JP4435902B2 - 収納式特殊入浴装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、高齢者や下肢の運動機能に障害のある患者(以下患者という)が、施設その他において、入浴するに用いる収納式特殊入浴装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来技術には特開平10−24080号公報があり、該公報には、収納箱と、浴槽と、支軸と、揺動杆とからなる浴槽収納システムが開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来技術における浴槽収納システムは、固定設置された収納箱へ向けて浴槽を移動し、収納箱へ浴槽をドッキングさせて且つ回動させて収納するものであるから、収納位置の変更は不容易であり、収納位置を変更したい時には不都合である。
【0004】
又、浴槽の使用場所と収納場所が離れていると、収納時に、一々の浴槽の移動に多くの手数が掛かり、不都合である。
又、浴槽を回動させる軸が浴槽下縁側部に設けられているので、起立時に浴槽の高さ分だけ壁から揺動杆が突出した位置にあり、壁から軸までの空間が部屋を占領することとなり、部屋を狭め、不都合である。
【0005】
本発明の目的は、上記の不都合点を解決したもので、浴槽を適宜な位置で起立し収納でき、部屋内を有効に使用できる収納式特殊入浴装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決しようとする手段】
即ち本発明は、浴槽(1)と、該浴槽(1)に軸着され浴槽(1)を回動可能に支持する浴槽フレ−ム(2)とからなり、浴槽(1)は浴槽フレ−ム(2)に起立して収納され、浴槽(1)の上縁側端付近が、浴槽フレ−ム(2)に軸支され、浴槽(1)が壁(5)に接近していても該浴槽(1)の起立作動が可能であり、浴槽フレ−ム(2)は、浴槽(1)に軸(9)にて軸着される縦部(6)と、縦部(6)を支持する自立脚(8)と、軸(9)を中心に浴槽(1)を回動させる回動機構(10)とからなり、回動機構(10)は、浴槽(1)の上縁側部片(11)と縦部(6)との間に掛け渡される伸縮体(12)からなり、伸縮体(12)を伸展させて浴槽(1)を立て、伸縮体(12)を収縮させて浴槽(1)を横向きにすることを特徴とする収納式特殊入浴装置である。
又、浴槽フレ−ム(2)の縦部(6)の上部に設けられる給湯部(18)が、立位状態になした浴槽(1)の内部に収納される。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明の浴槽1で入浴する。浴槽フレ−ム2は、浴槽1を軸支し該浴槽1を回動可能に支持する。浴槽1を浴槽フレ−ム2に起立し収納する。
【0008】
浴槽フレ−ム2の縦部6は、浴槽1に軸着される。移動用車輪7が設けられた自立脚8は、縦部6を支持し、移動自在である。浴槽1は、浴槽フレ−ム2と共に移動可能であって、適宜な場所で浴槽フレ−ム2に起立して収納される
【0009】
立位状態になした浴槽1は、浴槽フレ−ム2の上部に設けられる給湯部18等に被さり、該給湯部18等を浴槽1の内部に収納する。
【0010】
浴槽フレ−ム2は、浴槽1の上縁側端を軸支しており、浴槽1の起立時には浴槽1を壁5に接近状態で密着できる。
【0011】
【実施例】
図1乃至図2に示す本発明実施例は、浴槽1と、該浴槽1に軸着され浴槽1を回動可能に支持する浴槽フレ−ム2と、担架一体型搬送車3とからなる。
【0012】
浴槽1は、浴槽フレ−ム2に起立して収納される。浴槽1の下部には浴槽1の湯を排水する排水口17が設けられ、浴槽1の上縁の所定位置に凹部4が形成され、該凹部4に、排水栓(図示省略)を開け浴槽1の湯を排水口17へ排水する排水栓操作部16が設けられる。浴槽上面は突起物のない面に形成され、浴槽1の起立収納時には浴槽1上面が壁5に密着可能である。
【0013】
浴槽フレ−ム2は、浴槽1に軸9にて軸着される縦部6と、縦部6を支持し移動用車輪7が設けられ移動自在な自立脚8と、軸9を中心に浴槽1を回動させる回動機構10とからなる。
