JPH10244724A - インクリボン巻取装置と券処理装置 - Google Patents

インクリボン巻取装置と券処理装置

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JPH10244724A
JPH10244724A JP5164197A JP5164197A JPH10244724A JP H10244724 A JPH10244724 A JP H10244724A JP 5164197 A JP5164197 A JP 5164197A JP 5164197 A JP5164197 A JP 5164197A JP H10244724 A JPH10244724 A JP H10244724A
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JP
Japan
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ribbon
ink ribbon
shaft
remaining amount
ink
Prior art date
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Pending
Application number
JP5164197A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuo Mizuguchi
勝夫 水口
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インクリボンの残量をオペレ−タに報知でき
るインクリボン巻取装置を提供する。 【解決手段】 印刷処理中、巻戻しスプ−ル17と同軸
なスリット円板40のスリット間の周期Tをリボン残量
検出センサ41により検知し、印刷後、検知した最後の
周期Tに基づいてインクリボンの残量を算出し、表示部
2に報知するリボン残量報知手段27を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、航空券の搭乗券や
予約券等を処理する券処理装置とその券処理装置等に使
用されるインクリボン巻取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、航空券の搭乗券や予約券等を処理
する券処理装置には、リボン巻取り軸を回転駆動させ、
リボン巻戻し軸に装着したリボンスプ−ルからリボン巻
取り軸に装着したリボンスプ−ルにインクリボンを巻き
取りながらリボン巻取り軸とリボン巻戻し軸との間に配
設された印刷ヘッドにより券の印刷面に印刷しているも
のがある。
【0003】そして、インクリボン巻取装置はインクリ
ボンの残量がリボンニアエンド、あるいはリボンエンド
に到達すると、インクリボンの交換時期が近いこと、あ
るいはインクリボン交換であることを表示部に表示し、
オペレ−タに報知する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のインクリボン巻
取装置にあっては、リボンニアエンド、あるいはリボン
エンドを検知して報知する手段により、表示部にインク
リボンの交換時期が近いことが表示された場合、たとえ
オペレ−タに報知できてもインクリボン残量は不明なの
で、オペレ−タは顧客サ−ビスから今の顧客が掃けたら
インクリボンを交換するつもりで券処理を続け、顧客が
掃けないうちに逆に顧客が多くなり、インクリボン交換
により顧客を待たせてしまう問題点があった。
【0005】本発明は、インクリボンの残量をオペレ−
タに報知できるインクリボン巻取装置を提供することを
目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明のインクリボン巻取装置においては、リボンス
プ−ルと同軸に設けられたスリット円板のスリットをリ
ボン残量検出センサにより検出し、その周期からリボン
巻径に相当するインクリボンの残量を算出して報知する
インクリボン残量報知手段を備えたものである。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図面
を参照しながら説明する。尚、各図面に共通な要素には
同一符号を付す。図3は実施の形態による券処理装置の
外観斜視図であり、図4は図3に示した券処理装置の内
部構成を示す側面図である。券処理装置1は正面1aに
表示部2、券挿入部3、券排出部4を備え、側壁1bが
