JPH10246424A - ガス調理器 - Google Patents

ガス調理器

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JPH10246424A
JPH10246424A JP4775897A JP4775897A JPH10246424A JP H10246424 A JPH10246424 A JP H10246424A JP 4775897 A JP4775897 A JP 4775897A JP 4775897 A JP4775897 A JP 4775897A JP H10246424 A JPH10246424 A JP H10246424A
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Yoshisato Wakashima
良郷 若島
Tadashi Yanagisawa
忠 柳澤
Yoshio Akamatsu
祥男 赤松
Yukikazu Harashima
幸和 原島
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 過熱温度の自動制御するための火力調節を火
力調節レバーに連動させた電動駆動装置により行うガス
調理器を提供する。 【解決手段】 流量調節装置15に火力調節レバー10
と電動駆動装置16とを連結し、鍋底温度センサ3の温
度検出と調理モードとに基づいて判定された火力になる
ように制御装置26により電動駆動装置16を制御す
る。電動駆動装置16は制御装置26からの制御火力に
なるように火力調節レバー10を駆動して流量調節装置
15により流量調節を行う。手動による火力調節と電動
による火力調節とを同一駆動系により流量調節すること
により実行するので、一方の流量調節により他方の調節
機能が低下することがなくなり、流量調節を緩やかに制
御することにより炎の急変による危険性や赤火燃焼が防
止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガス調理器に関
し、特にガス流量の制御により調理温度を所望の一定温
度に保つ加熱温度制御機能を備えたガス調理器に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、ガス調理器により天ぷらを揚げ
るとき、天ぷらモードを選択すると、加熱温度制御機能
が動作して油の温度を一定に保つ制御を行うことができ
るガス調理器が開発されている。
【0003】図18は、上記加熱温度制御機能を備えた
ガス調理器の従来例を示す構成図である。図18におい
て、ガスバーナaの中央部に配設された温度センサbは
ガスバーナa上に載置された鍋の底面に当接して鍋底温
度を検出し、検出温度を制御回路cに入力する。ガスバ
ーナaに供給されるガスは、図示矢印位置から導入され
て安全弁d、前記制御回路cにより開閉制御される電磁
弁e、点火ボタンfの操作により開栓される手動弁g、
火力調整レバーhにより駆動する流量調整弁iを経て、
ガスバーナaに供給されて燃焼する。前記制御回路cは
温度センサbが検出した鍋底温度が設定温度より高くな
ったときには前記電磁弁eを閉じるように制御するの
で、ガスはバイパスノズルjを通過する最小流量となっ
て火力は小さくなる。一方、鍋底温度が設定温度より低
下した場合には、制御回路cは電磁弁eを開くので火力
は大きくなる。この制御動作により油の温度は一定に保
たれ、過熱や温度低下のない天ぷら温度の自動調節がな
される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
電磁弁を用いた燃焼火力の変化による温度制御は火力の
大/小の切り換え制御であるため、加熱温度を上げると
きには最小流量の弱燃焼から一気に強燃焼に切り換わる
ことになる。この状態は調理している人の意識に関係な
く炎が一気に大きくなることであり、大変危険で衣服に
火が移る袖火引火や火傷の恐れもある。また、炎の急激
な変化は、空気不足による一時的な赤火燃焼を生じさせ
る問題点もあった。
【0005】また、従来構成では、制御回路による自動
流量制御を行う電磁弁eと、火力調節レバーによる手動
流量制御を行う流量調整弁iとが、ガスの流路に直列に
配設されているため、火力調節レバーにより流量が絞ら
れてしまうと自動流量制御の機能が発揮されない問題点
もあった。
【0006】本発明は、従来技術に係る問題点を解決す
べく創案されたもので、燃焼火力の変化を緩やかにして
危険防止を図ると共に、手動による火力調整と自動によ
る火力調節とを並立させた流量制御を行うことができる
ガス調理器を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、鍋等の調理容
器を加熱するバーナと、前記調理容器の温度を検出する
鍋底温度センサと、前記バーナに供給するガス流量を調
節する流量調節装置と、前記流量調節装置のバルブ駆動
部に係合させたレバーの回動操作により流量調節する火
力調節レバーとを備えてなるガス調理器において、前記
火力調節レバーの回動軌道上の火力調節レバー回動角度
の両端位置に火力調節レバーに当接する一対の当接部を
備えた駆動環を設け、この駆動環を電動駆動により回動
させることにより前記当接部により火力調節レバーを回
動させ、火力調節レバーを介して前記流量調節装置のバ