浴槽1の下部には、自立脚8と、浴槽移動車輪29とが設けられ、前記浴槽1は浴槽フレ−ム2と共に移動可能であって、適宜な場所で浴槽フレ−ム2に起立される。
【0014】
浴槽フレ−ム2に浴槽1の上縁側端が前記軸9にて軸支され、浴槽1起立時に浴槽1が壁5に接近していても浴槽1を回動できる。
【0015】
回動機構10は、浴槽1の上縁側部片11と縦部6との間に掛け渡される伸縮体12と、蓄電池13とからなる。伸縮体12の具体例は、リニアアクチュエ−タ−である。
【0016】
回動機構10を操作する操作スイッチ25が縦部6の上部に設けられる。該上昇スイッチ26は、伸縮体12を伸展させて横向きの浴槽1を立てるスイッチであり、下降スイッチ27は伸縮体12を収縮させて縦向きの浴槽1を横向きに戻すスイッチであり、停止スイッチ28は伸縮体12の駆動を緊急停止させるスイッチである。
【0017】
回動機構10の他の具体例には、図示を省略するが、油圧シリンダ−と圧油供給装置等を用いた油圧式、又は、水圧シリンダ−と圧水供給装置等を用いた水圧式、又は、バランスウエイト又はガススプリング又はスプリング等を用いた手動式がある。
【0018】
浴槽1に湯を給湯する給湯部18が縦部6の上部に設けられ、該給湯部18の横側面には、浴槽1に、水を供給する給水栓19と、湯を供給する給湯栓20と、混合湯を作りこれを供給する混合栓21とが設けられる。
前記給湯部18等が、立位状態になした浴槽1の内部に収納される。
【0019】
担架一体型搬送車3は、患者を乗せる担架14と、担架14を昇降可能に支持する台車15と、担架14を昇降させるハンドル22とからなる。
図2中、23は一般浴槽、24はミキシングバルブである。
【0020】
実施例を使用する際には、介助者は、先ず、担架一体型搬送車3に患者を乗せ、湯を満たした浴槽1に横着けする。次に、浴槽1の直上に担架14を位置させ、ハンドル22を操作して担架14を下降させ湯中に浸け、入浴する。脱浴時は、ハンドル22を操作して担架14を上昇させ、患者を湯から出す。担架一体型搬送車3を浴槽1から離し、入浴を終わる。
【0021】
浴槽1を、使用時には、担架一体型搬送車3を操作し易い位置に、配置する。使用後(=非使用時)は、適宜な邪魔にならない位置へ移動し、収納する。
収納に際しては、操作スイッチ25を操作し、回動機構10を駆動し、伸縮体12を伸展させ、上縁側部片11を押し下げ、軸9を中心に浴槽1を回動させ、浴槽フレ−ム2上に浴槽1を縦状に起立させる。
【0022】
浴槽フレ−ム2には移動用車輪7が付いているので、浴槽1を起立させた収納状態のままで適宜な場所へ移動できる。
【0023】
【発明の効果】
本発明は、浴槽1と、該浴槽1に軸着され浴槽1を回動可能に支持する浴槽フレ−ム2とからなり、浴槽1は浴槽フレ−ム2に起立させて占有空間を半分以下に縮小し収納するものである。浴槽1を起立させる浴槽フレ−ム2が浴槽1に付いているので、どこででも、浴槽1を浴槽フレ−ム2に起立させ収納状態にでき、一々特定の収納場所まで移動する必要がなく、浴槽1の扱いが容易となり、好都合である。
又、浴槽1の上縁側部片11と縦部6との間に掛け渡される伸縮体12を伸展させて浴槽1を立てることができ、伸縮体12を収縮させて浴槽1を横向きにでき、好都合である。
【0024】
本発明に係る浴槽フレ−ム2は、浴槽1に軸着される縦部6と、縦部6を支持し移動用車輪7が設けられ移動自在な自立脚8とからなる。浴槽1は、浴槽フレ−ム2と共に移動可能であって、適宜な場所で浴槽フレ−ム2に起立させて収納状態にできると共に、この収納状態にした後にでも当該浴槽1を邪魔にならない適宜位置へ移動することができ、室内スペ−スの利用上、好都合である。
【0025】
本発明に係る給湯部18等が、立位状態になした浴槽1の内部に収納されるので、浴槽1が立位収納状態では一層省スペ−スになり、好都合である。
又、浴槽フレ−ム2の縦部6の上部に設けられる給湯部18から浴槽1に湯を給湯できるから、好都合である。
【0026】
本発明は、浴槽1の上縁側端に浴槽フレ−ム2が軸着され、浴槽1を起立させる時に、浴槽1が壁5に接近していても起立回動を実行できる。従来技術では揺動杆(=浴槽を回動させる部材)が壁から突出した位置に設けられ、壁から揺動杆までのスペ−スがデッドスペ−スになるが、本発明の構成によれば、浴槽1を回動させる部材が壁から突出した位置に設けられていなくてよく、前記デッドスペ−スを排除でき好都合である。
