JPH10246047A - ドアオートクローザー - Google Patents
ドアオートクローザーInfo
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- JPH10246047A JPH10246047A JP5301397A JP5301397A JPH10246047A JP H10246047 A JPH10246047 A JP H10246047A JP 5301397 A JP5301397 A JP 5301397A JP 5301397 A JP5301397 A JP 5301397A JP H10246047 A JPH10246047 A JP H10246047A
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- Japan
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- hook
- ratchet
- lever
- lock
- door
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 コンパクトで、簡単に緊急時のドアオープン
ができるドアオートクローザーを提供することを課題と
する。 【解決手段】 フック41が、ロック位置からアンロッ
ク位置とフルロック位置との中間位置であるハーフロッ
ク位置まで回転すると、駆動する駆動源と、駆動源によ
り回転駆動されるフックレバー50と、フック41レバ
ーの回転中心以外の部分に設けられ、ハーフロック位置
にあるフック41に係合可能で、係合時に駆動部からの
ロック位置方向への駆動力をフック41に伝達するクロ
ーズラチェット52と、クローズラチェット52をフッ
ク41方向に付勢するスプリング54と、ラチェット4
6のフック41との係合及びクローズラチェット52の
フック41との係合を解除するオープンレバー28とを
備える。
ができるドアオートクローザーを提供することを課題と
する。 【解決手段】 フック41が、ロック位置からアンロッ
ク位置とフルロック位置との中間位置であるハーフロッ
ク位置まで回転すると、駆動する駆動源と、駆動源によ
り回転駆動されるフックレバー50と、フック41レバ
ーの回転中心以外の部分に設けられ、ハーフロック位置
にあるフック41に係合可能で、係合時に駆動部からの
ロック位置方向への駆動力をフック41に伝達するクロ
ーズラチェット52と、クローズラチェット52をフッ
ク41方向に付勢するスプリング54と、ラチェット4
6のフック41との係合及びクローズラチェット52の
フック41との係合を解除するオープンレバー28とを
備える。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ハーフロック(半
ドア)状態にあるドアを自動的にフルロック状態まで引
き込むドアオートクローザーに関する。
ドア)状態にあるドアを自動的にフルロック状態まで引
き込むドアオートクローザーに関する。
【0002】
【従来の技術】最初に、ロック装置の構成を図8を用い
て説明する。1はボディ側に設けられたロック装置内に
回転可能に設けられたシャフトである。このシャフト1
には、切り欠き溝2aが形成されたフック2が固着され
ている。
て説明する。1はボディ側に設けられたロック装置内に
回転可能に設けられたシャフトである。このシャフト1
には、切り欠き溝2aが形成されたフック2が固着され
ている。
【0003】3は閉扉方向(矢印I方向)にドアを移動さ
せると、フック2の溝2aに進入可能なようにドアに設
けられたストライカである。フック2は図示しない第1
の付勢手段により矢印II方向に付勢され、ドアの開状態
(アンロック状態)ではフック2の溝2aはストライカ3
が進入可能な位置(以下、アンロック位置という)にあ
る。そして、ストライカ3が溝2aに進入し、溝2aの
壁面を押すことにより、フック2は第1の付勢手段の付
勢力に抗して回転し、図に示すように、ストライカ3の
溝2からの離脱を禁止する位置(以下、フルロック位置
という)まで回転する。
せると、フック2の溝2aに進入可能なようにドアに設
けられたストライカである。フック2は図示しない第1
の付勢手段により矢印II方向に付勢され、ドアの開状態
(アンロック状態)ではフック2の溝2aはストライカ3
が進入可能な位置(以下、アンロック位置という)にあ
る。そして、ストライカ3が溝2aに進入し、溝2aの
壁面を押すことにより、フック2は第1の付勢手段の付
勢力に抗して回転し、図に示すように、ストライカ3の
溝2からの離脱を禁止する位置(以下、フルロック位置
という)まで回転する。
【0004】4はロック装置内で回転可能に設けられ、
図示しない第2の付勢手段により矢印III方向(フック2
方向)に付勢されたラチェットである。このラチェット
4は、フックの側面に押接し、フック2がフルロック位
置まで回転すると、溝2aの壁面に係合し、ロック位置
にあるフック2のアンロック方向への移動を禁止するよ
うになっている(フルロック状態)。
図示しない第2の付勢手段により矢印III方向(フック2
方向)に付勢されたラチェットである。このラチェット
4は、フックの側面に押接し、フック2がフルロック位
置まで回転すると、溝2aの壁面に係合し、ロック位置
にあるフック2のアンロック方向への移動を禁止するよ
うになっている(フルロック状態)。
【0005】フルロック状態にあるロック装置をアンロ
ック状態にするには、第2の付勢手段の付勢力に抗し
て、ラチェット4を反矢印III方向に回転させる。する
と、ラチェット4とフック2との係合が解除され、フッ
ク2は第1の付勢手段の付勢力によりアンロック位置ま
で回転する。
ック状態にするには、第2の付勢手段の付勢力に抗し
て、ラチェット4を反矢印III方向に回転させる。する
と、ラチェット4とフック2との係合が解除され、フッ
ク2は第1の付勢手段の付勢力によりアンロック位置ま
で回転する。
【0006】次に、図9を用いて、従来のドアオートク
ローザーの説明を行なう。シャフト1はロック装置5の
外部まで突出し、外部に突出した部分には、フックレバ
ー6が固着されている。ロック装置5の立壁部5aに
は、一方の回転端部がフックレバー6に係合可能なクロ
ーズレバー7に中間部が回転可能に取り付けられてい
る。
ローザーの説明を行なう。シャフト1はロック装置5の
外部まで突出し、外部に突出した部分には、フックレバ
ー6が固着されている。ロック装置5の立壁部5aに
