JPH10247799A - 部品供給装置 - Google Patents

部品供給装置

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JPH10247799A
JPH10247799A JP9050322A JP5032297A JPH10247799A JP H10247799 A JPH10247799 A JP H10247799A JP 9050322 A JP9050322 A JP 9050322A JP 5032297 A JP5032297 A JP 5032297A JP H10247799 A JPH10247799 A JP H10247799A
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JP
Japan
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carrier tape
reel
tape
take
carrier
Prior art date
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Pending
Application number
JP9050322A
Other languages
English (en)
Inventor
Eiichi Kato
栄一 加藤
Hiroshi Nitta
洋 新田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nidec Precision Corp
Original Assignee
Nidec Copal Corp
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Publication date
Application filed by Nidec Copal Corp filed Critical Nidec Copal Corp
Priority to JP9050322A priority Critical patent/JPH10247799A/ja
Publication of JPH10247799A publication Critical patent/JPH10247799A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 キャリヤテープの搬送が不安定であった。 【解決手段】 キャリヤテープ巻取リール20に巻き付
けられたキャリヤテープ21を引き出して、このキャリ
ヤテープ21に装填された複数のチップ部品Aを順番に
送り出す部品供給装置1において、キャリヤテープ巻取
リール20を後部10aに配置すると共に、キャリヤテ
ープ巻取リール20から引き出されたキャリヤテープ2
1を前方に向けて案内するテープ案内路13を有するフ
レーム本体10と、フレーム本体10に設けられて、キ
ャリヤテープ21の引き出しに合わせてキャリヤテープ
巻取リール20を回転させるリール駆動部60とを備え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テーピングされた
チップ型電子部品を電子実装機の吸着ノズルに吸着させ
るための部品供給装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、このような分野の技術として
は、特開昭63−178593号公報のものが知られて
いる。この公報に記載された従来の部品供給装置は、リ
ールに巻き付けられたキャリヤテープを引き出して、こ
のキャリヤテープからカバーテープを剥離すると共に、
カバーテープが剥離されたキャリヤテープを搬送させ
て、キャリヤテープに整列されたチップ部品を吸着ノズ
ルの吸着位置に順番に送り出している。そして、チップ
部品が吸着位置に到達すると、キャリヤテープの裏から
チップ部品をピンで押し上げて、チップ部品を吸着ノズ
ルで確実に吸着できるようにしている。
【0003】キャリヤテープを搬送させる搬送機構、カ
バーテープを剥離する剥離機構およびチップ部品をピン
で押し上げる押し上げ機構は、外部駆動源で駆動する駆
