JPH10246367A - 管および舗装構造 - Google Patents

管および舗装構造

Info

Publication number
JPH10246367A
JPH10246367A JP9062224A JP6222497A JPH10246367A JP H10246367 A JPH10246367 A JP H10246367A JP 9062224 A JP9062224 A JP 9062224A JP 6222497 A JP6222497 A JP 6222497A JP H10246367 A JPH10246367 A JP H10246367A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pipe
pavement
spring
asphalt
layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9062224A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Fujita
藤田  明
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kuraray Plastics Co Ltd
Original Assignee
Kuraray Plastics Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kuraray Plastics Co Ltd filed Critical Kuraray Plastics Co Ltd
Priority to JP9062224A priority Critical patent/JPH10246367A/ja
Publication of JPH10246367A publication Critical patent/JPH10246367A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Bridges Or Land Bridges (AREA)
  • Sewage (AREA)
  • Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 アスファルト舗装道路、とくに床版の保護の
為、浸透する雨水を効率よく排水し、砂礫の侵入を防止
し、耐押圧性、形状保持性、可撓性を有し、かつ舗装厚
さ以下の口径に自在に対応でき、さらに施工性がよく、
埋設後も砂礫の侵入や管の潰れによって機能低下しない
導水管を提供すること。 【解決手段】 スプリング管表面にモノフィラメントの
編組層を有する導水管。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、管、とくに導水
管、なかんずく舗装道路用導水管に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、道路橋や高速道路などの床版の舗
装構造は、床版表面を防水シートで覆い、その側縁部に
金属製スプリングからなる導水管(実公平5−3352
2、特開平6−2601、特開平8−93041)、も
しくは耐熱性樹脂からなるモノフィラメントを編組し管
成型した導水管を配置し、その上をアスファルトなどの
舗装を行なって埋設され排水構造をなしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、金属製
スプリング管からなる導水管を埋設した場合、アスファ
ルトなどの舗装により加圧されるため、スプリング管の
ピッチ内にアスファルトの基材である砂礫が入り込み、
導水管の機能が損なわれるという欠点がある。一方、耐
熱性樹脂からなるモノフィラメントを編組した導水管に
おいては、編組密度を密にすることによって砂礫の侵入
を防ぐことができるが、金属製スプリング管と比較して
構成材料の加圧変形強度は低く、埋設時に潰れるという
問題から口径5〜15mm程度が実用範囲の限界となっ
ている。これらの問題を解決するため、不織布を固めた
パイプ状導水管が開発されたが、熱可塑性樹脂を主体と
しているため、アスファルトなどの舗装時の温度が、比
較的高温(約70〜150℃)である場合、舗装時の押
圧によって、管形状を保持できず実用には至っていな
い。また不織布を固めた導水管は、それ自体が固く形状
保持性があるため、スプリング管等の支持材を必要とし
ないが、支持材を有していないため、可撓性に乏しく、
直線道路以外の道路では施工性が悪いという問題点があ
った。また近年、道路舗装業界では、透水性舗装の普及
が進み導水管の排水能力の向上が求められている。本発
明は、上記のような従来技術の欠点を解消するために創
案されたものであり、舗装内部に水の侵入が容易で耐押
圧性のある通水路を有し、砂礫の侵入を防止し、埋設作
業にあっては可撓性を有しているので作業性が良く、か
つ舗装厚さ以下の口径に自在に対応できる導水管、特に
雨水の排出による床版の劣化を防止できる導水管を提供
することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的は、スプリング
管表面にモノフィラメントの編組層を有する管、とくに
導水管を提供することによって、また床版上に防水層を
設け、該防水層の上に前記管を配置し、さらに該管に接
続する排水系を設け、かつ該管上に舗装層を設けた床版
の舗装構造を提供することによって達成される。
【0005】
【発明実施の形態】次に、本発明を図面により説明す
る。図1は、本発明の一例を示す導水管の斜視図であ
り、1はスプリング管、2はモノフィラメントによって
編組された層である。
【0006】スプリング管としては、金属製または樹脂
製のスプリング管があげられるが、弾力性、耐押圧性の
