗器48
を介して、比較器45の第2入力に電圧V1 を供給す
る。比較器45の第2入力は、抵抗器55を介して、正
の供給電圧VCCに接続されている。バッファ増幅器40
の出力も、抵抗器51,52で構成される分圧器に接続
されている。抵抗器51,52の接合点は比較器46の
第2入力に接続されている。比較器45、46には、そ
れぞれの入力の両端に高周波を短絡するコンデンサ5
3,54がある。
【0017】比較器45の出力は、フリップフロップ5
5のクロック入力に接続されている。比較器46の出力
は、フリップフロップ55のリセット入力に接続されて
いる。フリップフロップ55のD入力は、正の供給電圧
CCに接続され、フリップフロップ55からのQNOT
出力は、スイッチ31の制御入力と、同時に制御できる
他のAGCループとに接続されている。したがって、受
信器に複数のAGCループがある場合、それらのAGC
ループを、すべて1つの制御回路によって制御すること
ができる。望ましくは、制御回路を取り込むために最高
速で動作するAGCループが選択されるが、普通これは
IF・AGCループであろう。
【0018】定常状態では、スイッチ31は閉じてお
り、V1 =V2 である。受信器がアンダーパスに入る
と、信号レベルが急に低下し、V2 に比較してV1 の大
きさは小さくなる。比較器45には、抵抗器43,44
を含む分圧器のため、僅かにV2より小さい1つの入力
値があり、正の供給電圧VCCに接続されている抵抗器
48,50を含む分圧器のため、僅かにV1 より大きい
第2の入力値がある。これらの電圧オフセットは、検波
器の発振を防止するとともに、信号レベルの突然の低下
だけが検出されることを保証する。突然の低下のため、
抵抗器43,44の接合点における電圧が、抵抗器4
8,50の接合点における電圧よりも上昇すると、比較
器45が高出力に切り替わり、フリップフロップ55の
クロック入力に正の遷移を発生させる。D入力は高電圧
に結合されているのであるから、フリップフロップは、
QNOT出力で低出力に切り替わり、スイッチ31を開
く。
【0019】スイッチ31が開くと、コンデンサ32の
電圧V2 が隔離され、(時間が経過するとコンデンサか
ら漏洩することがある)以前のAGC電圧として記憶さ
れる。隔離された電圧は、アンダーパスからの信号の障
害物が終ったことを決定するため、比較器46の基準点
として使用される。電圧V2 に比例した電圧は、抵抗器
47を介して比較器46に接続される。電圧V1 が低下
している以上、抵抗器51,52の接合点で分割された
電圧は、当初は抵抗器47からの電圧よりも低い。した
がって、V1 の分割された値が抵抗器47からの電圧以
上になるように、V1 が上昇するまで、比較器46は切
り替わらない。その時点で、比較器46の出力に正の電
圧遷移が発生し、フリップフロップ55をリセットし
て、QNOT出力に高電圧の信号を発生させる。すると
スイッチ31が閉じて、コンデンサ32をAGC回路に
戻す。高架道の下に入る前の(pre-viaduct )AGC電
圧に再設定することは、上に説明したオーバシュート効
果を防止する。
【0020】図7の実施例はたいていの状況で良好に動
作する。しかし、交通渋滞などのため、長い墜道の中に
いる間とか、非常に遅い速度でアンダーパスの下を移動
している場合、漏洩のために蓄積されたコンデンサの電
圧が消滅するかもしれない。ディジタル信号処理(DS
P)を使用して設計されたディジタル受信器の場合、さ
らに進んだ改善を実現することができる。DSP受信器
を使用する本発明の実施例においては、高架道を検出す
ると、AGCループの完全な状態をメモリに記憶するこ
とができる。記憶されたAGCループのパラメータは、
時間が経過しても小さくなることはないし、アンダーパ
スによる信号妨害の時間が経過すると、もとに戻ること
ができる。
【0021】図8は、DSP受信器の一部を示してお
り、この中でディジタル信号レベルがAGC伝達関数発
生器60に入力されると、ディジタルAGC信号が増幅
器(すなわち、乗算器)に供給される。この機能は、受
信器のIF部分、RF部分のいずれかで使用することが
できる。アンダーパスに入って行く間に発生するであろ
う負方向に大きなレートでレベル変化がある場合を検出
するため、信号レベルが勾配検出器(slope detector)
61に入力される。アンダーパスが検出されると、コン
トローラ62は勾配検出器61から信号を受信して、現
在のAGCパラメータの値を転送機能から記憶装置63