ルブ駆動部を駆動して流量調節する電動駆動装置と、調
理モードに対応する設定温度と前記鍋底温度センサが検
出した鍋底温度とを比較して、鍋底温度が設定温度にな
るように前記電動駆動装置を制御して流量制御する制御
装置とを具備してなることを特徴とする。
【0008】上記構成によれば、電動駆動装置の駆動環
に設けられた当接部は、駆動環が電動駆動により回動し
たとき、火力調節レバーに当接して火力調節レバーを回
動させるので、火力調節レバーに係合された流量調節装
置の開閉バルブを駆動して流量調節することができる。
制御装置は鍋底温度検出センサの検出温度が設定温度に
なるように火力調節するために、設定温度の検出温度に
対する高低差に基づいて電動駆動装置を制御するので、
電動駆動装置は駆動環を回動させて火力調節レバーを介
して流量調節による火力の調節を行う。この流量調節の
構成では、手動操作により流量調節する火力調節レバー
を電動によっても駆動することができるので、流量調節
が1つに集約され、ガス流路に手動による流量調節の手
段と、自動調節のための電動による流量調節の手段とが
配置されたときに手動の流量調節により自動調節の制御
範囲が限定されてしまう問題点が解決される。また、電
動により火力調節レバーを駆動する速度を緩やかに制御
することにより、炎の急変による危険性や赤火燃焼等の
問題も解決される。
【0009】上記構成において、火力調節レバーに設け
た係合ピンを駆動環の回動軌道上に挿入し、回動軌道上
に設けた当接部を前記係合ピンに当接させることによ
り、電動駆動装置と火力調節レバーとの連係がなされ、
駆動環により火力調節レバーを回動させることができ
る。
【0010】また、火力調節レバーと当接部とを緩衝部
材を介して当接させることにより、火力調節レバーに駆
動環を回動させるような力が加わったときや、駆動量の
誤差による目的位置への移動の不一致を緩衝部材の緩衝
により吸収させることができ、電動駆動装置に過負荷が
加わることによる故障の発生を防止できる。
【0011】更に、当接部を駆動環に支持されたコイル
バネの両端延長部として構成することにより、コイルバ
ネの弾性により当接部自体に緩衝効果を備えることがで
きる。
【0012】更に、電動駆動装置に、駆動環に設けた一
対の当接部が火力調節レバーの回動角度の両端位置に位
置するように回動させて火力調節レバーを手動により操
作できる中央停止位置を設けることにより、回動環を中
央停止位置した状態においては火力調節レバーは、その
回動角度内で自由に手動操作できることになり、電動駆
動が併用された流量調節の構成でも火力調節レバーの手
動による操作が可能となる。
【0013】更に、駆動環の回動角度の検出により、駆
動環による流量調節位置及び中央停止位置を検出する回
動角度検出手段を設けることにより、制御装置による電
動駆動装置の制御位置を検出することができ、制御動作
のフィードバックによる確実な制御を行うことができ
る。
【0014】更に、回動角度検出手段は、駆動環と連動
して複数の円周上を回動する複数の摺動片と、この各摺
動片の各回動軌道上に断続配列された複数の導体パター
ンとの接触が回動角度によりオン/オフする組み合わせ
から回動角度を検出するように構成することができ、複
数のオン/オフの組み合わせにより角度検出の分割精度
が向上し、詳細な角度検出から駆動環による火力調節レ
バーの回動位置を正確に検知し、精密な火力制御が可能
となると共に、中央停止位置から強火力方向、弱火力方
向への移動方向も識別できる。
【0015】更に、回動角度検出手段は、駆動環に連動
する可変抵抗器の回動角度による抵抗変化から回動角度
を検出するように構成することができ、連続した無段階
の角度検出が可能となり、微細な火力調節を行うことが
できる。
【0016】更に、回動角度検出手段は、駆動環と連動
して回動する複数の摺動ブラシが回動軌道上に断続配列
された複数の導体パターンに接触して回動角度によりオ
ン/オフする組み合わせと、駆動環に連動する可変抵抗
器の回動角度による抵抗変化とから回動角度を検出する
ように構成することができ、抵抗変化による無段階の角
度検出とオン/オフの組み合わせによる位置検出とを併
用することにより、微細な火力調節に併せて強または弱
火力方向への移動方向の判別を容易に行うことができ
る。
【0017】更に、流量調節装置がニードルバルブによ
り構成され、ニードルのニードル受けに対する進退駆動
によりニードルとニードル受け部との間で形成されるガ
ス流量調節の間隙が、使用ガスの発熱量に対応させてニ
ードルの同一進退駆動量で各使用ガスの発熱量が近似カ
ロリーになるような段差形状に形成されてなるように流
量調節装置を構成することにより、使用ガスにより電動
駆動装置による流量調節の構造を変えることなく、ガス
種による制御を共通の動作により行うことができる。
【0018】更に、駆動環による火力調節レバーを介し
た流量調節装置の開閉バルブの駆動が、流量変化の方向
により火力調節レバーの回動位置と開閉バルブの駆動位
置との間に生じる位置ずれを回動角度検出手段による回
動角度検出位置により補正するように構成することによ
り、駆動機構の位置ずれ量は既知の値であるので、これ
を回動角度検出手段により補正することができ、流量変
化の方向により駆動量が異なる状態を解消することがで
きる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
