JPH10243987A - 入浴介助装置 - Google Patents

入浴介助装置

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Publication number
JPH10243987A
JPH10243987A JP5039997A JP5039997A JPH10243987A JP H10243987 A JPH10243987 A JP H10243987A JP 5039997 A JP5039997 A JP 5039997A JP 5039997 A JP5039997 A JP 5039997A JP H10243987 A JPH10243987 A JP H10243987A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
screw rod
elevating
assistance device
attached
elevating member
Prior art date
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Pending
Application number
JP5039997A
Other languages
English (en)
Inventor
Chozaburo Matsumoto
長三郎 松本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication of JPH10243987A publication Critical patent/JPH10243987A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 軽量で取扱が容易であり、特別な動力源を必
要としない駆動機構を備えた入浴介助装置を提供するこ
とである。 【解決手段】 浴槽2の内壁に吸盤4により固定される
L字型の支持枠3と、この支持枠3の垂直部に移動可能
に取り付けられた昇降部材5と、この昇降部材5に取り
付けられ一体的に移動する着座部6と、上記昇降部材5
に取り付けられた上記着座部6を昇降させる駆動部とを
設けてなる入浴介助装置1において、上記駆動部が、ネ
ジ棒8とこのネジ棒8の回転運動を直線運動に変換する
駆動機構を有し、前記ネジ棒8を回転させると、ネジ棒
8の回転運動が直線運動に変換され、この直線運動によ
り前記昇降部材5を昇降自在となすことを特徴とするも
のである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高齢者や身体障害
者の入浴介助等に使用するのに適した入浴介助装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来の入浴介助装置は、特開平6−14
970号公報に記載されている。この入浴介助装置は、
浴槽の内壁に吸盤により固定されるL字型の支持枠と、
この支持枠の垂直部に移動可能に取り付けられた昇降部
材と、この昇降部材に取り付けられ一体的に移動する着
座部と、上記昇降部材に取り付けられた上記着座部を昇
降させる駆動機構と、この駆動機構を駆動する操作部材
とを設けたものである。上記駆動機構は、滑車駆動機構
や、滑車駆動機構に電動機構を組み合わせたもの、ある
いは水圧や油圧その他空気圧等を利用するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の入浴介助装置において、駆動機構が滑車駆動機構
や、滑車駆動機構に電動機構を組み合わせたものの場
合、駆動機構に使用する滑車や電動機により入浴介助装
置の重量が重くなり、浴槽にセットしたり、取り外した
りする作業に不便を来す。また、駆動機構が水圧や油圧
その他空気圧等を利用するものの場合、圧力発生装置を
付設する必要があるので、装置が大がかりになるという
問題がある。
【0004】本発明は、上述のような従来技術の問題点
を解消するためになされたものであって、軽量で取扱が
容易であり、特別な動力源を必要としない駆動機構を備
えた入浴介助装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
浴槽の内壁に吸盤により固定されるL字型の支持枠と、
この支持枠の垂直部に移動可能に取り付けられた昇降部
材と、この昇降部材に取り付けられ一体的に移動する着
座部と、上記昇降部材に取り付けられた上記着座部を昇
降させる駆動部とを設けてなる入浴介助装置において、
上記駆動部が、回転体とこの回転体の回転運動を直線運
動に変換する駆動機構を有し、前記回転体を回転させる
と、回転体の回転運動が直線運動に変換され、この直線
運動により前記昇降部材を昇降自在となすことを特徴と
する。
【0006】請求項1記載の発明において、回転体の回
転運動を直線運動に変換する駆動機構とは、ネジ棒とナ
ットのように、ネジ棒を回転させるとナットが直線運動
するネジ機構、あるいはラックとピニオンのように、ピ
ニオンを回転させるとラックが直線運動する駆動機構等
のいずれであってもよい。
【0007】請求項2記載の発明は、請求項1記載の入
浴介護装置において、前記回転体が、着座部の背面に立
設され外周面に雄ネジが螺刻されたネジ棒でなり、前記
駆動機構が、このネジ棒と、昇降部材に螺刻されネジ棒
に螺合する雌ネジとからなるネジ機構でなり、前記ネジ
棒には、このネジ棒を回転させる機構を備えた水平駆動
軸が付設され、水平駆動軸の一端部には、この水平駆動
軸の回転方向を切替え自在に回転させるラチェット機構
付きハンドルが付設されていることを特徴とする。
【0008】請求項3記載の発明は、請求項1または2
記載の入浴介助装置において、着座部の両側に折り畳み
自在になされた補助着座部が延設されていることを特徴
とする。
【0009】(作用)請求項1記載の入浴介助装置は、
駆動部が、回転体とこの回転体の回転運動を直線運動に
変換する駆動機構を有し、前記回転体を回転させると、
回転体の回転運動が直線運動に変換され、この直線運動
により前記昇降部材を昇降自在となすものである。従っ
て、従来の入浴介助装置のように、滑車や電動機等の重
量の大きいものを使用せずに駆動するので、重量が軽量
化され、取扱が容易となる。
【0010】請求項2記載の入浴介護装置は、駆動機構
が、ネジ棒と、昇降部材に螺刻されネジ棒に螺合する雌
ネジとからなるものであるから、ラチェット機構付きハ
ンドルを作動して水平駆動軸を回転させると、この水平
駆動軸によりネジ棒が回転され、ネジ棒が回転すると昇
降部材がその回転方向に従って上昇、または下降する。
すると、昇降部材に取り付けられている着座部が一体的
に移動して、浴槽の出入りを介助する。
【0011】請求項3記載の入浴介助装置は、着座部の