動レバーに連結され、駆動レバーの機械的な駆動力が各
機構に伝達される。そして、各機構はこの駆動レバーか
ら伝達された機械的な駆動力によって作動する。即ち、
駆動レバーが押し込まれると押し上げ機構が作動して、
チップ部品をピンで押し上げる。また、駆動レバーが引
き戻されると搬送機構および剥離機構が作動して、キャ
リヤテープを搬送させると共にカバーテープを剥離す
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
部品供給装置は、駆動レバーの駆動力をギヤなどの機械
的な接触によって各機構に伝達しているため、伝達時に
衝撃が生じてキャリヤテープに過度の負荷がかかり、キ
ャリヤテープの搬送が不安定であった。
【0005】本発明は、このような問題を解決して、キ
ャリヤテープを安定して搬送させることのできる部品供
給装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の部品供給装置
は、キャリヤテープ巻取リールに巻き付けられたキャリ
ヤテープを引き出して、このキャリヤテープに装填され
た複数のチップ部品を順番に送り出す部品供給装置にお
いて、キャリヤテープ巻取リールを後部に配置すると共
に、キャリヤテープ巻取リールから引き出されたキャリ
ヤテープを前方に向けて案内するテープ案内路を有する
フレーム本体と、フレーム本体に設けられて、キャリヤ
テープの引き出しに合わせてキャリヤテープ巻取リール
を回転させるリール駆動部とを備えることを特徴とす
る。
【0007】このような構成を採用した場合、キャリヤ
テープの引き出しに合わせてリール駆動部が駆動して、
この駆動力によってキャリヤテープ巻取リールが回転す
る。この回転によってキャリヤテープ巻取リールに自重
による初期慣性力が軽減され、キャリヤテープへの過剰
な張力が防止される。このため、キャリヤテープの搬送
が安定する。
【0008】請求項2において、テープ案内路に設けら
れて、キャリヤテープへの過剰な張力を軽減させるテン
ション部を更に備えることを特徴とする。
【0009】このような構成を採用した場合、キャリヤ
テープ巻取リールの初期慣性力によって生じるキャリヤ
テープへの過剰な張力は、テンション部によっても軽減
させることができる。このように、リール駆動部とテン
ション部とが共働することによって、キャリヤテープへ
の過剰な張力を効果的に軽減させることができる。この
ため、キャリヤテープの搬送が一層安定する。
【0010】請求項3において、テンション部は、キャ
リヤテープのテープ面を押圧する押圧ローラと、押圧ロ
ーラを押圧方向に付勢する弾性部材と、押圧ローラを先
端に設けると共に弾性部材を基端に設けて、キャリヤテ
ープに過剰な張力がかかった場合に弾性部材の付勢力に
反して押圧ローラを後退させるアーム部とを備えること
を特徴とする。
【0011】このような構成を採用した場合、弾性部材
の付勢力によって押圧ローラがキャリヤテープのテープ
面を押圧するため、キャリヤテープには一定の張力がか
かる。この状態でキャリヤテープを前方に引き出すとキ
ャリヤテープに対して過剰な張力が発生するが、この過
剰な張力は押圧ローラが後退することによって吸収され
る。その結果、キャリヤテープにかかる張力は常に一定
になり、キャリヤテープの搬送が安定する。
【0012】請求項4において、リール駆動部は、リー
ル駆動部は、押圧ローラが後退したタイミングでキャリ
ヤテープ巻取リールを回転させると共に、押圧ローラが
前進したタイミングでキャリヤテープ巻取リールの回転
を停止させていることを特徴とする。
【0013】このような構成を採用した場合、押圧ロー
ラが後退したタイミングでリール駆動部が駆動するの
で、キャリヤテープ巻取リールからキャリヤテープが引
き出されてキャリヤテープに弛みが生じる。キャリヤテ
ープに弛みが生じると、弾性部材の付勢力によって押圧
ローラがキャリヤテープのテープ面を押圧して、押圧ロ
ーラが押圧方向に前進する。この押圧ローラの前進によ
って、キャリヤテープに生じた弛みは解消される。そし
て、押圧ローラが前進したタイミングでキャリヤテープ
巻取リールの回転が停止する。このように、テンション
部とリール駆動部とを連動して動作させることにより、