優れたものであればいずれも使用できる。とくに、アス
ファルトなどの舗装時の温度(約70〜150℃)に耐
える耐熱性と耐錆性を有する鋼線および耐熱樹脂(例え
ばガラス繊維入りPETなど)が好適なものとしてあげ
られる。このスプリング管1は、導水管の骨材となる部
分であり、導水管のサイズが骨材によってほぼ決定され
る為、アスファルトなどの舗装層で埋設するためには舗
装層の厚さ以下である必要がある。したがって編組層を
除いたスプリング1は、スプリング管内径が1〜99m
m、スプリング管外径が1.4〜100mmであること
が好適であり、さらに好適には内径10〜50mm、外
径12〜56mmである。
【0007】モノフィラメントの素材樹脂としては、ポ
リエステル系樹脂、ポリプロピレン系樹脂、ナイロン系
樹脂、アクリル系樹脂、ポリビニルアルコ−ル系樹脂
(ビニロン等)などあらゆる樹脂があげられるが、耐久
性と耐熱性の点からポリエステル系樹脂が最適である。
また、このモノフィラメントは、編組を前提とするもの
で、具体的には糸径0.2〜2mm、さらに好適には
0.5〜1.5mmのものである。これらモノフィラメ
ントを編組することにより、アスファルトなどの舗装に
よる砂礫の侵入を防ぎ、かつ水の侵入を妨げない導水管
を得ることができる。
【0008】図2は、鉄筋コンクリート製や鋼鉄製等の
各種の床版4上に防水層5を設け、この防水層の上、特
に床版の端(道路の側縁部)に、導水管を配置し、排水
系(図3に示す排水升7および排出口)に接続して導水
管上をアスファルトなどの舗装層3で覆った、床版の舗
装構造の断面図である。床版4は鉄筋コンクリートや鋼
鉄等から構成されるものであり、また防水層5は床版の
水による浸食劣化を防止する為に床版上に敷かれ、ゴ
ム、非透水性アスファルト、軟質塩化ビニル系樹脂、ア
ルミニウムなどをシート状にして構成されるものであ
る。
【0009】図3は、導水管を埋設した舗装道路の側面
図であり、7は排水升である。アスファルト舗装道路3
を透過した雨水は防水層5に沿って道路の側縁部に移動
し、導水管内に侵入し、排水升に集められ、排水口から
排出される。導水管は舗装道路のどの箇所(道路の縦方
向、横方向)に埋設しても良いが、図2〜3に示すよう
に道路の側縁部に道路に沿って縦方向に埋設し排水升等
の排水系に接続するのが効果的である。また導水管は防
水層上のどの位置に埋設しても良いが、好適には、図2
〜3に示すように防水層上の道路側縁部に埋設するのが
効率的である。このように本発明の導水管を埋設するこ
とによって、床版上にアスファルト舗装した道路におい
て、舗装内に浸透した雨水を滞らせる事なく排水し、床
版の劣化を防止することができる。
【0010】本発明は、代表的には透水性を有するアス
ファルト舗装が為された床版構造を有する道路(道路
橋、高速道路など)に好適に使用できるが、その他一般
道や駐車場さらにアスファルト以外の砂利舗装等の排水
構造にも応用できる。次に実施例により本発明をさらに
具体的に説明する。
【0011】
【実施例】 実施例1 芯径1.4mmのステンレス鋼線を、管内径25mm、
管外径27.8mm、ピッチ3.5mmで螺旋巻きした
スプリング管を骨材とし、芯径1mmのポリエステルモ
ノフィラメントを用い、24錘のブレーダーで骨材に対
して編組し密着させて導水管を得た。尚、編組は、管の
縦方向に対して55度の角度で行った。
【0012】比較例1 芯径1.4mmのステンレス鋼線を、管内径25mm、
管外径27.8mm、ピッチ1.2mmで螺旋巻きした
スプリング管からなる導水管を作製した。
【0013】比較例2 24錘ブレーダーで、芯径1mmのポリエステルモノフ
ィラメントを、管縦方向に8本配置し縦糸とし、芯径1
mmのポリエステルモノフィラメントの横糸を24本編
組し内径25mmの導水管を得た。尚、編組は、管の縦
糸に対して横糸が55度で交合するよう行った。
【0014】図2に示す床版4の表面を防水シート(ゴ
ムシ−ト)5で覆い、その側縁部に実施例1および比較
例1〜2で作製した導水管6を各々設置し、その上から
30mmの厚さでアスファルト3舗装を行い、アスファ
ルト硬化後断面をカットして、埋設以前の管容積に対す
る砂礫の侵入量(容量%)、埋設前の管の最小内径に対
する埋設後の管の最小内径の比(%)、およびアスファ
ルト舗装の表面状態を測定した。結果を表1に示す。
【0015】
【表1】
【0016】表1から、実施例1および比較例1の導水
管は比較例2の導水管に比べ、耐熱性に優れているた
め、形状保持性が良好であること(管形状の変化がない
こと)、砂礫の侵入防止効果に関しては、実施例1およ
び比較例2の導水管の方が、比較例1の導水管に比べ優
れており、比較例1の導水管は砂礫の侵入が激しく管容
積を減少させ管が本来有する排水性が妨げられているこ
と、比較例2の導水管は150℃のアスファルト舗装押
圧に対し、形状保持ができず、アスファルト表面に亀裂
を生じさせること分かる。
【0017】
【発明の効果】本発明の導水管は、導水管の求められる
性能である、砂礫の侵入を防止し、耐熱性、耐押圧性、
形状保持性、可撓性を有し、且つ埋設するために求めら
れる舗装厚さ以下の口径に自在に対応でき、アスファル
ト舗装道路、とくに床版の保護の為、浸透する雨水を効
率よく排水し、施工性がよく、埋設後も砂礫の侵入や管
の潰れによって機能低下しない。また、管の作成方法
も、編組という簡単な工程で可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一例を示す導水管の斜視図である。
【図2】本発明の導水管を埋設したアスファルト舗装道
路の断面図である。
【図3】本発明の導水管を埋設したアスファルト舗装道
路の側面図である。
【符号の説明】
1 スプリング管 2 モノフィラメントにより編組された層 3 アスファルト舗装層 4 床版 5 防水層 6 導水管 7 排水升

