JPH1151385A - ガス調理器 - Google Patents

ガス調理器

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JPH1151385A
JPH1151385A JP20409697A JP20409697A JPH1151385A JP H1151385 A JPH1151385 A JP H1151385A JP 20409697 A JP20409697 A JP 20409697A JP 20409697 A JP20409697 A JP 20409697A JP H1151385 A JPH1151385 A JP H1151385A
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JP
Japan
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heating
power
ignition
heating power
control
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Application number
JP20409697A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Senda
博之 千田
Yoshio Akamatsu
▲よし▼男 赤松
Bunichi Shiba
文一 芝
Kazuyoshi Hatano
一善 畑野
Hideki Yamakawa
秀樹 山川
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ガス調理器の燃焼流量制御において、電磁弁
による強弱制御での急激な炎の変化を解消しつつ確実な
点火を可能とする。 【解決手段】 手動で火力調節を行う火力調節レバー1
0と、火力調節レバー10を駆動する電動駆動装置16
と、火力調節レバー10により駆動されて火力調節を行
う流量調節装置15と、電動駆動装置16を動作させる
制御回路26と、電動駆動装置16の位置を判別する回
動位置検出器25を有し、点火操作時に電動駆動装置1
6が中央停止位置にない場合、中央停止位置に作動させ
ることにより、手動での火力調節レバー10の操作を阻
害しない構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はガス調理器、特にそ
の燃焼流量の制御に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来この種の装置は特開平3−2365
18号公報に示すようなものが一般的であった。この装
置は図24に示されているようにコンロバーナ4に鍋底
温度センサ3を搭載し、「天ぷら」をセットした場合、
温度調節するように構成されており、図24の制御回路
の作動により鍋底温度が設定温度より高くなると図24
のガス通路に設けた安全弁21が閉じ、バイパスノズル
51が最小流量となり、また、鍋底温度が設定温度より
低下すると、前記安全弁21が開成し、強燃焼となるよ
うになっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
電磁弁による流量制御方式では、HI−LOW制御なの
で、最小流量から瞬時に強燃焼に移行し、急激に炎が大
きくなり使用者に不安を与えるいう課題を有していた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、鍋底温度と設定温度の相関で、少なくとも
弱流量から強流量に移行させる場合、流量制御機構を電
動機構とし、電動駆動装置の流量の可変速度を低速に
し、もしくは、等速でも徐々に炎を変化させる構成とし
てあり、炎の急激な変化を抑える配慮をしたもので、炎
が徐々に変化するため使用者に炎が大きくなることを喚
起する事が出来る。
【0005】また、電動駆動装置の位置を位置判別手段
により判定し、火力調節レバーが中央停止位置にない場
合は中央停止位置に移動させる構成としてあり、点火操
作時において、火力調節レバーを点火時の流量を確保で
きる火力位置に確実に移動させることができ、確実な点
火が可能となる。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明のガス調理器は、鍋を加熱
する加熱手段と、この加熱手段を制御する加熱制御手段
と、鍋の温度を検知する温度検知手段と、手動により火
力調節を行う火力調節レバーを有し、前記加熱制御手段
は、点火、消火動作を行う点火部と、前記点火部の動作
に連係し電源をオン/オフする電源スイッチ部と、電動
駆動装置と、前記火力調節レバーにより駆動されて火力
調節を行う流量調節装置と、前記電動駆動装置は前記火
力調節レバーに連係させ、電動駆動装置を動作させる制
御回路を備え、かつ前記加熱制御手段は中央停止位置状
態の位置判別をする位置判別手段を有し、前記点火部の
点火操作時、電動駆動装置が中央停止位置にない場合、
中央停止位置に作動させる構成とした。
【0007】この構成によれば、点火部の点火操作時
に、電動駆動装置が中央停止位置にない場合は、これを
位置判別手段により検出し、中央停止位置に作動させる
から、電動駆動装置と併用した、火力調節レバーの弊害
を解消するもので、手動の火力調節レバー単独の場合、
点火もしくは消火動作時、火力調節レバーを点火時の流
量を確保できる火力位置に機構的に移動動作を行わせる
が、電動駆動と併用し電動駆動の位置が中央停止位置に
ない場合、火力調節レバーは電動駆動装置に阻害され火
力調節レバーが駆動できなく点火不良になることを防
ぐ。
【0008】また本発明のガス調理器は、鍋を加熱する
複数個の加熱手段と、前記加熱手段を制御する加熱制御
手段と、少なくとも複数個の加熱手段の内の一つ以上の
鍋の温度を検知する温度検知手段と、手動により火力調
節を行う火力調節レバーを有し、前記加熱制御手段は、
点火、消火動作を行う点火部と、前記点火部の動作に連
係し電源をオン/オフする電源スイッチ部と、前記複数
個の加熱手段の内、温度検知手段を有する加熱制御手段
の電動駆動装置と、前記電動駆動装置と前記火力調節レ
バーにより駆動されて火力調節を行う流量調節装置と、
前記電動駆動装置は前記火力調節レバーに連係し、電動
駆動装置を動作させる制御回路を備え、且つ前記加熱制