天板中央部1cに設けた図示せぬ支軸に回動自在に支持
されている。
【0008】側壁1bを矢印A方向に回動すると、図4
に示すように、内部にはホッパ部5、券カット部6、磁
気処理部7、印刷部8、搬送方向切替ブレ−ド9(以後
切替ブレ−ド9と記す)、各部間を通る搬送路10が配
設されてある。搬送路10には、それぞれ対からなる搬
送ロ−ラ11a〜11hが回転自在に設けてある。
【0009】ホッパ部5にはミシン目で折り畳まれた券
用紙6a,6b、を収納するホッパ5a,5bが設けて
ある。ホッパ5a,5bの構造は同じなので以降ホッパ
5aのみで説明する。券カット部6には搬送ロ−ラ11
aと搬送ロ−ラ11cとに挟持された券用紙6aを山状
のロ−ラ面でミシン目からカットするカッティングロ−
ラ12が設けてある。
【0010】磁気処理部7には券用紙6aの磁気ストラ
イプに磁気デ−タを書き込むライトヘッド13と磁気ス
トライプに書き込まれた磁気デ−タを読み取るリ−ドヘ
ッド14とが設けてある。
【0011】印刷部8にはプラテンロ−ラ15と、券用
紙6aの印刷面に印刷を行うサ−マルヘッド16と、リ
ボンスプ−ル17からリボンスプ−ル18に熱転写型イ
ンクリボン19(以後インクリボン19と記す)を巻き
取るインクリボン巻取装置20とが設けてある。
【0012】切替ブレ−ド9は通常,磁気処理された券
用紙6aを印刷部8に搬送するように設けてあり、券挿
入部3から一対の挿入ロ−ラ21により挿入される券用
紙(例えば予約券)を磁気処理部7に搬送する場合に切
り替えられる。券排出部4には印刷された券用紙(例え
ば搭乗券)を排出する一対の排出ロ−ラ22とスタッカ
23とが設けてある。
【0013】図1はインクリボン巻取装置の説明図、図
2はスリット円板の正面図である。インクリボン巻取装
置20はインクリボン巻取機構24とリボン巻取手段2
5とリボン巻戻手段26とリボン残量報知手段27とを
有する。
【0014】インクリボン巻取機構24はリボンスプ−
ル18(以後巻取りスプ−ル18と記す)を装着するリ
ボン巻取り軸28と、リボンスプ−ル17(以後巻戻し
スプ−ル17と記す)を装着するリボン巻戻し軸29と
を有する。リボン巻取り軸28とリボン巻戻し軸29と
は同じ構造を有しているので、リボン巻戻し軸29を例
に取って説明する。
【0015】リボン巻戻し軸29は、フランジ29aを
境にして支軸部29bとスプ−ル装着部29cとを有
し、支軸部29bがフレ−ム30に設けられた軸受31
a、31bに回転自在に支持されている。
【0016】スプ−ル装着部29cには、巻戻しスプ−
ル17の中心部にある装着穴の内壁に軸方向に沿って設
けられた複数の図示せぬ溝に嵌合する突起32がスプラ
イン状に設けてあり、さらに巻戻しスプ−ル17を矢印
B方向に付勢する圧縮コイルスプリング33が緩嵌して
ある。また、スプ−ル装着部29cの先端部には巻戻し
スプ−ル17の装着穴を案内するテ−パ部34とテ−パ
部34を矢印C方向に窄めるスリ割り35とが設けてあ
り、装着後、圧縮コイルスプリング33により矢印B方
向に付勢される巻戻しスプ−ル17を、もとの状態に戻
ったテ−パ部34の元にある首部36に引掛ける構造と
なっている。
【0017】フレ−ム30にはリボン巻取り軸28を回
転駆動させるリボン巻取りモ−タ37aと、リボン巻戻
し軸29を回転駆動させるリボン巻戻しモ−タ37bと
が設けてあり、リボン巻取り軸28の支軸部28b、リ
ボン巻戻し軸29の支軸部29bにそれぞれ固着して設
けた従動ギヤ38a、38bに噛み合う原動ギヤ39
a、39bをモ−タ軸に有する。
【0018】リボン巻戻し軸29の支軸部29bには、
巻戻しスプ−ル17と同軸に、図2に示すようなスリッ
ト円板40が固着して設けられてあり、フレ−ム30に
はスリット円板40に設けられたスリット40aを検出
する発光素子41aと受光素子41bとからなるリボン
残量検出センサ41が固着してある。
【0019】リボン残量報知手段27はリボン残量検出
センサ41を通じてスリット円板40のスリット40a
間の周期を検出してインクリボンの残量を算出し、表示
部2に表示する。
【0020】図5は印刷部の制御ブロック図である。券
処理装置1の制御部50はマイクロプロセッサ51とメ
モリ52とを有し、インタ−フェ−ス制御部53を介し
て上位装置54と接続されている。図5においては本発
明に直接関係する印刷部8のみが制御部50に接続され
ている。
【0021】制御部50にはドライブ回路55を介して
ソレノイド56、リボン巻取りモ−タ37a、リボン巻
戻しモ−タ37b、改行用モ−タ57が接続され、アン