両側に折り畳み自在になされた補助着座部が延設されて
いるものであるから、この補助着座部を浴槽框の上面と
ほぼ同じ高さに設定すると、浴槽の外にある移乗台から
補助着座部を介して着座部に乗り移るのが容易となる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら詳細に説明する。図1〜図6は、
本発明の一実施例であって、図1は浴槽の中に設置され
た入浴介助装置の斜視図、図2は図1の入浴介助装置の
平面図、図3は図1の入浴介助装置の立面図、図4は図
2のA−A線における断面図、図5は図3のB−B線に
おける断面図、図6は図1の入浴介助装置の使用状態を
示す説明図である。
【0013】図において、1は入浴介助装置であって、
この入浴介助装置は1は、浴槽2の内壁(底壁)に吸盤
4により固定されるL字型の支持枠3と、この支持枠3
の垂直部に移動可能に取り付けられた昇降部材5と、こ
の昇降部材5に取り付けられ一体的に移動する着座部6
と、上記昇降部材5に取り付けられた上記着座部6を昇
降させる後述の駆動部とを設けてなるものである。
【0014】上記駆動部は、後述する回転体と、この回
転体の回転運動を直線運動に変換する駆動機構を有し、
前記回転体を回転させると、回転体の回転運動が直線運
動に変換され、この直線運動により前記昇降部材5を昇
降自在となすものである。
【0015】本実施例においては、上記回転体は、着座
部6の背面に立設され外周面に雄ネジが螺刻されたネジ
棒8でなり、前記駆動機構は、このネジ棒8と、昇降部
材5に螺刻されネジ棒8に螺合する雌ネジとからなるネ
ジ機構でなっている。
【0016】また、前記ネジ棒8には、このネジ棒8を
回転させる大小一対の傘歯車10a、10bを備えた水
平駆動軸11が付設され、この水平駆動軸11の一端部
には水平駆動軸11の回転方向を切替え自在に回転させ
るラチェット機構13付きハンドル14が付設されてい
る。
【0017】なお、前記支持枠3は、平面視コ字状のベ
ースフレーム3aと、このベースフレーム3aの両端部
から上方に立設された2本の垂直ガイドフレーム3b、
3cとから構成され、このベースフレーム3aと垂直ガ
イドフレーム3b(または3c)とによりL字型となさ
れている。
【0018】また、昇降部材5は、ブロック状の板材で
形成され、図5に示すように、両側部に垂直ガイドフレ
ーム3b、3cが挿入され、昇降部材5の昇降運動をガ
イドするようになされ、中央部にネジ棒8が螺入される
雌ネジが螺刻されている。
【0019】ネジ棒8の上下端部は、それぞれ、軸受け
9a、9bで支持され、水平駆動軸11は、軸受け12
a、12bで支持されている。
【0020】ラチェット機構13付きハンドル14は、
水平駆動軸11の回転方向を正逆いずれかの方向にも切
替え自在に回転させるものであって、ラチェット機構1
3は図示省略のラチェットと、このラチェットと噛み合
う歯車とから構成され、ラチェットは正逆いずれかの方
向に切替え可能になされ、ハンドル14は上下動させる
とラチェットが掛かって水平駆動軸11を回転させるよ
うになっている。
【0021】また、前記昇降部5には着座部6が設けら
れているが、この着座部6の両側に折り畳み自在になさ
れた補助着座部7、7が延設されている。この補助着座
部7は、蝶番等で着座部6に取り付けられ、広げると着
座部6とほぼ面一になされ、着座部を浴槽の中に降下さ
せると折り曲げられるようになっている。
【0022】つぎに、上記本実施例の入浴介助装置1の
使用方法と作用を、図1と図6を参照して説明をする。
【0023】図1に示すように、入浴介助装置1を通常
の浴槽2の中に入れ、吸盤4にて浴槽2の底壁に固定す
る。
【0024】つぎに、ハンドル14を操作し、着座部と
補助着座部7の上面が浴槽框の上面とほぼ一致するよう
に設定する。
【0025】そして、図6に示すように、浴槽の外にあ
る移乗台またはシャワーチェアー(不図示)から補助着
座部7を介して着座部6に乗り移る。
【0026】ついで、ラチェット機構13を下降側に設
定し、ハンドル14を上下に往復させると、着座部6の
人を降下させる。なお、浴槽2から出るときには、上記
と逆の操作をする。
【0027】本実施例の入浴介護装置1は、駆動機構
が、ネジ棒8と、昇降部材5に螺刻されネジ棒8に螺合
する雌ネジとからなるものであるから、ラチェット機構
13付きハンドル14を作動して水平駆動軸11を回転
させると、この水平駆動軸11によりネジ棒8が回転さ
れ、ネジ棒8が回転すると昇降部材5がその回転方向に
従って上昇、または下降する。すると、昇降部材5に取
り付けられている着座部6が一体的に移動して、浴槽2
の出入りを介助する。
【0028】また、入浴介助装置1は、着座部6の両側
に折り畳み自在になされた補助着座部7が延設されてい
るものであるから、この補助着座部7を浴槽框の上面と
ほぼ同じ高さに設定すると、浴槽2の外にある移乗台等
から補助着座部7を介して着座部6に乗り移るのが容易
となる。
【0029】本実施例の入浴介助装置1において、ネジ
棒8とその軸受け9a、9b、および水平駆動軸11、
その軸受け12a、12b、傘歯車10a、10b等の
防水については、合成樹脂製の蛇腹や防水カバー等で適
宜防水するようにすればよい。
【0030】
【発明の効果】請求項1記載の入浴介助装置は、駆動部
が、回転体の回転運動を直線運動に変換する駆動機構に
より昇降部材を昇降自在となすものであるから、従来の
入浴介助装置のように、滑車や電動機等の重量の大きい
ものを使用せずに駆動するので、重量が軽量化され、取
扱が容易となる。
【0031】請求項2記載の入浴介護装置は、ネジ機構
で昇降する昇降部材に取り付けられている着座部が一体
的に移動して、浴槽の出入りを介助するので、安全に自
力で入浴することが可能となる。
【0032】請求項3記載の入浴介助装置は、着座部の
両側に折り畳み自在になされた補助着座部が延設されて
いるものであるから、この補助着座部を浴槽框の上面と
ほぼ同じ高さに設定すると、浴槽の外にある移乗台から
補助着座部を介して着座部に乗り移るのが容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であって、浴槽の中に設置さ
れた入浴介助装置の斜視図である。
【図2】図1の入浴介助装置の平面図である。
【図3】図1の入浴介助装置の立面図である。
【図4】図2のA−A線における断面図である。
【図5】図3のB−B線における断面図である。
【図6】図1の入浴介助装置の使用状態を示す説明図で
ある。
【符号の説明】
1 入浴介助装置 2 浴槽 3 支持枠 4 吸盤 5 昇降部材 6 着座部 7 補助着座部 8 ネジ棒 9a、9b 軸受け 10 傘歯車 11 水平駆動軸 12a、12b 軸受け