は、一方の回転端部がフックレバー6に係合可能なクロ
ーズレバー7に中間部が回転可能に取り付けられてい
る。
【0007】10は駆動源としてのモータ、11はモー
タ10の出力軸に取り付けられたピニオンである。12
はピニオン11に噛合するセクタギヤ、13は一端部が
セクタギヤ12の回転中心以外の部分に回転可能に取り
付けられ、他端部がクローズレバー7の他方の回転端部
に回転可能に取り付けられたリンクである。
タ10の出力軸に取り付けられたピニオンである。12
はピニオン11に噛合するセクタギヤ、13は一端部が
セクタギヤ12の回転中心以外の部分に回転可能に取り
付けられ、他端部がクローズレバー7の他方の回転端部
に回転可能に取り付けられたリンクである。
【0008】このような構成のドアオートクローザーの
作動を説明する。ドアを閉扉方向に移動させると、スト
ライカ3がフック2の溝2aに進入し、フック2がアン
ロック位置とロック位置との間の位置(以下、ハーフロ
ック位置という)まで回転する。
作動を説明する。ドアを閉扉方向に移動させると、スト
ライカ3がフック2の溝2aに進入し、フック2がアン
ロック位置とロック位置との間の位置(以下、ハーフロ
ック位置という)まで回転する。
【0009】フック2のハーフロック位置に至ると、図
示しない検出器によって検出され、モータ10が駆動さ
れる。モータ10の回転力は、ピニオン11,セクタギ
ヤ12,リンク13を介してクローズレバー7へ伝達さ
れ、クローズレバー7はフックレバー6に係合し、フッ
ク2をロック方向に駆動し、ドアを引き込む。
示しない検出器によって検出され、モータ10が駆動さ
れる。モータ10の回転力は、ピニオン11,セクタギ
ヤ12,リンク13を介してクローズレバー7へ伝達さ
れ、クローズレバー7はフックレバー6に係合し、フッ
ク2をロック方向に駆動し、ドアを引き込む。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記構成のド
アオートクローザーにおいては、ドア引き込み中に電気
系統の故障によりモータ10が停止してしまった場合、
ラチェット4とフック2との係合を解除しても、クロー
ズレバー7とフックレバー6との係合により、フック2
のアンロック位置方向の回転が禁止されているので、ド
アを開くことができない。
アオートクローザーにおいては、ドア引き込み中に電気
系統の故障によりモータ10が停止してしまった場合、
ラチェット4とフック2との係合を解除しても、クロー
ズレバー7とフックレバー6との係合により、フック2
のアンロック位置方向の回転が禁止されているので、ド
アを開くことができない。
【0011】このため、乗員は、リンク13とクローズ
レバー7との接続を外し、クローズレバー7とフックレ
バー6との係合を解除してドアを開くこととなる。本発
明は、上記課題に鑑みて成されたもので、その目的は、
コンパクトで、簡単に緊急時のドアオープンができるド
アオートクローザーを提供することにある。
レバー7との接続を外し、クローズレバー7とフックレ
バー6との係合を解除してドアを開くこととなる。本発
明は、上記課題に鑑みて成されたもので、その目的は、
コンパクトで、簡単に緊急時のドアオープンができるド
アオートクローザーを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する第1
の発明は、溝が形成され、ストライカが前記溝に進入可
能なアンロック位置、前記溝に進入した前記ストライカ
の前記溝からの離脱を禁止するフルロック位置との間を
回転可能に設けられたフックと、前記フックをアンロッ
ク位置方向に付勢する第1の付勢手段と、フルロック位
置にある前記フックに係合可能に設けられ、係合するこ
とにより前記フックのアンロック方向の回転を禁止する
ラチェットと、該ラチェットを前記フック方向に付勢す
る第2の付勢手段と、ロック位置から前記アンロック位
置と前記フルロック位置との中間位置であるハーフロッ
ク位置まで回転すると駆動する駆動源と、該駆動源によ
り回転駆動されるフックレバーと、該フックレバーの回
転中心以外の部分に設けられ、ハーフロック位置にある
前記フックに係合可能で、係合時に前記駆動部からのロ
ック位置方向への駆動力を前記フックに伝達するクロー
ズラチェットと、該クローズラチェットを前記フック方
向に付勢する第3の付勢手段と、前記ラチェットの前記
フックとの係合及び前記クローズラチェットの前記フッ
クとの係合を解除するオープンレバーとを備えたことを
特徴とするドアオートクローザーである。
の発明は、溝が形成され、ストライカが前記溝に進入可
能なアンロック位置、前記溝に進入した前記ストライカ
の前記溝からの離脱を禁止するフルロック位置との間を
回転可能に設けられたフックと、前記フックをアンロッ
ク位置方向に付勢する第1の付勢手段と、フルロック位
置にある前記フックに係合可能に設けられ、係合するこ
とにより前記フックのアンロック方向の回転を禁止する
ラチェットと、該ラチェットを前記フック方向に付勢す
る第2の付勢手段と、ロック位置から前記アンロック位
置と前記フルロック位置との中間位置であるハーフロッ
ク位置まで回転すると駆動する駆動源と、該駆動源によ
り回転駆動されるフックレバーと、該フックレバーの回
転中心以外の部分に設けられ、ハーフロック位置にある
前記フックに係合可能で、係合時に前記駆動部からのロ
ック位置方向への駆動力を前記フックに伝達するクロー
ズラチェットと、該クローズラチェットを前記フック方
向に付勢する第3の付勢手段と、前記ラチェットの前記
フックとの係合及び前記クローズラチェットの前記フッ
クとの係合を解除するオープンレバーとを備えたことを
特徴とするドアオートクローザーである。
【0013】アンロック位置にあるフックの溝に、スト
ライカを進入させると、第1の付勢手段の付勢力に抗し
て、フックは回転する。フックがハーフロック位置まで
回転すると、フックレバーに設けられ、第3の付勢手段
によりフック方向に付勢されたクローズラチェットがフ
ックに係合すると共に、駆動源が駆動を始める。
ライカを進入させると、第1の付勢手段の付勢力に抗し
て、フックは回転する。フックがハーフロック位置まで
回転すると、フックレバーに設けられ、第3の付勢手段
によりフック方向に付勢されたクローズラチェットがフ
ックに係合すると共に、駆動源が駆動を始める。
【0014】この駆動源からの駆動力は、フックレバ
ー,クローズラチェットを介してフックに伝達され、フ
ックはフルロック位置方向に回転し、ドアを引き込む。
フックがフルロック位置まで回転すると、第2の付勢手
