JPH10243A - 改修避難装置 - Google Patents
改修避難装置Info
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- JPH10243A JPH10243A JP17437996A JP17437996A JPH10243A JP H10243 A JPH10243 A JP H10243A JP 17437996 A JP17437996 A JP 17437996A JP 17437996 A JP17437996 A JP 17437996A JP H10243 A JPH10243 A JP H10243A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 新設時に正確な位置決めを行って設置された
既設避難装置における既存周囲枠の形状や設置状態を補
修用避難装置の位置決め及び荷重伝達に利用し、また補
修用避難装置における荷重状況に応じた床版への取付手
段を採用した改修避難装置を提供すること。 【解決手段】 既設避難装置の既存周囲枠2に対して、
挿入設置される補修用避難装置10の昇降器具取付金具
13を保持する収納枠部材12aには、対応する該既存
周囲枠2における載置面8に対して載置される主載置手
段が形成されると共に、当該収納枠部材12aは対応周
囲枠部材3aに密着した状態で床版1に固着されてい
る。
既設避難装置における既存周囲枠の形状や設置状態を補
修用避難装置の位置決め及び荷重伝達に利用し、また補
修用避難装置における荷重状況に応じた床版への取付手
段を採用した改修避難装置を提供すること。 【解決手段】 既設避難装置の既存周囲枠2に対して、
挿入設置される補修用避難装置10の昇降器具取付金具
13を保持する収納枠部材12aには、対応する該既存
周囲枠2における載置面8に対して載置される主載置手
段が形成されると共に、当該収納枠部材12aは対応周
囲枠部材3aに密着した状態で床版1に固着されてい
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、梯子等の昇降器具
を収納した床設置形避難装置において、損傷を受けた既
設避難装置の既存周囲枠を利用して補修用避難装置を取
付けた改修避難装置に関する。
を収納した床設置形避難装置において、損傷を受けた既
設避難装置の既存周囲枠を利用して補修用避難装置を取
付けた改修避難装置に関する。
【0002】
【従来の技術】床設置形の避難装置は、通常ベランダ等
の床のように建物の外部で風雨に晒される個所に設置さ
れるので、経年により避難装置に収容された昇降器具や
その関連する避難器具に腐食が発生し、このような状態
の避難装置では、火災等の非常時に避難装置の機能を果
せなくなる危険性が生じるから、避難装置を改修する必
要がある。従来避難器具を改修する場合には、損傷を受
けた既存の避難装置をすべて若しくはその周囲枠を残し
て取外し、現出される床開口に補修用避難装置を新設時
と同様にその設置個所について正確な位置決めを行った
上で、床に固定する等の改修方法が採用されていた。し
かしながら、かかる改修方法は補修用避難装置の位置決
めや取付に可成りの作業時間を必要とするため、使用中
の建物での非常時の危険性が増大することにもなり、ま
た一方補修用避難装置は、現出される床開口に内包され
る大きさとされるためにその収納枠と床開口との間に隙
間が生じるが、補修用避難装置は独立して位置決めがな
されるために、隙間処理のための別作業が必要となる上
に、補修用避難装置の取付に太い止着ボルトを多数本必
要としたり、現場コンクリート打設を行ったりしなけれ
ばならず、取付作業の作業量は増加し、また困難な取付
作業を伴うものであった。
の床のように建物の外部で風雨に晒される個所に設置さ
れるので、経年により避難装置に収容された昇降器具や
その関連する避難器具に腐食が発生し、このような状態
の避難装置では、火災等の非常時に避難装置の機能を果
せなくなる危険性が生じるから、避難装置を改修する必
要がある。従来避難器具を改修する場合には、損傷を受
けた既存の避難装置をすべて若しくはその周囲枠を残し
て取外し、現出される床開口に補修用避難装置を新設時
と同様にその設置個所について正確な位置決めを行った
上で、床に固定する等の改修方法が採用されていた。し
かしながら、かかる改修方法は補修用避難装置の位置決
めや取付に可成りの作業時間を必要とするため、使用中
の建物での非常時の危険性が増大することにもなり、ま
た一方補修用避難装置は、現出される床開口に内包され
る大きさとされるためにその収納枠と床開口との間に隙
間が生じるが、補修用避難装置は独立して位置決めがな
されるために、隙間処理のための別作業が必要となる上
に、補修用避難装置の取付に太い止着ボルトを多数本必
要としたり、現場コンクリート打設を行ったりしなけれ
ばならず、取付作業の作業量は増加し、また困難な取付
作業を伴うものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来技術の欠点を改良
すべく、本発明が解決しようとする課題は、新設時に正
確な位置決めを行って設置された既設避難装置における
既存周囲枠の形状や設置状態を補修用避難装置の位置決
め及び荷重支持に利用し、また補修用避難装置における
荷重状況に応じた床版への取付手段を採用することによ
って、比較的短時間で且つ少ない作業量で改修作業を終
了することができ、また少量の取付部品を使用して強固
に且つ正確に補修用避難装置の設置が可能とされる改修
避難装置を提供することにある。
すべく、本発明が解決しようとする課題は、新設時に正
確な位置決めを行って設置された既設避難装置における
既存周囲枠の形状や設置状態を補修用避難装置の位置決
め及び荷重支持に利用し、また補修用避難装置における
荷重状況に応じた床版への取付手段を採用することによ
って、比較的短時間で且つ少ない作業量で改修作業を終
了することができ、また少量の取付部品を使用して強固
に且つ正確に補修用避難装置の設置が可能とされる改修
避難装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明の改修避難装置は、床版を貫通して固定され
ている既設避難装置の平面方形状既存周囲枠に対して、
該既存周囲枠に内包される平面方形状の収納枠内にその
1収納枠部材内側に保持された取付金具に取付けられて
昇降器具が収納される補修用避難装置が挿入されて設置
される改修避難装置において、該収納枠における該取付
金具保持収納枠部材には、該取付金具保持収納枠部材に
対応する該既存周囲枠における周囲枠部材の少なくとも
枠部材長さ方向に水平な載置面に対して載置される主載
置手段が形成されると共に、該収納枠の他の所要収納枠
部材には、該既存周囲枠枠の対応する周囲枠部材の水平
な頂面に対して載置される副載置手段が形成され、該補
修用避難装置の該主載置手段が該既存周囲枠の対応周囲
枠部材の該載置面に載置され且つ該副載置手段が該既存
周囲枠の対応周囲枠部材の該頂面に載置されると共に、
該取付金具保持収納枠部材における垂直板部が該既存周
囲枠の対応周囲枠部材における垂直板部に実質的に密着
した状態で該床版に固着されていることを主な特徴とす
る。そして前記取付金具保持収納枠部材に対応する既存