プ回路58を介してリボン残量検出センサ41が接続さ
れている。
【0022】また、制御部50には操作・表示部2が接
続され、切替制御回路59、ヘッドドライブ回路60を
介してサ−マルヘッド16が接続されている。
【0023】マイクロプロセッサ51は制御プログラム
のステップに応じてリボン巻取手段51a、リボン巻戻
手段51b、改行手段51c、印刷手段51d等として
動作するとともに、図1に示したインクリボン残量報知
手段27として動作する。
【0024】リボン巻取手段51aはリボン巻取りモ−
タ37aを回転駆動させ、リボン巻戻手段51bはリボ
ン巻戻しモ−タ37bを回転駆動させる。また、改行手
段51cはソレノイド56を駆動してサ−マルヘッド1
6をプラテンロ−ラ15に接離させ、改行手段51cは
改行用モ−タ57を回転駆動してプラテンロ−ラ15を
改行させる。印刷手段51dはサ−マルヘッド16を駆
動して、カットされた券用紙6aに印刷処理デ−タを印
刷する。
【0025】インクリボン残量報知手段27は、リボン
残量検出センサ41を通じてスリット円板40のスリッ
ト40a間の周期を検出し、メモリ52に記憶されてあ
るテ−ブルを参照してインクリボンの残量を算出し、表
示部2に表示する。
【0026】図6はインクリボン巻径とスリット間の周
期との関係を示す説明図、図7はインクリボン巻径とス
リット間の周期との関係図である。インクリボンの巻取
量は一定なので、リボン巻戻し軸29に装着される巻戻
しスプ−ル17のインクリボン巻径が大きいとリボン巻
戻し軸29の回転速度は遅くなり、インクリボン巻径が
小さいとリボン巻戻し軸29の回転速度は早くなる。
【0027】従って、図6(A)に示すように、巻径大
の場合のスリット間の周期T1 は、図6(B)に示す巻
径小の場合のスリット間の周期T2 より大きくなり、イ
ンクリボン巻径とスリット間の周期との関係を全体的に
見ると、図7に示すように、ほぼ直線的に正比例し、制
御部50のメモリ52には実験的に求められたインクリ
ボン巻径Rとスリット間の周期Tとのテ−ブルが記憶さ
れてある。
【0028】ここで、インクリボンの厚さをt、スプ−
ルの半径をR0 とすれば、リボン巻径Rとリボン巻数n
との間には、 R=R0 +nt・・・・・・・・・・・・・・・・(1) の関係が有り、リボン巻数nとインクリボンの残量Lと
の間には、厚さtの中点を通る円周をリボンの周長とし
て、 L=2π[(R0 +t/2)+(R0 +3t/2)+・
・・・・+{R0 +(2n−1)t/2}]の関係が成
り立つから、 L=2π{nR0 +tn×n/2}・・・・・(2) の関係が有る。マイクロプロセッサ51は、テ−ブルを
参照してリボン巻径Rを求め、数式(1)、(2)を用
いてインクリボンの残量Lを算出する。
【0029】次に動作について図8に従って説明する。
図8は上位装置と券処理装置との間のインタ−フェ−ス
手順図である。上位装置54は発券指示とともに券種別
デ−タ、印刷処理デ−タ、磁気処理デ−タを券処理装置
1に出力する。券処理装置1の制御部50は券種別デ−
タに基づいて、例えば搬送ロ−ラ11a、11c〜11
hを回転駆動させる。
【0030】先端部が搬送ロ−ラ11aに挟持されてい
る券用紙6aはホッパ5aから繰り出され、カッティン
グロ−ラ12によりミシン目でカットされる。カットさ
れた券用紙6aは、磁気処理デ−タに基づき磁気処理部
7で磁気デ−タを書き込まれるとともに書き込まれた内
容をチェックされ、印刷処理デ−タに基づき印刷部8で
印刷面に印刷され、券排出部4のスタッカ23に排出さ
れる。
【0031】ところで、印刷処理中、制御部50のマイ
クロプロセッサ51はリボン残量検出センサ41を通じ
てスリット円板40のスリット40aの周期Tをカウン
トしており、印刷後、最後の周期Tに基づいてメモリ5
2のテ−ブルを参照してインクリボン巻径Rを求め、数
式(1)、(2)に基づいてインクリボンの残量Lを算
出し、表示部2に表示するとともに、完了通知と一緒に
上位装置54に出力する。
【0032】上位装置54は受信したインクリボンの残
量を上位装置54の表示部に表示する。オペレ−タは券
処理装置1、上位装置54のいずれかの表示部を見て正
確なリボン残量を知り得る。
【0033】本実施の形態では、スリット円板、リボン
残量検出センサをリボン巻戻し側に設けたが、リボン巻
取り側に設けてもよい。この場合には数式(1)、
(2)で算出したリボン量は使用済みの部分であるから
インクリボンの全長から使用済みの部分を差し引いた量
がインクリボンの残量となる。
