JPH10145085A - 部品供給装置 - Google Patents

部品供給装置

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Publication number
JPH10145085A
JPH10145085A JP8300572A JP30057296A JPH10145085A JP H10145085 A JPH10145085 A JP H10145085A JP 8300572 A JP8300572 A JP 8300572A JP 30057296 A JP30057296 A JP 30057296A JP H10145085 A JPH10145085 A JP H10145085A
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JP
Japan
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tape
take
cover tape
reel
carrier tape
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Pending
Application number
JP8300572A
Other languages
English (en)
Inventor
Eiichi Kato
栄一 加藤
Hiroshi Nitta
洋 新田
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Nidec Copal Corp
Original Assignee
Nidec Copal Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Nidec Copal Corp filed Critical Nidec Copal Corp
Priority to JP8300572A priority Critical patent/JPH10145085A/ja
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Pending legal-status Critical Current

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  • Supply And Installment Of Electrical Components (AREA)
  • Folding Of Thin Sheet-Like Materials, Special Discharging Devices, And Others (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 駆動レバーの駆動力をギヤなどの機械的な接
触によって剥離機構に伝達しているため、伝達時に衝撃
が生じて、カバーテープが伸び、或いは切断されるとい
った問題があった。 【解決手段】 キャリアテープ21を前方に向けて案内
するテープ案内路13を有するフレーム本体10と、先
頭のチップ部品Aをフレーム本体10から露出させるシ
ャッタ部30と、キャリアテープ21を搬送させるキャ
リアテープ搬送部40と、キャリアテープ21からカバ
ーテープ23を剥離して巻き付けるカバーテープ巻取部
50とを備え、カバーテープ巻取部50は、カバーテー
プ23を剥離して引き出すカバーテープ引出し開口51
と、引き出されたカバーテープ23を巻き取るカバーテ
ープ巻取リール52と、カバーテープ巻取リール52を
巻き取り方向に回転させる巻取リール駆動部53とを備
える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テーピングされた
チップ型電子部品を電子実装機の吸着ノズルに吸着させ
るための部品供給装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、このような分野の技術として
は、特開昭63−178593号公報のものが知られて
いる。この公報に記載された従来の部品供給装置は、リ
ールに巻き付けられたキャリアテープを引き出して、こ
のキャリアテープからカバーテープを剥離すると共に、
カバーテープが剥離されたキャリアテープを搬送させ
て、キャリアテープに整列されたチップ部品を吸着ノズ
ルの吸着位置に順番に送り出している。そして、チップ
部品が吸着位置に到達すると、キャリアテープの裏から