キャリヤテープに一定の張力がかかった状態を維持しつ
つ、キャリヤテープ巻取リールからキャリヤテープを引
き出すことができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る部品供給装置
の好適な実施形態について添付図面を参照して説明す
る。
【0015】図1は、本実施形態である部品供給装置1
を示す斜視図である。図1に示すように、部品供給装置
1は、所定の固定台2上に直立状態で載置されたフレー
ム本体10を備えている。フレーム本体10は前後方向
に細長い形状を有すると共に、部品供給装置1自体を固
定台2にフック11で固定するためのレバー12を備え
ている。
【0016】フレーム本体10の後部10aには、キャ
リヤテープ21が巻き付けられたキャリヤテープ巻取リ
ール20が回転可能に取り付けられている。図2に示す
ように、キャリヤテープ21には、一列に配置された複
数のチップ収納孔21aと、これらのチップ収納孔21
aに対して平行に配置されたピッチ送り用の複数のスプ
ロケット孔21bとが形成されている。そして、各チッ
プ収納孔21aにはチップ部品Aが挿入されている。キ
ャリヤテープ21の下面にはボトムカバーテープ(以
下、ボトムテープという)22が貼付され、キャリヤテ
ープ21の上面にはトップカバーテープ(以下、カバー
テープという)23が貼付されている。このため、チッ
プ部品Aは、ボトムテープ22とカバーテープ23とに
よって上下から挟み込まれて、チップ収納孔21a内に
装填される。なお、キャリヤテープ21は、角穴パンチ
キャリヤテープ、エンボスキャリヤテープ等のいずれで
あっても適用が可能であることはもちろんである。
【0017】図1のフレーム本体10には、前後方向に
延在するテープ案内路13が設けられている。そして、
このテープ案内路13には、キャリヤテープ巻取リール
20から引き出されたキャリヤテープ21が導入されて
いる。フレーム本体10の前端10bにはシャッタ部3
0が設けられ、シャッタ部30はキャリヤテープ21の
搬送によって前端10bに到達したチップ部品Aをフレ
ーム本体10の外部に露出させるように機能する。
【0018】シャッタ部30とキャリヤテープ巻取リー
ル20との間のフレーム本体10には、テープ案内路1
3内のキャリヤテープ21を前方に搬送させるキャリヤ
テープ搬送部40が設けられている。キャリヤテープ搬
送部40には、スプロケットホイール41が設けられ、
このスプロケットホイール41の歯がキャリヤテープ2
1のスプロケット孔21bに係合することにより、スプ
ロケットホイール41からキャリヤテープ21に力を加
えることができる。また、キャリヤテープ搬送部40と
キャリヤテープ巻取リール20との間のフレーム本体1
0には、キャリヤテープ巻取リール20の初期慣性力に
よって生じるキャリヤテープ21への過剰な張力を軽減
させるテンション部50が設けられている。さらに、キ
ャリヤテープ巻取リール20近傍のフレーム本体10に
は、キャリヤテープ搬送部40によるキャリヤテープ2
1の引き出しに合わせて、キャリヤテープ巻取リール2
0を回転させるリール駆動部60が設けられている。
【0019】また、スプロケットホイール41とテンシ
ョン部50との間におけるフレーム本体10の上板に
は、キャリヤテープ21からカバーテープ23を剥離し
てフレーム本体10から外部に引き出すカバーテープ引
出し開口70が形成されている。さらに、カバーテープ
引出し開口70とテンション部50との間における一方
の側面板14は上方に延在しており、この側面板14に
はカバーテープ引出し開口70から引き出されたカバー
テープ23を巻き取るカバーテープ巻取リール71と、
カバーテープ巻取リール71を巻き取り方向に駆動させ
る巻取リール駆動部72とが設けられている。
【0020】図2に示すように、キャリヤテープ搬送部
40はスプロケットホイール41を回転させるテープ送
りモータ42を備えており、このテープ送りモータ42
はスプロケットホイール41と並行に配置されている。
テープ送りモータ42のモータ軸には、径方向に長いス
リット孔43aと径方向に短いスリット孔43bが周縁
に交互に形成された回転ディスク43と、ベルト駆動を