御手段は中央停止位置状態の位置判別をする位置判別手
段を有した構成とし、前記加熱制御手段は前記複数個の
加熱手段のいずれかの点火部の点火操作時、該当する加
熱部以外の電動駆動装置であっても中央停止位置にない
場合、中央停止位置に電動駆動装置を作動させる構成と
した。
【0009】この構成によれば、加熱制御手段は複数個
の加熱手段のいずれかの点火部の点火操作時、該当する
加熱部以外の電動駆動装置であっても中央停止位置にな
い場合、中央停止位置に電動駆動装置を作動させるか
ら、常に、電動駆動と併用の火力調節レバーは点火時に
点火の確実な、流量位置にあり点火の確実性が確保でき
る。
【0010】また本発明のガス調理器は、鍋を加熱する
加熱手段と、加熱手段を制御する加熱制御手段と、鍋の
温度を検知する温度検知手段と、手動により火力調節を
行う火力調節レバーを有し、前記加熱制御手段は、点
火、消火動作を行う点火部と、前記点火部の動作に連係
させ電源をオン/オフする電源スイッチ部と、電動駆動
装置と、前記火力調節レバーにより駆動されて火力調節
を行う流量調節装置と、前記火力調節レバーに連係させ
た状態の前記電動駆動装置を動作させる制御回路を備
え、前記加熱制御手段は中央停止位置状態の位置判別を
可能とさせる位置判別手段と、制御回路の電源をオフし
ても、電源を即座に遮断させない遅延電源遮断回路とを
有した構成とし、前記電源スイッチにて、制御回路の電
源をオフしても、電動駆動装置が中央停止位置に位置し
ない場合、中央停止位置に電動駆動装置を作動させたの
ち、電源を遮断する構成とした。
【0011】この構成によれば、制御回路の電源をオフ
しても、電源を即座に遮断させない、すなわち電源スイ
ッチにて制御回路の電源をオフしても、電動駆動装置が
中央停止位置に位置しない場合、中央停止位置に電動駆
動装置を作動させたのち、電源を遮断することから、電
動駆動装置と併用した火力調節レバーの弊害を解消でき
るもので、手動の火力調節レバー単独の場合、点火もし
くは消火動作時、火力調節レバーを点火時の流量を確保
できる火力位置にし、機構的に移動動作を行うが、電動
駆動と併用し電動駆動の位置が中央停止位置にない場
合、火力調節レバーは電動駆動装置に阻害され火力調節
レバーが駆動できなく点火不良になることを防ぐ。
【0012】また本発明のガス調理器は、鍋を加熱する
加熱手段と、加熱手段を制御する加熱制御手段と、鍋の
温度を検知する温度検知手段と、調理モードを選択設定
するモード設定手段と、手動により火力調節を行う火力
調節レバーを有し、前記加熱制御手段は、点火、消火動
作を行う点火部と、前記点火部の動作に連係させ電源を
オン/オフする電源スイッチ部と、電動駆動装置と、前
記火力調節レバーにより駆動されて火力調節を行う流量
調節装置と、前記火力調節レバーに連係させた状態の電
動駆動装置を動作させる制御回路を備え、前記加熱制御
手段は前記電源スイッチにて、制御回路の電源をオフし
ても、電源を即座に遮断させない遅延電源遮断回路を有
し、前記点火部の消火操作時、調理モードの種類によっ
て、前記遅延電源遮断回路により電源を所定時間供給し
た後、遮断する構成とした。
【0013】この構成によれば、加熱制御手段は電源ス
イッチにて、制御回路の電源をオフしても、電源を即座
に遮断させない、すなわち点火部の消火操作時、調理モ
ードの種類によって、電源を所定時間供給した後、遮断
するから、所定時間内に再点火した場合、前回の調理条
件を引き続いて使用可能となり、過熱防止の消火温度
や、焦げ付き防止の消火温度、また天ぷら使用時のセン
サー設定温度等、室温状態からの温度上昇の度合いから
算出される条件が保存され、早切れや、過熱しすぎや、
天ぷら油温の不適正温度などの使い勝手の悪さが解消で
きる。
【0014】また本発明のガス調理器は、鍋を加熱する
加熱手段と、加熱手段を制御する加熱制御手段と、鍋の
温度を検知する温度検知手段と、調理モードを選択設定
するモード設定手段と、手動により火力調節を行う火力
調節レバーを有し、前記加熱制御手段は、点火、消火動
作を行う点火部と、前記点火部の動作に連係させ制御回
路の電源をオン/オフする電源スイッチ部と、電動駆動
装置と、前記火力調節レバーにより駆動されて火力調節
を行う流量調節装置と、前記火力調節レバーに連係させ
た状態の電動駆動装置を動作させる制御回路を備え、前
記加熱制御手段は前記電源スイッチにて、制御回路の電
源をオフしても、電源を即座に遮断させない遅延電源遮
断回路を有し、前記点火部の消火操作時、調理モードの
種類と、鍋底温度センサーの温度値によって、電源を所
定時間供給した後、遮断する構成とした。
【0015】この構成によれば、消火操作時、調理モー
ドの種類と、鍋底温度センサーの温度値により、電源を
所定時間供給した後、遮断するので、所定時間内に再点
火した場合、前回の調理条件を引き続いて使用可能とな
り、過熱防止の消火温度や、焦げ付き防止の消火温度、
また天ぷら使用時のセンサー設定温度等、室温状態から
の温度上昇の度合いから算出される条件が保存され、早
切れや、過熱しすぎや、天ぷら油温の不適正温度などの
使い勝手の悪さが解消できると共に、温度センサーが所
定温度以下では電源を遮断するので点火直後で消火した
場合、調理温度は初期状態と変わらないのに、不必要に
電源を供給してしまうのを解消し、省電力化を図ること
ができる。
【0016】また本発明のガス調理器は、鍋を加熱する
加熱手段と、加熱手段を制御する加熱制御手段と、鍋の
温度を検知する温度検知手段と、調理モードを設定する
調理モード設定手段と、手動により火力調節を行う火力
調節レバーを有し、前記加熱制御手段は、点火、消火動
作を行う点火部と、前記点火部の動作に連係させ電源を
オン/オフする電源スイッチ部と、電動駆動装置と、前
記火力調節レバーにより駆動されて火力調節を行う流量
調節装置と、前記火力調節レバーに連係させた状態の電
動駆動装置を動作させる制御回路を備え、前記加熱制御
手段は、調理モード設定手段で設定された調理モードに
より、前記電源スイッチにて、制御回路の電源をオンに
した時、通常点火火力と異なる特定火力位置に電動駆動
装置を動作させる構成とした。
【0017】この構成によれば、加熱制御手段は、調理
モード設定手段で設定された調理モードにより、電源ス
イッチにて、制御回路の電源をオンにした時、通常点火
火力と異なる特定火力位置に電動駆動装置を動作させ、
例えば、一定の火力の状態の時の温度上昇度合いで、調