段によりフック方向に付勢されたラチェットがフックに
係合し、フックのアンロック位置方向への移動が禁止さ
れ、ロックが完了する。
ー,クローズラチェットを介してフックに伝達され、フ
ックはフルロック位置方向に回転し、ドアを引き込む。
フックがフルロック位置まで回転すると、第2の付勢手
段によりフック方向に付勢されたラチェットがフックに
係合し、フックのアンロック位置方向への移動が禁止さ
れ、ロックが完了する。
【0015】そして、オープンレバーを操作すると、ラ
チェットのフックへの係合と、クローズラチェットのフ
ックへの係合がそれぞれ解除され、第1の付勢力の付勢
力によりフックはアンロック位置方向に回転し、アンロ
ック状態となる。
チェットのフックへの係合と、クローズラチェットのフ
ックへの係合がそれぞれ解除され、第1の付勢力の付勢
力によりフックはアンロック位置方向に回転し、アンロ
ック状態となる。
【0016】又、フックがハーフロック位置からフルロ
ック位置へ回転している途中で、オープンレバーを操作
すると、クローズラチェットのフックへの係合が解除さ
れ、フックは第1の付勢手段の付勢力によりアンロック
位置方向に回転する。
ック位置へ回転している途中で、オープンレバーを操作
すると、クローズラチェットのフックへの係合が解除さ
れ、フックは第1の付勢手段の付勢力によりアンロック
位置方向に回転する。
【0017】上記構成によれば、フックがハーフロック
位置からフルロック位置へ回転している途中で、なんら
かの理由で駆動源が停止する緊急時においても、「オー
プンレバーを操作する」という簡単な操作で、フックの
アンロック位置への回転を禁止しているラチェットのフ
ックへの係合及びクローズラチェットのフックへの係合
が解除され、フックは第1の付勢手段の付勢力でアンロ
ック位置に戻り、ドアオープン可能なアンロック状態と
することができる。
位置からフルロック位置へ回転している途中で、なんら
かの理由で駆動源が停止する緊急時においても、「オー
プンレバーを操作する」という簡単な操作で、フックの
アンロック位置への回転を禁止しているラチェットのフ
ックへの係合及びクローズラチェットのフックへの係合
が解除され、フックは第1の付勢手段の付勢力でアンロ
ック位置に戻り、ドアオープン可能なアンロック状態と
することができる。
【0018】又、フックレバーと、クローズラチェット
と、オープンレバーの動きをクローズラチェットへ伝達
する機構部品とをロック装置内に収納できるので、コン
パクト化が図れる。
と、オープンレバーの動きをクローズラチェットへ伝達
する機構部品とをロック装置内に収納できるので、コン
パクト化が図れる。
【0019】尚、本発明において、付勢手段としては、
金属、樹脂等の弾性反発力を用いたばねや、気体、液体
等の圧縮反発力を用いたもの等があるが、限定するもの
ではない。
金属、樹脂等の弾性反発力を用いたばねや、気体、液体
等の圧縮反発力を用いたもの等があるが、限定するもの
ではない。
【0020】又、本発明のドアオートクローザーはボデ
ー側に設け、ストライカをドア側に設けても良いし、逆
に、ドアオートクローザーをドア側に設け、ストライカ
をボデー側に設けても良い。
ー側に設け、ストライカをドア側に設けても良いし、逆
に、ドアオートクローザーをドア側に設け、ストライカ
をボデー側に設けても良い。
【0021】第2の発明は、第1の発明の前記ラチェッ
トと前記クローズラチェットとを前記フックを挟むよう
に配設し、前記オープンレバーは、前記ラチェットと前
記クローズラチェットとのうち、一方は直接、他方はリ
ンク機構を介して駆動することを特徴とするドアオート
クローザーである。
トと前記クローズラチェットとを前記フックを挟むよう
に配設し、前記オープンレバーは、前記ラチェットと前
記クローズラチェットとのうち、一方は直接、他方はリ
ンク機構を介して駆動することを特徴とするドアオート
クローザーである。
【0022】オープンレバーは、直接又はリンク機構を
介してラチェット、クローズラチェットを駆動するよう
にしたので、経時変化で伸び等が発生するワイヤー等の
伝達手段を用いる場合に比べて、ラチェット、クローズ
ラチェットを確実に駆動することができる。
介してラチェット、クローズラチェットを駆動するよう
にしたので、経時変化で伸び等が発生するワイヤー等の
伝達手段を用いる場合に比べて、ラチェット、クローズ
ラチェットを確実に駆動することができる。
【0023】第3の発明は、第1又は第2の発明におい
て、ハーフロックを検出する第1の検出手段と、フルロ
ックを検出する第2の検出手段と、前記駆動源の初期位
置を検出する第3の検出手段と、前記第1から第3の検
出手段からの信号を取込み、前記第1の検出手段がハー
フロックを検出すると前記駆動源を駆動し、前記第2の
検出手段がフルロックを検出すると、前記駆動源を停止
すると共に、前記駆動源を先程とは逆方向に駆動し、前
記第3の検出手段が前記駆動源の初期位置を検出すると
前記駆動源を停止する制御部とを設けたことを特徴とす
るドアオートクローザーである。
て、ハーフロックを検出する第1の検出手段と、フルロ
ックを検出する第2の検出手段と、前記駆動源の初期位
置を検出する第3の検出手段と、前記第1から第3の検
出手段からの信号を取込み、前記第1の検出手段がハー
フロックを検出すると前記駆動源を駆動し、前記第2の
検出手段がフルロックを検出すると、前記駆動源を停止
すると共に、前記駆動源を先程とは逆方向に駆動し、前
記第3の検出手段が前記駆動源の初期位置を検出すると
前記駆動源を停止する制御部とを設けたことを特徴とす
るドアオートクローザーである。
【0024】制御部は、第1の検出手段がハーフロック
を検出すると前記駆動源を駆動し、前記第2の検出手段
がフルロックを検出すると、前記駆動源を停止すると共
に、前記駆動源を先程とは逆方向に駆動し、前記第3の
検出手段が前記駆動源の初期位置を検出すると前記駆動
源を停止する。
を検出すると前記駆動源を駆動し、前記第2の検出手段
がフルロックを検出すると、前記駆動源を停止すると共
に、前記駆動源を先程とは逆方向に駆動し、前記第3の
検出手段が前記駆動源の初期位置を検出すると前記駆動
源を停止する。
【0025】制御部としては、リレーを用いた回路、マ
イクロプロセッサー等がある。更に、検出手段として
は、接触式或は非接触式のセンサがある。接触式のセン
サとしては、マイクロスイッチ,リミットスイッチ,タッ
チスイッチ等があり、また、非接触式のセンサとして
は、高周波,静電容量,渦電流,磁気の変化に応動する近
接スイッチやフォトインタラプタ等の光電スイッチ等が
