JP3812852B2 - 部品供給装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、テーピングされたチップ型電子部品を電子実装機の吸着ノズルに吸着させるための部品供給装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、このような分野の技術としては、特開昭63−178593号公報のものが知られている。この公報に記載された従来の部品供給装置は、リールに巻き付けられたキャリアテープを引き出して、このキャリアテープからカバーテープを剥離すると共に、カバーテープが剥離されたキャリアテープを搬送させて、キャリアテープに整列されたチップ部品を吸着ノズルの吸着位置に順番に送り出している。そして、チップ部品が吸着位置に到達すると、キャリアテープの裏からチップ部品をピンで押し上げて、チップ部品を吸着ノズルで確実に吸着できるようにしている。
【0003】
キャリアテープを搬送させる搬送機構、カバーテープを剥離する剥離機構およびチップ部品をピンで押し上げる押し上げ機構は、外部駆動源で駆動する駆動レバーに連結され、駆動レバーの機械的な駆動力が各機構に伝達される。そして、各機構はこの駆動レバーから伝達された機械的な駆動力によって作動する。即ち、駆動レバーが押し込まれると押し上げ機構が作動して、チップ部品をピンで押し上げる。また、駆動レバーが引き戻されると搬送機構及び剥離機構が作動して、キャリアテープを搬送させると共にカバーテープを剥離する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の部品供給装置は、駆動レバーの駆動力をギヤなどの機械的な接触によって搬送機構に伝達しているため、伝達時に衝撃が生じて動作タイミングが不確実になることがあり問題であった。また、駆動レバーの駆動時に騒音や振動が発生し問題であった。さらに、駆動レバーの駆動力を搬送機構に伝達するためには一定の時間を必要とするので、搬送機構の駆動の高速化が難しく問題であった。
【0005】
本発明は、このような問題を解決して、搬送機構の動作タイミングを安定させると共に、搬送機構を高速に駆動させることのできる部品供給装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1の部品供給装置は、キャリアテープ巻取リールに巻き付けられたキャリアテープを引き出して、このキャリアテープに所定のピッチに整列して装填された複数のチップ部品を順番に送り出し、このチップ部品がノズルにて吸着される部品供給装置において、キャリアテープ巻取リールを後部に配置すると共に、キャリアテープ巻取リールから引き出されたキャリアテープを前方に向けて案内するテープ案内路を有するフレーム本体と、テープ案内路の前端付近に設けられて、キャリアテープに装填されたチップ部品をフレーム本体から露出させるシャッタ部と、シャッタ部とキャリアテープ巻取リールとの間に設けられて、テープ案内路内のキャリアテープを搬送させるキャリアテープ搬送部とを備え、キャリアテープ搬送部は、キャリアテープに設けられたスプロケット孔に係合させるスプロケットホイールと、スプロケットホイールを回転させるテープ送りモータと、スプロケットホイールの回転量を計測して、この計測値に基づいてテープ送りモータを制御するエンコーダとを備え、エンコーダのテープ送りモータの制御の切替により、整列したピッチが異なる仕様のキャリアテープに対応して、異なる仕様のキャリアテープをそれぞれの所定のピッチだけ送り出し可能であり、シャッタ部の動作とキャリアテープの送り出し動作とが独立しており、かつシャッタ部の動作及びキャリアテープの送り出し動作は、ノズルの移動とは独立して動作可能であることを特徴とする。
【0007】
このような構成を採用した場合、テープ送りモータが駆動すると、この駆動によってスプロケットホイールが回転する。スプロケットホイールはキャリアテープのスプロケット孔に係合しているので、スプロケットホイールの回転によって、キャリアテープは前方に向けて搬送される。この搬送によって、キャリアテープに装填された先頭のチップ部品がテープ案内路の前端に到達して、このチップ部品が吸引ノズルによる吸着対象となる。