周囲枠部材の枠部材長さ方向に水平な載置面は、既存周
囲枠部材の垂直板部に形成された傾斜段部あるいは水平
段部であり、これに載置される主載置手段として、前記
取付金具保持収納枠部材に、前記傾斜段部あるいは水平
段部に対応する形状の載置傾斜段部あるいは載置水平段
部が形成されていることや、前記取付金具保持収納枠部
材に、垂直板部外面に前記傾斜段部あるいは水平段部に
載置される傾斜下縁または水平下縁を有すると共に対応
する前記周囲枠部材垂直板部に当接する垂直縁を有する
段部載置部材が固着されていることを特徴とする。ま
た、前記主載置手段の別態様として、前記取付金具保持
収納枠部材の垂直板外側にその垂直片を固着され、その
水平片が外方に延びて前記取付金具保持収納枠部材に対
応する前記周囲枠部材の頂面に載置される断面山形状の
載置部材で形成されることを特徴とする。さらに、前記
副載置手段は、前記収納枠部材の垂直板部外側にその垂
直片を固着され、その水平片が外方に延びて前記周囲枠
部材の頂面に載置される断面山形状の載置部材で形成さ
れることを特徴とする。また、前記補修用避難装置の該
収納枠上方外周から張出し縁が庇状に延びると共に、前
記主載置手段及び前記副載置手段の外縁は該張出し縁か
ら外方に突出しない寸法とされることを特徴とする。さ
らに、本発明の他態様の改修避難装置として、床版を貫
通して固定されている既設避難装置の平面方形状既存周
囲枠に対して、該既存周囲枠に内包される平面方形状の
収納枠内にその1収納枠部材内側に保持された取付金具
に取付けられて昇降器具が収納される補修用避難装置が
挿入されて設置される改修避難装置において、該収納枠
における該取付金具保持収納枠部材を挟む両収納枠部材
には該取付金具保持収納枠部材に近接する位置で対応す
る該既存周囲枠に載置される主載置手段が形成されると
共に、該収納枠の該主載置手段から離れた位置における
該収納枠部材には対応する該既存周囲枠に載置される副
載置手段が形成され、該主載置手段及び該副載置手段
は、該収納枠部材の垂直板部外側にその垂直片を固着さ
れると共にその水平片が外方に延びて該周囲枠部材の頂
面に載置される断面山形状の載置部材で形成され、該取
付金具保持収納枠部材における垂直板部が該既存周囲枠
の対応周囲枠部材における垂直板部に密着した状態で該
床版に固着されていることを特徴とする。
に、本発明の改修避難装置は、床版を貫通して固定され
ている既設避難装置の平面方形状既存周囲枠に対して、
該既存周囲枠に内包される平面方形状の収納枠内にその
1収納枠部材内側に保持された取付金具に取付けられて
昇降器具が収納される補修用避難装置が挿入されて設置
される改修避難装置において、該収納枠における該取付
金具保持収納枠部材には、該取付金具保持収納枠部材に
対応する該既存周囲枠における周囲枠部材の少なくとも
枠部材長さ方向に水平な載置面に対して載置される主載
置手段が形成されると共に、該収納枠の他の所要収納枠
部材には、該既存周囲枠枠の対応する周囲枠部材の水平
な頂面に対して載置される副載置手段が形成され、該補
修用避難装置の該主載置手段が該既存周囲枠の対応周囲
枠部材の該載置面に載置され且つ該副載置手段が該既存
周囲枠の対応周囲枠部材の該頂面に載置されると共に、
該取付金具保持収納枠部材における垂直板部が該既存周
囲枠の対応周囲枠部材における垂直板部に実質的に密着
した状態で該床版に固着されていることを主な特徴とす
る。そして前記取付金具保持収納枠部材に対応する既存
周囲枠部材の枠部材長さ方向に水平な載置面は、既存周
囲枠部材の垂直板部に形成された傾斜段部あるいは水平
段部であり、これに載置される主載置手段として、前記
取付金具保持収納枠部材に、前記傾斜段部あるいは水平
段部に対応する形状の載置傾斜段部あるいは載置水平段
部が形成されていることや、前記取付金具保持収納枠部
材に、垂直板部外面に前記傾斜段部あるいは水平段部に
載置される傾斜下縁または水平下縁を有すると共に対応
する前記周囲枠部材垂直板部に当接する垂直縁を有する
段部載置部材が固着されていることを特徴とする。ま
た、前記主載置手段の別態様として、前記取付金具保持
収納枠部材の垂直板外側にその垂直片を固着され、その
水平片が外方に延びて前記取付金具保持収納枠部材に対
応する前記周囲枠部材の頂面に載置される断面山形状の
載置部材で形成されることを特徴とする。さらに、前記
副載置手段は、前記収納枠部材の垂直板部外側にその垂
直片を固着され、その水平片が外方に延びて前記周囲枠
部材の頂面に載置される断面山形状の載置部材で形成さ
れることを特徴とする。また、前記補修用避難装置の該
収納枠上方外周から張出し縁が庇状に延びると共に、前
記主載置手段及び前記副載置手段の外縁は該張出し縁か
ら外方に突出しない寸法とされることを特徴とする。さ
らに、本発明の他態様の改修避難装置として、床版を貫
通して固定されている既設避難装置の平面方形状既存周
囲枠に対して、該既存周囲枠に内包される平面方形状の
収納枠内にその1収納枠部材内側に保持された取付金具
に取付けられて昇降器具が収納される補修用避難装置が
挿入されて設置される改修避難装置において、該収納枠
における該取付金具保持収納枠部材を挟む両収納枠部材
には該取付金具保持収納枠部材に近接する位置で対応す
る該既存周囲枠に載置される主載置手段が形成されると
共に、該収納枠の該主載置手段から離れた位置における
該収納枠部材には対応する該既存周囲枠に載置される副
載置手段が形成され、該主載置手段及び該副載置手段
は、該収納枠部材の垂直板部外側にその垂直片を固着さ
れると共にその水平片が外方に延びて該周囲枠部材の頂
面に載置される断面山形状の載置部材で形成され、該取
付金具保持収納枠部材における垂直板部が該既存周囲枠
の対応周囲枠部材における垂直板部に密着した状態で該
床版に固着されていることを特徴とする。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について添付
図面を参照して説明する。図1は、本発明にかかる改修
避難装置の設置状況を説明するための斜視図であって、
図中符号1は床版であり、2は床版の開口に固着されて
いる既設避難装置の方形状をなす既存周囲枠、11は補
修用避難装置10の方形状をなす収納枠を示す。補修用
避難装置10を設置する場合には、予め床版1に設置さ
れている既設避難装置について、床版1に固着された既
存周囲枠2以外の残余の部材はすべて取外される。既存
周囲枠2は通常4面の周囲枠部材3a乃至3dで構成さ
れており、各周囲枠部材3a乃至3dは、基本的には図
4及び図5に示されるように、垂直板部4と、垂直板部
4上縁に形成された頂面5を含む外向きの上部コ字状縁
6と、垂直板部4下縁に形成された外向きの下部コ字状
縁7とによって構成されている。また既設避難装置にお
ける梯子等の昇降器具取付金具が保持されていた周囲枠
部材3a及びその対辺の周囲枠部材3cには、図6乃至
図9に示されるように垂直板部4に傾斜段部8が形成さ
れている場合や、図10、図11に示されるように垂直
板部4に水平段部9が形成されている場合があり、後述
するように本発明ではこのような既存周囲枠2の傾斜段
部8や水平段部9を補修用避難装置10の載置に利用す
るものである。
図面を参照して説明する。図1は、本発明にかかる改修
避難装置の設置状況を説明するための斜視図であって、