【0034】また、本発明のインクリボン巻取装置は、
ドットプリンタ等のインパクトプリンタ等にも使用で
き、リボン残量は印刷にて報知するようにしてもよい。
【0035】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので以下に記載される効果を奏する。リボンスプ
−ルと同軸に設けられたスリット円板のスリットをリボ
ン残量検出センサにより検出し、その周期からリボン巻
径に相当するインクリボンの残量を算出して報知するイ
ンクリボン残量報知手段を備えたことにより、正確なイ
ンクリボンの残量をオペレ−タに報知でき、オペレ−タ
は顧客数の増減に合わせてそのときのインクリボンを交
換した方が良いか否かを判断できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】インクリボン巻取装置の説明図である。
【図2】スリット円板の正面図である。
【図3】券処理装置の外観斜視図である。
【図4】券処理装置の内部構成を示す側面図である。
【図5】印刷部の制御ブロック図である。
【図6】インクリボン巻径とスリット間の周期との関係
を示す説明図である。
【図7】インクリボン巻径とスリット間の周期との関係
図である。
【図8】上位装置と券処理装置との間のインタ−フェ−
ス手順図である。
【符号の説明】
1 券処理装置 19 インクリボン 20 インクリボン巻取装置 27 リボン残量報知手段 28 リボン巻取り軸 29 リボン巻戻し軸 40 スリット円板 41 リボン残量検出センサ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リボン巻戻し軸に装着したリボンスプ−
    ルからリボン巻取り軸に装着したリボンスプ−ルにイン
    クリボンを巻き取るインクリボン巻取装置において、 リボンスプ−ルと同軸に設けられたスリット円板のスリ
    ットをリボン残量検出センサにより検出し、その周期か
    らリボン巻径に相当するインクリボンの残量を算出して
    報知するインクリボン残量報知手段を備えたことを特徴
    としたインクリボン巻取装置。
  2. 【請求項2】 上記スリット円板はリボン巻戻し軸に設
    けられた請求項1記載のインクリボン巻取装置。
  3. 【請求項3】 上記スリット円板はリボン巻取り軸に設
    けられた請求項1記載のインクリボン巻取装置。
  4. 【請求項4】 リボン巻戻し軸に装着したリボンスプ−
    ルからリボン巻取り軸に装着したリボンスプ−ルにイン
    クリボンを巻き取り、リボン巻取り軸とリボン巻戻し軸
    との間に配設された印刷ヘッドにより券の印刷面に印刷
    する券処理装置において、 請求項2記載、又は請求項3記載のインクリボン巻取装
    置を備え、印刷処理中、スリット円板のスリット間の周
    期Tをリボン残量検出センサにより検出し、印刷後、最
    後のスリット間の周期Tに基づいてインクリボンの残量
    を印刷処理の算出して表示部に報知することを特徴とし
    た券処理装置。
JP5164197A 1997-03-06 1997-03-06 インクリボン巻取装置と券処理装置 Pending JPH10244724A (ja)

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JP (1) JPH10244724A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1500517A1 (en) 2003-07-24 2005-01-26 Sharp Kabushiki Kaisha Compact arrangement to detect the amount of unused ink ribbon
US11745528B2 (en) 2017-06-29 2023-09-05 Videojet Technologies Inc. Tape drive

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1500517A1 (en) 2003-07-24 2005-01-26 Sharp Kabushiki Kaisha Compact arrangement to detect the amount of unused ink ribbon
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20030318