JP4390550B2 - 天井下地工法、天井下地接着構造、天井構成材接着ユニット - Google Patents
天井下地工法、天井下地接着構造、天井構成材接着ユニット Download PDFInfo
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Description
(1)既設のアンカーを用いることなく、下地材又は内装材と天井下地面とを所定間隔を保って接着固定できると共に、下地材又は内装材と天井下地面との間隔又は傾きを調整することができる。よって、多少の凹凸や傾斜部分がある天井躯体面に対しても下地材又は内装材の水平レベルを保った状態で確実な接着固定を行うことができる。
(2)天井下地面に対しては上部接着部材の上面を接着するのみであるから、天井躯体を傷つけることはなく、また、無騒音作業による施工が可能である。
(3)壁面に装着される受け具やランナー材がなくても接着のみで確実性の高い接着固定が可能であるから、作業性が良く、また、施工現場の形態を選ばない。
(4)施工工程の途中で接着剤の養生を待つ期間が無いので、施工期間の短縮化或いは効率化が可能である。
(5)天井下地面に接着されるものは上部接着部材の上面のみであるから、施工後の天井下地面に不要なものが残ることはなく、その後の配線や配管等を支障なく行うことができる。
(6)天井構成材と接着用部材或いは間隔調整固定手段をユニット化して扱うので、施工時の部品又は機材に対する取り扱い性が良い。
(7)接着用部材に対する接着剤の充填及び塗布は全て床上で行うことができ、天井に向いた作業は、上部接着部材上面の接着と簡易な間隔調整固定手段による調整作業のみであるから、施工作業性が良好である。
(8)接着部材に対する接着剤の充填及び塗布状態を床上で確認することができるので、作業の熟練性を要することなく、高い信頼性で天井構成材の接着固定を行うことができる。
(9)間隔調整固定手段が接着用部材に内蔵されているので、調整作業時に工具が不要であり、また、別途補助具を設けることなく、接着剤が硬化するまでの自重による間隔変位或いは脱落を防ぐことができる。
10A 嵌合空間
11 上部接着部材
11A 上面部
11B 内筒部
11C 案内筒
11a 凹部
11a0 接着剤充填孔
12d 流出孔
12 下部接着部材
12A 下面部
12B 外筒部
12a 接着空間
12b 孔
12c 流入孔
13 間隔調整線材
13a 上端部
13b1 係止歯
13b2 ねじ部
14 調整固定部材
14a1 係止歯
14b2 ねじ部
15,16 仮貼着材
A 天井下地面
B 下地材
B1 内装材
B0 天井構成材
b1 挿通孔
b2 凹部
b3 位置決め凹部
b4 接着剤遮断膜
M 接着剤
Claims (13)
- 天井下地面と天井構成材とを所定間隔を保って接着固定する天井下地工法であって、
上面に前記天井下地面との接着面が形成される上面部を有する上部接着部材と下面に前記天井構成材との接着面が形成される下面部を有する下部接着部材とが前記上面部及び下面部間の間隔又は傾きを調整自在に嵌合してなる接着用部材を用い、
上下に挿通孔を貫通させた前記天井構成材の上面に前記挿通孔を覆うように前記接着用部材を載置した状態で、前記下部接着部材の下面と前記天井構成材の上面との間及び前記上部接着部材と前記下部接着部材の嵌合空間に接着剤を充填する工程と、
前記挿通孔を通して下方に延びる間隔調整線材を、少なくとも下向きの引っ張りに対して前記上部接着部材内に上端が固定されるように配備する工程と、
前記上部接着部材の上面に接着剤を塗布して該上面を前記天井下地面に接着させる工程と、
前記間隔調整線材に沿った所定位置で固定可能であると共に前記挿通孔の下端部に当接可能な調整固定部材を前記間隔調整線材に沿って摺動させ、前記接着剤の未硬化状態で前記天井構成材と前記上部接着部材間の間隔又は傾きを調整したところで、該調整固定部材を前記間隔調整線材に固定すると共に前記挿通孔の下端部に当接させる工程とを有することを特徴とする天井下地工法。 - 前記天井構成材の上面に前記接着用部材を載置する際に、前記天井構成材の上面と前記下部接着部材の下面とを仮貼着することを特徴とする請求項1に記載された天井下地工法。
- 前記上部接着部材の上面を前記天井下地面に接着させる際に、前記上部接着部材の上面と前記天井下地面とを仮貼着することを特徴とする請求項1又は2に記載された天井下地工法。
- 天井下地面と天井構成材とを所定間隔を保って接着固定する天井下地接着構造であって、
上面に前記天井下地面との接着面が形成される上面部を有する上部接着部材と下面に前記天井構成材との接着面が形成される下面部を有する下部接着部材とが前記上面部及び下面部間の間隔又は傾きを調整自在に嵌合してなる接着用部材を用い、