チップ部品をピンで押し上げて、チップ部品を吸着ノズ
ルで確実に吸着できるようにしている。
【0003】キャリアテープを搬送させる搬送機構、カ
バーテープを剥離する剥離機構およびチップ部品をピン
で押し上げる押し上げ機構は、外部駆動源で駆動する駆
動レバーに連結され、駆動レバーの機械的な駆動力が各
機構に伝達される。そして、各機構はこの駆動レバーか
ら伝達された機械的な駆動力によって作動する。即ち、
駆動レバーが押し込まれると押し上げ機構が作動して、
チップ部品をピンで押し上げる。また、駆動レバーが引
き戻されると搬送機構及び剥離機構が作動して、キャリ
アテープを搬送させると共にカバーテープを剥離する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
部品供給装置は、駆動レバーの駆動力をギヤなどの機械
的な接触によって剥離機構に伝達しているため、伝達時
に衝撃が生じてカバーテープに無理な力が加わった。こ
のため、カバーテープの剥離力が不均一になって、カバ
ーテープが伸び、或いは切断されるといった問題が発生
した。
【0005】また、駆動レバーの駆動力を各機構に伝達
するためには一定の時間を必要とするので、剥離機構の
駆動の高速化が難しく問題であった。
【0006】本発明は、このような問題を解決し、カバ
ーテープの剥離力を安定させて、カバーテープの伸び及
び切断を抑制すると共に、剥離機構を高速に駆動させる
ことのできる部品供給装置を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の部品供給装置
は、キャリアテープ巻取リールに巻き付けられたキャリ
アテープを引き出して、このキャリアテープに整列して
装填された複数のチップ部品を順番に送り出す部品供給
装置において、キャリアテープ巻取リールを後部に配置
すると共に、キャリアテープ巻取リールから引き出され
たキャリアテープを前方に向けて案内するテープ案内路
を有するフレーム本体と、テープ案内路の前端に設けら
れて、キャリアテープに装填された先頭のチップ部品を
フレーム本体から露出させるシャッタ部と、シャッタ部
とキャリアテープ巻取リールとの間に設けられて、テー
プ案内路内のキャリアテープを搬送させるキャリアテー
プ搬送部と、シャッタ部とキャリアテープ巻取リールと
の間に設けられて、キャリアテープからカバーテープを
剥離して巻き付けるカバーテープ巻取部とを備えること
を特徴とする。
【0008】このような構成を採用した場合、キャリア
テープ搬送部が駆動して、テープ案内路内のキャリアテ
ープが前方に向けて搬送される。この搬送によってキャ
リアテープに装填された先頭のチップ部品がテープ案内
路の前端に到達して、このチップ部品が吸引ノズルによ
る吸着対象となる。次に、シャッタ部が駆動して、キャ
リアテープに装填された先頭のチップ部品がフレーム本
体から露出する。このように、先頭のチップ部品がフレ
ーム本体から露出するので、吸引ノズルに吸着させてチ
ップ部品をキャリアテープから取り出すことができる。
さらに、キャリアテープがテープ案内路内を搬送される
と、キャリアテープからカバーテープが剥離され、この
カバーテープは巻取リール駆動部によって巻き取られ
る。このように、キャリアテープ搬送部と巻取リール駆
動部とが独立して動作しているので、カバーテープには
常に適正な剥離力が加わり、カバーテープの伸び及び切
断が抑制される。
【0009】請求項2において、カバーテープ巻取部
は、テープ案内路に形成されてカバーテープを剥離して
引き出すカバーテープ引出し開口と、カバーテープ引出
し開口から引き出されたカバーテープを巻き取るカバー
テープ巻取リールと、カバーテープ巻取リールを巻き取
り方向に回転させる巻取リール駆動部とを備えることを
特徴とする。
【0010】このような構成を採用した場合、キャリア
テープがテープ案内路内を搬送されて、キャリアテープ
からカバーテープが剥離されると、このカバーテープ
は、カバーテープ引出し開口から引き出される。このカ
バーテープの剥離に合わせて、巻取リール駆動部が駆動
して、カバーテープ巻取リールは巻き取り方向に回転す
る。その結果、カバーテープ引出し開口から引き出され
たカバーテープは、カバーテープ巻取リールに巻き取ら
れる。
【0011】請求項3において、巻取リール駆動部は、
カバーテープ巻取リールを回転させる巻取モータと、カ
バーテープ巻取リールの中心軸に回動可能に軸着された
スイングアームと、スイングアームの遊端に設けられ
て、カバーテープ引出し開口とカバーテープ巻取リール