理内容の容量や、鍋種の判定(鍋底温度センサーに伝わ
る温度は、アルミ等は速く、ホーロー等は遅いことから
鍋種が判別できる)等を行う場合は点火時から一定カロ
リーが必要である。従来の電磁弁方式では強、もしくは
弱の2段階で、弱では加熱カロリーが不足するため、点
火初期には強火力で加熱するが、この場合、火力調節レ
バーは、使用者がどこの火力で使用しているかが、判別
不能で、精度の良い判別は難しかった。本発明は必要に
応じて火力調節レバーを電動駆動装置で作動させ一定火
力とすることができることから精度の高い判別が可能と
なり、判別を使用する調理の結果も精度を増し、例えば
天ぷら温度精度、調理油過熱防止装置の自動消火温度の
精度が向上する。
【0018】また本発明のガス調理器は、鍋を加熱する
加熱手段と、加熱手段を制御する加熱制御手段と、鍋の
温度を検知する温度検知手段と、調理モードを設定する
調理モード設定手段と、手動により火力調節を行う火力
調節レバーを有し、前記加熱制御手段は、点火、消火動
作を行う点火部と、前記点火部の動作に連係させ電源を
オン/オフする電源スイッチ部と、電動駆動装置と、前
記火力調節レバーにより駆動されて火力調節を行う流量
調節装置と、前記火力調節レバーに連係させた状態の電
動駆動装置を動作させる制御回路を備え、前記加熱制御
手段は、調理モード設定手段で設定された調理モードに
より、前記電源スイッチにて、制御回路の電源をオンに
した時、通常点火火力と異なる特定火力位置に電動駆動
装置を動作させるとともに、前記特定火力位置から強火
力方向に火力調節レバーが手動で作動できないよう前記
電動駆動装置を停止させる構成とした。
【0019】この構成によれば、加熱制御手段は、調理
モード設定手段で設定された調理モードにより、電源ス
イッチにて、制御回路の電源をオンにした時、通常点火
火力と異なる特定火力位置に電動駆動装置を動作させる
とともに、特定火力位置から強火力方向に火力調節レバ
ーが手動で作動できないよう前記電動駆動装置を停止さ
せるから、例えば湯沸かしの沸騰状態を正確に判定させ
る場合、火力調節レバーで400〜4000Kcal/hの範
囲で火力調節可能のこんろで沸騰精度が良いカロリーは
2800Kcal/hであるが、使用者は最大カロリーにして
速く湯を沸かそうとする。この場合電動駆動装置を作動
させて、火力調節レバーを固定させることにより、正確
な沸騰を検知することができる。
【0020】また本発明のガス調理器は、鍋を加熱する
加熱手段と、加熱手段を制御する加熱制御手段と、鍋の
温度を検知する温度検知手段と、調理モードを設定する
調理モード設定手段と、手動により火力調節を行う火力
調節レバーを有し、前記加熱制御手段は、点火、消火動
作を行う点火部と、前記点火部の動作に連係させ電源を
オン/オフする電源スイッチ部と、電動駆動装置と、前
記火力調節レバーにより駆動されて火力調節を行う流量
調節装置と、前記火力調節レバーに連係させた状態の電
動駆動装置を動作させる制御回路を備え、前記加熱制御
手段は、調理モード設定手段で設定された調理モードに
より、前記電源スイッチにて、制御回路の電源をオンに
した時、通常点火火力と異なる、最大最小火力以外の火
力位置(中間位置)に設定する場合、初回は最大もしく
は最小火力位置に火力調節レバーを一旦移動させた後、
目的の中間火力位置に設定させるように電動駆動装置を
動作させる構成とした。
【0021】この構成により、加熱制御手段は電動駆動
装置で最大最小火力以外の火力位置(中間位置)に設定
する場合、初回は最大もしくは最小火力位置に火力調節
レバーを一旦移動させた後、目的の中間火力位置に設定
するから、電動駆動装置に位置判別素子を設けること
で、火力調節レバーには、位置判別素子を設けなくて
も、火力調節レバーを目的の火力位置に設定することが
可能となった。また、火力調節レバーに位置判別素子を
必要としないため、火力調節レバーのトルクも従来と同
一で、軽い操作が可能で、火力調節レバーを駆動させる
電動駆動装置のトルクも少なくてよく、省電力化が図れ
る。
【0022】また本発明のガス調理器は、鍋を加熱する
加熱手段と、加熱手段を制御する加熱制御手段と、鍋の
温度を検知する温度検知手段と、調理モードを設定する
調理モード設定手段と、手動により火力調節を行う火力
調節レバーを有し、前記加熱制御手段は、点火、消火動
作を行う点火部と、前記点火部の動作に連係させ電源を
オン/オフする電源スイッチ部と、電動駆動装置と、前
記火力調節レバーにより駆動されて火力調節を行う流量
調節装置と、前記火力調節レバーに連係させた状態の電
動駆動装置を動作させる制御回路を備え、前記加熱制御
手段は、調理モード設定手段で設定された調理モードに
より、前記電源スイッチにて、制御回路の電源をオンに
した時、通常点火火力と異なる特定火力位置に強から弱
または弱から強の一方向のみに電動駆動装置を動作させ
る構成とした。
【0023】この構成により、加熱制御手段は電動駆動
装置で最大最小火力以外の火力位置(中間位置)に設定
する場合、例えば油温度が高温となり火力を下げる場
合、火力調節レバーがどこにあろうとも、電動駆動装置
は、火力強位置から火力弱位置に作動することにより火
力調節レバーは弱位置に移動する。従って、温度に依存
して電動駆動装置で火力調節レバーを作動させる場合
は、1方向制御でよく、省電力化、電動駆動装置の不必
要な作動を減らせることから寿命の延長が図れる。
【0024】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を用いて
説明する。尚、以下に示す実施例は本発明を具体化した
一例であって、本発明の技術的範囲を限定するものでは
ない。
【0025】図1(a)は本発明の実施形態に係るガス
調理器の外観を示す斜視図であって、ガス調理器1は、
温度センサ付きコンロ2、普通コンロ5、グリル6を備
え、それぞれの点火ボタン7、8、9、火力調節レバー
10、11、12が設けられている。
【0026】温度センサ付きコンロ2の点火ボタン7は
調理モード選択ノブを兼ねており、図1(b)に示すよ
うに、調理モード選択パネル13に表記された調理モー
ド位置に合わせることにより、火力の自動調節や普通コ
ンロとしての使用などを選択することができる。
【0027】前記温度センサ付きコンロ2の火力調節の
構成について、図2を参照して説明する。
【0028】温度センサ付きコンロ2の加熱手段しての
バーナ4には、コンロ上に載置された鍋等の調理容器の