図中符号1は床版であり、2は床版の開口に固着されて
いる既設避難装置の方形状をなす既存周囲枠、11は補
修用避難装置10の方形状をなす収納枠を示す。補修用
避難装置10を設置する場合には、予め床版1に設置さ
れている既設避難装置について、床版1に固着された既
存周囲枠2以外の残余の部材はすべて取外される。既存
周囲枠2は通常4面の周囲枠部材3a乃至3dで構成さ
れており、各周囲枠部材3a乃至3dは、基本的には図
4及び図5に示されるように、垂直板部4と、垂直板部
4上縁に形成された頂面5を含む外向きの上部コ字状縁
6と、垂直板部4下縁に形成された外向きの下部コ字状
縁7とによって構成されている。また既設避難装置にお
ける梯子等の昇降器具取付金具が保持されていた周囲枠
部材3a及びその対辺の周囲枠部材3cには、図6乃至
図9に示されるように垂直板部4に傾斜段部8が形成さ
れている場合や、図10、図11に示されるように垂直
板部4に水平段部9が形成されている場合があり、後述
するように本発明ではこのような既存周囲枠2の傾斜段
部8や水平段部9を補修用避難装置10の載置に利用す
るものである。
【0006】避難装置は収容される梯子等の昇降器具が
使用時にまた収納時に正確に所定位置に伸長されまた収
納されるように、避難装置の設置時にその全体の姿勢が
正確に位置決めされて設置されるものであり、既設避難
装置についても新規設置時にすべての周囲枠部材3a乃
至3dの頂面5が正確に水平となるように位置決めされ
た状態で床版1に取付けられている。同時に前述した傾
斜段部8や水平段部9も該当する周囲枠部材3a,3b
の長さ方向には水平状態が維持されるものである。また
既存周囲枠2は避難装置の使用時の荷重を含め全体の荷
重を支持する部品であるから、床版1に充分荷重が伝達
されるように強固に固着され、周囲枠部材3a乃至3d
の上部コ字状縁6および下部コ字状縁7の各先端縁部分
は床版1のコンクリート中に埋設されているので、既存
周囲枠2を取外すとすれば、床版1の斫り処理が必要で
あるが、本発明の改修避難装置では既存周囲枠2は床版
1に固着された状態で利用するので取外しの必要はな
く、改修工事に斫り時の騒音発生はなく、また斫りに要
する作業時間を必要としない。
使用時にまた収納時に正確に所定位置に伸長されまた収
納されるように、避難装置の設置時にその全体の姿勢が
正確に位置決めされて設置されるものであり、既設避難
装置についても新規設置時にすべての周囲枠部材3a乃
至3dの頂面5が正確に水平となるように位置決めされ
た状態で床版1に取付けられている。同時に前述した傾
斜段部8や水平段部9も該当する周囲枠部材3a,3b
の長さ方向には水平状態が維持されるものである。また
既存周囲枠2は避難装置の使用時の荷重を含め全体の荷
重を支持する部品であるから、床版1に充分荷重が伝達
されるように強固に固着され、周囲枠部材3a乃至3d
の上部コ字状縁6および下部コ字状縁7の各先端縁部分
は床版1のコンクリート中に埋設されているので、既存
周囲枠2を取外すとすれば、床版1の斫り処理が必要で
あるが、本発明の改修避難装置では既存周囲枠2は床版
1に固着された状態で利用するので取外しの必要はな
く、改修工事に斫り時の騒音発生はなく、また斫りに要
する作業時間を必要としない。
【0007】図1には、改修時に設置される補修用避難
装置10の方形状の収納枠11と収納枠11に保持され
た梯子等の昇降器具の取付金具13のみが示されている
が、内部部品の概要が示された補修用避難器具10の実
例が図2に示されている。図2に示される例において
は、収納枠11の頂部に軸支され扉状に上側に開閉可能
な上蓋14と、収納枠11の下方内側に嵌合止着された
下方枠15に軸支され扉状に下側に開閉可能な下蓋16
との間に、収納枠11における収納枠部材である取付金
具保持収納枠部材12aの内側に保持された取付金具1
3から下方に伸長自在な梯子17が縮長され且つ水平方
向に向けられた状態で収納されており、避難時には、上
蓋14の開蓋に連動して下蓋16が開蓋し、次いで梯子
17が下方に伸長するようにされている。
装置10の方形状の収納枠11と収納枠11に保持され
た梯子等の昇降器具の取付金具13のみが示されている
が、内部部品の概要が示された補修用避難器具10の実
例が図2に示されている。図2に示される例において
は、収納枠11の頂部に軸支され扉状に上側に開閉可能
な上蓋14と、収納枠11の下方内側に嵌合止着された
下方枠15に軸支され扉状に下側に開閉可能な下蓋16
との間に、収納枠11における収納枠部材である取付金
具保持収納枠部材12aの内側に保持された取付金具1
3から下方に伸長自在な梯子17が縮長され且つ水平方
向に向けられた状態で収納されており、避難時には、上
蓋14の開蓋に連動して下蓋16が開蓋し、次いで梯子
17が下方に伸長するようにされている。
【0008】収納枠11は、4面の収納枠部材12a乃
至12dで構成され、各収納枠部材は、図3乃至図7に
示されるように、垂直板部18と、垂直板部18頂部に
おける内向きコ字状縁19と、垂直板部18上方外周か
ら庇状に延びる張出し縁20とによって構成されてい
る。張出し縁20は補修用避難装置10の設置時に、床
版1の上面から避難装置を見切る機能を有する。各収納
枠部材12a乃至12dの床版1への一般的な固定は、
図5に示されるように、収納枠部材12a乃至12dに
設けられた通孔から床版1内に穿孔し、アンカースクリ
ュー29を孔内に挿入した後に、アンカースクリュー2
9に螺合固定したアンカーボルト30に対して行う。な
お、図8、図9に示される例では、梯子17等の昇降器
具が取付けられる取付金具13を保持している取付金具
保持収納枠部材12aに、前述した周囲枠部材3aの垂
直板部4に形成された傾斜段部8の形状に対応するよう
に垂直板部18に載置傾斜段部21が形成されている。
至12dで構成され、各収納枠部材は、図3乃至図7に
示されるように、垂直板部18と、垂直板部18頂部に
おける内向きコ字状縁19と、垂直板部18上方外周か
ら庇状に延びる張出し縁20とによって構成されてい
る。張出し縁20は補修用避難装置10の設置時に、床
版1の上面から避難装置を見切る機能を有する。各収納
枠部材12a乃至12dの床版1への一般的な固定は、
図5に示されるように、収納枠部材12a乃至12dに
設けられた通孔から床版1内に穿孔し、アンカースクリ
ュー29を孔内に挿入した後に、アンカースクリュー2
9に螺合固定したアンカーボルト30に対して行う。な
お、図8、図9に示される例では、梯子17等の昇降器
具が取付けられる取付金具13を保持している取付金具
保持収納枠部材12aに、前述した周囲枠部材3aの垂
直板部4に形成された傾斜段部8の形状に対応するよう
に垂直板部18に載置傾斜段部21が形成されている。
【0009】図4、図5に示されるように、梯子17等
の昇降器具が取付けられる取付金具13を保持している
取付金具保持収納枠部材12aから離れた位置であっ
て、収納枠部材12b,12c,12dから選択される
所要の収納枠部材の張出し縁18の下方における垂直板
部18外面の所定位置には、水平片22と垂直片23と
を有する断面山形状の載置部材24が、正確な位置決め
を行った状態でその垂直片23を垂直板部18に固着さ
れて取付けられている。載置部材24は、後述するよう
に、補修用避難装置10を周囲枠部材3a乃至3dにお