行うためのプーリ42aとが固定されている。回転ディ
スク43の円周上には、スリット孔43a,43bを検
出するスリット検出器44が設けられている。そして、
回転ディスク43とスリット検出器44とで、回転ディ
スク43の回転量を検出してテープ送りモータ42の動
作を制御するエンコーダ45が構成される。
【0021】スプロケットホイール41の回転軸にはプ
ーリ41aが固定され、このプーリ41aとテープ送り
モータ42に固定されたプーリ42aとの間には、テー
プ送りモータ42の駆動力をスプロケットホイール41
に伝達するための無端のベルト46が掛け渡されてい
る。そして、テープ送りモータ42の駆動によってスプ
ロケットホイール41は回転し、スプロケットホイール
41に係合したキャリヤテープ21は前方に向けて搬送
される。
【0022】図3に示すように、シャッタ部30は、フ
レーム本体10の前端10bの上板に形成されたシャッ
タ開口31と、シャッタ開口31上を前後方向に摺動し
て、シャッタの開閉動作を行う矩形状のシャッタ板32
と、シャッタ板32を摺動させるシャッタ駆動部33と
を備えている。シャッタ駆動部33は棒状のシャッタ駆
動アーム34を備え、シャッタ駆動アーム34の基端3
4aは、フレーム本体10の前端10bから側方に延在
する回転軸10cに軸着されている。さらに、シャッタ
駆動アーム34の基端34aには前方に延在する押付け
片34bが設けられ、押付け片34bは途中で内側に折
れ曲がって延在している。
【0023】押付け片34bの後方におけるフレーム本
体10には、押付け片34bを前方に押し付けて、シャ
ッタ駆動アーム34の先端34cを前方に移動させるソ
レノイド35が設けられている。また、シャッタ駆動ア
ーム34の下部前方には、シャッタ駆動アーム34の先
端34cを後方に付勢する圧縮コイルバネ36が設けら
れている。さらに、シャッタ駆動アーム34の先端34
cには、シャッタ板32の側部から延びる係合片32a
が係合されている。このため、ソレノイド35及び圧縮
コイルバネ36によって揺動するシャッタ駆動アーム3
4の動きに合わせて、シャッタ板32は前後方向に摺動
する。
【0024】即ち、図4に示すように、ソレノイド35
が駆動して駆動シリンダ35aを後方に引っ込めると、
圧縮コイルバネ36の付勢力のみがシャッタ駆動アーム
34に働き、シャッタ駆動アーム34は矢印Bの方向に
回転する。この回転によってシャッタ駆動アーム34の
先端34cは後方に移動して、シャッタ駆動アーム34
の移動に合わせてシャッタ板32も後方に摺動する。そ
の結果、テープ案内路13の前端13aに形成されたシ
ャッタ開口31は、シャッタ板32によって上から塞が
れる。
【0025】また、図5に示すように、ソレノイド35
が駆動して駆動シリンダ35aを前方に引き出すと、シ
ャッタ駆動アーム34は矢印Cの方向に回転する。この
回転によってシャッタ駆動アーム34の先端34cは前
方に移動して、シャッタ駆動アーム34の移動に合わせ
てシャッタ板32も前方に摺動する。その結果、シャッ
タ開口31からシャッタ板32が外れて、シャッタ開口
31は開放される。このようにシャッタ板32が前後方
向に摺動することにより、シャッタ部30の駆動が繰り
返される。
【0026】図6に示すように、テンション部50は、
キャリヤテープ21のテープ面を上から押圧する押圧ロ
ーラ51と、押圧ローラ51が先端52aに設けられた
断面U字状のアーム部52とを備えている。さらに、ア
ーム部52の基端52bはフレーム本体10に回転可能
に軸着され、この基端52bには弾性部材であるねじり
コイルバネ53が組み込まれている。ねじりコイルバネ
53の両端部53a,53bのうち、キャリヤテープ2
1側の端部53aはアーム部52の内壁に係合してい
る。また、ねじりコイルバネ53の他の端部53bはフ
レーム本体10から延びる突起片11に係合している。
【0027】そして、ねじりコイルバネ53の両端部5
3a,53bは互いに広がる方向に力が働くので、アー
ム部52は矢印Dの方向に回転する。このため、アーム
部52の先端52aに設けられた押圧ローラ51は、キ
ャリヤテープ21のテープ面を押圧する方向(押圧方
向)に付勢される。その結果、押圧ローラ51によって
