JPH10244612A - ガス遮断性プラスチック包装材とその製造方法 - Google Patents

ガス遮断性プラスチック包装材とその製造方法

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JPH10244612A
JPH10244612A JP9127197A JP9127197A JPH10244612A JP H10244612 A JPH10244612 A JP H10244612A JP 9127197 A JP9127197 A JP 9127197A JP 9127197 A JP9127197 A JP 9127197A JP H10244612 A JPH10244612 A JP H10244612A
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JP
Japan
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carbon atoms
general formula
alkyl group
hydrocarbon residue
gas barrier
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JP9127197A
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English (en)
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Yuusuke Obu
雄介 小賦
Nobuo Hirakawa
叙夫 平川
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Individual
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ガス遮断性に優れた透明な包装材を提供す
る。 【解決手段】 プラスチックからなる基材の少なくとも
片面に、Siアルコキシドの加水分解物と、Ti、Z
r、Al、から選んだ1種類または2種以上の金属アル
コキシドの加水分解物の混合物を被覆し、該加水分解物
を縮重合して形成した被膜を配置したガス遮断性プラス
チック包装材とその製造方法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はガスの透過を遮断した透
明な包装材料とその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】プラスチック基材に次の一般式に示され
るアルコキシシランの加水分解物を被覆してガス遮断性
被膜を形成した包装材は、例えば特開昭62−1126
35号、特開平7−205365号公報等で提案されて
いる。アルコキシシランの加水分解物の焼成により得ら
れる被覆は一種のガラス的被膜であってガス遮断性が大
きいが焼成時に膜の収縮が大きいのでクラックが発生す
る傾向が大きい欠点があった。前述の特開昭62−11
2635号公報の提案はアルコキシシランの加水分解物
のSi原子に結合するR基を炭素数1〜4とすること
で焼成時のクラックの発生を防止したものである。この
ようなR基が結合したアルコキシシランの加水分解物
は焼成時のクラックの発生は防止できるが形成された被
膜のガス遮断性を低下することがわかった。また特開平
3−6275号公報、特開平6−192454号公報等
には金属アルコキシドにポリマーやイソシアネートを加
えた塗布材が示されているが、ガスバリヤ性が低い問題
がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明はクラックの発
生を防止し、またガス遮断性の優れたシリコン酸化物と
Ti、Zr、Alの酸化物の縮重合した被覆を設けた可
撓性を有する包装材とその製造方法を提供する。
【0004】
【課題を解決した手段】本発明は、 「1. プラスチックからなる基材の少なくとも片面
に、アミノ基含有シランカップリング剤を被覆しその上
に一般式Iで示されるSiアルコキシドの加水分解物
と、一般式IIおよび/または一般式IIIで示される
Ti、Zr、Al、から選んだ1種類または2種以上の
金属アルコキシドの加水分解物の混合物を被覆し、該加
水分解物を縮重合して形成した被膜を配置したガス遮断
性プラスチック包装材 一般式I R−Si−(OR (Rは炭素数が1〜20の飽和または不飽和の炭化水
素残基、Rは炭素数が1〜4のアルキル基) 一般式II R −Al−(OR (Rは炭素数1〜4のアルキル基であり、Rは酸素
を介してAlに結合する炭素数1〜20の炭化水素残基
であり、0≦n≦3、0≦x≦3、x+n=3である) 一般式III R −M−(OR (MはTi、Zrから選んだ1または2以上であり、R
は炭素数1〜4のアルキル基であり、Rは酸素を介
してMに結合する炭素数1〜20の炭化水素残基であ
り、0≦m≦3、0≦y≦3、m+y=4である) 2. 加水分解物中のSiアルコキシドの加水分解物の
含有量が50〜95mol%である、1項に記載されれ
たガス遮断性プラスチック包装材。 3. 被膜が低温プラズマ処理あるいはイオン照射処理
あるいは電子線照射処理で縮重合を行って得た被膜であ
る、1項または2項に記載されれたガス遮断性プラスチ
ック包装材。 4.被膜の膜厚が0.01乃至0.1umである、1項
ないし3項のいずれか1項に記載されれたガス遮断性プ
ラスチック包装材。 5. アミノ基含有シランカップリング剤が、3−(N
−アリルアミノ)プロピルトリメトキシシラン、4−ア
ミノブチルトリエトキシシラン、(アミノエチルアミノ
メチル)フェネチルトリメトキシシラン、N−(2−ア
ミノエチル)−3−アミノプロピルメチルジメトキシシ
ラン、N−(2−アミノエチル)−3−アミノプロピル
トリメトキシシラン、N−(6−アミノヘキシル)アミ
ノプロピルトリメトキシシラン、3−(m−アミノフェ
ノキシ)プロピルトリメトキシシラン、m−アミノフェ
ニルトリメトキシシラン、p−アミノフェニルトリメト
キシシラン、3−(1−アミノプロポキシ)−3,3−
ジメチル−1−プロペニルトリメトキシシラン、3−ア
ミノプロピルジイソプロピルエトキシシラン、3−アミ
ノプロピルジメチルエトキシシラン、3−アミノプロピ
ルメチルジエトキシシラン、3−アミノプロピルトリエ
トキシシラン、3−アミノプロピルトリメトキシシラン
から選んだ1または2以上である、1項ないし4項のい
ずれか1項に記載されたガス遮断性プラスチック包装
材。 6. プラスチックからなる基材の少なくとも片面に、
アミノ基含有シランカップリング剤を被覆し、その上に
一般式Iで示されるSiアルコキシドをアルコール系溶
剤に溶解し酸触媒を用いて加水分解した加水分解物と、
一般式IIおよび/または一般式IIIで示されるT
i、Zr、Al、から選んだ1種類または2種以上の金