との間に架け渡されたカバーテープを張った状態にする
テンションローラと、スイングアームの遊端をテンショ
ンローラの押付け方向に付勢させる弾性部材と、スイン
グアームの遊端が押付け方向に移動した場合に、巻取モ
ータに対して駆動信号を送る位置検出センサとを備える
ことを特徴とする。
【0012】このような構成を採用した場合、スイング
アームの遊端は、テンションローラの押付け方向に働く
弾性部材の付勢力と、テンションローラの押付け解除方
向に働くカバーテープの張力とのバランスで揺動する。
即ち、カバーテープがカバーテープ引出し開口から引き
出されてカバーテープの張力が弱まると、弾性部材の付
勢力が強く作用し、スイングアームの遊端は押付け方向
に移動する。この移動によってカバーテープはテンショ
ンローラによって押し付けられ、カバーテープの張力が
回復する。
【0013】スイングアームの遊端が押付け方向に移動
すると、位置検出センサから巻取モータに駆動信号が送
られ、巻取モータが駆動を開始する。巻取モータの駆動
によってカバーテープ巻取リールが回転し、カバーテー
プ巻取リールにカバーテープが巻き取られる。その結
果、カバーテープの張力が強くなり、弾性部材の付勢力
に反して、スイングアームの遊端は押付け解除方向に移
動する。
【0014】以降、スイングアームを繰り返し揺動させ
てカバーテープに一定の張力を加えながら、巻取リール
駆動部はカバーテープ巻取リールにカバーテープを巻き
取っていく。このように、カバーテープには常に一定の
張力が加わるので、カバーテープの伸び及び切断が抑制
される。また、カバーテープ巻取部は巻取モータで電気
的に駆動しているので、カバーテープ巻取部の駆動の高
速化が図れる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る部品供給装置
の好適な実施形態について添付図面を参照して説明す
る。
【0016】図1は、本実施形態である部品供給装置1
を示す斜視図である。図1に示すように、部品供給装置
1は、所定の固定台2上に直立状態で載置されたフレー
ム本体10を備えている。フレーム本体10は前後方向
に細長い形状を有すると共に、部品供給装置1自体を固
定台2にフック11で固定するためのレバー12を備え
ている。
【0017】フレーム本体10の後部10aには、キャ
リアテープ21が巻き付けられたキャリアテープ巻取リ
ール20が回転可能に取り付けられている。図2に示す
ように、キャリアテープ21には、一列に配置された複
数のチップ収納孔21aと、これらのチップ収納孔21
aに対して平行に配置されたピッチ送り用の複数のスプ
ロケット孔21bとが形成されている。そして、これら
のチップ収納孔21aのそれぞれにチップ部品Aが挿入
されている。キャリアテープ21の下面にはボトムテー
プ22が貼付され、キャリアテープ21の上面にはカバ
ーテープ23が貼付されている。このため、チップ部品
Aは、ボトムテープ22とカバーテープ23とによって
上下から挟み込まれて、チップ収納孔21a内に充填さ
れる。
【0018】図1のフレーム本体10には、前後方向に
延在するテープ案内路13が設けられている。そして、
このテープ案内路13には、キャリアテープ巻取リール
20から引き出されたキャリアテープ21が導入されて
いる。フレーム本体10の前端10bにはシャッタ部3
0が設けられ、シャッタ部30はキャリアテープ21の
搬送によって前端10bに到達したチップ部品Aをフレ
ーム本体10の外部に露出させるように機能する。
【0019】シャッタ部30とキャリアテープ巻取リー
ル20との間のフレーム本体10には、テープ案内路1
3内のキャリアテープ21を前方に搬送させるキャリア
テープ搬送部40が内蔵されている。このキャリアテー
プ搬送部40には、搬送方向に一列に配置された位置決
め用ホイール42と送りホイール43とからなるスプロ
ケットホイール41が設けられ、このスプロケットホイ
ール41の歯がキャリアテープ21のスプロケット孔2
1bに係合することにより、スプロケットホイール41
からキャリアテープ21に力を加えることができる。
【0020】また、位置決め用ホイール42と送りホイ
ール43との間におけるフレーム本体10の上板には、
キャリアテープ21からカバーテープ23を剥離してフ
レーム本体10から外部に引き出すカバーテープ引出し
開口51が形成されている。さらに、カバーテープ引出
し開口51とキャリアテープ巻取リール20との間にお
ける一方の側面板14は上方に延在しており、この側面
板14にはカバーテープ引出し開口51から引き出され