あるが限定するものではない。又、第1の検出手段は、
ハーフロック時に大きな移動を行なうクローズラチェッ
トで検出することが望ましい。
イクロプロセッサー等がある。更に、検出手段として
は、接触式或は非接触式のセンサがある。接触式のセン
サとしては、マイクロスイッチ,リミットスイッチ,タッ
チスイッチ等があり、また、非接触式のセンサとして
は、高周波,静電容量,渦電流,磁気の変化に応動する近
接スイッチやフォトインタラプタ等の光電スイッチ等が
あるが限定するものではない。又、第1の検出手段は、
ハーフロック時に大きな移動を行なうクローズラチェッ
トで検出することが望ましい。
【0026】第2の検出手段は、フルロック時に大きな
移動を行なうラチェットで検出することが望ましい。更
に、第2の検出手段は、ボデーのドア端面の対向部に設
けられ、半ドアを検出するカーテシスイッチとして兼用
することも可能である。
移動を行なうラチェットで検出することが望ましい。更
に、第2の検出手段は、ボデーのドア端面の対向部に設
けられ、半ドアを検出するカーテシスイッチとして兼用
することも可能である。
【0027】
【発明の実施の形態】次に図面を用いて本発明の実施の
形態を説明する。先ず、本発明の実施の形態例のドアク
ローザーの正面断面を示す図2を用いて本実施の形態例
のドアクローザーの全体構成を説明する。図において、
20は駆動源であるモータ、21はモータ20の出力軸
に取り付けられたピニオンである。
形態を説明する。先ず、本発明の実施の形態例のドアク
ローザーの正面断面を示す図2を用いて本実施の形態例
のドアクローザーの全体構成を説明する。図において、
20は駆動源であるモータ、21はモータ20の出力軸
に取り付けられたピニオンである。
【0028】ロック装置22において、23は内部にロ
ック機構を収容し、上面が開放されたケース、24はケ
ース23の上面を覆う上蓋である。上蓋24上には、ブ
ラケット25が設けられ、このブラケット25には、一
方の回転端部側にピニオン21に噛合する歯部27aが
形成されたクローズレバー27がピン26を用いて回転
可能に設けられている。クローズレバー27の他方の回
転端部側は、上蓋24に形成された穴24aを挿通し、
ロック装置22内に伸びている。
ック機構を収容し、上面が開放されたケース、24はケ
ース23の上面を覆う上蓋である。上蓋24上には、ブ
ラケット25が設けられ、このブラケット25には、一
方の回転端部側にピニオン21に噛合する歯部27aが
形成されたクローズレバー27がピン26を用いて回転
可能に設けられている。クローズレバー27の他方の回
転端部側は、上蓋24に形成された穴24aを挿通し、
ロック装置22内に伸びている。
【0029】28は中間部がケース23の内壁面にピン
29を用いて回転可能に取り付けられ、一方の回転端部
側は上蓋24に形成された穴25bを挿通して外部に伸
びたオープンレバーである。このオープンレバー28
は、ケーブル30を介して図示しないドアインナハンド
ル及びドアアウタハンドルと接続され、これらドアハン
ドルを操作すると、オープンレバー28はピン29を中
心に回転するようになっている。
29を用いて回転可能に取り付けられ、一方の回転端部
側は上蓋24に形成された穴25bを挿通して外部に伸
びたオープンレバーである。このオープンレバー28
は、ケーブル30を介して図示しないドアインナハンド
ル及びドアアウタハンドルと接続され、これらドアハン
ドルを操作すると、オープンレバー28はピン29を中
心に回転するようになっている。
【0030】次に、図2、本発明の実施の形態例の要部
を説明する図であり、図2におけるロック装置の上蓋を
取り除いた時の上面図である図1、図1における切断線
A-Aにおける断面図である図3、図1における切断線B-B
における断面図である図4を用いてロック装置22の詳
細な説明を行なう。
を説明する図であり、図2におけるロック装置の上蓋を
取り除いた時の上面図である図1、図1における切断線
A-Aにおける断面図である図3、図1における切断線B-B
における断面図である図4を用いてロック装置22の詳
細な説明を行なう。
【0031】これらの図において、40はドア側に設け
られたストライカ、41はストライカ40が進入する略
U字形の溝41aが形成されたフックである。フック4
1はロック装置22内で回転可能に設けられたシャフト
42に固着されている。このフック41は、回転するこ
とにより、ストライカ40が溝41aに進入可能なアン
ロック位置(図6(a)に示す位置)、溝41aに進入した
ストライカ40の溝41aからの離脱を禁止するフルロ
ック位置(図1及び図6(c)に示す位置)、フルロック位
置よりさらに回転したオーバーストローク位置(図6(d)
に示す位置)を取ることが可能となっている。
られたストライカ、41はストライカ40が進入する略
U字形の溝41aが形成されたフックである。フック4
1はロック装置22内で回転可能に設けられたシャフト
42に固着されている。このフック41は、回転するこ
とにより、ストライカ40が溝41aに進入可能なアン
ロック位置(図6(a)に示す位置)、溝41aに進入した
ストライカ40の溝41aからの離脱を禁止するフルロ
ック位置(図1及び図6(c)に示す位置)、フルロック位
置よりさらに回転したオーバーストローク位置(図6(d)
に示す位置)を取ることが可能となっている。
【0032】更に、フック41は、中間部がシャフト4
2に巻き掛けられ、一方の端部はケース23側に係止さ
れ、他方の端部がフック41に係止された第1の付勢手
段であるスプリング43によって、アンロック位置方向
に付勢されている。
2に巻き掛けられ、一方の端部はケース23側に係止さ
れ、他方の端部がフック41に係止された第1の付勢手
段であるスプリング43によって、アンロック位置方向
に付勢されている。
【0033】フック41の一方の側部には、シャフト4
5が設けられ、このシャフト45にラチェット46が回
転可能に設けられている。このラチェット46の一方の
回転端部には、フルロック位置にあるフック41の溝4
1aの開口に係合し、係合することによりフック41の
アンロック方向の回転を禁止する第1係合部46aと、
オープンレバー28の他方の端部が係合可能な第2係合
部46bとが形成されている。
5が設けられ、このシャフト45にラチェット46が回
転可能に設けられている。このラチェット46の一方の
回転端部には、フルロック位置にあるフック41の溝4
1aの開口に係合し、係合することによりフック41の
アンロック方向の回転を禁止する第1係合部46aと、