【0008】
テープ送りモータの駆動は、スプロケットホイールの回転量に基づいて制御されているので、テープ送りモータはキャリアテープを必要な長さだけ正確に搬送させることができる。このため、先頭のチップ部品はテープ案内路前端の正確な位置に到達する。また、キャリアテープはテープ送りモータの駆動力で搬送されているので、キャリアテープ搬送部の動作タイミングが安定し、このため、キャリアテープ搬送部を高速に駆動させることができる。
請求項2において、シャッタ部は、テープ送りモータとは独立した駆動源を備え、この駆動源、テープ送りモータ及びエンコーダは、テープ案内路の下部に備えていることを特徴とする。
【0009】
請求項3において、スプロケットホイールは、シャッタ部側に設けられてシャッタ部に対するチップ部品の位置決めを行う位置決め用ホイールと、キャリアテープ巻取リール側に設けられてキャリアテープ巻取リールからキャリアテープを引き出す送り用ホイールとを備え、位置決め用ホイール及び送り用ホイールは無端ベルトを介して連動して回転していることを特徴とする。
【0010】
このような構成を採用した場合、無端ベルトの回転によって位置決め用ホイールと送り用ホイールとは連動して回転し、これらのスプロケットホイールの回転によって、キャリアテープは前方に向けて搬送される。このように、キャリアテープには2枚のスプロケットホイールからの駆動力が与えられるので、キャリアテープの搬送が安定する。特に、位置決め用ホイールはシャッタ部側に設けられているので、シャッタ部に対するチップ部品の位置決めを正確に行うことができる。また、送り用ホイールはキャリアテープ巻取リール側に設けられているので、キャリアテープ巻取リールからキャリアテープを確実に引き出すことができる。
【0011】
請求項4において、エンコーダは、テープ送りモータのモータ軸に固定されて、径方向に延びる複数のスリット孔が周縁部に等間隔で形成された回転ディスクと、回転ディスクを挟み込んで配置されて、回転ディスクの回転によってこの挟み込んだ位置を横切るスリット孔を検出するスリット検出器とを備え、スリット孔の検出において、キャリアテープの送りピッチの変更に合わせて、スリット孔のスキップ量を調整することを特徴とする。
【0012】
このような構成を採用した場合、テープ送りモータが駆動すると、このテープ送りモータのモータ軸に固定された回転ディスクが回転する。回転ディスクの周縁部には複数のスリット孔が形成されており、このスリット孔をスリット検出器で検出することによって回転ディスクの回転量が計測される。スプロケットホイールはテープ送りモータの駆動によって回転するので、回転ディスクの回転量とスプロケットホイールの回転量とは比例する。このため、スリット検出器で回転ディスクの回転量を計測することにより、スプロケットホイールの回転量が判り、このスプロケットホイールの回転量に基づいてテープ送りモータを制御することができる。
【0013】
さらに、スリット孔の検出において、キャリアテープの送りピッチの変更に合わせて、スリット孔のスキップ量を調整している。この調整によって、スリット孔を検出するまでにスプロケットホイールが回転する量と、キャリアテープに装填されたチップ部品の整列間隔とを一致させることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る部品供給装置の好適な実施形態について添付図面を参照して説明する。
【0015】
図1は、本実施形態である部品供給装置1を示す斜視図である。図1に示すように、部品供給装置1は、所定の固定台2上に直立状態で載置されたフレーム本体10を備えている。フレーム本体10は前後方向に細長い形状を有すると共に、部品供給装置1自体を固定台2にフック11で固定するためのレバー12を備えている。
【0016】