属アルコキシドとを夫々アルコール系溶剤に溶解し、酸
触媒を用いて加水分解して生成した加水分解生成物の混
合物を塗布し、乾燥後低温プラズマ処理して、該加水分
解物を縮重合し被覆層を形成することを特徴とするガス
遮断性プラスチック包装材の製造方法。 一般式I R−Si−(OR (Rは炭素数が1〜20の飽和または不飽和の炭化水
素残基、Rは炭素数が1〜4のアルキル基) 一般式II R −Al−(OR (Rは炭素数1〜4のアルキル基であり、Rは酸素
を介してAlに結合する炭素数1〜20の炭化水素残基
であり、0≦n≦3、0≦x≦3、x+n=3である) 一般式III R −M−(OR (MはTi、Zrから選んだ1または2以上であり、R
は炭素数1〜4のアルキル基であり、Rは酸素を介
してMに結合する炭素数1〜20の炭化水素残基であ
り、0≦m≦3、0≦y≦3、m+y=4である) 7. プラスチックからなる基材の少なくとも片面に、
アミノ基含有シランカップリング剤を被覆しその上に一
般式Iで示されるSiアルコシキドをアルコール系溶剤
に溶解し、酸触媒を用いて加水分解を行って生成した加
水分解生成物に、一般式IIおよび/または一般式II
I示されるTi、Zr、Al、から選んだ1種類または
2種以上の金属アルコキシドを添加して加水分解し生成
した加水分解物の混合物を塗布し、乾燥後低温プラズマ
処理して、該加水分解物を縮重合し被覆層を形成するこ
とを特徴とするガス遮断性プラスチック包装材の製造方
法。 一般式I R−Si−(OR (Rは炭素数が1〜20の飽和または不飽和の炭化水
素残基、Rは炭素数が1〜4のアルキル基) 一般式II R −Al−(OR (Rは炭素数1〜4のアルキル基であり、Rは酸素
を介してAlに結合する炭素数1〜20の炭化水素残基
であり、0≦n≦3、0≦x≦3、x+n=3である) 一般式III R −M−(OR (MはTi、Zrから選んだ1または2以上であり、R
は炭素数1〜4のアルキル基であり、Rは酸素を介
してMに結合する炭素数1〜20の炭化水素残基であ
り、0≦m≦3、0≦y≦3、m+y=4である) 8. プラスチックからなる基材の少なくとも片面に、
アミノ基含有シランカップリング剤を被覆し、その上に
一般式Iで示されるSiアルコキシドのアルコール系溶
液と、一般式IIおよび/または一般式IIIで示され
るTi、Zr、Al、から選んだ1種類または2種以上
の金属アルコキシドとをアルコール系溶剤に溶解した溶
液の混合溶液に酸触媒を加えて加水分解を行って生成し
た加水分解生成物の混合物を塗布し、乾燥後低温プラズ
マ処理して、該加水分解物を縮重合し被覆層を形成する
ことを特徴とするガス遮断性プラスチック包装材の製造
方法。 一般式I R−Si−(OR (Rは炭素数が1〜20の飽和または不飽和の炭化水
素残基、Rは炭素数が1〜4のアルキル基) 一般式II R −Al−(OR (Rは炭素数1〜4のアルキル基であり、Rは酸素
を介してAlに結合する炭素数1〜20の炭化水素残基
であり、0≦n≦3、0≦x≦3、x+n=3である) 一般式III R −M−(OR (MはTi、Zrから選んだ1または2以上であり、R
は炭素数1〜4のアルキル基であり、Rは酸素を介
してMに結合する炭素数1〜20の炭化水素残基であ
り、0≦m≦3、0≦y≦3、m+y=4である) 9. プラスチックからなる基材の少なくとも片面に、
アミノ基含有シランカップリング剤を被覆しその上に一
般式Iで示されるSiアルコキシドと、一般式IIおよ
び/または一般式IIIで示されるTi、Zr、Al、
から選んだ1種類または2種以上の金属アルコキシドと
をアルコール系溶剤に溶解した混合物に酸触媒を加えて
塗布し、水蒸気雰囲気中を通してアルコキシドを加水分
解した後乾燥して溶剤を除去してから低温プラズマ処理
して、該加水分解物を縮重合することを特徴とするガス
遮断性プラスチック包装材の製造方法。 一般式I R−Si−(OR (Rは炭素数が1〜20の飽和または不飽和の炭化水
素残基、Rは炭素数が1〜4のアルキル基) 一般式II R x−n−Al−(OR (Rは炭素数1〜4のアルキル基であり、Rは酸素
を介してAlに結合する炭素数1〜20の炭化水素残基
であり、0≦n≦3、0≦x≦3、x+n=3である) 一般式III R −M−(OR (MはTi、Zrから選んだ1または2以上であり、R
は炭素数1〜4のアルキル基であり、Rは酸素を介
してMに結合する炭素数1〜20の炭化水素残基であ
り、0≦m≦3、0≦y≦3、m+y=4である) 10. アミノ基含有シランカップリング剤が、3−
(N−アリルアミノ)プロピルトリメトキシシラン、4
−アミノブチルトリエトキシシラン、(アミノエチルア
ミノメチル)フェネチルトリメトキシシラン、N−(2
−アミノエチル)−3−アミノプロピルメチルジメトキ
シシラン、N−(2−アミノエチル)−3−アミノプロ
ピルトリメトキシシラン、N−(6−アミノヘキシル)
アミノプロピルトリメトキシシラン、3−(m−アミノ
フェノキシ)プロピルトリメトキシシラン、m−アミノ
フェニルトリメドキシシラン、p−アミノフェニルトリ
メトキシシラン、3−(1−アミノプロポキシ)−3,
3−ジメチル−1−プロペニルトリメドキシシラン、3
−アミノプロピルジイソプロピルエトキシシラン、3−
アミノプロピルジメチルエトキシシラン、3−アミノプ
ロピルメチルジエトキシシラン、3−アミノプロピルト
リエトキシシラン、3−アミノプロピルトリメトキシシ
ランから選んだ1または2以上である、1項ないし9項
のいずれか1項に記載されたガス遮断性プラスチック包
装材の製造方法。 11. 縮重合をイオン照射処理で行うことを特徴とす
る、6項ないし10項のいずれか1項に記載されたガス
遮断性プラスチック包装材の製造方法。 12. 縮重合を電子線照射処理で行うことを特徴とす
る、6項ないし10項のいずれか1項に記載されたガス
遮断性プラスチック包装材の製造方法。 13. 膜厚が0.01乃至0.1umの被膜を形成す
ることを特徴とする、6項ないし12項のいずれか1項
に記載されれたガス遮断性プラスチック包装材の製造方
法。」に関する。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明は、プラスチックからなる
基材の少なくとも片面に、アミノ基含有シランカップリ
ング剤を被覆しその上に 一般式I R−Si−(OR (Rは炭素数が1〜20の飽和または不飽和の炭化水
素残基、Rは炭素数が1〜4のアルキル基)で示され
るSiアルコキシドを加水分解した加水分解物と、一般
式IIおよび/または一般式IIIで 一般式II R −Al−(OR (Rは炭素数1〜4のアルキル基であり、Rは酸索
を介してAlに結合する炭素数1〜20の炭化水素残基
であり、0≦n≦3、0≦x≦3、x+n=3である) 一般式III R −M−(OR (MはTi、Zrから選んだ1または2以上であり、R
は炭素数1〜4のアルキル基であり、Rは酸素を介
してMに結合する炭素数1〜20の炭化水素残基であ
り、0≦m≦3、0≦y≦3、m+y=4である)で示