たカバーテープ23を巻き取るカバーテープ巻取リール
52と、カバーテープ巻取リール52を巻き取り方向に
駆動させる巻取リール駆動部53とが設けられている。
そして、カバーテープ引出し開口51とカバーテープ巻
取リール52と巻取リール駆動部53とで、キャリアテ
ープ21からカバーテープ23を剥離して巻き付けるカ
バーテープ巻取部50が構成される。
【0021】図2に示すように、キャリアテープ搬送部
40は、位置決め用ホイール42と送りホイール43と
を回転させるテープ送りモータ44を備えており、この
テープ送りモータ44は、位置決め用ホイール42と送
りホイール43との間に配置されている。テープ送りモ
ータ44のモータ軸には、径方向に長いスリット孔45
aと径方向に短いスリット孔45bが周縁に交互に形成
された回転ディスク45と、ベルト駆動を行うためのプ
ーリ44aとが固定されている。回転ディスク45の円
周上には、スリット孔45a,45bを検出するスリッ
ト検出器46が設けられている。そして、回転ディスク
45とスリット検出器46とで、回転ディスク45の回
転量を検出してテープ送りモータ44の動作を制御する
エンコーダ47が構成される。
【0022】位置決め用ホイール42の回転軸にはプー
リ42aが固定され、送りホイール43の回転軸にはプ
ーリ43aが固定されている。そして、これらのプーリ
42a,43a,44aには、テープ送りモータ44の
駆動力を位置決め用ホイール42と送りホイール43と
に伝達するための無端ベルト48が掛け渡されている。
さらに、位置決め用ホイール42と回転ディスク45と
の間には、2つのプーリ43a,44aの間に掛け渡さ
れたベルト48を前方に引き延ばして、プーリ44aと
ベルト48との接触面積を大きくするガイドプーリ49
が設けられている。このガイドプーリ49でベルト48
を前方に引き延ばすことによって、テープ送りモータ4
4の駆動力はプーリ44aを介してベルト48に確実に
伝達される。
【0023】その結果、ベルト48に伝達された駆動力
が位置決め用ホイール42と送りホイール43とに与え
られ、位置決め用ホイール42と送りホイール43とは
連動して回転する。位置決め用ホイール42と送りホイ
ール43とは共にキャリアテープ21のスプロケット孔
21bに係合しているので、位置決め用ホイール42と
送りホイール43との回転によって、キャリアテープ2
1は前方に向けて搬送される。このように、キャリアテ
ープ21には位置決め用ホイール42と送りホイール4
3とからの駆動力が与えられるので、キャリアテープ2
1の搬送が安定する。特に、位置決め用ホイール42は
シャッタ部30側に設けられているので、シャッタ部3
0に対するチップ部品Aの位置決めを正確に行うことが
できる。また、送り用ホイール43はキャリアテープ巻
取リール20側に設けられているので、キャリアテープ
巻取リール20からキャリアテープ21を確実に引き出
すことができる。
【0024】また、エンコーダ47は、径方向に短いス
リット孔45bをスキップさせて、径方向に長いスリッ
ト孔45aのみを選択的に検出している。このように、
エンコーダ47で選択的にスリット孔45aを検出する
のは、回転ディスク45の回転によって、所定のスリッ
ト孔45aがエンコーダ47を横切ってから次のスリッ
ト孔45aがエンコーダ47を横切るまでの間に、キャ
リアテープ21がチップ部品Aの整列間隔だけ搬送され
るからである。従って、エンコーダ47を制御して、ス
リット検出器46がスリット孔45aを検出する毎にテ
ープ送りモータ44を停止させることによって、チップ
部品Aを一個ずつシャッタ部30に搬送することができ
る。
【0025】ところで、エンコーダ47を制御して、い
ずれのスリット孔45a,45bもエンコーダ47で検
出できるようにすれば、一回の検出によるキャリアテー
プ21の搬送距離を半分にすることができる。その結
果、キャリアテープ21のチップ部品Aの整列ピッチ
(例えば、4mm)に比べて、整列ピッチが半分(例え
ば、2mm)の別のキャリアテープもキャリアテープ2
1の代わりに使用することができるようになる。このよ
うに、本実施形態の部品供給装置1では、異なる仕様の
キャリアテープを簡単な制御の切替で容易に使用するこ
とができ、汎用性が非常に高い。
【0026】図3に示すように、シャッタ部30は、フ
レーム本体10の前端10bの上板に形成されたシャッ
タ開口31と、シャッタ開口31上を前後方向に摺動し
て、シャッタの開閉動作を行う矩形状のシャッタ板32