の一実施形態について説明し、本発明の理解に供する。
尚、以下に示す実施形態は本発明を具体化した一例であ
って、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
【0020】図1は本発明の実施形態に係るガス調理器
の外観を示す斜視図であって、ガス調理器1は、温度セ
ンサ付きコンロ2、普通コンロ5、グリル6を備え、そ
れぞれの点火ボタン7、8、9、火力調節レバー10、
11、12が設けられている。温度センサ付きコンロ2
の点火ボタン7は調理モード選択ノブを兼ねており、図
1(b)に示すように、調理モード選択パネル13に表
記された調理モード位置に合わせることにより、火力の
自動調節や普通コンロとしての使用などを選択すること
ができる。
【0021】前記温度センサ付きコンロ2の火力調節の
構成について、図2を参照して説明する。
【0022】温度センサ付きコンロ2のバーナ4には、
コンロ上に載置された鍋等の調理容器の底面に当接する
鍋底温度センサ3と、燃焼を監視する熱電対23と、点
火プラグ24とが配設され、それぞれ制御装置26に接
続されている。ガスは図示矢印位置から導入され、非常
時にガス通路を閉栓する安全弁21、点火ボタン7の操
作により開閉する手動弁20、火力調節レバー10及び
電動駆動装置16により駆動される流量調節装置15を
経て前記バーナ4に供給される。前記点火ボタン7は、
これを押すことにより前記手動弁20を開栓すると共に
電源スイッチ22をオンにするので、バーナ4に供給さ
れたガスは電源スイッチ22のオン動作による制御装置
26の制御によって点火プラグ24からの放電により点
火され燃焼する。バーナ4による燃焼火力は、前記流量
調節装置15の流量調節によってなされ、この調節は点
火ボタン7の回動操作により選択できる調理モードによ
って、火力調節レバー10による手動調節または電動駆
動調節装置16による自動調節によって行われる。
【0023】前記火力調節レバー10及び電動駆動調節
装置16により流量調節装置15を駆動する構成につい
て以下に説明する。
【0024】図3は、前記火力調節レバー10、電動駆
動装置16及び流量調節装置15の平面図を示し、火力
調節レバー10はガス調理器1の外部に露出するレバー
先端(図示は操作ノブを取り除いた状態である)を図示
矢印方向に回動させることにより、ニードルバルブによ
り構成された流量調節装置15のニードルを進退駆動さ
せ、手動により流量調節を行うことができる。また、電
動駆動装置16は火力調節レバー10に設けられたピン
17を電動により駆動して火力調節レバー10を回動さ
せ、前記流量調節装置15により流量調節する。
【0025】図4は火力調節レバー10によりニードル
を進退駆動するための構造を示し、また、図5は図3の
平面図から火力調節レバー10及び電動駆動装置16の
表面カバーを取り除いて、流量調節装置15のニードル
頭頂部と電動駆動装置16の内部構造とを明らかにして
いる。更に、図6は図3のA−A線矢視断面図を示して
いる。
【0026】まず、火力調節レバー10により流量調節
装置15を駆動するための構造について、図4を参照し
て説明する。同図(a)は火力調節レバー10の側面、
同図(b)は下面を示し、火力調節レバー10は、回動
アーム30と、固定部31とを組み合わせて構成されて
いる。固定部31は位置決め凹部32により位置決め
し、ネジ孔33により流量調節装置15に固定される。
回動アーム30は固定部31の流量調節装置15のニー
ドル19(図5参照)の中心に位置する部位で固定部3
1に回動自在に軸支されているので、回動アーム30は
前記ニードル19の中心位置を回動軸として回動させる
ことができる。同図(a)に示すように、回動アーム3
0には前記ニードル19の進退駆動方向に縦溝34が形
成され、固定部31には前記縦溝34と斜め方向に交差
する斜溝35が形成されており、この縦溝34と斜溝3
5との交差部分にニードル19の直径方向に固定された
ニードルピン(バルブ駆動部)36を挿入すると、回動
アーム30の回動により縦溝34と斜溝35とが交差す
る高さが変化し、これに挿入されたニードルピン36の
高さ位置が移動するので、ニードル19を進退移動させ
ることができる。ニードル19は、図6の断面図に示す
ように、その高さ位置によってニードルバルブの開度が
変化するので、回動アーム30の回動、即ち火力調節ア
ーム10の手動操作により流量が調節できることにな
る。この回動アーム30の略中央部にはピン17が固定
されており、このピン17は図6に示すように、電動駆
動装置16内に挿入され、電動駆動装置16により火力
調節レバー10を駆動し、電動操作によっても流量調節
させることができるように構成されている。
【0027】電動駆動装置16は、図5に示すように、
モータ37の駆動力をギア38、39、40で減速して
外周部にギアを形成した駆動環20に伝達する。駆動環
20の下部には、図6に示すように、回動板21、回動
位置検出器25が配設されており、駆動環20と回動板
21との間は、図7に示すように、駆動環20の下面に
形成された係合凸部20aが回動板21の上面に形成さ
れた係合凹部21aに嵌まり合うことによって、駆動環
20の回動が回動板21に伝達されるので、回動板21
は駆動環20に連動して回動する。回動板21の回動は