押圧されたキャリヤテープ21は、押圧方向に引き延ば
される。
【0028】アーム部52の先端52aには、キャリヤ
テープ21から離れる方向に延びる遮光板54が設けら
れている。遮光板54の先端部54aはアーム部52の
基端52bの方向に拡がっており、この先端部54aを
両脇から挟み込む位置にフォトインタラプタ55が配置
されている。このようにフォトインタラプタ55を配置
することにより、フォトインタラプタ55でアーム部5
2の変位を検出することができる。
【0029】また、リール駆動部60は、キャリヤテー
プ巻取リール20を回転させるリール回転ローラ61
と、リール回転ローラ61の回転方向を変える歯車62
と、歯車62を回転させるリール回転モータ63とを備
えている。ここで、リール回転モータ63はフォトイン
タラプタ55からの検出信号を受けて駆動を開始する。
このリール回転モータ63の駆動によって、歯車62及
びリール回転ローラ61が連動して回転し、この回転力
がキャリヤテープ巻取リール20に伝達される。その結
果、キャリヤテープ巻取リール20は回転を開始する。
【0030】次に、部品供給装置1の各機構の動作につ
いて説明する。部品供給装置1のシャッタ部30とキャ
リヤテープ搬送部40とは同期して動作し、これらの動
作は外部から与えられる信号あるいは吸着ノズル接近検
出センサ(図示せず)から出力される検出信号(以下、
これらの信号を制御信号という)によって制御される。
まず、制御信号が立ち上がると、このタイミングでソレ
ノイド35が駆動して、駆動シリンダ35aを前方に引
き出す。図5に示すように、駆動シリンダ35aの移動
によってシャッタ駆動アーム34は矢印Cの方向に回転
して、シャッタ板32は前方に摺動する。このシャッタ
板32の摺動によってシャッタ開口31は開放され、キ
ャリヤテープ21に固定された先頭のチップ部品Aが外
部に対して露出する。その結果、例えば、外部に配置さ
れた電子実装機の吸着ノズルを用いて、このチップ部品
Aを吸着することが可能となる。
【0031】駆動シリンダ35aが前方に引き出されて
から所定の時間を経過したタイミングで制御信号が立ち
下がると、ソレノイド35が再び駆動して、駆動シリン
ダ35aを後方に引っ込める。図4に示すように、駆動
シリンダ35aの移動によってシャッタ駆動アーム34
は矢印Bの方向に回転して、シャッタ板32は後方に摺
動する。このシャッタ板32の摺動によってシャッタ開
口31は閉鎖される。
【0032】シャッタ開口31の閉鎖のタイミングで、
シャッタ部30は図2のキャリヤテープ搬送部40に電
気信号を伝送する。この電気信号がキャリヤテープ搬送
部40に伝送されるとテープ送りモータ42が駆動し
て、回転ディスク43を回転させる。回転ディスク43
の回転によって、回転ディスク43とベルト46で連結
されたスプロケットホイール41も回転する。そして、
スプロケットホイール41の回転によってキャリヤテー
プ21が引き出し方向に引っ張られると、キャリヤテー
プ巻取リール20に初期慣性力が働き、テープ送りモー
タ42が駆動を開始してからキャリヤテープ巻取リール
20が回転を開始するまでに一定の時間がかかる。この
期間はキャリヤテープ21に対して引き出し方向に過剰
な張力が働くが、図7に示すように、アーム部52が矢
印Eの方向に回転することによって、押圧ローラ51が
押圧方向と反対の方向に後退し、キャリヤテープ21に
弛みを生じさせる。そして、弛んだ分だけキャリヤテー
プ21は前方に引き出されて、キャリヤテープ21にか
かる過剰な張力が軽減される。
【0033】アーム部52が矢印Eの方向に回転する
と、フォトインタラプタ55から遮光板54の先端部5
4aが外れて、フォトインタラプタ55からの検出信号
がOFFからONに変化する。この検出信号はリール駆
動部60に入力され、リール駆動部60では検出信号が
OFFからONに変わるタイミングで、リール回転モー
タ63を駆動させる。リール回転モータ63の駆動によ
ってキャリヤテープ巻取リール20が回転し、キャリヤ
テープ巻取リール20からキャリヤテープ21が一定の
長さだけ引き出される。この引き出しによってキャリヤ
テープ21に弛みが生じるが、ねじりコイルバネ53の