オープンレバー28の他方の端部が係合可能な第2係合
部46bとが形成されている。
【0034】更に、一方の端部がケース23の内壁面に
当接し、他方の端部がラチェット46の他方の回転端部
に当接する第2の付勢手段としてのスプリング47によ
り、ラチェット46はフック41に係合する方向に付勢
されている。
当接し、他方の端部がラチェット46の他方の回転端部
に当接する第2の付勢手段としてのスプリング47によ
り、ラチェット46はフック41に係合する方向に付勢
されている。
【0035】フック41が固着されたシャフト42に
は、フックレバー50が固着されている。そして、この
フックレバー50の回転端部側近傍にクローズレバー2
7の他方の回転端部側が延出している。
は、フックレバー50が固着されている。そして、この
フックレバー50の回転端部側近傍にクローズレバー2
7の他方の回転端部側が延出している。
【0036】フックレバー50の下面の回転中心以外の
箇所には、ピン51を用いて、クローズラチェット52
が回転可能に設けられている。一方、フック41の背部
には、段部41bが形成されており、ハーフロック位置
のフック41の段部41bに、クローズラチェット52
は係合可能となっている。
箇所には、ピン51を用いて、クローズラチェット52
が回転可能に設けられている。一方、フック41の背部
には、段部41bが形成されており、ハーフロック位置
のフック41の段部41bに、クローズラチェット52
は係合可能となっている。
【0037】クローズラチェット52の回転端部側に
は、シャフト53が設けられている。一方の端部がシャ
フト53に係止され、他方の端部がケース23側に係止
された第3の付勢手段としてのスプリング54によっ
て、クローズラチェット52はフック41方向に付勢さ
れている。
は、シャフト53が設けられている。一方の端部がシャ
フト53に係止され、他方の端部がケース23側に係止
された第3の付勢手段としてのスプリング54によっ
て、クローズラチェット52はフック41方向に付勢さ
れている。
【0038】ラチェット46を回転可能に支持するシャ
フト45には、キャンセルレバー60が回転可能に設け
られている。このキャンセルレバー60はオープンレバ
ー28方向に延出し、オープンレバー28に形成された
折曲部28aが係合可能となっている。
フト45には、キャンセルレバー60が回転可能に設け
られている。このキャンセルレバー60はオープンレバ
ー28方向に延出し、オープンレバー28に形成された
折曲部28aが係合可能となっている。
【0039】更に、キャンセルレバー60には、ピン6
1を用いてキャンセルリンク62の一方の端部が回転可
能に取り付けられている。このキャンセルリンク62の
他方の端部はクローズラチェット52に設けられたシャ
フト53に回転可能に係合している。
1を用いてキャンセルリンク62の一方の端部が回転可
能に取り付けられている。このキャンセルリンク62の
他方の端部はクローズラチェット52に設けられたシャ
フト53に回転可能に係合している。
【0040】又、本実施の形態例では、図2に示すよう
に、ラチェット46が回転しフック41の溝41aに係
合した時(フルロック時)を検出する第2の検出手段とし
てのフルロック検出スイッチ72をラチェット46近傍
に設け、モータ20の初期位置を検出する第3の検出器
としてのモータ初期位置検出スイッチ73をクローズレ
バー27近傍に設けた。更に、図3に示すように、クロ
ーズラチェット52が回転し、フック41の段部41b
に係合した時(ハーフロック時)を検出する第1の検出手
段としてのハーフロック検出スイッチ71を、クローズ
ラチェット52の移動と連動して移動するキャンセルレ
バー60の近傍に設けた。
に、ラチェット46が回転しフック41の溝41aに係
合した時(フルロック時)を検出する第2の検出手段とし
てのフルロック検出スイッチ72をラチェット46近傍
に設け、モータ20の初期位置を検出する第3の検出器
としてのモータ初期位置検出スイッチ73をクローズレ
バー27近傍に設けた。更に、図3に示すように、クロ
ーズラチェット52が回転し、フック41の段部41b
に係合した時(ハーフロック時)を検出する第1の検出手
段としてのハーフロック検出スイッチ71を、クローズ
ラチェット52の移動と連動して移動するキャンセルレ
バー60の近傍に設けた。
【0041】尚、本実施の形態例では、これら3つの検
出スイッチは、マイクロスイッチをもちいた。次に、ド
アオートクローザーの電気的接続を説明するブロック図
である図5を用いて、本実施の形態例のドアオートクロ
ーザーの電気的接続を説明する。
出スイッチは、マイクロスイッチをもちいた。次に、ド
アオートクローザーの電気的接続を説明するブロック図
である図5を用いて、本実施の形態例のドアオートクロ
ーザーの電気的接続を説明する。
【0042】75は、ハーフロック検出スイッチ71、
フルロック検出スイッチ72、モータ初期位置検出スイ
ッチ73からの信号を取込み、モータ20を駆動する制
御部である。
フルロック検出スイッチ72、モータ初期位置検出スイ
ッチ73からの信号を取込み、モータ20を駆動する制
御部である。
【0043】次に、上記構成の作動を図6及び図7をも
参照して用いて説明する。最初に、通常のロック/アン
ロックの作動を説明する図6を用いて、通常の作動を説
明する。
参照して用いて説明する。最初に、通常のロック/アン
ロックの作動を説明する図6を用いて、通常の作動を説
明する。
【0044】(1) 図6(a)に示すように、アンロック位
置にあるフック41の溝41aに、ストライカ40を進
入させ、ストライカ40をスプリング43の付勢力に抗
してフック41の溝41aの壁面を押すと、フック41
はロック位置方向に回転する。
置にあるフック41の溝41aに、ストライカ40を進
入させ、ストライカ40をスプリング43の付勢力に抗
してフック41の溝41aの壁面を押すと、フック41
はロック位置方向に回転する。
【0045】(2) 図6(b)に示すように、フック41が
ハーフロック位置まで回転すると、スプリング43によ
ってフック41方向に付勢されたクローズラチェット5
2がフック41の段部41bに係合する。このとき、ハ
ーフロック検出スイッチ71が応動し、制御部75はモ
ータ20を駆動する。
ハーフロック位置まで回転すると、スプリング43によ
ってフック41方向に付勢されたクローズラチェット5
2がフック41の段部41bに係合する。このとき、ハ
ーフロック検出スイッチ71が応動し、制御部75はモ
ータ20を駆動する。