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 浴槽の内壁に吸盤により固定されるL字
    型の支持枠と、この支持枠の垂直部に移動可能に取り付
    けられた昇降部材と、この昇降部材に取り付けられ一体
    的に移動する着座部と、上記昇降部材に取り付けられた
    上記着座部を昇降させる駆動部とを設けてなる入浴介助
    装置において、 上記駆動部が、回転体とこの回転体の回転運動を直線運
    動に変換する駆動機構を有し、前記回転体を回転させる
    と、回転体の回転運動が直線運動に変換され、この直線
    運動により前記昇降部材を昇降自在となすことを特徴と
    する入浴介助装置。
  2. 【請求項2】 前記回転体が、着座部の背面に立設され
    外周面に雄ネジが螺刻されたネジ棒でなり、前記駆動機
    構が、このネジ棒と、昇降部材に螺刻されネジ棒に螺合
    する雌ネジとからなるネジ機構でなり、 前記ネジ棒には、このネジ棒を回転させる機構を備えた
    水平駆動軸が付設され、水平駆動軸の一端部には、この
    水平駆動軸の回転方向を切替え自在に回転させるラチェ
    ット機構付きハンドルが付設されていることを特徴とす
    る請求項1記載の入浴介助装置。
  3. 【請求項3】 着座部の両側に折り畳み自在になされた
    補助着座部が延設されていることを特徴とする請求項1
    または2記載の入浴介助装置。
JP5039997A 1997-03-05 1997-03-05 入浴介助装置 Pending JPH10243987A (ja)

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JP5039997A JPH10243987A (ja) 1997-03-05 1997-03-05 入浴介助装置

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JPH10243987A true JPH10243987A (ja) 1998-09-14

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ID=12857804

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