ける頂面5に対して正確な姿勢を確保するために、また
補修用避難装置10の荷重を周囲枠部材に伝達するため
に副載置手段として使用される。また後述するように取
付金具保持収納枠部材12aに取付けられるか、または
取付金具保持収納枠部材12aを挟む収納枠部材12
b,12dに取付金具保持収納枠部材12aに近接して
取付けられる主載置手段とされる載置部材24aは、載
置部材24と同一形状を有するが、主載置手段を構成す
る場合には大きい荷重支持を必要とするので、副載置手
段に使用される場合と比較して板厚や材長が大きく設定
される場合がある。いずれの場合にも、水平片22の縁
部が張出し縁20の縁部より外方に突出するような寸法
が採用されることはない。
の昇降器具が取付けられる取付金具13を保持している
取付金具保持収納枠部材12aから離れた位置であっ
て、収納枠部材12b,12c,12dから選択される
所要の収納枠部材の張出し縁18の下方における垂直板
部18外面の所定位置には、水平片22と垂直片23と
を有する断面山形状の載置部材24が、正確な位置決め
を行った状態でその垂直片23を垂直板部18に固着さ
れて取付けられている。載置部材24は、後述するよう
に、補修用避難装置10を周囲枠部材3a乃至3dにお
ける頂面5に対して正確な姿勢を確保するために、また
補修用避難装置10の荷重を周囲枠部材に伝達するため
に副載置手段として使用される。また後述するように取
付金具保持収納枠部材12aに取付けられるか、または
取付金具保持収納枠部材12aを挟む収納枠部材12
b,12dに取付金具保持収納枠部材12aに近接して
取付けられる主載置手段とされる載置部材24aは、載
置部材24と同一形状を有するが、主載置手段を構成す
る場合には大きい荷重支持を必要とするので、副載置手
段に使用される場合と比較して板厚や材長が大きく設定
される場合がある。いずれの場合にも、水平片22の縁
部が張出し縁20の縁部より外方に突出するような寸法
が採用されることはない。
【0010】次に前述した既設避難装置の既存周囲枠2
を利用して補修用避難装置10を設置する改修避難装置
の数例を説明する。図1乃至図7は同一態様の改修避難
装置が示されているが、この場合に、既存周囲枠2にお
いて梯子等の昇降器具が取付けられる取付金具を保持し
ていた周囲枠部材3aとこれに対向する周囲枠部材3c
が向合う方向では、周囲枠部材3aと周囲枠部材3cに
はいずれもその垂直板部4に傾斜段部8が設けられ、既
存周囲枠2において梯子等の昇降器具が取付けられる取
付金具を保持していた周囲枠部材3aとこれに対向する
周囲枠部材3cが向合う方向と直角な方向では、周囲枠
部材3bおよび周囲枠部材3cの垂直板部4には段部等
は設けられていない。一方補修用避難装置10における
収納枠11は、いずれも段部等が設けられていない垂直
板部18を有する収納枠部材12a乃至12dで構成さ
れている。そして図3で明らかなように、収納枠部材1
2b及び12dの収納枠部材12c寄りに副載置手段と
なる載置部材24が固着されている。
を利用して補修用避難装置10を設置する改修避難装置
の数例を説明する。図1乃至図7は同一態様の改修避難
装置が示されているが、この場合に、既存周囲枠2にお
いて梯子等の昇降器具が取付けられる取付金具を保持し
ていた周囲枠部材3aとこれに対向する周囲枠部材3c
が向合う方向では、周囲枠部材3aと周囲枠部材3cに
はいずれもその垂直板部4に傾斜段部8が設けられ、既
存周囲枠2において梯子等の昇降器具が取付けられる取
付金具を保持していた周囲枠部材3aとこれに対向する
周囲枠部材3cが向合う方向と直角な方向では、周囲枠
部材3bおよび周囲枠部材3cの垂直板部4には段部等
は設けられていない。一方補修用避難装置10における
収納枠11は、いずれも段部等が設けられていない垂直
板部18を有する収納枠部材12a乃至12dで構成さ
れている。そして図3で明らかなように、収納枠部材1
2b及び12dの収納枠部材12c寄りに副載置手段と
なる載置部材24が固着されている。
【0011】収納枠部材12aは、梯子17等の昇降器
具が取付けられる取付金具13を保持している取付金具
保持収納枠部材であるから、他の収納枠部材12b,1
2c,12dと比較して、避難時等には避難者の体重を
含め大きい荷重が加わり、そのため床版1に対して充分
な応力伝達手段を必要とする。この態様では、周囲枠部
材3aに設けられた傾斜段部8を主載置手段の支持台と
するものであるが、傾斜段部8を備えた周囲枠部材3a
は、傾斜段部8の裏側が床版1に喰込み、大きい荷重支
持に耐えられるので主載置手段の支持台としてより有効
である。この傾斜段部8に応力を伝達するために取付金
具保持収納枠部材12aには、図6および図7に示され
るように、その垂直板部18外面に、傾斜段部8の傾斜
に符合した傾斜下縁25を有すると共に周囲枠部材3a
の垂直板部4に当接する垂直縁26を有し、中央部に垂
直板部18に穿孔した透孔と連通する固着用通孔27を
設けた断面コ字状の段部載置部材28が数個固着されて
おり、この段部載置部材28が主載置手段として使用さ
れる。
具が取付けられる取付金具13を保持している取付金具
保持収納枠部材であるから、他の収納枠部材12b,1
2c,12dと比較して、避難時等には避難者の体重を
含め大きい荷重が加わり、そのため床版1に対して充分
な応力伝達手段を必要とする。この態様では、周囲枠部
材3aに設けられた傾斜段部8を主載置手段の支持台と
するものであるが、傾斜段部8を備えた周囲枠部材3a
は、傾斜段部8の裏側が床版1に喰込み、大きい荷重支
持に耐えられるので主載置手段の支持台としてより有効
である。この傾斜段部8に応力を伝達するために取付金
具保持収納枠部材12aには、図6および図7に示され
るように、その垂直板部18外面に、傾斜段部8の傾斜
に符合した傾斜下縁25を有すると共に周囲枠部材3a
の垂直板部4に当接する垂直縁26を有し、中央部に垂
直板部18に穿孔した透孔と連通する固着用通孔27を
設けた断面コ字状の段部載置部材28が数個固着されて
おり、この段部載置部材28が主載置手段として使用さ
れる。
【0012】補修用避難装置の10の収納枠11は既存
周囲枠2内に収容されなければならないから、図3に示
されるように、収容時には周囲枠材3b,3c,3dと
収納枠材12b,12c,12dとの間には隙間が生じ
るが、取付金具保持収納枠部材12aについては、段部
載置部材28を介して実質的に周囲枠部材3aに密着す
るように取付けられる。なお図3、図12、図13等の
水平断面図において、1点鎖線は周囲枠部材3a乃至3
dにおける頂面5の外縁を示し、また2点鎖線は補修用
避難装置10の収納枠部材12a乃至12dにおける張
出し縁20の外縁を示す。改修時に内部の部品類を取外
してある状態の補修用避難装置10の収納枠11を既存
周囲枠2内に収容すると、収納枠部材12b,12dに
固着された載置部材24,24の水平片22,22は周
囲枠部材3b,3cの水平な頂面5に当接し、また取付
金具保持収納枠部材12aの段部載置部材28は周囲枠
部材3aの傾斜段部8に載置された状態で保持される。
周囲枠2内に収容されなければならないから、図3に示
されるように、収容時には周囲枠材3b,3c,3dと
収納枠材12b,12c,12dとの間には隙間が生じ