【0046】モータ20が回転すると、ピニオン21に
噛合するクローズレバー27が回転し、クローズレバー
27はフックレバー50を押し、フックレバー50が回
転する。フックレバー50に設けられたクローズラチェ
ット52はフック41の段部41bを押し、フック41
がフルロック位置方向に回転し、ドアを引き込む。
噛合するクローズレバー27が回転し、クローズレバー
27はフックレバー50を押し、フックレバー50が回
転する。フックレバー50に設けられたクローズラチェ
ット52はフック41の段部41bを押し、フック41
がフルロック位置方向に回転し、ドアを引き込む。
【0047】(3) 図6(c)に示すように、フック41が
フルロック位置まで回転すると、スプリング47により
フック41方向に付勢されたラチェット46の第1係合
部46aがフック41の溝41aの開口に係合し、フッ
ク41のアンロック位置方向への移動が禁止される。こ
のとき、フルロック検出スイッチ72が応動する。
フルロック位置まで回転すると、スプリング47により
フック41方向に付勢されたラチェット46の第1係合
部46aがフック41の溝41aの開口に係合し、フッ
ク41のアンロック位置方向への移動が禁止される。こ
のとき、フルロック検出スイッチ72が応動する。
【0048】(4) 図6(d)に示すように、フルロック検
出スイッチ72が応動すると、制御部75はフルロック
位置から予め設定した時間だけフック41をさらに移動
させ(オーバーストローク位置)た後に、モータ20の駆
動を停止して、今度は、モータ20を逆回転方向に駆動
する。モータ20が逆回転すると、クローズレバー27
はフックレバー50より離れるので、フック41はスプ
リング43の付勢力によりロック位置に戻る。
出スイッチ72が応動すると、制御部75はフルロック
位置から予め設定した時間だけフック41をさらに移動
させ(オーバーストローク位置)た後に、モータ20の駆
動を停止して、今度は、モータ20を逆回転方向に駆動
する。モータ20が逆回転すると、クローズレバー27
はフックレバー50より離れるので、フック41はスプ
リング43の付勢力によりロック位置に戻る。
【0049】尚、このように、フック41をオーバース
トローク位置まで回転させるのは、ラチェット46とフ
ック41との係合を確実にするためである。モータ20
の逆回転によりクローズレバー27が初期位置まで復帰
すると、モータ初期位置検出スイッチ73が応動し、制
御部75はモータ20を停止する。
トローク位置まで回転させるのは、ラチェット46とフ
ック41との係合を確実にするためである。モータ20
の逆回転によりクローズレバー27が初期位置まで復帰
すると、モータ初期位置検出スイッチ73が応動し、制
御部75はモータ20を停止する。
【0050】そして、ロック状態にあるロック装置22
をアンロックするには、ドアインナハンドル又はドアア
ウタハンドルを操作し、オープンレバー28を回転させ
る。オープンレバー28が回転すると、オープンレバー
28の回転端部がスプリング47の付勢力に抗してラチ
ェット46の第2係合部46aを押すと共に、折曲部2
8aがキャンセルレバー60を押す。
をアンロックするには、ドアインナハンドル又はドアア
ウタハンドルを操作し、オープンレバー28を回転させ
る。オープンレバー28が回転すると、オープンレバー
28の回転端部がスプリング47の付勢力に抗してラチ
ェット46の第2係合部46aを押すと共に、折曲部2
8aがキャンセルレバー60を押す。
【0051】キャンセルレバー60が押されると、キャ
ンセルレバー60が回転し、この回転は、キャンセルリ
ンク62を介してクローズラチェット52に伝達され、
クローズラチェット52はフック41より離れる。
ンセルレバー60が回転し、この回転は、キャンセルリ
ンク62を介してクローズラチェット52に伝達され、
クローズラチェット52はフック41より離れる。
【0052】従って、ラチェット46とフック41との
係合が解除されると共に、クローズラチェット52とフ
ック41との係合も解除されるので、フック41はスプ
リング43の付勢力でもってアンロック方向に回転し、
アンロック状態となる。
係合が解除されると共に、クローズラチェット52とフ
ック41との係合も解除されるので、フック41はスプ
リング43の付勢力でもってアンロック方向に回転し、
アンロック状態となる。
【0053】次に、緊急時の作動を説明する図である図
7を用いて、ドア引き込み中、即ち、ハーフロック以降
にモータ20が停止した緊急時の説明を行なう。 (1) 図7(a)に示すように、フック41がハーフロック
位置からフルロック位置の間にいる場合、ドアインナハ
ンドル又はドアアウタハンドルを操作し、オープンレバ
ー28を回転させると、折曲部28aがキャンセルレバ
ー60を押す。
7を用いて、ドア引き込み中、即ち、ハーフロック以降
にモータ20が停止した緊急時の説明を行なう。 (1) 図7(a)に示すように、フック41がハーフロック
位置からフルロック位置の間にいる場合、ドアインナハ
ンドル又はドアアウタハンドルを操作し、オープンレバ
ー28を回転させると、折曲部28aがキャンセルレバ
ー60を押す。
【0054】キャンセルレバー60が押されると、キャ
ンセルレバー60が回転し、この回転は、キャンセルリ
ンク62を介してクローズラチェット52に伝達され、
クローズラチェット52はフック41より離れる。
ンセルレバー60が回転し、この回転は、キャンセルリ
ンク62を介してクローズラチェット52に伝達され、
クローズラチェット52はフック41より離れる。
【0055】従って、クローズラチェット52とフック
41との係合が解除されるので、フック41はスプリン
グ43の付勢力でもってアンロック方向に回転し、アン
ロック状態となる。
41との係合が解除されるので、フック41はスプリン
グ43の付勢力でもってアンロック方向に回転し、アン
ロック状態となる。
【0056】(2) 図7(b),(c)に示すように、フック4
1がフルロック位置からオーバーストローク位置にいる
場合、ドアインナハンドル又はドアアウタハンドルを操
作し、オープンレバー28を回転させる。オープンレバ
ー28が回転すると、オープンレバー28の回転端部が
スプリング47の付勢力に抗してラチェット46の第2
係合部46aを押すと共に、折曲部28aがキャンセル
レバー60を押す。
1がフルロック位置からオーバーストローク位置にいる
場合、ドアインナハンドル又はドアアウタハンドルを操
作し、オープンレバー28を回転させる。オープンレバ