されるTi、Zr、Alから選んだ1種または2種以上
の金属アルコキシドを加水分解した加水分解物の混合物
を縮重合して形成した被膜を配置したことに第1の特徴
を有する。この被膜は、R−SiOp(pは1〜2)
とR−MOq(qは1〜2)の結合により形成された
被膜であって、可撓性を有し耐クラック防止性とガス遮
断性に非常に優れている。
【0006】Siアルコキシド加水分解物を縮重合して
生成したシリカ被膜はガス遮断性に優れているが、可撓
性が乏しい欠点があった。可撓性を付与するために有機
成分、例えば有機高分子物を添加することが試みられた
が、ガス遮断性が低下する欠点がある。膜厚が1/10
0ミクロン程度の薄膜として可撓性を付与することも考
えられたが、薄膜化するためにSiアルコキシド加水分
解物の濃度を小さくすると生成する被膜に小孔が発生す
るためガス遮断性が低下し実用上問題となる。この小孔
の発生を防止するためにTi、Zr、Al等のアルコキ
シド分化物を配合してSiアルコキシド加水分解物と共
縮合させると薄膜でもガス遮断性は著しく向上する。し
かしながら用途によっては可撓性が充分とは言えない場
合がある。本発明はこの優れたガス遮断性被膜に可撓性
を付与したところに第2の特徴がある。本発明は,プラ
スチック基材にSiアルコキシド加水分解物の縮重合に
より生成したガス遮断性被膜を形成する際に、アミノ基
含有シランカップリング剤を用いてプラスチック基材を
前処理することによりその上に形成されるガス遮断性層
の可撓性を改善したものである。学問的解明は必ずしも
充分ではないが本発明者は、アミノ基含有シランカップ
リング剤で前処理することによりプラスチック基材とガ
ス遮断層の密着が向上することと、Si、Ti、Zr、
Al、アルコキシドの加水分解物の縮重合時に、アミノ
基含有シランカップリング剤が薄膜の構造を可撓性が発
揮される構造に制御していると考えている。いずれにし
ても、アミノ基含有シランカップリング剤で前処理する
ことによりガス遮断層の可撓性は良好な反復再現性をも
って著しく向上する。アルコキシドに炭化水素基が存在
しないと製膜時のクラックの発生が防止できなくなり、
炭化水素基の炭素数が20以上ではガス遮断性が著しく
低下する。
【0007】本発明は、プラスチックからなる基材の表
面にアルコキシドの加水分解物を塗布する前にアミノ基
含有シランカップリング剤を被覆することによりガス遮
断層に可撓性を付与する効果を奏する。本発明の他の特
徴は、プラスチック材の表面に被覆して縮重合を行う加
水分解物中にSiアルコキシドの加水分解物が50〜9
5mol%含まれていることである。Siアルコキシド
の加水分解物が50mol%以下では、焼成被膜の基体
との密着性が著しく低下し、95mol%以上ではガス
遮断性の向上は望めない。本発明のもう一つの特徴は、
加水分解物の縮重合を低温プラズマ処理またはイオン照
射処理または電子線照射処理で行うことである。低温プ
ラズマ処理およびイオン照射処理および電子線照射処理
により縮重合を行うと、低温で被膜の表層部分の縮重合
反応が促進され緻密化が起こり、ガス遮断性が向上する
という利点がある。本発明のさらに他の特徴は、プラス
チック材の表面に配置する加水分解物の縮重合により形
成される被膜の厚さを0.01〜0.1μmとしたこと
である。0.01μm以下ではピンホールが多くガス遮
断性が付与できない。0.1μm以上では充分な可撓性
が得られない。
【0008】本発明の製造方法の特徴は、プラスチック
からなる基材の少なくとも片面に、アミノ基含有シラン
カップリング剤を被覆し、その上に一般式Iで示される
Siアルコキシドをアルコール系溶剤に溶解し酸触媒で
加水分解した加水分解物と、一般式IIおよび/または
一般式IIIで示されるTi、Zr、Al、から選んだ
1種類または2種以上の金属アルコキシドとを夫々アル
コール系溶剤に溶解し、酸触媒を用いて加水分解して生
成した加水分解生成物の混合物を塗布し、乾燥後低温プ
ラズマ処理して、該加水分解物を縮重合し被覆層を形成
することである。 一般式I R1−Si−(OR2)3 (Rは炭素数が1〜20の飽和または不飽和の炭化水
素残基、Rは炭素数が1〜4のアルキル基) 一般式II R −Al−(OR (Rは炭素数1〜4のアルキル基であり、Rは酸素
を介してAlに結合する炭素数1〜20の炭化水素残基
であり、0≦n≦3、0≦x≦3、x+n=3である) 一般式III R −M−(OR (MはTi、Zrから選んだ1または2以上であり、R
は炭素数1〜4のアルキル基であり、Rは酸素を介
してMに結合する炭素数1〜20の炭化水素残基であ
り、0≦m≦3、0≦y≦3、m+y=4である)。ま
たSiアルコキシドをアルコール系溶液に酸触媒を加え
て加水分解し、この中にTi、Zr、Alから選んだ1
種または2種以上のアルコキシドを加えて加水分解した
混合物を用いてもよい。この他炭素数が1〜20の炭化
水素基を含むSiアルコキシドと炭素数が1〜20の炭
化水素基を含むTi、Zr、Alのアルコキシドから選
んだ1または2以上のアルコキシドをアルコール系溶剤
に溶解して混合し、この混合物に酸触媒を加えて加水分
解することにより加水分解物の混合物としてもよい。加
水分解を終了してから縮重合を行うので均一な重合体を
生成することができる。こうしてプラスチック材表面に
ガス遮断性透明被覆を設けることができる。
【0009】またプラスチック材にアミノ基含有シラン
カップリング剤を塗布したその上にアルコキシシランの
加水分解物を塗布するのにかえて、アルコキシシランの
アルコール系溶液、Ti、Zr、Alから選んだ1種ま
たは2種以上のアルコキシドのアルコール系溶液に酸触
媒を加えてプラスチック材に塗布し、水蒸気雰囲気中を
通してプラスチック材上で加水分解を行ってもよい。こ
の方法は連続加工性が良い利点がある。
【0010】本発明で使用する、Siに直接炭素原子が
結合したR−Si基を有するアルコキシシランとして
を例示する。アミルトリエトキシシラン、3,3−ジメ
トキシプロピルトリメトキシシラン、3−グリシドキシ
プロピルトリメトキシシラン、n−ヘキシルトリメトキ
シシラン、フェニルトリエトキシシラン、5−ビシクロ
ヘプテニルトリエトキシシラン、3−メタクリロキシプ
ロピルトリメトキシシラン、3−メタクリロキシプロピ
ルトリエトキシシラン、3−メタクリロキシプロピルト
リプロポキシシラン、3−メタクリロキシプロピルトリ
ブトキシシラン、ベンジルトリエトキシシラン、n−オ
クチルトリエトキシシラン、2−(3−シクロヘキセニ
ル)エチルトリメトキシシラン、3−シクロペンタジエ
ニルプロピルトリエトキシシラン、2−(3,4−エポ
キシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン、フェ
ネチルトリエトキシシラン、n−ノニルトリエトキシシ
ラン、n−デシルトリエトキシシラン、ジエチルトリメ
チルシリルメチルマロネート、スチリルエチルトリメト
キシシラン等がある。