フレーム本体10の後部10aには、キャリアテープ21が巻き付けられたキャリアテープ巻取リール20が回転可能に取り付けられている。図2に示すように、キャリアテープ21には、一列に配置された複数のチップ収納孔21aと、これらのチップ収納孔21aに対して平行に配置されたピッチ送り用の複数のスプロケット孔21bとが形成されている。そして、これらのチップ収納孔21aのそれぞれにチップ部品Aが挿入されている。キャリアテープ21の下面にはボトムテープ22が貼付され、キャリアテープ21の上面にはカバーテープ23が貼付されている。このため、チップ部品Aは、ボトムテープ22とカバーテープ23とによって上下から挟み込まれて、チップ収納孔21a内に充填される。
【0017】
図1のフレーム本体10には、前後方向に延在するテープ案内路13が設けられている。そして、このテープ案内路13には、キャリアテープ巻取リール20から引き出されたキャリアテープ21が導入されている。フレーム本体10の前端10bにはシャッタ部30が設けられ、シャッタ部30はキャリアテープ21の搬送によって前端10bに到達したチップ部品Aをフレーム本体10の外部に露出させるように機能する。
【0018】
シャッタ部30とキャリアテープ巻取リール20との間のフレーム本体10には、テープ案内路13内のキャリアテープ21を前方に搬送させるキャリアテープ搬送部40が内蔵されている。このキャリアテープ搬送部40には、搬送方向に一列に配置された位置決め用ホイール42と送りホイール43とからなるスプロケットホイール41が設けられ、このスプロケットホイール41の歯がキャリアテープ21のスプロケット孔21bに係合することにより、スプロケットホイール41からキャリアテープ21に力を加えることができる。
【0019】
また、位置決め用ホイール42と送りホイール43との間におけるフレーム本体10の上板には、キャリアテープ21からカバーテープ23を剥離してフレーム本体10から外部に引き出すカバーテープ引出し開口51が形成されている。さらに、カバーテープ引出し開口51とキャリアテープ巻取リール20との間における一方の側面板14は上方に延在しており、この側面板14にはカバーテープ引出し開口51から引き出されたカバーテープ23を巻き取るカバーテープ巻取リール52と、カバーテープ巻取リール52を巻き取り方向に駆動させる巻取リール駆動部53とが設けられている。そして、カバーテープ引出し開口51とカバーテープ巻取リール52と巻取リール駆動部53とで、キャリアテープ21からカバーテープ23を剥離して巻き付けるカバーテープ巻取部50が構成される。
【0020】
図2に示すように、キャリアテープ搬送部40は、位置決め用ホイール42と送りホイール43とを回転させるテープ送りモータ44を備えており、このテープ送りモータ44は、位置決め用ホイール42と送りホイール43との間に配置されている。テープ送りモータ44のモータ軸には、径方向に長いスリット孔45aと径方向に短いスリット孔45bが周縁に交互に形成された回転ディスク45と、ベルト駆動を行うためのプーリ44aとが固定されている。回転ディスク45の円周上には、スリット孔45a,45bを検出するスリット検出器46が設けられている。そして、回転ディスク45とスリット検出器46とで、回転ディスク45の回転量を検出してテープ送りモータ44の動作を制御するエンコーダ47が構成される。
【0021】
位置決め用ホイール42の回転軸にはプーリ42aが固定され、送りホイール43の回転軸にはプーリ43aが固定されている。そして、これらのプーリ42a,43a,44aには、テープ送りモータ44の駆動力を位置決め用ホイール42と送りホイール43とに伝達するための無端ベルト48が掛け渡されている。さらに、位置決め用ホイール42と回転ディスク45との間には、2つのプーリ43a,44aの間に掛け渡されたベルト48を前方に引き延ばして、プーリ44aとベルト48との接触面積を大きくするガイドプーリ49が設けられている。このガイドプーリ49でベルト48を前方に引き延ばすことによって、テープ送りモータ44の駆動力はプーリ44aを介してベルト48に確実に伝達される。