底面に当接する鍋底温度センサ3と、燃焼を監視する熱
電対23と、点火プラグ24とが配設され、それぞれ制
御回路26に接続されている。ガスは図示矢印位置から
導入され、非常時にガス通路を閉栓する安全弁21、点
火ボタン7の操作により開閉する手動弁47、火力調節
レバー10及び電動駆動装置16により駆動される流量
調節装置15を経て前記バーナ4に供給される。前記点
火ボタン7は、これを押すことにより前記手動弁47を
開栓すると共に電源スイッチ22をオンにするので、バ
ーナ4に供給されたガスは電源スイッチ22のオン動作
による制御回路26の制御によって点火プラグ24から
の放電により点火され燃焼する。バーナ4による燃焼火
力は、前記流量調節装置15の流量調節によってなさ
れ、この調節は点火ボタン7の回動操作により選択でき
る調理モードによって、火力調節レバー10による手動
調節または電動駆動装置16による自動調節によって行
われる。
【0029】前記火力調節レバー10及び電動駆動装置
16により流量調節装置15を駆動する構成について以
下に説明する。
【0030】図3は、前記火力調節レバー10、電動駆
動装置16及び流量調節装置15の平面図を示し、火力
調節レバー10はガス調理器1の外部に露出するレバー
先端(図示は操作ノブを取り除いた状態である)を図示
矢印方向に回動させることにより、ニードルバルブによ
り構成された流量調節装置15のニードルを進退駆動さ
せ、手動により流量調節を行うことができる。また、電
動駆動装置16は火力調節レバー10に設けられたピン
17を電動により駆動して火力調節レバー10を回動さ
せ、前記流量調節装置15により流量調節する。
【0031】図4は火力調節レバー10によりニードル
を進退駆動するための構造を示し、また、図5は図3の
平面図から火力調節レバー10及び電動駆動装置16の
表面カバーを取り除いて、流量調節装置15の弁手段と
してのニードル頭頂部と電動駆動装置16の内部構造と
を明らかにしている。更に、図6は図3のA−A線矢視
断面図を示している。
【0032】まず、火力調節レバー10により流量調節
装置15を駆動するための構造について、図4を参照し
て説明する。同図(a)は火力調節レバー10の側面、
同図(b)は下面を示し、火力調節レバー10は、回動
アーム30と、固定部31とを組み合わせて構成されて
いる。固定部31は位置決め凹部32により位置決め
し、ネジ孔33により流量調節装置15に固定される。
回動アーム30は固定部31の流量調節装置15の弁手
段としてのニードル19(図5参照)の中心に位置する
部位で固定部31に回動自在に軸支されているので、回
動アーム30は前記ニードル19の中心位置を回動軸と
して回動させることができる。同図(a)に示すよう
に、回動アーム30には前記ニードル19の進退駆動方
向に縦溝34が形成され、固定部31には前記縦溝34
と斜め方向に交差する斜溝35が形成されており、この
縦溝34と斜溝35との交差部分にニードル19の直径
方向に固定されたニードルピン(バルブ駆動部)36を
挿入すると、回動アーム30の回動により縦溝34と斜
溝35とが交差する高さが変化し、これに挿入されたニ
ードルピン36の高さ位置が移動するので、ニードル1
9を進退移動させることができる。ニードル19は、図
6の断面図に示すように、その高さ位置によってニード
ルバルブの開度が変化するので、回動アーム30の回
動、即ち火力調節アーム10の手動操作により流量が調
節できることになる。この回動アーム30の略中央部に
はピン17が固定されており、このピン17は図6に示
すように、電動駆動装置16内に挿入され、電動駆動装
置16により火力調節レバー10を駆動し、電動操作に
よっても流量調節させることができるように構成されて
いる。
【0033】電動駆動装置16は、図5に示すように、
モータ37の駆動力をギア38、39、40で減速して
外周部にギアを形成した駆動環20に伝達する。駆動環
20の下部には、図6に示すように、回動板21、回動
位置検出器25が配設されており、駆動環20と回動板
21との間は、図7に示すように、駆動環20の下面に
形成された係合凸部20aが回動板21の上面に形成さ
れた係合凹部21aに嵌まり合うことによって、駆動環
20の回動が回動板21に伝達されるので、回動板21
は駆動環20に連動して回動する。回動板21の回動は
回動位置検出器25により検出できるように構成されて
いるので、この構成により駆動環20の回動角度が検出
できる。回動位置検出器25の構成及び動作については
後述する。前記駆動環20は、図5に示すように、皿状
に形成された外周部にギア、内部の直径線上に駆動バネ
18を支持するバネ支持柱27と、駆動バネ18を所定
の開度に保持する角度保持柱28とが形成されている。
前記駆動バネ18は、図8に示すように、線材をコイル
に形成して両端を直線に延長形成したもので、コイル部
18cをバネ支持柱27に挿入し、直線に形成された当
接部18a、18bを角度保持柱28に形成された所定
角度に沿わせて嵌め込むことによって、図5に示すよう
に駆動環20内に装着される。駆動バネ18の前記当接
部18a、18bが角度保持柱28により保持される角
度は、ニードル19の中心を回動支点とする火力調節レ
バー10のピン17が駆動環20内で回動する軌道上の
回動角度の外側に位置するように保持される。駆動環2
0を回動させると、その回動方向により当接部18aま
たは当接部18bが火力調節レバー10に設けられたピ
ン17に当接して火力調節レバー10を回動させる。
【0034】駆動環20の回動位置が、図9(a)に示
すように中央停止位置にあるとき(図5に示す状態)、
火力調節レバー10の駆動環20内に挿入されたピン1
7は駆動バネ18の各当接部18a、18bの開角度内
にあり、この開角度より火力調節レバー10の回動角度
範囲は小さいので火力調節レバー10は手動により、そ
の回動角度範囲で回動させ、手動によりニードル19を
進退駆動して流量調節による火力調節を行うことができ
る。駆動環20がモータ37により駆動され、図9
(b)に示す弱火力位置に移動するときには、火力調節
レバー10のピン17は駆動バネ18の一方の当接部1
8bに押されて移動するので、火力調節レバー10は駆
動環20により弱火力位置に回動移動する。駆動環20
がモータ37により駆動され、図9(c)に示す強火力
位置に移動するときには、火力調節レバー10のピン1