るが、取付金具保持収納枠部材12aについては、段部
載置部材28を介して実質的に周囲枠部材3aに密着す
るように取付けられる。なお図3、図12、図13等の
水平断面図において、1点鎖線は周囲枠部材3a乃至3
dにおける頂面5の外縁を示し、また2点鎖線は補修用
避難装置10の収納枠部材12a乃至12dにおける張
出し縁20の外縁を示す。改修時に内部の部品類を取外
してある状態の補修用避難装置10の収納枠11を既存
周囲枠2内に収容すると、収納枠部材12b,12dに
固着された載置部材24,24の水平片22,22は周
囲枠部材3b,3cの水平な頂面5に当接し、また取付
金具保持収納枠部材12aの段部載置部材28は周囲枠
部材3aの傾斜段部8に載置された状態で保持される。
【0013】この状態で、図7に示されるように、固着
用通孔26を介して床版1に穿孔し、前述のようにアン
カーボルト30を立設し、ナット31を締付ければ、段
部載置部材28の傾斜下縁25は傾斜段部8上を摺動
し、やがて段部載置部材28の垂直縁26が周囲枠部材
3aに当接密着した状態で取付金具保持収納枠部材12
aは床版1に取付けられる。ナット31の締付時に、載
置部材24,24の水平片22,22は周囲枠部材3
b,3の頂面5上を摺動しながら収納枠11が周囲枠部
材3a側に引寄せられることになるから、収納枠11の
いずれの部分も引寄せに対して拘束されることがなく、
ナット31の締付時に収納枠11の変形を生じることな
く、円滑に締付けを行うことができる。
用通孔26を介して床版1に穿孔し、前述のようにアン
カーボルト30を立設し、ナット31を締付ければ、段
部載置部材28の傾斜下縁25は傾斜段部8上を摺動
し、やがて段部載置部材28の垂直縁26が周囲枠部材
3aに当接密着した状態で取付金具保持収納枠部材12
aは床版1に取付けられる。ナット31の締付時に、載
置部材24,24の水平片22,22は周囲枠部材3
b,3の頂面5上を摺動しながら収納枠11が周囲枠部
材3a側に引寄せられることになるから、収納枠11の
いずれの部分も引寄せに対して拘束されることがなく、
ナット31の締付時に収納枠11の変形を生じることな
く、円滑に締付けを行うことができる。
【0014】本発明では、補修用避難装置10における
収納枠11の床版1への接合はすべて乾式工法で行われ
るから、改修工事を短時間で行うことができると共に、
その取付の信頼性が確保される。前述のように、既存周
囲枠2の周囲枠部材3a乃至3dにおける頂面5および
傾斜段部8の枠部材長さ方向は水平が維持され、また補
修用避難装置10における載置部材24の垂直縁26ま
たは段部載置部材28の垂直板部18が周囲枠部材3a
の垂直板部4に当接した場合に、補修用避難装置10が
正規の姿勢に保持されるように収納枠11に固着されて
いるから、ナット31の締付けを終了した時点で補修用
避難装置10は、正規な姿勢で位置決めされた状態とな
る。周囲枠部材3b,3c,3dに対面する残余の収納
枠部材12b,12c,12dの床版1への取付は、図
5に示されるように行われる。図5にはこれらの取付個
所のうち、周囲枠部材3dに対面する収納枠部材12d
の取付状態についてが示されている。
収納枠11の床版1への接合はすべて乾式工法で行われ
るから、改修工事を短時間で行うことができると共に、
その取付の信頼性が確保される。前述のように、既存周
囲枠2の周囲枠部材3a乃至3dにおける頂面5および
傾斜段部8の枠部材長さ方向は水平が維持され、また補
修用避難装置10における載置部材24の垂直縁26ま
たは段部載置部材28の垂直板部18が周囲枠部材3a
の垂直板部4に当接した場合に、補修用避難装置10が
正規の姿勢に保持されるように収納枠11に固着されて
いるから、ナット31の締付けを終了した時点で補修用
避難装置10は、正規な姿勢で位置決めされた状態とな
る。周囲枠部材3b,3c,3dに対面する残余の収納
枠部材12b,12c,12dの床版1への取付は、図
5に示されるように行われる。図5にはこれらの取付個
所のうち、周囲枠部材3dに対面する収納枠部材12d
の取付状態についてが示されている。
【0015】周囲枠部材3dと収納枠部材12dとの間
には、前述のように隙間が存在するために、そのままア
ンカーボルト30に対してナット31を締付けると収納
枠部材12dが変形してしまう虞があるから、予め収納
枠部材12dに設けた通孔と連通する固定用通孔が穿設
された断面コ字状の補強部材34を取付位置における収
納枠部材12d外面に固着して補強しておき、アンカー
ボルト30の設置後、残余の隙間には飼物32を介在さ
せてナット31をアンカーボルト30に締付けて収納枠
部材12dを床版1に固定する。収納枠部材12b,1
2cについても同様の取付が行われる。当該各個所での
取付では、取付金具保持収納枠部材12aの床版1への
取付に比較して、その密着性の確保等が多少困難となる
が、主要な荷重支持面とはならないので、荷重支持に関
して問題を生ずるようなことはない。前記の取付作業が
終了した補修用避難器具10の収納枠11には下方枠1
5が取付けられ、上蓋14、下蓋16や梯子17を含む
避難器具部品が取付けられると共に、張出し縁20と床
版1との間には、水密性を確保するためにシール材33
が施されて改修避難装置が完成する。
には、前述のように隙間が存在するために、そのままア
ンカーボルト30に対してナット31を締付けると収納
枠部材12dが変形してしまう虞があるから、予め収納
枠部材12dに設けた通孔と連通する固定用通孔が穿設
された断面コ字状の補強部材34を取付位置における収
納枠部材12d外面に固着して補強しておき、アンカー
ボルト30の設置後、残余の隙間には飼物32を介在さ
せてナット31をアンカーボルト30に締付けて収納枠
部材12dを床版1に固定する。収納枠部材12b,1
2cについても同様の取付が行われる。当該各個所での
取付では、取付金具保持収納枠部材12aの床版1への
取付に比較して、その密着性の確保等が多少困難となる
が、主要な荷重支持面とはならないので、荷重支持に関
して問題を生ずるようなことはない。前記の取付作業が
終了した補修用避難器具10の収納枠11には下方枠1
5が取付けられ、上蓋14、下蓋16や梯子17を含む
避難器具部品が取付けられると共に、張出し縁20と床
版1との間には、水密性を確保するためにシール材33
が施されて改修避難装置が完成する。
【0016】図8及び図9に示される改修避難装置の態
様は、既存周囲枠2の梯子等の昇降器具が取付けられる
取付金具を保持していた周囲枠部材3aとこれに対向す
る周囲枠部材3cが向合う方向で、周囲枠部材3aおよ
び周囲枠部材3cにそれらの垂直板部4において傾斜段
部8が設けられている点では前態様と同様であるが、補
修用避難装置10における取付金具保持収納枠12aの
垂直板部18に周囲枠部材3aの傾斜段部8に対応する
載置傾斜段部21が形成されている点に特徴を有する。
この態様では、応力伝達の支持台となる周囲枠部材3a
の傾斜段部8に、取付金具保持収納枠部材12aの載置
傾斜段部21を主載置手段として直接載置させて締付け
固定されるので、前態様のように段部載置部材28を必
要とせずに充分な荷重支持が得られものである。ナット
31の締付けの要領や、副載置手段の構成、収納枠部材
12b,12c,12dでの取付は前態様と同様であ