【0011】本発明で使用するTiアルコキシドを例示
する。チタンアリルアセトアセテートトリイソプロポキ
シド、チタン−n−ブトキシド、チタンジ−n−ブトキ
シド(ビス−2,4−ペンタンジオネート)、チタンジ
イソプロポキシド(ビス−2,4−ペンタンジオネー
ト)、チタンジイソプロポキシドビス(テトラメチルヘ
プタンジオネート)、チタンジイソプロポキシドビス
(エチルアセトアセテート)、チタンエトキシド、チタ
ンイソブトキシド、チタンイソプロポキシド、チタンメ
タクリレートトリイソプロポキシド、チタンメタクリル
オキシエチルアセトアセテートトリイソプロポキシド、
(2−メタクリルオキシエトキシ)トリイソプロポキシ
チタネート、チタンメトキシド、チタン−n−プロポキ
シド等がある。
【0012】本発明で使用するZrアルコキシドを例示
する。ジルコニウム−n−ブトキシド、ジルコニウム−
t−ブトキシド、ジルコニムジ−n−ブトキシド(ビス
−2,4−ペンタンジオネート)ジルコニウムジメタク
リレートジブトキシド、ジルコニウムエトキシド、ジル
コニウムイソプロポキシド、ジルコニウムメタクリルオ
キシエチルアセトアセテートトリ−n−プロポキシド、
ジルコニウム−n−プロポキシド等がある。
【0013】本発明で使用するAlアルコキシドを例示
する。アルミニウム−n−ブトキシド、アルミニウム−
s−ブトキシド、アルミニウム−s−ブトキシドビス
(エチルアセテート)、アルミニウム−t−ブトキシ
ド、アルミニウムジ−s−ブトキシドエチルアセトアセ
テート、アルミニウムジイソプロポキシドエチルアセト
アセテート、アルミニウムエトキシド、アルミニウムイ
ソプロポキシド等がある。
【0014】本発明で使用するアミノ基含有シランカッ
プリング剤を例示する。3−(N−アリルアミノ)プロ
ピルトリメトキシシラン、4−アミノブチルトリエトキ
シシラン、(アミノエチルアミノメチル)フェネチルト
リメトキシシラン、N−(2−アミノエチル)−3−ア
ミノプロピルメチルジメトキシシラン、N−(2−アミ
ノエチル)−3−アミノプロピルトリメトキシシラン、
N−(6−アミノヘキシル)アミノプロピルトリメトキ
シシラン、3−(m−アミノフェノキシ)プロピルトリ
メトキシシラン、m−アミノフェニルトリメトキシシラ
ン、p−アミノフェニルトリメトキシシラン、3−(1
−アミノプロポキシ)−3,3−ジメチル−1−プロペ
ニルトリメトキシシラン、3−アミノプロピルジイソプ
ロピルエトキシシラン、3−アミノプロピルジメチルエ
トキシシラン、3−アミノプロピルメチルジエトキシシ
ラン、3−アミノプロピルトリエトキシシラン、3−ア
ミノプロピルトリメトキシシラン。
【0015】酸触媒としては加水分解生成段階で酸性に
するものであれば特に限定されないが、具体的には塩
酸、硝酸、リン酸、酢酸などが好ましい。
【0016】溶剤としては次のようなものが使用され
る。R1−Si基を有するアルコキシシラン及びR1−
Ti、R1−Zr、R1−Al基を有するアルコキシド
が溶解するものであれば特に限定されないが、メタノー
ル、エタノール、n−プロパノール、イソプロパノー
ル、ブタノール等のアルコール類、エチレングリコー
ル、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、
プロピレングリコール等の多価アルコール類、エチレン
グリコールイソプロピルエーテル、エチレングリコール
モノブチルエーテル、メトキシメトキシエタノール、プ
ロピレングリコール、プロピレングリコールモノエチル
エーテル、プロピレングリコールモノプロピルエーテル
などが好ましい。基材のプラスチックスとしてはPET
等のポリエステル、PP、PE等のポリオレフィン、ナ
イロン、ポリビニルアルコール、塩化ビニリデン、ポリ
カーボネート等である。これ等のプラスチックスは、被
膜との密着性を補うために予めコロナ処理、紫外線照射
処理、シランカップリング剤等の前処理や、被膜の乾燥
後に紫外線照射処理などを行うことが好ましい。
【0017】低温プラズマ処理は次の通りである。低温
プラズマ処理としては、高周波プラズマ法、交流プラズ
マ法、直流プラズマ法、マイクロ波プラズマ法のいずれ
でも良い。またプラズマ処理に使用するガスは、酸素、
窒素、ヘリウム、アルゴンなどが好ましい。またイオン
照射処理は次の通りである。イオン照射処理に置けるイ
オン形成法としては、高周波放電型、マイクロ波放電
型、熱陰極型、冷陰極型のいずれでもよい。またイオン
照射処理に使用するガスは、酸素、窒素、ヘリウム、ア
ルゴンなどが好ましい。また電子線照射処理は次の通り
である。電子線照射処理は真空中でフィラメントの加熱
により熱電子を発生させ、フィラメント基板間に加速電
圧をかけて基板に電子を照射するか、あるいは真空室に
設けられた金属箔製窓を通過させるための大きな加速電
圧をかけて大気圧下で電子を基板に照射させる方法であ
る。
【0018】
【実施例】使用した低温プラズマ処理装置について説明
する。
【0019】図1は本発明でプラズマ処理に使用する高
周波プラズマ処理装置である。ガス導入口6、7を備え
た直径60cmのステンレス製ベルジャー型真空チャン
バー1と日本電子株式会社製、高周波電源5(13.5
6MHz、1.5KW、JEH−01B)及びマッチン
グボックス4、直径13mの円盤状高周波電極3、直径
20cm、高さ1.5cmの円筒状アース電極2、両極
電極間に設置した試料用治具8等からなる。真空ポンプ
は油回転ポンプと油拡散ポンプを使用し処理中は常にポ
ンプを引き続けた。得られた被覆フイルムは酸素透過量
をモダンコントロール社製、OX−TRAN 2/20
にて25℃80%RHの条件で測定した。また得られた
被覆フイルムの薄膜の膜厚は蛍光X線装置及びエリプソ
メーター装置にて測定した。耐クラック性は、製膜後に
膜表面をレーザー顕微鏡にて400倍の倍率でクラック
の有無を観察し、クラックがなければ○、あれば×で評
価した。密着性は、製膜後にテープ剥離試験を行って、
剥がれなければ○、剥がれた箇所があれば△、完全に剥
がれたら×で評価した。可とう性は、被覆フイルムをゲ
ルボフレックステスターによるクラッシュ処理(ひねり
角度:360゜)を10回行って、その後の酸素透過量
を測定して評価した。イオン照射処理について説明す
る。イオン照射処理はヒラノ光音株式会社製、マルチイ
オンコーター MIC−200のイオン照射部を用いて
行った。
【0020】電子線照射処理について説明する。図2は
本発明で使用した電子線照射処理装置である。直径60
cmのステンレス製ベルジャー型真空チャンバー9と直
流電子加速電源10とタングステンフィラメント11等
からなる。12はPETフイルムである。真空ポンプ1
3は油回転ポンプと油拡散ポンプを使用し処理中は常に
ポンプを引き続けた。
【0021】実施例1 ポリメトキシシロキサン(三菱化学株式会社製、MKC
シリケート MS51)をSi量に換算して0.25モ
ルとメチルトリエトキシシランをSi量に換算して0.