前記上部接着部材と前記下部接着部材の嵌合空間に充填された接着剤が未硬化の状態で前記天井下地面に接着された前記上部接着部材と前記天井構成材の上面に接着された前記下部接着部材との間隔又は傾きを調整する間隔調整固定手段を備え、
該間隔調整固定手段は、上端が前記上部接着部材内で少なくとも下向きの引っ張りに対して固定されると共に前記天井構成材の上下に貫通する挿通孔を通して下方に延びる間隔調整線材と、該間隔調整線材に沿った所定位置で固定可能であると共に前記挿通孔の下端部に当接可能な調整固定部材とからなることを特徴とする天井下地接着構造。 - 前記間隔調整線材の上端は、前記上部接着部材の上面に形成される凹部に係止され、前記調整固定部材は、前記天井構成材の下面に形成される凹部に当接されることを特徴とする請求項4に記載された天井下地接着構造。
- 前記間隔調整線材には、上向きの係止歯が長手方向に沿って設けられ、前記調整固定部材は、前記間隔調整線材が挿通される挿通部に下向きの係止歯が形成されることを特徴とする請求項4又は5に記載された天井下地接着構造。
- 前記間隔調整線材には、ねじ部が長手方向に沿って設けられ、前記調整固定部材は、該ねじ部に螺合するねじ部を有することを特徴とする請求項4又は5に記載された天井下地接着構造。
- 前記上部接着部材は、前記上面部から下方に突設される内筒部を有すると共に、該上面部中央に開口した孔から前記下面部の中央に開口した孔を介して前記下部接着部材下面の接着空間に至る案内筒を有し、
前記下部接着部材は、前記下面部から上方に突設され前記内筒部と嵌合する外筒部を有すると共に、前記接着空間から前記内筒部と前記外筒部によって形成される前記嵌合空間に接着剤を流入させる流入孔を有し、
前記外筒部の上端部には、前記嵌合空間に完全に接着剤が充填することで該嵌合空間内の接着剤を前記外筒部の外に流出させる流出孔を有し、
前記間隔調整線材は、前記上面部中央に開口した孔から前記案内筒を介して前記挿通孔に配備され、その上端が前記上面部中央に開口した孔の周辺に形成された凹部に係止されることを特徴とする請求項4〜7のいずれかに記載された天井下地接着構造。 - 少なくとも前記上面部が透明部材で形成され、該上面部の中央付近及び前記下面部の前記接着空間周辺に仮貼着部を形成することを特徴とする請求項4〜8のいずれかに記載された天井下地接着構造。
- 天井下地面と天井構成材とを所定間隔を保って接着固定する際に用いる天井構成材接着ユニットであって、
上面に前記天井下地面との接着面が形成される上面部を有する上部接着部材と下面に前記天井構成材との接着面が形成される下面部を有する下部接着部材とが前記上面部及び下面部間の間隔又は傾きを調整自在に嵌合してなる接着用部材を用い、
前記天井構成材に上下に貫通する挿通孔を形成し、前記上面部中央に開口した接着剤充填用の孔と前記挿通孔が合致するように、前記天井構成材に前記接着用部材を仮貼着したことを特徴とする天井構成材接着ユニット。 - 前記天井構成材には、前記下面部の外縁に合わせた位置決め凹部が形成されていることを特徴とする請求項10に記載された天井構成材接着ユニット。
- 前記上部接着部材は、前記上面部から下方に突設される内筒部を有すると共に、前記上面部中央に開口した孔から前記下面部の中央に開口した孔を介して前記下部接着部材下面の接着空間に至る案内筒を有し、
前記下部接着部材は、前記下面部から上方に突設され前記内筒部と嵌合する外筒部を有すると共に、前記接着空間から前記内筒部と前記外筒部によって形成される前記嵌合空間に接着剤を流入させる流入孔を有し、
前記接着空間周辺に前記仮貼着がなされる仮貼着部が形成され、
前記接着空間に臨む挿通孔が突き破ることができる接着剤遮断膜で塞がれていることを特徴とする請求項10又は11に記載された天井構成材接着ユニット。 - 前記上部接着部材と前記下部接着部材の嵌合空間に接着剤を充填すると共に、前記下部接着部材の下面と前記天井構成材の上面とを接着した状態で、前記上部接着部材内に前記挿通孔を通して下方に延びる間隔調整線材を配備してなることを特徴とする請求項10〜12のいずれかに記載された天井構成材接着ユニット。
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JP2003427231A JP4390550B2 (ja) | 2003-12-24 | 2003-12-24 | 天井下地工法、天井下地接着構造、天井構成材接着ユニット |
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