る。
様は、既存周囲枠2の梯子等の昇降器具が取付けられる
取付金具を保持していた周囲枠部材3aとこれに対向す
る周囲枠部材3cが向合う方向で、周囲枠部材3aおよ
び周囲枠部材3cにそれらの垂直板部4において傾斜段
部8が設けられている点では前態様と同様であるが、補
修用避難装置10における取付金具保持収納枠12aの
垂直板部18に周囲枠部材3aの傾斜段部8に対応する
載置傾斜段部21が形成されている点に特徴を有する。
この態様では、応力伝達の支持台となる周囲枠部材3a
の傾斜段部8に、取付金具保持収納枠部材12aの載置
傾斜段部21を主載置手段として直接載置させて締付け
固定されるので、前態様のように段部載置部材28を必
要とせずに充分な荷重支持が得られものである。ナット
31の締付けの要領や、副載置手段の構成、収納枠部材
12b,12c,12dでの取付は前態様と同様であ
る。
【0017】図10及び図11に示される改修避難装置
の態様は、既存周囲枠2の梯子等の昇降器具が取付けら
れる取付金具を保持していた周囲枠部材3aとこれに対
向する周囲枠部材3cが向合う方向で、周囲枠部材3a
および周囲枠部材3cにそれらの垂直板部4に水平段部
9が形成されている点で前2態様と相違するもので、こ
の態様では、周囲枠部材3aに設けられた水平段部9を
応力伝達の支持台とするものであって、この水平段部9
に荷重を伝達するために取付金具保持収納枠部材12a
には、その垂直板部18外面に、水平段部9の水平面に
符合した水平下縁35を有すると共に周囲枠部材3aの
垂直板部4に当接する垂直縁36を有し、中央部に垂直
板部18に穿孔した透孔と連通する固着用通孔27を設
けた断面コ字状の段部載置部材37が数個固着されてお
り、この段部載置部材37が主載置手段として使用され
る。その他の構成は前2態様と同様である。また段部載
置部材37に替えて取付金具保持収納枠部材12aに、
図8及び図9図示の態様と同様趣旨の載置水平段部を設
ける態様も想定される。
の態様は、既存周囲枠2の梯子等の昇降器具が取付けら
れる取付金具を保持していた周囲枠部材3aとこれに対
向する周囲枠部材3cが向合う方向で、周囲枠部材3a
および周囲枠部材3cにそれらの垂直板部4に水平段部
9が形成されている点で前2態様と相違するもので、こ
の態様では、周囲枠部材3aに設けられた水平段部9を
応力伝達の支持台とするものであって、この水平段部9
に荷重を伝達するために取付金具保持収納枠部材12a
には、その垂直板部18外面に、水平段部9の水平面に
符合した水平下縁35を有すると共に周囲枠部材3aの
垂直板部4に当接する垂直縁36を有し、中央部に垂直
板部18に穿孔した透孔と連通する固着用通孔27を設
けた断面コ字状の段部載置部材37が数個固着されてお
り、この段部載置部材37が主載置手段として使用され
る。その他の構成は前2態様と同様である。また段部載
置部材37に替えて取付金具保持収納枠部材12aに、
図8及び図9図示の態様と同様趣旨の載置水平段部を設
ける態様も想定される。
【0018】以上の態様では、いずれも既存周囲枠2の
周囲枠部材3aに応力伝達のための支持台となる傾斜段
部8若しくは水平段部9が形成されているが、既存周囲
枠部材3にはこれらの段部を有せずにすべて垂直面で形
成されている場合もある。かかる場合には、図12に示
されるように、主載置手段は前述の載置部材24と同一
形状を有するが主載置手段としての支持耐力を有するよ
うに設計された載置部材24aによって形成する。主載
置手段となる載置部材24aは取付金具保持収納枠部材
12aに数個所固着され、梯子17等の昇降器具が取付
けられる取付金具13を保持している取付金具保持収納
枠部材12aの荷重を周囲枠部材3aに伝達するように
されている。そして取付金具保持収納枠部材12aを周
囲枠部材3aに密着させた状態で床版1に固着させれ
ば、前述した態様と同様な作用効果を得ることが可能で
ある。載置手段24a,24等はすべて補修用避難装置
10の張出し縁20内に収容されるので、前述したシー
ル材33の適用に不都合を生じることがなく、また外見
上の不具合を生じることもない。
周囲枠部材3aに応力伝達のための支持台となる傾斜段
部8若しくは水平段部9が形成されているが、既存周囲
枠部材3にはこれらの段部を有せずにすべて垂直面で形
成されている場合もある。かかる場合には、図12に示
されるように、主載置手段は前述の載置部材24と同一
形状を有するが主載置手段としての支持耐力を有するよ
うに設計された載置部材24aによって形成する。主載
置手段となる載置部材24aは取付金具保持収納枠部材
12aに数個所固着され、梯子17等の昇降器具が取付
けられる取付金具13を保持している取付金具保持収納
枠部材12aの荷重を周囲枠部材3aに伝達するように
されている。そして取付金具保持収納枠部材12aを周
囲枠部材3aに密着させた状態で床版1に固着させれ
ば、前述した態様と同様な作用効果を得ることが可能で
ある。載置手段24a,24等はすべて補修用避難装置
10の張出し縁20内に収容されるので、前述したシー
ル材33の適用に不都合を生じることがなく、また外見
上の不具合を生じることもない。
【0019】図12においては、主載置手段となる載置
部材24aは取付金具保持収納枠部材に12aに固着さ
れているが、補修用避難装置10における収納枠11を
強固な枠組によって形成することができれば、図13に
示すように、主載置手段となる載置部材24aを、取付
金具保持収納枠部材12aを挟む収納枠部材12b,1
2dにおける取付金具保持収納枠部材12aに近接した
位置に固着した態様を採用することも可能である。既存
周囲枠部材3a乃至3dの頂面5は、機種によって僅か
な段差を有する場合もあり、かかる場合には、同一高の
頂面5を有するの周囲枠部材3b,3dにすべての載置
部材24a、24を設置するようにした図13に示され
る態様を採用すれば、補修用避難装置10の位置決めを
より正確に行うことができる。
部材24aは取付金具保持収納枠部材に12aに固着さ
れているが、補修用避難装置10における収納枠11を
強固な枠組によって形成することができれば、図13に
示すように、主載置手段となる載置部材24aを、取付
金具保持収納枠部材12aを挟む収納枠部材12b,1
2dにおける取付金具保持収納枠部材12aに近接した
位置に固着した態様を採用することも可能である。既存
周囲枠部材3a乃至3dの頂面5は、機種によって僅か
な段差を有する場合もあり、かかる場合には、同一高の
頂面5を有するの周囲枠部材3b,3dにすべての載置
部材24a、24を設置するようにした図13に示され
る態様を採用すれば、補修用避難装置10の位置決めを
より正確に行うことができる。
【0020】
【発明の効果】本発明は、次のような効果を奏する。 A.正確な姿勢で設置されている既設避難装置の残存す
る既存周囲枠を直接利用して補修用避難装置の位置決め
を行うので、騒音を発生する床版コンクリートの斫り作
業や精密な操作を必要とする補修用避難装置の設置のた
めの新たな位置決め作業を行う必要がなく、また改修時
間を大幅に節減することになるので、改修期間中におけ
る使用中の建物の使用状況や安全対策についての配慮を
僅少にすることが可能である。 B.補修用避難装置の収納枠は、既設避難装置における
既存周囲枠に内包される大きさとされ、既存周囲枠内に