7は駆動バネ18の他方の当接部18aに押されて移動
するので、火力調節レバー10は駆動環20により強火
力位置に回動移動する。このように火力調節レバー10
は手動によっても、また駆動環20による電動駆動によ
っても回動してニードル19を駆動し、流量調節装置1
5による流量調節を行うことができる。
【0035】上記したように火力調節レバー10を手動
操作することによる火力調節は、図9に示したように駆
動環20が中央停止位置にあるときだけ可能で、それ以
外の位置にあるときは、駆動環20とモータ37との間
の駆動伝達機構にウォームギア38が介在していること
により火力調節レバー10を回動させることはできな
い。火力調節レバー10のピン17と駆動バネ18との
間は、駆動バネ18がコイルバネの弾性を伴って当接し
ているので、駆動環20の中央停止位置以外の位置で火
力調節レバー10を回動させる力が加わったときにも駆
動バネ18のバネ弾性の緩衝効果により吸収して各回動
機構に損傷を与えることが防止される。また、流量調節
装置15のニードル19が駆動系の誤差等により最小流
量位置に移動できなかった状態でも、制御系が最小流量
に制御しようとする無理な駆動力を電動駆動装置16に
与えたときに、駆動バネ18の弾性により誤差分を吸収
して電動駆動装置16に過負荷をかけることなく最小流
量への調節を可能にする。
【0036】図10は、流量調節装置15が備えたニー
ドルバルブの構成及び動作を説明する断面図で、ニード
ルバルブはバルブ本体41と、バルブ本体41のシリン
ダ内に挿入されたニードル19とを備えて構成されてい
る。ニードル19の上部にはその直径方向にニードルピ
ン36が固定され、中間部にはOリング42が嵌め込ま
れ、下部にはガス流路を開閉するバルブ部43が形成さ
れている。図10(a)はニードル19がニードル受け
部44側に進出してバルブ部43がニードル受け部44
に当接してガス流量を最小とした状態で、ガスはバルブ
部43に形成された最小流量規制穴43aを通過する最
小流量となる。ニードル19を後退させて図10(b)
に示す状態にすると、ガスはバルブ部43の先端とニー
ドル受け部44との間隙を通じて流れるので、このニー
ドル19の進退駆動量を調節することによって最小流量
から最大流量までの流量調整を行うことができる。ニー
ドル19の進退駆動は、ニードルピン36に係合された
火力調節レバー10の回動によってなされ、その駆動は
火力調節レバー10を手動により回動させる操作及び電
動駆動装置16により回動させる操作によることは前述
した通りである。
【0037】ガスはその使用地域によりガスの種類が異
なり、ガス種によって発熱量が異なるので、ニードル1
9の進退駆動量によって同一流量に流量調節しても、ガ
ス種によって同一流量で同一火力を得ることはできな
い。そこで、ニードル19の進退駆動量をガス種によら
ず同一とし、ガス種毎の流量を変えて火力を近似とする
ために、図11に示すようなバルブ構造を採用すること
ができる。図示するように、バルブ部43とニードル受
け部44とにそれぞれ段差を形成し、各段差部の直径を
ガス種に応じて変更することにより、ニードル19の進
退駆動量に比例した火力がガス種の変更によらず近似と
することができる。この流量調節装置15aの構成によ
り、使用するガスの種類によって火力調節の構成を変更
することなく、ニードルバルブの変更のみで対応させる
ことができる。
【0038】以上のように構成されたガス調理器1の火
力調節機構を用いた加熱制御の構成について以下に説明
する。
【0039】図12は、加熱制御手段としての制御回路
26の構成、及び周辺部の構成を示すブロック図で、点
火ボタン7に連係し作動する電源スイッチ22で電源を
制御回路26に印加する。
【0040】制御回路26は鍋底温度センサ3で鍋底の
温度を、熱電対23でバーナ4の燃焼状態を検知し、モ
ード設定スイッチ13で設定された調理モードにおける
処理を行い、鍋底温度の過昇、立ち消え時にガスを遮断
する手段として、安全弁46の制御を行う。
【0041】また、モード設定スイッチ13により設定
される調理モードにおける処理で、回転位置検出器25
により位置を検出しながら、電動駆動装置16を制御
し、火力調節レバー10を介して流量調節装置15を駆
動して燃焼を制御する。
【0042】この燃焼制御の結果は鍋底温度センサ3の
検出温度として制御回路26に入力され、鍋底温度セン
サ3の温度が所定の温度になるように制御される。
【0043】この制御回路26による点火開始時の処理
について、図13のフローチャートを用いて説明する。
尚、フローチャートに示すS1、S2…は、処理手順を
示すステップ番号であって、本文中に添記する番号と一
致する。
【0044】図13において、点火ボタン7に連係した
電源スイッチ22のオン状態を判定しS1、オンである
とS2で調理開始と判定し、次のステップS3に進む。
S3で電動駆動装置16が中央停止位置にあるか、否か
を回転位置検出器25で判定し、中央停止位置になけれ
ば中央に作動し火力調節レバー7が自由に手動で作動出
来るようにする。中央停止位置にあれば何もしないで初
期の処理を終了する。この電動駆動装置16の位置判定
は先に説明した駆動環20に連結された回動板21によ
り回動位置検出器25が検出する回動角度の検出値が制
御回路26に入力されることにより判定できる。
【0045】図14は複数のコンロに鍋底温度センサを
備えたガス調理器の概略構成を示すもので、一つの制御
回路26が複数のコンロを制御する構成となっている。
各々の構成部は図12に示した制御回路26と同様の動
作のため、説明を省略する。
【0046】図15は上記の図14に示す、複数のコン
ロを備えたガス調理器における点火動作時の処理を示す
フローチャートであり、S5、S6において点火部に連
係した電源スイッチ22−a、22−bの何れかがオン
になると、S7で調理が開始される。
【0047】S8では電動駆動装置16−aが中央停止
位置にあるかを回転位置検出器で判断し、あればS10
へ、なければS9で中央停止位置へ作動し、S10、S
11では電動駆動装置16−bについて同様の処理を行
う。
【0048】このように点火ボタン7,8にそれぞれ連
係した電源スイッチ22−a、22−bの何れがオンに
なっても電動駆動装置16−a、16−bの両方を中央
停止位置に作動させる構成となっている。
【0049】図16は制御回路26の電源を電源スイッ