【0022】
その結果、ベルト48に伝達された駆動力が位置決め用ホイール42と送りホイール43とに与えられ、位置決め用ホイール42と送りホイール43とは連動して回転する。位置決め用ホイール42と送りホイール43とは共にキャリアテープ21のスプロケット孔21bに係合しているので、位置決め用ホイール42と送りホイール43との回転によって、キャリアテープ21は前方に向けて搬送される。このように、キャリアテープ21には位置決め用ホイール42と送りホイール43とからの駆動力が与えられるので、キャリアテープ21の搬送が安定する。特に、位置決め用ホイール42はシャッタ部30側に設けられているので、シャッタ部30に対するチップ部品Aの位置決めを正確に行うことができる。また、送り用ホイール43はキャリアテープ巻取リール20側に設けられているので、キャリアテープ巻取リール20からキャリアテープ21を確実に引き出すことができる。
【0023】
また、エンコーダ47は、径方向に短いスリット孔45bをスキップさせて、径方向に長いスリット孔45aのみを選択的に検出している。このように、エンコーダ47で選択的にスリット孔45aを検出するのは、回転ディスク45の回転によって、所定のスリット孔45aがエンコーダ47を横切ってから次のスリット孔45aがエンコーダ47を横切るまでの間に、キャリアテープ21がチップ部品Aの整列間隔だけ搬送されるからである。従って、エンコーダ47を制御して、スリット検出器46がスリット孔45aを検出する毎にテープ送りモータ44を停止させることによって、チップ部品Aを一個ずつシャッタ部30に搬送することができる。
【0024】
ところで、エンコーダ47を制御して、いずれのスリット孔45a,45bもエンコーダ47で検出できるようにすれば、一回の検出によるキャリアテープ21の搬送距離を半分にすることができる。その結果、キャリアテープ21のチップ部品Aの整列ピッチ(例えば、4mm)に比べて、整列ピッチが半分(例えば、2mm)の別のキャリアテープもキャリアテープ21の代わりに使用することができるようになる。このように、本実施形態の部品供給装置1では、異なる仕様のキャリアテープを簡単な制御の切替で容易に使用することができ、汎用性が非常に高い。
【0025】
図3に示すように、シャッタ部30は、フレーム本体10の前端10bの上板に形成されたシャッタ開口31と、シャッタ開口31上を前後方向に摺動して、シャッタの開閉動作を行う矩形状のシャッタ板32と、シャッタ板32を摺動させるシャッタ駆動部33とを備えている。シャッタ駆動部33は棒状のシャッタ駆動アーム34を備え、シャッタ駆動アーム34の基端34aは、フレーム本体10の前端10bから側方に延在する回転軸10cに軸着されている。さらに、シャッタ駆動アーム34の基端34aには前方に延在する押付け片34bが設けられ、押付け片34bは途中で内側に折れ曲がって延びている。
【0026】
押付け片34bの後方におけるフレーム本体10には、押付け片34bを前方に押し付けて、シャッタ駆動アーム34の先端34cを前方に移動させるソレノイド35が設けられている。また、シャッタ駆動アーム34の下部前方には、シャッタ駆動アーム34の先端34cを後方に付勢する圧縮コイルバネ36が設けられている。さらに、シャッタ駆動アーム34の先端34cには、シャッタ板32の側部から延びる係合片32aが係合されている。このため、ソレノイド35及び圧縮コイルバネ36によって揺動するシャッタ駆動アーム34の動きに合わせて、シャッタ板32は前後方向に摺動する。
【0027】
即ち、図4に示すように、ソレノイド35が駆動して駆動シリンダ35aを後方に引っ込めると、圧縮コイルバネ36の付勢力のみがシャッタ駆動アーム34に働き、シャッタ駆動アーム34は矢印Bの方向に回転する。この回転によってシャッタ駆動アーム34の先端34cは後方に移動して、シャッタ駆動アーム34の移動に合わせてシャッタ板32も後方に摺動する。その結果、テープ案内路13の前端13aに形成されたシャッタ開口31は、シャッタ板32によって上から塞がれる。