と、シャッタ板32を摺動させるシャッタ駆動部33と
を備えている。シャッタ駆動部33は棒状のシャッタ駆
動アーム34を備え、シャッタ駆動アーム34の基端3
4aは、フレーム本体10の前端10bから側方に延在
する回転軸10cに軸着されている。さらに、シャッタ
駆動アーム34の基端34aには前方に延在する押付け
片34bが設けられ、押付け片34bは途中で内側に折
れ曲がって延びている。
【0027】押付け片34bの後方におけるフレーム本
体10には、押付け片34bを前方に押し付けて、シャ
ッタ駆動アーム34の先端34cを前方に移動させるソ
レノイド35が設けられている。また、シャッタ駆動ア
ーム34の下部前方には、シャッタ駆動アーム34の先
端34cを後方に付勢する圧縮コイルバネ36が設けら
れている。さらに、シャッタ駆動アーム34の先端34
cには、シャッタ板32の側部から延びる係合片32a
が係合されている。このため、ソレノイド35及び圧縮
コイルバネ36によって揺動するシャッタ駆動アーム3
4の動きに合わせて、シャッタ板32は前後方向に摺動
する。
【0028】即ち、図4に示すように、ソレノイド35
が駆動して駆動シリンダ35aを後方に引っ込めると、
圧縮コイルバネ36の付勢力のみがシャッタ駆動アーム
34に働き、シャッタ駆動アーム34は矢印Bの方向に
回転する。この回転によってシャッタ駆動アーム34の
先端34cは後方に移動して、シャッタ駆動アーム34
の移動に合わせてシャッタ板32も後方に摺動する。そ
の結果、テープ案内路13の前端13aに形成されたシ
ャッタ開口31は、シャッタ板32によって上から塞が
れる。
【0029】また、図5に示すように、ソレノイド35
が駆動して駆動シリンダ35aを前方に引き出すと、シ
ャッタ駆動アーム34は矢印Cの方向に回転する。この
回転によってシャッタ駆動アーム34の先端34cは前
方に移動して、シャッタ駆動アーム34の移動に合わせ
てシャッタ板32も前方に摺動する。その結果、シャッ
タ開口31からシャッタ板32が外れて、シャッタ開口
31は開放される。
【0030】このようにシャッタ板32が前後方向に摺
動することにより、シャッタ部30の駆動が繰り返され
る。
【0031】次に、シャッタ部30及びキャリアテープ
搬送部40の動作について図6のタイムチャートを用い
て説明する。図6に示すように、シャッタ部30とキャ
リアテープ搬送部40とは同期して動作し、これらの動
作は外部から与えられる信号(以下、外部信号という)
によって制御される。まず、外部信号が立ち上がると、
このタイミングでソレノイド35が駆動して、駆動シリ
ンダ35aを前方に引き出す。駆動シリンダ35aの移
動によってシャッタ駆動アーム34は矢印Cの方向に回
転して、シャッタ板32は前方に摺動する。このシャッ
タ板32の摺動によってシャッタ開口31は開放され、
キャリアテープ21に固定された先頭のチップ部品Aが
外部に対して露出する。その結果、例えば、外部に配置
された電子実装機の吸着ノズルを用いて、このチップ部
品Aを吸着することが可能となる。
【0032】駆動シリンダ35aが前方に引き出されて
から所定の時間を経過したタイミングで外部信号が立ち
下がると、ソレノイド35が再び駆動して、駆動シリン
ダ35aを後方に引っ込める。駆動シリンダ35aの移
動によってシャッタ駆動アーム34は矢印Bの方向に回
転して、シャッタ板32は後方に摺動する。このシャッ
タ板32の摺動によってシャッタ開口31は閉鎖され
る。
【0033】シャッタ開口31の閉鎖のタイミングで、
シャッタ部30はキャリアテープ搬送部40に電気信号
を伝送する。この電気信号がキャリアテープ搬送部40
に伝送されるとテープ送りモータ44が駆動して、回転
ディスク45を回転させる。回転ディスク45の回転に
よって、回転ディスク45とベルト48で連結された2
枚のスプロケットホイール42,43も回転する。そし
て、スプロケットホイール42,43の回転によって、
キャリアテープ21の搬送が開始される。
【0034】テープ送りモータ44が駆動を開始する前
には、回転ディスク45のスリット孔45aの位置とス
リット検出器46の位置とが一致して、スリット検出器
46は“ON”レベルの検出信号を出力する。ところ
が、テープ送りモータ44が駆動して回転ディスク45
を回転させると、回転ディスク45のスリット孔45a
がスリット検出器46の位置から外れて、スリット検出
器46は“OFF”レベルの信号を出力するようにな
る。さらに、回転ディスク45が所定量回転すると、回
転ディスク45の次のスリット孔45aがスリット検出