チ22のオフより遅延して遮断する構成を示すもので、
点火ボタン7に連係してオン/オフする電源スイッチ2
2は電源48から制御回路26の間に介在して通電を制
御する。また電源48に接続された遅延電源遮断回路4
9は電源48と制御回路26の間に介在して、制御回路
26により通電の制御を行う。
【0050】図17は図16の制御回路26及び周辺の
構成部に於ける消火時の処理に関する動作を示したフロ
ーチャートであり、S12で点火ボタン7に連係した電
源スイッチ22がオンになると、S13で遅延電源遮断
回路49を作動させて通電状態にし、S14で調理を開
始する。
【0051】S15では電源スイッチ22のオフの判断
をしており、オフでなければS14へ戻って調理を続行
し、オフであればS16で電動駆動装置16が中央停止
位置にあるかの判断をして、中央停止位置にあればS2
0へジャンプし、中央停止位置になければ電動駆動装置
16を作動して中央停止位置になるようにした後、電動
駆動装置16を停止する。
【0052】その後、S20で遅延電源遮断回路49を
停止させて電源を遮断し処理を終了する。
【0053】図18は調理モードにより消火時の処理が
変わる場合を示したフローチャートであり、S24で電
源スイッチのオフを判断し、オフであればS25でその
調理モードが遅延して電源を遮断する必要のあるモード
か判断し、必要な場合、すなわち天ぷらモード等、再度
調理を開始した時に前回の調理時の情報が必要になる調
理モードであればS26で所定時間経過後、S27で遅
延電源遮断回路を停止し、電源を遮断する。S25で遅
延の不要なモードと判断すれば即座にS27で電源を遮
断する。
【0054】図19は調理モードと鍋の温度により消火
時の処理が変わる場合を示したフローチャートであり、
S31で電源スイッチのオフを判断し、オフであればS
32でその調理モードが遅延して電源を遮断する必要の
あるモードか判断し、必要なければS35で遅延電源遮
断回路を停止し電源を遮断し終了する。必要であればS
33で所定温度以下か判断し、以下であれば同様に電源
を遮断する。これは鍋の温度が所定温度以下であれば再
度調理を開始したときに、鍋の種類等の判定が正しく行
われるために、電源を遮断して温度履歴等の情報をクリ
アしてもよいためである。
【0055】所定温度以下でない場合は、再度調理を再
開する可能性のある所定時間の経過を待った後、S35
で遅延電源遮断回路を停止し電源を遮断する。
【0056】図20は点火動作時に調理モードにより特
定の火力に設定する手段に関するフローチャートであ
り、S37で調理開始後、S38で調理モードが特定火
力の必要な、例えば天ぷらモード等の判断を行い、特定
火力が必要であれば電動駆動装置を特定火力位置に作動
し、処理を終了する。
【0057】特定火力が不要な調理モードであれば電動
駆動装置を中央停止位置に作動し処理を終了する。
【0058】図21は点火動作時に調理モードにより特
定の火力位置に設定するとともに火力位置を固定する手
段に関するフローチャートであり、S43で調理モード
が特定火力の必要な、例えば天ぷらモード等の判断を行
い、特定火力が必要であればS44で電動駆動装置を特
定火力位置に作動し、S46で特定火力位置に到達した
か判断し、到達するまで待って、到達後、S48の処理
では特定火力位置で停止し、使用者が火力を強くするこ
とを防止する。
【0059】S43で調理モードが特定火力の不要なモ
ードと判断すると電動駆動装置を中央停止位置に作動し
て処理を終了する。
【0060】図22は点火動作時に一旦、火力を最大に
した後に中央停止位置に作動する手段を示したフローチ
ャートであり、S50で電動駆動装置を最大火力位置に
作動した後、S52で電動駆動装置を中央停止位置に作
動する。これにより、火力調節レバーがはじめにどの位
置にあっても電動駆動装置によって中央停止位置に移動
することが出来る。
【0061】以上の処理は一旦、火力を最大にした後、
中央停止位置に作動する場合を示したが、はじめに最小
火力にした後に中央停止位置に作動することも可能であ
る。
【0062】また、はじめに最大または最小火力にした
後、特定火力位置に作動することも可能である。
【0063】図23は鍋の中の油の温度によって電動駆
動装置を作動させる火力方向を変える手段のフローチャ
ートであり、S53で油温が所定温度1より高ければS
54で火力を弱方向に作動させ、所定温度1より低く、
S55で所定温度2より低いと判断すると強方向に作動
させる。
【0064】この例では鍋の中の油温の例を示したが、
他に湯の温度等、温度情報であれば火力変化の方向を決
定する情報として利用できる。
【0065】
【発明の効果】本発明の請求項1に係るガス調理器は、
電動駆動装置と併用した、火力調節レバーの弊害を解消
するもので、手動の火力調節レバー単独の場合、点火も
しくは消火動作時、火力調節レバーを点火時の流量を確
できる火力位置に機構的に移動動作を行わせるが、電動
駆動と併用し電動駆動の位置が中央停止位置にない場
合、火力調節レバーは電動駆動装置に阻害され火力調節
レバーが駆動できなく点火不良になるこのことを防ぐ。
【0066】また請求項2に係るガス調理器は、複数個
の加熱手段のいずれかの点火部の点火操作時、該当する
加熱部以外の電動駆動装置であっても中央停止位置にな
い場合、中央停止位置に電動駆動装置を作動させるか
ら、常に、電動駆動と併用の火力調節レバーは点火時に
点火の確実な、流量位置にあり点火の確実性が確保でき
る。
【0067】また請求項3に係るガス調理器は、電動駆
動装置と併用した、火力調節レバーの弊害を解消するも
ので、手動の火力調節レバー単独の場合、点火もしくは
消火動作時、火力調節レバーを点火時の流量を確できる
火力位置にし、機構的に移動動作を行わすが、電動駆動
と併用し電動駆動の位置が中央停止位置にない場合、火
力調節レバーは電動駆動装置に阻害され火力調節レバー
が駆動できなく点火不良になるこのことを防ぐ。
【0068】また請求項4に係るガス調理器は、点火部
の消火操作時、調理モードの種類によって、遅延電源遮
断回路により電源を所定時間供給した後、遮断するか
ら、所定時間内に再点火した場合前回の調理条件を引き
続いて使用可能となり、過熱防止の消火温度や、焦げ付
き防止の消火温度、また天ぷら使用時のセンサー設定温
度等、室温状態からの温度上昇度合いから算出される条
件が保存され、早切れや、過熱しすぎや、天ぷら油温の