付勢力でアーム部52が矢印Dの方向に回転するため、
押圧ローラ51は押圧方向に前進する。この押圧ローラ
51の前進によってキャリヤテープ21は押圧方向に引
っ張られ、キャリヤテープの弛みが解消される。
【0034】以降、同様の動作を繰り返し、アーム部5
2の回転に合わせてリール駆動部60を駆動させること
により、キャリヤテープ21にかかる張力は常に一定に
なる。その結果、キャリヤテープ21の搬送が安定す
る。
【0035】次に、アーム部52の回転を検出するため
のフォトインタラプタを2個設けた例について説明す
る。図8(a)(b)は、遮光板54の延在方向にフォ
トインタラプタ80,81を2個並べて配置した例であ
る。図8(a)に示すように、アーム部52が矢印Dの
方向に回転した場合には、フォトインタラプタ80から
の検出信号がOFFになると共に、フォトインタラプタ
81からの検出信号がONになる。そして、図8(b)
に示すように、アーム部52が矢印Eの方向に回転した
場合には、フォトインタラプタ80からの検出信号がO
Nになると共に、フォトインタラプタ81からの検出信
号がOFFになる。従って、フォトインタラプタ80か
らの検出信号がOFFからONに変わると共に、フォト
インタラプタ81からの検出信号がONからOFFに変
わるタイミングで、リール回転モータ63を駆動させる
ことにより、確実なタイミングでキャリヤテープ巻取リ
ール20を回転させることができる。
【0036】即ち、1個のフォトインタラプタ55だけ
では、何らかの原因でアーム部52が振動した場合、ア
ーム部52が回転したものと誤検出されることも考えら
れるが、2個のフォトインタラプタ80,81からの出
力信号が共に変化したタイミングを用いれば、アーム部
52の回転を確実に検出することができる。
【0037】さらに、図9(a)(b)は、アーム部5
2の基端52bから反対方向に遮光板82を延ばして、
遮光板82の延在方向にフォトインタラプタ83,84
を2個配置した例である。図9(a)に示すように、ア
ーム部52が矢印Dの方向に回転した場合には、フォト
インタラプタ83からの検出信号がOFFになると共
に、フォトインタラプタ84からの検出信号がONにな
る。そして、図9(b)に示すように、アーム部52が
矢印Eの方向に回転した場合には、フォトインタラプタ
83からの検出信号がONになると共に、フォトインタ
ラプタ84からの検出信号がOFFになる。従って、フ
ォトインタラプタ83からの検出信号がOFFからON
に変わると共に、フォトインタラプタ84からの検出信
号がONからOFFに変わるタイミングで、リール回転
モータ63を駆動させることにより、確実なタイミング
でキャリヤテープ巻取リール20を回転させることがで
きる。
【0038】なお、本発明は上記実施形態に限定される
ことなく、本発明の趣旨から逸脱しない範囲内におい
て、例えば以下のように変更することも可能である。
【0039】(1)上記実施形態では、リール駆動部6
0でキャリヤテープ巻取リール20を回転させてキャリ
ヤテープ21を引き出しているが、キャリヤテープ巻取
リール20とテンション部50との間に駆動装置を設け
てキャリヤテープ21を直接駆動させることにより、キ
ャリヤテープ21を引き出してもよい。この駆動装置の
駆動タイミングをリール駆動部60の駆動タイミングと
同一とすることにより、後退した押圧ローラ51を元の
位置まで前進させることができる。
【0040】(2)上記実施形態では、テンション部5
0はテープ案内路13の上方に配置され、キャリヤテー
プ21を下方に引き延ばしてキャリヤテープ21にテン
ションをかけているが、テンション部50をテープ案内
路13の下方に配置して、キャリヤテープ21を上方に
引き延ばしてキャリヤテープ21にテンションをかけて
もよい。
【0041】(3)上記実施形態では、テンション部5
0はねじりコイルバネ53を備えており、ねじりコイル
バネ53のバネ力によってテンション部50を矢印Dの
方向に付勢しているが、ねじりコイルバネ53の代わり
に圧縮バネ、ゴムその他の弾性部材を取り付けて、テン
ション部50に付勢力を加えてもよい。
【0042】
【発明の効果】本発明による部品供給装置は、以上のよ
うに構成されているため次のような効果を得ることがで