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スプリング管表面にモノフィラメントの
    編組層を有する管。
  2. 【請求項2】 スプリング管を構成する芯材径が0.2
    〜5mmであり、表面を覆うモノフィラメントの糸径が
    0.2〜2mmである請求項1記載の管。
  3. 【請求項3】 スプリング管の内径が1〜99mmであ
    り,かつ外径が1.4〜100mmである請求項1また
    は2記載の管。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかひとつの項に記
    載の管からなる導水管。
  5. 【請求項5】 請求項1〜3のいずれかひとつの項に記
    載の管からなる舗装道路用導水管。
  6. 【請求項6】 床版上に防水層を設け、該防水層の上に
    請求項1〜3のいずれかひとつの項に記載の管を配置
    し、さらに該管に接続する排水系を設け、かつ該管上に
    舗装層を設けた床版の舗装構造。
JP9062224A 1997-02-28 1997-02-28 管および舗装構造 Pending JPH10246367A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9062224A JPH10246367A (ja) 1997-02-28 1997-02-28 管および舗装構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9062224A JPH10246367A (ja) 1997-02-28 1997-02-28 管および舗装構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10246367A true JPH10246367A (ja) 1998-09-14

Family

ID=13193980

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9062224A Pending JPH10246367A (ja) 1997-02-28 1997-02-28 管および舗装構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10246367A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001254873A (ja) * 2000-03-10 2001-09-21 Kuraray Plast Co Ltd 網状樹脂管の製法
JP2003004175A (ja) * 2001-06-21 2003-01-08 Kuraray Plast Co Ltd キンク防止耐圧フレキシブルホース

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001254873A (ja) * 2000-03-10 2001-09-21 Kuraray Plast Co Ltd 網状樹脂管の製法
JP2003004175A (ja) * 2001-06-21 2003-01-08 Kuraray Plast Co Ltd キンク防止耐圧フレキシブルホース

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN112523270B (zh) 一种针对富水地区深基坑的抗浮盲沟及其施工工艺
KR101819641B1 (ko) 토목섬유와 폴리머 시멘트 모르타르를 이용한 다층구조 매트 및 이를 이용한 시공방법
CN206801581U (zh) 一种隧道衬砌结构缺陷补强装置
CN209277907U (zh) 一种隧道伸缩缝变形协调及排水结构
EP1141494A1 (de) Wasserleitung
JPH10246367A (ja) 管および舗装構造
US8182174B2 (en) Drainage system for directing surface water to underground strata
CN208395598U (zh) 一种用于改善易积水区域的混凝土预制块
JPH10246363A (ja) 管および導水管
JPH10246362A (ja) 管および舗装道路用導水管
JP2009046819A (ja) 現場打設根固め型枠及び根固め工法
JP3391958B2 (ja) 舗装道路
CN206971040U (zh) 一种步行路面专用排水结构
KR100217946B1 (ko) 투수콘크리트시공방법
CN113279299B (zh) 透水市政道路及其施工工艺
KR102543052B1 (ko) 되메우기 없는 배수시설 및 시공방법
CN109339201A (zh) 可透水地面的铺设及排水沟的布置方法
JP2001011924A (ja) 樹脂導水管および排水構造
JP2019210682A (ja) ブロック舗装の排水構造
JP2001011925A (ja) 多層構造樹脂導水管および排水構造
JP2010090614A (ja) 床面又は路面の舗装構造
RU135656U1 (ru) Дренажный геокомпозит и строительный элемент на его основе
JP3280600B2 (ja) 透水性舗装道路の排水構造
JPH1038150A (ja) 管および導水管
JP2001254873A (ja) 網状樹脂管の製法