不適正温度などの使い勝手の悪さが解消できる。
【0069】また請求項5に係るガス調理器は、点火部
の消火操作時、調理モードの種類と、鍋底温度センサー
の温度値により、電源を所定時間供給した後、遮断する
から、所定時間内に再点火した場合前回の調理条件を引
き続いて使用可能となり、過熱防止の消火温度や、焦げ
付き防止の消火温度、また天ぷら使用時のセンサー設定
温度等、室温状態からの温度上昇度合いから算出される
条件が保存され、早切れや、過熱しすぎや、天ぷら油温
の不適正温度などの使い勝手の悪さが解消できると共
に、点火直後で消火した場合、調理温度は初期状態と変
わらないのに、不必要に電源を供給してしまうこともな
く、省電力化を図ることができる。
【0070】また請求項6に係るガス調理器は次のよう
な効果がある。すなわち一定の火力の状態の時の温度上
昇度合いで、調理内容の容量や、鍋種の判定(鍋底温度
センサーに伝わる温度は、アルミ等は速く、ホーロー等
は遅いことから鍋種が判別できる)等を行う場合は点火
時から一定カロリーが必要である。従来の電磁弁方式で
は強、もしくは弱の2段で、弱では過熱カロリーが不足
するため強火力で点火初期に加熱するが、この場合、火
力調節レバーは、使用者がどこの火力で使用しているか
が、判別不能で、精度の良い判別は難しかった。本発明
は必要に応じて火力調節レバーを電動駆動装置で作動さ
せ一定火力とすることができることから精度の高い判別
が可能となり、判別を使用する調理の結果も精度を増
し、例えば天ぷら温度精度、調理油過熱防止装置の自動
消火温度の温度精度が向上する。
【0071】また請求項7に係るガス調理器は、調理モ
ード設定手段で設定された調理モードにより、前記電源
スイッチにて、制御回路の電源をオンにした時、通常点
火火力と異なる特定火力位置に電動駆動装置を動作させ
るとともに、前記特定火力位置から強火力方向に火力調
節レバーが手動で作動できないよう前記電動駆動装置を
停止させるから、例えば湯沸かしの沸騰状態を正確に判
定させる場合、火力調節レバーで400〜4000Kcal
/hの範囲で火力調節可能のこんろで沸騰精度が良いカロ
リーは2800Kcal/hであるが、使用者は速く湯を沸か
そうと最大カロリーにする場合が多い。この場合電動駆
動装置を作動させて、火力調節レバーを固定させること
により、正確な沸騰を検知することができるのである。
【0072】また請求項8に係るガス調理器は、電動駆
動装置で最大最小火力以外の火力位置(中間位置)に設
定する場合、初回は最大もしくは最小火力位置に火力調
節レバーを一旦移動させた後、目的の中間火力位置に設
定させるから、電動駆動装置に位置判別素子を設け、火
力調節レバーには、位置判別素子を設けなくても、火力
調節レバーを目的の火力位置に設定できることが可能と
なった。また、火力調節レバーに位置判別素子を必要と
しないため、火力調節レバーのトルクも従来と同一で、
軽い操作が可能で、火力調節レバーを駆動さす電動駆動
装置のトルクも少なくてよく、省電力化が図れる。
【0073】また請求項9に係るガス調理器は、電動駆
動装置で最大最小火力以外の火力位置(中間位置)に設
定する場合、例えば油温度が高温となり火力を下げる場
合、火力調節レバーがどこにあろうとも、電動駆動装置
は、火力強位置から火力弱位置に作動することにより火
力調節レバーは弱位置に移動する。従って、温度に依存
して電動駆動装置で火力調節レバーを作動させる場合
は、1方向制御でよく、省電力化、電動駆動装置の不必
要な作動を減らせることから寿命の延長が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)本発明の実施例1のガス調理器の外観を
示す斜視図 (b)同調理モード選択パネルの例を示す平面図
【図2】火力調節の制御構成を示す断面構成図
【図3】火力調節レバー、電動駆動装置及び流量調節装
置の構成を示す平面図
【図4】(a)火力調節レバーの構成を示す側面図 (b)同下面図
【図5】電動駆動装置の構成を示す平面図
【図6】図3のA−A線矢視断面図
【図7】駆動環と回動板との連結機構を説明する斜視図
【図8】駆動バネの構成を示す斜視図
【図9】駆動環の中央停止位置(a)弱火力位置(b)
強火力位置(c)への回動と火力調節レバーの回動状態
とを説明する説明図
【図10】(a)流量調節装置の最小流量位置の断面図 (b)同最大流量位置の断面図
【図11】流量調節装置をガス種の変化に対応させる構
成を示す断面図
【図12】制御回路及び周辺装置の構成を示すブロック
【図13】点火動作の処理を示すフローチャート
【図14】複数のコンロを備えた制御回路の構成を示す
ブロック図
【図15】複数のコンロの点火動作時の処理を示すフロ
ーチャート
【図16】遅延電源遮断回路を備えた制御回路の構成を
示すブロック図
【図17】消火時の処理に関する動作を示したフローチ
ャート
【図18】調理モードにより消火時の処理が変わる場合
を示したフローチャート
【図19】調理モードと鍋の温度により消火時の処理が
変わる場合を示したフローチャート
【図20】調理モードにより特定の火力位置に設定する
手段に関するフローチャート
【図21】調理モードにより特定の火力位置に設定する
とともに火力位置を固定する手段に関するフローチャー
【図22】点火動作時に一旦、火力を最大にした後に中
央停止位置に作動する手段を示したフローチャート
【図23】油温により電動駆動装置を作動させる火力方
向を変える手段を示すフローチャート
【図24】従来技術に係る火力調節の構成を示す断面構
成図
【符号の説明】
1 ガス調理器 2 温度センサ付きコンロ 3 鍋底温度センサ 4 コンロ2のバーナ 7 点火ボタン 10 火力調節レバー 13 調理モード選択パネル 15 流量調節装置 16 電動駆動装置 17 ピン 18 駆動バネ 19 ニードル 20 駆動環 21 回転板 22 電源スイッチ 25 回動位置検出器 26 制御回路 34 縦溝 35 斜溝 36 ニードルピン 37 モータ 43 バルブ部 44 ニードル受け部 46 安全弁 47 手動弁 48 電源 49 遅延電源遮断回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 畑野 一善 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 山川 秀樹 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】鍋を加熱する加熱手段と、この加熱手段を