きる。
【0043】即ち、キャリヤテープの引き出しに合わせ
てリール駆動部が駆動して、この駆動力によってキャリ
ヤテープ巻取リールが回転する。この回転によってキャ
リヤテープ巻取リールに自重による初期慣性力が軽減さ
れ、キャリヤテープへの過剰な張力が防止される。この
ため、キャリヤテープの搬送が安定し、キャリヤテープ
が破損したり、シャッタ部とキャリヤテープ搬送部との
同期タイミングがずれてチップ部品の供給が不安定にな
ったりすることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る部品供給装置の一実施形態を示す
斜視図である。
【図2】キャリヤテープ搬送部を示す斜視図である。
【図3】シャッタ部を示す側面図である。
【図4】シャッタ板が閉じた状態を示す図である。
【図5】シャッタ板が開いた状態を示す図である。
【図6】テンションローラがキャリヤテープの方向に回
転した例を示す図である。
【図7】テンションローラがキャリヤテープと反対の方
向に回転した例を示す図である。
【図8】(a)(b)は、アーム部の回転を検出するた
めのフォトインタラプタを2個設けた例を示す図であ
る。
【図9】(a)(b)は、アーム部の回転を検出するた
めのフォトインタラプタを2個設けた例を示す図であ
る。
【符号の説明】
1…部品供給装置、10…フレーム本体、13…テープ
案内路、20…キャリヤテープ巻取リール、21…キャ
リヤテープ、50…テンション部、51…押圧ローラ、
52…アーム部、52a…先端、52b…基端、53…
ねじりコイルバネ(弾性部材)、60…リール駆動部、
A…チップ部品。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャリヤテープ巻取リールに巻き付けら
    れたキャリヤテープを引き出して、このキャリヤテープ
    に装填された複数のチップ部品を順番に送り出す部品供
    給装置において、 前記キャリヤテープ巻取リールを後部に配置すると共
    に、前記キャリヤテープ巻取リールから引き出された前
    記キャリヤテープを前方に向けて案内するテープ案内路
    を有するフレーム本体と、 前記フレーム本体に設けられて、前記キャリヤテープの
    引き出しに合わせて前記キャリヤテープ巻取リールを回
    転させるリール駆動部とを備えることを特徴とした部品
    供給装置。
  2. 【請求項2】 前記テープ案内路に設けられて、前記キ
    ャリヤテープへの過剰な張力を軽減させるテンション部
    を更に備えることを特徴とした請求項1記載の部品供給
    装置。
  3. 【請求項3】 前記テンション部は、前記キャリヤテー
    プのテープ面を押圧する押圧ローラと、前記押圧ローラ
    を押圧方向に付勢する弾性部材と、前記押圧ローラを先
    端に設けると共に前記弾性部材を基端に設けて、前記キ
    ャリヤテープに過剰な張力がかかった場合に前記弾性部
    材の付勢力に反して前記押圧ローラを後退させるアーム
    部とを備えることを特徴とした請求項2記載の部品供給
    装置。
  4. 【請求項4】 前記リール駆動部は、前記押圧ローラが
    後退したタイミングで前記キャリヤテープ巻取リールを
    回転させると共に、前記押圧ローラが前進したタイミン
    グで前記キャリヤテープ巻取リールの回転を停止させて
    いることを特徴とした請求項3記載の部品供給装置。
JP9050322A 1997-03-05 1997-03-05 部品供給装置 Pending JPH10247799A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008226937A (ja) * 2007-03-09 2008-09-25 Matsushita Electric Ind Co Ltd テープフィーダ
CN110539907A (zh) * 2019-09-10 2019-12-06 深圳市深科达半导体科技有限公司 载带紧绷机构及载带输送装置

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