JPH10243620A - ブラシレス電動ファンモーター - Google Patents

ブラシレス電動ファンモーター

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Publication number
JPH10243620A
JPH10243620A JP7640597A JP7640597A JPH10243620A JP H10243620 A JPH10243620 A JP H10243620A JP 7640597 A JP7640597 A JP 7640597A JP 7640597 A JP7640597 A JP 7640597A JP H10243620 A JPH10243620 A JP H10243620A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fan motor
bearing
rotor
electric fan
shaft
Prior art date
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Pending
Application number
JP7640597A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiko Matsuyama
雅彦 松山
Hidemi Suzuki
秀実 鈴木
Eizo Maejima
英三 前島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KURIPOOTO KK
Original Assignee
KURIPOOTO KK
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Filing date
Publication date
Application filed by KURIPOOTO KK filed Critical KURIPOOTO KK
Priority to JP7640597A priority Critical patent/JPH10243620A/ja
Publication of JPH10243620A publication Critical patent/JPH10243620A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
  • Brushless Motors (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】放熱効率のよい、廉価な超小型、超薄型ブラシ
レス電動ファンモーターを得ることを目的とする。 【解決手段】軸受部材がガラスまたは工業用宝石からな
り、軸の直角方向部分形状は点で接するようにこの軸の
断面が半円形、または放物線面形または楕円面形で、こ
れと係合する軸受は円盤状の平面板で形成された部材か
らなり、軸の半径方向に対する軸受は軸が孔を滑るよう
に係合された円筒状の部材で、円筒の長さは軸の長さの
1/3以上であり、円盤状軸受と円筒状軸受はブラシレ
ス電動ファンモータの筐体に固定されており、ブラシレ
ス電動ファンモーターのロータとファンの羽根が異なる
材料で同時に一体成型され、ロータの部分が希土類のプ
ラスチックマグネットで構成され、ファンの羽根部分は
プラスチックからなり、ロータとファンの羽根部分との
間に板状の磁性材料を介してなる構成。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】コンピュター,パーソナルコンピ
ュター、携帯端末機器の中央演算装置(CPU)の集積
回路(LSI)などの半導体素子の放熱装置として、利
用される。
【従来の技術】従来の放熱装置は第2図で示すように、
放熱装置の一部であるヒートシンク12のみを単体で製
作し、電動ファンモーター11も単体で製作し、両者を
別々に製品化して、組み合わせて、4本のネジ13でネ
ジ止め、固定され、コンピュターなぞの半導体素子の放
熱装置として使用していた。従つて、コスト低減、薄型
化、小型化の面で問題点があつた。また、電動ファンモ
ータ11は互いに接着固定されたロータ14と羽根15
を有し、ロータ14に固定された軸16とハウジング1
7に嵌め込まれたボールベアリング18により、コイル
19とを流れる電流と永久磁石20の作用で、回転する
ように構成されている。また、ボールベアリング18は
ハウジング17と支柱21により、中央に支えられてい
る。しかし、中央演算装置のクロック周波数が年々大き
くなる傾向にあり、LSIの発熱量は8Wにも達してい
る。小型の携帯端末機器に於いても、同様の傾向で、発
熱量が増加しているため、携帯端末機器に適した小さな
電動ファンモータがないため、困っていた。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】
第1の課題 最近のコンピュターの中央演算装置(CP
U)の集積回路(LSI)の集積化が進み、小型化とな
るため、かつクロック周波数の増加によるためのLSI
などの半導体素子の発熱量が増加して来ているために、
放熱効率のよい放熱装置が必要であり、かつ、ヒートシ
ンクの小型化が必要となつて来ている。また薄型のラッ