回動位置検出器25により検出できるように構成されて
いるので、この構成により駆動環20の回動角度が検出
できる。回動位置検出板25の構成及び動作については
後述する。
【0028】前記駆動環20は、図5に示すように、皿
状に形成された外周部にギア、内部の直径線上に駆動バ
ネ18を支持するバネ支持柱27と、駆動バネ18を所
定の開度に保持する角度保持柱28とが形成されてい
る。前記駆動バネ18は、図8に示すように、線材をコ
イルに形成して両端を直線に延長形成したもので、コイ
ル部18cをバネ支持柱27に挿入し、直線に形成され
た当接部18a、18bを角度保持柱28に形成された
所定角度に沿わせて嵌め込むことによって、図5に示す
ように駆動環20内に装着される。駆動バネ18の前記
当接部18a、18bが角度保持柱28により保持され
る角度は、ニードル19の中心を回動支点とする火力調
節レバー10のピン17が駆動環20内で回動する軌道
上の回動角度の外側に位置するように保持される。駆動
環20を回動させると、その回動方向により当接部18
aまたは当接部18bが火力調節レバー10に設けられ
たピン17に当接して火力調節レバー10を回動させ
る。
【0029】駆動環20の回動位置が、図9(a)に示
すように中央停止位置にあるとき(図5に示す状態)、
火力調節レバー10の駆動環20内に挿入されたピン1
7は駆動バネ18の各当接部18a、18bの開角度内
にあり、この開角度より火力調節レバー10の回動角度
範囲は小さいので火力調節レバー10は手動により、そ
の回動角度範囲で回動させ、手動によりニードル19を
進退駆動して流量調節による火力調節を行うことができ
る。駆動環20がモータ37により駆動され、図9
(b)に示す弱火力位置に移動するときには、火力調節
レバー10のピン17は駆動バネ18の一方の当接部1
8bに押されて移動するので、火力調節レバー10は駆
動環20により弱火力位置に回動移動する。駆動環20
がモータ37により駆動され、図9(c)に示す強火力
位置に移動するときには、火力調節レバー10のピン1
7は駆動バネ18の他方の当接部18aに押されて移動
するので、火力調節レバー10は駆動環20により強火
力位置に回動移動する。このように火力調節レバー10
は手動によっても、また駆動環20による電動駆動によ
っても回動してニードル19を駆動し、流量調節装置1
5による流量調節を行うことができる。
【0030】上記したように火力調節レバー10を手動
操作することによる火力調節は、図9に示したように駆
動環20が中央停止位置にあるときだけ可能で、それ以
外の位置にあるときは、駆動環20とモータ37との間
の駆動伝達機構にウォームギア38が介在していること
により火力調節レバー10を回動させることはできな
い。火力調節レバー10のピン17と駆動バネ18との
間は、駆動バネ18がコイルバネの弾性を伴って当接し
ているので、駆動環20の中央停止位置以外の位置で火
力調節レバー10を回動させる力が加わったときにも駆
動バネ18のバネ弾性の緩衝効果により吸収して各回動
機構に損傷を与えることが防止される。また、流量調節
装置15のニードル19が駆動系の誤差等により最小流
量位置に移動できなかった状態でも、制御系が最小流量
に制御しようとする無理な駆動力を電動駆動装置16に
与えたときに、駆動バネ18の弾性により誤差分を吸収
して電動駆動装置16に過負荷をかけることなく最小流
量への調節を可能にする。
【0031】図10は、流量調節装置15が備えたニー
ドルバルブの構成及び動作を説明する断面図で、ニード
ルバルブはバルブ本体41と、バルブ本体41のシリン
ダ内に挿入されたニードル19とを備えて構成されてい
る。ニードル19の上部にはその直径方向にニードルピ
ン36が固定され、中間部にはOリング42が嵌め込ま
れ、下部にはガス流路を開閉するバルブ部43が形成さ
れている。図10(a)はニードル19がニードル受け
部44側に進出してバルブ部43がニードル受け部44
に当接してガス流量を最小とした状態で、ガスはバルブ
部43に形成された最小流量規制穴43aを通過する最
小流量となる。ニードル19を後退させて図10(b)
に示す状態にすると、ガスはバルブ部43の先端とニー
ドル受け部44との間隙を通じて流れるので、このニー
ドル19の進退駆動量を調節することによって最小流量
から最大流量までの流量調整を行うことができる。ニー
ドル19の進退駆動は、ニードルピン36に係合された
火力調節レバー10の回動によってなされ、その駆動は
火力調節レバー10を手動により回動させる操作及び電
動駆動装置16により回動させる操作によることは前述
した通りである。
【0032】ガスはその使用地域によりガスの種類が異
なり、ガス種によって発熱量が異なるので、ニードル1
9の進退駆動量によって同一流量に流量調節しても、ガ
ス種によって同一流量で同一火力を得ることはできな
い。そこで、ニードル19の進退駆動量をガス種によら
ず同一とし、ガス種毎の流量を変えて火力を近似とする
ために、図11に示すようなバルブ構造を採用すること
ができる。図示するように、バルブ部45とニードル受
け部46とにそれぞれ段差を形成し、各段差部の直径を
ガス種に応じて変更することにより、ニードル19の進
退駆動量に比例した火力がガス種の変更によらず近似と
することができる。この流量調節装置15aの構成によ