【0028】
また、図5に示すように、ソレノイド35が駆動して駆動シリンダ35aを前方に引き出すと、シャッタ駆動アーム34は矢印Cの方向に回転する。この回転によってシャッタ駆動アーム34の先端34cは前方に移動して、シャッタ駆動アーム34の移動に合わせてシャッタ板32も前方に摺動する。その結果、シャッタ開口31からシャッタ板32が外れて、シャッタ開口31は開放される。
【0029】
このようにシャッタ板32が前後方向に摺動することにより、シャッタ部30の駆動が繰り返される。
【0030】
次に、シャッタ部30及びキャリアテープ搬送部40の動作について図6のタイムチャートを用いて説明する。図6に示すように、シャッタ部30とキャリアテープ搬送部40とは同期して動作し、これらの動作は外部から与えられる信号(以下、外部信号という)によって制御される。まず、外部信号が立ち上がると、このタイミングでソレノイド35が駆動して、駆動シリンダ35aを前方に引き出す。駆動シリンダ35aの移動によってシャッタ駆動アーム34は矢印Cの方向に回転して、シャッタ板32は前方に摺動する。このシャッタ板32の摺動によってシャッタ開口31は開放され、キャリアテープ21に固定された先頭のチップ部品Aが外部に対して露出する。その結果、例えば、外部に配置された電子実装機の吸着ノズルを用いて、このチップ部品Aを吸着することが可能となる。
【0031】
駆動シリンダ35aが前方に引き出されてから所定の時間を経過したタイミングで外部信号が立ち下がると、ソレノイド35が再び駆動して、駆動シリンダ35aを後方に引っ込める。駆動シリンダ35aの移動によってシャッタ駆動アーム34は矢印Bの方向に回転して、シャッタ板32は後方に摺動する。このシャッタ板32の摺動によってシャッタ開口31は閉鎖される。
【0032】
シャッタ開口31の閉鎖のタイミングで、シャッタ部30はキャリアテープ搬送部40に電気信号を伝送する。この電気信号がキャリアテープ搬送部40に伝送されるとテープ送りモータ44が駆動して、回転ディスク45を回転させる。回転ディスク45の回転によって、回転ディスク45とベルト48で連結された2枚のスプロケットホイール42,43も回転する。そして、スプロケットホイール42,43の回転によって、キャリアテープ21の搬送が開始される。
【0033】
テープ送りモータ44が駆動を開始する前には、回転ディスク45のスリット孔45aの位置とスリット検出器46の位置とが一致して、スリット検出器46は“ON”レベルの検出信号を出力する。ところが、テープ送りモータ44が駆動して回転ディスク45を回転させると、回転ディスク45のスリット孔45aがスリット検出器46の位置から外れて、スリット検出器46は“OFF”レベルの信号を出力するようになる。さらに、回転ディスク45が所定量回転すると、回転ディスク45の次のスリット孔45aがスリット検出器46の位置に到達して、スリット検出器46は“ON”レベルの検出信号を出力する。テープ送りモータ44では、スリット検出器46の検出信号が“ON”レベルになったタイミングで位置が判断できる。その結果、キャリアテープ21は、次のチップ部品Aがシャッタ開口31の直下に到達するまでテープ案内路13内を搬送されたか否かが判断できる。その後、外部信号が立ち上がると、上述したシャッタ部30の駆動が繰り返され、次のチップ部品Aが吸着可能な状態になる。
【0034】
次に、カバーテープ巻取部50の構成について説明する。図7及び図8に示すように、側面板14の上部開口14aに回転軸60が挿入されており、この回転軸60には、スイングアーム61の基端61aとワンウェイホイール62の中心とが軸着されている。ワンウェイホイール62の側面板14側でない方の面には、円盤状のカバーテープ巻取リール52が設けられている。そして、カバーテープ引出し開口51から引き出されたカバーテープ23は、このカバーテープ巻取リール52に巻き取られる。また、ワンウェイホイール62はカバーテープ23の巻き取り方向のみに回転可能なので、一旦カバーテープ巻取リール52にカバーテープ23が巻き取られると、このカバーテープ23は解けることがない。