器46の位置に到達して、スリット検出器46は“O
N”レベルの検出信号を出力する。テープ送りモータ4
4では、スリット検出器46の検出信号が“ON”レベ
ルになったタイミングで位置が判断できる。その結果、
キャリアテープ21は、次のチップ部品Aがシャッタ開
口31の直下に到達するまでテープ案内路13内を搬送
されたか否かが判断できる。その後、外部信号が立ち上
がると、上述したシャッタ部30の駆動が繰り返され、
次のチップ部品Aが吸着可能な状態になる。
【0035】次に、カバーテープ巻取部50の構成につ
いて説明する。図7及び図8に示すように、側面板14
の上部開口14aに回転軸60が挿入されており、この
回転軸60には、スイングアーム61の基端61aとワ
ンウェイホイール62の中心とが軸着されている。ワン
ウェイホイール62の側面板14側でない方の面には、
円盤状のカバーテープ巻取リール52が設けられてい
る。そして、カバーテープ引出し開口51から引き出さ
れたカバーテープ23は、このカバーテープ巻取リール
52に巻き取られる。また、ワンウェイホイール62は
カバーテープ23の巻き取り方向のみに回転可能なの
で、一旦カバーテープ巻取リール52にカバーテープ2
3が巻き取られると、このカバーテープ23は解けるこ
とがない。
【0036】ワンウェイホイール62の側面板14側の
面には円状の凹部62aが形成され、この凹部62aと
側面板14との間にスイングアーム61の基端61aが
配置されている。また、ワンウェイホイール62の周縁
と対向する位置のスイングアーム61にはU字形に屈曲
するU字部61bが設けられ、スイングアーム61がワ
ンウェイホイール62の周縁に接触するのを防いでい
る。さらに、スイングアーム61のU字部61bに対向
する側面板14には略扇形のU字部収納開口14bが形
成され、スイングアーム61のU字部61bはU字部収
納開口14bに収納されている。
【0037】スイングアーム61の遊端61cにはテン
ションローラ63が固定され、このテンションローラ6
3によって、カバーテープ引出し開口51から引き出さ
れたカバーテープ23が後方に押し付けられる。また、
スイングアーム61の遊端61cの後側には引張コイル
バネ64が取り付けられ、この引張コイルバネ64によ
ってスイングアーム61の遊端61cが後方に付勢され
る。このため、スイングアーム61の遊端61cは、後
方(テンションローラの押付け方向である矢印Dの方
向)に働く引張コイルバネ64の付勢力と、前方(テン
ションローラの押付け解除方向である矢印Eの方向)に
働くカバーテープ23の張力とのバランスで揺動する。
さらに、スイングアーム61の遊端61cの前側には、
前方に延びる遮光板61dが設けられている。そして、
遮光板61dと対向する側面板14上には、この遮光板
61dを検出するためのフォトインタラプタ65,66
が間隔を空けて配設されている。
【0038】ワンウェイホイール62の外周面には複数
の歯62bが形成されている。また、ワンウェイホイー
ル62の後方には、これらの歯62bと嵌合する小歯車
67と、小歯車67を回転させる巻取モータ68とが設
けられている。さらに、小歯車67と巻取モータ68と
はアタッチメント69によって側面板14に固定されて
いる。そして、スイングアーム61、テンションローラ
63、引張コイルバネ64、フォトインタラプタ65,
66および巻取モータ68で、上述した巻取リール駆動
部53が構成される。
【0039】次に、カバーテープ巻取部50の動作につ
いて説明する。図9に示すように、カバーテープ引出し
開口51とカバーテープ巻取リール52との間に架け渡
されたカバーテープ23の長さが短い第1の状態では、
テンションローラ63がカバーテープ23の張力で前方
に引かれ、スイングアーム61の遊端61cが前方に位
置する。このため、遮光板61dは上側のフォトインタ
ラプタ65の位置までスライドし、フォトインタラプタ
65が遮光板61dによって遮光される。よって、図1
1に示すように、フォトインタラプタ65から出力され
る検出信号は“OFF”レベルとなり、フォトインタラ
プタ66から出力される検出信号は“ON”レベルのま
まである。この第1の状態では巻取モータ68に電流が
流れず、巻取モータ68は駆動しない。
【0040】次に、テープ送りモータ44の駆動によっ
てキャリアテープ21が搬送されると、カバーテープ引
出し開口51からカバーテープ23が引き出される。こ
のため、カバーテープ引出し開口51とカバーテープ巻
取リール52との間に架け渡されたカバーテープ23が
