JPH10243338A - ビデオ記録システム - Google Patents

ビデオ記録システム

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JPH10243338A
JPH10243338A JP9042268A JP4226897A JPH10243338A JP H10243338 A JPH10243338 A JP H10243338A JP 9042268 A JP9042268 A JP 9042268A JP 4226897 A JP4226897 A JP 4226897A JP H10243338 A JPH10243338 A JP H10243338A
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JP
Japan
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level
video signal
circuit
period
pulse
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP9042268A
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English (en)
Inventor
Kenji Takebuchi
堅次 武渕
Katsumi Kaneshiro
勝己 金城
Takashi Kurihara
栗原  隆
Yoshihisa Ichikawa
嘉久 市川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Hitachi Solutions Technology Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi ULSI Systems Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 正規のコピーガード信号によるコピー防止処
置が施されたビデオ信号の正常記録を阻止する一方、上
記コピー防止処置が施されていないビデオ信号に対して
は、コピーガードの誤動作を排除して、その正常記録を
確保できるようにする。 【解決手段】 同期パルス先端が基準レベルに直流クラ
ンプされたビデオ信号の瞬時レベルがいったん上記基準
レベルに立ち下がった直後のピークレベルを検出し、こ
のピークレベルが上記基準レベルに対して所定の制限レ
ベル以下となるように上記ビデオ信号の振幅制御を行う
ピーク値型AGCを行うとともに、コピーガード信号が
重畳される特定期間に限定して上記ピークレベルの検出
を行なわせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ビデオ記録システ
ム、さらには映像信号の記録・再生を行うVTR装置
(ビデオ・テープ・レコーダ)に適用して有効な技術に
関するものであって、たとえば家庭用ビデオデッキに利
用して有効な技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】たとえばVTR装置では、TV受像機や
VTR装置などからコンポジット形式で出力されるビデ
オ信号を、記録媒体であるVCT(ビデオ・カセット・
テープ)に記録(録画)するに際し、不正コピーを防止
するために、コピーガード回路を通すことが行われる
(たとえば、日本放送出版協会発行、原 正和著「ホビ
ーエレクトロニクス(1)ホームビデオ」114,11
5ページ参照)。
【0003】このコピーガード回路は、同期パルス先端
が基準レベルに直流クランプされたビデオ信号の瞬時レ
ベルがいったん上記基準レベルに立ち下がった直後のピ
ークレベルを検出し、このピークレベルが上記基準レベ
ルに対して所定の制限レベル以下となるように、上記ビ
デオ信号の振幅制御を行うピーク値型AGC回路によっ
て構成され、このAGC回路で振幅制御されたビデオ信
号が記録回路を介してVCT(ビデオ・カセット・テー
プ)に記録されるようになっている。
【0004】不正コピー防止の処置は、オリジナルのV
CTに記録されるビデオ信号の特定個所に所定のコピー
ガード信号をあらかじめ重畳させることにより行われ
る。具体的には、垂直帰線期間内の13〜19番目の水
平走査期間(13〜19H)にて、同期パルス先端の基
準レベルから上記AGC回路による制限レベルを大幅に
越えるところまで振幅するパルス状のコピーガード信号
を重畳させる。
【0005】このコピーガード信号が重畳されたビデオ
信号を上記コピーガード回路に通すと、そのコピーガー
ド信号のピークレベルが所定の制限レベル以下となるよ