【0035】
ワンウェイホイール62の側面板14側の面には円状の凹部62aが形成され、この凹部62aと側面板14との間にスイングアーム61の基端61aが配置されている。また、ワンウェイホイール62の周縁と対向する位置のスイングアーム61にはU字形に屈曲するU字部61bが設けられ、スイングアーム61がワンウェイホイール62の周縁に接触するのを防いでいる。さらに、スイングアーム61のU字部61bに対向する側面板14には略扇形のU字部収納開口14bが形成され、スイングアーム61のU字部61bはU字部収納開口14bに収納されている。
【0036】
スイングアーム61の遊端61cにはテンションローラ63が固定され、このテンションローラ63によって、カバーテープ引出し開口51から引き出されたカバーテープ23が後方に押し付けられる。また、スイングアーム61の遊端61cの後側には引張コイルバネ64が取り付けられ、この引張コイルバネ64によってスイングアーム61の遊端61cが後方に付勢される。このため、スイングアーム61の遊端61cは、後方(テンションローラの押付け方向である矢印Dの方向)に働く引張コイルバネ64の付勢力と、前方(テンションローラの押付け解除方向である矢印Eの方向)に働くカバーテープ23の張力とのバランスで揺動する。さらに、スイングアーム61の遊端61cの前側には、前方に延びる遮光板61dが設けられている。そして、遮光板61dと対向する側面板14上には、この遮光板61dを検出するためのフォトインタラプタ65,66が間隔を空けて配設されている。
【0037】
ワンウェイホイール62の外周面には複数の歯62bが形成されている。また、ワンウェイホイール62の後方には、これらの歯62bと嵌合する小歯車67と、小歯車67を回転させる巻取モータ68とが設けられている。さらに、小歯車67と巻取モータ68とはアタッチメント69によって側面板14に固定されている。そして、スイングアーム61、テンションローラ63、引張コイルバネ64、フォトインタラプタ65,66および巻取モータ68で、上述した巻取リール駆動部53が構成される。
【0038】
次に、カバーテープ巻取部50の動作について説明する。図9に示すように、カバーテープ引出し開口51とカバーテープ巻取リール52との間に架け渡されたカバーテープ23の長さが短い第1の状態では、テンションローラ63がカバーテープ23の張力で前方に引かれ、スイングアーム61の遊端61cが前方に位置する。このため、遮光板61dは上側のフォトインタラプタ65の位置までスライドし、フォトインタラプタ65が遮光板61dによって遮光される。よって、図11に示すように、フォトインタラプタ65から出力される検出信号は“OFF”レベルとなり、フォトインタラプタ66から出力される検出信号は“ON”レベルのままである。この第1の状態では巻取モータ68に電流が流れず、巻取モータ68は駆動しない。
【0039】
次に、テープ送りモータ44の駆動によってキャリアテープ21が搬送されると、カバーテープ引出し開口51からカバーテープ23が引き出される。このため、カバーテープ引出し開口51とカバーテープ巻取リール52との間に架け渡されたカバーテープ23が弛み、カバーテープ23の張力が弱まる。カバーテープ23の張力が弱まると、スイングアーム61の遊端61cを前方に引っ張る力が弱くなり、図10に示すように、スイングアーム61は引張コイルバネ64の付勢力で矢印Dの方向(押付け方向)に回転する。この回転によって、カバーテープ23は後方に押し付けられ、カバーテープ23の張力が回復する。
【0040】
スイングアーム61が矢印Dの方向に回転すると、遮光板61dは徐々に後方にスライドする。そして、上側のフォトインタラプタ65から遮光板61dが外れた第2の状態になる。この第2の状態では、図11に示すように、フォトインタラプタ65から出力される検出信号は“ON”レベルとなり、フォトインタラプタ66から出力される検出信号は“ON”レベルのままである。この第2の状態でも巻取モータ68に電流が流れず、巻取モータ68は駆動しない。