ー28が回転すると、オープンレバー28の回転端部が
スプリング47の付勢力に抗してラチェット46の第2
係合部46aを押すと共に、折曲部28aがキャンセル
レバー60を押す。
【0057】キャンセルレバー60が押されると、キャ
ンセルレバー60が回転し、この回転は、キャンセルリ
ンク62を介してクローズラチェット52に伝達され、
クローズラチェット52はフック41より離れる。
ンセルレバー60が回転し、この回転は、キャンセルリ
ンク62を介してクローズラチェット52に伝達され、
クローズラチェット52はフック41より離れる。
【0058】従って、ラチェット46とフック41との
係合が解除されると共に、クローズラチェット52とフ
ック41との係合も解除されるので、フック41はスプ
リング43の付勢力でもってアンロック方向に回転し、
アンロック状態となる。
係合が解除されると共に、クローズラチェット52とフ
ック41との係合も解除されるので、フック41はスプ
リング43の付勢力でもってアンロック方向に回転し、
アンロック状態となる。
【0059】上記構成によれば、フック41がハーフロ
ック位置からフルロック位置へ回転している途中で、な
んらかの理由で駆動源が停止する緊急時においても、
「ドアインナハンドル又はドアアウタハンドルを操作す
る」即ち、「オープンレバーを操作する」という簡単な
操作で、フック41のアンロック方向への移動を禁止し
ているラチェット46とフック41との係合、及び、ク
ローズラチェット52とフック41との係合が解除さ
れ、フック41はスプリング43の付勢力でアンロック
位置に戻り、ドアオープン可能なアンロック状態とする
ことができる。
ック位置からフルロック位置へ回転している途中で、な
んらかの理由で駆動源が停止する緊急時においても、
「ドアインナハンドル又はドアアウタハンドルを操作す
る」即ち、「オープンレバーを操作する」という簡単な
操作で、フック41のアンロック方向への移動を禁止し
ているラチェット46とフック41との係合、及び、ク
ローズラチェット52とフック41との係合が解除さ
れ、フック41はスプリング43の付勢力でアンロック
位置に戻り、ドアオープン可能なアンロック状態とする
ことができる。
【0060】又、フックレバー50と、クローズラチェ
ット52と、オープンレバー28の動きをクローズラチ
ェット52へ伝達する機構部品であるキャンセルレバー
60,キャンセルリンク62とをロック装置22内に収
納したことにより、コンパクト化が図れる。
ット52と、オープンレバー28の動きをクローズラチ
ェット52へ伝達する機構部品であるキャンセルレバー
60,キャンセルリンク62とをロック装置22内に収
納したことにより、コンパクト化が図れる。
【0061】オープンレバー28は直接ラチェット46
を、又、キャンセルレバー60,キャンセルリンク62
からなるリンク機構を介してクローズラチェット52を
それぞれ駆動するようにしたので、経時変化で伸び等が
発生するワイヤー等の伝達手段を用いる場合に比べて、
ラチェット46、クローズラチェット52を確実に駆動
することができる。
を、又、キャンセルレバー60,キャンセルリンク62
からなるリンク機構を介してクローズラチェット52を
それぞれ駆動するようにしたので、経時変化で伸び等が
発生するワイヤー等の伝達手段を用いる場合に比べて、
ラチェット46、クローズラチェット52を確実に駆動
することができる。
【0062】更に、第2の検出手段であるフルロック検
出スイッチ72は、ボデーのドア端面の対向部に設けら
れ、半ドアを検出するカーテシスイッチとして兼用する
ことも可能である。
出スイッチ72は、ボデーのドア端面の対向部に設けら
れ、半ドアを検出するカーテシスイッチとして兼用する
ことも可能である。
【0063】
【発明の効果】以上述べたように第1の発明によれば、
駆動源により回転駆動されるフックレバーと、該フック
レバーの回転中心以外の部分に設けられ、ハーフロック
位置にあるフックに係合可能で、係合時に駆動部からの
ロック位置方向への駆動力を前記フックに伝達するクロ
ーズラチェットと、該クローズラチェットをフック方向
に付勢する第3の付勢手段と、ラチェットのフックとの
係合及びクローズラチェットのフックとの係合を解除す
るオープンレバーとを備えたことにより、フックがハー
フロック位置からフルロック位置へ回転している途中
で、なんらかの理由で駆動源が停止する緊急時において
も、「オープンレバーを操作する」という簡単な操作
で、フックのアンロック位置への回転を禁止しているラ
チェットのフックへの係合及びクローズラチェットのフ
ックへの係合が解除され、フックは第1の付勢手段の付
勢力でアンロック位置に戻り、ドアオープン可能なアン
ロック状態とすることができる。
駆動源により回転駆動されるフックレバーと、該フック
レバーの回転中心以外の部分に設けられ、ハーフロック
位置にあるフックに係合可能で、係合時に駆動部からの
ロック位置方向への駆動力を前記フックに伝達するクロ
ーズラチェットと、該クローズラチェットをフック方向
に付勢する第3の付勢手段と、ラチェットのフックとの
係合及びクローズラチェットのフックとの係合を解除す
るオープンレバーとを備えたことにより、フックがハー
フロック位置からフルロック位置へ回転している途中
で、なんらかの理由で駆動源が停止する緊急時において
も、「オープンレバーを操作する」という簡単な操作
で、フックのアンロック位置への回転を禁止しているラ
チェットのフックへの係合及びクローズラチェットのフ
ックへの係合が解除され、フックは第1の付勢手段の付
勢力でアンロック位置に戻り、ドアオープン可能なアン
ロック状態とすることができる。
【0064】又、フックレバーと、クローズラチェット
と、オープンレバーの動きをクローズラチェットへ伝達
する機構部品とをロック装置内に収納できるので、コン
パクト化が図れる。
と、オープンレバーの動きをクローズラチェットへ伝達
する機構部品とをロック装置内に収納できるので、コン
パクト化が図れる。
【0065】又、第2の発明によれば、第1の発明の前
記ラチェットと前記クローズラチェットとを前記フック
を挟むように配設し、前記オープンレバーは、前記ラチ
ェットと前記クローズラチェットとのうち、一方は直
接、他方はリンク機構を介して駆動することにより、経
時変化で伸び等が発生するワイヤー等の伝達手段を用い
る場合に比べて、ラチェット、クローズラチェットを確
実に駆動することができる。
記ラチェットと前記クローズラチェットとを前記フック
を挟むように配設し、前記オープンレバーは、前記ラチ