収容された補修用避難装置の収納枠の周囲には隙間が形
成されることになるが、補修用避難装置において最も荷
重負担の大きい昇降器具が取付けられた取付金具を保持
する取付金具保持収納枠部材自体にまたはその近傍に既
存周囲枠への主載置手段が形成されると共に、取付金具
保持収納枠部材が既存避難装置における既存周囲枠材に
密着させた状態で床版に固定されるから、主載置手段と
しての荷重支持を充分に行うことができると共に収納枠
部材と周囲枠部材との密着による荷重伝達も利用できる
ので、補修用避難器具の荷重は十分に床版に伝達され改
修によって荷重支持の性能が低下することがない。
る既存周囲枠を直接利用して補修用避難装置の位置決め
を行うので、騒音を発生する床版コンクリートの斫り作
業や精密な操作を必要とする補修用避難装置の設置のた
めの新たな位置決め作業を行う必要がなく、また改修時
間を大幅に節減することになるので、改修期間中におけ
る使用中の建物の使用状況や安全対策についての配慮を
僅少にすることが可能である。 B.補修用避難装置の収納枠は、既設避難装置における
既存周囲枠に内包される大きさとされ、既存周囲枠内に
収容された補修用避難装置の収納枠の周囲には隙間が形
成されることになるが、補修用避難装置において最も荷
重負担の大きい昇降器具が取付けられた取付金具を保持
する取付金具保持収納枠部材自体にまたはその近傍に既
存周囲枠への主載置手段が形成されると共に、取付金具
保持収納枠部材が既存避難装置における既存周囲枠材に
密着させた状態で床版に固定されるから、主載置手段と
しての荷重支持を充分に行うことができると共に収納枠
部材と周囲枠部材との密着による荷重伝達も利用できる
ので、補修用避難器具の荷重は十分に床版に伝達され改
修によって荷重支持の性能が低下することがない。
【0021】C.位置決めのみならず補修用避難装置の
荷重支持手段として、既設避難装置における既存周囲枠
部材の断面形状を充分に利用することができる。 D.補修用避難装置の床版への取付は、シール材の充填
を除いて、構造的な接合はすべて乾式工法で行うことが
可能であるから、改修工事を短時間で行うことができる
と共に、その取付の信頼性が確保される。 E.主載置手段も副載置手段もすべて補修用避難装置の
張出し枠の縁以内に収容されるから、張出し枠と床版の
間に施すシール材の充填に支障を生ずるようなことがな
く、外観上も不都合が生じない。 F.既存周囲枠の主載置手段の支持台となる周囲枠部材
に少なくとも枠部材長さ方向に水平な傾斜段部または水
平段部を有する態様においては、周囲枠部材の段部裏側
が床版に喰込み、大きい荷重支持に耐えられるので主載
置手段の支持台としてより有効である。
荷重支持手段として、既設避難装置における既存周囲枠
部材の断面形状を充分に利用することができる。 D.補修用避難装置の床版への取付は、シール材の充填
を除いて、構造的な接合はすべて乾式工法で行うことが
可能であるから、改修工事を短時間で行うことができる
と共に、その取付の信頼性が確保される。 E.主載置手段も副載置手段もすべて補修用避難装置の
張出し枠の縁以内に収容されるから、張出し枠と床版の
間に施すシール材の充填に支障を生ずるようなことがな
く、外観上も不都合が生じない。 F.既存周囲枠の主載置手段の支持台となる周囲枠部材
に少なくとも枠部材長さ方向に水平な傾斜段部または水
平段部を有する態様においては、周囲枠部材の段部裏側
が床版に喰込み、大きい荷重支持に耐えられるので主載
置手段の支持台としてより有効である。
【0022】G.既存周囲枠の傾斜段部または水平段部
に対応する段部載置部材、載置傾斜段部、載置水平段部
等を有する収納枠部材を備えた補修用避難装置を設置す
る態様では、取付金具保持収納枠部材の床版への固定が
完了すると同時に補修用避難装置の位置決めが完了す
る。 H.既存周囲枠材に段部が形成されていない場合には、
補修用避難装置の収納枠材に固着された載置部材を主載
置手段および副載置手段としてその水平片を既存周囲枠
材の頂面に載置させて荷重支持を行うことにより、改修
避難装置を得ることができる。 I.既存周囲枠材に、補修用避難装置の主載置手段及び
副載置手段となる載置部材を載置させる態様において、
主載置手段となる載置部材を、取付金具保持収納枠部材
を挟む収納枠部材における取付金具保持収納枠部材に近
接した位置に固着した態様を採用することによって、既
存周囲枠部材頂面に僅かな段差を有する場合でも、補修
用避難装置の位置決めをより正確に行うことが可能であ
る。
に対応する段部載置部材、載置傾斜段部、載置水平段部
等を有する収納枠部材を備えた補修用避難装置を設置す
る態様では、取付金具保持収納枠部材の床版への固定が
完了すると同時に補修用避難装置の位置決めが完了す
る。 H.既存周囲枠材に段部が形成されていない場合には、
補修用避難装置の収納枠材に固着された載置部材を主載
置手段および副載置手段としてその水平片を既存周囲枠
材の頂面に載置させて荷重支持を行うことにより、改修
避難装置を得ることができる。 I.既存周囲枠材に、補修用避難装置の主載置手段及び
副載置手段となる載置部材を載置させる態様において、
主載置手段となる載置部材を、取付金具保持収納枠部材
を挟む収納枠部材における取付金具保持収納枠部材に近
接した位置に固着した態様を採用することによって、既
存周囲枠部材頂面に僅かな段差を有する場合でも、補修
用避難装置の位置決めをより正確に行うことが可能であ
る。
【図1】改修避難装置の設置状況を説明する斜視図であ
る。
る。
【図2】改修避難装置に使用する補修用避難装置の概略
構造を示す斜視図である。
構造を示す斜視図である。
【図3】改修避難装置の水平断面図である。
【図4】改修避難装置のA−A線垂直断面図である。
【図5】改修避難装置の図4で示される取付個所を示す
部分欠截斜視図である。
部分欠截斜視図である。
【図6】改修避難装置のB−B線垂直断面図である。
【図7】取付金具保持収納枠部材の取付部を示す部分欠
截斜視図である。
截斜視図である。
【図8】図1乃至図7に図示のものと異なる改修避難装
置の態様についての図6と同様な切断面による垂直断面
図である。
置の態様についての図6と同様な切断面による垂直断面
図である。
【図9】図8に図示される態様の取付金具保持収納枠部
材の取付部をを示す部分欠截斜視図である。
材の取付部をを示す部分欠截斜視図である。
【図10】図1乃至図9に図示のものと異なる改修避難
装置の態様についての図6と同様な切断面による垂直断
面図である。
装置の態様についての図6と同様な切断面による垂直断
面図である。
【図11】図10に図示される態様の取付金具保持収納
枠部材の取付部を示す部分欠截斜視図である。
枠部材の取付部を示す部分欠截斜視図である。
【図12】図1乃至図11に図示のものと異なる改修避
難装置の態様についての水平断面図である。
難装置の態様についての水平断面図である。
【図13】図1乃至図12に図示のものと異なる改修避
難装置の態様についての水平断面図である。
難装置の態様についての水平断面図である。
1 床版 2 既存周囲枠 3a,3b,3c,3d 周囲枠部材 4 垂直板部 5 頂面 8 傾斜段部 9 水平段部 10 補修用避難装置 11 収納枠 12a,12b,12c,12d 収納枠部材 13 取付金具 17 梯子(昇降