【0027】
例えば、浴槽1を壁5に接近して立てる場合でも、浴槽1の上縁側端が軸心となって該浴槽1が回動するので、浴槽1を壁5に接近させておいて回動でき、従来装置に比して、浴槽1の高さ分の距離だけ省スペ−ス化したことにになり良好である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の左側面図である。
【図2】本発明の実施例を浴室に置いた平面図である。
【符号の説明】
1 浴槽
2 浴槽フレ−ム
4 凹部
5 壁
6 縦部
7 移動用車輪
8 自立脚
16 排水栓操作部
18 給湯部
Claims (2)
- 浴槽(1)と、該浴槽(1)に軸着され浴槽(1)を回動可能に支持する浴槽フレ−ム(2)とからなり、浴槽(1)は浴槽フレ−ム(2)に起立して収納され、
浴槽(1)の上縁側端付近が、浴槽フレ−ム(2)に軸支され、浴槽(1)が壁(5)に接近していても該浴槽(1)の起立作動が可能であり、
浴槽フレ−ム(2)は、浴槽(1)に軸(9)にて軸着される縦部(6)と、縦部(6)を支持する自立脚(8)と、軸(9)を中心に浴槽(1)を回動させる回動機構(10)とからなり、
回動機構(10)は、浴槽(1)の上縁側部片(11)と縦部(6)との間に掛け渡される伸縮体(12)からなり、
伸縮体(12)を伸展させて浴槽(1)を立て、伸縮体(12)を収縮させて浴槽(1)を横向きにすることを特徴とする収納式特殊入浴装置。 - 浴槽フレ−ム(2)の縦部(6)の上部に設けられる給湯部(18)が、立位状態になした浴槽(1)の内部に収納されることを特徴とする請求項1記載の収納式特殊入浴装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11965499A JP4435902B2 (ja) | 1999-04-27 | 1999-04-27 | 収納式特殊入浴装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11965499A JP4435902B2 (ja) | 1999-04-27 | 1999-04-27 | 収納式特殊入浴装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000308665A JP2000308665A (ja) | 2000-11-07 |
| JP4435902B2 true JP4435902B2 (ja) | 2010-03-24 |
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ID=14766791
Family Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP11965499A Expired - Fee Related JP4435902B2 (ja) | 1999-04-27 | 1999-04-27 | 収納式特殊入浴装置 |
Country Status (1)
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| JP (1) | JP4435902B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
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| JP3992563B2 (ja) * | 2002-08-26 | 2007-10-17 | 三洋電機株式会社 | 介護用入浴装置 |
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1999
- 1999-04-27 JP JP11965499A patent/JP4435902B2/ja not_active Expired - Fee Related
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