うな振幅制御が行われ、この振幅制御によってビデオ信
号が過度に振幅制御されるようになる。このようなピー
ク値型AGCにより、コピーガード信号が重畳したビデ
オ信号を記録する場合にだけ、映像部分の信号が過度に
振幅圧縮されて、記録画像の画質が著しく損なわれるよ
うになる。
【0006】このように、上述したコピーガード回路を
VTR装置などのビデオ記録システムの記録系に介在さ
せることにより、コピーガード信号の重畳によるコピー
防止処置が施されたビデオ信号を再度記録する行為、す
なわち不正なコピー行為を実質的に防止する効果が得ら
れる。
【0007】なお、垂直帰線期間(1〜21H)内の1
3〜19番目の水平走査期間(13〜19H)は、10
〜21番目の水平走査期間に相当する垂直帰線期間(1
0〜21H)内であって、映像フィールド期間の範囲外
にあるため、ここにコピーガード信号が重畳されても、
そのコピーガード信号そのものは表示画面の枠外とな
る。したがって、上記コピーガード信号が重畳されたビ
デオ信号を上記コピーガード回路を通さずにモニター表
示させるだけの場合には、そのモニター画面に表示され
る映像への影響はない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た技術には、次のような問題のあることが本発明者らに
よってあきらかとされた。
【0009】すなわち、上述したビデオ記録システムで
は、コピーガード信号によるコピー防止処置が施されて
いないビデオ信号に対しても、たとえば外来ノイズの重
畳などによってコピーガード回路が誤動作することがあ
り、これにより記録媒体であるVCTへの記録画質を低
下させてしまうという問題が生じる。
【0010】つまり、同期パルス先端の基準レベルから
上記AGC回路による制限レベルを大幅に越えるところ
まで振幅するパルス状のノイズがビデオ信号に重畳され
ると、このパルス状ノイズをコピーガード信号と誤認し
て、コピー防止処置を施していないビデオ信号に対して
までも、過度な振幅圧縮を行って記録画質を損ねてしま
うという問題を生じていた。
【0011】本発明の目的は、コピーガード信号による
コピー防止処置が施されたビデオ信号の正常記録を阻止
できる一方、上記コピー防止処置が施されていないビデ
オ信号に対しては、コピーガードの誤動作を排除して、
その正常記録を確保できるようにする、という技術を提
供することにある。
【0012】本発明の前記ならびにそのほかの目的と特
徴は、本明細書の記述および添付図面からあきらかにな
るであろう。
【0013】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
下記のとおりである。
【0014】すなわち、同期パルス先端が基準レベルに
直流クランプされたビデオ信号の瞬時レベルがいったん
上記基準レベルに立ち下がった直後のピークレベルを検
出し、このピークレベルが上記基準レベルに対して所定
の制限レベル以下となるように上記ビデオ信号の振幅制
御を行うピーク値型AGC回路と、このAGC回路で振
幅制御されたビデオ信号を記録媒体に記録させる記録回
路に加えて、コピーガード信号が重畳される特定期間に
限定して上記ピークレベルの検出を行わせるタイミング
制御手段を備える、というものである。
【0015】上述した手段によれば、外来ノイズ等によ
ってコピーガード信号に類似したパルス信号すなわち疑
似コピーガード信号による、コピーガード回路の誤動作
を回避させることができる。
【0016】これにより、正規のコピーガード信号によ
るコピー防止処置が施されたビデオ信号の正常記録を阻
止できる一方、上記コピー防止処置が施されていないビ
デオ信号に対しては、コピーガードの誤動作を排除し
て、その正常記録を確保できるようにする、という目的
が達成される。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、同期パルス先端が基準レベルに直流クランプされた
ビデオ信号(Vs2)の瞬時レベルがいったん上記基準
レベルに立ち下がった直後のピークレベルを検出し、こ
のピークレベルが上記基準レベル(VCL)に対して所定
の制限レベル(V1)以下となるように上記ビデオ信号
の振幅制御を行うピーク値型AGC回路と、このAGC
回路で振幅制御されたビデオ信号を記録媒体に記録させ
る記録回路(23)と、上記ピークレベルの検出をコピ
ーガード信号(Pg)が重畳される特定期間に限定して
行わせるタイミング制御手段とを備えたことを特徴とす
るビデオ記録システムであり、これにより、正規のコピ
ーガード信号によるコピー防止処置が施されたビデオ信
号の正常記録を阻止できる一方、上記コピー防止処置が
施されていないビデオ信号に対しては、コピーガードの
誤動作を排除して、その正常記録を確保できるという作