器具) 18 垂直板部 20 張出し縁 21 載置傾斜段部 22 水平片 23 垂直片 24 載置部材 25 傾斜下縁 26 垂直縁 28 段部載置部材 35 水平下縁 36 垂直縁 37 段部載置部
材
器具) 18 垂直板部 20 張出し縁 21 載置傾斜段部 22 水平片 23 垂直片 24 載置部材 25 傾斜下縁 26 垂直縁 28 段部載置部材 35 水平下縁 36 垂直縁 37 段部載置部
材
Claims (8)
- 【請求項1】 床版を貫通して固定されている既設避難
装置の平面方形状既存周囲枠に対して、該既存周囲枠に
内包される平面方形状の収納枠内にその1収納枠部材内
側に保持された取付金具に取付けられて昇降器具が収納
される補修用避難装置が挿入されて設置される改修避難
装置において、該収納枠における該取付金具保持収納枠
部材には、該取付金具保持収納枠部材に対応する該既存
周囲枠における周囲枠部材の少なくとも枠部材長さ方向
に水平な載置面に対して載置される主載置手段が形成さ
れると共に、該収納枠の他の所要収納枠部材には、該既
存周囲枠枠の対応する周囲枠部材の水平な頂面に対して
載置される副載置手段が形成され、該補修用避難装置の
該主載置手段が該既存周囲枠の対応周囲枠部材の該載置
面に載置され且つ該副載置手段が該既存周囲枠の対応周
囲枠部材の該頂面に載置されると共に、該取付金具保持
収納枠部材における垂直板部が該既存周囲枠の対応周囲
枠部材における垂直板部に実質的に密着した状態で該床
版に固着されていることを特徴とする改修避難装置。 - 【請求項2】 前記取付金具保持収納枠部材に対応する
既存周囲枠部材の枠部材長さ方向に水平な載置面は、既
存周囲枠部材の垂直板部に形成された傾斜段部あるいは
水平段部であることを特徴とする請求項1記載の改修避
難装置。 - 【請求項3】 前記取付金具保持収納枠部材には、前記
傾斜段部あるいは水平段部に対応する形状の載置傾斜段
部あるいは載置水平段部が前記主載置手段として形成さ
れていることを特徴とする請求項2記載の改修避難装
置。 - 【請求項4】 前記取付金具保持収納枠部材には、垂直
板部外面に前記傾斜段部あるいは水平段部に載置される
傾斜下縁または水平下縁を有すると共に対応する前記周
囲枠部材垂直板部に当接する垂直縁を有する段部載置部
材が前記主載置手段として固着されていることを特徴と
する請求項2記載の改修避難装置。 - 【請求項5】 前記主載置手段が、前記取付金具保持収
納枠部材の垂直板外側にその垂直片を固着され、その水
平片が外方に延びて前記取付金具保持収納枠部材に対応
する前記周囲枠部材の頂面に載置される断面山形状の載
置部材で形成されることを特徴とする請求項1記載の改
修避難装置。 - 【請求項6】 前記副載置手段は、前記収納枠部材の垂
直板部外側にその垂直片を固着され、その水平片が外方
に延びて前記周囲枠部材の頂面に載置される断面山形状
の載置部材で形成されることを特徴とする請求項1乃至
5のいずれか1項記載の改修避難装置。 - 【請求項7】 前記補修用避難装置の該収納枠上方外周
から張出し縁が庇状に延びると共に、前記主載置手段及
び前記副載置手段の外縁は該張出し縁から外方に突出し
ない寸法とされることを特徴とする請求項1乃至6のい
ずれか1項記載の改修避難装置。 - 【請求項8】 床版を貫通して固定されている既設避難
装置の平面方形状既存周囲枠に対して、該既存周囲枠に
内包される平面方形状の収納枠内にその1収納枠部材内
側に保持された取付金具に取付けられて昇降器具が収納
される補修用避難装置が挿入されて設置される改修避難
装置において、該収納枠における該取付金具保持収納枠
部材を挟む両収納枠部材には該取付金具保持収納枠部材
に近接する位置で対応する該既存周囲枠に載置される主
載置手段が形成されると共に、該収納枠の該主載置手段
から離れた位置における該収納枠部材には対応する該既
存周囲枠に載置される副載置手段が形成され、該主載置
手段及び該副載置手段は、該収納枠部材の垂直板部外側
にその垂直片を固着されると共にその水平片が外方に延
びて該周囲枠部材の頂面に載置される断面山形状の載置
部材で形成され、該取付金具保持収納枠部材における垂
直板部が該既存周囲枠の対応周囲枠部材における垂直板
部に密着した状態で該床版に固着されていることを特徴
とする改修避難装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17437996A JPH10243A (ja) | 1996-06-14 | 1996-06-14 | 改修避難装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17437996A JPH10243A (ja) | 1996-06-14 | 1996-06-14 | 改修避難装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10243A true JPH10243A (ja) | 1998-01-06 |
Family
ID=15977593
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17437996A Pending JPH10243A (ja) | 1996-06-14 | 1996-06-14 | 改修避難装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10243A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101145158B1 (ko) * | 2010-04-30 | 2012-05-14 | 주식회사 에스엠텍 | 구난 사다리 설치 프레임 |
KR101208474B1 (ko) | 2010-06-29 | 2012-12-05 | (주)베네테크 | 바닥매립식 피난 사다리의 설치공법 |
CN106272308A (zh) * | 2016-09-30 | 2017-01-04 | 芜湖豫新世通汽车空调有限公司 | 储物架 |
KR20180114346A (ko) * | 2017-04-10 | 2018-10-18 | (주)한국소방기구제작소 | 피난사다리용 외곽케이스의 조립구조 |
-
1996
- 1996-06-14 JP JP17437996A patent/JPH10243A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101145158B1 (ko) * | 2010-04-30 | 2012-05-14 | 주식회사 에스엠텍 | 구난 사다리 설치 프레임 |
KR101208474B1 (ko) | 2010-06-29 | 2012-12-05 | (주)베네테크 | 바닥매립식 피난 사다리의 설치공법 |
CN106272308A (zh) * | 2016-09-30 | 2017-01-04 | 芜湖豫新世通汽车空调有限公司 | 储物架 |
KR20180114346A (ko) * | 2017-04-10 | 2018-10-18 | (주)한국소방기구제작소 | 피난사다리용 외곽케이스의 조립구조 |
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