3モルをプロピレングリコールモノプロピルエーテル1
1モルに溶解し1時間撹拌した。この溶液に、水2モ
ル、硝酸0.05モルをプロピレングリコールモノプロ
ピルエーテル2モルに溶解した溶液を1時間かけて徐々
に滴下し、24時間撹拌してSiの加水分解生成物を得
た。このSiの加水分解生成物に、チタンイソプロポキ
シドをTi量に換算して0.45モルをプロピレングリ
コールモノプロピルエーテル11モルに溶解し1時間撹
拌した溶液を、1時間かけて徐々に滴下してさらに24
時間撹拌し、SiとTiの加水分解生成物の混合物を得
た。一方3−アミノプロピルトリエトキシシランをプロ
ピレングリコールモノプロピルエーテルに溶解して5w
t%溶液とし、その溶液中にPET25μmフイルムを
浸してディップコート法により3−アミノプロピルトリ
エトキシシランを被覆した。70℃、1時間の熱処理に
より乾燥した後、該PET25μmフイルムにSiとT
iの加水分解混合物をディップコート法により塗布し、
70℃、1時間の熱処理により乾燥した後、酸素ガスに
より真空度0.05Torr、出力200Wにて1分間
プラズマ処理を施し、被膜フイルムを得た。得られた被
膜の膜厚は約0.045μmであった。得られた被覆材
の酸素透過量及びゲルボフレックステスターによるクラ
ッシュ処理試験後の酸素透過量を表1に示した。
【0022】実施例2 実施例1のポリメトキシシロキサン(三菱化学株式会社
製、MKCシリケートMS51)をSi量に換算して
0.4モルにし、チタンイソプロポキシドをTi量に換
算して0.3モルにして同様の操作を行った。得られた
被膜の膜厚は約0.050μmであった。得られた被覆
材の酸素透過量及びゲルボフレックステスターによるク
ラッシュ処理試験後の酸素透過量を表1に示した。
【0023】実施例3 実施例1のポリメトキシシロキサン(三菱化学株式会社
製、MKCシリケートMS51)をSi量に換算して
0.62モルにし、チタンイソプロポキシドをTi量に
換算して0.08モルにして同様の操作を行った。得ら
れた被膜の膜厚は約0.057μmであった。得られた
被覆材の酸素透過量及びゲルボフレックステスターによ
るクラッシュ処理試験後の酸素透過量を表1に示した。
【0024】
【表1】
【0025】実施例4 実施例2のメチルトリエトキシシランを3−メタクリロ
キシプロピルトリメトキシシランに変更して同様の操作
を行った。得られた被膜の膜厚は約0.060μmであ
った。得られた被覆材の酸素透過量及びゲルボフレック
ステスターによるクラッシュ処理試験後の酸素透過量を
表2に示した。
【0026】実施例5 実施例2のメチルトリエトキシシランをn−オクタデシ
ルトリエドキシシランに変更して同様の操作を行った。
得られた被膜の膜厚は約0.094μmであった。得ら
れた被覆材の酸素透過量及びゲルボフレックステスター
によるクラッシュ処理試験後の酸素透過量を表2に示し
た。
【0027】実施例6 実施例4のチタンイソプロポキシドをチタンジイソプロ
ポキシド(ビス−2,4−ペンタジオネート)に変更し
て同様の操作を行った。得られた被膜の膜厚は約0.0
62μmであった。得られた被覆材の酸素透過量及びゲ
ルボフレックステスターによるクラッシュ処理試験後の
酸素透過量を表2に示した。
【0028】
【表2】
【0029】実施例7 実施例4のチタンイソプロポキシドをジルコニウム−n
−ブトキシドに変更して同様の操作を行った。得られた
被膜の膜厚は約0.046μmであった。得られた被覆
材の酸素透過量及びゲルボフレックステスターによるク
ラッシュ処理試験後の酸素透過量を表3に示した。
【0030】実施例8 実施例4のチタンイソプロポキシドをアルミニウムイソ
プロポキシドに変更して同様の操作を行った。得られた
被膜の膜厚は約0.053μmであった。得られた被覆
材の酸素透過量及びゲルボフレックステスターによるク
ラッシュ処理試験後の酸素透過量を表3に示した。
【0031】
【表3】
【0032】実施例9 ポリメトキシシロキサン(三菱化学株式会社製、MKC
シリケート MS51)をSi量に換算して0.4モル
と、3−アミノメタクリロキシプロピルトリメトキシシ
ランをSi量に換算して0.3モルをプロピレングリコ
ールモノプロピルエーテル12モルに溶解し1時間撹拌
した。この溶液に、水1.9モル、硝酸0.045モル
をプロピレングリコールモノプロピルエーテル1モルに
溶解した溶液を1時間かけて徐々に滴下し、24時間撹
拌してSiの加水分解生成物を得た。チタンイソプロポ
キシドをTi量に換算して0.3モルをプロピレングリ
コールモノプロピルエーテル11モルに溶解し1時間撹
拌した。この溶液に、水0.1モル、硝酸0.005モ
ルをプロピレングリコールモノプロピルエーテル1モル
に溶解した溶液を1時間かけて徐々に滴下し、1時間撹
拌してTiの加水分解生成物を得た。このSiとTiの
加水分解生成物を混合し、48時間撹拌してSiとTi
の加水分解生成物の混合物を得た。一方3−アミノプロ
ピルトリエトキシシランをプロピレングリコールモノプ
ロピルエーテルに溶解して5wt%溶液とし、その溶液
中にPET25μmフイルムを浸してディップコート法
により3−アミノプロピルトリエトキシシランを被覆し
た。70℃、1時間の熱処理により乾燥した後、該PE
T25μmフイルムにSiとTiの加水分解混合物をデ
ィップコート法により塗布し、70℃、1時間の熱処理