    制御する加熱制御手段と、鍋の温度を検知する温度検知
    手段と、手動により火力調節を行う火力調節レバーを有
    し、前記加熱制御手段は、点火、消火動作を行う点火部
    と、前記点火部の動作に連係し電源をオン/オフする電
    源スイッチ部と、電動駆動装置と、前記火力調節レバー
    により駆動されて火力調節を行う流量調節装置と、前記
    電動駆動装置は前記火力調節レバーに連係させ、電動駆
    動装置を動作させる制御回路を備え、かつ前記加熱制御
    手段は中央停止位置状態の位置判別をする位置判別手段
    を有し、前記点火部の点火操作時、電動駆動装置が中央
    停止位置にない場合、中央停止位置に作動させる構成と
    したガス調理器。
  2. 【請求項2】鍋を加熱する複数個の加熱手段と、前記加
    熱手段を制御する加熱制御手段と、少なくとも複数個の
    加熱手段の内の一つ以上の鍋の温度を検知する温度検知
    手段と、手動により火力調節を行う火力調節レバーを有
    し、前記加熱制御手段は、点火、消火動作を行う点火部
    と、前記点火部の動作に連係し電源をオン/オフする電
    源スイッチ部と、前記複数個の加熱手段の内、温度検知
    手段を有する加熱制御手段の電動駆動装置と、前記電動
    駆動装置と前記火力調節レバーにより駆動されて火力調
    節を行う流量調節装置と、前記電動駆動装置は前記火力
    調節レバーに連係し、電動駆動装置を動作させる制御回
    路を備え、且つ前記加熱制御手段は中央停止位置状態の
    位置判別をする位置判別手段を有した構成とし、前記加
    熱制御手段は前記複数個の加熱手段のいずれかの点火部
    の点火操作時、該当する加熱部以外の電動駆動装置であ
    っても中央停止位置にない場合、中央停止位置に電動駆
    動装置を作動させる構成としたガス調理器。
  3. 【請求項3】鍋を加熱する加熱手段と、加熱手段を制御
    する加熱制御手段と、鍋の温度を検知する温度検知手段
    と、手動により火力調節を行う火力調節レバーを有し、
    前記加熱制御手段は、点火、消火動作を行う点火部と、
    前記点火部の動作に連係し電源をオン/オフする電源ス
    イッチ部と、電動駆動装置と、前記火力調節レバーによ
    り駆動されて火力調節を行う流量調節装置と、前記火力
    調節レバーに連係した状態の前記電動駆動装置を動作さ
    せる制御回路を備え、前記加熱制御手段は中央停止位置
    状態の位置判別をする位置判別手段と、制御回路の電源
    をオフしても、電源を即座に遮断させない遅延電源遮断
    回路を有した構成とし、前記電源スイッチにて、制御回
    路の電源をオフしても、電動駆動装置が中央停止位置に
    位置しない場合、中央停止位置に電動駆動装置を作動さ
    せたのち、電源を遮断する構成としたガス調理器。
  4. 【請求項4】鍋を加熱する加熱手段と、加熱手段を制御
    する加熱制御手段と、鍋の温度を検知する温度検知手段
    と、調理モードを選択設定するモード設定手段と、手動
    により火力調節を行う火力調節レバーを有し、前記加熱
    制御手段は、点火、消火動作を行う点火部と、前記点火
    部の動作に連係し電源をオン/オフする電源スイッチ部
    と、電動駆動装置と、前記火力調節レバーにより駆動さ
    れて火力調節を行う流量調節装置と、前記火力調節レバ
    ーに連係した状態の電動駆動装置を動作させる制御回路
    を備え、前記加熱制御手段は前記電源スイッチにて、制
    御回路の電源をオフしても、電源を即座に遮断させない
    遅延電源遮断回路を有し、前記点火部の消火操作時、調
    理モードの種類によって、前記遅延電源遮断回路により
    電源を所定時間供給した後、遮断する構成としたガス調
    理器。
  5. 【請求項5】遅延電源遮断回路により前記点火部の消火
    操作時、調理モードの種類と、鍋底温度センサーの温度
    値により、電源を所定時間供給した後、遮断する構成と
    した請求項4項記載のガス調理器。
  6. 【請求項6】鍋を加熱する加熱手段と、加熱手段を制御
    する加熱制御手段と、鍋の温度を検知する温度検知手段
    と、調理モードを設定する調理モード設定手段と、手動
    により火力調節を行う火力調節レバーを有し、前記加熱
    制御手段は、点火、消火動作を行う点火部と、前記点火
    部の動作に連係させ電源をオン/オフする電源スイッチ
    部と、電動駆動装置と前記火力調節レバーにより駆動さ
    れて火力調節を行う流量調節装置と、前記火力調節レバ
    ーに連係させた状態の電動駆動装置を動作させる制御回
    路を備え、前記加熱制御手段は、調理モード設定手段で
    設定された調理モードにより、前記電源スイッチ部に
    て、制御回路の電源をオンにした時、通常点火火力と異
    なる特定火力位置に電動駆動装置を動作させる構成とし
    たガス調理器。
  7. 【請求項7】加熱制御手段は、調理モード設定手段で設
    定された調理モードにより、前記電源スイッチ部にて、
    制御回路の電源をオンにした時、通常点火火力と異なる
    特定火力位置に電動駆動装置を動作するとともに、前記
    特定火力位置から強火力方向に火力調節レバーが手動で
    作動できないよう前記電動駆動装置を停止させる構成と
    した請求項6記載のガス調理器。
  8. 【請求項8】加熱制御手段は、電動駆動装置で最大最小
    火力以外の火力位置(中間位置)に設定する場合、初回
    は最大もしくは最小火力位置に火力調節レバーを一旦移
    動させた後、目的の中間火力位置に設定させる構成の請
    求項6記載のガス調理器。
  9. 【請求項9】加熱制御手段は、電動駆動装置で最大最小
    火力以外の火力位置(中間位置)に設定する時、その火
    力位置が調理モードの温度により決定される場合は強方
    向または弱方向のいずれか片方のみに電動駆動装置を作
    動させる構成とした請求項6記載のガス調理器。
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