用が得られる。
【0018】請求項2に記載の発明は、請求項1のビデ
オ記録システムにおいて、ビデオ信号の垂直帰線消去期
間(10〜21H)内の特定期間に限定してAGC回路
による振幅制御を行わせるタイミング制御手段を備えた
ものであり、これにより、コピーガード信号だけを選択
的に検出してコピーガード回路の誤動作を回避させるこ
とができる。
【0019】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2のビデオ記録システムにおいて、ビデオ信号の垂直帰
線期間(1〜21H)内の13〜19番目の水平走査期
間(13〜19H)に限定してAGC回路による振幅制
御を行わせるタイミング制御手段を備えたものであり、
これにより、コピーガード回路の誤動作をさらに低減さ
せることができる。
【0020】請求項4に記載の発明は、請求項1から3
のいずれかのビデオ記録システムにおいて、ビデオ信号
の垂直帰線期間(1〜21H)内の13〜19番目の水
平走査期間(13〜19H)で、かつ水平同期パルスの
直後期間(t1)を除いた特定水平走査線期間(t2)
に限定してAGC回路による振幅制御を行わせるタイミ
ング制御手段を備えたものであり、これにより、コピー
ガード回路の誤動作をさらに確実に回避させることがで
きる。
【0021】請求項5に記載の発明は、ビデオ信号の同
期パルス先端又は、ペデスタルレベル(Vp)を所定の
基準レベル(VCL)に直流クランプするクランプ回路
(13)と、直流クランプされたビデオ信号の瞬時レベ
ルがいったん上記同期パルス先端レベルに立ち下がった
直後のピークレベルを検出するレベル検出回路(14)
と、検出したピークレベルが上記基準レベル(VCL)に
対して所定の制限レベル(V1)以下となるように上記
ビデオ信号の振幅制御を行う可変利得回路(11)と、
上記レベル検出回路(14)でのピークレベル検出をコ
ピーガード信号(Pg)が重畳される特定期間に限定す
るタイミング制御手段とを備えたコピーガード回路であ
り、これにより、規定のコピーガード信号と疑似コピー
ガード信号を確実に弁別して、誤動作の少ないコピーガ
ード動作を行うことができるという作用が得られる。
【0022】請求項6に記載の発明は、請求項5に記載
のコピーガード回路において、ビデオ信号の垂直帰線期
間(1〜21H)内の13〜19番目の水平走査期間
(13〜19H)において、直流クランプされたビデオ
信号(Vs2)の瞬時レベルがいったん同期パルス先端
レベルに立ち下がった直後に一定幅のキーパルス(P
k)を発生するキーパルス発生手段(34)と、上記キ
ーパルス(Pk)の期間だけピークレベルを検出するレ
ベル検出回路(14)とを備えたものであり、これによ
り、疑似コピーガード信号による誤動作をさらに低減さ
せることができる。
【0023】請求項7に記載の発明は、請求項5または
6に記載のコピーガード回路において、ビデオ信号の垂
直帰線期間(1〜21H)内の13〜19番目の水平走
査期間(13〜19H)であって、かつ水平同期パルス
の直後期間(t1)を除いた特定水平走査線期間(t
2)においてだけ、直流クランプされたビデオ信号(V
s2)の瞬時レベルがいったん同期パルス先端レベルに
立ち下がった直後に一定幅のキーパルス(Pk)を発生
するキーパルス発生手段(34)と、上記キーパルス
(Pk)の期間だけピークレベルを検出するレベル検出
回路(14)とを備えたものであり、これにより、疑似
コピーガード信号による誤動作をさらに確実に低減させ
ることができる。
【0024】以下、本発明の好適な実施態様を図面を参
照しながら説明する。
【0025】なお、図において、同一符号は同一あるい
は相当部分を示すものとする。
【0026】図1は本発明の技術が適用されたビデオ記
録システムの第1の実施態様を示すブロック図である。
【0027】図2はその要部における動作例を示す波形
チャートである。
【0028】図3はAGC回路の動作例を示す波形チャ
ートである。
【0029】図1において、100は本発明のビデオ記
録システムをなすVTR装置、200はVTR装置やT
Vチューナーなどのビデオ信号源、300はTV受像機
などのビデオ・モニターである。
【0030】VTR装置100は、記録系回路として、
可変利得回路11、LPF(ローパス・フィルタ)1
2、クランプ回路13、レベル検出回路14、容量素子
C1、輝度信号処理回路21、色信号処理回路22、記
録回路23、磁気記録ヘッド(回転ヘッド)24、sy
ncパルス検出回路31、特定垂直帰線期間検出回路3
2、論理回路33、キーパルス発生回路34などを有す
る。
【0031】可変利得回路11は電圧制御アンプ(VC
A)を用いて構成され、その伝達利得は容量素子C1に
充電されている制御電圧Vcにより可変制御される。ビ