ェットと前記クローズラチェットとのうち、一方は直
接、他方はリンク機構を介して駆動することにより、経
時変化で伸び等が発生するワイヤー等の伝達手段を用い
る場合に比べて、ラチェット、クローズラチェットを確
実に駆動することができる。
【図1】本発明の実施の形態例の要部を説明する図であ
り、図2におけるロック装置の上蓋を取り除いた時の上
面図である。
り、図2におけるロック装置の上蓋を取り除いた時の上
面図である。
【図2】本発明の実施の形態例のドアクローザーの正面
断面図である。
断面図である。
【図3】図1における切断線A-Aにおける断面図であ
る。
る。
【図4】図1における切断線B-Bにおける断面図であ
る。
る。
【図5】図1に示すドアオートクローザーの電気的接続
を説明するブロック図である。
を説明するブロック図である。
【図6】通常のロック/アンロックの作動を説明する図
である。
である。
【図7】緊急時の作動を説明する図である。
【図8】ロック装置の説明図である。
【図9】従来のドアオートクローザーの全体構成図であ
る。
る。
28 オープンレバー 40 ストライカ 41 フック 41a 溝 43 スプリング(第1の付勢手段) 46 ラチェット 47 スプリング(第2の付勢手段) 50 フックレバー 52 クローズラチェット 54 スプリング(第3の付勢手段)
【手続補正書】
【提出日】平成9年4月3日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図8
【補正方法】変更
【補正内容】
【図8】
Claims (3)
- 【請求項1】 溝が形成され、ストライカが前記溝に進
入可能なアンロック位置、前記溝に進入した前記ストラ
イカの前記溝からの離脱を禁止するフルロック位置との
間を回転可能に設けられたフックと、 前記フックをアンロック位置方向に付勢する第1の付勢
手段と、 フルロック位置にある前記フックに係合可能に設けら
れ、係合することにより前記フックのアンロック方向の
回転を禁止するラチェットと、 該ラチェットを前記フック方向に付勢する第2の付勢手
段と、 前記フックが、ロック位置から前記アンロック位置と前
記フルロック位置との中間位置であるハーフロック位置
まで回転すると、駆動する駆動源と、 該駆動源により回転駆動されるフックレバーと、 該フックレバーの回転中心以外の部分に設けられ、ハー
フロック位置にある前記フックに係合可能で、係合時に
前記駆動部からのロック位置方向への駆動力を前記フッ
クに伝達するクローズラチェットと、 該クローズラチェットを前記フック方向に付勢する第3
の付勢手段と、 前記ラチェットの前記フックとの係合及び前記クローズ
ラチェットの前記フックとの係合を解除するオープンレ
バーとを備えたことを特徴とするドアオートクローザ
ー。 - 【請求項2】 前記ラチェットと前記クローズラチェッ
トとを前記フックを挟むように配設し、 前記オープンレバーは、前記ラチェットと前記クローズ
ラチェットとのうち、一方は直接、他方はリンク機構を
介して駆動することを特徴とする請求項1記載のドアオ
ートクローザー。 - 【請求項3】 ハーフロックを検出する第1の検出手段
と、 フルロックを検出する第2の検出手段と、 前記駆動源の初期位置を検出する第3の検出手段と、 前記第1から第3の検出手段からの信号を取込み、前記
第1の検出手段がハーフロックを検出すると前記駆動源
を駆動し、前記第2の検出手段がフルロックを検出する
と、前記駆動源を停止すると共に、前記駆動源を先程と
は逆方向に駆動し、前記第3の検出手段が前記駆動源の
初期位置を検出すると前記駆動源を停止する制御部と、 を設けたことを特徴とする請求項1又は2記載のドアオ
ートクローザー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5301397A JPH10246047A (ja) | 1997-03-07 | 1997-03-07 | ドアオートクローザー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5301397A JPH10246047A (ja) | 1997-03-07 | 1997-03-07 | ドアオートクローザー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10246047A true JPH10246047A (ja) | 1998-09-14 |
Family
ID=12931031
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5301397A Pending JPH10246047A (ja) | 1997-03-07 | 1997-03-07 | ドアオートクローザー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10246047A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104074411A (zh) * | 2014-07-17 | 2014-10-01 | 无锡忻润控制软件有限公司 | 侧门锁传动机构 |
US9121217B1 (en) | 2001-07-13 | 2015-09-01 | Steven M. Hoffberg | Intelligent door restraint |
CN106013976A (zh) * | 2016-06-29 | 2016-10-12 | 佛山市思歌锁业科技有限公司 | 一种锁用的可双向旋转的自动复位旋钮装置 |
CZ307352B6 (cs) * | 2017-03-29 | 2018-06-20 | Brano A.S. | Zámek s pojistným hákem pro přední kapotu automobilu |
CN110582445A (zh) * | 2017-04-13 | 2019-12-17 | 空中客车营运有限公司 | 飞行器上位锁 |
CN115030608A (zh) * | 2022-07-19 | 2022-09-09 | 金泰祥精密五金(昆山)有限公司 | 一种安全锁及行李箱 |
-
1997
- 1997-03-07 JP JP5301397A patent/JPH10246047A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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