【0041】
さらに、遮光板61dが後方にスライドすると、下側のフォトインタラプタ66を遮光板61dで遮光する第3の状態となる。この第3の状態では、図11に示すように、フォトインタラプタ65から出力される検出信号は“ON”レベルのままで、フォトインタラプタ66から出力される検出信号は“OFF”レベルとなる。この第3の状態のタイミングで巻取モータ68に電流が流れ、巻取モータ68は駆動を開始する。巻取モータ68の駆動によって、ワンウェイホイール62は、小歯車67を介してカバーテープ23の巻き取り方向である矢印Fの方向に回転する。この回転によって、カバーテープ23はカバーテープ巻取リール52に巻き取られて、カバーテープ23の張力が強くなる。このため、テンションローラ63が前方に引かれて、スイングアーム61は矢印Eの方向(押付け解除方向)に回転する。そして、遮光板61dが上側のフォトインタラプタ65の位置までスライドして、フォトインタラプタ65から出力される検出信号が“OFF”レベルとなる第1の状態に戻ったタイミングで、巻取モータ68は駆動を停止する。
【0042】
以降、キャリアテープ21が搬送されてカバーテープ引出し開口51からカバーテープ23が引き出される毎に上述の処理が繰り返され、カバーテープ23はカバーテープ巻取リール52によって確実に巻き取られる。
【0043】
ところで、カバーテープ23はキャリアテープ21に比べて伸びやすいので、テープ送りモータ44と巻取モータ68とを同期させて、キャリアテープ21の搬送量と同じ量だけカバーテープ23を巻き取ったのでは、カバーテープ23を完全に巻き取れない場合が生じる。そこで、カバーテープ巻取部50では、巻取モータ68をテープ送りモータ44と非同期で駆動させることによって、カバーテープ23の張力に応じた迅速なカバーテープ23の巻き取りを実現している。
【0044】
なお、本発明は上記実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨から逸脱しない範囲内において、例えば以下のように変更することも可能である。
【0045】
(1)上記実施形態では、キャリアテープ搬送部40の回転ディスク45に2種類のスリット孔45a,45bを設けて、エンコーダ47での一回の検出によるキャリアテープ21の搬送距離を2通り設定できるようにしていたが、回転ディスク45に3種類以上のスリット孔を設けて、エンコーダ47での一回の検出によるキャリアテープ21の搬送距離を3通り以上設定できるようにしてもよい。このように、搬送距離の設定数が多くなれば、規格の異なる多くのキャリアテープを使用できるようになる。
【0046】
(2)上記実施形態では、巻取リール駆動部53のフォトインタラプタ65,66は、遮光板61dによって遮光されたときの出力を“OFF”レベルとすると共に、遮光板61dによって遮光されていないときの出力を“ON”レベルとしていたが、遮光板61dによって遮光されたときの出力を“ON”レベルとすると共に、遮光板61dによって遮光されていないときの出力を“OFF”レベルとしてもよい。
【0047】
【発明の効果】
本発明による部品供給装置は、以上のように構成されているため次のような効果を得ることができる。
【0048】
即ち、テープ送りモータの駆動はスプロケットホイールの回転量に基づいて制御されているので、テープ送りモータはキャリアテープを必要な長さだけ正確に搬送させることができる。このため、先頭のチップ部品はテープ案内路前端の正確な位置に到達する。また、キャリアテープはテープ送りモータの駆動力で搬送されているので、キャリアテープ搬送部の動作タイミングが安定し、このため、キャリアテープ搬送部を高速に駆動させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る部品供給装置の一実施形態を示す斜視図である。