により乾燥した後、酸素ガスにより真空度0.05To
rr、出力200Wにて1分間プラズマ処理を施し、被
膜フイルムを得た。得られた被膜の膜厚は約0.060
μmであった。得られた被覆材の酸素透過量及びゲルボ
フレックステスターによるクラッシュ処理試験後の酸素
透過量を表4に示した。
【0033】実施例10 テトラエトキシシランをSi量に換算して0.4モル
と、3−メタクリロキシプロピルトリメトキシシランを
Si量に換算して0.3モルと、チタンイソプロポキシ
ドをTi量に換算して0.3モルをイソプロパノール2
2モルに溶解し、85℃にて24時間加熱還流して混合
溶液を得た。この混合溶液に、水2モル、硝酸0.05
モルをプロピレングリコールモノプロピルエーテル2モ
ルに溶解した溶液を1時間かけて徐々に滴下し、24時
間撹拌してSiとTiの加水分解生成物の混合物を得
た。一方3−アミノプロピルトリエトキシシランをプロ
ピレングリコールモノプロピルエーテルに溶解して5w
t%溶液とし、その溶液中にPET25μmフイルムを
浸してディップコート法により3−アミノプロピルトリ
エトキシシランを被覆した。70℃、1時間の熱処理に
より乾燥した後、該PET25μmフイルムにSiとT
iの加水分解混合物をディップコート法により塗布し、
70℃、1時間の熱処理により乾燥した後、酸素ガスに
より真空度0.05Torr、出力200Wにて1分間
プラズマ処理を施し、被膜フイルムを得た。得られた被
膜の膜厚は約0.055μmであった。得られた被覆材
の酸素透過量及びゲルボフレックステスターによるクラ
ッシュ処理試験後の酸素透過量を表4に示した。
【0034】実施例11 テトラエトキシシランをSi量に換算して0.4モル
と、3−メタクリロキシプロピルトリメトキシシランを
Si量に換算して0.3モルと、チタンイソプロポキシ
ドをTi量に換算して0.3モルをイソプロパノール2
2モルに溶解し、85℃にて24時間加熱還流して混合
溶液を得た。この混合溶液に、硝酸0.05モルをプロ
ピレングリコールモノプロピルエーテル2モルに溶解し
た溶液を加えて1時間撹拌した。一方3−アミノプロピ
ルトリエトキシシランをプロピレングリコールモノプロ
ピルエーテルに溶解して5wt%溶液とし、その溶液中
にPET25μmフイルムを浸してディップコート法に
より3−アミノプロピルトリエドキシシランを被覆し
た。該PET25μmフイルムにSiアルコキシドとT
iアルコキシドの混合溶液をスプレーコート法により塗
布し、続いて70℃、100%RHの水蒸気雰囲気中に
2分間置いた。70℃、1時間の熱処理により乾燥した
後、酸素ガスにより真空度0.05Torr、出力20
0Wにて1分間プラズマ処理を施し、被膜フイルムを得
た。得られた被膜の膜厚は約0.090μmであった。
得られた被覆材の酸素透過量及びゲルボフレックステス
ターによるクラッシュ処理試験後の酸素透過量を表4に
示した。
【0035】
【表4】
【0036】実施例12 3−アミノプロピルトリエトキシシランをプロビレング
リコールモノプロピルエーテルに溶解して5wt%溶液
とし、その溶液中にPET25μmフイルムを浸してデ
ィップコート法により3−アミノプロピルトリエトキシ
シランを被覆した。70℃、1時間の熱処理により乾燥
した後、該PET25μmフイルムに実施例4の加水分
解混合物をディップコート法により塗布し、70℃、1
時間の熱処理により乾燥した後、Arガスにより真空度
0.001Torr、出力100Wにて1分間イオン照
射処理を施し、被膜フイルムを得た。得られた被膜の膜
厚は約0.059μmであった。得られた被覆材の酸素
透過量及びゲルボフレックステスターによるクラッシュ
処理試験後の酸素透過量を表5に示した。
【0037】実施例13 3−アミノプロピルトリエトキシシランをプロピレング
リコールモノプロピルエーテルに溶解して5wt%溶液
とし、その溶液中にPET25μmフイルムを浸してデ
ィップコート法により3−アミノプロピルトリエドキシ
シランを被覆した。70℃、1時間の熱処理により乾燥
した後、該PET25μmフイルムに実施例4の加水分
解混合物をディップコート法により塗布し、70℃、1
時間の熱処理により乾燥した後、真空度10−10To
rr、加速電圧1000Vにて2分間電子線照射処理を
施し、被膜フイルムを得た。得られた被膜の膜厚は約
0.059μmであった。得られた被覆材の酸素透過量
及びゲルボフレックステスターによるクラッシュ処理試
験後の酸素透過量を表5に示した。
【0038】
【表5】
【0039】比較例1 実施例1のポリメトキシシロキサン(三菱化学社製、M
KCシリケート MS51)をSi量に換算して0.7
モルにして、チタンイソプロポキシドは使わずSiの加
水分解生成物のみを得て、以下同様の操作を行った。得
られた被膜の膜厚は約0.065μmであった。得られ
た被覆材の酸素透過量を表1に示す。この比較例は、T
i、Zr、Alから選んだ1種類または2種類以上の金
属アルコキシドの加水分解物を含まない例である。酸素
透過量が非常の大きいことがわかる。
【0040】比較例2 実施例1のメチルトリエトキシシランを使わずに、ポリ
メトキシシロキサン(三菱化学社製、MKCシリケート
MS51)をSi量に換算して0.7モルにして、チ
タンイソプロポキシドをTi量に換算して0.3モルに
して同様の操作を行った。得られた被膜の膜厚は約0.