り、使用するガスの種類によって火力調節の構成を変更
することなく、ニードルバルブの変更のみで対応させる
ことができる。
【0033】以上のように構成されたガス調理器1の火
力調節機構を用いた加熱制御の構成について以下に説明
する。
【0034】図12は、制御装置26の構成を示すブロ
ック図で、鍋底温度センサ3の抵抗値変化を温度変化と
して判定する温度判定部51と、温度判定の結果から水
物調理か油物調理かを判定して、水物調理の場合は焦げ
付き防止温度を決定し、油物調理の場合は過熱防止温度
を決定し、調理モード選択パネル13に表示された調理
モードを点火ボタン7で選択することにより指定された
モード設定スイッチ13aからの入力があったときに
は、温度調節判定部55に温度判定部51を接続する調
理モード判定部52と、この調理モード判定部52が水
物調理と判定し、焦げ付き防止温度を決定したとき、焦
げ付き防止の温度制御を行う焦げ付き防止判定部53
と、調理モード判定部52が油物調理と判定し、過熱防
止温度を決定したとき、過熱防止の温度制御を行う過熱
防止判定部54と、調理モード表示パネル13から選択
した調理モードに対応する設定温度と鍋底温度センサ3
の検出温度とを比較して、火力調節により設定温度にな
るように制御する温度調節判定部55と、前記焦げ付き
防止判定部53、過熱防止判定部54及び温度調節判定
部55が出力する火力調節のデータに基づいて電動駆動
装置16を制御して、電動駆動装置16による流量調節
装置15の駆動により流量を調節して火力調節を行う駆
動制御部56とを備えて構成されている。
【0035】この制御装置26が備えた駆動制御部56
によって電動駆動装置16を制御し、流量調節装置15
による流量調節により火力調節を行う制御動作につい
て、図13のフローチャートを用いて説明する。尚、フ
ローチャートに示す(S1)、(S2)…は、処理手順
を示すステップ番号であって、本文中に添記する番号と
一致する。
【0036】まず、鍋底温度センサ3に断線、短絡等の
異常がないか否かの判定を行って(S1)、異常が検出
された場合には異常処理ルート50に進め、正常であれ
ば熱電対23の起電力が正常か否かを判定する(S
2)。熱電対23はバーナ4の炎で加熱されているの
で、その起電力から点火や燃焼の異常が検出でき、起電
力が正常でないときには異常処理ルート50に進める。
次に、点火初回か否かの判定を行って(S3)、初回で
ないときは(S9)に進め、初回であるときは電動駆動
装置16が中央停止位置にあるか否かを判定する(S
4)。この電動駆動装置16の位置判定は、先に説明し
た駆動環20に連結された回動板21により回動角度検
出器25が検出する回動角度の検出値が駆動制御部56
に入力されることにより判定できる。
【0037】電動駆動装置16が中央停止位置にある場
合は(S9)に進め、中央停止位置にない場合は電動駆
動装置16を中央停止位置にする制御信号を出力し(S
5)、同時にタイマによるカウントを開始して(S
6)、その間に電動駆動装置16が中央停止位置になっ
たか否かを判定し(S7)、タイマによるカウントが所
定のX秒経過後も中央停止位置になっていない場合は
(S8)、異常処理ルート50に進める。
【0038】上記処理がなされた後、焦げ付き防止判定
部53、過熱防止判定部または温度調節判定部55から
火力変更の要求が入力されたとき(S9)、現在火力と
変更火力とを比較して(S10)、変更火力が現在火力
と異なる場合、変更火力が強火力であるときは(S1
1)、電動調節装置16に強火力位置にする制御信号を
出力し(S12)、変更火力が中火力であるときは(S
13)、電動調節装置16に中火力位置にする制御信号
を出力し(S14)、これ以外のときは電動調節装置1
6に弱火力位置にする制御信号を出力する(S15)。
【0039】次に、上記火力変更の処理が火力上昇(U
P)方向であるか否かを判定し(S16)、火力上昇方
向である場合は電動駆動装置16による火力調節レバー
10の駆動速度を低速移動に制御し(S17)、火力下
降方向である場合は中速移動に制御する(S18)。こ
の制御動作によって、火力が弱から強方向に変更される
ときには、火力上昇をゆっくり変化させることができる
ので、従来技術における弱と強との切り換えを瞬時に変
更することによる炎の急変による危険が防止され、急激
な燃焼変化による赤火燃焼の発生も防止される。
【0040】前記電動駆動装置16の駆動制御に際し
て、タイマによるカウントを開始し(S19)、その間
に電動駆動装置16が火力調節レバー10を目的位置に
到達させたか否かを判定し(S20)、タイマが所定の
X秒経過したときに(S21)、目的位置への到達が1
回で制御できたときは(S22)、ステップ(S5)に
戻して電動駆動装置16を中央停止位置にする。1回で
目的位置への移動ができないときは電動駆動装置16の
異常として異常処理ルート50に進める。
【0041】異常処理ルート50は、ガス調理器1に設
けられた各装置から異常状態が判定されたとき、ガス使
用の安全を図るため、安全弁21を駆動してガス流路を
遮断すると共に、異常状態を報知する警告表示、警報報
知等を行う報知手段を動作させる。
【0042】上記駆動制御部56による制御動作におい
て、駆動制御部56は電動駆動装置16が中央停止位
置、強火力位置、弱火力位置等に移動した状態を検知す