弛み、カバーテープ23の張力が弱まる。カバーテープ
23の張力が弱まると、スイングアーム61の遊端61
cを前方に引っ張る力が弱くなり、図10に示すよう
に、スイングアーム61は引張コイルバネ64の付勢力
で矢印Dの方向(押付け方向)に回転する。この回転に
よって、カバーテープ23は後方に押し付けられ、カバ
ーテープ23の張力が回復する。
【0041】スイングアーム61が矢印Dの方向に回転
すると、遮光板61dは徐々に後方にスライドする。そ
して、上側のフォトインタラプタ65から遮光板61d
が外れた第2の状態になる。この第2の状態では、図1
1に示すように、フォトインタラプタ65から出力され
る検出信号は“ON”レベルとなり、フォトインタラプ
タ66から出力される検出信号は“ON”レベルのまま
である。この第2の状態でも巻取モータ68に電流が流
れず、巻取モータ68は駆動しない。
【0042】さらに、遮光板61dが後方にスライドす
ると、下側のフォトインタラプタ66を遮光板61dで
遮光する第3の状態となる。この第3の状態では、図1
1に示すように、フォトインタラプタ65から出力され
る検出信号は“ON”レベルのままで、フォトインタラ
プタ66から出力される検出信号は“OFF”レベルと
なる。この第3の状態のタイミングで巻取モータ68に
電流が流れ、巻取モータ68は駆動を開始する。巻取モ
ータ68の駆動によって、ワンウェイホイール62は、
小歯車67を介してカバーテープ23の巻き取り方向で
ある矢印Fの方向に回転する。この回転によって、カバ
ーテープ23はカバーテープ巻取リール52に巻き取ら
れて、カバーテープ23の張力が強くなる。このため、
テンションローラ63が前方に引かれて、スイングアー
ム61は矢印Eの方向(押付け解除方向)に回転する。
そして、遮光板61dが上側のフォトインタラプタ65
の位置までスライドして、フォトインタラプタ65から
出力される検出信号が“OFF”レベルとなる第1の状
態に戻ったタイミングで、巻取モータ68は駆動を停止
する。
【0043】以降、キャリアテープ21が搬送されてカ
バーテープ引出し開口51からカバーテープ23が引き
出される毎に上述の処理が繰り返され、カバーテープ2
3はカバーテープ巻取リール52によって確実に巻き取
られる。
【0044】ところで、カバーテープ23はキャリアテ
ープ21に比べて伸びやすいので、テープ送りモータ4
4と巻取モータ68とを同期させて、キャリアテープ2
1の搬送量と同じ量だけカバーテープ23を巻き取った
のでは、カバーテープ23を完全に巻き取れない場合が
生じる。そこで、カバーテープ巻取部50では、巻取モ
ータ68をテープ送りモータ44と非同期で駆動させる
ことによって、カバーテープ23の張力に応じた迅速な
カバーテープ23の巻き取りを実現している。
【0045】なお、本発明は上記実施形態に限定される
ことなく、本発明の趣旨から逸脱しない範囲内におい
て、例えば以下のように変更することも可能である。
【0046】(1)上記実施形態では、キャリアテープ
搬送部40の回転ディスク45に2種類のスリット孔4
5a,45bを設けて、エンコーダ47での一回の検出
によるキャリアテープ21の搬送距離を2通り設定でき
るようにしていたが、回転ディスク45に3種類以上の
スリット孔を設けて、エンコーダ47での一回の検出に
よるキャリアテープ21の搬送距離を3通り以上設定で
きるようにしてもよい。このように、搬送距離の設定数
が多くなれば、規格の異なる多くのキャリアテープを使
用できるようになる。
【0047】(2)上記実施形態では、巻取リール駆動
部53のフォトインタラプタ65,66は、遮光板61
dによって遮光されたときの出力を“OFF”レベルと
すると共に、遮光板61dによって遮光されていないと
きの出力を“ON”レベルとしていたが、遮光板61d
によって遮光されたときの出力を“ON”レベルとする
と共に、遮光板61dによって遮光されていないときの
出力を“OFF”レベルとしてもよい。
【0048】
【発明の効果】本発明による部品供給装置は、以上のよ
うに構成されているため次のような効果を得ることがで
きる。
【0049】即ち、キャリアテープ搬送部と巻取リール
駆動部とが独立して動作しているので、カバーテープに
は常に適正な剥離力が加わり、カバーテープの伸び及び
切断が抑制される。また、カバーテープ巻取部は巻取モ
ータで電気的に駆動しているので、カバーテープ巻取部
の駆動の高速化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る部品供給装置の一実施形態を示す