052μmであった。得られた被覆材の酸素透過量を表
2に示す。この比較例は、一般式IのRの部分を持た
ないSiアルコキシドを使った例である。酸素透過量が
非常の大きいことがわかる。
【0041】比較例3 実施例4のチタンイソプロポキシドをO−アリルオキシ
(ポリエチレンオキシ)トリイソプロポキシチタネート
に変更して同様の操作を行った。得られた被膜の膜厚は
約0.097μmであった。得られた被覆材の酸素透過
量を表2に示した。この比較例は、一般式(I)の炭素
数が20を超える例である。
【0042】比較例4 実施例4の加水分解混合物を、3−アミノプロピルトリ
エトキシシランを被覆していないフレッシュなPET2
5μmフイルムにデップコート法により塗布し、70
℃、1時間の熱処理により乾燥した後、酸素ガスにより
真空度0.05Torr、出力200Wにて1分間プラ
ズマ処理を施し、被膜フイルムを得た。得られた被膜の
膜厚は約0.058μmであった。得られた被覆材の酸
素透過量及びゲルボフレックステスターによるクラック
処理試験後の酸素透過量を表6に示す。この比較例は、
アミノ基シランカップリング剤を被覆していない例であ
る。クラッシュ後の酸素の透過量が非常に大きく、ガス
遮断層の可撓性が小さいことがわかる。
【0043】比較例5 3−グリシドキシプロピルトリメドキシシランをプロピ
レングリコールモノプロピルエーテルに溶解して5wt
%溶液とし、その溶液中にPET25μmフイルムを浸
してデップコート法により3−グリシドキシプロピルト
リメドキシシランを被覆した。70℃、1時間の熱処理
により乾燥した後、該PET25μmフイルムに実施例
4の加水分解混合物をデップコート法により膜厚が0.
061μmになるように塗布し、70℃、1時間の熱処
理により乾燥した後、酸素ガスにより真空度0.05T
orr、出力200Wにて1分間プラズマ処理を施し、
被膜フイルムを得た。得られた被膜の膜厚は約0.05
8μmであった。得られた被覆材の酸素透過量及びゲル
ボフレックステスターによるクラック処理試験後の酸素
透過量を表6に示す。この比較例は、アミノ基以外の官
能基を持つシランカップリング剤を被覆した例である。
クラッシュ後の酸素の透過量が非常に大きく、ガス遮断
層の可撓性が小さいことがわかる。
【0044】
【表6】
【0045】
【発明の効果】本発明の包材はクラック発生がない可撓
性の良好な、ガス遮断性に優れた効果を奏する。また本
発明の製造方法は品質が均一でバラツキのない包材が容
易に得られる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明で使用する高周波プラズマ処理装置の説
明図でる。
【図2】本発明で使用する電子線照射装置の説明図であ
る。
【符号の説明】
1 チャンバー 2 アース電極 3 高周波電極 4 マッチングボックス 5 電源 6 ガス導入口 7 ガス導入口 8 試料用治具 9 電子線照射装置のチャンバー 10 直流電子加速電源 11 フィラメント 12 PETフイルム 13 真空ポンプ側開口

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラスチックからなる基材の少なくとも
    片面に、アミノ基含有シランカップリング剤を被覆しそ
    の上に一般式Iで示されるSiアルコキシドの加水分解
    物と、一般式IIおよび/または一般式IIIで示され
    るTi、Zr、Al、から選んだ1種類または2種以上
    の金属アルコキシドの加水分解物の混合物を被覆し、該
    加水分解物を縮重合して形成した被膜を配置したガス遮
    断性プラスチック包装材。 一般式I R−Si−(OR (Rは炭素数が1〜20の飽和または不飽和の炭化水
    素残基、Rは炭素数が1〜4のアルキル基) 一般式II R −Al−(OR (Rは炭素数1〜4のアルキル基であり、Rは酸素
    を介してAlに結合する炭素数1〜20の炭化水素残基
    であり、0≦n≦3、0≦x≦3、x+n=3である) 一般式III R −M−(OR (MはTi、Zrから選んだ1または2以上であり、R
    は炭素数1〜4のアルキル基であり、Rは酸素を介
    してMに結合する炭素数1〜20の炭化水素残基であ
    り、0≦m≦3、0≦y≦3、m+y=4である)
  2. 【請求項2】 加水分解物中のSiアルコキシドの加水
    分解物の含有量が50〜95mol%である、請求項1
    に記載されれたガス遮断性プラスチック包装材。
  3. 【請求項3】 被膜が低温プラズマ処理あるいはイオン
    照射処理あるいは電子線照射処理で縮重合を行って得た
    被膜である、請求項1または2に記載されれたガス遮断
    性プラスチック包装材。
  4. 【請求項4】 被膜の膜厚が0.01乃至0.1umで
    ある、請求項1ないし3のいずれか1項に記載されれた
    ガス遮断性プラスチック包装材。
  5. 【請求項5】 アミノ基含有シランカップリング剤が、
    3−(N−アリルアミノ)プロピルトリメトキシシラ
    ン、4−アミノブチルトリエトキシシラン、(アミノエ
    チルアミノメチル)フェネチルトリメトキシシラン、N
    −(2−アミノエチル)−3−アミノプロピルメチルジ
    メトキシシラン、N−(2−アミノエチル)−3−アミ
    ノプロピルトリメトキシシラン、N−(6−アミノヘキ
    シル)アミノプロピルトリメトキシシラン、3−(m−
    アミノフェノキシ)プロピルトリメトキシシラン、m−
    アミノフェニルトリメトキシシラン、p−アミノフェニ
    ルトリメトキシシラン、3−(1−アミノプロポキシ)
    −3,3−ジメチル−1−プロペニルトリメトキシシラ
    ン、3−アミノプロピルジイソプロピルエトキシシラ
    ン、3−アミノプロピルジメチルエトキシシラン、3−
    アミノプロピルメチルジエトキシシラン、3−アミノプ
    ロピルトリエトキシシラン、3−アミノプロピルトリメ
    トキシシランから選んだ1または2以上である、請求項
    1ないし4のいずれか1項に記載されたガス遮断性プラ
    スチック包装材。
  6. 【請求項6】 プラスチックからなる基材の少なくとも
    片面に、アミノ基含有シランカップリング剤を被覆し、
    その上に一般式Iで示されるSiアルコキシドをアルコ
    ール系溶液に溶解し酸触媒を用いて加水分解した加水分
    解物と、一般式IIおよび/または一般式IIIで示さ
    れるTi、Zr、Al、から選んだ1種類または2種以
    上の金属アルコキシドとを夫々アルコール系溶剤に溶解
    し、酸触媒を用いて加水分解して生成した加水分解生成
    物の混合物を塗布し、乾燥後低温プラズマ処理して、該
    加水分解物を縮重合し被覆層を形成することを特徴とす