に転送する。またコントローラ62は、高速応答時間パ
ラメータの値を転送機能60にロードするとともに、低
下する前のAGC信号を比較ブロック64にロードす
る。続いて比較ブロック64は、記憶したAGC信号と
現在のAGC信号を比較し、現在の信号が記憶した値に
再び到達すると、コントローラ62に信号を送る。つぎ
にコントローラ62は、記憶装置63が、高架道の下に
入る前のパラメータの値を転送機能60に戻すようにす
る。
【0022】したがって、障害物の下で運転することに
よって生じる突然の過渡的変化の間に、オーディオ出力
のアンダーシュートおよびオーバーシュートが発生する
ことが防止される。
【0023】運転してアンダーパスに入って行くことに
より信号強度の劣化が突然発生することは、乗り物が入
って行く速度によって決まるのであるから、勾配検出器
61は、速度信号を使用して検出をトリガする勾配のし
きい値を決定する。速度信号は、乗り物のエンジン制御
ユニットから求めることができるから、実際の乗り物の
速度または乗り物の速度を推定するエンジンのRPMか
ら構成されるであろう。いずれにせよ、速度信号が大き
いほど、勾配検出器61によって勾配のしきい値として
使用される勾配も大きい。結果として、アンダーパスに
入ったことが高精度で検出される。
【0024】ある条件のもとで受信器のオーディオ出力
を消音するため、コントローラ62は消音信号を出力す
る。特にアンダーパスの条件が検出された場合、受信信
号レベルが所定のレベル以下に低下していると、出力さ
れたオーディオ信号の信号対雑音比が過度に低下して、
心地よく聴くことのできる演奏を提供することができな
い。したがって、信号レベルはコントローラ62によっ
て所定のレベルと比較され、その結果によって消音信号
が発生する。望ましくは、オーディオの消音および回復
は緩慢に実行されて、音量に突然の変化が生じないよう
にしたい。
【図面の簡単な説明】
【図1】RF段およびIF段を含む先行技術による無線
受信器を示すブロック図。
【図2】増幅器の利得とAGC信号との関係を示す図。
【図3】信号レベルの突然の低下に対するAGC信号の
応答を示す図。
【図4】先行技術における簡略化したAGC回路を示す
模式図。
【図5】本発明に使用されているAGC回路の変更箇所
を示す模式図。
【図6】本発明による好適な方法を示す流れ図。
【図7】離散的部品を使用する本発明の第1好適実施例
の模式図。
【図8】ディジタル信号処理(DSP)を使用する本発
明の第2好適実施例のブロック図。
【符号の説明】
10 アンテナ 11 無線周波増幅器 12 ミクサ 13 バンドパスフィルタ 14 中間周波増幅器 15 検波器 16、18 レベル検出器 17、19 AGC回路 20 受信信号強度を表す曲線 21 AGCループ応答曲線 22 抵抗器 23 並列コンデンサ 25 AGC回路 26、30 抵抗器 27 第1コンデンサ 31 切り替えスイッチ 32 第2コンデンサ 33 制御回路 40、41 バッファ増幅器 42 バイパスコンデンサ 43、44、48、50,51、52 抵抗器 45、46 比較器 53、54 高周波バイパスコンデンサ 55 フリップフロップ回路 60 AGC伝達関数 61 勾配検出器 62 コントローラ 63 記憶装置 64 比較ブロック

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無線受信器においてAGCループを制御
    する方法であって、前記AGCループは、受信器に供給
    される利得を制御するAGC電圧を発生し、前記AGC
    電圧は、AGCループ応答時間によって決定されるレー
    トで変化し、 通常のAGCループ応答時間によって決定される前記A
    GC電圧を使用して前記受信信号を増幅するステップ
    と、 前記受信信号における突然の低下を検出するステップ
    と、 前記突然の低下以前の前記AGC電圧の大きさを記憶す
    るステップと、 前記AGC電圧が前より速く変化するようにするため、
    前記AGCループ応答時間を短くするステップと、 前記AGC電圧が、前記記憶された大きさに比例する電
    圧よりも大きい場合を検出するステップと、 前記記憶した前記AGC電圧の大きさをもとに戻し、か
    つ前記通常のAGCループ応答時間をもとに戻すステッ
    プと、を含む方法。
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