る必要があり、制御に対する動作状態が駆動制御部56
にフィードバックできるよう構成されている。この構成
は、電動駆動装置16の駆動環20に連結された回動位
置検出器25が駆動環20の回動角度を検出するもの
で、この回転位置検出器25の構成について以下に説明
する。
【0043】前記回動位置検出器25は、図14に示す
ように、基板47上の同心円周上に複数の導体パターン
48を形成して、最内周部のパターンとその他のパター
ンとの間の角度毎の接続状態から回動角度を検出するエ
ンコーダ形式のものと、図15に示すように、基板49
上に形成された抵抗体パターン57と導体パターン58
との間の角度毎の抵抗値の変化から回動角度を検出する
ポテンショメータ形式のものと、図16に示すように、
基板59上に形成された抵抗体パターン60と導体パタ
ーン61との間の角度毎の抵抗値の変化と、導体パター
ン61と導体パターン62との間の接続状態の有無とか
ら回動角度を検出する併用形式のものなどを採用するこ
とができる。これらの各形式による回動位置検出器25
は、図6に示したように、回動板21の下方に配設さ
れ、駆動環20に連動して回動する回動板21に設けら
れた摺動片(図示せず)が回動位置検出器25に形成さ
れたパターンに接触する位置により駆動環20の回動位
置を検出することができる。
【0044】図14に示すエンコーダ形式のものは、基
板47上に形成された導体パターン48を内周側から、
コモン、第1パターン、第2パターン、第3パターン、
第4パターンとし、コモンから第4パターンまでを回動
板21に設けられた摺動片が短絡接続するように回動す
る。回動板21の回動角度により摺動ブラシがコモンと
第1〜第4パターンとを接続する状態が異なるように各
パターンが配列されているので、回動板21の回動角度
により端子62に出力されるコモンと各導体パターン4
8との間のON/OFF信号は異なることになる。従っ
て、端子62に出力されるON/OFF信号の組み合わ
せから駆動環20の回動角度が検出でき、また、中央停
止位置及び弱火力位置、強火力位置の特定もできるの
で、この検出信号を駆動制御部56にフィードバックす
ることにより、駆動制御部56は制御に対する電動駆動
装置16の移動を検知することができる。
【0045】図14に示す回動角度検出器25における
中央停止位置と弱火力位置との間の角度、中央停止位置
と強火力位置との間の角度は、駆動環20に設けられた
駆動バネ18の当接部18a、18bが形成する開角度
に相当し、中央停止位置から弱火力位置への回動方向
と、中央停止位置から強火力位置への回動方向とでは、
導体パターン48の形成位置を僅かにずらせて火力調節
レバー10による流量調節が強火力方向と弱火力方向と
では、同一回動角度でも異なる状態を補正している。こ
の移動方向による調整量の異なりを図17により説明す
る。
【0046】図17は、火力調節レバー10の固定部3
1を示す側面図であって、固定部31に形成された斜溝
35の幅は、これに挿入されるニードルピン36の直径
より大きく形成されており、火力調整レバー10の回動
により回動アーム30に形成された縦溝34と前記斜溝
35との交差する位置で前記ニードルピン36を昇降移
動させる動作が円滑にできるよう斜溝35の幅に遊び幅
が設けられている。そのため、火力調節レバー10の回
動方向により回動アーム30に設けられた縦溝34に押
されたニードルピン36が斜溝35に接する位置は、図
17に示すように回動アーム30の回動方向によりずれ
幅dだけ変化することになり、火力調節レバー10の回
動角度と流量調節装置15の流量とが回動方向により一
致しなくなる。そこで、回動角度検出器25の角度検出
のための導体パターン48の形成位置を強火力方向と弱
火力方向とでは、前記ずれ幅dに相当する回動角度で補
正できるように形成することにより、回動方向による流
量制御のずれは補正される。
【0047】図15に示す抵抗体パターン57を用いた
場合は、端子63に出力される回動角度変化による抵抗
値の変化から回動角度を連続して検出できるので角度検
出の分解能が高く、より微細な角度検出を行うことがで
きる。また、図16に示す抵抗体パターン60に導体パ
ターン62を併用した場合は、抵抗体パターン60によ
り角度検出を行い、導体パターン62により回動方向の
判別を行うことができるので、前記抵抗体パターン57
のみを用いた構成より検出処理を簡易に行うことができ
る。
【0048】以上説明した本実施形態では、DCモータ
による駆動環20の回動角度を回動角度検出器25で検
出する構成を示しているが、ステッピングモータにより
駆動環20を回動駆動することにより所定角度に回動制
御することもできる。また、回動角度検出は、火力調節
レバー10の回動角度を検出するように構成することも
できる。
【0049】
【発明の効果】以上の説明の通り本発明によれば、電動
駆動装置の駆動環に設けられた当接部は駆動環が電動駆
動により回動したとき、火力調節レバーに当接して火力
調節レバーを回動させるので、火力調節レバーに係合さ
れた流量調節装置の開閉バルブを駆動して流量調節する
ことができる。制御装置は鍋底温度検出センサの検出温
度が設定温度になるように火力調節するために、設定温
度の検出温度に対する高低差に基づいて電動駆動装置を
制御するので、電動駆動装置は火力調節レバーを介して