    るガス遮断性プラスチック包装材の製造方法。 一般式I R−Si−(OR (Rは炭素数が1〜20の飽和または不飽和の炭化水
    素残基、Rは炭素数が1〜4のアルキル基) 一般式II R −Al−(OR (R2は炭素数1〜4のアルキル基であり、R3は酸素
    を介してAlに結合する炭素数1〜20の炭化水素残基
    であり、0≦n≦3、0≦x≦3、x+n=3である) 一般式III R3−M−(OR (MはTi、Zrから選んだ1または2以上であり、R
    は炭素数1〜4のアルキル基であり、Rは酸素を介
    してMに結合する炭素数1〜20の炭化水素残基であ
    り、0≦m≦3、0≦y≦3、m+y=4である)
  7. 【請求項7】 プラスチックからなる基材の少なくとも
    片面に、アミノ基含有シランカップリング剤を被覆しそ
    の上に一般式Iで示されるSiアルコシキドをアルコー
    ル系溶剤に溶解し、酸触媒を用いて加水分解を行って生
    成した加水分解生成物に、一般式IIおよび/または一
    般式IIIで示されるTi、Zr、Al、から選んだ1
    種類または2種以上の金属アルコキシドを添加して加水
    分解し生成した加水分解物の混合物を塗布し、乾燥後低
    温プラズマ処理して、該加水分解物を縮重合し被覆層を
    形成することを特徴とするガス遮断性プラスチック包装
    材の製造方法。 一般式I R−Si−(OR (Rは炭素数が1〜20の飽和または不飽和の炭化水
    素残基、Rは炭素数が1〜4のアルキル基) 一般式II R −Al−(OR (Rは炭素数1〜4のアルキル基であり、Rは酸素
    を介してAlに結合する炭素数1〜20の炭化水素残基
    であり、0≦n≦3、0≦x≦3、x+n=3である) 一般式III R −M−(OR (MはTi、Zrから選んだ1または2以上であり、R
    は炭素数1〜4のアルキル基であり、Rは酸素を介
    してMに結合する炭素数1〜20の炭化水素残基であ
    り、0≦m≦3、0≦y≦3、m+y=4である)
  8. 【請求項8】 プラスチックからなる基材の少なくとも
    片面に、アミノ基含有シランカップリング剤を被覆し、
    その上に一般式Iで示されるSiアルコキシドのアルコ
    ール系溶液と、一般式IIおよび/または一般式III
    で示されるTi、Zr、Al、から選んだ1種類または
    2種以上の金属アルコキシドとをアルコール系溶剤に溶
    解した溶液の混合溶液に酸触媒を加えて加水分解を行っ
    て生成した加水分解生成物の混合物を塗布し、乾燥後低
    温プラズマ処理して、該加水分解物を縮重合し被覆層を
    形成することを特徴とするガス遮断性プラスチック包装
    材の製造方法。 一般式I R−Si−(OR (Rは炭素数が1〜20の飽和または不飽和の炭化水
    素残基、Rは炭素数が1〜4のアルキル基) 一般式II R −Al−(OR (Rは炭素数1〜4のアルキル基であり、Rは酸素
    を介してAlに結合する炭素数1〜20の炭化水素残基
    であり、0≦n≦3、0≦x≦3、x+n=3である) 一般式III R −M−(OR (MはTi、Zrから選んだ1または2以上であり、R
    は炭素数1〜4のアルキル基であり、Rは酸素を介
    してMに結合する炭素数1〜20の炭化水素残基であ
    り、0≦m≦3、0≦y≦3、m+y=4である)
  9. 【請求項9】 プラスチックからなる基材の少なくとも
    片面に、アミノ基含有シランカップリング剤を被覆しそ
    の上に一般式Iで示されるSiアルコキシドと、一般式
    IIおよび/または一般式IIIで示されるTi、Z
    r、Al、から選んだ1種類または2種以上の金属アル
    コキシドとをアルコール系溶剤に溶解した混合物に酸触
    媒を加えて塗布し、水蒸気雰囲気中を通してアルコキシ
    ドを加水分解した後乾燥して溶剤を除去してから低温プ
    ラズマ処理して、該加水分解物を縮重合することを特徴
    とするガス遮断性プラスチック包装材の製造方法。 一般式I R−Si−(OR (Rは炭素数が1〜20の飽和または不飽和の炭化水
    素残基、Rは炭素数が1〜4のアルキル基) 一般式II R x−n−Al−(OR (Rは炭素数1〜4のアルキル基であり、Rは酸素
    を介してAlに結合する炭素数1〜20の炭化水素残基
    であり、0≦n≦3、0≦x≦3、x+n=3である) 一般式III R −M−(OR (MはTi、Zrから選んだ1または2以上であり、R
    は炭素数1〜4のアルキル基であり、Rは酸素を介
    してMに結合する炭素数1〜20の炭化水素残基であ
    り、0≦m≦3、0≦y≦3、m+y=4である)
  10. 【請求項10】 アミノ基含有シランカップリング剤
    が、3−(N−アリルアミノ)プロピルトリメトキシシ
    ラン、4−アミノブチルトリエトキシシラン、(アミノ
    エチルアミノメチル)フェネチルトリメトキシシラン、
    N−(2−アミノエチル)−3−アミノプロピルメチル
    ジメトキシシラン、N−(2−アミノエチル)−3−ア
    ミノプロピルトリメトキシシラン、N−(6−アミノヘ
    キシル)アミノプロピルトリメトキシシラン、3−(m
    −アミノフェノキシ)プロピルトリメトキシシラン、m
    −アミノフェニルトリメトキシシラン、p−アミノフェ
    ニルトリメトキシシラン、3−(1−アミノプロポキ
    シ)−3,3−ジメチル−1−プロペニルトリメトキシ
    シラン、3−アミノプロピルジイソプロピルエトキシシ
    ラン、3−アミノプロピルジメチルエトキシシラン、3
    −アミノプロピルメチルジエトキシシラン、3−アミノ
    プロピルトリエトキシシラン、3−アミノプロピルトリ
    メトキシシランから選んだ1または2以上である、請求
    項1ないし9のいずれか1項に記載されたガス遮断性プ
    ラスチック包装材の製造方法。
  11. 【請求項11】 縮重合をイオン照射処理で行うことを
    特徴とする、請求項6ないし10のいずれか1項に記載
    されたガス遮断性プラスチック包装材の製造方法。
  12. 【請求項12】 縮重合を電子線照射処理で行うことを
    特徴とする、請求項6ないし10のいずれか1項に記載
    されたガス遮断性プラスチック包装材の製造方法。
  13. 【請求項13】 膜厚が0.01乃至0.1umの被膜
    を形成することを特徴とする、請求項6ないし12のい
    ずれか1項に記載されれたガス遮断性プラスチック包装
    材の製造方法。
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