プトップパーソナルコンピュターには薄型の放熱装置が
不可欠となつている。かつ、小型の携帯端末機器にも小
型で薄型の放熱装置が不可欠となっている。かかる状況
にかかわらず、従来の放熱装置はヒートシンクのみを単
体で製作し、製品化し、かつ、電動ファンモーターも単
体で製品化しているため、両者を組み合わせて放熱装置
にすると大きくなり、薄型、小型にすることが、困難で
あつた。また、電動ファンモーターを構成する部品につ
いても異なる複数の部品を組み合わせて、使用している
ため、大きくなり、一体加工をして小さくする必要があ
る。さらに、従来のボールベヤリングでは形状的にどう
しても、大きく、電動ファンモーターの小型化に支障を
来していたので、この改良が必要となって来た。
【0003】第2の課題 ヒートシンクのみを単体で製
品化、電動ファンモーターも単体で製品化しているた
め、部品点数が多いためのコストアツプと組立工数の増
加のため、ヒートシンクと電動ファンモーターとを一体
化してコストアップが課題であった。 第3の課題 マグネットのローターとプラスチックのフ
ァンは別々に製造し、接着剤で、両者を固定していたた
め、組立工数がかかる上に、別部品を組み合わせるため
に、ファンのアンバランスが問題となり、アンバランス
の調整をする必要があり、一体化して、この課題を解決
する必要があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】従来の電動ファンモータ
のロータ軸受としては、ボールベアリングでは大きいた
め、これに替えて、ロータ軸の径方向の力が作用する円
筒状のガラスまたは工業用宝石(以後、サファイアと言
う)からなる部材の軸受(以後、径軸受と言う)との径
方向の円筒状の軸受とロータ軸径に対して直角の力が作
用するサファイアからなる平面円盤状の部材でできた軸
受(スラスト軸受と言う)とを用意し、熱伝導性のよい
部材を使用した電動ファンモータの筐体(以下、ハウジ
ングと言う)の軸受固定部分に、スラスト軸受を緩く挿
入し、さらに、このスラスト軸受を押さえ、固定するよ
うに径軸受が圧入されている。電動ファンモータのハウ
ジングに熱伝導性のよい部材を使用したがこれはヒート
シンクとしも使用する場合で、ファンとしてのみ使用す
る場合は樹脂製のハウジングを用いることもできる。径
軸受はロータの倒れを防ぐ軸受で円筒状で構成され、ロ
ータの倒れにに対する反作用を受けている。この径軸受
の長さを軸の全長の1/3以上としてロータ軸の横倒れ
を最小限にするようにした。
【0005】また、ロータに組込まれている永久磁石と
スラスト軸受側に備えられた磁性体の作用でロータ軸は
スラスト軸受側に吸引固定されている。この力に対し
て、反作用を受けるのが、スラスト軸受となり、径軸受
と共にサファイアで作られているため、長寿命で、5m
m以内の薄型のブラシレス電動ファンモーターを構成す
るために発明されたものである。スライド軸受と係合す
るロータのスライド方向の軸の形状は点で接するように
この軸の断面が半円形、または放物線面形または楕円面
形で構成され、かつ、スライド軸受が滑らかな平面で形
成されていることより、常に滑らかな回転が維持でき
る。また、径方向の径軸受と係合する軸面は滑らかに回
転を促すように、軸及び軸受は滑らかな曲面で構成さ
れ、潤滑油を塗布することにより、さらに円滑に駆動で
きるようになった。かつ、音も静かにすることができ
た。
【0006】ロータのプラスチックボンデントマグネッ
ト(以下、プラスチックマグネットと言う)部材と羽根
のプラスチック部材の間に、プラスチックマグネットと
磁気回路を構成させるように磁性材料を介在させて、ロ
ータのプラスチックマグネット部材を同時一体成形し
(以後、2色成形と言う)、電動ファン付ロータの薄型
化を図った。
【0007】プラスチックマグネット部材はブラシレス
電動ファンモーターが非常に小さいため、ロータはφ1
0mm以下になる。このため、ファンモータの回転数を
上昇させ、風量を増加させるためには、コイル巻数を増
やすか、コイルを流れる電流を大きくするか、ロータの
プラスチックマグネットの磁力の増加するなどが考えら
れるが、携帯用を考えると電池使用のため、電流は大き
くできない、コイル巻数を増やすにはコイルが大きくな
るので、形状的にも小型、薄型を目標としているため、
限界があり、ロータプラスチックマグネットの磁力の増
加以外方法がないので、強力な稀土類プラスチックマグ
ネットを使用することにした。
【0008】
【作用】
第1の作用 ロータ軸の径方向の力が作用する円筒状の
サファイアからなる部材の径軸受とロータ軸径に対して
直角の力の作用するサファイアからなる平面円盤状の部
材で出来たスラスト軸受とを使用したことにより、薄型
にして、小型のブラシレス電動ファンモーターを可能に
した。 第2の作用 ロータのプラスチックマグネット部材と羽
根のプラスチック部材の間に、プラスチックマグネット
とで磁気回路を構成させるように磁性材料を介在させ
て、ロータのプラスチックマグネット部材を2色成形す
ることにより、羽根とプラスチックマグネットを強固に
固定し、さらにファン付ロータの薄型化を可能にした。 第3の作用 電動ファンモータのハウジングに熱伝導性
のよい部材を用いたことにより、電動ファンモータとし
てだけでなく、小型、薄型の電動ファン付ヒートシンク
として、機能することが可能となった。
【0009】