流量調節による火力の調節を行う。この流量調節の構成
では、手動操作により流量調節する火力調節レバーを電
動によっても駆動することができるので、流量調節が1
つに集約され、ガス流路に手動による流量調節の手段
と、自動調節のための電動による流量調節の手段とが配
置されたときに手動の流量調節により自動調節の制御範
囲が限定されてしまう問題点が解決される。また、電動
により火力調節レバーを駆動する速度を緩やかに制御す
ることにより、炎の急変による危険性や赤火燃焼等の問
題も解決される。
【0050】上記構成において、火力調節レバーに設け
た係合ピンを駆動環の回動軌道上に挿入し、回動軌道上
に設けた当接部を前記係合ピンに当接させることによ
り、電動駆動装置と火力調節レバーとの連係がなされ、
駆動環により火力調節レバーを回動させることができ
る。
【0051】また、火力調節レバーと当接部とを緩衝部
材を介して当接させることにより、火力調節レバーに駆
動環を回動させるような力が加わったときや、駆動量の
誤差による目的位置への移動の不一致を緩衝部材の緩衝
により吸収させることができ、電動駆動装置に過負荷が
加わることによる故障の発生を防止できる。
【0052】更に、当接部を駆動環に支持されたコイル
バネの両端延長部として構成することにより、コイルバ
ネの弾性により当接部自体に緩衝効果を備えることがで
きる。
【0053】更に、電動駆動装置に、駆動環に設けた一
対の当接部が火力調節レバーの回動角度の両端位置に位
置するように回動させて火力調節レバーを手動により操
作できる中央停止位置を設けることにより、回動環を中
央停止位置した状態においては火力調節レバーは、その
回動角度内で自由に手動操作できることになり、電動駆
動が併用された流量調節の構成でも火力調節レバーの手
動による操作が可能となる。
【0054】更に、駆動環の回動角度の検出により、駆
動環の火力調節位置及び中央停止位置を検出する回動角
度検出手段を設けることにより、制御装置による電動駆
動装置の制御位置を検出することができ、制御動作のフ
ィードバックによる確実な制御を行うことができる。
【0055】更に、回動角度検出手段は、駆動環と連動
して複数の同心円周上で回動する複数の摺動片と、この
摺動片それぞれの回動軌道上に断続配列された複数の導
体パターンとの接触が回動角度によりオン/オフする組
み合わせから回動角度を検出するように構成することが
でき、複数のオン/オフの組み合わせにより角度検出の
分割精度が向上し、詳細な角度検出から駆動環による火
力調節レバーの回動位置を正確に検知し、精密な火力制
御が可能となると共に、中央停止位置から強火力方向、
弱火力方向への移動方向も識別できる。
【0056】更に、回動角度検出手段は、駆動環に連動
する可変抵抗器の回動角度による抵抗変化から回動角度
を検出するように構成することができ、連続した無段階
の角度検出が可能となり、微細な火力調節を行うことが
できる。
【0057】更に、回動角度検出手段は、駆動環と連動
して回動する複数の摺動ブラシが回動軌道上に断続配列
された複数の導体パターンに接触して回動角度によりオ
ン/オフする組み合わせと、駆動環に連動する可変抵抗
器の回動角度による抵抗変化とから回動角度を検出する
ように構成することができ、抵抗変化による無段階の角
度検出とオン/オフの組み合わせによる位置検出とを併
用することにより、微細な火力調節に併せて強または弱
火力方向への移動方向の判別を容易に行うことができ
る。
【0058】更に、流量調節装置がニードルバルブによ
り構成され、ニードルのニードル受けに対する進退駆動
によりニードルとニードル受け部との間で形成されるガ
ス流量調節の間隙が、使用ガスの発熱量に対応させてニ
ードルの同一進退位置で各使用ガスの発熱量が近似カロ
リーになるような段差形状に形成されてなるように流量
調節装置を構成することにより、使用ガスにより電動駆
動装置による流量調節の構造を変えることなく、ガス種
による制御を共通の動作により行うことができる。
【0059】更に、駆動環による火力調節レバーを介し
た流量調節装置の開閉バルブの駆動が、流量変化の方向
により火力調節レバーの回動位置と開閉バルブの駆動位
置との間に生じる位置ずれを回動角度検出手段による回
動角度検出位置により補正するように構成することによ
り、駆動機構の位置ずれ量は既知の値であるので、これ
を回動角度検出手段により補正することができ、流量変
化の方向により駆動量が異なる状態を解消することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るガス調理器の外観を示
す斜視図(a)と調理モード選択パネルの例を示す平面
図(b)。
【図2】火力調節の制御構成を示す断面構成図。
【図3】火力調節レバー、電動駆動装置及び流量調節装
置の構成を示す平面図。
【図4】火力調節レバーの構成を示す側面図(a)と下
面図(b)。
【図5】電動駆動装置の構成を示す平面図。
【図6】図3のA−A線矢視断面図。
【図7】駆動環と回動板との連結機構を説明する斜視
図。
【図8】駆動バネの構成を示す斜視図。
【図9】駆動環の中央停止位置(a)弱火力位置(b)
強火力位置(c)への回動と火力調節レバーの回動状態
とを説明する説明図。
【図10】流量調節装置の構成と最小流量位置(a)最
大流量位置(b)の変化とを説明する断面図。
【図11】流量調節装置をガス種の変化に対応させる構