斜視図である。
【図2】キャリアテープ搬送部を示す斜視図である。
【図3】シャッタ部を示す側面図である。
【図4】シャッタが閉じた状態を示す斜視図である。
【図5】シャッタが開いた状態を示す斜視図である。
【図6】シャッタ部及びキャリアテープ搬送部の動作を
示すタイムチャートである。
【図7】カバーテープ巻取部を示す斜視図である。
【図8】カバーテープ巻取部を示す分解図である。
【図9】カバーテープ巻取部の巻き取り動作を示す側面
図である。
【図10】カバーテープ巻取部の巻き取り動作を示す側
面図である。
【図11】カバーテープ巻取部の巻き取り動作を示すタ
イムチャートである。
【符号の説明】
1…部品供給装置、10…フレーム本体、13…テープ
案内路、20…キャリアテープ巻取リール、21…キャ
リアテープ、23…カバーテープ、30…シャッタ部、
40…キャリアテープ搬送部、50…カバーテープ巻取
部、51…カバーテープ引出し開口、52…カバーテー
プ巻取リール、53…巻取リール駆動部、61…スイン
グアーム、63…テンションローラ、64…引張コイル
バネ(弾性部材)、65,66…フォトインタラプタ
(位置検出センサ)、68…巻取モータ、A…チップ部
品、D…押付け方向、E…押付け解除方向、F…巻き取
り方向。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャリアテープ巻取リールに巻き付けら
    れたキャリアテープを引き出して、このキャリアテープ
    に整列して装填された複数のチップ部品を順番に送り出
    す部品供給装置において、 前記キャリアテープ巻取リールを後部に配置すると共
    に、前記キャリアテープ巻取リールから引き出された前
    記キャリアテープを前方に向けて案内するテープ案内路
    を有するフレーム本体と、 前記テープ案内路の前端に設けられて、前記キャリアテ
    ープに装填された先頭の前記チップ部品を前記フレーム
    本体から露出させるシャッタ部と、 前記シャッタ部と前記キャリアテープ巻取リールとの間
    に設けられて、前記テープ案内路内の前記キャリアテー
    プを搬送させるキャリアテープ搬送部と、 前記シャッタ部と前記キャリアテープ巻取リールとの間
    に設けられて、前記キャリアテープからカバーテープを
    剥離して巻き付けるカバーテープ巻取部とを備えること
    を特徴とした部品供給装置。
  2. 【請求項2】 前記カバーテープ巻取部は、前記テープ
    案内路に形成されて前記カバーテープを剥離して引き出
    すカバーテープ引出し開口と、前記カバーテープ引出し
    開口から引き出された前記カバーテープを巻き取るカバ
    ーテープ巻取リールと、前記カバーテープ巻取リールを
    巻き取り方向に回転させる巻取リール駆動部とを備える
    ことを特徴とした請求項1記載の部品供給装置。
  3. 【請求項3】 前記巻取リール駆動部は、前記カバーテ
    ープ巻取リールを回転させる巻取モータと、前記カバー
    テープ巻取リールの中心軸に回動可能に軸着されたスイ
    ングアームと、前記スイングアームの遊端に設けられ
    て、前記カバーテープ引出し開口と前記カバーテープ巻
    取リールとの間に架け渡された前記カバーテープを張っ
    た状態にするテンションローラと、前記スイングアーム
    の前記遊端を前記テンションローラの押付け方向に付勢
    させる弾性部材と、前記スイングアームの遊端が前記押
    付け方向に移動した場合に、前記巻取モータに対して駆
    動信号を送る位置検出センサとを備えることを特徴とし
    た請求項1又は請求項2に記載の部品供給装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003071847A1 (fr) * 2002-02-19 2003-08-28 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Unite, dispositif et procede d'alimentation en pieces, et dispositif de support de pieces
JP2018182036A (ja) * 2017-04-12 2018-11-15 ヤマハ発動機株式会社 部品供給装置、部品実装機

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