【図2】キャリアテープ搬送部を示す斜視図である。
【図3】シャッタ部を示す側面図である。
【図4】シャッタが閉じた状態を示す斜視図である。
【図5】シャッタが開いた状態を示す斜視図である。
【図6】シャッタ部及びキャリアテープ搬送部の動作を示すタイムチャートである。
【図7】カバーテープ巻取部を示す斜視図である。
【図8】カバーテープ巻取部を示す分解図である。
【図9】カバーテープ巻取部の巻き取り動作を示す側面図である。
【図10】カバーテープ巻取部の巻き取り動作を示す側面図である。
【図11】カバーテープ巻取部の巻き取り動作を示すタイムチャートである。
【符号の説明】
1…部品供給装置、10…フレーム本体、13…テープ案内路、20…キャリアテープ巻取リール、21…キャリアテープ、21a…スプロケット孔、30…シャッタ部、40…キャリアテープ搬送部、41…スプロケットホイール、42…位置決め用ホイール、43…送り用ホイール、44…テープ送りモータ、47…エンコーダ、45a,45b…スリット孔、45…回転ディスク、46…スリット検出器、A…チップ部品。
Claims (4)
- キャリアテープ巻取リールに巻き付けられたキャリアテープを引き出して、このキャリアテープに所定のピッチに整列して装填された複数のチップ部品を順番に送り出し、このチップ部品がノズルにて吸着される部品供給装置において、
前記キャリアテープ巻取リールを後部に配置すると共に、前記キャリアテープ巻取リールから引き出された前記キャリアテープを前方に向けて案内するテープ案内路を有するフレーム本体と、
前記テープ案内路の前端付近に設けられて、前記キャリアテープに装填された前記チップ部品を前記フレーム本体から露出させるシャッタ部と、
前記シャッタ部と前記キャリアテープ巻取リールとの間に設けられて、前記テープ案内路内の前記キャリアテープを搬送させるキャリアテープ搬送部とを備え、
前記キャリアテープ搬送部は、前記キャリアテープに設けられたスプロケット孔に係合させるスプロケットホイールと、前記スプロケットホイールを回転させるテープ送りモータと、前記スプロケットホイールの回転量を計測して、この計測値に基づいて前記テープ送りモータを制御するエンコーダとを備え、
前記エンコーダの前記テープ送りモータの制御の切替により、前記整列したピッチが異なる仕様のキャリアテープに対応して、前記異なる仕様のキャリアテープをそれぞれの前記所定のピッチだけ送り出し可能であり、
前記シャッタ部の動作と前記キャリアテープの送り出し動作とが独立しており、かつ前記シャッタ部の動作及び前記キャリアテープの送り出し動作は、前記ノズルの移動とは独立して動作可能であることを特徴とした部品供給装置。 - 前記シャッタ部は、前記テープ送りモータとは独立した駆動源を備え、この駆動源、前記テープ送りモータ及び前記エンコーダは、前記テープ案内路の下部に備えていることを特徴とする請求項1に記載の部品供給装置。
- 前記スプロケットホイールは、前記シャッタ部側に設けられて前記シャッタ部に対する前記チップ部品の位置決めを行う位置決め用ホイールと、前記キャリアテープ巻取リール側に設けられて前記キャリアテープ巻取リールから前記キャリアテープを引き出す送り用ホイールとを備え、
前記位置決め用ホイール及び前記送り用ホイールは無端ベルトを介して連動して回転していることを特徴とした請求項1又は2に記載の部品供給装置。 - 前記エンコーダは、前記テープ送りモータのモータ軸に固定されて、径方向に延びる複数のスリット孔が周縁部に等間隔で形成された回転ディスクと、前記回転ディスクを挟み込んで配置されて、前記回転ディスクの回転によってこの挟み込んだ位置を横切る前記スリット孔を検出するスリット検出器とを備え、
前記スリット孔の検出において、前記キャリアテープの送りピッチの変更に合わせて、前記スリット孔のスキップ量を調整することを特徴とした請求項1から3のいずれかに記載の部品供給装置。
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