成を示す断面図。
【図12】制御装置の構成を示すブロック図。
【図13】駆動制御部による制御動作の手順を示すフロ
ーチャート。
【図14】回動角度検出器にエンコーダ形式の構成を採
用した場合の平面図。
【図15】回動角度検出器にポテンショメータ形式の構
成を採用して場合の平面図。
【図16】回動角度検出器に抵抗体パターンと位置検出
パターンとを併用して採用した場合の平面図。
【図17】火力調節レバーの回動方向による位置ずれ状
態を説明する説明図。
【図18】従来技術に係る火力調節の構成を示す断面構
成図。
【符号の説明】
1 ガス調理器 2 温度センサ付きコンロ 3 鍋底温度センサ 4 バーナ 7 点火ボタン 10 火力調節レバー 13 調理モード選択パネル 15 流量調節装置 16 電動駆動装置 17 ピン 18 駆動バネ 19 ニードル 20 駆動環 21 回動板 25 回動位置検出器 26 制御装置 34 縦溝 35 斜溝 36 ニードルピン(バルブ駆動部) 37 モータ 45 バルブ部 46 ニードル受け部 48、58、61 導体パターン 56 駆動制御部 57、60 抵抗体パターン
フロントページの続き (72)発明者 原島 幸和 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鍋等の調理容器を加熱するバーナと、前
    記調理容器の温度を検出する鍋底温度センサと、前記バ
    ーナに供給するガス流量を調節する流量調節装置と、前
    記流量調節装置のバルブ駆動部に係合させたレバーの回
    動操作により流量調節する火力調節レバーとを備えてな
    るガス調理器において、 前記火力調節レバーの回動軌道上の火力調節レバー回動
    角度の両端位置に火力調節レバーに当接する一対の当接
    部を備えた駆動環を設け、この駆動環を電動駆動により
    回動させることにより前記当接部により火力調節レバー
    を回動させ、火力調節レバーを介して前記流量調節装置
    のバルブ駆動部を駆動して流量調節する電動駆動装置
    と、 調理モードに対応する設定温度と前記鍋底温度センサが
    検出した鍋底温度とを比較して、鍋底温度が設定温度に
    なるように前記電動駆動装置を制御して流量制御する制
    御装置とを具備してなることを特徴とするガス調理器。
  2. 【請求項2】 火力調節レバーに設けた係合ピンを駆動
    環の回動軌道上に挿入し、回動軌道上に設けた当接部を
    前記係合ピンに当接させることを特徴とする請求項1記
    載のガス調理器。
  3. 【請求項3】 火力調節レバーと当接部とを緩衝部材を
    介して当接させることを特徴とする請求項1記載のガス
    調理器。
  4. 【請求項4】 当接部が、駆動環に支持されたコイルバ
    ネの両端延長部であることを特徴とする請求項1または
    3記載のガス調理器。
  5. 【請求項5】 電動駆動装置に、駆動環に設けた一対の
    当接部が火力調節レバーの回動角度の両端位置に位置す
    るように回動させて火力調節レバーを手動により操作で
    きる中央停止位置を設けたことを特徴とする請求項1記
    載のガス調理器。
  6. 【請求項6】 駆動環の回動角度の検出により、駆動環
    による流量調節位置及び中央停止位置を検出する回動角
    度検出手段を設けたことを特徴とする請求項1または5
    記載のガス調理器。
  7. 【請求項7】 回動角度検出手段が、駆動環と連動して
    複数の円周上を回動する複数の摺動片と、この摺動片の
    回動軌道上に断続配列された複数の導体パターンとの接
    触が回動角度によりオン/オフする組み合わせから回動
    角度を検出することを特徴とする請求項6記載のガス調
    理器。
  8. 【請求項8】 回動角度検出手段が、駆動環に連動する
    可変抵抗器の回動角度による抵抗変化から回動角度を検
    出することを特徴とする請求項6記載のガス調理器。
  9. 【請求項9】 回動角度検出手段が、駆動環と連動して
    回動する摺動片が回動軌道上に断続配列された導体パタ
    ーンに接触して回動角度によりオン/オフする組み合わ
    せと、駆動環に連動する可変抵抗器の回動角度による抵
    抗変化とから回動角度を検出することを特徴とする請求
    項6記載のガス調理器。
  10. 【請求項10】 流量調節装置がニードルバルブにより
    構成され、ニードルのニードル受けに対する進退駆動に
    よりニードルとニードル受け部との間で形成されるガス
    流量調節の間隙が、使用ガスの発熱量に対応させてニー
    ドルの同一の真意駆動量で各使用ガスの発熱量が近似カ
    ロリーになるような段差形状に形成されてなることを特
    徴とする請求項1記載のガス調理器。
  11. 【請求項11】 駆動環による火力調節レバーを介した
    流量調節装置の開閉バルブの駆動が、流量変化の方向に
    より火力調節レバーの回動位置と開閉バルブの駆動位置
    との間に生じるずれを回動角度検出手段による回動角度
    検出位置により補正することを特徴とする請求項1記載
    のガス調理器。
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