デオ信号源200からの入力ビデオ信号Vs1は、先
ず、この可変利得回路11で振幅制御された後、LPF
11と色信号処理回路22に分岐される。
【0032】LPF12は、可変利得回路11を伝達し
たビデオ信号から色副搬送波および色信号成分を除去す
る。
【0033】クランプ回路13は、LPF12を通過し
たビデオ信号の同期パルス先端およびペデスタルレベル
をそれぞれ所定の基準レベルに直流クランプする。これ
により、同期パルスの先端レベルが一定の基準レベルに
揃えられるとともに、その基準レベルに対するペデスタ
ルレベルVpも所定の規定レベルに揃えられる。
【0034】レベル検出回路14は、同期パルス先端が
基準レベルに直流クランプされたビデオ信号Vs2のピ
ークレベルを検出し、そのピークレベルが上記基準レベ
ルVCLに対して制限レベルV1以上になったときに、そ
のレベル差に応じて上記容量素子C1を充電する。この
容量素子C1の充電電圧は可変利得回路11に利得制御
電圧Vcとして与えられる。
【0035】これにより、可変利得回路11とレベル検
出回路14は、図3に示すように、ビデオ信号Vs2の
瞬時レベルが上記基準レベルVCLに対して所定の制限レ
ベルV1以下となるように上記ビデオ信号Vs1の振幅
制御を行うピーク値型AGC回路を形成する。
【0036】このAGC回路で振幅制御されたビデオ信
号Vs2は、輝度信号処理回路21にて記録用輝度信号
(高域信号)に変換された後、色信号処理回路22にて
変換された記録用色信号(低域信号)と共に、記録回路
23および記録ヘッド24により、記録媒体である磁気
テープ(VCT)に記録される。
【0037】syncパルス検出回路31は、図2また
は図3に示すように、直流クランプされたビデオ信号V
s2の瞬時レベルが同期パルス先端の基準レベルVCLま
で立ち下がったときに、その立ち下っている間の期間に
相当する幅のsyncパルスPsを出力する。このsy
ncパルスPsは、垂直同期パルス、等価パルス、水平
同期パルス、およびコピーガード信号Pgなどによって
発生される。
【0038】特定垂直帰線期間検出回路32は、図2に
示すように、上記syncパルスPsに基づいて、ビデ
オ信号Vs2の垂直帰線期間(1〜21H)内の13〜
19番目の水平走査期間すなわちコピーガード信号Pg
が重畳される特定期間(13〜19H)を検出し、この
特定期間(13〜19H)だけ能動レベルとなるゲート
信号Pt1を出力する。
【0039】論理回路33は、上記syncパルスPs
と上記ゲート信号(13〜19H)Pt1の論理積をと
ることにより、上記特定期間(13〜19H)内のsy
ncパルスPsだけを選別する。
【0040】キーパルス発生回路34は、上記論理回路
33にて選別された特定期間(13〜19H)内のsy
ncパルスPsだけに応答してキーパルスPkを発生す
る。このキーパルスPkは、特定期間(13〜19H)
内のsyncパルスPsの1発ごとに、そのsyncパ
ルスPsの直後に一定期間だけ能動レベルとなるパルス
であって、図2および図3に示すように、一種のサンプ
リング制御信号として、上記レベル検出回路14の動作
タイミング制御に使われる。
【0041】上記レベル検出回路14は、上記キーパル
スPkの能動レベル期間だけ動作させられ、その能動期
間でのビデオ信号Vs2のピークレベルをサンプリング
して検出する。このレベル検出回路14のレベル検出出
力Vcpによって容量素子C1が充電され、この容量素
子C1の充電電圧が利得制御回路11に利得制御電圧V
cとして負帰還される。
【0042】以上のようにして、同期パルス先端が基準
レベルVCLに直流クランプされたビデオ信号Vs2の瞬
時レベルがいったん上記基準レベルVCLに立ち下がった
直後のピークレベルを検出し、このピークレベルが上記
基準レベルVCLに対して所定の制限レベルV1以下とな
るように上記ビデオ信号Vs2の振幅制御を行うピーク
値型AGC回路が形成されるとともに、このAGC回路
による振幅制御をコピーガード信号Pgが重畳される特
定期間(13〜19H)に限定して行わせるタイミング
制御手段が形成されている。
【0043】これにより、図3に示すように、上記特定
期間(13〜19H)にて、同期パルス先端の基準レベ
ルVCLから上記AGC回路による制限レベルV1を大幅
に越えるところまで振幅するパルス状のコピーガード信
号Pgが重畳されたビデオ信号Vs2に対しては、その
コピーガード信号Pgのピークレベルが制限レベルV1
以下となるような振幅制御が行われる。この振幅制御が
行われると、映像部分の信号が過度に振幅圧縮されるこ
とにより、記録画像の画質が著しく損なわれるようにな
って、ビデオ信号を再記録するコピー行為が実質的に防
止されるようになる。