【実施例】第1図はブラシレス電動ファンモーターを使
用した場合の本発明装置の一実施例を示し、断面図と平
面図にて示し、ブラシレス電動ファンモーターの蓋9は
断面図には表示しているが、平面図には表示していな
い。第1図に基ずき本発明装置を説明する。熱伝導性の
よい材料からなるハウジング1の中央部にサファイアか
らなる径軸受5とサファイアからなる軸受6が挿入固定
可能な軸受装着部4を有し、スラスト軸受6は円盤状の
薄い平面板でロータ軸7との係合部は円滑に回転が可能
のように平滑に加工されて、少量の潤滑油が塗布されて
いる。ステンレス製のロータ軸7のスラスト軸受6との
係合部は、円滑な面を持つ半球面で構成されており、ス
ラスト軸受6は緩く嵌め込まれ、さらに、径軸受5は軸
受装着部4に圧入装着されるようにしてスラスト軸受6
も固定装着されるようにしてある。
【0010】また、ロータ部は、あらかじめ、ロータ軸
7を加締められた磁性材料10をプラスチックマグネッ
ト3とプラスチックの羽根部分8との間にサンドイッチ
されているようにインサートして異種の材料を同時一体
成型(2色成形)を行っている。これにより、小型にし
て、薄型のファンが製造可能になったものである。ハウ
ジング1は熱伝導性のよい材料を用いて、電動ファンモ
ータ付ヒートシンクとしても使用可能にしたものであ
る。樹脂をハウジング1に用いることにより、電動ファ
ンモータとして、パソコン内部の熱い空気を外に吐き出
すことに用いることができる。
【00011】
【発明の効果】第一の効果 小型にして、薄型、高性能
のファンモータが可能となり、特に、CPUのクロック
周波数が高くなることにより、発熱量の増加した携帯端
末機器の電動ファン付ヒートシンクとして有効に使用可
能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるブラシレス電動ファン−モーター
の断面図と平面図
【図2】従来のブラシレス電動ファンモーターの断面図
と平面図
【符号の説明】
1、…ブラシレス電動ファンモーターの筐体(ハウジン
グ) 2、…ブラシレス電動ファンモーターの駆動コイル 3、…ロータのプラスチックマグネット 4、…ブラシレス電動ファンモーターの筐体(ハウジン
グ)に取付けられた軸受を装着のための軸受装着部 5、…サファイアからなる円筒状の径軸受 6,…サファイアからなる円盤状のスラスト軸受 7,…ロータの軸 8、…ロータに取付けられた羽根(ファン) 9、…ブラシレス電動ファンモーターの蓋 10、…磁性材料からなる磁気回路ヨーク 11、…従来のファンモータ 12、…従来のヒートシンク 13、…ネジ 14、…従来のロータ 15、…従来の羽根 16、…従来の軸 17、…従来のハウジング 18、…ボールベアリング 19、…従来のコイル 20、…永久磁石 21、…支柱

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】直径20mm以下、または一辺が20mm
    以下、厚さが5mm以下の超小型、超薄型ブラシレス電
    動ファンモーターにおいて、該ブラシレスファンモータ
    ーの軸受部材がガラスまたは工業用宝石からなり、軸の
    直角方向部分形状は点で接するように該軸の断面が半円
    形、または放物線面形または楕円面形で、これと係合す
    る軸受は円盤状の平面板で形成された部材からなり、軸
    の半径方向に対する軸受は該軸が孔を滑るように係合さ
    れた円筒状の部材で、円筒の長さは該軸の長さの1/3
    以上であり、該円盤状軸受と該円筒状軸受は該ブラシレ
    ス電動ファンモータの筐体に固定されており、該ブラシ
    レス電動ファンモーターのロータとファンの羽根が異な
    る材料で同時に一体成型され(以下2色成型と言う)、
    該ロータの部分が希土類のプラスチックボンデットマグ
    ネットで構成され、該ファンの羽根部分はプラスチック
    からなり、該ロータと該ファンの羽根部分との間に板状
    の磁性材料を介してなることを特徴とするブラシレス電
    動ファンモーター。
JP7640597A 1997-02-21 1997-02-21 ブラシレス電動ファンモーター Pending JPH10243620A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002536582A (ja) * 1999-02-02 2002-10-29 ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング 冷却水ポンプ
US6565326B2 (en) * 2001-09-03 2003-05-20 Sunonwealth Electric Machine Industry Co., Ltd. Heat-dissipating fan structure
KR100789128B1 (ko) 2006-02-21 2007-12-27 선온웰스 일렉트릭 머신 인더스트리 컴퍼니 리미티드 소형 송풍기 팬
CN114172296A (zh) * 2022-02-08 2022-03-11 爱柯迪股份有限公司 电动汽车用蓝宝石增强铝合金电机壳体及制备方法

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