【0044】このとき、その振幅制御は、上述したよう
に、特定期間(13〜19H)に重畳されるコピーガー
ド信号Pgだけに基づいて行われる。その特定期間(1
3〜19H)外にて外来ノイズ等による疑似コピーガー
ド信号Pxが重畳しても、キーパルスPkは発生されな
い。つまり、上述したコピーガード回路は、特定期間
(13〜19H)内だけのコピーガード信号Pgだけに
反応し、それ以外の疑似コピーガード信号Pxには反応
しない。
【0045】これにより、正規のコピーガード信号Pg
によるコピー防止処置が施されたビデオ信号の正常記録
を阻止できる一方、上記コピー防止処置が施されていな
いビデオ信号に対しては、その正常な記録動作を確保す
ることができる。
【0046】図4は本発明の第2の実施態様を示すブロ
ック図である。
【0047】図5はその要部における動作例を示す波形
チャートである。
【0048】図1〜図3にて示したものとの相違点につ
いて説明すると、この第2の実施態様では、syncパ
ルス検出回路31および特定垂直帰線期間検出回路32
に加えて、水平同期パルスの直後期間(いわゆるフロン
トポーチ部分に相当)t1を除いた特定水平走査線期間
t2を検出する特定水平走査期間検出回路35を有す
る。
【0049】この場合、論理回路33は、syncパル
ス検出回路31が出力するsyncパルスPsと、特定
垂直帰線期間検出回路32が出力する第1のゲート信号
Pt1と、特定水平走査期間検出回路35が出力する第
2のゲート信号Pt2との論理積によってキーパルス発
生回路34を制御する。
【0050】キーパルス発生回路34は、ビデオ信号の
垂直帰線期間内の13〜19番目の水平走査期間(13
〜19H)であって、かつ水平同期パルスの直後期間t
1を除いた特定水平走査線期間t2内においてだけ、直
流クランプされたビデオ信号Vs2の瞬時レベルがいっ
たん基準レベルVCLに立ち下がった直後に一定幅のキー
パルスPkを発生する。
【0051】レベル検出回路14は、上記キーパルスP
kの期間に現れるビデオ信号のピークレベルをサンプリ
ングして検出し、この検出に基づいて可変利得回路11
を制御する。
【0052】これにより、図5に示すように、たとえば
水平同期パルスのエッジにオーバーシュートおよびアン
ダーシュートの波形歪が生じ、この波形歪によって疑似
コピーガード信号Pxが形成されるような場合でも、こ
の疑似コピーガード信号Pxによるコピーガード回路の
誤動作を確実に回避することができる。
【0053】図6は本発明の第3の実施態様を示すブロ
ック図である。
【0054】図7はその要部における動作例を示す波形
チャートである。
【0055】この第3の実施態様では、上述した第2の
実施態様におけるキーパルス発生回路34を省略し、s
yncパルス検出回路31が出力するsyncパルスP
sと、特定垂直帰線期間検出回路32が出力する第1の
ゲート信号Pt1と、特定水平走査期間検出回路35が
出力する第2のゲート信号Pt2との論理積でもって、
レベル検出回路14の検出タイミングを直接制御するよ
うにしてある。
【0056】このように、レベル検出回路14の検出タ
イミングを、ビデオ信号の垂直帰線期間(1〜21H)
内の13〜19番目の水平走査期間であって、かつ水平
同期パルスの直後期間t1を除いた特定走査線期間t2
だけに限定することにより、キーパルスPkによるサン
プリング制御を行わなくても、かなりの確度でもって、
正規のコピーガード信号Pgと、それ以外の疑似コピー
ガード信号Pxを弁別することが可能である。
【0057】図8はレベル検出回路14の具体的な回路
構成例を示す。
【0058】同図に示すレベル検出回路14は、差動入
力回路141、定電流回路142、スイッチ回路14
3、基準電圧源144、npnバイポーラ・トランジス
タQ1,Q2、pnpバイポーラ・トランジスタQ3,
Q4、抵抗素子R1,R2などにより構成される。
【0059】差動入力回路141は、その非反転入力
(+)に同期パルス先端が基準レベルVCLに直流クラン
プされたビデオ信号Vs2が入力されるとともに、その
反転入力(−)に上記ビデオ信号Vs2の上記基準レベ
ルVCLが入力される。
【0060】トランジスタQ1とQ2は、定電流回路1
42と共に、エミッタ結合型の差動回路を形成する。こ
の差動回路の一方の入力をなすトランジスタQ1のベー
スには基準電圧源144の基準電圧(上記制限レベル)
V1と上記基準電圧VCLの加算電圧(VCL+V1)が印
加され、他方の入力をなすトランジスタQ2のベースに
は上記差動入力回路141の出力が接続されている。
【0061】トランジスタQ2のコレクタには電源電位
Vccから抵抗素子R1を介して差動出力電流が流れる
が、この出力電流はベース・コレクタ間が共通接続され
たトランジスタQ3を介してQ4に伝達され、このトラ
ンジスタQ4を介して容量素子C1に供給されるように
なっている。
【0062】スイッチ回路143は、定電流回路142
に直列に介在するとともに、キーパルスPkによって開
閉制御される。これにより、キーパルスPkが能動レベ
ルになった期間だけビデオ信号Vs2のピークレベルを
サンプリング検出する。
【0063】なお、前述した論理回路33は、定電流回
路142に複数のスイッチ回路を直列接続することによ
っても構成することができる。
【0064】図9は特定垂直帰線期間検出回路32と特
定水平走査期間検出回路35の構成例を示す。
【0065】同図に示すように、特定垂直帰線期間検出
回路32は、同期検出回路361から与えられる垂直同
期信号Vspを基準にして一定時間をタイマー362で
計時することにより、垂直帰線期間内の特定期間(13
〜19H)だけ能動レベルとなる第1のゲート信号Pt
1を生成することができる。同様に、特定水平走査期間
検出回路35は、同期検出回路361から与えられる水
平同期信号Hspを基準にして一定時間をタイマー36
3で計時することにより、水平同期パルスの直後期間t
1を除いた特定水平走査線期間t2だけ能動レベルとな
る第2のゲート信号Pt2を生成することができる。
【0066】以上、本発明者によってなされた発明を実
施態様にもとづき具体的に説明したが、本発明は上記実
施態様に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しな
い範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0067】以上の説明では主として、本発明者によっ
てなされた発明をその背景となった利用分野であるVT
R装置に適用した場合について説明したが、それに限定
されるものではなく、たとえばデジタル・ビデオ・ディ
スク装置にも適用できる。
【0068】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち、代
表的なものの概要を簡単に説明すれば、下記のとおりで
ある。
【0069】すなわち、正規のコピーガード信号による
コピー防止処置が施されたビデオ信号の正常記録を阻止
できる一方、上記コピー防止処置が施されていないビデ
オ信号に対しては、コピーガードの誤動作を排除して、
その正常記録を確保することができる、という効果が得
られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されたビデオ記録システムの第1
の実施態様を示すブロック回路図。
【図2】図1のシステムの要部における動作例を示す波
形チャート。
【図3】AGC回路の動作例を示す波形チャート。
【図4】本発明の第2の実施態様を示すブロック回路
図。
【図5】図4のシステムの要部における動作例を示す波
形チャート。
【図6】本発明の第3の実施態様を示すブロック回路
図。
【図7】図6の要部における動作例を示す波形チャー
ト。
【図8】レベル検出回路の具体的な構成例を示す回路
図。
【図9】特定垂直帰線期間検出回路と特定水平走査期間
検出回路の構成例を示すブロック図。
【符号の説明】
100 ビデオ記録システムをなすVTR装置 200 VTR装置やTVチューナーなどのビデオ信号
源 300 TV受像機などのビデオ・モニター 11 AGC回路をなす可変利得回路 12 LPF(ローパス・フィルタ) 13 クランプ回路 14 レベル検出回路 C1 容量素子 21 輝度信号処理回路 22 色信号処理回路 23 記録回路 24 磁気記録ヘッド(回転ヘッド) 31 syncパルス検出回路 32 特定垂直帰線期間検出回路 33 論理回路 34 キーパルス発生回路 35 特定水平走査期間検出回路 Vs1 入力ビデオ信号 Vs2 直流クランプされたビデオ信号 Vp ペデスタルレベル VCL 基準レベル V1 制限レベル Pg 正規のコピーガード信号 Px 疑似コピーガード信号 Ps syncパルス Pk キーパルス Vcp レベル検出出力 Vc 利得制御電圧 Pt1 ゲート信号(特定垂直帰線期間) Pt2 ゲート信号(特定水平走査期間) t1 水平同期パルスの直後期間 t2 特定水平走査線期間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 金城 勝己 東京都小平市上水本町5丁目22番1号 株 式会社日立マイコンシステム内 (72)発明者 栗原 隆 東京都小平市上水本町5丁目22番1号 株 式会社日立マイコンシステム内 (72)発明者 市川 嘉久 東京都小平市上水本町5丁目22番1号 株 式会社日立マイコンシステム内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同期パルス先端が基準レベルに直流クラ
    ンプされたビデオ信号の瞬時レベルがいったん上記基準
    レベルに立ち下がった直後のピークレベルを検出し、こ
    のピークレベルが上記基準レベルに対して所定の制限レ
    ベル以下となるように上記ビデオ信号の振幅制御を行う
    ピーク値型AGC回路と、このAGC回路で振幅制御さ
    れたビデオ信号を記録媒体に記録させる記録回路と、上
    記ピークレベルの検出をコピーガード信号が重畳される
    特定期間に限定して行わせるタイミング制御手段とを備
    えたことを特徴とするビデオ記録システム。
  2. 【請求項2】 ビデオ信号の垂直帰線期間内の特定期間
    に限定してAGC回路による振幅制御を行わせるタイミ
    ング制御手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載
    のビデオ記録システム。
  3. 【請求項3】 ビデオ信号の垂直帰線期間内の13〜1
    9番目の水平走査期間に限定してAGC回路による振幅
    制御を行わせるタイミング制御手段を備えたことを特徴
    とする請求項1または2に記載のビデオ記録システム。
  4. 【請求項4】 ビデオ信号の垂直帰線期間内の13〜1
    9番目の水平走査期間であって、かつ水平同期パルスの
    直後期間を除いた特定水平走査線期間に限定してAGC
    回路による振幅制御を行わせるタイミング制御手段を備
    えたことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載
    のビデオ記録システム。
  5. 【請求項5】 ビデオ信号の同期パルス先端又は、ペデ
    スタルレベルを所定の基準レベルに直流クランプするク
    ランプ回路と、直流クランプされたビデオ信号の瞬時レ
    ベルがいったん上記同期パレス先端レベルに立ち下がっ
    た直後のピークレベルを検出するレベル検出回路と、検
    出したピークレベルが上記基準レベルに対して所定の制
    限レベル以下となるように上記ビデオ信号の振幅制御を
    行う可変利得回路と、上記レベル検出回路でのピークレ
    ベル検出をコピーガード信号が重畳される特定期間に限
    定するタイミング制御手段とを備えたことを特徴とする
    コピーガード回路。
  6. 【請求項6】 ビデオ信号の垂直帰線期間内の13〜1
    9番目の水平走査期間において、直流クランプされたビ
    デオ信号の瞬時レベルがいったん同期パルス先端レベル
    に立ち下がった直後に一定幅のキーパルスを発生するキ
    ーパルス発生手段と、上記キーパルスの期間だけピーク
    レベルを検出するレベル検出回路とを備えたことを特徴
    とする請求項5に記載のコピーガード回路。
  7. 【請求項7】 ビデオ信号の垂直帰線期間内の13〜1
    9番目の水平走査期間であって、かつ水平同期パルスの
    直後期間を除いた特定水平走査線期間においてだけ、直
    流クランプされたビデオ信号の瞬時レベルがいったん同
    期パルス先端レベルに立ち下がった直後に一定幅のキー
    パルスを発生するキーパルス発生手段と、上記キーパル
    スの期間だけピークレベルを検出するレベル検出回路と
    を備えたことを特徴とする請求項5または6に記載のコ
    ピーガード回路。
JP9042268A 1997-02-26 1997-02-26 ビデオ記録システム Withdrawn JPH10243338A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006078009A1 (ja) * 2005-01-24 2006-07-27 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 受信装置及びこれを用いた電子機器

Cited By (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006078009A1 (ja) * 2005-01-24 2006-07-27 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 受信装置及びこれを用いた電子機器
US7616939B2 (en) 2005-01-24 2009-11-10 Panasonic Corporation Receiver and electronic device using the same

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